じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)
  
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ヒトコトなつぶやき どてらかはんてんか。
寒くなってきたので、どてらを引っ張り出して着用している。暖房を入れるよりまずは着ぶくれる。電気代をケチるわけではないが、どてらを纏えば、とりあえずは暖房を入れなくても済む。それくらい温かいのだ。

と、上の様な文章を書き出して、ふと考え込んでしまった。「どてら」だっけ?「はんてん」だっけ?という問題である。僕が着ているのは腰くらいまでの丈くらいの綿入れの和服である。お祭りなどで着る「半纏」を綿入れ加工したもので、日本の防寒着としては非常にメジャーなものだ。これを着用してコタツに入ってみかんを食べれば、完全に日本の冬の風景だ。

しかし、それならば「綿入れ半纏」が正しい呼び名であるはず。じゃあ僕が最初にこれの名前だと思った「どてら」とはナニモノなのだと、早速のこと調べてみた。別に暇なわけじゃない。気になったモノをひっかかったままにしておくのがイヤなだけなのだ。

で、結果としては「褞袍(どてら)」とは、普通の着物を少し大振りに作って綿入れに加工したモノであると云うことがわかった。関西では「丹前(たんぜん)」と呼ぶらしい。そして僕が着ているモノは「半纏(はんてん)」で正解のようだ。こちらは袖や丈を短くして簡略可した「羽織」が原型であるらしい。

また綿入れ半纏は「ねんねこはんてん」とも呼ばれ、背中に背負った赤ん坊を冷やさない様に、また背負ったまま寝かしつける為に羽織ったものというスタイルでもあるという。なんとも温かい逸話のあるモノだ。ちなみに褞袍は遊び人な男の着るモノであったという。この辺りは「湯女風呂」で検索するとエピソードが出てくるので興味のある人は是非。

なんにせよ半纏のおかげで随分と温まった。問題なのは眠くなってしまうことだが、これも「ねんねこ半纏」なのだから仕方ない。ほら、僕三十歳児だし。うん、仕方ないよ。ぐう。

[2005 年 11 月 24 日- 04 : 11 ]