じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)

【 2004年03月23日-02:03 のつぶやき】

雨トキドキ腰痛。トコロニヨリマンモス。


うつぶせで書いてます。

寒いですね。関東は雨降ってますですよ。山下達郎のあの忌まわしき歌の歌詞のように、夜更け過ぎに雪へと変わったりしないか、かなり不安です。

梅が咲く3月。桜のつぼみもほころびはじめる3月。暦の上ではとっくの昔に春。そんな時期にも関わらず、なんなんでしょうこの寒さは。突発的ポールシフトで、地軸がオーストラリアあたりに移動しちゃったんでしょうか。何だよ室温5度って(顔面蒼白でガクガク震えながら)

まぁ3月はまだ雪が降ったりすることもありますし、場合によっちゃあ4月の雪なんてこともありますから、決して珍しいことでもないんですけどね。寒いくらいで、そんなオカルト超常現象持ち出すなっつーか、そんなこと起こったら寒いどころの騒ぎじゃねーっつーか。


しかし参りました。僕は重度の腰痛持ち(正確には椎間板ヘルニア持ち)なんですが、他にも格闘技やってた時代の名残やらバイク事故の後遺症やらで、急激に温度や湿度が変化したりすると、そこかしこが疼いたり痛んだりするんですよね。

で、今日のこの寒さ&雨ですよ。しかも昨日はそこそこ暖かかったりしましたし、土曜日は雨降りであったとはいえ、気温はそこまで低くなかったじゃないですか。それを受けての今日の冷え込みですから、もう今朝なんか初っぱなから、ユーザーの起動を失敗しましたって感じでしたよ。

もうね、これは同じ症状を持っている人にしかわからないと思うんですけれども、金縛りのように動けないんですよ。体中が軋んで悲鳴をあげてるような感じです。ようやく感覚が戻ってくると、今度は痛みのオンパレード。腹筋を使って起きあがるなんて、まず無理ですし、寝返りなんていう「身体を捻る動作」をしたら、その痛みだけで鉄板で再起不能(リタイヤ)になれそうです。

しかし朝といえば、恒例の生理現象があるので、いつまでも固まっているわけにもいきません。あ、毎朝恒例の生理現象といっても、モーニングペニセストの事じゃないですよ?ごく普通の尿意のことです。通称「朝一番」ってヤツですね。

これはもう全く我慢出来るモノではないので、さっさと起きあがってトイレにいかねばなりません。痛みに負けたまま禁を失ったりしてしまえば、今度は精神的に、いい歳ぶっこいた成人男性として、人生からリタイヤしなくてはならない状況に陥ってしまいます。


そういうわけで、痛くない方の膝をおそるおそる曲げながら、痛い方の膝もゆっくり起こして、腕を天井方向に伸ばして、まずは首を起きあがる方向に向けて伸ばした腕を倒しつつ、膝もそちらに倒して寝返りをうち、そこから手を使っておそるおそる起きあがりつつ、ベッドから下ります。

そうしている内にも、迫り来る尿意と、全身に襲いかかってくる激痛。そして痛みのショックによる失禁の恐怖

この追いつめられっぷりを喩えるならば、『ニトログリセリンと濃硫酸を両手に持ってDr.中松フライングシューズを履いて、清水寺を観光してこい』と云われているような心境です。

これは辛い。非常に辛いです。それでもなんとかベッドから降り立ち、悲鳴に近い呻き声をあげながら階段を下り、なんとか無事にトイレで用をたすことが出来たのですが、その無理がたたったのか、その後は、脚に痺れるような感じが出てしまうほどの悪化っぷり。

そんなわけで、処方されている鎮痛剤と筋弛緩剤を服用して、寝たきり状況で仕事をしつつ現在に至るわけですが、暖房をガンガンにつけているはずなのに、相変わらず寒いんですよね。布団にもぐり込んでいても寒い。つーか吐く息がなんか白いんですけど。

時間は既に夕刻過ぎ。確かにますます冷え込む時間とはいえ、いくらなんでも寒すぎます。こんなに寒くっちゃあ鍼さそうが低周波流そうが一向に回復するわきゃありません。

「やはりポールシフトが起こって速効氷河期モードに入ったに違いない、このままどっかの氷河の中にいた氷漬けのマンモスみたいに凍り付いて、後世に発見されちゃうんだ。そして胃袋の中にはキンポウゲがはいってたりするんだ。僕キンポウゲ食ってないけど。ていうかそもそもキンポウゲがどんなもんなのか知らないけど。それでもなんとなく金宝毛って書かれたりすると、どんなものか想像出来たりするよね。いや漢字表記がそれで正解なのかどうか知らないけれどね。でもこうなんか、ちぢれてんの。もじゃもじゃしてんの。太かったり細かったりすんの。それが野原一面にびっしりと生えてて……って怖ッ!きしょッ!!マジキモい。そんなもん食うなよマンモス。どんなもん食ってんだよマンモス。ああ、でも、そうか。そんなもん食ってるから、あんなに毛深いのか、お前。わかったよマンモス。悪かったよマンモス。僕お前のこと誤解してたよマンモス。たっぷり食えよマンモス。キンポウゲ食えよマンモス。あぁあマンモスーーーーーーーーーーー!!!」

と錯乱気味に氷漬けになってしまうことを覚悟完了し、辞世の句の一つも考えようとしていたところ、部屋のカーテンが巻き上がって一陣の寒風が室内に吹き込みました。……へー……ふーん、そうかぁ、えへへ〜。チックショウ。なんで窓開いてんだバカ野郎


そんな重大事項にようやく気づいた僕は、また這いつくばるようにして窓に辿り着いて、窓を閉め、鍵までかけて、ガムテープで隙間を目張りして炭火七輪でサンマを焼きながら果てていきたい気分をぐっと堪えて再びベッドに戻り、エアコンの暖房スイッチをぽちり。

ようやく部屋が暖まって来て現在に至るわけですが、そこではたと気づきました。おそらくこの窓は昨日の夜から開きっぱなしなのでしょう。おまけに朝っぱらから腰および全身の激痛に悩まされていた僕は、それこそ「あぐあー!」「うぃたたたたたた!」「くふぅーはあぁーっ!」「もうダメ!もうアレ!もうアレ過ぎ!」「き、キンポウゲー!」などと悲鳴を上げていたわけなんですよ。

ちなみに最近、当家の周囲は宅地造成が完了して、どかどかと家が建ったりリフォームをしたりとか、頻繁に工事がされています。そして現在は我が家の目の前の敷地で工事をしている日々。あれですね、外の音って窓開けてるとよく聞こえるんですよ。会話とかも。――ということは、逆もまた真なりって事ですよね。



……えーと。



みんな氷漬けになっちゃえばよかったのに。
(ご近所にヘンな噂がッ!噂がぁッ!!)



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