じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)

【 2004年04月15日-01:59 のつぶやき】

言戯道場総評 御題:卒業式〜贈る言葉〜


★今月の御題は『卒業式〜贈る言葉〜』



そんなのはスケスケのウソだ!!

というわけで、私が当道場の家元、春九堂である。冒頭の一言に特に意味はない。

「相変わらずワケがわかりませんね。アシスタントの番頭、R・Wでございます」

装いも新たに心機一転、さらにタイアップ企画にまで昇格した「言戯道場」。詳細はコチラを読んだりすると好いと思う。

ちなみにアシスタントの番頭さんであるR・Wさんは、一部では伝説とまでなった「第一期言戯道場」の投稿常連で、最高位まで登り詰めた人。今回から再スタートということで、徒弟からは卒業し、この度目出度く番頭に就任していただいた。

「よろしくお願いいたします」

うむ。さて、今回の御題は『卒業式〜贈る言葉〜』であった。

世間では、卒業式シーズンからは、はや1ヶ月が経ってしまっているわけだが、とにもかくにもなかなかの投稿レベルで、家元としては大満足である。

「リスタートのワリには、皆さん慣れてらっしゃいますよね」

そうだねぇ。やはりお手本として過去の御題と投稿作品を出したのがきいたかな?

というわけで、早速投稿のほうをみてみようか。ちなみに番頭さん、今回の投稿数はいくつだったの?

「213通でございますね」

採用率は、およそ1/4ってところかな。ではいってみよう。まずは今回の『効果』から。

「効果は一点。なお、学GOマークのついているものは、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』にも掲載された作品でございまして、ボーナスポイントが一点加算されます」


★今月の『効果』



一年で一番武田鉄也が輝く日
(投稿者名:ku-rem)
家元:最近は中島みゆきとか、SMAPらしいぞ。
番頭:私の父上の頃は中島みゆきといったら「世情」でございました。
家元:いや、いくつよ父上(笑)。

明日からはコスプレかぁ…
(投稿者名:miu)
家元:制服か(笑)。
番頭:もう縁がないと判ってから、初めてありがたみが分かるのでございます。具体的に申しますと、今度からは制服相手に手を出すと罪に問われてしまいますよ?
家元:き、きをつけます。

校長「このサイコロを振って1が出たらお前たちはふりだしに戻るのだ!!
(投稿者名:いっぺぃ)
家元:人生ゲームじゃないんだから(笑)
番頭:「一回休み」がでたら留年。お手つきは三回まででございます。
家元:退学アリルールかッ!!

やっとこの白タイツが脱げるんだ・・・
(投稿者名:いっぺぃ)
家元:どんな制服の何の学校なんだ(笑)?
番頭:たまにこういう無茶な校則も存在致しますね。恋愛は事前に教師に相談してから、とか。
家元:妖艶妙齢巨乳な女教師先生にならなんぼでも相談したひ。

お勤めご苦労様でした。
(投稿者名:うめちき)
家元:校門の前に、ズラリとならんだ黒塗りフルスモークの外車。怖すぎ。
番頭:まあ、人によっては牢獄と言えなくもございませんから。

先生な、ずっと言おう言おうと思ってたんだけど、
ついに卒業式になってしまった。
実はな、おまえ単位足りてないんだ…。
(投稿者名:うめちき)
家元:やった!大逆転だ!(喜ぶところではない)
番頭:このあと先生にはすみやかなる人生からの強制卒業式が控えておられるようでございますね。

卒業生在校生対抗で行われる、起立・着席ゲーム
(投稿者名:うめちき)
家元:思わず納得してしまった。「ゲーム」よりは「大会」でよかったかな。
番頭:やはりわざと椅子を一脚減らしておいたりするのでございましょうか。
家元:講堂に響き渡るコケ音か(笑)。

予行演習で泣く奴があるか、バカ…。
(投稿者名:うめちき)
家元:実際にいたなぁ。なんだったんだろうアレは。
番頭:意外と本番はさらりと終わったりすることも多いものにございますね。

なりきり尾崎出没率98%
(投稿者名:きくぞう)
家元:どうなりきるかにもよるな。他人の家の前で薬物(検閲削除)。
番頭:転がりながら人生からの退場。

この賜杯からの、卒業。
曙 太郎
(投稿者名:きくぞう)
家元:卒業後は負けがこんでいるようで。
番頭:すがすがしいほどの負けっぷりにございましたな。

女子用に第2ボタンのスペアを山ほど持ち込んでるキミ、
それはありえない。
(投稿者名:きくぞう)
家元:うんうん(笑)。
番頭:実際に一個もらわれてからご用意をなさった方が賢明かと存じます。

こんな卒業式はイヤだ!
屋上から卒業証書がばら撒かれる。拾えなきゃ留年。
(投稿者名:きくぞう)
家元:拾っても、開けてみると「スカ」って書いてあったりな。ウルトラクイズかよ。
番頭:飛行機に折られたりしてあると屈辱度アップでございますな。

夢と女子高生が見れなくなる日
(投稿者名:サクラチル)
家元:うまい(笑)。でも男子校はどうなのよ(笑)。
番頭:その場合「やっと悪夢を見なくなれる日」。

次々と途絶える連絡、減ってゆく友。
(投稿者名:サクラチル)
家元:まぁそういうもんだ。
番頭:その分、残った奴とは一生涯の友となるかもしれませんね。

家元:番頭さん、いいこと云うねぇ。

小林幸子が巨大セットとともに乱入
(投稿者名:たいちょ)
家元:紅白卒業式、か。
番頭:送辞を由紀さおり姉妹がハモり読み。

家元:怖ッ!いやそれはそれで聞いてみたいんだけど(笑)。

戻ってくるなよ。
(投稿者名:タカハシ)
家元:戻りたいと思うこともあるよね。
番頭:それが青春時代というものでございます。

・卒業生の答辞
「私達卒業生762名の残した誇りある不足単位を、そのまま在校生の皆さんに受け継いで貰いたいと思います。
そして皆さんが卒業する頃には、この学校の為により多くの素晴らしい不足単位を残していただきたい、そう願っております」
(投稿者名:たちばな)
家元:実際、専門学校で履修カリキュラムミスで補修ってのがあったらしいね。
番頭:「留学生全員の目的が出稼ぎで、単位が足りないどころか学校ごと消滅」というファンクな出来事もございましたなあ。

卒業生への花が近くの駅のゴミ箱に捨ててあった
(投稿者名:たちばな)
家元:ムカツクな。
番頭:確かに正直、もらっても困る贈り物ではあるのでございますが。

父兄席を埋める山本組
(投稿者名:つの)
家元:広域指定名卒業式。組名は伏せましょう。怖いから。
番頭:「組」がつかなければ普通の苗字ですのにねえ。

進学しない人にとっては
『この世界からの失業』
かと
(投稿者名:トマト)
家元:頑張れ就職組。
番頭:負けるな無職組。

明日結婚しよ、センセ!
(投稿者名:パンタクル)
家元:これはこれでなんかムカツクなー。チクショウ。
番頭:出きちゃった婚だった場合、さかのぼって罪に問われるのでしょうか?
家元:誰が裁かなくても、僕が裁きたいわい。

・・・すいません、夫婦の卒業式(またの名を離婚)したくてしょうがないんですけど(切実。
(投稿者名:ひろゆき)
家元:カッコは必ず閉じましょう。あと注釈はいらないかな。そして投稿者は女性だったりする場合は、さっくり離婚後に大至急家元までラブメールを。うむ、しかし名前を見る限り男性のようであるな。じゃあいいや。
番頭:学生のときと違い、今度の卒業式には随分とお金がかかる模様にございますな。

先生たちから学んだ事は、「こんな大人にはなってはいけない」ってことかな。
(投稿者名:もうすぐ高校生)
家元:毒!すげー毒!(笑)
番頭:上の学校に行くにつれて教師がビジネスライクになっていくように思われますな。

あれ?何でみんなはボタンがないの?俺は・・・
(投稿者名:もうすぐ高校生)
家元:同案多数だけど、寂しげな余韻がいいので採用。
番頭:いっそ無理やりプレゼント。

昼休みを間に挟む校長のお言葉。
(投稿者名:久保田)
家元:長すぎ(笑)。
番頭:言い忘れたことがあったからと卒業生を全員呼び出して次の日にもう一回。

雨天中止。
(投稿者名:久保田)
家元:なんとなく納得してしまった。屋外でやるわけじゃないんだけどね。
番頭:そんなに校舎がボロいのでございましょうか?

校長先生の送辞の中に「ビビる大木」って十回は出てた。
(投稿者名:久保田)
家元:どんな送辞なのか、教えなさい(笑)。
番頭:座右の銘ですか、「ビビる大木」。

家元:もしくは接尾語かな(笑)。

「先生お別れですね。今までありがとうございます。
でも・・・できれば母ちゃんとも別れてください。」
(投稿者名:宮っこ)
家元:先生!なにやってんだ!!(笑)
番頭:家庭訪問。それはお米屋さん並に危険な香り。

教頭「ええ、では只今より、卒業生に向けて校長先生からお話があります」
パチパチパチパチ…
校長「こうしてまたここに立つと、3年前、入学したての皆さんを迎えた時の事を思い出します。期待と不安の入り混じった表情でこの体育館へ入ってきましたよね。そんな初々しくまだ幼かった皆さんが、今こうして立派に胸を張って佇んでいる姿を見て、ああ、本当に色々と頑張って成長してきたんだな、と、とても嬉しく思います。
体育祭では、皆さんのその驚くべき体力に脱帽し、文化祭では、その個性溢れる作品の数々に、新しい物を創り出せる豊かな想像力を見ました。
また、普段、大変な事も多いだろうに、眩いばかりの笑顔で頑張る皆さんを見て、私が幾ら励まされたか判りません。本当は私が励まさなければいけないんですけどね(笑)
皆さんは、本当にどんな未来でも切り開ける可能性を秘めています。一人一人、違った個性があって、それは何物にも変え難いものがあります。
それでは、最後に、この有名な言葉を手向けの言葉として皆さんに送りたいと思います。
3年5組の白川みゆちゃん、好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
45歳の年の差なんて、二人の愛があれば乗り越えられるさぁぁぁ!
そう、愛は年齢と国境と性別を超えるのだぁぁぁ!」
卒業生達「こ、校長先生!!!!(泣)」
(投稿者名:魚の目)
家元:アホ(笑)。最後の「(泣)」が、ちょっとわかんないなぁ。こういうパターンにするなら、救急車呼んだり取り押さえたりするオチが普通だと思うな。「パターン」とか「お約束」をやるつもりならば、そういうところは徹底すべき。
番頭:この展開では「最後に、この有名な言葉を手向けの言葉として皆さんに送りたいと思います。愛は年齢と国境と性別を超えるのだぁぁぁ!」とした場合と評価が同じになってしまいます。長文投稿の評価は、それまでの冗長ともいえる展開を豪快に忘れさせるようなトンデモナイ最後の1行にかかっているといっても過言ではございませんので。。
家元:さすが前期言戯道場で、師範代まで登り詰めた男だね。いいアドバイスだ。

感無量で校長が流している涙の色が
(投稿者名:魚の目)
家元:怖いよ校長。
番頭:赤いんだからメデタイと思いましょう。そう思い込みましょう。怖いですから

卒業式が終わって速攻、
近所の公園で特攻服に着替えてたHさん(女子)
あれから真っ当な人生歩んでますか?
(投稿者名:蔵付)
家元:今頃二児の母っくらいではなかろうかと思われたり思われなかったり。
番頭:かの有名な「卒リン」にございますね。

「たかしっ!第二ボタンどこやったのっ!」
「ぇ、ぃや、女の子が・・」
「嘘つくんじゃないのっ!ひろしがまだ着るんだからねっ!さっさと拾っといでっ!」
「・・・ぁい」
(投稿者名:琢)
家元:あはははは!こういう会話モノもありだね。「じゃりン子チエ」的世界だ。
番頭:「今回だけは嘘じゃなかったのに・・・」という展開になればどらえもんワールド。

留年するんですけど、卒業式はどうすればいいですか?
(投稿者名:鉄井欽也)
家元:出席できませんでした(過去形)。
番頭:在校生代表として挨拶。真っ先に目に付く「呪」の一文字。

「先輩卒業おめでとうございます。4月からは同級生ですね
(投稿者名:麻木)
家元:毒らしい毒だなぁ(笑)。
番頭:その後さらに「おい、ところでパンと牛乳買ってこい」と続くのでございましょうか。
家元:うまいな、番頭さん。それ付け加えるだけでワンランクアップ。

と、こんな感じかな。惜しいのもいくつもあったんだけどね。

「あと一歩、という作品が多うございましたね」

そうだねぇ。まぁ選考基準やら評価の仕方って、家元である僕の生理以外のナニモノでもないので、繰り返してツボを身体でおぼえてもらうしかないかねぇ、ンムフフフフフ(猪木笑い)。

「なんかイヤラシイ感じでございますねぇ…」

余計なことはいわないでいいの(笑)。んじゃ、次行こうか。今月の『有効』です。

「有効は二点、でございますね」


★今月の『有効』



問4 次の記号を使って、波乱万丈な卒業式を成立させる式を作りなさい(15点)
イ「朝食を抜いてきた教頭」 ロ「モザイク」 ハ「叫び声」
ニ「全校生徒」 ホ「バイブ」 ヘ「保健室」
ト「金ダライ」 チ「倒れる女生徒」 リ「祝電」
ヌ「体育館天井にはさまったバレーボール」
ル「壇上で答辞を読む、あの子のうなじ」
ヲ「財津和夫」
(投稿者名:air)
家元:「ヲ」が気になる。すごく気になる。やっぱキビシーんだろうか。あ、チューリップの人の方か。
番頭:三択程度にとどめた方がインパクトは高まるものと思います。せめて五択といったところでございますねぇ。

先生の
白いベンツの
脇腹に
黒字で太く
『ありがとう』の文字
(投稿者名:BIT)
家元:先生の種類によっては、ただじゃ済みませんな。っつーか学校にベンツでくんな。
番頭:「これが世に聞く『お礼参り』……」
家元:「なにっ…?!知っているのか月光?!」(笑)

卒業生六人のためだけの赤絨毯
(投稿者名:T・T)
家元:キレイ。山奥の分校の風景が浮かびました。少子化は深刻だけど、あたたかい鄙の風景だね。
番頭:涙ではなく、笑顔で。別れじゃなくて、少し離れるだけだから。
家元:うんうん。

燃焼系
燃焼系
卒業式
(投稿者名:うめちき)
家元:同案多数かと思ったら、これ一通だった。よって採用。
番頭:こう歌いながら制服から卒業証書までいっさいがっさいを焚き火で燃やしている風景が目に浮かび上がりました。
家元:ホントに燃やすんだ(笑)。

泣くまい、と心に決めていたのに、卒業証書の名前が間違ってたのを見たら涙が止まらなくなった。
(投稿者名:うめちき)
家元:うん。それは思う存分泣いて、いい。
番頭:わたくし、今回一番お気に入りの投稿でございます。感動の涙と受け取る周りとの絶望的なまでのズレっぷり感が極めてシュールでございますね。

この春卒業を迎えるキミタチへ
「ありがとう」と伝えたい人が何人いますか?
「バカヤロー」と言いたい人が何人いますか?
その人達がキミタチの得たもっとも貴重な「なにか」です。
大切にしてください。
(投稿者名:かずみず)
家元:なんだよ、ちょっとカッコイイなぁ。でもこういうのアリ。
番頭:思い出は数だけじゃなくて、その深さによってこそ心に刻み込まれるものだから。
家元:そうだよねぇ。

あの娘にあげるはずだった第2ボタンは、今も机の引出しの中。
(投稿者名:きくぞう)
家元:キレイ。マッキーの「ラブレター」みたい。
番頭:新しい一歩、今はもう踏み出せましたでしょうか?

あの人がいなくなって、ぼくらはまだ土曜日の思い出から卒業できていなかったことに気づきました。
(投稿者名:きくぞう)
家元:なんかいいなぁ、こういうの。「土曜日の」が「放課後の」でもセピアでいいよね。
番頭:ぼく「ら」の一言に切ない想像が広がりますねぇ。

卒業式の日、教室に入ったら僕の机だけに花が。
(投稿者名:つの)
家元:「イジメ、カッコワルイ」なのか、羨ましいヤツなのか。
番頭:菊でしょうか。バラでしょうか。はたまた黄色いバラなのでありましょうか。

国旗がなかったので
日の丸弁当で代用してみました。
(投稿者名:トト)
家元:小さい赤丸だなー。でもこれなら反対する人もいなさそう。
番頭:そういえば生まれてこの方、いまだに食べたことがありません。何気にレアですか、「日の丸弁当」。

娘の卒業式に着ていく服を考え中、ふと思い立ち「アンタが今度入学する中学の制服着てっていい?」と聞いたら本気で怒られた。
(投稿者名:ねこみそじ)
家元:バカモノ(笑)。しかし娘の制服が着られる体型というのは、ある意味すごいな。
番頭:「彼女の妹ですか?」と聞かれて複雑な娘。「彼女は妹ですか?」と聞かれたらもっと複雑でございますね。

あのときは
言い出せなくて
校舎裏
10年前に
君といた場所
(投稿者名:パンタクル)
家元:あーキレイ。こういう切ない系はいいよね。
番頭:傾向として「セピアな思い出」「放課後」等の、我らにとって「もはや遠い花火」な作風は優遇されるようでございますね(苦笑)。
家元:こういうのに甘いのは家元の生理ですな(苦笑)。

先生の教えは忘れても、手の感触は忘れません。
(投稿者名:パンタクル)
家元:投稿者が女性なのか男性なのか非常に気になる。
番頭:名前も顔も思い出せないけれど、何気ない仕草だけは覚えていることが結構ございますね。
家元:そういうキレイなもんなのかコレ?!

別れる相手もいない春。
(投稿者名:ヒロト)
家元:それはそれで寂しいよな。なんかコピーとしてキレイにまとまってる。
番頭:でも出会いはきっとありますから、ね。

「鬼の目にも涙」を初めて知った。
(投稿者名:ひろゆき)
家元:あーキレイだなぁ。こういう上手いのは落とせないんだよねー。
番頭:小細工なしのストレートな文章なだけにストンと奥にきますね。

気になる制服の行方。
(投稿者名:久保田)
家元:僕にくれてもイイと思う。
番頭:そして、とある店先で再会。

第二ボタンを誰も貰ってくれないので、とりあえず真夜中の太平洋に投げてみた15の夜。
(投稿者名:紅)
家元:数多い「第二ボタンネタ」で採用されるには、このくらいパワーがないとダメですね。いいお手本。あと一歩で竹かな。言い回し次第だね。あと15ではなく「十五」がよいね。
番頭:脳裏にそのシーンが思い浮かぶような文章を読むと素直に「負けた」と思います。あと本当にもう少しでございますよ!

先生(♂)へ。別れの言葉
「大人にしてくれて、ありがとうございましたっ!」
(投稿者名:琢)
家元:ナニをされたんだ。ナニを(笑)。
番頭:次は自力で。

ゴミ箱に第二ボタン
(投稿者名:琢)
家元:見栄を張ってみたワケね(笑)。
番頭:→「名前を書いてあったためにあっさりバレる」

ふむ。『有効』は、基本的な路線を外してないってのが多いかな。

「よく言えば標準的。悪くいうと飛躍が足りないといったところでございますか?」

そうね。でもこういうので点を重ねていくのも悪くないと思うよ。お手本になるような、いわゆる『普通』なのは、同案多数ってのフルイを抜けられれば、採用される確率は高いからね。

「それもまたコツでございますね」

そゆこと。そんじゃ次いってみようか。

「『技有』、一つの項目につき三点でございますね」


★今月の『技有』



好きなひとがいました。
(投稿者名:suica)
家元:「卒業」をテーマにした作品のコピーになっているね。こういうのがズバっとくると嬉しくなっちゃうな。
番頭:ページを開いて、こんな文章が最初に目に入ったら迷わずその本を私は購入致します。こういうの大好きでございます。

僕が卒業した中学校の校長は、卒業証書を読み上げるとき、「右の者を…」と言うたびに右の方を不安そうに見つめていた。
(投稿者名:うめちき)
家元:素直に面白かった(笑)。実話なら、随分可愛い校長先生だな。百葉箱とかに住んでそう(何故)。
番頭:右に潜んでいる誰かに脅されてるんじゃ……。

ボクの第二ボタンは、核のスイッチです。
(投稿者名:きくぞう)
家元:どこの核兵器ボーイだ(笑)。なんとなくだけど、平仮名部分が全部カタカナだったら、間違いなく一本あげたんだけどねー。実に惜しい。
番頭:ほら、今度映画化されますし。
家元:…○トム?

答辞を読んでいくうちにだんだん涙声になる生徒会長。
「校長先生!もうお別れなんて俺いやだよ!あんなに愛し合ったのに!」「何だって!校長先生は俺と」「嘘だ俺と校長が」ざわめく卒業生一同。
次の日、校長先生の名前が新聞の1面トップを飾っていました。
(投稿者名:ともか)
家元:ナニやってんだよ校長先生は(笑)。最後の一文がちょっとオチてるかな。もう一捻りで一本。惜しかった。
番頭:個人的に三番目は「嘘だ校長は俺だけだって・・・」の方が好みでございますね。そのままだと少々二番目と被る感が。そんな些細なことはすっ飛ばすほど、文句なしの「技有」にございます。校長ヤバ過ぎ。

ふむふむ。さすがに選ばれた投稿作品はレベルたかいねー。

「左様でございますねぇ。一本間近というのばかりでございました」

でも、残念ながら今回は『一本(5点)』も『抜群(10点)』もナシなんだよね。番頭さんの云うとおり、今一歩ってところで残念なのが多かったかな。まぁ今回の総評を読んで、他の人の作品とかもチェックして、傾向と対策を考えて欲しいってとこかな。

「しかし私も、思わず読んでいて、投稿に参加したくなってしまいますね(笑)」

キミはもうダメ(笑)。やるんなら、コッソリ投稿名かえてやりなさいね(笑)。

「はい(笑)」

さて、次回の御題だけど、既に募集しているとおり『新入部員の勧誘』ですな。是非是非頑張って欲しいところです。

「詳細はコチラのページをご覧下さいませ」

今回はこんなところかな。というわけで、では家元は帰るぞ。

「お疲れさまでございました」

あ、言い忘れてた。この読者参加型企画は、雑誌界華やかなりし1980年代に『週刊文春』誌上で連載されていた、『糸井重里の萬流コピー塾』の勝手なオマージュでありパクリでありパロディだったりします。以上。


★今月の番頭さんコーナー



というわけで、家元も帰りましたところで、今週の採用者及び、得点累計の番付でございます。

投稿者名総合番付
ku-rem1白帯(無級)
miu1白帯(無級)
たいちょ1白帯(無級)
宮っこ1白帯(無級)
蔵付1白帯(無級)
air2白帯(無級)
いっぺぃ2白帯(無級)
かずみず2白帯(無級)
サクラチル2白帯(無級)
タカハシ2白帯(無級)
トマト2白帯(無級)
ヒロト2白帯(無級)
もうすぐ高校生2白帯(無級)
魚の目2白帯(無級)
2白帯(無級)
鉄井欽也2白帯(無級)
麻木2白帯(無級)
BIT3白帯(無級)
T・T3白帯(無級)
たちばな3白帯(無級)
トト3白帯(無級)
ともか3白帯(無級)
ねこみそじ3白帯(無級)
ひろゆき3白帯(無級)
suica4白帯(無級)
つの4白帯(無級)
久保田5緑帯(五級)
5緑帯(五級)
パンタクル6緑帯(五級)
うめちき13緑帯(四級)
きくぞう15緑帯(四級)

うめちき殿、きくぞう殿は、初回から一気に緑帯の四級に飛び級でございますね。これはなかなか出来ないこと。お見事という他ございません。久保田殿、琢殿、パンタクル殿も、緑帯の五級からでございます。おめでとうございました。

他採用された皆様方、まことにおめでとうございます。残念ながら採用されなかった皆様方も、これで諦めず、次回の総評に向けて精進なさってくださいませ。

さて、当道場の次回の総評は5月13日前後を予定しておりますが、いち早く投稿状況の速報をお知りになりたい方もいらっしゃるかと存じます。

といったところで、当道場と連動しておりますTAITOのケータイコンテンツ『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』内の投稿コーナー『ことばのば<言戯道場>』において、週刊速報として採用作品の一部から、特にお手本となるような作品を掲載しております。

こちらでは評価の方は、ついておりませんが、家元が独自に総評をしてらっしゃいます。私、出演しておりませんが。

いえ、別に憤ったりしてはおりません。ええ。私、冷静でございます。はい。

とまれ、そうしたわけでございまして、自分の作品が採用されているか早く知りたい!他の方の投稿も具合が知りたい!という方は、下記バナーから、御自身のケータイメールアドレスにアクセスURLを送信し、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』の方にアクセスしてくださいますよう、お願いいたします。

なお、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』月額210円
(税込み)で、自由に閲覧できるようになっております。また、家元のコーナーは毎週木曜日に更新となっておりますので、よろしくお願いいたします。


←auの方はコチラ。

←vodafoneの方はコチラ。


なお、docomoユーザーの皆様は、コチラから『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』事務局の方へ、対応要望などを出しますと、願いがかなうやもしれませんね。


長々と、宣伝でおめよごしでございました。それでは、また来月の次回総評にて、お会いいたしましょう。




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