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■ 夏よ。夏よ。
結局涼しくなってしまいましたが、先週末は思い出したように暑かったですね。暦の上ではもう秋間近しですが、名残の夏といった風情でしょうか。
さて、夏っぽくないまま去りゆく夏を少しでも楽しむ為にこんなスレッドをたててみたりしましたが、微妙に最近怪談づいています。お盆の頃に奇妙な体験をしたばかりなのですが、懲りていないと云うかなんというか。
そんなわけでして、土曜日は友人と連れだって急遽、怪談といえばこの人・稲川淳二さんのライブツアーに行ってきました。ライブといっても稲川さんがギターを弾いたり歌ったりするのではなく、当たり前ですがお得意の怪談を2時間ほどぶっ放しにするという、かなり強烈なもの。後半は怪談を受けての心霊写真スライドの公開など、なんとも背中が冷たくなるモノでした。いやー怖い怖い怖い怖い怖い。
余談ですが、ライブが終わった後、喫煙所で友人と感想など述べあっていたのですが、僕は稲川さんの後ろのセットの裏をスタッフさんがしゃがんだまま通ったのが見えたのですが、口を揃えて「そんなもんなかった」とか言い張られまして。ちっくしょうみんなで口裏あわせて僕を陥れようとしているに違いありません。
さて、終わった後は我が家に集合し手巻き寿司を食して酒を飲んで、本来なら「由緒正しい日本の恐怖映画を観よう」ということで
・犬神家の一族 ・八墓村 ・呪怨
の3本立てを毛布完全装備(ギブアップは毛布を被って耳をふさぎ「あーあー!何も聞こえない!聞こえませんヨー!」と泣き叫く)で鑑賞予定だったのですが、残念なことに全て貸し出し中。
それじゃあということで、「マジに怖そうなドキュメントモノを観よう」ということになり、
・ほんとうにあった!呪いのビデオ1 ・ほんとうにあった!呪いのビデオ special1
を借りてきたのです。レンタルショップの帰り道から「うひー!こえー!お前持てよ!呪われるから!」とか「やだよ!呪われるのはカードを使った貴様だ!」などとやりあってドキドキワクワクで帰ってきたのですが…。
まぁとにかく1本目鑑賞。えーと……結論から言いますと、合成露骨過ぎという結論に至りました。ドキュメントのハズが、どこかで見たことのあるマイナーな役者さんや、中途半端なカメラワーク。ビデオ画像のハズなのにまるで動きがない霊。なんというか合成編集テクニック不足丸出しで、まるで怖がることが出来ない編集でした。
あの映像の中に本物があるとしたら結構びっくりです。いわゆるガチで写っちゃってる映像というのは、立体感があるのに透けちゃっていたりする不自然さがあるんですけれど、どれもこれも「静止画像を貼り付けてフレームごとに座標だけ動かしました」と言いはらんばかりのペラペラさと動きのなさ。本気でがっかりしました。
さて、2本目。こちらは総集編ということでシリーズで出ている同作の更に怖いモノを厳選!再検証!しているはずなんですが、かなりダメダメでした。
爆笑を誘われたのは、哲学堂公園からの生中継中に映像が乱れたという映像ですが、レポーター(役)の女性が、イヤホン越しに「映像が乱れていて、流れていない」という指示が来ている(という脚本)時に、慣れていないせいか、まるで電話の応対のように話していたり、あまつさえ最後には「はい、失礼しまーす」と、その場にいる出演者やADやカメラさえも無視して日本人らしく頭を下げる(イヤホンの向こうに)という素敵っぷりでした。
ちなみに乱れた映像の後に映りこんでいたというのは、和風家屋の窓と壁かなにかと、印刷された文字を接写したものだったのですが、それってジャムったDVテープを使い回して異常がおこっただけじゃないんでしょうか。
さらに2本目の終盤に至っては、恐怖映像どころか謎のコントを見せられる始末。まぁ、どんな顛末なのかはネタバレになるので書きませんが、「よし!今日は怖い映画とかビデオとか観よう!」と思ったときには、息抜きのインターバルとして是非是非ラインナップに混ぜ込んでおくといいかと思います。
ちなみに僕は、霊の存在とか信じています。というかいてもおかしくないし、それが錯覚だとしてもまぁアリだろうと。不思議な体験を多くしているわけではありませんが、人間の知覚とか機能とか能力って、今科学によって定義されているだけじゃあないと思っているので、それと同じスタンスですね。
というわけで、こちらのスレッドでは、怪談・心霊系(?)恐怖体験・オススメの恐怖ビデオ(ノンフィクション系で。ホラー映画・ジャンク系はパスです)などもお待ちしています。
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