【 2004年03月18日-02:36 のつぶやき 】
■ 未知との遭遇
近所のコンビニは、家族経営です。
いや、それは特に問題じゃないんです。もともとは酒屋さんだったところが、店舗を建て直してコンビニになったわけですから、バイト以外は、元酒屋さんのご家族が経営しているわけですよ。ごく普通ですよね、こんなのは。
店長さんは、五十になるかならないかくらいの、いわゆる「おじさん」でして、この人は殆ど必ず店内にいます。そして時々奥さんらしく「おばさん」が手伝ったりしています。あとはアルバイト店員さんなんで、殆ど他のコンビニと変わりません。
ところが、この店員ラインナップに時々レアキャラが現れるんです。
そのレアキャラとは……
不確定名「オーナー」。
(推定年齢78歳)
です。
そこのコンビニでは、通常、バイト君でも店員さんでも、支給制服に、写真入りの名札をつけるのが義務づけられているのですが、「オーナー」はその名札に、何故か墨書で「オーナー」と書いてあるだけなのです。この時点で既に、何か気圧されるモノがあります。
そして「オーナー」は、推定年齢に相応しく老眼らしく、レジのバーコードリーダーを当てるべきバーコードを探すのに時間がかかります。老眼鏡を何度もかけ直したり、商品を目から離して何回転もさせながら探しているのをみると、思わず「チェンジ!」と叫びたくなります。
まぁそれでも急いでいないときはいいのですが、忙しくて飯を作っている暇もなく、仕方なしにコンビニ弁当で飯を済ませようとしている時などは、ちょっとしたパニックになります。
まず、バーコードを探す為に、無闇に弁当を回転させてしまい、中身がややぐちゃぐちゃになってしまいます。次にレンジアップする為の「何秒用」と記載されている部分を探すのに手間取り、ロスタイムが増えていきます。急いでいるときに、これはちょっと辛いです。
まぁそれでも、レアキャラですので遭遇率は低く、そうそうこうした事は起こらないのですが、本日見事に遭遇。
そして最悪のベストオブベスト(好いのか悪いのかわからん)といっても過言ではない事件が起きてしまいました――。
皆さんは某コンビニの人気弁当の「デミハンバーグ丼」というものをご存知でしょうか。デミグラスソースのハンバーグを、ペッパーライスの上に搭載し、オプションに温泉卵をつけた、なかなかのお弁当です。
問題はそのオプション。即ち温泉卵です。レンジアップする際は、付属のソースやマヨネーズなどは外してからレンジに入れる、というのはコンビニ弁当の常識です。
そして「殻にはいったままの卵は電子レンジにいれてはいけない」というのは、電子レンジの常識です。なぜならば、水蒸気の逃げ場がなくなった卵が破裂してしまうからです。
そして、僕がレジカウンターに弁当や他の雑誌の入った買い物カゴをのせ「お弁当あたためてください」と頼み、飲み物を買ってないことに気がついて、追加しにいった最中に、事件は起こりました。
レジを離れる前は、カウンターにいたのは店長さんだったのですが、戻ってくるとそこにはレアキャラの「オーナー」が、例によって何度も商品を確認しながらバーコードリーダーをあてがっていました。
この時点で、少々急いでいた僕はやや陰鬱な気持ちになったのですが、レンジが電子音を鳴らし、「オーナー」がレンジから弁当を取り出しにいったのを見て、さらにイヤな予感がしました。
そう、「オーナー」は、まんまと温泉卵ごとレンジに放り込んでいたのです。
少々熱そうに、弁当を手に取った「オーナー」は、レンジに入れる前とは明らかに何かが違う弁当を見て、きょとんとしています。
温泉卵自体は、弁当とは別の袋にパッキングされているので、どうやら爆発はしなかったようですが、おそらくその袋の中はちょっとした事件現場のような惨状になっているはずです。それをみて、どうもおかしいな、と「オーナー」も思ったのでしょう。
十秒ほど、時が止まったのを感じた後、「オーナー」は店長を呼んで、弁当を見せました。そしてややあってから、店長がすまなさそうに僕に「すみません、温めるの失敗しちゃったみたいなんで、他のお弁当でよろしいですか」といったわけです。
しかし、昼時でしたので、弁当自体が既に品薄。店長が陳列棚を見たところ、デミハンバーグ丼は既に無かったのでしょう。オマケに、ここまで時間がかかれば当たり前の事ですが、レジは長蛇の列です。
仕方なしに僕は「ああ、じゃお弁当結構です」と応えたのですが、そのやりとりが終わると、店長は「すみませんでした」と、あっさり僕を放置して別のレジを開け、僕の後ろに並んでいる客をさばきはじめてしまいました。
そしてまた「オーナー」とのマンツーになってしまったわけですが、「オーナー」今度はレジから、キャンセル商品の取り消しをするのに手間取っています。
もう、ここまで来ると、急いでいた僕も心が折れる諦めがつくってもんです。「すみませんねぇ。卵がねぇ、パァーンってなっちゃってねぇ、がははははは」と笑う「オーナー」に何がおかしいんだコラジジイナニコラタココラー!「あはははは、注意書きわかりにくいですもんねぇ」と返しながら、思わぬところで非常に長閑な時間を過ごし、ようやく精算を終えて家路についたわけです。
その後の一日。何故か全身がだるくて
イマイチやる気がおきなかったりしたのは
昼食がダイエットペプシツイストのみだったから
という理由だけではないと思います。
(いや、別に急いでない時だったらいいんだけどね…なんかこう…吸い取られた……)
いや、それは特に問題じゃないんです。もともとは酒屋さんだったところが、店舗を建て直してコンビニになったわけですから、バイト以外は、元酒屋さんのご家族が経営しているわけですよ。ごく普通ですよね、こんなのは。
店長さんは、五十になるかならないかくらいの、いわゆる「おじさん」でして、この人は殆ど必ず店内にいます。そして時々奥さんらしく「おばさん」が手伝ったりしています。あとはアルバイト店員さんなんで、殆ど他のコンビニと変わりません。
ところが、この店員ラインナップに時々レアキャラが現れるんです。
そのレアキャラとは……
不確定名「オーナー」。
(推定年齢78歳)
そこのコンビニでは、通常、バイト君でも店員さんでも、支給制服に、写真入りの名札をつけるのが義務づけられているのですが、「オーナー」はその名札に、何故か墨書で「オーナー」と書いてあるだけなのです。この時点で既に、何か気圧されるモノがあります。
そして「オーナー」は、推定年齢に相応しく老眼らしく、レジのバーコードリーダーを当てるべきバーコードを探すのに時間がかかります。老眼鏡を何度もかけ直したり、商品を目から離して何回転もさせながら探しているのをみると、思わず「チェンジ!」と叫びたくなります。
まぁそれでも急いでいないときはいいのですが、忙しくて飯を作っている暇もなく、仕方なしにコンビニ弁当で飯を済ませようとしている時などは、ちょっとしたパニックになります。
まず、バーコードを探す為に、無闇に弁当を回転させてしまい、中身がややぐちゃぐちゃになってしまいます。次にレンジアップする為の「何秒用」と記載されている部分を探すのに手間取り、ロスタイムが増えていきます。急いでいるときに、これはちょっと辛いです。
まぁそれでも、レアキャラですので遭遇率は低く、そうそうこうした事は起こらないのですが、本日見事に遭遇。
そして最悪のベストオブベスト(好いのか悪いのかわからん)といっても過言ではない事件が起きてしまいました――。
皆さんは某コンビニの人気弁当の「デミハンバーグ丼」というものをご存知でしょうか。デミグラスソースのハンバーグを、ペッパーライスの上に搭載し、オプションに温泉卵をつけた、なかなかのお弁当です。
問題はそのオプション。即ち温泉卵です。レンジアップする際は、付属のソースやマヨネーズなどは外してからレンジに入れる、というのはコンビニ弁当の常識です。
そして「殻にはいったままの卵は電子レンジにいれてはいけない」というのは、電子レンジの常識です。なぜならば、水蒸気の逃げ場がなくなった卵が破裂してしまうからです。
そして、僕がレジカウンターに弁当や他の雑誌の入った買い物カゴをのせ「お弁当あたためてください」と頼み、飲み物を買ってないことに気がついて、追加しにいった最中に、事件は起こりました。
レジを離れる前は、カウンターにいたのは店長さんだったのですが、戻ってくるとそこにはレアキャラの「オーナー」が、例によって何度も商品を確認しながらバーコードリーダーをあてがっていました。
この時点で、少々急いでいた僕はやや陰鬱な気持ちになったのですが、レンジが電子音を鳴らし、「オーナー」がレンジから弁当を取り出しにいったのを見て、さらにイヤな予感がしました。
そう、「オーナー」は、まんまと温泉卵ごとレンジに放り込んでいたのです。
少々熱そうに、弁当を手に取った「オーナー」は、レンジに入れる前とは明らかに何かが違う弁当を見て、きょとんとしています。
温泉卵自体は、弁当とは別の袋にパッキングされているので、どうやら爆発はしなかったようですが、おそらくその袋の中はちょっとした事件現場のような惨状になっているはずです。それをみて、どうもおかしいな、と「オーナー」も思ったのでしょう。
十秒ほど、時が止まったのを感じた後、「オーナー」は店長を呼んで、弁当を見せました。そしてややあってから、店長がすまなさそうに僕に「すみません、温めるの失敗しちゃったみたいなんで、他のお弁当でよろしいですか」といったわけです。
しかし、昼時でしたので、弁当自体が既に品薄。店長が陳列棚を見たところ、デミハンバーグ丼は既に無かったのでしょう。オマケに、ここまで時間がかかれば当たり前の事ですが、レジは長蛇の列です。
仕方なしに僕は「ああ、じゃお弁当結構です」と応えたのですが、そのやりとりが終わると、店長は「すみませんでした」と、あっさり僕を放置して別のレジを開け、僕の後ろに並んでいる客をさばきはじめてしまいました。
そしてまた「オーナー」とのマンツーになってしまったわけですが、「オーナー」今度はレジから、キャンセル商品の取り消しをするのに手間取っています。
もう、ここまで来ると、急いでいた僕も
イマイチやる気がおきなかったりしたのは
昼食がダイエットペプシツイストのみだったから
という理由だけではないと思います。
(いや、別に急いでない時だったらいいんだけどね…なんかこう…吸い取られた……)