【 2006年08月30日-07:13 のつぶやき 】
■ ほんとうに有名だった怖い話。
どうやらウチのサイトの読者諸兄諸姉の皆様は、怪談話がお好きなようで…(笑)。
色々投稿を本当にありがとうございました。おかげさまで僕のメーラーの、サイト用メール受信フォルダは、相当な勢いで祟られそうな具合になっています。押忍(厭々マウスカーソルを合わせながら)。
あ、さて。様々な怪談を寄せて頂いたわけですが、残念なことに前回の記事で提示した現代怪談より有名なものというのは、あまりなさそうだというのが結論です。それでもいくつか「あーそんなのもあったあった!」というような、取りこぼし的なものもありましたので、かいつまんで御紹介。
というわけで、ここから先は前回と同じく怖い話が続きそうですので、そういうものが「いやーん」という方は、前回同様こちらから、お買い物でもお楽しみ下さい(笑)。
さて、ではいきましょうか。
○タクシーにまつわる怪談
タクシードライバーさん本人や、そのご縁の方ないし友人という方が語り部になって進行するタイプの怪談。基本的にはこういう流れのようです。
「人気のない場所で、タクシーが客を拾う(だいたい女性)。どこそこまでと指示を受けるが、走っている間一向に会話がない。少々薄気味悪い客なので運転に集中して、目的地に行く。すると後の座席にいたはずの客がいない。降りて後のシートにいってみると、客が座っていたシートはじっとりと濡れていて、周囲を見ると寺や霊園などだった…」
で、この手の亜流が「たどり着いた先は民家で『お金が足りないので取ってきます』と家に入るが、一向に出てこないので玄関のチャイムを鳴らすと、家族が出てくる。事情を説明すると家人が写真を持ってきて『この子ですか?』と聞き、頷くと『○年前に亡くなって…今日が命日なんです』と泣き崩れる」というようなパターンなどですね。
これは確かに現代の怪談話の定番の一つですねー。タクシーという色々な人を乗せる職業というか特異な職業・場所柄、そういう話の舞台装置としてはもってこいですし、無数に目にするタクシーの中で、そういうことがあってもおかしくないというリアリティを持たせられるというところがポイントなのでしょう。
またオチとしても特に目撃者・体験者が亡くなったとかそういうことではなく、基本的には「乗せた人が幽霊だった」というだけですので、「怖い」というよりは「しんみり」してしまうような感じもあり、意外と平和的な怪談の部類だと思います。それだけに広く語り継がれているのかも知れませんねー。
ちなみにタクシー怪談を投稿してくれたのは、させぼんさん、ゆっきさん、カンナベさん、kinさん、高嶋さんでした。ありがとうございますー。
○病院や学校などのトイレの個室
これも「よくある話」です。ジャンル的には「トイレの花子さん」系に属するものなのだと思いますが、語り部は看護婦さんや学校の先生、またはその関係者筋や「それらから聞いた話」として始まるものです。
舞台は夜中の病院や学校。深夜の人気のない大型建造物というのは基本的に暗闇や知覚範囲がたどり着かない場所が増えますから、それだけでも怖いという状況設定を上手く使ったものになります。また看護婦さんや学校の先生という職業的特殊性もあるんでしょうね。いずれも当直・宿直というモノがありますから。
ちなみに現在では「看護師」として男女区別のない呼称と職業範囲の広がりを見せているわけですが、何故か怪談の世界では男性看護師・男性教師というものが主役になることはほとんどありません。もちろん、男性看護師という職業がそれほどまでメジャーでなかったことも大きいのでしょうが、この怪談においては「個室だけで構成された女子トイレ」という舞台装置が必要になってくるからだと思われます。うーむ、深い。
あらすじはといいますと「病院(学校)の当直をしているときに、廊下を歩いていると、どうにも別の足音が聞こえる。気になって歩調を変えたりすると、相手も止まったりしているらしい。『後をつけられている?』。そんな不安に駆られ急ぎ足で歩く。逃げ込むようにトイレに入り、個室に入って鍵をかけると、『誰か』もトイレに入ってくる。自分が駆け込んだ一番奥の個室まで、手前の個室のドアを開けては中を確認して閉めているようだ。隣の個室まで扉の開閉音が響き、もうダメだと思った瞬間、音が止む。諦めたのかと思い、伏せていた顔を上げると、霊が上から覗き込んでいた」という感じです。うわーこれはおっかないわー。でも、こういう話あったあった。
こうした追い詰められる→絶体絶命?→おさまった→不意打ちのように恐怖、という流れを作るのには、こういう舞台装置は非常に有効なんでしょうね。僕もこういう話は何度も聞いたことがあります。
しかし難しいのはオチの付け方。「その人ショック死しちゃったんだって」というようなオチが多かったり、ありえないような悲惨な死に方(「赤いチャンチャンコ」など)をすることが多いのですが、「そんな亡くなり方したら事件記事になるだろう」というツッコミや、そもそもが亡くなってしまったら目撃談としての怪談が成り立たないという点があります。
そうしたリアリティを考えると、この手のオチは効果的とはいえず、語られるのが難しくなってしまい、「死んじゃったんだって…」というようなオチで終わらせても「うわ…」と怖気だつだけで流してしまえる小学生程度のところまでしか、語り継がれないというようなところがあるのかもしれませんね。
この系統の怪談を投稿してくれたのは、ゑなさん、瑠美さん、TOYOさんでした。ありがとうございまーす。
○ア行3サ行5系
前回紹介した「あぎょうさんさぎょうご」という「呪文のような言葉の謎を解かなければ呪われてしまう」系の怪談は、実に色々あるようです。投稿されたもを紹介しますと、ぴとみさんからは「『メリーさんの羊』の隠された歌詞を知ってしまった人は『ソウシナハノコ』という言葉の謎を24時間以内に解かなければ、メリーさんが殺しにやってくる」というものを投稿していただきました。
ちなみに逆読みすると「コノハナシウソ」→「この話ウソ」となるわけですね。じゃあ逆さだったらマジなんじゃねーかとか、そういうツッコミが入りますが(笑)。あとメリーさん誰だよ、と(笑)。
他にも桜さんからの投稿では「利根川の河川敷で自殺した女性の話を聞いてしまった人は、3日後の午前4時にその人の霊がやってきて色々質問をするが、何も応えてはならず、その時に『火事の【か】 死亡の【し】 魔女の【ま】 幽霊の【れい】 事故の【こ】』と唱えなければ帰ってくれない」というものなどもあるようです。
これは、その自殺した女性の名前というのが「かしまれいこ」さんだそうで、【】内の言葉を繋げると、そうなるということらしいですね。これは群馬県の方で随分とメジャーだった怪談らしいのですが、同姓同名の人がいたら、えらい御苦労をされたことと思います(苦笑)。この話をご存じの方はいらっしゃいましたら、亜流なども聞かせて頂ければ幸いです。
みかづちさんからは「数年前、ある新人の旅客機パイロットが初フライトで墜落死した。しかし成仏できないパイロットは、道連れを求めてこの世をさまよっている。この話を聞いた三日後の夜、パイロットは血まみれの姿であなたの夢に現れて、「俺の名前を言ってみろ」と問いかけてくる。このとき、彼の名前を答えられなかった者は、眠ったまま死んでしまい、その魂は彼の乗る幽霊旅客機の乗客として、この世とあの世の狭間を永遠にさまよい続けることになる」という投稿をいただきました。
ちなみにパイロットの名前は「木島」さんだそうです。単独で旅客機を飛ばすことは有り得ないと思うので、墜落死したら既に道連れが沢山なんじゃないか?とか、そういうツッコミどころが満載なわけですが、やはりこれなんかも、この系統に入りそうですねー。
それにしてもこういう「解かなければ云々」という暗示系は実によろしくないですね(苦笑)。この手の怪談を知っているという方からのメールで、当時を振り返り「眠れなくなりました」とか「夜中に突然目が覚めたときに怖くて仕方なくなりました」というものの多いことといったらありませんでした(笑)。
こうした悪質な怪談は、僕の考える怪談からすると外道もいいところですし、解答にしても、アナグラムというよりは、ちょっと一捻りしただけの意地悪ナゾナゾ的なものですから、明らかに「後を引くように怖がらせるだけ」というモノ。つまり話の本筋はオマケに過ぎず、そこだけを主眼にしたものなんですよね。
どこから流行りだしたものなのかはわかりませんが「子どもを怖がらせてやろう」というような「大人」の悪意を感じずにはいられませんよね(笑)。いやはや、なんにせよ、皆さん投稿ありがとうございました。
そんなわけで、かいつまんで3ジャンルほど「あーこういうのあったあった」という怪談を紹介したわけですが、いかがでしたでしょうか。ですが基本的には、どの怪談も、ウチのサイトを読んでらっしゃる皆さんの年齢的には「うわー…」と思うよりも「えー?」と思うようなモノが多いですよね(笑)。
怪談に必要なモノは、もちろん「恐怖」ですが、話す年齢層によっての「リアリティ」が必要となります。例えば先ほども少し書きましたが「亡くなっちゃったんだって…」という目撃者・体験者本人や一部などが死んでしまうオチなどは、全くもって論外です。
だって怪談が伝わる方法が亡くなってしまいますし、異常な死に方などがあれば事件記事になっておかしくありませんからね。こういう怪談はリアリティゼロです。また「精神に異常をきたしてしまい、精神病院に隔離入院」というオチも、通じて中学生レベルでしょう(苦笑)。
怪談は「聞く者に恐怖を与える」という目的をもった「話芸」ですから、それに相応しい展開とリアリティ、そして身近さを題材にしなければなりません。
そういう意味では、紹介したいくつかの「有名と思われる怪談」は、なるほど「夢」「学校」「病院」「タクシー」などを舞台にしたものが多く、その土地やら年代やらをターゲットにしているのかな、と思う次第です。だからこその定番であり、小学生レベルにしか通用しないリアリティなんでしょうねえ(笑)。
では、2006年という時代と、おそらく当サイトを見ていらっしゃるであろう、またネットを趣味領域で活用しいるであろう10代半ば〜40代という年齢層に対して、どのような題材が身近であり、かつリアリティがあるか、と考えてみると、それくらいの年齢層になると、色々な知識がついてきますから「霊」というファクター自体にも、ビリーバーとアンチビリーバーがいるわけで、そこから考え直さなくてはいけなくなったりもします。
そうなると「霊」という存在に限定せずに「霊を見た」というよりは「なにか得体のしれないものを見た・感じた・聞いた」としてみたり、「人間自体(異常行動者や凶悪犯罪者)」を題材にしてみたりと、やはり前回紹介したこちらのサイトの「ガイシュツ」コーナーに掲載されている話のように、「都市伝説」系の方向に流れていってしまうのかなぁ、なんて思ったりもするわけです。いやはや、怪談も難しいですねぇ。
そんなわけで、多くの投稿をいただきましたので、僕の方からも機会があったら怪談話の一つも記事にしてみたいと思います。投稿していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
これは余談ですが、どんな怪談よりも
自分でネタを振っておきながら
恐怖に「ぱもら」を膝に抱えて
これを書いているクマの如きヒゲヅラの男(自分)の
存在の方が、よっぽども怪談だと思います
(で、でも怖いし…)
色々投稿を本当にありがとうございました。おかげさまで僕のメーラーの、サイト用メール受信フォルダは、相当な勢いで祟られそうな具合になっています。押忍(厭々マウスカーソルを合わせながら)。
あ、さて。様々な怪談を寄せて頂いたわけですが、残念なことに前回の記事で提示した現代怪談より有名なものというのは、あまりなさそうだというのが結論です。それでもいくつか「あーそんなのもあったあった!」というような、取りこぼし的なものもありましたので、かいつまんで御紹介。
というわけで、ここから先は前回と同じく怖い話が続きそうですので、そういうものが「いやーん」という方は、前回同様こちらから、お買い物でもお楽しみ下さい(笑)。
さて、ではいきましょうか。
○タクシーにまつわる怪談
タクシードライバーさん本人や、そのご縁の方ないし友人という方が語り部になって進行するタイプの怪談。基本的にはこういう流れのようです。
「人気のない場所で、タクシーが客を拾う(だいたい女性)。どこそこまでと指示を受けるが、走っている間一向に会話がない。少々薄気味悪い客なので運転に集中して、目的地に行く。すると後の座席にいたはずの客がいない。降りて後のシートにいってみると、客が座っていたシートはじっとりと濡れていて、周囲を見ると寺や霊園などだった…」
で、この手の亜流が「たどり着いた先は民家で『お金が足りないので取ってきます』と家に入るが、一向に出てこないので玄関のチャイムを鳴らすと、家族が出てくる。事情を説明すると家人が写真を持ってきて『この子ですか?』と聞き、頷くと『○年前に亡くなって…今日が命日なんです』と泣き崩れる」というようなパターンなどですね。
これは確かに現代の怪談話の定番の一つですねー。タクシーという色々な人を乗せる職業というか特異な職業・場所柄、そういう話の舞台装置としてはもってこいですし、無数に目にするタクシーの中で、そういうことがあってもおかしくないというリアリティを持たせられるというところがポイントなのでしょう。
またオチとしても特に目撃者・体験者が亡くなったとかそういうことではなく、基本的には「乗せた人が幽霊だった」というだけですので、「怖い」というよりは「しんみり」してしまうような感じもあり、意外と平和的な怪談の部類だと思います。それだけに広く語り継がれているのかも知れませんねー。
ちなみにタクシー怪談を投稿してくれたのは、させぼんさん、ゆっきさん、カンナベさん、kinさん、高嶋さんでした。ありがとうございますー。
○病院や学校などのトイレの個室
これも「よくある話」です。ジャンル的には「トイレの花子さん」系に属するものなのだと思いますが、語り部は看護婦さんや学校の先生、またはその関係者筋や「それらから聞いた話」として始まるものです。
舞台は夜中の病院や学校。深夜の人気のない大型建造物というのは基本的に暗闇や知覚範囲がたどり着かない場所が増えますから、それだけでも怖いという状況設定を上手く使ったものになります。また看護婦さんや学校の先生という職業的特殊性もあるんでしょうね。いずれも当直・宿直というモノがありますから。
ちなみに現在では「看護師」として男女区別のない呼称と職業範囲の広がりを見せているわけですが、何故か怪談の世界では男性看護師・男性教師というものが主役になることはほとんどありません。もちろん、男性看護師という職業がそれほどまでメジャーでなかったことも大きいのでしょうが、この怪談においては「個室だけで構成された女子トイレ」という舞台装置が必要になってくるからだと思われます。うーむ、深い。
あらすじはといいますと「病院(学校)の当直をしているときに、廊下を歩いていると、どうにも別の足音が聞こえる。気になって歩調を変えたりすると、相手も止まったりしているらしい。『後をつけられている?』。そんな不安に駆られ急ぎ足で歩く。逃げ込むようにトイレに入り、個室に入って鍵をかけると、『誰か』もトイレに入ってくる。自分が駆け込んだ一番奥の個室まで、手前の個室のドアを開けては中を確認して閉めているようだ。隣の個室まで扉の開閉音が響き、もうダメだと思った瞬間、音が止む。諦めたのかと思い、伏せていた顔を上げると、霊が上から覗き込んでいた」という感じです。うわーこれはおっかないわー。でも、こういう話あったあった。
こうした追い詰められる→絶体絶命?→おさまった→不意打ちのように恐怖、という流れを作るのには、こういう舞台装置は非常に有効なんでしょうね。僕もこういう話は何度も聞いたことがあります。
しかし難しいのはオチの付け方。「その人ショック死しちゃったんだって」というようなオチが多かったり、ありえないような悲惨な死に方(「赤いチャンチャンコ」など)をすることが多いのですが、「そんな亡くなり方したら事件記事になるだろう」というツッコミや、そもそもが亡くなってしまったら目撃談としての怪談が成り立たないという点があります。
そうしたリアリティを考えると、この手のオチは効果的とはいえず、語られるのが難しくなってしまい、「死んじゃったんだって…」というようなオチで終わらせても「うわ…」と怖気だつだけで流してしまえる小学生程度のところまでしか、語り継がれないというようなところがあるのかもしれませんね。
この系統の怪談を投稿してくれたのは、ゑなさん、瑠美さん、TOYOさんでした。ありがとうございまーす。
○ア行3サ行5系
前回紹介した「あぎょうさんさぎょうご」という「呪文のような言葉の謎を解かなければ呪われてしまう」系の怪談は、実に色々あるようです。投稿されたもを紹介しますと、ぴとみさんからは「『メリーさんの羊』の隠された歌詞を知ってしまった人は『ソウシナハノコ』という言葉の謎を24時間以内に解かなければ、メリーさんが殺しにやってくる」というものを投稿していただきました。
ちなみに逆読みすると「コノハナシウソ」→「この話ウソ」となるわけですね。じゃあ逆さだったらマジなんじゃねーかとか、そういうツッコミが入りますが(笑)。あとメリーさん誰だよ、と(笑)。
他にも桜さんからの投稿では「利根川の河川敷で自殺した女性の話を聞いてしまった人は、3日後の午前4時にその人の霊がやってきて色々質問をするが、何も応えてはならず、その時に『火事の【か】 死亡の【し】 魔女の【ま】 幽霊の【れい】 事故の【こ】』と唱えなければ帰ってくれない」というものなどもあるようです。
これは、その自殺した女性の名前というのが「かしまれいこ」さんだそうで、【】内の言葉を繋げると、そうなるということらしいですね。これは群馬県の方で随分とメジャーだった怪談らしいのですが、同姓同名の人がいたら、えらい御苦労をされたことと思います(苦笑)。この話をご存じの方はいらっしゃいましたら、亜流なども聞かせて頂ければ幸いです。
みかづちさんからは「数年前、ある新人の旅客機パイロットが初フライトで墜落死した。しかし成仏できないパイロットは、道連れを求めてこの世をさまよっている。この話を聞いた三日後の夜、パイロットは血まみれの姿であなたの夢に現れて、「俺の名前を言ってみろ」と問いかけてくる。このとき、彼の名前を答えられなかった者は、眠ったまま死んでしまい、その魂は彼の乗る幽霊旅客機の乗客として、この世とあの世の狭間を永遠にさまよい続けることになる」という投稿をいただきました。
ちなみにパイロットの名前は「木島」さんだそうです。単独で旅客機を飛ばすことは有り得ないと思うので、墜落死したら既に道連れが沢山なんじゃないか?とか、そういうツッコミどころが満載なわけですが、やはりこれなんかも、この系統に入りそうですねー。
それにしてもこういう「解かなければ云々」という暗示系は実によろしくないですね(苦笑)。この手の怪談を知っているという方からのメールで、当時を振り返り「眠れなくなりました」とか「夜中に突然目が覚めたときに怖くて仕方なくなりました」というものの多いことといったらありませんでした(笑)。
こうした悪質な怪談は、僕の考える怪談からすると外道もいいところですし、解答にしても、アナグラムというよりは、ちょっと一捻りしただけの意地悪ナゾナゾ的なものですから、明らかに「後を引くように怖がらせるだけ」というモノ。つまり話の本筋はオマケに過ぎず、そこだけを主眼にしたものなんですよね。
どこから流行りだしたものなのかはわかりませんが「子どもを怖がらせてやろう」というような「大人」の悪意を感じずにはいられませんよね(笑)。いやはや、なんにせよ、皆さん投稿ありがとうございました。
そんなわけで、かいつまんで3ジャンルほど「あーこういうのあったあった」という怪談を紹介したわけですが、いかがでしたでしょうか。ですが基本的には、どの怪談も、ウチのサイトを読んでらっしゃる皆さんの年齢的には「うわー…」と思うよりも「えー?」と思うようなモノが多いですよね(笑)。
怪談に必要なモノは、もちろん「恐怖」ですが、話す年齢層によっての「リアリティ」が必要となります。例えば先ほども少し書きましたが「亡くなっちゃったんだって…」という目撃者・体験者本人や一部などが死んでしまうオチなどは、全くもって論外です。
だって怪談が伝わる方法が亡くなってしまいますし、異常な死に方などがあれば事件記事になっておかしくありませんからね。こういう怪談はリアリティゼロです。また「精神に異常をきたしてしまい、精神病院に隔離入院」というオチも、通じて中学生レベルでしょう(苦笑)。
怪談は「聞く者に恐怖を与える」という目的をもった「話芸」ですから、それに相応しい展開とリアリティ、そして身近さを題材にしなければなりません。
そういう意味では、紹介したいくつかの「有名と思われる怪談」は、なるほど「夢」「学校」「病院」「タクシー」などを舞台にしたものが多く、その土地やら年代やらをターゲットにしているのかな、と思う次第です。だからこその定番であり、小学生レベルにしか通用しないリアリティなんでしょうねえ(笑)。
では、2006年という時代と、おそらく当サイトを見ていらっしゃるであろう、またネットを趣味領域で活用しいるであろう10代半ば〜40代という年齢層に対して、どのような題材が身近であり、かつリアリティがあるか、と考えてみると、それくらいの年齢層になると、色々な知識がついてきますから「霊」というファクター自体にも、ビリーバーとアンチビリーバーがいるわけで、そこから考え直さなくてはいけなくなったりもします。
そうなると「霊」という存在に限定せずに「霊を見た」というよりは「なにか得体のしれないものを見た・感じた・聞いた」としてみたり、「人間自体(異常行動者や凶悪犯罪者)」を題材にしてみたりと、やはり前回紹介したこちらのサイトの「ガイシュツ」コーナーに掲載されている話のように、「都市伝説」系の方向に流れていってしまうのかなぁ、なんて思ったりもするわけです。いやはや、怪談も難しいですねぇ。
そんなわけで、多くの投稿をいただきましたので、僕の方からも機会があったら怪談話の一つも記事にしてみたいと思います。投稿していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
自分でネタを振っておきながら
恐怖に「ぱもら」を膝に抱えて
これを書いているクマの如きヒゲヅラの男(自分)の
存在の方が、よっぽども怪談だと思います
(で、でも怖いし…)