【 2004年10月16日-18:35 のつぶやき 】
■ 匂。
貴女を抱きしめたとき
僕の顔を押しつけた首筋から
ほのかに立ち上るだけでいい。
香水は
貴女と別れた夜
貴女の華奢な手首を掴んだ
僕の掌から不意に香るだけでいい。
香水は
貴女が立ち去ったベッドが
あの夜と同じくらいに熱くなったとき
僕をかすかに包み込んで、苦しめるだけでいい。
あのですね、香水ってつけすぎるとくさいんです。いい匂いするとかしないとかじゃなくて、もう強烈な臭気なんですよ。わかりますか?
香水ってアルコールだから揮発性でしょ?空気に触れるだけでもどんどん蒸発して匂いを発生させるんです。だから身体につければ体温でより蒸発が活発になる、つまり匂いが強くなるんですよ。それはわかりますよね。
ええ、今日は午前中からいいお天気でしたよ。でも秋ですからね、夕方も近くなれば冷え込むんです。だからこのお店も暖房が入っているんですよ。だから、あなたも上着着てきたんでしょう?それで今脱いだわけですよね。
着ている間は寒いしある程度覆われているからわからないでしょうけどね、上着に覆われていた部分は体温以上に温かくなっているわけですよ。しかも匂いは籠もっていると考えてもらっても間違いじゃあないんです。
だからあなたが上着を脱いだ瞬間、こっちにまで匂いが及んできているわけですよ。物凄い勢いで半径5mくらいはあなたの匂いで満たされてしまっているわけですよ。
それでね、食事っていうのは味覚だけの問題じゃないんです。見て美味しそうだなっておもうでしょ、それは視覚刺激ですよね。それから匂いでも食欲が刺激されるでしょ。これは嗅覚刺激なんです。他にも場合によっては触覚も刺激されますし、つまりはそうやって様々な感覚に刺激を受けるのが食事なんですよ。
それでね、嗅覚ってのは結構大事な部分なんです。昔あったでしょ?『うんにょ味のカレーと、カレー味のうんにょならどっち食べる?』っていう究極の選択シリーズが。
まぁどっちも喰うかボケ!って話なんですけど、どんなにカレー味だってうんにょはうんにょなんですよ。うんにょの味は知らないのでどうでもいいんですが、あーなんか話がズレてきた。ええっと、そうではなくてですね、どんなに美味しいモノでも匂いがうんにょだと、やっぱり美味しくないと思うわけなんですよ。納豆やらクサヤやらチーズやらを食べられない人も多いでしょ?そう、これだ、うんにょどうでもよかった。
えーと、それでアレですよ。なんだっけ。そうだ、ここはね、そりゃあ場末の百円寿司ですよ。お皿が廻っているようなところですよ。
でもね生魚って、においいが命なんですよ。しかも強いにおいってしないでしょう?生臭いったって鼻を近づけなきゃわからないようなもんなんですよ。そしてそれもあわせて寿司なんですよ。
どんなに廻っていようが場末だろうが、寿司ってのは刺身ってのはそういうもんなんですよ。
それがね、さっきからあなたの匂いのせいで、まったく味がわかんないの。なんなのこの甘い匂いは。つけすぎ、明らかにつけすぎ、匂わせ過ぎ。アジもイワシもマグロもウニもナニ喰ってもあなたの匂いしかしないの。どうなのよそれ。別にあなたを食べに来たわけじゃないし、食べたくもないの。
ああもう、くさい。くさいくさいくさいくさいくさい。あーもーイライライライライラ刺シマスヨッ?!(異人アクセントで)
とまぁ、こんな感じの出来事(上記は全て心の中の独り言です)があったんですけれどもね。さすがに限界に来たんで、席を立ちましてね、ツカツカと歩み寄って云ってやりましたよ。
ええ、こういうところは断固とした態度をとらないとね!デブにとって食事は一大事ですから!!云ったさ!!ああ云ってやったさ!!
って店員さんにな!!
(弱。でも女性も男性も気をつけようね…ホントに…)