■ 好みのモンダイ。

「春九堂さんは、どんな感じの女性が好みなんですか?」という質問を時々されます。

そしてその後に「あ、男性の方がお好きですか?」と聞かれたりします。待てコラ、せめて「好みの女性ですかー……」と考えたり、云い澱んだりしてからにしやがれ。

コホン。まぁそういう横道ケモノ道はおいといて、ですね。芸能人とかに詳しくない上に、「誰々に似ているー」とかいう極めて表現能力に乏しい手法が大嫌いな僕としては、いわゆる「求められているであろうわかりやすい応え」を出せないんですよね。

結局はむ、むむむむ、む、むむ、きょ、きょきょきょ、む、ムネが、きょ、きょきょきょきょきょきょちちなヒトとか……とか「外見より性格でしょー」とか「……たいちくん……」とか云わざるを得ないんですよね。まぁそれで十分といえば十分過ぎるほど十分なのかも知れませんが。


……と、いうような事を話していたら「そんな事ないでしょう。他にも表現出来るモノは色々あると思うし。別にタレントに喩える必要もないんだから」とツッコミを受けてしまいましてね。

ふむ、確かにそういわれればそうかもしれません。といっても「樹海のようなヒト」とか「春の河原の土手に咲き乱れる桜のようなヒト」とかいう抽象的なことではなく、知識に共通する小説の登場人物なんかですね。まぁくだけたところでは、ゲームやマンガやアニメの登場人物なんかも、幾分かはわかりやすいかも知れません。ちなみに映画やドラマとなってしまうと、役所より演じている役者さんの方に意識が行きがちですので、これはボツです。

ところが、そういう素材から引用して語るにも、僕はなかなかに偏った嗜好で、そういうものを読んだり観たりしているものですから、なかなかに難しい。それに、ぶっちゃけてしまえば、それは「キャラ萌え」というようなものですし、そこまでハマるようなものはないんですよね。この歳になってしまうと。

といっても「かつての素材」から引っ張ってきたとしても、「きゃんきゃんバニーエクストラの春菜たんとか、香織たんとか、美沙生たんとかがいいなりー」とかいいだそうものなら、確実にナニかを喪失します(他にも「同級生」の美沙たんもイイ……「北へ」のターニャとかもサイコー……)

あ、なんか今すごく「既に手遅れ」感が強く漂ったような気がするのですが、気のせいですよね?


……さて、そんなこんなで、やっぱりこの手段もなかなか難しいんですよね。それに、作品の中に好みにジャストヒットする登場人物ってのもなかなかありませんしね。細かい描写の問題もありますし、セリフが気に入ったとかシチュエーションが気に入ったとか、その程度になっちゃいますしねぇ。やっぱり、そんなんで「好み」なんか語れねーよPeッ!って感じですよハハハン。

ところが。先日、思い出したように購入した、お気に入りの漫画家さんの作品に、僕の好みにジャストヒットするキャラクターが出てきたんです。しかも、極めてわかりやすいキャラクターです。もう、なんというかビビビっと来たって感じです。

ちなみにそのお気に入りの漫画家さんは、4コマギャグマンガをメインに描いてらっしゃる方でして、僕が電気走っちゃった作品も例に漏れず4コマギャグマンガだったりします。

そもそもこの漫画家さん、川島よしおさんという方なんですが、数年前に知った、この方の作品(当時は「グルームパーティー」という作品でした)の作風自体が、僕の好みのツボを刺激しまくりだったわけなんですが、女性の好みのツボまで刺激されることになるとは思いも寄りませんでしたね。


さてさて、僕は基本的にマンガ雑誌を購入しないんです。立ち読みもしません。そういうわけで、マンガにふれるのは単行本だけ、となるわけなんです。オマケに4コママンガは、なかなか単行本になりにくいですから、好きな漫画家さんがいても近況を知りようがないですし、好きになった当時のマンガが最終回を迎えて、その後別の作品を新連載をしているというのも、単行本が発売されて始めて知るという感じなんですよね。

というわけで「先日、思い出したように購入した、お気に入りの漫画家さんの作品」という事になるわけです。なにしろ奥付をみたら、発売は平成14年9月20日となっていますからねぇ。ファンを名乗るには買うの遅すぎです(購入は一昨日なので、平成16年3月1日)。作品名はナックルボンバー学園 1 (1)少年チャンピオン・コミックスです。

ちなみに川島よしおさんは、現在少年チャンピオンには執筆しておらず、同作品も終了しているようですが、第1巻から1年半が経っている現在にあって第2巻が発売されていない上に、第1巻の内容も前作「o-ha-yo(全2巻)」の未収録部分が半分以上を占めているあたりから、終了の仕方も推して知るべきというところなんでしょうね(笑)。面白いんだけどなぁ(現在はヤングアニマル(白泉社)で、「くじごじ」というOLモノの4コマを描いていらっしゃるようです)

まぁ、そんな秋田書店の大人の事情はどうでもよくてですね。肝心の、その一編の4コママンガなんですが、タイトルは「夫婦生活(ふうふせいかつ)というものでして、内容はこんな感じなんです。

■1コマ目:
 <玄関先にスーツ姿の若い男と、それを迎えるエプロン姿の女性>
 「ただいまぁ」
 「おっ 帰ったナ」

■2コマ目:
 <女、男の胸あたりに、コブシを軽くぶつけながら>
 「風呂はいれ」
 「飯食え」
 「そして」

■3コマ目:
 <女、親指で自分を指しながら明るく朗らかに>
 「乗れ」

■4コマ目:
 <居酒屋のカウンターで照れた表情の男と上司らしき男>
 「ウチの女房 大胆なんですよ…」
 「いいねェ 若いって(ちっ)」

と、まぁ、これ以上ないくらいの具体的な解説なんですが、非常にキャラクターが立っていて好いんですよねー。いやいやー……うん、こんな奥さんがイイです。えへへ(ナニ照れてんだよ)

他にもいくつか、同じキャラクターが登場する「夫婦生活(ふうふせいかつ)」シリーズがあるんですが、どれもこれもこう、奥さんがイイんですよねー。いやー実にイイんです。別に乗るとか乗らないとかそういうコトじゃなくてですね、ネタであろうがなかろうが、こういうズッパリキッパリと「やってくれる」という女性は非常に好ましいです。えへへ(だからナニ照れてんだよ)


そんなこんなで、今後「春九堂さんは、どんな感じの女性が好みなんですか?」という質問をされた場合は、件の4コママンガのセリフを元に

「いやーそおっすねー……帰って来たところを出迎えてくれた後に「お風呂にする?ご飯にする?それとも、ア・タ・シ?」とかいわれると、ちょっとしたDV事件を起こしてしまいそうなんで、そこを敢えて「風呂はいれ、飯食え、そして乗れとかやってくれる女性がイイっすねー」

なんて、ジェスチャーを交えながら云おうかなーとか思ったりしています(笑)。



まぁ、実際のところは、自分がこういうことを「される」よりも



自分がこういうことを「したい」
というのが正解なんですけどね。

(だってコレ、オイシ過ぎますよ。いやオトコは「乗せ」ないっすよ?!)

(C) G-LABO Gengi-DOJO.