■ 初体験。 -2-

6月26日(日)・一回戦の続き

ガチゴチに固くなったまま501スタート。ジャンケンに負けたので後攻から。ん、対戦相手のスローイング。あれ、相手も固くなってる。なんとかなるのかも…と思いつつ自分の番へ。

昨日兄貴と散々練習した「とにかく20をキープ。出来れば20Tに入ってね、お願い良い子にしてるから投法」で投げてみる。というか投げられない、膝が笑ってるというか震えている。「うわーなにこれ、ホントに俺の膝ッッ?!」と餓狼伝風に驚いたりするも、さっさと投げねばならず、ガチガチのまま投げる。ギリギリ1本キープ。だが、ぐちゃぐちゃもいいところ。

そのままワケもわからず投げ続け、なんとか勝利。なんで勝てたのかわからないくらいダメダメだった。続いてのクリケットは何故か微妙に調子がいい、点取り合戦にもならず順序よくマークして消していく。16をオープンにした状態で、相手はブルのみになり、打ち合いになりそうだったので、2本16プッシュしてからブルへトライという投げ方で、こちらはそこそこの勝利。結果的に2回戦進出するも、調子は全然あがらない。01の方が得意のはずなのに…。


6月26日(日)・二回戦

兄貴と、ダーツ部エースのもたぃさんは危なげなく2回戦も突破。準決勝に進出した。ここで僕が勝てば準決勝進出、そして準決勝の相手はまともに勝ったことがないエースのもたぃさん。身内同士の争いになってしまうのだが、そこはそれ、仕方ない。

2回戦の相手はじっくりと1回戦のプレイを観ていた人だったので、大体の実力は掴めていた。いつも通りに出来れば、なんとかなる…かもしれないというレベル。しかしいつも通りに出来ないからグダグダになるわけで、今度も501はグダグダグダ。クリケットはそこそこトリプルにも入り、10Rで勝利。おかしい。明らかにおかしい。

それはそうと、準決勝で早々と身内同士の対決となってしまった。対策を考えたいところだけれども、とにかく01がダメなのでクリケットで…といっても、もたぃさんにはクリケットで勝ったことがほとんどないわけで、これまた微妙。


6月26日(日)・準決勝

兄貴は危なげなく決勝進出を決める。組み合わせの妙か実力か、合宿が効いたのかもしれない。一方こちらは身内同士の争い。いつものメンツだしリラックスして投げられると思いきや、お互い割とピリピリムード、ガチンコならではの空気になる。

501は相変わらずのグダグダっぷりで、160残ってるところをアウトされる。いやー全くお話しにならないですよコレ。というわけでクリケットは先攻。20に2本マークしたところまではよかったが、なぜか18に一本入ってしまう。もたぃさんも20に2本マーク。

次ラウンド、20をオープンしてプッシュに行くが失敗。もたぃさんも20クローズして終了。3R、18をクローズ&プッシュ、もたぃさん慌てず19クローズ。僕は引き続き18プッシュ、もたぃさん19プッシュ。

ここで大体の方向性が決まってくる。相手がミスするか自分がトリプルやダブルに放り込んで相手を一気に突き放さない限り、相手がオープンしているところを閉じにはいけないし、新しいところをオープンにもいけない。そして相手がトリプルに入れれば、こっちもトリプルにという展開になると、これはもうノーガードの打ち合いになる。

そして僕ら2人はその方向性に決定。クリケットなのにお互い20と18、20と19だけをマークした状態で、ひたすらプッシュにいく。いわば足を止めての左ローキック(19)と右フック(18)の打ち合いだ。お互いどんどん点数は高くなっていくが、致命傷には至らない。

ギャラリーも盛り上がって来て、僕は「マスター!BGM、アリスの『チャンピオン』にして下さい!」なんて軽口を叩くくらい楽しんではいたのだけれども、19Rでお互いの点数が並び、20Rは痛恨のシングル1本キープでストップ。この時点でもたぃさんが1発でも19を入れれば負けが確定。息詰まる一瞬の後に勝敗は確定。さらにダメ押しのトリプルも入れて、完敗を喫した。

というわけで、僕のトーナメントの結果は準決勝敗退というなんとも微妙な結末に…終わらなかった。そう、ルーザートーナメントで三位決定戦が残っていたのだ。


6月26日(日)・ルーザートーナメント準決勝

ここで少しルーザートーナメントについて説明を。ダーツのトーナメントでは珍しくないルールなのだが、いわゆる敗者復活戦が用意されている。16人トーナメントの場合、1回戦敗退者同士で闘い、勝利した方は次に2回戦敗退者と闘うのだ。そしてこれに勝利すると準決勝敗退者、つまり今の僕と闘うことになり、最終的には別ブロックを勝ち上がってきた相手と三位決定戦となる。

そして僕のルーザートーナメント準決勝の相手は、またもやダーツ部のなぐくんだった。一回戦でマスターと接戦を繰り広げて勝利、二回戦では惜しくも敗退したものの、ルーザー勝ち上がりとの相手に勝利しての対面。正直結構ヤバい。

しかもこれに勝利した方はルーザー決勝(三位決定戦)を一回戦負けから勝ち上がってきたマスターとやるというのだから、さらにプレッシャーだ。またもや身内同士の対戦ということで、少々凹んだが、試合は試合。いざ尋常に勝負。

結果はからくもストレートで何とか逃げ切った。というわけで三位決定戦の相手はマスターとの勝負に。既におなかが痛くなってきていた。


6月26日(日)・ルーザートーナメント決勝(三位決定戦)

一回戦ではなぐくんに負けてしまったマスターだが、その後敗者復活第一戦第二戦三戦を余裕で勝ち上がってきた。日頃練習はしていないというマスターだが、それまでの試合を見ている限り、501でもクリケットナンバーに叩き込むという「実戦の中での練習」というレオン・グラシエーロ方式をとっており、つまりは準備は万端。体調も万全のようだ。

以前一度だけマスターに勝利したことはあるものの、その時のマスターは前日から寝ておらず、練習投げもない状態というバッドコンディション。参考にはならない。しかしながら、ダーツにハマったお店で、目標としているその店のマスターと、ルーザートーナメントとはいえ決勝であたるというのは、これ以上ないドラマチックな展開。

「揉んでもらう」ではなく、勝つ気でいかんでどうする!と自分を叱咤してルーザー決勝に臨んだ。ジャンケンで勝利し501は先攻。しかし相変わらずの絶不調で、なんとか20シングルをキープするのが精一杯。一方のマスターは危なげなく19狙いでトリプルにもダブルにも放り込む。あっという間に100点以上差が着く。

そのあたりで、ギャラリーから「マスター!牛出して牛ー!」とのリクエストがかかった。牛とはつまりブルの事で、TAURUSではインブルに叩き込むと牛が表示される。つまりブルに入れて見せろというリクエストだ。そこでマスターは「えー牛ー?はいー」と応え、19T狙いからブル狙いに切り替えた。



ちなみにまさにその瞬間を捉えた写真がコレである。




拡大。





かっちーーーーん。



御覧の通り相当怒っている。確かにマスターは余裕を見せつけられるほどの腕前がある。ブル狙いに切り替えて1Rは外したものの、2R目にはインブルに叩き込んできたのだ。しかしながらフィニッシュが見えてきそうな段階で、アレンジ度外視の余裕を見せつけられ、僕は正直カチンと来た。そこで僕も1Rブル狙いに切り替え、アウトブルに一発叩き込んで応じる。

結果的には、その後マスターも19に狙いを戻してアレンジをくわえてきたが、20Dを2発出したりしつつ、僕はなんとかバーストせずに追いつき、勝ちをひっぱりこんだ。続くクリケットは打撃戦にはならず、お互いにどんどんオープンとクローズを繰り返しつつ、17を確保してトリプルダブルに放り込んだ僕が有利になり、最後はインブルに叩き込んでブルをしめて勝利。2−0でマスターに勝利し、三位となった。


結果

さて、というわけで僕のデビュー戦の成績はルーザートーナメント優勝、総合では三位という結果になった。決勝戦はダーツ部エースのもたぃさんが兄貴をけちょんけちょんにして優勝。ダーツ部全体で見れば、1−2−3位を独占するという結果になったわけだ。

もたぃさんは何度も川崎Beeでトーナメントに参加、ダブルスながら優勝も果たしているし、兄貴も地元のトーナメントと川崎遠征経験もあるわけで、さすがの結果といえる。一方で僕の3位は「出来過ぎ」。

まぁそれでも自分のダーツがまるで出来ていないような状況でありながらも、そこそこの成績だったことは喜ぶべき事だし、それなりに伸びてきているのだろうとも思う。ともあれ、2月からはじまった僕のダーツライフは中間目標であるSure−CUPに好成績を残したことで、一段落したと考えている。


次の目標は、もちろん次回9月開催予定の『Sure−CUP7』。それまでにも、いくつか地元の大会などに参加して場数を踏みつつ、ダーツライブのレーティングもBBフライトくらいまでは伸ばしたいと考えている。

ダーツをはじめて約5ヶ月。こんな楽しいスポーツ、当分やめられそうにない。






3位の商品はペーパーシュレッダー(何故)。



ちなみに、これで一番最初に粉砕したのは、大会での運気を占う為に大会三日前に引いた



【凶】のおみくじでした。
(『勝負事…思い通りにいかず』、当たってたよ…うん…)

(C) G-LABO Gengi-DOJO.