じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)





相談室バックナンバー

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【圧縮分割人生相談室】
 マナーアップバットマン先生と、クリーンナップカリコ嬢による、よろず人生相談コーナーです。専用フォームから投稿された相談に、二人が不定期にお応えします。最新のお応えはトップページにも表示されます。
【使用上のご注意】
 マナーアップバットマン先生およびクリーンナップカリコ嬢へ多くの御相談を寄せて頂き、誠にありがとうございます。先生本人も大変お喜びですが、先生の御意見は非常に偏っている為、実行してしまうと一般社会では常識や法律に抵触どころか、
ノーガードで体当たりしてしまう可能性もあります。
 あくまでも先生の御私見
(ネタ)であることを御理解の上、用法用量をよく守って、良い子もクソガキも精神年齢の若い大人も決してマネすることのないよう御注意の上、お読み下さいますよう、お願いいたします。
 なお、バットマン先生からのお応えに関する全てのトラブルに、みやもと春九堂および「じーらぼ!(G−LABO【言戯道場】)」は一切責任を持ちません。
初期圧縮相談室
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【B&K 圧縮分割人生相談室】


茨城県にお住まいのトリダさん(10代女学生の方)からの御相談
透明水彩で絵を描いていたら飲んでいた緑茶で筆を洗ってしまいました。
結構ショックなのですが、書くたび毎回やってしまいます。
どうにかならないもんでしょうか。

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
増やせ。
飲料としておいておいた緑茶で筆を洗ってしまい、それを気づかずについつい飲んでしまった挙げ句、味が微妙に違うことに気づいて、ふとコップを引き離すと緑茶ならぬ別色の「かつて緑茶と呼ばれたなにか」にジョブチェンジしている――。

何かに集中している時というものは、えてしてそういうミスを犯しやすいものだ。だがトリダ君よ、気にすることはない。君はそれだけ絵画製作に夢中になっているということだ。それだけの集中力を持っているということだ。

文字通り息抜き用の「一服の清涼剤」の存在を忘れるほどの集中力……もしや君はベトナムで我々を震撼させた微声拳銃(ウェイションショウチァン)の使い手ではないだろうか。いや、気のせいだろう。すまない、気にしないでくれたまえ。

ところで問題の解決方法だが、なんのことはないお茶の種類を増やせばいいのだ。実に簡単なことだ。

緑茶に限らず、ウーロン茶・プーアル茶・鉄観音茶・ジャスミン茶・はとむぎ茶・玄米茶。珍しいところでは沖縄のぶくぶく茶などもよいだろう。泡立っていて愉快で目出度い茶だ。さらに突き詰めてしまえば茶に限らず、他のジュース類でも構わないが、出来ればお茶だけに統一した方が面白い

それらをそれぞれのコップに入れて筆洗い容器の周辺に設置。その後は思う存分絵画制作に没頭するといい。そして一段落し、集中力をといたその瞬間からが勝負。運命のロシアンルーレットタイムだ。

様々用意されたコップの中の飲み物。そのいずれかまたは全てが絵の具入りということになる。お茶だけの場合は、設置段階でシャッフルしておけばモアベターだ。

黒や青などの濃寒色系の絵の具を使った後の筆洗浄に使ってしまった場合などは、一目瞭然かもしれないが、他の色は以外とわかりにくいかもしれない。緑茶に赤なら紅茶のようにも見えるであろうし、ウーロン茶に肌色系統では色すら変わらないだろう。これで問題は解決だ。

集中力を振り絞った絵画制作が一段落した後の、ちょっとした余興&運試し。まさに気分転換にはうってつけと思われる。健闘を祈る。


北海道にお住まいのまりさん(10代女学生の方)からの御相談
最近変な男の人にストーカーされています。
どうしたら撃退できますか?
怖くてひとりで帰れません・・。

【クリーンナップカリコさんからのお応え】
分身しなさい。
おにい…こほん。バットマンが多忙なので代わりに私が応えるわね。え?あたし?名前はカリコ。漢字で書くと「狩子」よ。“業界”ではクリーンナップカリコって呼ばれてるの。ちなみにクリーンナップっていうのは「清潔にする」という意味もあるけれど、どっちかっていうと粛正っていう意味なの。覚えておいてね☆

それはそうと、まりさんは随分怖い目に遭ってるのね。この国でもストーカー被害は年々増えているわ。ストーカー規制法とか出来ても警察は「犯罪が起こってからでないと動けない」とかいうものね。役立たずも甚だしいわ。未だにまともに対応してくれないものね。対応してくれても「パトロールを強化」とか、3歳児でも悪いことをしようとしたら隠れるのにパトカーや自転車で流し見するだけで防止できるとでも思ってるのかしら?

まりさんは「怖くて一人で帰れない」というのが一番の悩みみたいね。学生さんみたいだからお友達と帰ったりするのが一番だけれど、どうしても一人で帰る状況というのも当たり前にあると思うの。そういうときは頑張って分身。これがベストね。

おにい……こほん、バットマンにいわせると「反復横飛びを日々繰り返し、その速度が人間の動体視力の限界を超えたあたり」で、分身が出来るらしいわ。でも前に向かって歩きながら反復横飛びを繰り返すのって、すごく大変そう。あ、でもトレーニングを重ねると足の筋肉が鍛えられてイイ感じの脚線美☆とかになれるかも!一石二鳥ね!

そういうのが無理なら、いっこく堂に弟子入りして腹話術を覚えるのもいいかもしれないわね。人形とあたかも会話しているかのように独り言をいいながら歩けば、相手は警戒して襲ってこないと思うわ。あと、自分そっくりの人形を左右に2体ずつ手先と足先を連動させるのもいいかもしれないわね。隠し芸とかでよくやってるアレよ、わかるでしょ?我ながら名案だわ☆

とにかくもかくにも、最初に云ったとおり、お友達と一緒に帰ったり、出来るだけ一人でいる時間を減らすことが大切ね。あとは駅からとか通い先からとかの移動手段で「徒歩」を減らすこと。自転車でもバイクでもいいわ。追い掛けられても仏血義れる足を持ってるといいと思うの。でもそれも車で来られたら、ちょっとどうかと思うけれどもね。

それと危ないと思ったら近所のお宅にすぐ逃げ込むのよ。恥ずかしいとか、そういうことを考えていたらダメ。身の安全は何にも代え難いわ。それと役立たずと割り切ってはいても地元の警察に届け出ておくのは大切な事よ。ココとか見てみてね。

え?あたしがストーキングされたら?勿論、鎌で分割しちゃうわ☆

ストーカーなんて軟弱なことする輩相手なら2秒もいらないわね。粒子にまで分割して公衆トイレに流すわ。あーでも砂にしたのを回収するのが面倒だし黴菌に感染しそうだから、やっぱりそのまま放置かなぁ?カリコったらちょっと優柔不断☆


宮城県にお住まいの兄貴の山さん(20代漢の方)からの御相談
バットマン先生こんにちは。
小生は「兄貴」のキーワード検索から、巡り巡ってここに辿り着いた、いわばマニアな人間です(ゲイじゃないです)。
さて、「兄貴」といえば「超兄貴」。
その「超兄貴」のサウンドを手掛けてきた葉山宏治先生のアルバムに、「筋属バット1号」というものがあります。
で、彼の方とバットマン先生の間に、よく似ている節が多々見うけられるのですが、まさか・・・!?
良からぬ妄想が小生の正気を奪い去る前に、真実を語ってくらさい。お願いします。

【マナーアップバットマンからのお応え】
同族である。
筋属バット1号氏を知っているとは、君はなかなかの剛の者だな。葉山兄および筋属バット1号氏は私にとっても憧れの「兄」である。いやむしろ「師兄」といっても差し支えないだろう。私からの一方的な憧れではあるのだが。

師兄は文字通り金属バットを振るい、日々快音を響かせているが、私は様々なモノを圧縮して精製した圧縮バットを愛用している。金属もそれはそれでグッドなのだが、師兄ほどの筋肉を纏わねば振るえないのが難点だ。

師兄は国会答弁などにも出ておられ日々活躍しているわけだが、私はといえばイリーガル(非合法)として過去より暗躍してきた身。公の場所に姿を現すわけにはいかない……。

そういうわけで同じくバットを愛する同族として日向の存在である師兄は、やはり遠くにあって憧れる存在であるのだ。また春風高校光画部OBにして現在都庁にお勤めの鳥坂師兄についても同様である。

圧縮バットの第一人者である世界のホームラン王・“ワンちゃん”こと王貞治氏(ダイエーホークス監督)にしても、いうまでもなく日向の存在である。即ちバットを愛する同族には概して「陽」の存在が多い。対して私は「陰」である。

説法レスラー西村修選手の「宇宙の法則」を出すまでもなく、表があれば裏があり、光があれば影がある。そういった意味では私はバット族の暗黒面であるといっても過言ではない。

漆黒の学生服に身を包み、ヘルメットと覆面で頭部を覆っているのは正体を隠す為だけではない。光を避ける為でもあるのだ。そもそも私にとって光とは(圧縮相談室編集部註:以下2000行ほどバットマン先生の「光と影を抱きしめたまま」という趣旨の田村直美なお話が続きましたが、紙面の都合で割愛させていただきます。ご了承下さい)というわけで、私は彼が大好きなのである。サインとか欲しい。以上。


熊本県にお住まいのゆーGさん(20代漢の方)からの御相談
初めまして。先日、会社から帰る途中、豆腐が一丁道端に落ちていました。しかもその豆腐は形を崩さず、まるで優しく置いてあるようにしか見えないのです。これは誰からのメッセージなんでしょうか。不安で夜も眠れません。

【マナーアップバットマンからのお応え】
せめて安らかに。
かつて、とある生物化学系研究施設において、襲い来るゾンビどもの群れをナイフ一本で切り抜け脱出した戦士がいた。四角い顔に四角いボディ。喋り口調は関西弁。――傭兵達の間では通り名を豆腐といった。

その後、彼は『ザ・サバイバー』の異名を得て、幾つもの戦場で数多の危機を切り抜けてたという。コンゴで、アルジェリアで、アフガンで――各地の戦場で彼に関する「伝説」が多く残されている。

キミが見た豆腐とは、おそらく彼であると思われる。路上に横たわっていたというのは、眠っていたのか、ひょっとしたら……いや彼ほどの兵士がそんなことはないだろう、杞憂だ。

ベッドで眠れないのは、幾多の戦場を潜り抜けてきた傭兵の悲しさである。ベトナムシンドロームの例を出すまでもなく、極限状態を経験してきた人間は、なかなか安息を得ることは出来ない。戦場において排泄と睡眠は最大の油断をもたらす瞬間だからだ。

もしキミが彼に近寄り、あまつさえ触れようものなら、瞬時にしてキミの首の骨は小気味の好い音をたてて粉砕されていただろう。不安に感じたのはキミの野生が告げた危険信号だ。近寄ったりせずに正解であった。一命を取り留めたと云っても過言ではない。今後また見つけたとしても、冷たい路上とはいえ、せめて安らかに眠らせておいて欲しい。それがキミの生命の安全の為でもある。


ところで、私はあまり詳しくないのだが、彼の活動はその後ゲームにもなり世界中で大ヒットしたという。ゲームのタイトルは確か『バイオなんとか』であったと思う。

ちなみにこのあたりで、彼の偉業の一部を垣間見ることができる。


石川県にお住まいの富永さん(10代漢の方)からの御相談
僕は北斗の拳が大好きです。
しかし、周りのみんなは「絵がきたねぇ」だの
「グロイ」だの「眉毛がふとい」だの
漫画の内容などろくに読んでねぇのにこんなことを
のたまいやがります。
どうにかして格闘漫画の素晴らしさをつたえたいのですが
どうすればいいのでしょうか・・・・助けてたもれ。

【マナーアップバットマンからのお応え】
経絡破孔を突け
世紀末救世主伝説とはいうものの、次の世紀末まではあと96年ほどあるがそのあたりどうなんだというツッコミはさておき少年漫画界に一大バイオレンスタイフーンを巻き起こした「北斗の拳」のファンとは、相談者はなかなかの強者と見た。かくいう私も大ファンである。

そんな強者の悩みだが、北斗の拳の絵柄は確かに濃い。その上、小学生自分には気がつかなかったのだが、今になって見てみると時々猛烈な勢いでデッサンやパース取りが乱れていたり場合によってはただの下手クソとしか見受けられないこともあるのが実情だ。

だが、それを踏まえてもなお名作と呼ばわしめる熱さがかの作品には溢れかえっている。溢れかえりすぎてともすれば液化しているのではないかと思うほどだ。

その熱さ汁の素晴らしさを伝えるに、あの絵柄は確かに難関である、これは「外見はアレだが中身はグッドハートなナイスガイ」を「あいついいヤツだからさ」と勧めたりする行為にも似るといえるだろう。得てしてこういうプランは上手くいかないことが多いのだが、最後の手段がある。

それは当該の「北斗の拳」に登場する経絡破孔である。その名を死環白(しかんはく)という。相談者は熱心な北斗の拳ファンであるから当然暗記しているだろうが、知らぬ者はここを読むといいだろう。なんとも素晴らしい効能を持つ経絡破孔である。


しかし経絡破孔を突くのはなかなかに難しく、熟練の技を要する。そこで今回は「突く」代わりに圧縮バットで「撲つ」ことをオススメしたい。当該位置を圧縮バットにて殴打せよ。なお、その際の打撃力は「3丁目の田中さんちのおじいさんが階段の2段目を踏み外してバレリーナのように軽やかに着地したときの衝撃・3日分」でなければならない。見極めが難しいので、しっかりと鍛錬を積むことだ。


そういえば上記の件とは全く関係ないのだが、絵柄や濃さがハードルになっているならば粗筋を語って聞かせるところからはじめるべきだろう。そこで興味をひけるかどうかは勧める側の能力次第であるが、確実な方法であろう。無論これは余談である。


ところで、この相談室にはさまざまな立場の人間から相談が寄せられているが、まさか公家から相談がくるとは思わなんだ。っつーか「たもれ」って。


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