■ 初体験。 -1-

生きてます。

いやーヒドイですな皆さん!確かに緊張しまくりのデビュー戦ではありましたが、更新がないからって「ボコボコに負けて樹海に行ったに違いない」とか「ボコボコに負けて腹いせに対戦相手を物理的にボコボコにして今頃檻の中に違いない」とか「ボコボコに負けて店内で暴れ、猟友会に射殺されたに違いない」とか。一体どういうことですか、まったくもう。

てなわけでして、無事にデビュー戦を終えてきました。行きつけのBARの小さいトーナメントとはいえども、人生初のダーツ大会出場。しかも数名のダーツ仲間を引き連れての参戦ですし、サイトでもこうして煽ってしまった手前、ものすごく胃が痛くなるようなプレッシャーを感じながらの初体験でした。

てなわけで、大会直前から大会までの様子をダイジェストでいってみましょー。


6月24日(金)・夕
仕事を終えてボードとボードスタンドをセッティングする。シュールカップに参戦する兄貴が早めに仕事が終わったらしいので「食事してから軽く練習しようぜ」と呼び出す。二つ返事で応じる兄貴。よし生け贄は捕まった。


6月24日(金)・夜
部屋に来るなりダーツスタンドを見て「狂ってる」とか言い出す兄貴を尻目に「さっさと投げる準備しろ。大会までもう時間がないんだぞ」と急かす。不穏な空気を感じ取ったのか「え、ちょっと投げるだけだよね?」とか怖じ気づいたようすで云いやがる。

こんな状況下にホイホイと出てきて、何を今更――。

「アホか。シュールカップは予選301・カウントアップ/301だ。つまり301を極めれば怖いモノなし。そこまではいいな?」
「お、応…」

「そして、君の目の前にはクリケットプロ425TCという素敵なボードがある」
「う、うむ」

「つまり金をかけずにTAURUSと同じセパレートブル仕様で練習がし放題なわけだ」
「うむ。それはいい」

「そして我が家には俺たち以外誰もいない」
「……」

「そこで黙るな。まぁいい。で、明日は休みだ」
「うむ」

「というわけで、100戦するまで帰さない」
「なにを…?」

「301」
「いやいやいやいや、俺お泊まりセットとか持ってきてないし!」

「うるさいだまれ投げろ」
「お、鬼ー!」

というわけで、鬼の100戦合宿がはじまる。途中一応食事休憩なども取るには取ったが、とにかくひたすら投げる。練習というより修行状態。そして体力が尽きた明け方に沈没。


6月25日(土)・昼
眠っている兄貴を叩き起こして少し投げる。この時点ではまだ55戦。昼食を摂りに外出し、再び戻る。そしてひたすら投げる。70戦を越えたあたりで、お互い何かが見えてくる。フィニッシュまでのラウンド数がどんどん減り、対策も見えてくる。と、同時に疲れも見えてくる。

「なんかわかってきたかも…」
「そうか、それはよかったな」

「で、そろそろ終わりにしないか?」
「は?なんでだ?」

「いや、投げすぎは良くな」
「うるさいだまれ投げろ」

「お、鬼…」
「前線に敗残兵はいらんのだ、立て!投げろ!殺せ!」

気分はすっかり鬼軍曹だ。


6月25日(土)・夕
なんとか100戦を終える。最終的には55勝45敗だった。腹が減っただの疲れたなんだのうるさいので兄貴を追い出す。そして僕も泥のように眠る…予定だったのだが、仕事の連絡が入り、ごりごりと仕事を始める。食事をとりつつ、全てが終わったのは翌午前5時半だった。

明らかに投げすぎで右足のカカトが痛む。風呂に入って足を温めながらもみほぐし、風呂上がりには足の裏に湿布を貼って、なんとか処置をしたと思いこむことにした。


6月26日(日)・早朝
仮眠しようと潜り込んだベッドで寝返りを打った瞬間に、肩の痛みで眠気が吹っ飛ぶ。原因もなにも、単純明快に投げすぎ。どうしようもなく痛むのでバンテリン系の膏薬を塗り、痛み止めを飲む。何もしないよりはマシだったが、痛みにガウガウ云っている間に起床時間になってしまう。


6月26日(日)・午前
シュールカップは14:00回債なので13:30には店に入る予定だった。出来ればその前に池袋のスポーツクラブで開店直後から1時間半ほど投げ込みして最終調整をしておきたかったのだが、待てど暮らせどバスが来ず、結局僕はSureに直行することになった。

寝不足・肩の痛みにくわえ、最終調整も出来ないで本番という状況。コンディション作りで既に負けたような気分になったが、それもまた仕方なしと諦め、ひたすら移動。


6月26日(日)・昼
Sure到着。既に他のメンバーや常連の皆さんも来ている。私服姿のマスターにちょっと驚く。見回してみると32人フルエントリーにしては人数が少ないような気がする。訝しんでいるとマスターが

「ダーツショップの店員さん達が諸般の事情で来られなくなっちゃったんですよー。その関係でお断りしたりしつつ16人に調整したんです。というわけで予選はなしで501・クリケット/501でやりますんで」(※ルールはコチラを参照)

と説明。いやいやいやいやいやいやいやいやいや、どうなのそれってば。既にイヤな汗が出てきている。闘わずして予選通過は喜ばしいといえば喜ばしいのだけれども、初っぱなから501・クリケットだなんて。予選通過を大目標にしていたので、突然の本戦ルールに戸惑う。5人の仲間達も皆それぞれに不安を隠せないでいるようだ。

ちなみに今回は32人中僕を含めて6人の仲間(以下、ダーツ部)がシュールカップにエントリーした。一応マスターには身内同士であたらないように初戦のカードを調整してもらっていたのだが、6/32と6/16では随分と違う。

一回戦だけはあたらないだけで、すぐに身内で食い合うことになるだろう。しかしそれ以前に勝ち上がれるかどうかの方が大きな問題だ。予選である程度未知の対戦相手達の腕前を見ておきたかったのに…胃が強烈に痛んだ。


6月26日(日)・一回戦
マスターの挨拶があり、早速一回戦が始まった。すっかり忘れていたが、この大会にはマスター自身もエントリーしている。そしてマスターの一回戦の相手としてダーツ部から、なぐっちが組まれていた。

ルールの変更と一回戦、しかもオープニングマッチという事で緊張感が尋常ではない。さすがに勝てないか…という少々暗いムードの中スタート。しかしマスターは普段練習しているわけではないので、調子が上がらないこともあったのか、やや不調。そこに今週だけで二十時間近く練習してきた、なぐっちが噛み付く。結果は大番狂わせでなぐっちの勝利。Sureが揺れた。

これで勢いづいたダーツ部、古参常連でハイスコアランキングボードの上位にいる人に、ダーツ部のエースで唯一のBフライト・もたぃさんが接戦を制しする。さらに兄貴も危なげなく一回戦を突破。残念ながら他2名は一回戦敗退でルーザートーナメントの方へと進んだ。

そしていよいよ僕の一回戦。相手はSureに行った時には一度も見ていない方だった。つまり完全に実力未知数。先攻後攻を決めるジャンケンでも負け、強烈に胃が痛んだ。さらに足に震えが来る、やばいやばいやばいー。しかしゲームは始まってしまった。


<長くなったので続きます>

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