じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)

【 2004年09月25日-10:59 のつぶやき】

バキューム熊。


先日500mlのペットボトルの飲料を飲んでいたときの事です。

皆さんは500mlのペットボトル入り飲料を飲むとき、どのようにして飲みますか?まぁ「あ、俺、底に人差し指で穴を空けて、フタを捻って、こぼれ落ちてきたのを飲むぜ!」とかいうハイスパートな人はなかなかいないでしょう(いたらどうしよう)

まぁ色々な飲み方が考えられるほどリアクションがとれるアイテムではないので、ストローをさして飲む人、コップに移して飲む人というのが珍しいケースとしてあるくらいで、大体の場合は、ペットボトルの注ぎ口に自分の口をつけて煽りますよね。かく云う僕もペットボトルを直に煽って飲みます。

基本的には、下唇でペットボトルの口を支えるようにして、口腔内に流し込んで飲むわけなのですが、僕の場合は唇でペットボトルの口と自分の口腔とを、さながらアポロとソユーズのように(大げさ)がっちりドッキング密閉させて、ペットボトル内の飲料を吸い込むという飲み方をします。

「注ぎ込む」ではなく「吸い込む」、ここがポイントです。そして、そういう飲み方をしてグビグビと飲みますと、ペットボトル内の気圧が変わるので、ペットボトルが潰れるんですよね。

すると、べットボトル自体や、包装フィルムからペキペコポコパキという音がしますし、元の形に戻るときはもう少し派手な音がします。これはもうペットボトルの性質上、どうしようもないんですよねえ。

とまぁ、これが僕のいつもの飲み方なのですが、どうも世の中にはそうでない人の方が多いようで、大体の人は注ぎ込んで飲むという方法をとるようです。


さて、先日の大阪からの帰りの新幹線の中での事。目当ての新幹線に乗り込む為に、少々急ぎ足で駅構内を来た僕は、席について新幹線が動き出すと安心して、売店で買い求めておいたペットボトルのお茶をとりだしました。

なにしろ猛烈に喉が渇いていましたので、グビグビといつものようにペットボトルを変形させる勢いで飲んでいたのですが、ふと視線を感じてそちらをみると、隣の席のおばちゃんが目を丸くして、豪快に変形した(潰れた)ペットボトルと僕とを見ていました。そして、続いてペットボトルが復元する音にビビってたじろいだのか、しばらく固まったままでした。

それからしばらく後、新幹線は名古屋に停車したのですが、新規の乗客と下車した乗客の人数比がかわって少し席が空いたのを待っていたかのように、おばちゃんは席を立つと、僕から離れた位置に座りました。


まぁここまでは別になんということはない出来事ですし、隣にデカいのが座っているよりは空いている広い席に座った方がいいからじゃないか、と思いますよね。

ですけど、違うんです。おばちゃんの座っていた場所を、僕は「隣」と書きましたが、訂正します。

御存知の通り、新幹線は二人席と三人席が通路を挟んで並んでいるわけなのですが、僕はその時二人席の窓側に座っており、片側は空席。そして通路を経た三人席の通路側に、そのおばちゃんは座っていたんです。

つまり、席一つと通路という距離が、僕とおばちゃんの間にはあったわけです。当たり前ですが有効射程範囲外です(なんのだよ)

にも関わらず、さらにいえば、おばちゃんの座っていた三人席も名古屋駅でガラガラになったのにも関わらず、おばちゃんは僕の視界から姿を消しました。



結論:めっちゃ警戒されたっぽい。



全くもって「いいたいこともいえないこんな世の中じゃ(ポイズン)」って感じです。飲み物くらい好きに飲んでもいいじゃないですか。喉カラカラだったんだから。そんなに警戒しなくてもゴハン喰ったばっかりだったから、頭から喰ったりしないのに。



まぁ僕の中に
(「ちょっと傷ついた」とか、そういう気持ちは)
ないんですよ。うん。(長州力風)

(まぁ僕にとっちゃ「よくある話」なんだけど…ね…)



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