じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2006年12月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2006年12月のバックナンバー

あの香りは「サニーノート」っていうんですって。(2006年12月03日-11:29)
寒い時季になると。(2006年12月04日-18:40)
人妻へのジョブチェンジ。(2006年12月07日-21:52)
ハンセンはホントは「Youth!」っていってるんだよ。(2006年12月08日-13:39)
まず一句。(2006年12月11日-02:00)
トキメキ汁放出。(2006年12月12日-03:05)
赤身肉への欲求。(2006年12月14日-00:29)
ブッチャー行方不明?!(2006年12月15日-04:28)
とある まちのラーメン屋 の話。(2006年12月16日-04:54)
ヨーホー!(2006年12月17日-22:22)
オチのないクマの話。(2006年12月20日-10:02)
たまには素直に“メリークリスマス”!(2006年12月24日-20:10)
プロレス観戦で忘年せんかねー。(2006年12月27日-06:31)
脳。(2006年12月28日-04:07)
年末年始特別企画:カップラよりも速く! -届けマイ絵心-(2006年12月30日-23:24)


あの香りは「サニーノート」っていうんですって。


日向に干した布団って、なんであんなにいいもんなんですかね。

最近は日本の家庭にもベッドが増え、布団乾燥機なども出ているので、なかなかお布団を干す機会というのはないと思いますが、日向に干した布団というのは、実になんというかこう、いいもんですよね。

あったかくて、ふかふかして、日向の匂いがする。あれはもう、どれだけくるまってても飽きが来ないというか、そのまま冬眠してしまいそうな魔力があります。

とはいっても、人によっては日向臭さがダメだという人もいますし、環境や時間によっては外に干すと、花粉がついたり他アレルギー物質がついたりということで、ダメな人もいるんですよね。難しいもんです。


ちなみに布団を干すことでの効用は、まず湿気が抜けること、それによって中の綿などに空気が含まれ、ふかふかの状態になることが挙げられます。また脱臭効果、除菌効果、さらには布団の中に潜むダニなどの害虫を繁殖させにくくしたりするという効果もあるそうです。

ただし、ダニの駆除に関しては、温度を50度以上にしなければならないということで、外気と日光に晒しているだけではダメだそうです。まぁよっぽど日当たりがよくても50度以上にはなりにくいですもんね。真夏の車のボンネットとかじゃないんですから。

で、そういう場合はどうするかというと、黒などの暗色系のカバーに包んだまま、干すことによって日光を吸収しやすくして、カバー内部の温度を上げるという方法があるそうです。なるほどーという感じですね。

また布団の干し方としては、物干しやベランダの手すりに掛けて干すという方法が一般的ですが、いわゆる天日干しによる除菌効果というのは陽に当たっている面だけにしかないそうです。干す時間自体は1・2時間でいいそうなので、時間があるときは裏返して両面干すというのが理想的なんでしょうね。あとは必殺ファブリーズとかで対応ですな(笑)。


ところで、布団を干した後、布団叩きで叩いてホコリを落とすという行為を、世の大半の人がすると思いますが、実は布団はあんまり叩いてはいけないものなんだそうです。特に羽毛布団は中の羽毛が潰れて砕けて寿命が縮むとのこと。

普通の綿布団でも中の綿を包んでいる生地や、中の綿自体が傷んでしまい、寿命が縮むそうです。羽毛布団にしても綿布団にしても、叩けば叩くほど、どかーっとホコリが出てきますが、あれってのは表面に付いたホコリではなく、中の綿や羽毛が砕けて外に出てきたものなんだそうです。うへぇ。


これは意外といえば意外でしたが、理由を考えてみればなるほどという感じですよね。僕は昔団地に住んでいたのですが、天気のよい日曜の朝から昼にかけては、必ずと云っていいほど、どこかの部屋のベランダから「パンパン、パンパン」という景気のいい音が聞こえてきたもんです。

呼応するように別棟のベランダとかからも響いてきたりもしましてね。それが「そろそろ布団取り込んだ方がいいですよー」という合図になっていたようなもんでした。だから、僕にとっては布団を叩く音というのは「天気のよい日曜の昼の音」だったりもしたんですよね。懐かしいなぁ。

あ、そうそう。じゃあ干してる間についたホコリとかはどうすればいいんだという件についてですが、普通に掃除機で吸うかコロコロクリーナーなんかで表面のホコリだけとればいいそうです。

まぁ羽毛布団には布団叩きは禁忌ですけれども、綿布団の特に敷き布団なんかは結構頑丈に出来てますから、軽くだったら叩いてもいいんじゃあないでしょうかね。あくまでも叩くことに重きを置くのではなく、ホコリをはらうことに重きを置く形でね(笑)。でも、思い切り叩くことで、あれはあれでストレス解消になったりもしますからねえ。まぁ騒音騒動で逮捕されない程度の頻度と強さでなら、ね(笑)。


とまぁ、こんな感じで延々布団干しについて書いてきましたが、先日妙なモノを観たんですよね。妙なモノというか、かわいいというか(笑)。というのもですね、まぁ車で大渋滞の国道をのろのろ走っていたときに、進行方向先の左右の風景を何気なく見ていたら、和風建築の結構大きな家の柵に、布団が干してあったんですよ。

それも一枚や二枚の布団だけではなく、座布団とか掛け布団とか毛布とかが25mくらいの柵にズラーっとこれでもかと並べて干してあったんです。そりゃ確かにその日は天気もよかったですけど、なにもそこまで干すかー?と、若干ツッコミたくもなったのですが、冬用の布団にかえたりとか、お客様用布団を干したりとかそういうことなのかなーとか、こんなところに干して排気ガス臭くならねーのかなーとか、色々考えつつ、のろのろと横を過ぎていったんです。

大きい家でしたので、そりゃ布団の量もあって当たり前なんでしょうけど、それでも相当な数が並んでいます。でも、視線の先に並ぶ干された布団の合間に、若干ヘンなモノがあったんですよ。えーと、なんというか。茶色くってフカフカしてそうで、布団より小さくって。

えーっと。犬?犬干されてない?いやいや渋滞中とはいえ、車はゆっくり動いているものですから、通り過ぎるタイミングで一瞬見間違えかと思ったんですが、視線の端には明らかに犬らしきものが布団と布団の間にいたんです。


こんな感じ。

もちろん生の犬(生?)ではなく、ぬいぐるみだと思うんですけどね。僕のつたないラクガキでは伝わらないと思いますが、リトリーヴァー系の犬の割と大きなぬいぐるみが、布団と布団の間に干されていたんです。

確かにぬいぐるみも干せばふかふかになりますし、日向のいい匂いもするかもしれないですけれど、大きな和風建築のお屋敷にズラリと並んだ布団の間に、ちょこんと、それでも結構な存在感を示しながら干されていたんで、結構インパクトありましたね(笑)。同時に「ああ、あのぬいぐるみは大事にされてるんだなぁ」と思ったりもしました。

それにしても、ラクガキでもそこは描写したんですが、この犬、顔を真っ直ぐ上げた状態で柵にまたがってたんですよね。普通のクタクタぬいぐるみなら、ぐってりと柵の上にアゴをのっける状態になると思うのですが、割としっかりアゴを上げていたんですよね。

もちろん、そういうタイプのぬいぐるみもあるんでしょうが、そこがまた生の犬っぽくって、実に不思議な風景で、なおかつ可愛かったです(笑)。


そんな風景を見て以来、僕もなんとなく久々に布団を干したくなりまして。今日、日曜日は天気もよかったので、昼前に干そうかなーと準備をしていたんですが、現在我が家は絶賛改装工事中。干そうとしたベランダのサイドには、思い切り足場が組まれており、日当たり面では問題ないんですが、若干粉塵的なモノが布団につきまくりそうなので断念しました。

しかしそれでは、この日向の匂いのするふかふか布団に癒されたいという欲求が大不満状態です。なので、この際人工香料でもかまわないので、サニーノートのフレグランスを使用されている方(※女性向けのお仕事です(お仕事?!)を広く募集し、抱きしめて眠ろうと思います。さあ!皆さん!ふるってご応募を!



まぁ人工サニーノートが配合されたカネボウの
エアーパフューマンスは既に製造中止で
現存しないんですけどね。

(売れなかったのかなぁ…そして応募もこねえよ)



[ 2006年12月03日-11:29 ]  



寒い時季になると。


寒い季節になってきますと、ふとした瞬間に、とある特定条件で胸がときめきます。

その特定条件とは「寒風吹きすさぶ外で懸命に働く女性」。しかも制服であれば、なお好いのです。めっちゃときめきます。そりゃあもう瞬間湯沸かし器の様に。

たとえばガソリンスタンドの店員さん。さび色の長い髪を邪魔にならないように二つに縛っています。首に掛かるようにたらしているのは、せめてもの防寒対策でしょうか。制服の袖から出る手は既に真っ赤です。それでも肩をすくめることもなく、はきはきと大きな声で「いらっしゃいませーえ」と業務をこなします。

冷たい水の雑巾で窓を拭き、サイドミラーを拭き、そして灰皿を掃除し、ガスを入れます。仕事が終われば、無造作に束ねたさび色の髪をほどいて、それなりのオシャレをしたりもするのでしょう。きっと若干ハデ目に。

そんな貴女にときめきます。


たとえばとある国道沿いの美容院。ガラス張りの店内の外にはポプラ並木。ポプラからは容赦なく枯れ葉が舞います。店内は暖房がついていますし、洗髪作業もあるから彼らのほとんどは半そでの制服です。その制服のまま、その人は外を掃き掃除しているのです。

掃いても掃いても落ち葉は容赦なく落ちてきます。その横をコートに身を包んだ通行人が寒そうに足早に通り過ぎています。それでもその人は落ち葉を掃き続けるのです。半そでから見える白く細い腕。ホウキとちりとりを持つ手は、きっと連日の洗髪やパーマ液なんかで荒れているのでしょう。でも、それはきっと仕事の勲章。

そんな貴女にときめきます。


たとえば夜の歓楽街。飲み屋のネオンが連なる通りで、バンダナを被ってコートを羽織り、少し所在なさげに立った姿。決して多くない人通りを前に、お店のビラを抱えて小さく案内の声を出すその人は、大きめのコートを羽織って後に垂らしたフードから続く衿まわりのファーに時々首をすくめています。

凍えないようにビル前のブロックの縁に土踏まずを載せて、時々小さく動く姿。酔客に絡まれぬよう、少しでもお客さんを呼べるよう。それで歩行者のいて邪魔にならぬよう気配を見ながら声を出してビラを配る姿。「クーポンでコースでも値引きになるんですか?」と聞かれて、小さく、そして若干気まずそうに「申し訳ありません、併用はできないんです…」と応える姿。

そんな貴女にときめくのです。


ありがとう。ありがとう。ありがとう。

貴女達のおかげで、今日も僕は頑張れます。

ときめきこそが心の栄養源なのです。



ハイ、そこ無差別にときめき
過ぎだとかいわない。

(「キモイ」は正解なので可。凹むけど…



[ 2006年12月04日-18:40 ]  



人妻へのジョブチェンジ。


友人が年内に結婚することになりました。

まぁ僕らの世代もそういう歳ですから、最近はこういう話も増えてきたんですが、女友達が人妻にジョブチェンジするというのは割とドキドキするものです。なんかこう響きが。

そんなわけで「いやー遂に人妻か、ときめくな!ときめくるな!(ときめきまくるの意)と囃し立ててみたのですが「あんまり実感ないのよねー」と、あまりノリがよくない様子。そこで云ってやりましたね。


「何云ってんだ!人妻になるということはだな、それだけでスゴイことなんだぞ!イベント起きまくりだぞ!今まで職場の後輩とか部下としか思ってなかった男が、結婚報告の挨拶の前後に、寂しそうな顔でやってきてこう云うんだ

『小林さん…あ、もうすぐ、小林さんじゃなくなっちゃうんですよね…えと、あの、俺…小林さんがまだ、小林さんである内に伝えたかったことがあったんです。でも……。いや、そのなんでもないです!おめでとうございます!』

とかな!どうだ、ときめくだろう!ときめくるだろう!しかも『でも……』のところで一度顔を伏せて、それでもなんとか上げて、言葉を繋げたその顔には、ジグゾーパズルを無理矢理組み合わせたような笑顔が張り付いてるんだぞ!」



って。そしたらようやく彼女も人妻へのジョブチェンジイベントのトキメキを理解してくれて、気分的にも盛り上がってくれたようです。なによりなにより。

ただ、惜しむらくは彼女に、そういう部下とかがいないという状況でしょうか。なにはともあれ、おめでたいことです。おめでとさん。


[ 2006年12月07日-21:52 ]  



ハンセンはホントは「Youth!」っていってるんだよ。


ちょっと前に発売されたPS3、そして事実上の値下げを敢行したXbox360。そしてそれらのラインナップに押されず引かずの状態で圧倒的支持を受けているWiiですが、個人的にもWiiがイチオシのハードだったりします。

画像の美麗さや同じ操作性のゲーム作品としての面白さは、PS2である程度極まったと思うんですよね。これ以上画像をキレイにしたり処理能力を上げていったりしても、最終的には見るのは人間。そこで「キレイだなぁすげえなあ」と知覚している期間は異常に短く、あとは「慣れ」が始まってしまいます。

「新しさ」と「楽しさ」の融合とは、その動作や環境に慣れるまでの刺激が多彩かつ飽きがこず、そして快感であること。つまり同じ操作方法やインターフェースを使っている限り、処理速度やら画像処理なんやらを変えたところで、それまでの技術的習熟がある限り、そこにはなにも新しさはないわけです。また既存インターフェースでの習熟が必要な場合、新しい層を招き入れることもできません。


そうした意味で、DSはFCやGB(A)といった温故知新のインターフェースと、タッチペンとタッチパネルという新しいインターフェースを用意したことで、途方もなく新しい地平線を切り開きました。そしてWiiでもジャイロ内蔵リモコンというインターフェースを用意することで、そこに新しい地平線を切り開いたわけです。

この二つの地平線は、そこに並び立ったプレイヤー達に、ある程度一様のスタートラインを与えることになります。それまでになかった操作体系インターフェースということは、それだけで「そこからの習熟」が必要になるわけで、そこに既に「新しさ」と「楽しさ」の融合があるわけです。

つまり既存のコントローラーを使ったゲームが苦手だった人でも、そこから卒業してしまって長く経ってしまった人も、また同一線からスタートできる。新しい「遊び」の形を得ることが出来るというわけなんですよね。


これはダーツをやり始めて、より明確に思ったことなんですが、最初から上手かったら飽きるのも早いわけですよ。あらゆるゲームは勝ち負けが存在するわけで、勝つためには、より上手くならなくてはならない。習熟が進めば、さらに上手くなるために、そこに戦略性などの知能的要素も出てくるわけです。

そんな発達の原理があればこそ、ゲームの楽しさがあるわけで、その原理をかなり大きく打ち出しているWiiとDSは「ゲーム」として売れて当たり前という感じがします。みんなが同じスタートラインに立てるなら始めやすいですしね。


それにしても、あのリモコン操作方法はいいですね。色々な操作方法の新しいゲームが出ると思うんですが、僕が大いに期待しているのはこのマッドCMじゃあないですけど、プロレスゲームとか格闘ゲームですね。もうカプコンのストリートファイターから受け継がれてきた難解極まりない方向キーとボタン押しでの構成ってのは飽き飽きなんで。

そもそも格闘技ゲームってのは「身体を動かす」っていうのが主軸にあるわけなんですから、もっともっと直感的な操作で動かせないもんかと、ずーっとおもってたんで、ホントに期待してます。あとはソフトラインナップがどんな風に並ぶか、ソフトメーカーの開発の問題になってくるんですけど、それでも期待大ですね。


そんなこんなでWiiですが、購入できるツテはあるものの今は未だ当分様子見です。ソフトラインナップの供給と本体の供給時期が重なりきらず、どっちかが先行してしまいつつも話題は薄れず、最終的にどちらも品薄になり、揃ったところで二次爆発三次爆発…という展開はゲーム業界ではよくよくある話。

既存ラインナップの続編的キラーソフトの登場云々ではなく、DSの「どうぶつの森」や「脳トレ」のような、新しい地平線の上に堂々と建ったソフトが出れば、それに合わせたハード供給もどかっと来るはずなので、個人的にはそのタイミングを待ちたいと思います。


しかしDSのそれらは、いずれも一人でコツコツと遊ぶものではないんですよね。人が集まってようやくできるというところもあるので、ポータブルであるDSならではというところもあります。逆に据え置きで人数を集めてやるというのは、それだけでも結構ハードルが高いものですから、そうまでしてもやりたいゲームというのが、どんな具合になってくるかは難しいですね。

そうなってくると逆に「外では出来ない」ゲームに照準を絞った方が可能性がありそうです。例えばファミレスやらファーストフード店でDSの脳トレをみんなでやっていても違和感はありませんが、マイクを使ったような声を出さなくてはいけないゲームはちょっとやりづらいでしょう。身体を動かすゲームというのも、外でやっていたら若干アレな目で見られてしまいます。

そんな感じで、ありそうなところでは、Wiiリモコン公式仕様には書かれていないモノのマイクを使った音声入力のゲームシリーズとかどうでしょう。アーケードのクイズ系やパーティー系なんかのある程度以上身体を使うゲームなんかは、割とやりやすいと思うんです。クイズ番組の様に伏せられたパネルを上げる動作で早押し+マイクに回答をいう、なんてのはわかりやすい例かもしれません。


また身体を動かすという点では、SEGAがかつて一斉を風靡したサンバデアミーゴのようなシステムとかに期待したいですね。あれは高低差+振動の検知だけでしたが、Wiiは3軸対応ですから、もっと複雑な動きが検知できるはず。

傾きを検知できるということは、掌からの捻りという動作も再現できるわけですから、腕を起点にした上半身の動きはほぼ確実に表現出来ると思うんです。そしてゲームといえば「音と共に動かす」というポイントも外せません。そうなると、アレですか。ダンスとかですかね。

まぁ既にパラパラや足踏みなんかはアーケードではいくつもでていますが、ジャイロコントローラーを使うとなれば、また別の形で開拓できそうです。

もちろんそんな難しい(?)踊りでなくても、手で舞うといえば日本の盆踊りやら、日本舞踊なんかもそうでしょう。他にも「踊り」という分野には、相当な可能性があると思います。

Wiiのレビューには「リモコン疲れる」というものがありますが、遊びって元来疲れるものですから。その程度の疲れも認められないならば、逆にWiiで遊ぶという選択肢をとる必要はないと思いますしね。疲れても楽しくて脳内麻薬ブリブリで、それでもやりたくなってしまうのが、遊びの本質だと思いますからね。。

まぁそれでもそんな「身体を動かす」「踊る」という中で「疲れ」に直結する激しく動かす、激しく動く、ではなく、静かに正確に身体を動かすことで遊ぶというゲームを色々考えてみたんですが、これがなかなかにないんですよね。うーんうーん…音楽があって、静かに身体を動かして、その上で巧緻性などで「ゲーム性」がある程度求められる…うーん…。

うーん。うーん…?



※音が出ます。


これか!!


これだ!!



…これ、かな?



ま、まぁでもこれゲームとしてでたら、売れそうにはないですけど、貧相な体つきの人や女の子でも、顔写真やらを取り込んで身体を選んで、指示に合わせてポージングするというようなミニゲームとしては、あったら面白そうではありますよね(笑)。家庭内のリビングとか、ワンルームのテレビに向かってみんな必死になってポージングする。それだけでもう爆笑必至ですよ(笑)。



そんなわけで、僕としては
『Wiiダンス』・『Wii盆踊り』
そして『Wiiボディビルコンテスト』の
発売を待ってWiiを購入しようと思います。

(絶対でないに1票)



[ 2006年12月08日-13:39 ]  



まず一句。


年の瀬や 対向車(むかい)は何を する人ぞ

四輪のヘッドライトっていうのは、当たり前ですが二つ点灯するわけで、バイクよりも遙かに明るいです。そして照明範囲も広いので、坂道や路面荒れなどで車体の角度が少しでも変わると、対向車の運転席がスパっと照らし出されたりするんですよね。

当然この瞬間は光が目に入るわけなので、運転手は眩しいわけです。ですからそうなった瞬間に見える運転席や助手席の方の表情というのは一様に険しいものであることが多いです。もちろん「まぶしいんじゃコラ!」というのもあるでしょうが、まぶたと眉毛で影を作って眼球を光から保護するために、眉根をしかめるわけですよね。


さて、先日、出先から帰宅する際、対向車もこちらも上り坂を越えるという若干狭いポイントを通ったのですが、珍しくそのタイミングで進行方向からも対向車が来て、僕の車と対向車のフロントシートが、お互いのライトでスパっと照らし出されたんです。

無論眩しいので僕は眉根をしかめた表情になったわけですが、通りすがり様の一瞬に照らし出されたフロントシートの運転席の若い男性の方は、なんというかこう。ずばっと鼻に人差し指をツッコミながら運転をされておりました。


なんといいましょうか。軽く鼻の穴の内側を指先で掻いていたとか、ちょっと鼻をほじっていたとか、そういうレベルじゃなかったんですよ。お互いが数十キロの速度を出しているわけですので、すれ違い様に照らし出されたのは1秒にも満たないような、まさに瞬間の出来事でしょう。

それにも関わらず、明らかに「指を鼻につっこんでいる」とわかるほどに、深々と。そう、かなり深々と。鼻の穴を広げて伸ばすくらいの勢いで、人差し指の第2関節まで深々と突っ込んでいたのです。

そしてオマケに目はくわっと見開き眉を吊り上げ、深々と差し込まれた指に因るものだけではなく、自力でも鼻を思い切り上向きにして、ブタ面を作るときのように鼻筋にもシワをよせていたのです。その様はまるで、全身全霊を込めて鼻をほじくる鬼瓦のようですらありました。


なんにせよ、これはかなり驚愕でした。一体ナニが起こったのかと。僕が運転をする上で、なにか失礼なことをして、通りすぎる瞬間に、僕に対して抗議の意思を表示しようとでもしているのかとさえ思ったほどです。

なぜ、どうして運転中に彼はあそこまで深々と鼻穴に人差し指をいれていたのでしょう。よっぽど鼻の穴に気になる物体。例えば巨大かつ堅いハナ○ソ的なモノが詰まっていたのでしょうか。

それとも逆に、軽くハナをほじっていた際に車がピボットかなにかでバウンドし、その衝撃で予想以上に奥まで指が入ってしまい、抜けなくなってしまった指を必死になって抜こうとしていたのでしょうか。または、やはりなにか僕に対する抗議の意思の表示や、なにか呪術的なモーションかなにかだったのでしょうか。謎は深まるばかりです。


ですが、それらの疑問以上に、まだまだ運転に不慣れな初心者である僕にとっては、車体の挙動が若干狂う坂道越えという場面で、ハンドルを片手で操作しながら、あまつさえ人差し指を深々と鼻の穴に差し込んで運転するという事が出来るという技術力に感心してしまいました。

そんな事を考えながら、平坦で広い直線の国道を走行中、ふと鼻の左側がむずむずとして、軽くくしゃみがしたくなったので、出るなら出るで出してしまおうと、上唇を思い切り下に伸ばす感じで、俗にいうゴリラ顔を作るように鼻の下を広げ、むずむずとする左鼻を指で擦ったのですが、その瞬間対向車線を走っていた車が路面荒れで若干跳ね上がり、僕の視界は一瞬だけライトに照らされました。

こちらからは対向車の方が、照らし出されたこちらのフロントシート、つまり僕を見たかどうかはわかりませんが、場合によってはとんでもなくマヌケな表情をしている僕が、突然、彼か彼女かの視界の隅に照らし出されて浮き上がったかも知れません。

そしてどこかのブログやサイトで「昨日の深夜、国道○○号を走っていたら、ゴリラかクマがスゴイ形相で車を運転していて、凄く怖かった」的な内容の記事が書かれているかもしれません。



皆さんも運転時の鼻掃除や変顔には
十分にご注意ください。

(鼻に指をぶちこんでなかったのが、せめてもの救いです)



[ 2006年12月11日-02:00 ]  



トキメキ汁放出。


基本的に「萌え属性」なるものを持たない僕ですが、以前にも書いたように「トキメキ」属性は色々持っております。

特にこの時期の「寒風の中頑張って仕事をしている女性」にはクラクラっときて、ヌタヌタっとトキメキ汁を分泌させてしまうわけであります。やな効果音ですが、多分トキメキ汁は粘性の分泌液だと思うのです。


まぁそんなこんなで、先日買い物に行ったときのこと。スーパーのレジというのは基本的に若いバイトの子と、パートのおばちゃんとに分類されるわけですが、先日僕の購入した商品のレジ打ちをしてくれたのは、高く見積もって二十代前半、低く見積もれば十代後半のバイトの子だったんです。

何の気なしに夕飯の材料を買いに入った閉店前のスーパーだったんですけど、時間が時間だけに店内は既に閑散としていて、タイムセールの放送もなければ館内お買い得情報の放送もなく、店内にはクリスマスソングが若干しょんぼり気味に流れるという、さみしげな空気。

そんな中で彼女は、腫れぼったくなった瞼に、真っ赤になった顔、しょぼついて潤んだ眼をして、明らかに「風邪です」といった風情で、前の客のレジを打っていたんですよね。「合計***円になります」という声も、若干カスレ気味。胸には「研修中」と赤字で書かれたプレート。まだこの仕事を始めて間もない証拠です。


はい、トキメキングスイッチオン(えー)


別段、庇護欲をそそるような小型体型でもないし、顔はといえば風邪をひいているという条件を差し引いたとしても垢抜けない、まぁ可愛いと云おうと思えば可愛いと云えなくもない程度の女の子だったのですけれど(何様目線だよ)、前の客の精算を終えて、若干かすれた声で「ありがとうございました」と云う彼女に、ときめいてしまったんですよねー。

もうそうなると、アレですよ。トキメキ汁の影響で、既に僕の視界に映る彼女には全体的にソフトフォーカスがかかっちゃったりするわけです。安価なテクニックとしてはカメラのレンズにサランラップを一枚被せるだけで出来るアレですよ。こうなるともう可愛さとかそういうのが5割り増しになっちゃうわけです。

「ああもう、なんて健気な!ときめいたッッ!ときめいたぞー!!」と脳内では、アメリカはグランドキャニオンの高い断崖から、世界に響けとばかりに大絶叫ですよ。トキメキ宣言2006−冬−ってな勢いですよ。


で、僕の番が来て、レジを打ってもらっている間も、表情にこそ出さないものの、相当キツそうだというのが伝わってくるわけですよ。そんな空気だけで「ああもうバイトなんだから、そんなにキツけりゃ休めばいいのにっ!もうっ!この頑張りやさんめっ!」とキュンキュンです。

そこで、少し思案したものの、精算を終えて買い物カゴを持って梱包ゾーンに移動する前に、渡された釣り銭とレシートを財布にしまいながら、ついつい「風邪ですか?」と不意打ち気味に話しかけてしまったんです。なんつーかトキメキ暴走ですよね。


でも彼女は、少し面食らいながらも「あ、はい」と苦笑気味に応えてくれまして。いやーもう、そのリアクションもイイですよね!で、それで若干調子にのった僕は「寒くなりましたからね。お大事に」と、もうトキメキ汁がMAXに分泌された笑顔を隠しもせずに返したんです。

すると彼女も、実にいい笑顔で「あ、はい!ありがとうございます!」と、やっぱり若干かすれた声で返してくれたわけですよ!ドンドン!!(←机を掌で叩く音)なんというかもう、トキメキMAXMAXMAXですよ。ナナ・レナ・リナ・ミナ・ウーーマーックス!ですよ(「笑う犬の生活」時代のホリケンの形相で)。ラーイドンターイム♪ライドンタイラーイドーンターイム♪ですよ!(回転しながら)

なんつーか、自分で云うのもなんですけど、多分「お大事に」と云ったときの僕は、ここ数年でも五本の指に入るくらいのいい顔をしていたはずです。その顔で笑いかけられると、笑顔を返さずにはいられないようなね。これぞトキメキ汁効果ですよ!いいね!トキメキっていいよね!!


まぁ、たったそれだけのことだったんですけど、なんとなく個人的に「いい出来事」だったので、書き残しておこうと思い、うっかり書いてみました。



でも、まー彼女にしてみれば
「風邪でフラフラしながらバイトしてるときに
変な巨デブがやってきて意味不明のセリフを残し
極悪な笑みを浮かべて帰っていった」という
災難な出来事以外のナニモノでも
ないんでしょうけどね!

(自分のことはよくわかってるつもりです)



[ 2006年12月12日-03:05 ]  



赤身肉への欲求。


さまざまなところで散々云われていることなんですけれども、日本人の牛肉食文化のスタートは遅いんですよね。

淡白な魚肉の文化に慣れてきた民族である我々にとって、牛肉の独特の臭気、特にまだ食肉の扱いに不慣れであった頃というのは、品質も鮮度よくなかったでしょうし、独特の獣臭ってのは耐え難いものだったと思うんですよ。

そもそも肉の臭気というものは、やっぱり西洋でも気になるモノだったわけで、その臭いを消すために、胡椒という香味調味料の価値が物凄いことになっていたわけですからね。

で、そんな状況があって我が国では、ネギなどの香味野菜と一書に濃い味付けで、なおかつよく火を通すという「牛鍋」的なモノからがスタートラインになったのではないかというのが僕の見解だったりします。

ちなみに「食肉」という意味では、縄文の昔から犬を食べ続けてきた民族なので、割と長いんですよね。貝塚からも犬の骨は多数出ていますし。歴史上たびたび食肉禁止令が出たりしてるわけで(生類憐れみの令なんかもその最たるモノですね)、他にも馬だのなんだのを喰ってはいたんですよね。


そんなわけで、牛食肉の美味さというと日本人はサシの多い、いわゆる霜降り肉をありがたがる傾向があるわけで、「肉の柔らかさ」と「脂身の美味さ」で判断してしまうわけですが、本来は肉の旨味というのは、赤身肉に含まれるイノシン酸なわけですよ。

どうもにも日本人の牛肉に対する旨味の評価っていうのは、柔らかく脂がのっている方が美味しいという、魚肉の旨味と一緒にしちゃってる感じなんですよね。

で、僕の場合、その牛肉赤身のイノシン酸をたっぷり楽しみたいと思うと、時々川口にある某ステーキハウスに出かけて、そこの素晴らしい赤身肉のレンガ大のステーキを頬張るわけなんですが、それ以外で、赤身肉のマックスの美味さを楽しめるのは、個人的に韓国料理のユッケだと思っているわけなんです。

なんつうかやっぱ素材の味を楽しむなら刺身よねって感じで(※本当は火を通した方が旨味は活性化するらしいです)。そりゃ食べ放題でユッケのある店に行ったら、容赦なく在庫切れになるまで食い尽くすわって感じで大好きなんです。


でもね、ユッケに使われる部分て「新鮮で柔らかい赤身でなきゃだめ」というだけであって、ユッケのタレなんかは十分に自作出来るし、正直一皿700〜1000円もの価格をとられるのは暴利以外のナニモノでもないと思うんですよね。

これは余談なんですが、焼肉全般にいえることなんですが、あんなヤクザな商売はないですよ。だって肉類にせよなんにせよ加熱調理ってのはプロが火加減をどうこうするからこそ最良の状態で提供してもらえる「仕事」があるわけじゃないですか。それが火加減もろくすっぽ調節できない加熱器(七輪炭火だろうがガスコンロだろうが同罪)で、プロでもなんでもない素人に調理を任せるわけでしょ。店側の仕事は「食肉の仕入れ」「切り出しと下味」「お運び」だけですよ?そこにどういうサービス料や調理料を加えたら、あんな価格をつけられるのかと。食肉・精肉業界は色々調べたりしてるんで、牛自体の等級もあれども、それでもあの価格はあまりにもおかしいわけです。コンロだなんだの設備使用料なんかもコミになってるっていいますけれども、じゃあ何割が所場代なんだって感じです。まったくもって、どんだけ上乗せしているんだって話ですよ。従って僕の中で、焼肉店の飲食店の評価ってのは本気で最低レベルです。ましてやオーダーしてから出すのが遅いだのなんだのってのは全くもって度し難い。高級焼肉店だとかなんだとか云われてるところには一切お金を落としたくないわけです。

さてはて閑話休題。まぁそんなこんなでユッケを自分で大量に作って喰おうと考えたわけですが、加熱しない以上、精肉が新鮮であることがキモなわけなんですよね。そうなると、やっぱスーパー売りの精肉とかは若干怖くて使えないわけです。

そんなわけでやっぱ自分で仕入れて売ってる個人営業の精肉店で買い求めるのがベストかなと思う次第です。ユッケを作るのには、赤身で柔らかい部位的にはランプ肉がいいわけですが、スーパーの精肉コーナーじゃあ、あまり見ないですもんね。

てなわけで、タウンページのサイトを開き、地元住所を放り込んで精肉で検索。すると結構あります。確かにバイクや車で地元を巡っていると、色々な精肉店をみることがあるわけで、なるほどこんな店名だったのか、あーあそこの店だなどと思ったりしながらリストを見ていたわけですが、その中に、近所なのに知らない店がありました。

その名も「ブッチャー佐々木」

いやあ、スゴいインパクトですよね。明らかに入店早々になんかされそうです。いや、あってるんですよ。ブッチャー(Butcher)ってのは屠殺業者や肉屋を表す英単語ですから、間違ってないんです。

ちなみに稀代のヒールレスラーであるアブドーラ・ザ・ブッチャーとは「定冠詞付の肉屋アブドーラ」というわけなんですよ。だからミートフォークを凶器に使うわけなんですよ。アメリカではその名前にちなんでステーキハウスを経営していたりするんですよ。

まぁそんなエピソードはどうでもよく、ブッチャー佐々木ですよ。なんかこう期待できそうじゃないですか。それこそ血も滴るような新鮮なお肉を売ってくれそうじゃないですか。そんなわけで、近々新鮮な牛ランプ肉を求めて、ブッチャー佐々木に潜入してみたいと思います。



もちろん移動の際のBGMは
ピンク・フロイドの『吹けよ風、呼べよ嵐』ですよ。
ふしゅるるるるー!!シュッシュッ!

(地獄突きの空手フォームをしながら)



[ 2006年12月14日-00:29 ]  



ブッチャー行方不明?!


タイトルは東スポ見出し風に読んで下さい。

そんなことはともかく、原稿仕事が一段落したんで行ってきましたよ肉屋巡りin近所with雨の中バイク移動。寒くなりましたよねぇ。なんつーんすか、雪にはならずとも凍るような雨、こういうのを氷雨とでもいうのでしょうか。飲ませて下さいもう少しって感じです。

さて、そんなこんなで出かけてきたわけですが、お目当ての「ブッチャー佐々木」はどうも地図を読み違えていたらしく、目星をつけていた位置にはなく、かといって雨の中周囲を捜索する気にもなれなかったので、別の精肉店に行って参りました。

その名も「昼間精肉店」。もちろん「昼間さん」という姓であることは承知の上で「じゃあ夜間はなにをやってるんだろう?!」とか期待に胸を膨らませてグショ濡れになりながら向かったわけですが、特に変わったところはなく、六十がらみのお父さんとお母さんのやってらっしゃる、町の中のこぢんまりとした小さいお肉屋さんでした。

そんなこんなでバイクを停めて入店したわけですが、雨の中走ってきたせいか、僕にことのほか優しくしてくれまして。「ユッケを自分で作りたいんですが、生食できる牛肉でオススメのところありますか?」と聞くと、ショーケースには出ていなかった、ランプ肉のいいところをわざわざ出してくれまして、その場で切ってくれました。

それも「どうする?ブロックでいいのかな?スライスする?」と聞いてくれたので「あ、じゃあスライスで」と応えると、「じゃあユッケ用に千切りにしちゃおうか」といってくれて、手早くサササっと切ってパッキングしてくれたんです。

今回買ったのはお試しで200gだったんですけど、少しオマケもしてくれました。これもまた個人商店というか「まちのお肉屋さん」ならではのサービスですよね(笑)。



100g 550円のランプ肉。


お肉は病的な鮮紅色ではなく、非常に美味しそうな肉らしい肉。ランプですから赤身なんですけど、若干のサシも入っていて実に美味しそうです。「新鮮だけど、生食なら今日中に食べてね」とのアドバイスもいただき、再び雨の中を帰宅。


そんなこんなで帰宅早々調理にかかったわけですが、既に肉は切ってもらってあったので、手をよく洗ってから、後はタレを揉み込むだけです。材料はニンニク2カケ、ショウガの5mm程度のスライス1枚、ポン酢少々、醤油適量、焼酎少々、ごま油適量、砂糖微量、ハチミツ少々、レモン汁微量、七味唐辛子少々、卵黄一個。

ニンニクとショウガは「これでもか!」とみじん切りにして、醤油と焼酎で割ったタレに混ぜ合わせ、さらにポン酢で酸味を加えつつ、ハチミツはレンジにかけて溶かしたものを加え、砂糖で甘みを調節。そこにごま油を加えて塩味を調節しつつ、七味唐辛子を結構入れれば出来上がりです。

自分の味覚に合わせた完全オリジナルなので、本式のユッケのタレとはかなり異なると思いますが、まぁ知ったこっちゃありません。自分が美味しければいいんです(笑)。で、ここに肉を放り込んでわっしわっしとよくよく揉み込み、盛りつけた後で真ん中を凹ませて卵黄を投下。仕上げに周りにごまをふりかければ完成です。



完成!ケータイのカメラなので発色がよくないなあ。


本来はナシやキュウリの千切りなどを添えたりするのが本式だそうですが、面倒なので今回はパス。というわけで、出来上がったユッケにビールを添えて、いただきまーす。



ユッケには寒かろうがなんだろうが、やっぱビールでしょ。


もぐもぐ。ぐびぐび。もぐもぐ。



うまい。



なんというか、もうそれしか云えないくらい美味いんです。なんだこの肉。やっわっらっけー。素晴らしい。うわータレもベストマッチングだ。手前味噌ながらも素晴らしい。ウマい。ヤバイ。ウマい。最高。なんだこれ。わっほーい!

というわけで、非常に美味しくいただきました。100グラム550円なので、まぁイイお肉なのは当たり前なんですけども、それでもその価格以上に美味かったです。いやはや、これは病みつきになりますな。

ショーケースの中におかれているお肉は、どうしても切り口から酸化していきますし、鮮度も若干気になりますけど、こうして専門店で保存されていたブロックから切り出してもらって数分のお肉ならば、まず鮮度には問題がないはずですし、なによりもお店の人にちゃんと「生食をしたい」と希望用途を伝えて出してもらったモノなので安心です。

自宅で美味しく安全に生肉を食べるのならば、やはりプロの意見とオススメをもってして臨むというのがベストな選択なんでしょうね。それにしても、こんな簡単に自宅でユッケが楽しめるとなると、本当にクセになりますね。

なんといってもユッケ好きな母上殿が「お店で食べるよりも味が好みで美味しい!」と絶賛してくれたことが一番嬉しかったです。そんなわけで、少なくとも週末に姉らと義兄らと甥姪が集まる際には、母上からのリクエストで食卓に供することになりましたが、一体何グラム用意すればいいんだろうと、今からちょっと不安です(笑)。



で、ブッチャー佐々木はどこにあるんだろう…。
(やっぱりまだ気になります(笑))



[ 2006年12月15日-04:28 ]  



とある まちのラーメン屋 の話。


「んちわー」
「はい、いらっしゃい」

「えーと、チャーシューメン大盛りにライス」
「こってり?こてこて?」

「今日はゴテゴテで!」
「はいよう!」

そんな言葉を交わしながら、窓際の奥のテーブルに座る。すると、奥からママが出てきて、コップに入ったお冷やとサービスでコーラをつけてくれる。

「久しぶりねぇ」

そんな言葉をかけられるが、久しぶりといっても2週空けたか空けないくらいかのことだ。いや、それでもやっぱり云われてみれば確かに久しぶりなのかもしれない。以前は多いときは週に一度は顔を出していたのだから。

木曜日が定休。だから週刊プロレスを買いにコンビニまで出向いて、そのままの足でこの店に来ることは出来ず、それでも何度かそれを忘れてはバイクで来てしまうこともあった。朝は11時から14時まで。夜は18時半から23時まで。「チャーシューがうまくいかなかったから」なんて理由で、店を閉めていることもあった。

かといって、ことさら頑固というわけでもなければ、客に無礼な言葉遣いをする勘違い野郎というわけでもない。人当たりのいい笑顔で応対し、手早くラーメンを作り、餃子を焼く。チャーハンを作るのはママの仕事で、2人ともいつもニコニコしていた。

脱サラして横浜の店で修行を詰んで、ようやく店を開いたと聞いたのが、越してきて2年目の事だったと思う。それから10年間。僕はこの店に通い続けてきた。


ラーメン・B(仮名)。それが店の名前。横浜で修行したから「港」のBをそのまま名前につけた。どこにでもあるような「まちのラーメン屋」然とした店構え。そしてその実「まちのラーメン屋」であって、僕が通った理容室や整体の人達と、店で会うこともあった。

まだ流行初めのトンコツベースの醤油ラーメン。チャーシューはコトコトと煮込んだ煮豚型で、一枚の大きさは女性の掌ほど。それが4枚はいるのがチャーシューメンで、この店の看板メニューだった。トッピングにはシナチクとゆで卵、湯がいたホウレン草にキザミネギ。それから海苔が二枚。

それにテーブルにおかれたオロシニンニクを投入し、お酢を一回し。それが僕の定番だ。ラーメンのどんぶりは据え置きで、ごはんの茶碗を左手に、右手の箸でどんぶりを一回し。汁をたっぷりからめた麺をすくい上げる。それだけでチャーシューは崩れて、麺にからむから、それをごはん茶碗の上で2回バウンドさせて、一気にすする。

咀嚼しながら、そこにごはんをかきこんで、一緒に咀嚼する。ふるふると頼りなく震えるチャーシューをつまんでごはんとともにかっこむ。汁をたっぷり浸した海苔をごはんにのせてかっこむ。麺を喰い、ライスをかきこみ、そして仕上げはスープをレンゲですくって、ごはん茶碗に少し残ったライスにかけまわす。ノリになってしまった飯粒も、スープに浸して箸でこそぎ、それを飲んだら、試合終了のゴング。それが僕のいつもの食べ方だった。

本当にどこにでもあるラーメンだったけれども、その味は僕にとってはカルチャーショックなみに美味かったし、だからこそ多くの友人知人をここに連れてきては、我がことのように「どうだい美味いだろう」なんて自慢してきた。


他にも固形燃料を使って、テーブルで蒸す特大シュウマイや、薄皮でボリュームのある餃子なんかもあった。でも、いつでも決まって頼むのはチャーシューメン。仕上げに背脂をどんぶりに振って脂を落とす、その回数で「あっさり・普通・こってり」なんていう設定ができた。

食欲旺盛でギトギトなもの大歓迎だった若い頃の僕は、「こってり」の上を勝手につくって、いつでも「ごてごてで!」なんて云っていた。それが若干胃にもたれるようになってからは、普通にこってり。三年くらい前からは、ときどき「普通で」と頼むようになっていた。

歳を経ることによる、嗜好の変化や消化能力の低下を、僕はこの店のラーメンの設定で指標にしていた、そんなフシさえあるくらい、僕はこの店に通い続けてきた。

閉店間際に駆け込んでラーメンをすすった後、一万円札で御題を支払おうとすると、マスターに「あーお釣りないから、今度でいいよツケとくからさ」なんて、云われることも何度かあった。別段名乗ったわけでもないのに、それでいいのかなんて思ったりもしたけれど、これが常連なんだよな、なんて思うこともあった。


2年くらい前だろうか。他にもラーメン屋を開拓して、何カ所かをローテーションしながらラーメンを楽しむようになってから、あまり「B」には顔を出さなくなってしまっていたのだけれど、2ヶ月ぶりくらいに訪れた僕を、マスターとママは、いつも通りに迎えてくれた。

久しぶりに頼んだ「チャーシューメン大盛り・普通にライス」は、やっぱり美味しかったのだけれど、少しだけ塩味が濃いような気がした。久しぶりだからかな、なんて気に留めはしなかったのだけれども、いつもより水を飲む量が多かった気がした。久しぶりに会うママはいつも通り、ちょっと派手目の化粧と明るい笑顔だったけれども、マスターは随分痩せていたように感じた。


それからまた何度かBに足を運んだのだけれど、やっぱりちょっと味が違うような気がしていた。他の店に通うようになったこともあって、Bの味が自分の味覚に合わなくなったのかなと、少し寂しく思っていた矢先、突然店が閉まってしまった。

休業日というわけではないので、首を傾げたのだが、次に来たときに店のシャッターには「都合により○月いっぱい、おやすみさせていただきます」という張り紙がされていた。「ああ、閉店してしまったわけではないのだな。おやすみをとってどこかに旅行にでも出かけたのだろうか」なんて考えていたのだけれども、その月を過ぎても、店は一向に開く気配がなかった。

それからまたしばらくして、店の近くを通ったとき、シャッターが開いていたのを見て、僕は、ああ、再開したのだなと思ったのだが、本来ならばその時間は準備休憩中の時間で電気が消えているはずなのに、店に明かりが灯っているのを見た僕は、若干いぶかしく思って、店の前へとバイクを向けた。

すると店には、スーツ姿の男性が何人かいて、なにやら書類を見ながら内装を調べているようだった。テーブルの椅子も、カウンターの椅子も全て上げられていて、あからさまに営業をしている様子はない。そんな様子を見て、僕が思ったのは「改装するのかな?」ということだけだった。


それからまたしばらくした後のことだ。店の前をバイクで通り過ぎると、「準備中」の札は下がっていたけれども、今度は椅子も並べられていて営業をしている様子だった。でもカウンターに座ってテレビを見ていたのは、マスターでもなければママでもなく、若い女性。しかも店内も改装した様子はなかった。

新しくバイトの子を雇ったんだろう。そんなことを考えて、それでも営業が再開されたことを喜びつつ、僕は店の前を後にした。それから一週間ほど経ったある日、僕はこの店のファンでもある友人と2人で、Bに訪れた。今度は営業時間中だったし、若干味が濃いかなとは感じていたけれども、友人の希望もあっての久々のB。コッテリで腹を満たして、胃もたれと闘うのもまた一興だなんて思いながら店に入った。

オーダーを取りに来たのは、例の若い子だった。見ればカウンターの中で調理をしているのも中年の男性で、マスターやママはいないようだ。店の名前はそのままだったし、メニューも同じだ。チェーン店というわけではないので、そこまでスタッフが変わるということはないだろうし、どうしたのだろうと思いながらも、いつも通りの注文を、違う相手に伝える。


それからラーメンが運ばれてきて、いつも通りのチャーシューのサイズや具に安心しながらもすすると、今度は味が薄いように感じた。それは確かに、いつも通りの「B」の味なのだけれども、なにか少し物足りないような感じで、美味しいのだけれども、なにか少し足りない気がする。僕は少し首を傾げたくなる衝動を抑え込みながら、友人と他愛もない話をしつつ、いつも通りにラーメンをすすり、具を頬張った。

食べ終わった頃、店員の子が他のテーブルにラーメンを運んだ帰り際、僕は思いきって疑問をぶつけてみることにした。「ねぇねぇ、僕結構ここ長く通ってるんだけど、前のマスターはどうしたの?」と。すると店員の子は、少し困ったような顔をしながら、小さな声で僕の疑問に応えた。

「あ、えと、私はよくしらないんですけど…ちょっと前に亡くなった…みたいです」

それは僕の中で、一番考えたくなかった回答だった。随分痩せたように感じたマスター。濃くなったように感じていた味付け。休みがちになった店。そして突然の長期休業。「その結果」を考える要素はいくつもあった。だけど、いや、だからこそ、その回答は考えたくなかった。

一緒にいた友人も、彼女の応えを聞いて驚いていたし、それから後の僕らの食卓は随分と寒々しく、まるでお通夜のようだった。ラーメンの味は確かにBの味だったし、店名も変えないでメニューも変えないということは、きっと同じ店で修行をした弟弟子かなんかなんだろう。

だけどよく見れば、本棚の上に張られていたママが通っていたフラメンコ教室の手作りポスターもなくなっていたし、マスターが書いた港の絵もなくなっていた。相撲好きの夫婦だったから、力士の手形やサインがあったのだけれども、それもなくなっていた。そこかしこにあったマスターとママの痕跡は、すっかり消え失せていた。


しばらくして「あの、サービスです」と、店員の子が持ってきてくれたのはウーロン茶で、ママがいつもサービスで出してくれたコーラではなかった。放心したように、その実色々なことを考えながら、食後のタバコを立て続けに吸った僕らは、ウーロン茶を一気に飲み干すと勘定を済ませて、車に乗り込んだ。

それから家までの短い距離、僕は涙がこぼれそうになるのをこらえながら「やっぱり、マスター具合悪かったんだなぁ…」と小さく呟くと、友人は「味変わったっていってたもんね…」と慰めるかのような口調で返した。その云い方が、無闇に優しく感じて、僕は何か云えば声が震えるかも知れないと思い、また黙り込んで、そのまま投げやりな挨拶を交わして、僕らは別れた。


マスターと僕は、お互い名前も知らなかったけれど、“でっかい兄ちゃん”と“マスター”で通じていた。店のイチファンがこんなことを思うのは、おかしいのかもしれないけれど、お線香の一本もあげたい、心底そう思った。本当にあそこのラーメンにはお世話になったのだ。一言御礼をいいたい、そう思った。

ある意味で、今の「B」はもとの味に戻ったのかも知れない。だけれど、僕の足は自然とまた店から遠のいてしまった。10年以上通い続けた店に、そこにいけばいつでもいたマスターやママがいないことに、まだ気持ちが追いつかないのだ。

そんなことがあってから、もう2ヶ月くらいになるだろうか。今日、ハードディスクのデータ整理をしていると、前のケータイで撮影した写真のデータファイルがいくつもでてきた。そしてその中には、何枚も「B」のラーメンの写真があった。マスターが作ってくれた「チャーシューメン大盛り・こってり」だ。

最後の画像の撮影年月日は2005年6月6日13時24分。それ以降もBのラーメンは何度も食べているのだけど、それは記憶の中。こんな形で手元にマスターの作品が、形見みたいに残るとは思わなかったけれども、まだ「味が変わった」とも思っていない頃の写真だったのが、少し嬉しい。

この写真を見つけて、友人と2人で行った夜には抑え込んでいた涙が、今頃になって溢れかえった。きっと、あの味に飢えれば、僕はまたきっとBに行くのだと思う。だけど、まだしばらくはいけない。新しくなったBで、僕が首を傾げたくなった物足りなさは、マスターとママ。あの夫婦の優しさと笑顔も、またBの味であり至上の調味料だったのだから。




マスター。随分遅くなったし、しばらく顔を見せなくてごめんなさい。長い間、美味しいラーメンを、本当にありがとう。本当に本当にありがとう。そして、おつかれさまでした。ゆっくり休んで下さい。

たくさん、たくさん、ごちそうさまでした。


[ 2006年12月16日-04:54 ]  



ヨーホー!


年の瀬も押し迫り、街は既にクリスマスムード全開なわけですが。

街にでればデパートやらテナントビルやら駅前なんかもイルミネーションで飾られ、そこかしこで山下達郎やらワムやらが流れ続けているわけですが、浦安ネズミーランドこと東京ディズニーランドも、いまやクリスマス仕様になっているそうです。

というのも実は今、姪っ子と姉が来ていたりするわけなんですが、姪っ子は3歳前にして重度のディズニーフリークでして、義兄も姉も嫌いじゃないもんですから、ディズニーリゾートによく行くらしいのです。

それで今日なんかも姪っ子一家に色々とディズニートークを聞かされた訳なんですが、そりゃあ夢と魔法の国ですからクリスマス仕様ともなると凄まじいようです。イルミネーションや各種のオブジェやらパレードのみならず、巨大ツリーやらアトラクションやらも、クリスマス特別バージョンになっていたりするとか。うむ、さすがの一言に尽きます。


まぁそんなクリスマス仕様とは全く関係なく稼働しているアトラクションもあるわけでして、最近パート2「デッドマンズチェスト」がDVD発売された「パイレーツ・オブ・カリビアン」の元となった(?)アトラクション、「カリブの海賊」もその一つです。

映画は未見なのですが、初めてディズニーランドを訪れて以来、僕はあのアトラクションが一番のお気に入りだったりします。そして映画を観て以来、姪っ子も「カリブの海賊」が大好きになったようで、映画でも登場人物が口ずさみ、アトラクションでは街を占領した海賊達が酔っぱらって銃を乱射したり、女性達を追い回したりするシーンで歌っている歌がお気に入りのようです。

姪っ子がこの歌をどれだけ気に入っているかといいますと、何かがあって「あーんあーん」と泣いている間に、自分の泣き声のメロディが、そのリズムが自分の中で思い当たったのか「あーんあーんあーんおーよーほーよーほーぱいれつらいふぉみー」と泣きながら歌い出すくらいなんですよ。可愛すぎる。


まぁまだ3歳にもならないおちびなので、英語の歌が歌えるわけもなく「よーほーよーほー」以外の所はうにゃうにゃなわけなんですけども、一体どんな歌詞なのかと調べようと思って色々探してみたんですが、これがなかなかに興味深いものでした。

「ヨーホー!ヨーホー!」という掛け声が印象的なこの歌は『A Pirate's Life For Me』という歌だそうで、内容的には海賊の生き様を歌ったもの…のようです。英語力にまるで自信がないのでなんとも(笑)。

しかし、陽気に歌っていますが、強奪するだの、略奪するだの、横領するだの、火をつけるだの、俺たちはならず者だの、悪魔的なはみ出し者だの、俺たちは腐った卵だの、相当来ちゃってる内容です。まぁ海賊だからそれで正解なんでしょうけどね(笑)。でも、腐った卵ってなんだ。腐った卵って。

歌詞全文自体は、引用すると世界にその監視の目を光らせ、著作権を侵害するものには、死をもたらす使者を送りこむという恐怖伝説も名高い暗黒結社「黒き鼠」に消されかねないので、ここではアレですが、グーグル先生に「a pirate's life for me lyrics」あたりのキーワードを放り込めば出てくると思います。


ディズニーファンはもとより、ディズニーランドのファンも全世界的にいるわけでして、映画がシリーズ化したこともあって、アトラクションとしては相当古い(東京ディズニーランドではオープン当初からあった気が)部類に入る「カリブの海賊」にも多くのファンがいるようです。

ディズニー戦略といいますかなんといいますか、他のアトラクションもそうですが、アトラクションの出口は、その関連ショップに直結しているので、カリブの海賊を乗り終えた後で覗いてみると、やっぱり眼帯やら海賊帽やバンダナ、サーベルやらマスケット銃のレプリカなんかに、うっかり心惹かれてしまうこともしばしばです。

そこで、ふと思い付いたことがあったので、動画サイトYouTubeで色々検索をかけてみました。というのも、先ほども書きましたが、ディズニーアトラクション「カリブの海賊」のみならず、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の影響もあってファンが拡大したわけですから、ひょっとしたらこの『A Pirate's Life For Me』をなりきりスタイル、ぶっちゃけ海賊コスプレ姿で歌ったりなんかしている人らがいるんじゃあないかと思ったんです。

まぁ日本人はアレですが、向こう(欧米諸国)ではハロウインとか仮装パーティーとかは普通にありますので、そこで海賊コスプレをする人も普通にいるんじゃあないかと。で、検索することしばし。普通にいました。さすが本場は違います。観てやって下さいよ。結構スゴいですから。

全部紹介するのはアレなので、気になった人らだけどピックアップすると、こんな感じです。



最後のハモリがなんかアレでいいですね。
※クリックすると音がでますよ※




右のモニターで歌詞を確認しながら歌ってるんでしょうね。
※クリックすると音がでますよ※


他にも実際ハロウインパーティーの模様とか、ロックバージョンの同曲をライブ演奏している模様、そしてなりきりジャック・スパロウや、海賊は海賊でも、それはカリブ海じゃなくて、北欧のバイキングじゃねえのかというツッコミを入れたくなるものなんかもあって、実になんかこう和みます。そしてついでに、こんな国に戦争で負けたのかと思うと歯ぎしりをしたくなったりもします。

そんな中で、一際目をひかれた映像がありました。歌っているわけでも、なりきりをしているわけでもなく、十代前半くらいの女の子が間に合わせの海賊のつもりルック(というかジョリーロジャーの入ったパーカーとニット帽(笑))で『A Pirate's Life For Me』に合わせて口パクと踊り(?)をしているだけの荒い映像なんですが、実にこうかわいいのです。終盤のヨロケっぷりなんかは、とうの昔に枯れ果てた萌え心さえも刺激します。まぁとりあえず観てやって下さい。



※クリックすると音がでますよ※



こげん海賊なら、どげんされてもよかです。
(でも同じ子の他の動画は大したことなかったです…)



[ 2006年12月17日-22:22 ]  



オチのないクマの話。


日本のツキノワグマが絶滅の危機を迎えているそうです。

確かに今年は異常なくらいクマによる被害が出ました。日本に棲息するクマは二種、本州以南のツキノワグマと、北海道のヒグマですが、いずれも棲息地では食物連鎖の頂点に立つ生物ですし、力もあれば牙も爪もあります。武装していない人間にとっては驚異以外の何者でもないでしょう。

実際、被害の発生した地元の方からすれば恐怖の毎日でしょうし、農家の皆さんは作物を食い荒らされ、襲われた方の中には殺傷された方もいるわけで、人的被害も決して少ないとはいえません。

人間に危害を加えた動物に対しては、殺処分をもって報いるという原則は、そう考えると致し方ないのかも知れません。被害に関係していない立場の人間が、絶滅の危機だのなんだのといっても、所詮は対岸の火事だからこそ云えることなのだと云われてしまえばそれまでです。


ですが実際、これまでもクマ被害もあったわけですが、絶滅の危機に至るような殺処分のされ方はなかったと思います。それが今年は5059頭が捕獲され、うち4578頭が殺処分されたというのですから、少し首を傾げざるを得ません。

というのもクマ被害が全国的に多発したとはいえ、人的被害数がそこまで多かったとは思えないわけです。殺処分の基準がどのように規定されているのかはわかりませんが、一説に寄ればツキノワグマの全国生息数は1万頭前後といいますから、半数近くを殺処分したことになるわけで、この現状は明らかに人間による野生動物の絶滅行為です。

日本はこれまでもオオカミを失い、トキを失ってきました。その上クマまで失ってしまうのでしょうか。殺処分をするまでもなく、捕獲したクマを山の中に離すという処理もできるわけですし、実際そのようにされている例もあるはずです。なのになぜこれほどまでに多くのクマが殺されてしまったのでしょうか。なぜ殺さなければならなかったのでしょうか。

里におりてくれば食べ物があるということを学習したため、山に返してもまたありてきてしまう可能性が高いということ、山に返す費用の問題、また山に返すにしても、その山の持ち主が許可しないなどの理由。

また北海道登別のクマ牧場のような、クマの保護飼育施設などでも、野生のクマは病気を持っていたりする可能性があったり、群れになじめないなどの理由から引き取ってくれないなどのことが殺処分にいたる理由だそうですが、それらは全て「人間の都合」です。


確かに益虫・益獣ならばともかく、害獣でしかないクマなんかの野生動物などを生かしておいたところで、何の特にもならないし、危害を加えるのならば殺処分されて然るべきだという考え方もあるでしょう。

ですが、世界的に見てもこれだけ狭い国土に2種類の野生のクマが棲息しているという環境は珍しいわけですし、その環境を維持し守り続けてきた、つまり日本人はこれまでもクマと共存してきたのではないでしょうか。それがなぜ出来なくなってしまったのか。本当に疑問が残ります。


クマは世界中でマスコットキャラクターとして愛されている動物だから、殺すのは可哀想だからという事だけをして、僕はこの記事を書いているわけではありません。野生動物が棲息出来る環境というのは、それだけ、人間が構築した「不自然な自然環境」ではなく「自然な自然環境」が残されているということです。

食物連鎖・生態系の頂点にいる「消費するだけの動物」と思われがちですが、生態系というのは実に複雑に絡み合い、そして循環している、奇跡的な偶然がもたらしたサイクルです。その一端を担う生物が絶滅するということは、ひいてはその地の環境を大きく崩すきっかけにもなりかねないという危険もはらんでいるのです。


アイヌのキムンカムイ、つまり北海道のヒグマの伝承を出すまでもなく、クマは神格化された動物でした。それはもちろん野生と共存し闘ってきた我々の先祖にとって、山の生態系の頂点にいる生物への畏怖から生まれた信仰ではありますが、それだけ身近な動物であったということも、また真実だと思うのです。

自然と共存するということと、狭い国土の中で山林を切り開き人間の利便性を求めた居住できる空間を増やしていくということとは、矛盾し相反することなのだと思います。でも、それでもなお、これだけのクマが一年間で殺されてしまった事には、なんともいえない悲しさを感じます。


当事者ではない僕が何をどうこうといったところでどうなることでも、どうできることでもありませんし、それは重々承知しています。ですが、古来より日本においてクマは身近な生き物であったということ。そして、その生き物が、今絶滅の危機に瀕していると云うことを、皆さんにも少しでも知ってもらえれば、今はそれだけでも十分と思います。

現代にあっても、クマは我々にとって本当に身近な存在なんですよ。まず皆さんの手元をみてください。そこにあるキーボード。その真ん中あたり、HとJのキーをじーっと見てみて下さい。

そして、にっこりと笑えたならば、今日の記事の内容を、クマの存在を心の中に少しだけおいてください。今はそれだけでも十分です。まず知ること。それが第一歩ですから。
【参考リンク】
http://www.j-cast.com/2006/08/30002742.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061219ik21.htm



[ 2006年12月20日-10:02 ]  



たまには素直に“メリークリスマス”!


品薄・品切れで日本全国を賑わせているWiiとDSですが、以外とネットオークションなどを見ると、相当量が出回っているんですよね。

そんな任天堂が世に送り出した二大ゲームハードですが、実は一昨日あたりから全国各地でDSとWiiの発見報告が相次いでいたんです。で、一応コンシューマーゲーム関係のお仕事をさせてもらっている末端要員ですから、業界内の人に聞いてみたんです。

すると、どうやら平日のゲリラ出荷などでの転売屋への出回りを防ぐために控えておいたストックと新規分を、クリスマスイブと前日と当日を含む今週末に向けて、世のお父さんお母さんが休みの時に買えるように、かなりの数を一気に出荷しているってことらしいんですよ。

しかも出荷規模は全国各地、店の有名無名・規模の大小に関わらずとのこと。本日日曜日クリスマスイブ当日の親子揃っての買い物も考えて、昨日はまだ店頭には並べてない状態でも、店員に聞けば出してくれるところもあったらしいです。そして今朝から本格的に店頭で大規模に売り出すとか、そんな感じらしいですね。無論昨日中に売りきってしまったところもあるでしょうけれども(笑)。

実際、昨日某SNSにこのネタを書いたところ。普通に定価で買えた方が多くいらっしゃったようです。購入場所は、それこそ町のおもちゃ屋さんから大型家電店まで、多岐にわたっているとのこと。なんというか、このタイミング。任天堂は本当にすごいなーと思った次第です。

おそらく今週末だけで、とんでもない量を売り上げているんじゃないでしょうか。液晶不足で生産が追いついていなかったDSも同時に出しているので、こちらも相当量がさばけたと思います。実際、友人も昨日DSliteを普通に買えましたしね。


さて、そんな若干大人向けなクリスマス事情もありつつ、今年のクリスマスは二人目を授かって、ただいま絶賛悪阻中の姉と2歳数ヶ月の姪っ子が家に来ているので、こりゃ叔父さんとして頑張らないわけにはいかないと、久しぶりにクリスマスらしいクリスマスをしました。

まぁこれまで諸々イベントやったりしていたんですが、今年はそんなことやってる暇なんぞありません。クリスマスを呪う?そんなことやったら姪が泣くでしょうがッ!!(黒板五郎さんの形相で)

というわけでしてね、今年のクリスマスはホームパーティーですよホームパーティー。なにしろ生まれてからまだ二年と数ヶ月。すっかりおしゃまさんになって、口も達者ではありますが、大人と一緒に食卓を囲んでのクリスマスは初めてのこと。

プレゼントだって昨年のクリスマスでもらうのとはワケが違うわけですよ。ここからは「記憶に残るクリスマス」なんですから。そういうわけで、遅くならない内に最寄りのトイザラスに車を出して、ママである姉の意見を取り入れて、姪の欲しがっていたオモチャ(磁性流体のお絵描きボード)を購入しに向かいました。


しかしこのトイザラス行きが大変でしてねえ。最寄りトイザラスまでは、空いていれば車で10分もかからないのですが、当たり前ながら手前2kmくらいから既に渋滞スタート。駐車場に入るまでも一波乱も二波乱もあるような状態。

そんな状態ですが、オモチャには在庫切れがつきものということもあって、トイザラス渋滞の車列からは、数百メートル手前の段階で、次々と買い物部隊が車から出てはトイザラスにかけていくという、なかなか合理的かつ珍しいシーンを見ることができました。

逆にオモチャの入ったトイザラス袋をもって車に戻ってくるパパさんやママさんの姿も。行って買い物して帰ってこれるくらい混んでいるのかと、さすがにゾっとしましたが、流れが一段落したのか、その後十分ほどで屋上駐車場へ。

そこからはまた戦後の闇市の如き店内を物色し、お昼寝中の姪を起こさぬように姉と連絡をとりつつ、ディズニーキャラクターが大好きな姪が喜びそうな、プーさんのお絵描きボードをゲット。これまた崩壊寸前のソ連の配給所の如きレジに並んで精算してきたんですが、この精算ゾーンに並んでいる、世のお父さんお母さん達の表情やたたずまいたるや、まさにリビングデッド。

ジョージ・A・ロメロの名作ホラー映画に登場した彼らのような魂の抜けた表情で、顔面七孔からエクトプラズム的なモノを出さんばかりの疲労っぷりです。そんな風情の方々が大量に並んでいるもんですから、リビングデッドのラッシュアワー状態でした。いやー、なんとも「本当に本当にご苦労様です」といった感じでしたね。


そんなこんなで、夜は夜で地元のダチ連中との飲み会も控えていたもんですから、枕元に置くサンタクロースが出来るわけもなく、帰宅するとお昼寝から起きていた姪っ子を呼んで、直接「メリークリスマス!」とプレゼントしたわけなんですが、いやもう前から欲しがっていたものだったものですから、喜ぶ喜ぶ。

お世辞も遠慮もまだ知らない歳ですから、これ以上なく直球で喜んでくれるわけです。表現の仕方も素直なわけで、袋から出して、箱から出した瞬間には「うわああーーー!」と目をくりくりさせて驚き&喜び。

その翌朝、つまり今朝は、オールで騒いで帰ってきた死人状態の僕が飯を食べているところに来ては、こちらが朝飯のパスタを口に運ぶいとまもないほど「おじしゃんありがと!」の繰り返し。色々描いたり塗り潰しては「おじしゃんみてー!」「おじしゃんぷーさんありがと!」の連続攻撃。いやもう嬉しいやら照れるやら飯くわせてくれやらで、朝から大わらわでした。

そんなわけでして、2歳数ヶ月の姪っ子とはいえども、飯を食うヒマもないほど女性に感謝され喜ばれ愛されたわけで、個人的には今年のクリスマスは大満足にして勝ち組だったと思う次第です(笑)。

これで大人になっても、覚えてくれていたら最高なんですけど、まぁ今の内、そうですねぇ…まぁ後8年くらい懐いていてくれたらいい方なんじゃあないかなぁって感じですね(苦笑)。さすがにそこまで夢見がちではないので、覚悟はできていますよ、うん(笑)。


さて、皆さんはどんなクリスマスをお過ごしですか?まーなにはともあれ、世の「サンタクロース」を頑張ったお父さんお母さんや、おじさんおばさん、おにいさんおねえさん、おじいさんおばあさん。そしてその戦場で働いていた全ての皆さん、本当にお疲れさまでした!今年も残すところ後一週間、お互い頑張りましょう!メリークリスマス!!


[ 2006年12月24日-20:10 ]  



プロレス観戦で忘年せんかねー。


というわけで、絶賛ノロわれ中っぽいかもしれない状態なんですが、忘年会とDDTプロレス観戦ツアーのお誘いです。現状参加者は僕を含めて5名。毎回連席で席を取って頂いているので、あと7名まで参加出来る具合になっております。

日程は12/29(金)18:00開場/19:00試合開始。会場はJR水道橋駅徒歩5分の後楽園ホールになります。観戦するのはDDTプロレスリング年内最終興行『NEVERMIND2006』です。対戦カードは以下の通りです。ちゃちゃっと試合の見所なども書いていきますので、見てやってつかぁさい。


【対戦カードと寸評】

○男色ディーノ vs マッスル坂井 vs 猪熊裕介 vs ゴージャス松野

【寸評】2月より米国マットに無期限遠征(2・3ヶ月?)する男色ディーノ。一月末にも試合がありますが年内最終興行でどんな大暴れをしてくれるか期待大です。試合カード的には4wayルールという、誰が誰からフォールなりギブアップなりをとってもいいというカオスな試合形式。

どのような攻防が繰り広げられるかさえもわかりません。DDT屈指のお笑い担当であるディザスターボックスBチームの3人に加え、松野さんの神が降りたムーブが絡んだら一体どうなってしまうのか。初っぱなから腹筋が切れるような試合になることは必至でしょう。


○諸橋晴也、マサ高梨、趙雲子竜 vs ポイズン澤田JULIE、魔蛇美、ベアー福蛇

【寸評】ここのところズバぬけた安定感とカッコよくカットされたボディ、私生活でも挙式と躍進著しい諸橋選手に、ようやく上昇気流を掴み始めた高梨、そしてマッスルとガッツワールドを股に掛けて活躍する趙雲子竜がタッグを組み、記憶喪失状態になったところを洗脳されてしまった諸橋弟こと魔蛇美、一生懸命用心棒をやっていたのに高梨がベルトをとってから連絡をくれなかったことが寂しくて、ついつい蛇人間になっているベアー福田ことベアー福蛇、そして彼らを操る我らがポイズン澤田JULIE先生とがタッグを組んでの対戦です。

「お母さんも心配するから!」と弟の非行(蛇人間化)を嘆く諸橋が、どのようにして魔蛇美を正美君に戻せるかがポイント。私生活でもリング上でも波に乗りながらも、年末の大一番をクリアできるでしょうか。


○星誕期デビュー戦
 星誕期、柿本大地 vs アメリカンバルーン、中澤マイケル


【寸評】アルゼンチン力士の元祖・星誕期が引退後6年を経てプロレス入りです。引退後はちゃんこダイニングなどを経営し、またタレント活動などをしていましたが、41歳にしてまさかのプロレス転向。引退後もラグビーをしていたりと身体は動かしていたわけですが、さてはてしっかりプロレスに転向できているのかどうか気になるところです。

パートナーはDDTのスープレックスマシーン柿本がサポート。対戦相手は、ドSのヘンタイキャラがすっかり板についてきた中澤マイケルと、アメリカからやってきた巨乳プログラマー(男性)のアメリカンバルーン。正統派・元力士・巨乳男・ヘンタイと並んだ異色カードですが、とりあえず星誕期の身体をみて、覚悟ほどを確認しましょう。


○イタリアン4ホースメン国内最終試合
 フランチェスコ・トーゴー、アントーニオ本多、X(高木三四郎の遠い親戚にあたるイタリア人) vs KUDO、飯伏幸太、松永智充


【寸評】長期政権を築いていたタッグ王座からの陥落。そしてモリ・ベルナルドが帰国してしまい、最高のパートナーを失ったフランチェスコ・トーゴーは、イタリアンフォーホースメンの解散を決意しました。イタリアの種馬らしい実にキッパリとした態度です。まるでその遠い親戚であるディック東郷さんのようですね。

そんな中、ファンの惜しむ声を受けて、国内最終試合を行うことになりました。対戦相手は今後のDDTを牽引するエース候補のKUDOと飯伏、そしてディック東郷さんの弟子である松永。既に帰国してしまったベルナルドの変わりに、高木三四郎の遠縁にあたるイタリア人が加わっての、スペシャルマッチです。三四郎の遠縁の方が気になるところですが、レスリング後進国のイタリア出身でありながらも世界レベルのレスリングを見せてくれるフランチェスコのムーブを、目に焼き付けましょう。


○DDT EXTREAM級選手権試合
 <王者>MIKAMI vs タノムサク鳥羽
 ※3分4ラウンドのラウンド制。格闘技ルール(KO、ギブアップ、レフェリーストップのみの決着)と通常のプロレスルールを交互のラウンドで行う。


【寸評】前回ビッグマッチで初代エクストリーム級王者に認定されたMIKAMIの初防衛戦。対戦相手はDDTが誇る名物タッグ・スーサイドボーイズのパートナーであるタノムサク鳥羽。キックボクシング教室を開講し、最近ノってきている鳥羽ちゃんを、MIKAMIがどう捌くかが気になるところです。

ですが試合ルールは総合格闘技ルールとプロレスルールの交互での3分4ラウンドとのこと。なんとも実験チックな試合構成ですが、ラウンドルールの意味がある試合になるのか非常に不安ですが、それでもこの2人なら素晴らしい試合をしてくれるものと期待しています。


○KO-D無差別級選手権試合
 <王者>大鷲透 vs HARASHIMA<挑戦者>


【寸評】なにも書くことはないでしょう。ここ数ヶ月で技の説得力、試合構成、身体とあらゆる方面での評価をあげて、めきめきと力を付けてきたHARASHIMAが、不動の王者・大鷲に挑む試合。DDTマットに上がりだしたときはブーイングを浴びるヒールだった大鷲も、気が付けばしっかりとDDTのお笑いをも担当できる振り幅の広いレスラーになりました。

しかしながら、反面「怖くて強い大鷲」が封印されてきたこともまた確か。久しぶりの全開・大鷲が見られる試合になることは必至でしょう。2006年の集大成となる試合、今から楽しみで仕方ありません。この2人だからこそ、この2人にしか出来ない試合で魅せて欲しいと思います。


そんなわけで、全6試合が予定されています。座席は見やすい南側席で5000円の席種になります。興行自体は2時間〜3時間で、10時前には終わると思いますので、その後希望者があれば忘年会を行いたいと思います。水道橋近辺は夜が早いので、多分新宿あたりに移動かな?その場合はオールになりますね(笑)。

チケットは受付でもらい、会場内で僕に渡してもらう形になります。冒頭にも書きましたが、席はワンブロックの連席ですので、試合開始前の集合に間に合わなくても、会場内で必ず出会えますのでご安心を。そんな感じで、参加希望の方はこちらからメールをお願いしまーす(〆切ましたー)。



とりあえず大急ぎで
ノロっぽいのを治します!

(最悪の場合*に栓していきます(笑))



[ 2006年12月27日-06:31 ]  



脳。


頭がやわらかくならんとです。

先日のクリスマスの時に、地元の友人達と集まって食事会&飲み会と洒落込んでいたわけなんですが、この仲間内では毎年クリスマスプレゼントを交換しあったりするんですよ。

とはいっても、高価なモノとかお互いの欲しいものとかではなく、価格上限を決めて一捻りを加えたアイデア勝負。いわばネタプレゼント大会です。

これまでにも、米びつ・ワインのケースに入った醤油・若干ハード自体がどこかに消えてしまったゲームソフトなど、プレゼントというよりはイヤがらせ的なアイテム交換が行われてきたわけなんですが、さすがにみんな大人になりましたので、今回は大人しく価格上限を3000円前後に決めて、全員が所持しているゲームハードであるニンテンドーDSのソフトに縛ろうという提案をしたわけです。


しかし、一件平和に見える条件設定ではあるものの、中古ゲームソフトまで含めれば価格帯的には相当な選択肢があるわけですし、DSも発売から一年以上が経過して、ニンテンドー以外からも相当な数のライセンシーソフトが出ています。そしてその中には、相当なクソゲーもあるわけです。

全員DSを持っているといっても「脳トレ」とか「どうぶつの森」をやる程度ですし、ゲーム関係に強いというわけでも、ゲーマーであるわけでもありません。ですから、逆にどんなチョイスをしてくるか読めないような状況でもあったわけです。

くじ引きで交換するわけですが、ネタでやっている以上、笑いどころのないクソゲーや、原作付きのキャラゲーはまず却下。そしてまた、誰かとカブるというのは最悪の結果になってしまいます。

つまり、ネタに走りつつもお互いの心理を読みあうという、若干ハイレベルな攻防になってしまいました。しかも当たり前ですが、当日まで何を購入したかは証さないという前提がありますので、水面下での攻防になるわけです。なんといいますか、発案者は僕だったんですけど、普通にネタプレゼントを考える方がよっぽども楽なんじゃなかろうかと思うくらいでしたね(苦笑)。


そして迎えた当日。くじ引きをして交換を終えて、開封されたソフトは奇跡的に誰一人としてかぶっていませんでした。そしてみんな以外とまともなラインナップだったりもしたわけで、いやはやみんな大人になったなぁと思った次第です(笑)。

ちなみに僕は特価で購入できた『いまさら人には聞けない大人の常識力トレーニングDS』を出したんですが、これが結構面白かったですねえ。他にも『ご当地検定DS』やら『漢字の渡り鳥』やら『メガミの笑壺』『マリオバスケ 3on3』『たまごっちのプチプチおみせっち』などが並びました。いやーみんな本当に大人になったなぁって感じです。メンバー的に明らかに需要がない『旅の指さし会話帳DS タイ』とか、多産が故に地雷も多そうな我らがD3パブリッシャーのソフトなども来るんじゃあないかと思ってたんですけどね(笑)。


そんな中、僕の手元に来たのは『やわらかあたま塾』でした。昨年中頃に発売され、以降話題になってはいたものの、やったことがなかったソフトです。脳トレとはまた違った感じの知能テストゲームなわけですが、これが滅法面白くってですね。8人まで同時プレイできるということもあって、その場で割とムキになって何度もやったりしてました(笑)。

問題の傾向によって成績の差が大きくて、そこそこ長い付き合いのはずが「なるほど、コイツはこんな傾向が強いのかー」というような事もわかって、実に面白かったですねえ。

そして解散後、当然僕の手元には今も『やわらかあたま塾』があるわけなんですが、一応毎日ちょこちょことやっているんです。やっぱり年相応に頭は硬くなっているようで、言語と知覚と記憶はそこそこいい成績なんですが、分析と数字はまったくダメという、定冠詞付きのTHE・文系脳といった具合になっています。


最初は初段程度の柔らかさだったんですが、なんとか今では1500g台で5段に到達することが出来ています。しかし、これが限界なのかなぁという感じもありますね。んが、調べてみると上限は2300g以上。やりこんだ人によっては3000g以上を叩き出す人もいるというじゃないですか。全く持ってなんだそりゃあですよ。

そりゃゲームってのは繰り返していれば、操作感覚などが習熟してきて高得点なりなんなりを出せるようになるもんですが、これはそういうもんでもないですからねえ。クイズではないので問題を覚えることができるわけでもありませんし(できそうなのもありますけどね)、やっぱり思考即反応というような、インプットとアウトプットの連携速度と情報処理速度ができないわけで、どんな習熟っぷりなんだと愕然としてしまいますよね。

これはもう、是非3000g台を叩き出しているプレイヤーさんがプレイしているところを、是非観てみたいです。どんだけの反射速度なのか、実に気になります。何しろ発売されてから一年半以上が経っているわけですので、結構多くの方が習熟をしているんじゃないかなーと思うんですよね。ひょっとしたら読者さんの中にも、すんげースコアを出している人がいたりするのかもしれませんねー。



頭のでかさだったら自信あるんだけどなぁ…。
(事故でCTとったときは「詰まってますねぇ」と感心されたんですけどね…)
※脳容量と知能は関係ありません※



[ 2006年12月28日-04:07 ]  



年末年始特別企画:カップラよりも速く! -届けマイ絵心-


新年あけましておめでとうございます!(←※このメッセージは1月1日午前0:00以降に反転して読んで下さい)

というわけで、誠に勝手ながら早めに新年のご挨拶を予約させていただきましたが(既にネタバレ)、この後、ネットの繋がらない山奥に帰省してしまいますので、おそらくこれが年内最終の更新になるかと思います。

ですが大晦日から元旦、正月三が日というめでたい日に、わざわざ当サイトを訪問して下さる方々もいらっしゃるわけで、そんな皆さんに旧年に書いた記事をそのまま放置しておいて読ませるなんていうのは避けたいところ。

というわけでして、年越し&新年企画としまして、プロトタイプ公開時に好評だったお絵描き企画『カップラよりも速く』を復活したいと思います。プロトタイプ版では、御題に従って絵心レスな僕が恥を晒すという企画でしたが、今度は皆さんにも参加していただきます。


ルールは至ってシンプル。出された御題に対してマウスないしはペンタブ(トラックボールやノートパソコンのポインタではさすがに厳しいかと…)などで、お絵描きをして投稿して頂くだけです。お絵描き掲示板を改造させていただいたモノを用意しましたので、ブラウザとJavaScriptが動く環境さえあれば、どなたでも参加して頂けます。

しかしながら、一つだけ厳密なるルールがあります。それは『カップラよりも速く』という企画名通り、一般的なカップラーメンの出来上がるまでの時間である3分間前後に描き上げるということ。書き直しやら修正やらをしているヒマはありません。基本的には勢い重視の一発勝負です。

このお絵描きアプレットは、クリックしてアプレットが動き出したところから、投稿ボタンがクリックされるところまでの時間が記録されて表示されますので、ごまかしの利かない正確な記録になりますので、トライされる方は、時計をおいて確認をするなどの方法もアリですが、とにかくひたすら大急ぎで描いてみて、どこまでできるもんなのかを確認してみるといいかもしれません。


ケータイからでも「ヒトコトなつぶやき」は更新できるようにしてありますので、電波を探しながら頑張って、色々な御題を提出したいと思います。制限時間は3分間+一応誤差で30秒くらいはOKということにしたいと思います。

つまり制作時間が3分30秒までならOK。それ以上はどれだけ巧く面白く描けていても選外になりますので、ご注意を。一つの御題に対してトライは何回してもかまいませんが、なるべく1回でスパっとやってみてください。

んでもって、優秀作品にはお年玉的なプレゼントを差し上げたいと思いますので、投稿時にはハンドルネームの明記をお忘れなく!そんなわけで、皆さん是非頑張ってみて下さい!


ちなみに操作方法は以下の通りです。






レイヤーをレイヤー1に切り替えるのは、そのまま描いたり消したりしてしまうと、背景の台紙的なモノまで消えてしまうからという理由です。初期設定で、ペンは指定の太さと色に設定してありますので、これらは一切変えずに描いてください。アレですね、ホワイトボードとマジックのようなイメージです。とにかく簡単にスパっと手早く仕上げる、これがポイントです。

ちなみに選考基準は絵心の生むや巧拙ではなく、インパクトと面白さ勝負です。ですので、絵心って云ってるのにも関わらず文字ネタとかでもOKです。そのあたりは過去のプロトタイプ版の僕のラクガキ達を見てやって下さい(参考:

というわけで、御題は最新の『ヒトコトなつぶやき』を参考にしてください。あ、そうそう投稿時にはタイトルに御題をしっかり書き添えてくださいね。審査の時に「…これはなんの御題で投稿したんだ…?」ってな事にならないようにお願いします(笑)。



そんなこんなで、皆さんの
熱い絵心をお待ちしております!


お絵描きアプレットへの入場はコチラから!


それでは皆さん、よいお年を!
2007年もよろしくお願いします!

(あと山で遭難したり冬眠したりしないよう祈って下さい(笑))



[ 2006年12月30日-23:24 ]