【後楽園ホールでプロレスを観戦しようツアー】

ほとんど恒例となって来た感のある、プロレス観戦オフ。今回で4度目になりました。今回の観戦団体も、春九堂が個人的に超応援している、ドラマティック・ドリーム・チームこと、DDTです。

開催概要は以下の通りです。

大会名:MAX BUMP 2004
開催日:2004年5月3日(月/祝日)
場 所:東京・後楽園ホール
時 刻:11:00開場 12:00試合開始
参加費:チケット代実費
(多分4000円か4500円)

今回は昼興行ですから、終了は14時前後だと思いますので、興行が終わった後、どこかに移動して軽くお食事でも出来たらいいなぁと思っております。夜興行だと、終了が21時前後になるので、ゆっくり飲み食いできませんしね。

チケットは、主催者の私、みやもと春九堂が確保させていただきます。可能な限り、まとまった席を確保したいと思います。前回は後楽園ホールのひな壇を一カ所まるまる確保するという荒技を敢行しました(笑)。今回もそんな風に和気藹々と観戦したいですね。

参加申し込みをしたいけど、イロイロわからないことがあって不安……という方は、コチラのスレッドに疑問をぶつけてください。応えられる範囲でお応えします。

また参考資料として、これまで春九堂が書いた、DDTに関するコラムやエッセイなどを、以下にリンクしましたので、参考資料として読んでみてください。

【垂直落下式】
超一流の偽造レスラー [一宮章一]
覆面レスラー狂想曲(ラプソディー) [ミスターストロベリー/ミスターアメ偽カン]
ミックスドマッチから飛び出した新しい波 [『昭和』子]
166/72(前編後編 [MIKAMI]
お気をつけ下さい! [男色ディーノ]
プロレスを楽しもう。 [昨年9月のDDTオフのまとめ]
マラカス・ファンタジー(前編後編 [ポイズン澤田JULIE]
ある引退。 [脚立(ラダー)]

【過去のつぶやき】
MIKAMI選手に会った [MIKAMI]
垂直落下式こぼればなし [男色ディーノ]
男色ディーノ! [男色ディーノ]
男色ディーノとDDT [男色ディーノ/昨年9月のDDTオフの告知]
かつてチャンプと呼ばれた無機物 [脚立(ラダー)/昨年9月のDDTオフの告知]
特別ふろく!これが9.28後楽園の見所とかだ! [ディーノ、O.K.他/昨年9月のDDTオフの告知]
プロレスとはエンターテイメントショウ。 [昨年9月のDDTオフのまとめ]

ハンドルネーム
お名前
性別 男性 女性
ケータイ番号
※当日の集合時に使います。
ケータイメアド
※当日の集合時、緊急のお知らせなどに使います。ドメイン指定受信にしている方は「g-labo.to」を許可して下さい
連絡先メアド
※通常の連絡に使います。
チケット枚数 枚 ※半角数字で。同行者のある方はトータル人数分。
備考欄
(同行者数や、同行者のお名前、その他質問などあれば)

 

さて、プロレス初心者大歓迎の、このプロレス観戦オフ。ルールさえも知らないという方もいらっしゃると思いますので(事実前回、そういう方がいらっしゃったのです(笑))、プロレスの根本的な疑問に対するQ&Aを用意しました。プロレスを知っている人は、読まなくていいと思います(笑)。

また、その次に、前回・前々回とプロレスオフに参加してくれて、プロレスファンになったという女性の方に、お願いして女性ならではの視点から、Q&Aを作っていただきました。こちらは是非ご一読下さい。

プロレス初心者がプロレスを少しでも理解する為のQ&A


Q:プロレスってなんなの?
A:格闘技であり、スポーツエンターテイメントです。

スポーツ競技のアマチュアレスリングに対して、試合をすることでお金を得るところから、プロフェッショナルレスリング、略してプロレスとなっています。ただし、日本では公式なプロコミッショナーがあるわけではなく、プロテストやデビューは、各団体の判断に委ねられています。

Q:プロレスはどんなところで試合をするの?
A:ボクシングやK−1、PRIDEと同じく、四方をロープに囲まれた、およそ6m四方の正方形のリングの上で行います。

プロレスのロープは基本的に3本。他の格闘技は4本ロープでロープ同士を縛って固定するのが主流です。これは選手の場外への転落を予防する措置ですが、プロレスでは、ロープ越しの攻防や場外戦もありますので、3本ロープで、場外とリング、エプロン
(ロープ外のリング上)の出入りがしやすくなっています。

しかし最近では、このリングを使わないプロレス団体や、リングがあっても場外というか会場外にまで出て乱闘をするような団体や試合形式もあったりします。それもまた、プロレス。


Q:プロレスの勝ち負けはどう決まるの?
A: 基本的には「3カウント」と「ギブアップ」と「リングアウト」です。

相手を仰向けに寝かせて、覆い被さって押さえ込む姿勢を「フォール」といいます。厳密ではないのですが、相手の両肩をマット押さえ込み、レフェリーがフォールを確認して、「ワン・ツー・スリー」とカウントをしながら、マットを掌で叩く「3カウントフォール」というものが基本になります。これはアマチュアレスリングのピンフォールや柔道の押さえ込みと同じようなモノです。

または柔道やPRIDEと同じく、関節技や絞め技で相手が「まいった」をする「ギブアップ」。他に負傷による「ドクターストップ」や、失神などで試合続行不可能と判断される「レフェリーストップ」または「KO(ノックアウト)」

他、場外カウントが定められている団体やルールでは、レフェリーが数える20カウント以内にリング内に戻らない場合の「リングアウト」。プロレスは5カウント以内なら反則が許されますが、それでも止めない、または目に余る反則の場合の「反則裁定」などがあります。

3カウントやギブアップは基本的にリング上・リング内のみ有効ですが、場合によってはエニウェアルールで、場外場内会場外問わず、という場合もあります。また「オーバー・ザ・トップロープ」といって、3本のロープの一番上のロープを超えて場外に転落した場合に、敗北となる、というルール。また「危険行為」として、これを反則としているルールもあり、その場合は意図的に放り出した場合に、反則裁定が下ります。


Q:プロレスにはどんな試合形式があるの?
A:赤コーナー・青コーナーにそれぞれ選手が一人という「シングルマッチ」。2人ずつのチームでの「タッグマッチ」が基本形です。

タッグマッチは、それぞれのコーナーに設置されている「タッチロープ」を、控えの選手が掴んだ状態で、リング内に出ている選手のタッチを受けた場合のみ試合権利(フォールやギブアップで試合を終わらせることが出来る)を交代することが出来ます。

タッチが成立しない場合は、攻撃をしてもフォールをしても、認められません。反則行為になります。仲間がフォールやギブアップをとられそうな場合は、リング内に飛び込んで技やフォールを妨害する事も出来ます。これを「カットプレイ」といいますが、基本的には反則ですので、自コーナーに戻されます。

また試合権利のない選手と2人がかりで攻撃をすることを「ダブル/ツープラトン/合体攻撃」などといいますが、これも反則になり、自コーナーに追い返されます。また試合権利のない選手が強い攻撃を加え、試合権利のある選手が、それをフォールした場合、レフェリーによってはフォールを認めない場合があります。

こうした試合形式の他に、3人ずつの「6人タッグマッチ」や、タッチ不要で、誰にでも試合権限のあるトルネード方式、またタッチせずに複数人が入り乱れた場合、最後にリングに残っていた両コーナーの一人ずつに試合権利が移動する、ルチャルールなど、さまざまなルールがあります。

また3選手が入り乱れて、それぞれ戦う「3way/トリプルスレッド」マッチや、「4way」などのルール。一度に大勢の選手がリング上でフォールやギブアップを奪い合い、最終的に一人が生き残る「バトルロイヤル」。最初は2人、続いて数分ごとに選手が次々と入場してバトルロイヤルを行う「ロイヤルランボー(ランブル)」などのルールもあります。

Q:プロレスラーの技って本当に効くの?なんでよけないの?
A:プロレスは相手の技を「受ける」ことも重要なのです。

ですから「この技の時は、こう受ける」という練習もします。これを「バンプ/受け身」といいますが、柔道の「受け身」もそうであるように、キチンと受けないと怪我をしてしまいます。つまりそういう練習をしていない一般人が食らったら、確実に怪我をしてしまいます。

基本的にはレスラーは鍛え上げた肉体で、相手の技を「受けとめる」ことで、力量差や実力を示します。一方的に攻め立てるけれど、攻撃されるとすぐにやられてしまうレスラーというのは、あまり好まれません。

相手の技を受けるだけ受け止め、ダメージが蓄積するわ、体力が消耗するわという窮地にあっても、自分の技で相手をねじ伏せる。これがプロレスラーらしいプロレスの試合の仕方となります。「相手の攻撃から逃げない」、これがプロレスが「プロ」レスたる大きな理由だと思います。

もちろん、ガード(防御)をしたり、かわしたり、いなしたりするスタイルのレスラーもいますが、というスタイルもあります。こうしたレスラーは「テクニシャン/職人」と呼ばれますが、そのディフェンスの動作で観客を沸かせるのは、非常に難しいのです。

Q:プロレスって八百長なんでしょ?
A:違います(個人的見解)。

プロレスの基本はスポーツエンターテイメントショーですから、見ているお客さんを喜ばせる為、観客を動員する為に、もっとも盛り上がる・期待されるストーリーを作り、演出していきます。これはプロのエンターテイメントとしては、当たり前のことです。その中で、試合の勝敗が試合前から決められている可能性はあります。

ですが、そうしたストーリーの「これからこうなりますよ」という展開や、「この試合結果はこうなりますよ」ということを、観客に教えることはありません。教えられたって盛り上がらないでしょう(笑)。つまり、今の説明も「想像の域を出ない」ということです。

そもそも、八百長というのは賭け事や勝負事で、事前に勝敗を決めて、それを実行することで損得を為す、という事ですから、勝敗があまり関係なく「試合内容」が最も重要視されるプロレスというスポーツエンターテイメントには、当てはまりません。それでも「勝敗が事前に決められているなら八百長だ!」というなら、どうぞそれは御自由に(笑)。ムキになって否定をするつもりもありませんし、見方の違いというだけですので。

観客は試合内容と試合展開を楽しみ、勝敗や、それによる今後の展開を楽しみにしつつ予想し、団体や選手側は、そうした観客の想像や期待の斜め上を行くべく努力する。そうした想像力のせめぎ合いが、プロレスの醍醐味だと思います。そして観客の想像や期待を悪い方に裏切る団体や選手は、いずれ朽ちていきます。

ちなみにあからさまに片方に贔屓なレフェリーや試合介入や乱入などがあった場合は、素直に怒っていいのです。そして「もう観ない!もう応援しない!」という選択もありです。それは貴方が「プロレス」に参加している証なのですから。

プロレス初心者な女性の為のQ&A


Q:ここに書いてあるルールは全部覚えていかないとダメ?
A:全部を丸暗記する必要はありません。

ゴングが鳴ったら試合開始、ゴングが沢山鳴ったら試合終了。レフリーと選手がいて、戦っているぞ。それ位の知識があれば、段々観ているうちに分かってきますから、大丈夫です。技の名前等も、知らなくてもカッコイイと思うのは、カッコイイんだ!で充分です。単純明快で誰でも楽しめるのが、プロレスです。

Q:選手の名前と顔って覚えないと面白くないのかな?
A:全員覚える必要はありません。
もしも不安だったら公式サイトでも、選手の写真があるので見て行くといいと思いますが、テストとかないし、怒られる事もないのでご安心を。無理矢理覚えなくても、実際に行って、お気に入りの選手を見つけられれば、自然と覚えると思います。ちなみに私は、未だに「カッコイイ人」「ロン毛」「大きい人」などと、勝手に認識コードをつけている選手が多くいます。会話の時は、優しくて詳しい人が、頑張って推理してくれるので安心です。

Q:場外乱闘とか言うけど、危なくない?
A:危険はありません。

ありませんと言い切りましたが、勿論注意は必要です。ですが、逃げなきゃいけない場合は、スタッフや周りの人達が教えてくれます。安全確保の為のスタッフですからね。その人達の注意に従っていれば、何も怖い事はありません。小さい子供も観にきてます。ライブハウスや某初売りセール会場の方が、100倍怖い場所です。

Q:ファン層ってどうなの?どんな服装で行けばいいの?
A:全体的に女性ファンは多いし(前回のオフの時)女性は沢山いました。服装も様々です。

私が初めて行った時、「筋肉の話しかしない殿方ばっかりだったらどうしよう」と思ってました。そういう質問ですよね?ご安心を。とりあえずどうしても何を着ていったらいいか分からない!って人は、他のスポーツ観戦と同じ感じで平気です。身軽な方が、席についた時にも楽ですし…という程度です。そういえば以前、着物で来てる人もいました。何でもアリですね。ウエディングドレスとかは、ちょっと裾が邪魔なのでオススメできません。

Q:持ち物について教えて下さい
A:コンパクトな方がいいですね。
会場では靴を脱ぐのでスリッパを…ってウソです。すっごいウソつきました。ごめんなさい。スリッパいりません。他のスポーツ観戦やライブ等もそうですが、荷物は少ないに越した事はありません。あと写真を撮る事もできるので、撮りたい場合はカメラですね。ズーム効かないと良いのは撮れませんが…。Tシャツとか好きな人は、結構面白いデザインもあるので、余分にお金を持って行った方がいいです。あとは、ワクワクする心ですか。わぁカッコイイ!

Q:ストーリーみたいなのは、知ってないと面白くない?
A:あまり知らなくても大丈夫です。

私の場合は、横の人に「あの人、何であんなに偉そうなの?」とか、分からない事は随時聞いてます。それに試合前に何かと流れを解説してくれる仕掛けがあるので、それとなく分かります。