■ パジャマパーティーに憧れて。

パジャマパーティーオフなんてのをやってみたい。

ある日、僕は突然そんなことを考えた。特に何かに触発されたわけではなく、うら若き婦女子達がお菓子や飲み物なんかを寝床に持ち込んで、わいわいがやがやと色々なぶっちゃけ話をする、そんな風情に憧れてみたわけだ。

しかしながら、よく考えても、否、よく考えなくても、僕はパジャマなるものを持っていない。その上、寝るときなんてのは、パンツにTシャツというスタイルだ。しかもここでいう『パンツ』とは、まごうことなき下着のパンツのことであり、さらに突き詰めればブリーフのことだ(何故か大いばり)


僕は、家にいるときはいつでもこのスタイルである。このスタイルが最も落ち着くのだ。そして友達が来ていようが、親兄弟の前であろうが、このスタイルを貫き通している。といっても、そんな格好をしていても困らない相手に限っての話だ。無差別に誰の前でも同じスタイルを貫いていたら、警察か頭の病院のお世話になるべきだろう。

ちなみに、この文章を書いている今も、現在進行形でTシャツ&ブリーフというスタイルだ。ブランドはビームスとチャンピオン。色は黄色と青。仔細に説明したからと云っても、その姿を具体的に想像することはあまりオススメしない。

だが、いつどんなイタ電がかかってきても、そう応える用意がある。いや、イタ電でなくとも、こちらから申告するほどの気概が僕にはある(おまわりさーん)


さて、そんな頑なに独自のスタイルを貫き続けるストロングスタイルな僕だから、パジャマとかナイティとかネグリジェなんてものは持っていない。後半2つは持っていたらちょっと色々な意味でヤバいとも思う。

パジャマパーティーの本懐は、「あとは寝るだけ」というリラックスムード、そして「寝る時の姿」という極めてプライベートな部分を互いにさらけ出すことで、場の親交を深め、普段は話しにくいことも話せるようにするというところにあると思う。

つまり僕がパジャマパーティーに参加する為だけにパジャマを購入したとしても、それは喩えるならばパーティーに参加する為にタキシードを作るようなものであって、いわば「よそ行きの格好」になるわけだ。これではリラックスできるわけもない。


というわけで、パジャマパーティーの夢はあっさり崩れ去ったのだが、そこで諦めるような僕ではない。真に場のリラックス度をアップさせ、プライベート部分の開示を行うのであれば、パジャマという概念は外した方がよいのではないかという、発想の転換を行ってみたのだ。

つまり「普段寝るときの格好パーティー」である。そもそもがパジャマで寝る人など世の中には少ないはず。本当に心底自分が寝るときの格好で集ったならば、その圧倒的少数さからパジャマ着ている人は迫害されるはずだ。そして普段、寝るときの格好など、おそらく大半の人は僕と大差ない格好になるはずだ。僕には強い確信がある。

我が国において、パジャマという文化はさして浸透していないはずなのだ。多くのものはジャージやトレーナー、Tシャツなどを「パジャマ代わり」に着用し、下半身に至っては布団などを抱え込む性質と、その時の感触の良さを保つ為に、下着以外なにも着用しないという人が多いはずなのだ。男女ともに(ここポイント)


そうするとどうだろう。会場になった場所には布団が敷かれ、男女ともに結構あられもない格好で集うことになる。特に女子は、就寝時にはブラジャーを着用しない者が大半だというから、ぽっちり現象も大発生。大漁旗を掲げるくらいでは済まないことになりそうだ。

お腹を冷やさないように大きめのTシャツ、そしてそのスソで所在なさ気にブリーフなどという豪傑なものではない「おぱんつ」を隠したりしつつ、胸にはぽっちり。まさに本誌記者も思わず昇天級のこの世の天国。「パライソ!パライソッ!!」と伴天連さんのように踊り狂いそうな感じだ(どんな感じだ)。別の見方をすると、全くもって貴様らそんな格好でナニをぶっちゃけるつもりだと問い詰めたくもなる。

もしこれが実現したとしたら、マイ小太刀は大いに震え、抜いて鞘に戻さずとも鍔鳴りを起こすような夜になることは請け合いだ。早速参加者を募って大々的に開催したいところだが、Tシャツにブリーフなんていう格好で小太刀鍔鳴りさせてたら、ただの変態というか犯罪者というか、それ以前に恥ずかしくて参加できない事に、ここまで長々書いてきて、ようやくたった今気づいた、29歳冬の朝。



サンタさん、僕に色々な勇気を下さい。
(まぁ勇気もったらもったで逮捕しか未来がないわけですが)

(C) G-LABO Gengi-DOJO.