■ ダーツ日記:我が名は暗殺者。

最近実は少し調子に乗っていた。

というのもコッソリ行った地元のダーツバー…というかスペクトラムがおいてあるショップで投げてみたたところ、最高記録を大幅更新して602という数字をはじき出し、その日は平均しても450くらいの成績を出したりしたのだ。

もちろん、スペクトラムはインブルもブルも50点扱いなので、本懐であり本番(?)である、「マスターの店」こと池袋の「シュール」のタウロスに記録されているハイスコアを塗り替えるには、ほど遠い成績であることは理解している。

しかしそれでも、しばらく続いていた「伸び悩み」の時期は越えたモノと考えていた。それが甘かったのだ。


繰り返すが僕は調子に乗っていた。調子にのって池袋のダーツバー「スティングレイ」に足を踏み入れてしまったのだ。しかも仲間を引き連れて。このあたり鼻天狗っぷり満開である。今思うと舌を噛み切って死んでしまいたい。

さて、既にここまでで皆さんもおわかりだろうが、結果はさんざんなモノだった。かろうじて400台に乗ったのが1回。あとは300点台が一回と200点台が一回。301はバーストしまくって、クリアならずというていたらく。

ここのところ、微笑みかけてくれていた…いや、唇の端に少しだけ微笑の兆候を見せてくれていたであろう「ダーツの神様」は、今夜はアーチェリーの神様や、弓道の神様あたりと合コンにでも行かれてしまったらしい。

よりによって、この夜に。初進出のダーツバーで。しかも割と強豪が集うという噂の「スティンガー」で、だ。そんなところでマイダーツを広げて、あまつさえ最強チップのPowerProPointを装填して、このザマだったのだ。


これは恥だった。屈辱だった。後でダーツの神を屋上か体育館裏に呼び出す決意を固めもした。しかしながら練習を怠っていたからだという自責の念もあった。伸び悩みの時期を越えたと驕っていた自分を責めた。

帰宅後、未だNumeriナイト→NOAH日本武道館という体力使いすぎスケジュールの疲労が癒えようが癒えまいが知ったことかと、マイボードに必死になって投げ込んだ。フォームを見直し、グリップを見直し、エイミングを見直し、テイクバックを見直し、フォロースルーを見直し…とにかく全てを一度解体して、ひたすら投げ込み続けた。

およそ30分ほど投げ込んだろうか。ダーツの神様が降りてくる感覚があった。一投目から投げる直前に「あ、ブルはいる」という感覚である。そのまま投げる。刺さる。無心のまま同じように構えて、同じように投げる。もう一度繰り返す。

そしてその結果がコレである。






ダーツを初めておよそ一ヶ月目にして、人生初のハットトリック達成。とはいうものの、ギャラリーもいなければスコアリングもされない上に、まぁシングルブルなのだけれども、それでもやはり嬉しい。嬉しくって涙がチョチョぎれるとはこのことだ。

「慢心することなかれ。怠ることなかれ。一投必中を旨に、ひたすら投げ込むべし」――この教訓というか自戒を思い出したご褒美に、合コン帰りのダーツの神様がくれたプレゼントだと思うことにした。

こうして今一度スタートラインに立ち直して、僕のダーツ修行の日々は続いていくのである。


余談だが、件の「スティングレイ」でナイスなデザインのスリムフライトを見つけたので購入。人生初のハットトリックを達成した今日のこの日を記念日として、そのフライトを装着することにした。

これで、僕のマイダーツ「アスアスイン@ケツを狙う暗殺者」こと「アサッシン」は、華麗なるバージョンアップを果たすことになる。

どれくらいのバージョンアップかというと、聖闘士☆星矢における紫龍の血によって復活した新生ブロンズクロス、またはJOJOでいうところの呼吸矯正マスクを外したジョセフ、もしくはツナギを脱ぎ捨てた阿部高和――といったところだろうか。

ちなみにこんな感じのフライトである。






装着全景






デザイン拡大





そう、薔薇。



繰り返すが薔薇



薔薇。



これで僕のマイダーツの二つ名は
『アスアスイン@ケツを狙う薔薇の暗殺者』
となった。



すごく…入れやすそうです…。
(ブルにね?ダーツボードのブルにね?!)

(C) G-LABO Gengi-DOJO.