【 2003年07月02日-22:53 のつぶやき 】
■ そうだ熱海に行こう<3>
五里霧中。
そうとしかコメント出来ないくらいの霧。よく小説で「濃密なスープの様な」とかいう表現があるが、まさにそんな感じだ。展望台で一服入れた後走り出した僕は、ハイビーム&ハザードという二段構えでゆっくりゆっくりと走行した。
どうやら登り勾配の頂点には達したらしいのだが、そのまま高地を移動しているよう感じだ。しばらく走っていると、少し空が明るくなってきた。風が強くなり霧が緩む。そしていつしか視界は開け始め――ひとしきり強い風が吹いた。そう思った刹那の後、曇天に蒼穹の切れ間が広がり、あたりに光が差し始めた。

風が強く、湿気を一気に吹き飛ばすような感じすらある。風景が一変して「正しい初夏の山」の風景を映し出す。現金なことにバイクの足も軽くなったように感じて、僕はスロットルを思い切り開けた。
風が強いのが気にはなるが、それでも視界はクリアだし日差しも出ているし、かなり爽快にバイクを走らせる。

途中、上のいい感じな廃墟の前などを通りつつ伊豆スカイラインに乗り換え、一路目的地を目指す。とりあえず料金所での聞き込み情報によると目的地の宇佐美には程なく辿り着くらしい。
ちなみに出発前に携帯のメールに送っておいた宿への道順メモでは「国道135号線を道なりに進み、スカイライン入口の信号を過ぎた2つ先の信号を右折3km」となっていた。
ところが135号へ行かずに峠越えを敢行してしまったので、まずは135号を探さなくてはならない。それからその信号を探せばいいのだろう。とにもかくにも料金所を通過し、ひたすらに山を降りる。するとやがて前方に海が見えた。
「ああそうだ熱海は海の側なのだ。なのに僕はさっきから山の中ばかりで。海岸線を気持ちよく走り抜けてくるはずの計画はいったいどこにいってしまったのだ、霧とか超怖かったッスよ」などとぼやきつつ進むと……

ん?

ついちゃったよオイ。
考えてみればスカイライン出口を降りてきたのだから、麓からすれば入口になるわけで、そこに辿り着くのが当たり前なのだが「探す手間が省けた!僕は間違っていなかった!やっぱり近道だったんだよ!怖い思いしたけど!」と一人で大喜びしていたりした。
まぁ考えようによっては、これも地図を持たないが故の旅の面白さなのかもしれないが、とにもかくにもようやく僕は宿に辿り着き、仲間達と合流を果たしたのだった。
走行距離は、さいたまの実家から159kmを指していた。
そうとしかコメント出来ないくらいの霧。よく小説で「濃密なスープの様な」とかいう表現があるが、まさにそんな感じだ。展望台で一服入れた後走り出した僕は、ハイビーム&ハザードという二段構えでゆっくりゆっくりと走行した。
どうやら登り勾配の頂点には達したらしいのだが、そのまま高地を移動しているよう感じだ。しばらく走っていると、少し空が明るくなってきた。風が強くなり霧が緩む。そしていつしか視界は開け始め――ひとしきり強い風が吹いた。そう思った刹那の後、曇天に蒼穹の切れ間が広がり、あたりに光が差し始めた。

風が強く、湿気を一気に吹き飛ばすような感じすらある。風景が一変して「正しい初夏の山」の風景を映し出す。現金なことにバイクの足も軽くなったように感じて、僕はスロットルを思い切り開けた。
風が強いのが気にはなるが、それでも視界はクリアだし日差しも出ているし、かなり爽快にバイクを走らせる。

途中、上のいい感じな廃墟の前などを通りつつ伊豆スカイラインに乗り換え、一路目的地を目指す。とりあえず料金所での聞き込み情報によると目的地の宇佐美には程なく辿り着くらしい。
ちなみに出発前に携帯のメールに送っておいた宿への道順メモでは「国道135号線を道なりに進み、スカイライン入口の信号を過ぎた2つ先の信号を右折3km」となっていた。
ところが135号へ行かずに峠越えを敢行してしまったので、まずは135号を探さなくてはならない。それからその信号を探せばいいのだろう。とにもかくにも料金所を通過し、ひたすらに山を降りる。するとやがて前方に海が見えた。
「ああそうだ熱海は海の側なのだ。なのに僕はさっきから山の中ばかりで。海岸線を気持ちよく走り抜けてくるはずの計画はいったいどこにいってしまったのだ、霧とか超怖かったッスよ」などとぼやきつつ進むと……

ん?

ついちゃったよオイ。
考えてみればスカイライン出口を降りてきたのだから、麓からすれば入口になるわけで、そこに辿り着くのが当たり前なのだが「探す手間が省けた!僕は間違っていなかった!やっぱり近道だったんだよ!怖い思いしたけど!」と一人で大喜びしていたりした。
まぁ考えようによっては、これも地図を持たないが故の旅の面白さなのかもしれないが、とにもかくにもようやく僕は宿に辿り着き、仲間達と合流を果たしたのだった。
走行距離は、さいたまの実家から159kmを指していた。