【 2004年08月29日-12:23 のつぶやき 】
■ TATTOO!
先日珍しく電車に乗っていたときの事です。
都心に向かう電車は途中の駅から急に混み始めたのですが、乗り込んできた人の大半は若い人でして、若いというか高校生か中学生くらいの人が大多数を占めていました。
そういえば世間はまだ夏休み。女性も男性も、否、女子も男子も露出度が高く、そしてその分開放感も高いのでしょうか、にわかに車内は華やかに、そして騒然とし始めました。
考えてみれば、この電車が向かう先はワカモノの集う街が続きます。そりゃあ華やかにもなるし、騒がしくもなるってもんです。
まぁ夏休みだしね、みんなハジケるよね。うんうん。でもおっちゃんは疲れているから、あんまり騒がしくしないでね、などと必殺クマ寝入りを決め込んだりしていたのですが、目の前に立った「イカニモ」なワカモノ男子の3人組が、とにかくやかましく話し始めたのです。
全員金髪か脱色(むしろ漂白)している毛髪に、褐色の肌。そして「え?今もそれアリなの?」というような、NBA系のユニフォーム風のタンクトップに腰履きなパンツという出で立ちです。
まぁ一言でいうならば、「出来るならあんまり関わり合いになりたくないヤンチャ小僧達(でもからまれたら頭からかじるよ!もぐもぐ!)」といった感じなんですね。
まぁそんな彼らが大声でワーニャーマジェー?チョーウジェーベーベーブー(解読不能。聞き取る気の問題で)と話しているわけなんですが、どうにも特殊な発音形態言語で、僕には半分くらいしか聞き取れません。
それも拾い拾い聞いていると、チーム(チーム?!)のメンバーかなんかの話なのでしょう。飲み屋で酒飲んで暴れて「アリネエー」とか誰かが店員を投げ飛ばしたとか、そんな話もしています。コイツら野獣かなんかでしょうか。
そして彼らの話題は、どうも話の内容が刺青が云々という話になったようでした。それも誰かがこれから刺れる刺れないの話ではなく、誰かが刺れている刺青について話しているらしいんですよね。
そんな感じで「アイツチョーヤベー」「マジヤベー」などと賑やかに笑いながら彼らは話しているわけなんですが、どうにも一人スゴイのがいるらしく、彼らの中では「なんだかんだいいながらもアイツが一番ヤベーヨ」ということになっているらしいんですね。
しかし関係があまり深くはない仲間なのか、名前が出てこないらしく「ナンダッケヨーアイツー」とか首をひねっています。
名前を覚えられなくとも刺青を覚えられているなんて、どんなヤツなんだと思ったわけなんですが、どうやら彼の刺青は龍らしく、しかも「ウジャウジャ彫ってあんのチョースゲーマジヤベー」ということらしいんです。
そんな話を拾い聞きしていた僕は、ますます興味深い人物に思ったというか、それはどう考えてもタトゥーとか甘いものではなく、リアルに倶利迦羅紋々入りの大当たりな本職さんなのではなかろうかと、彼らの将来が不安になったり、そんな素敵な方とこんな若い内からお付き合いがあることで、ガッチリと、そりゃあもうガッチリと決定したであろう彼らの将来性の方向に心の中で手を合わせてみたりしたわけです(南無おめでとう)。
しかし、しばらくする内に一人が名前を思い出したらしく嬉しそうに云いました。
「ああー!オレ思い出しちゃったよマジヤベー!」
「マジかよナンダヨ名前ー!」
「シシンだよシシンー!」
「うおナニそれマジヤベーそーだよ、シシンだよシシンー!」
「なんだっけアレだよえーと、クモンリュー!クモンリューシシンだよクモンリュー!」
シシン…?
クモンリュー…?
クモンリューシシン…?
九紋龍 史進
(くもんりゅう ししん)
『水滸伝』じゃねーか。
なんてことでしょう。この見るからにヤンチャをきめこんだボーイズは、白昼堂々彼らには似つかわしくない中国伝奇文学の代表作の登場人物について熱く語らっていたらしいのです。
とすると先ほど「居酒屋で暴れた」とかそんなことをいっていたのは武松とか魯智深和尚とかのことなのかもしれません。
いやまてよ。ひょっとしたら『水滸伝』をモチーフにしたチーム(チーム?!)なのかもしれません。梁山泊とかなのっちゃったりしているのかもしれないわけですよ。それでタトゥーとか彫っちゃったりとか!チーム内では「あにじゃ!」とか呼んじゃったりしているわけですよ!!うわこわーい!(頭の悪さが)
そんな風に妄想してる間に彼らは降りるべき駅に到着したらしく、出口に向かいます。そしてその際に聞こえてきた一言が、僕の妄想をあっさり否定しました。
「読書感想文とかチョーダリーよなー。さっさと終わらせてプール行こーぜプール」
うん。えーと疑ったりしてごめん。
宿題頑張ってね。
(なんつーか人は見かけによらないもんですな)
都心に向かう電車は途中の駅から急に混み始めたのですが、乗り込んできた人の大半は若い人でして、若いというか高校生か中学生くらいの人が大多数を占めていました。
そういえば世間はまだ夏休み。女性も男性も、否、女子も男子も露出度が高く、そしてその分開放感も高いのでしょうか、にわかに車内は華やかに、そして騒然とし始めました。
考えてみれば、この電車が向かう先はワカモノの集う街が続きます。そりゃあ華やかにもなるし、騒がしくもなるってもんです。
まぁ夏休みだしね、みんなハジケるよね。うんうん。でもおっちゃんは疲れているから、あんまり騒がしくしないでね、などと必殺クマ寝入りを決め込んだりしていたのですが、目の前に立った「イカニモ」なワカモノ男子の3人組が、とにかくやかましく話し始めたのです。
全員金髪か脱色(むしろ漂白)している毛髪に、褐色の肌。そして「え?今もそれアリなの?」というような、NBA系のユニフォーム風のタンクトップに腰履きなパンツという出で立ちです。
まぁ一言でいうならば、「出来るならあんまり関わり合いになりたくないヤンチャ小僧達(でもからまれたら頭からかじるよ!もぐもぐ!)」といった感じなんですね。
まぁそんな彼らが大声でワーニャーマジェー?チョーウジェーベーベーブー(解読不能。聞き取る気の問題で)と話しているわけなんですが、どうにも特殊な発音形態言語で、僕には半分くらいしか聞き取れません。
それも拾い拾い聞いていると、チーム(チーム?!)のメンバーかなんかの話なのでしょう。飲み屋で酒飲んで暴れて「アリネエー」とか誰かが店員を投げ飛ばしたとか、そんな話もしています。コイツら野獣かなんかでしょうか。
そして彼らの話題は、どうも話の内容が刺青が云々という話になったようでした。それも誰かがこれから刺れる刺れないの話ではなく、誰かが刺れている刺青について話しているらしいんですよね。
そんな感じで「アイツチョーヤベー」「マジヤベー」などと賑やかに笑いながら彼らは話しているわけなんですが、どうにも一人スゴイのがいるらしく、彼らの中では「なんだかんだいいながらもアイツが一番ヤベーヨ」ということになっているらしいんですね。
しかし関係があまり深くはない仲間なのか、名前が出てこないらしく「ナンダッケヨーアイツー」とか首をひねっています。
名前を覚えられなくとも刺青を覚えられているなんて、どんなヤツなんだと思ったわけなんですが、どうやら彼の刺青は龍らしく、しかも「ウジャウジャ彫ってあんのチョースゲーマジヤベー」ということらしいんです。
そんな話を拾い聞きしていた僕は、ますます興味深い人物に思ったというか、それはどう考えてもタトゥーとか甘いものではなく、リアルに倶利迦羅紋々入りの大当たりな本職さんなのではなかろうかと、彼らの将来が不安になったり、そんな素敵な方とこんな若い内からお付き合いがあることで、ガッチリと、そりゃあもうガッチリと決定したであろう彼らの将来性の方向に心の中で手を合わせてみたりしたわけです(南無おめでとう)。
しかし、しばらくする内に一人が名前を思い出したらしく嬉しそうに云いました。
「ああー!オレ思い出しちゃったよマジヤベー!」
「マジかよナンダヨ名前ー!」
「シシンだよシシンー!」
「うおナニそれマジヤベーそーだよ、シシンだよシシンー!」
「なんだっけアレだよえーと、クモンリュー!クモンリューシシンだよクモンリュー!」
クモンリュー…?
クモンリューシシン…?
九紋龍 史進
(くもんりゅう ししん)
『水滸伝』じゃねーか。
なんてことでしょう。この見るからにヤンチャをきめこんだボーイズは、白昼堂々彼らには似つかわしくない中国伝奇文学の代表作の登場人物について熱く語らっていたらしいのです。
とすると先ほど「居酒屋で暴れた」とかそんなことをいっていたのは武松とか魯智深和尚とかのことなのかもしれません。
いやまてよ。ひょっとしたら『水滸伝』をモチーフにしたチーム(チーム?!)なのかもしれません。梁山泊とかなのっちゃったりしているのかもしれないわけですよ。それでタトゥーとか彫っちゃったりとか!チーム内では「あにじゃ!」とか呼んじゃったりしているわけですよ!!うわこわーい!(頭の悪さが)
そんな風に妄想してる間に彼らは降りるべき駅に到着したらしく、出口に向かいます。そしてその際に聞こえてきた一言が、僕の妄想をあっさり否定しました。
「読書感想文とかチョーダリーよなー。さっさと終わらせてプール行こーぜプール」
宿題頑張ってね。
(なんつーか人は見かけによらないもんですな)