【 2004年03月08日-18:58 のつぶやき 】
■ 君の名は。
高校時代、『バブジ』というアダ名の男がいました。中学時代、『仏壇』というアダ名の男がいました。
日本人の言語感覚は、非常に特殊だと思います。日本語という固有の言語を持っているわけですが、文字は中国から渡来した象形文字である漢字を用い、そこから形成文字化したものを五十音に特化し、それを省略した片仮名、平仮名というものが生まれ、現在の日本語の基礎が出来上がっているわけです。
さらには片仮名を英語の発音表記にあてはめ、外来語として新語を造り、また省略した略語なども定着させ、生活の中に浸透させていきます。その際には、意味さえ本来のモノとは違い、オリジナルのものを持たせていることも、決して少なくありません。
省略にも「音節や意味の区切りで2分し、その上下の語句の2音同士をつなげる(板東妻三郎→板妻/木村拓哉→キムタク)」などの一定の作法がありますし、倒語(とうご/さかしまごと)という暗号化するのも古来よりの日本語の文化です。
これは刑事のことを「デカ」と呼称するものなどがそうですね(明治期の刑事は角袖(カクソデ)という和服を着用しており、それを倒語でクソデカと入れ替えて忌み嫌い、末尾のデカだけが残ったorカクソデの、頭と尾をとりさらにそれを倒語にしてデカとした……そうです)。
こうした特殊な言語感覚・センスを持っている日本語が、僕は大好きです。そして大人になるにつれ常識や慣習、流行りなどに縛られ、さらには想像力・創造力を少しずつ失っていき、自由な言語センスを失っていくことが、少々残念に思っています。
小学生や中学生、少なくとも高校生時分には、耳に入る・眼にする新しい言葉の全てが新鮮でした。それは無知故のことでもありますが、それだけではなく、その時期特有の感性によるものが大きいと僕は思っています。
そして、それらの言葉を組み合わせたり、勝手な意味づけをしたり、他にも同世代を結びつける共通言語や流行のモノなどを用いて、とんでもない言葉を編み出したりしたことが、皆さんにもきっとあったと思います。また、こうした言語センスやネーミングセンスというものは、特に「アダ名」に反映されやすいと思うのです。
さて、高校時代、僕が後輩達につけられた「アダ名」は「提督」でした。それは何故なのか思い出してみたのですが、多分その当時後輩や僕の同級生達の間で流行っていた人気のアニメ(原作は小説)に、「無責任艦長タイラー」というものがあり、そうした共有するモノがあった上で「一番エライ人(エラそうな人(笑))」として、その名をつけられたものだったように思います。
遡って、中学の頃は苗字をもじったモノ。当時ミステリー(推理ではない方ね)大好き人間であった僕を、同じくミステリー大好き人間だった友人が伝説のネス湖の怪獣「ネッシー」にかけて、「ニッシー」というアダ名を着けられました(本名には「西」がつくのです)。
そしてさらに遡って、小学校の頃は「大根」。これは当時、身体、特に皮膚があんまり強くなかったので、荒療治として一年中半ズボンで過ごすという、ちょっとした羞恥プレイを適用されていた上に、格闘技を始めていたので異様に太腿の筋肉が発達しており、ぶっとい足をしていたことに由来するらしいです。
戻って大学時代は、当時どういうわけか「チキチキマシーン猛レース」のブラック魔王の相方の犬、「ケンケン」のグッズにハマっていたところから、そのまんま「ケンケン」と呼ばれたりしていました。
そしてサイトを始めて、「家元」を名乗るようになり、それがニックネームや呼び名として、今ではすっかり定着しています。さらにそれをモジって、「イエモッティ(雪男(イエティ)かよ)」だの「モッティ」だのと呼ぶ輩も極々少数ではありますがいたりしますし、「春九堂」という屋号から「春さん(この場合は「はる」)」、「春ちゃん(この場合は「しゅん」)」と呼ぶ人も、少なくありません。
そんな風に、比較的わかりやすいアダ名をもらってきた僕ではありますが、冒頭に戻って高校時代の「バブジ」や、中学時代の「仏壇」は由来が全くわかりません。それぞれ本名は清水君だったり、武田君だったりするのですが、それぞれのフルネームを思い出しても、キッカケとなる言葉は浮かんできません。
後者はまだ他のモノの名称としてわかりますが、「バブジ」に至っては言葉の意味すらわかりません。ただ、とにかく当の本人にまつわる面白すぎる過去と「音」の面白さで、このアダ名を思い出すたび、話題に出すたびに笑いがこみ上げてきてしまいます。
さて、先日、友人の絵描きのhalさんの日記に、こんなものがありました。
ところで
高校時代に、洋モノエロビデオを所有していたという理由で
あだ名が「オーイェー」だった友人の
本名が思い出せません。
もう、読んだ瞬間大爆笑です。
本名を忘れられても、覚えられている程のアダ名のインパクト。そしてこの単純明快かつ酷すぎる上に幼稚とも思えるが最高なネーミングセンス。「おいオーイェー、予習してきたか?」とか「オーイェー、学食行こうぜ」とか、そういう会話が普通にされていたのかと思うと、腹がよじれるほど面白く、halさんの高校時代が羨ましくてなりません。
この笑いとインパクトがスイッチになって一気に回想モードに入ってしまい、思い出してみれば、他にも「ゲーリー」やら「ドント」やら「デラオ」やら「オーパ」やら、そんな謎なアダ名の輩もいたなーとか思い出してしまい、それぞれの由来を思い出そうとしたりしてしまいました。
さて、ここまで僕の中で盛り上がってしまったら、サイトに反映させないのはつまらない。きっと世の中にはもっと愉快なアダ名の持ち主が沢山いるはずです。というわけで、こんなモノを用意しました(投稿は終了しました)。
というわけで、皆さんの記憶に残っている、愉快なアダ名だった人や、皆さんについたアダ名などを、是非是非僕に教えてください。由来や、アダ名にまつわるエピソードも、しっかり書き添えて下さいね。出来れば、いつ頃(80年代半ば、とか)の何やってたころの(中学時代、とか)アダ名なのかということも、書いていただけるとありがたいです。
面白かったアダ名は、本欄で少しずつ紹介していきたいと思います。数が集まったら、ベストニックネーム賞なども決めたいですね。
あ、突然ですが、こんな話をしていたら思い出しましたよ!
「仏壇」というアダ名の由来は……
「エロ本を仏壇の下に隠してたのを
母上に見つけられた」という事でした。
(武田君、今頃何してるんだろう……?)
日本人の言語感覚は、非常に特殊だと思います。日本語という固有の言語を持っているわけですが、文字は中国から渡来した象形文字である漢字を用い、そこから形成文字化したものを五十音に特化し、それを省略した片仮名、平仮名というものが生まれ、現在の日本語の基礎が出来上がっているわけです。
さらには片仮名を英語の発音表記にあてはめ、外来語として新語を造り、また省略した略語なども定着させ、生活の中に浸透させていきます。その際には、意味さえ本来のモノとは違い、オリジナルのものを持たせていることも、決して少なくありません。
省略にも「音節や意味の区切りで2分し、その上下の語句の2音同士をつなげる(板東妻三郎→板妻/木村拓哉→キムタク)」などの一定の作法がありますし、倒語(とうご/さかしまごと)という暗号化するのも古来よりの日本語の文化です。
これは刑事のことを「デカ」と呼称するものなどがそうですね(明治期の刑事は角袖(カクソデ)という和服を着用しており、それを倒語でクソデカと入れ替えて忌み嫌い、末尾のデカだけが残ったorカクソデの、頭と尾をとりさらにそれを倒語にしてデカとした……そうです)。
こうした特殊な言語感覚・センスを持っている日本語が、僕は大好きです。そして大人になるにつれ常識や慣習、流行りなどに縛られ、さらには想像力・創造力を少しずつ失っていき、自由な言語センスを失っていくことが、少々残念に思っています。
小学生や中学生、少なくとも高校生時分には、耳に入る・眼にする新しい言葉の全てが新鮮でした。それは無知故のことでもありますが、それだけではなく、その時期特有の感性によるものが大きいと僕は思っています。
そして、それらの言葉を組み合わせたり、勝手な意味づけをしたり、他にも同世代を結びつける共通言語や流行のモノなどを用いて、とんでもない言葉を編み出したりしたことが、皆さんにもきっとあったと思います。また、こうした言語センスやネーミングセンスというものは、特に「アダ名」に反映されやすいと思うのです。
さて、高校時代、僕が後輩達につけられた「アダ名」は「提督」でした。それは何故なのか思い出してみたのですが、多分その当時後輩や僕の同級生達の間で流行っていた人気のアニメ(原作は小説)に、「無責任艦長タイラー」というものがあり、そうした共有するモノがあった上で「一番エライ人(エラそうな人(笑))」として、その名をつけられたものだったように思います。
遡って、中学の頃は苗字をもじったモノ。当時ミステリー(推理ではない方ね)大好き人間であった僕を、同じくミステリー大好き人間だった友人が伝説のネス湖の怪獣「ネッシー」にかけて、「ニッシー」というアダ名を着けられました(本名には「西」がつくのです)。
そしてさらに遡って、小学校の頃は「大根」。これは当時、身体、特に皮膚があんまり強くなかったので、荒療治として一年中半ズボンで過ごすという、ちょっとした羞恥プレイを適用されていた上に、格闘技を始めていたので異様に太腿の筋肉が発達しており、ぶっとい足をしていたことに由来するらしいです。
戻って大学時代は、当時どういうわけか「チキチキマシーン猛レース」のブラック魔王の相方の犬、「ケンケン」のグッズにハマっていたところから、そのまんま「ケンケン」と呼ばれたりしていました。
そしてサイトを始めて、「家元」を名乗るようになり、それがニックネームや呼び名として、今ではすっかり定着しています。さらにそれをモジって、「イエモッティ(雪男(イエティ)かよ)」だの「モッティ」だのと呼ぶ輩も極々少数ではありますがいたりしますし、「春九堂」という屋号から「春さん(この場合は「はる」)」、「春ちゃん(この場合は「しゅん」)」と呼ぶ人も、少なくありません。
そんな風に、比較的わかりやすいアダ名をもらってきた僕ではありますが、冒頭に戻って高校時代の「バブジ」や、中学時代の「仏壇」は由来が全くわかりません。それぞれ本名は清水君だったり、武田君だったりするのですが、それぞれのフルネームを思い出しても、キッカケとなる言葉は浮かんできません。
後者はまだ他のモノの名称としてわかりますが、「バブジ」に至っては言葉の意味すらわかりません。ただ、とにかく当の本人にまつわる面白すぎる過去と「音」の面白さで、このアダ名を思い出すたび、話題に出すたびに笑いがこみ上げてきてしまいます。
さて、先日、友人の絵描きのhalさんの日記に、こんなものがありました。
ところで
高校時代に、洋モノエロビデオを所有していたという理由で
あだ名が「オーイェー」だった友人の
本名が思い出せません。
本名を忘れられても、覚えられている程のアダ名のインパクト。そしてこの単純明快かつ酷すぎる上に幼稚とも思えるが最高なネーミングセンス。「おいオーイェー、予習してきたか?」とか「オーイェー、学食行こうぜ」とか、そういう会話が普通にされていたのかと思うと、腹がよじれるほど面白く、halさんの高校時代が羨ましくてなりません。
この笑いとインパクトがスイッチになって一気に回想モードに入ってしまい、思い出してみれば、他にも「ゲーリー」やら「ドント」やら「デラオ」やら「オーパ」やら、そんな謎なアダ名の輩もいたなーとか思い出してしまい、それぞれの由来を思い出そうとしたりしてしまいました。
さて、ここまで僕の中で盛り上がってしまったら、サイトに反映させないのはつまらない。きっと世の中にはもっと愉快なアダ名の持ち主が沢山いるはずです。というわけで、こんなモノを用意しました(投稿は終了しました)。
というわけで、皆さんの記憶に残っている、愉快なアダ名だった人や、皆さんについたアダ名などを、是非是非僕に教えてください。由来や、アダ名にまつわるエピソードも、しっかり書き添えて下さいね。出来れば、いつ頃(80年代半ば、とか)の何やってたころの(中学時代、とか)アダ名なのかということも、書いていただけるとありがたいです。
面白かったアダ名は、本欄で少しずつ紹介していきたいと思います。数が集まったら、ベストニックネーム賞なども決めたいですね。
「仏壇」というアダ名の由来は……
「エロ本を仏壇の下に隠してたのを
母上に見つけられた」という事でした。
(武田君、今頃何してるんだろう……?)