【 2004年04月02日-19:22 のつぶやき 】
■ 花散らしの雨の夜に。
昨夜は花散らしの雨が降りました。
昼は暖かかったのに、夕が近づくにつれて薄曇りになり、夜には降り出した雨が次第に強くなり、近所の神社に見事に咲いていた桜を散らしてしまいました。
本格的な花見はまだなので、残念極まりないのですが、これから本格的に暖かくなってくるという報せでもありますので、次の季節の旅路などを雨の夜空に思い描いたりしていました。
さて、そんなややアンニュイな春の夜。唐突に僕のケータイが鳴りました。誰かと思えば親父殿からで、何かと思えば傘をもっていないので持ってきて欲しいとのこと。成年過ぎても居候を決め込んでいる僕ですから、二つ返事で了承したのですが、ここで問題が発生。
僕のメインの移動手段は徒歩かバイクです。そして駅まで急いで傘を届けるならば、バイクという移動手段しか選択肢はありません。
というわけでコートを着込んで、傘を持って、バイクで急ぎ、駅前に向かったわけなんですが、当たり前ですけど外は雨。コートを着ているとはいえ僕は濡れます。コートは一応撥水加工なので、特に問題はないのですが、運悪く雨が強さを増した瞬間にあたってしまい、駅前に着く頃には既に結構な濡れ鼠状態でした。
駅前は深夜にも関わらず、いや、だからこそでしょうか、突然の雨に迎えを待つ人や、タクシー待ちの列に並ぶ人々で、結構なにぎわいをみせていました。
駅のすぐそばにバイクで乗り付けた僕は、傘を片手に親父殿の姿を探しました。ほどなく親父殿を見つけると、向こうも僕に気づいたようで手を振っています。そこで僕は元気よく親父殿のところまで走っていくと
「まいどー。傘のお届けですー」
と、そこそこ大きな声でいいました。すると、人混みを抜けて僕の方に進んできていた親父殿の背後から、僕と親父殿に瞬時に集まる好奇の視線。やや「してやったり」などと思っていたら、親父殿も
「やー、いつもすまないねぇ」
と発言。それが聞こえたか聞こえなかったかはわかりませんが、明らかに漏れ聞こえてくる笑い声。野郎、いつもはただの頑固親父のクセに、こんなところでアドリブかよ。…コホン。いえ、尊敬する親父殿のなさることに何も異存などあるわけがありません。
ですが、漏れ聞こえた笑い声に、なんとなく悔しくなった僕は
「いえいえー。それじゃ毎度ありがとうございましたー」
というと、バイクまで佐川セールスドライバー走りで戻り、エンジンをかけると、駅前に溜まっている人達の前を、会釈しながら通り抜けていきました。わざわざ親父殿とは反対方向に。
あの時、あの場に居合わせた人達は、僕らのやりとりを、トウがたってはいますが、親子のほのぼのとした光景、と見たのか。それとも本当に傘を届けるようなサービスがあると思ったのか。はたまたスジの人とその舎弟がバカやっていると思ったのか、ちょっと気になります。
それにしても我が親父殿ながら、突然のアドリブ。
やっぱ「血」なのかなぁ……?
(ちなみに親父殿は一見カタギの人に見えません。頭パンチだし。いや天パなんだけど)
昼は暖かかったのに、夕が近づくにつれて薄曇りになり、夜には降り出した雨が次第に強くなり、近所の神社に見事に咲いていた桜を散らしてしまいました。
本格的な花見はまだなので、残念極まりないのですが、これから本格的に暖かくなってくるという報せでもありますので、次の季節の旅路などを雨の夜空に思い描いたりしていました。
さて、そんなややアンニュイな春の夜。唐突に僕のケータイが鳴りました。誰かと思えば親父殿からで、何かと思えば傘をもっていないので持ってきて欲しいとのこと。成年過ぎても居候を決め込んでいる僕ですから、二つ返事で了承したのですが、ここで問題が発生。
僕のメインの移動手段は徒歩かバイクです。そして駅まで急いで傘を届けるならば、バイクという移動手段しか選択肢はありません。
というわけでコートを着込んで、傘を持って、バイクで急ぎ、駅前に向かったわけなんですが、当たり前ですけど外は雨。コートを着ているとはいえ僕は濡れます。コートは一応撥水加工なので、特に問題はないのですが、運悪く雨が強さを増した瞬間にあたってしまい、駅前に着く頃には既に結構な濡れ鼠状態でした。
駅前は深夜にも関わらず、いや、だからこそでしょうか、突然の雨に迎えを待つ人や、タクシー待ちの列に並ぶ人々で、結構なにぎわいをみせていました。
駅のすぐそばにバイクで乗り付けた僕は、傘を片手に親父殿の姿を探しました。ほどなく親父殿を見つけると、向こうも僕に気づいたようで手を振っています。そこで僕は元気よく親父殿のところまで走っていくと
「まいどー。傘のお届けですー」
と、そこそこ大きな声でいいました。すると、人混みを抜けて僕の方に進んできていた親父殿の背後から、僕と親父殿に瞬時に集まる好奇の視線。やや「してやったり」などと思っていたら、親父殿も
「やー、いつもすまないねぇ」
と発言。それが聞こえたか聞こえなかったかはわかりませんが、明らかに漏れ聞こえてくる笑い声。野郎、いつもはただの頑固親父のクセに、こんなところでアドリブかよ。…コホン。いえ、尊敬する親父殿のなさることに何も異存などあるわけがありません。
ですが、漏れ聞こえた笑い声に、なんとなく悔しくなった僕は
「いえいえー。それじゃ毎度ありがとうございましたー」
というと、バイクまで佐川セールスドライバー走りで戻り、エンジンをかけると、駅前に溜まっている人達の前を、会釈しながら通り抜けていきました。わざわざ親父殿とは反対方向に。
あの時、あの場に居合わせた人達は、僕らのやりとりを、トウがたってはいますが、親子のほのぼのとした光景、と見たのか。それとも本当に傘を届けるようなサービスがあると思ったのか。はたまたスジの人とその舎弟がバカやっていると思ったのか、ちょっと気になります。
やっぱ「血」なのかなぁ……?
(ちなみに親父殿は一見カタギの人に見えません。頭パンチだし。いや天パなんだけど)