じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)





相談室バックナンバー

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【圧縮分割人生相談室】
 マナーアップバットマン先生と、クリーンナップカリコ嬢による、よろず人生相談コーナーです。専用フォームから投稿された相談に、二人が不定期にお応えします。最新のお応えはトップページにも表示されます。
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 マナーアップバットマン先生およびクリーンナップカリコ嬢へ多くの御相談を寄せて頂き、誠にありがとうございます。先生本人も大変お喜びですが、先生の御意見は非常に偏っている為、実行してしまうと一般社会では常識や法律に抵触どころか、
ノーガードで体当たりしてしまう可能性もあります。
 あくまでも先生の御私見
(ネタ)であることを御理解の上、用法用量をよく守って、良い子もクソガキも精神年齢の若い大人も決してマネすることのないよう御注意の上、お読み下さいますよう、お願いいたします。
 なお、バットマン先生からのお応えに関する全てのトラブルに、みやもと春九堂および「じーらぼ!(G−LABO【言戯道場】)」は一切責任を持ちません。
初期圧縮相談室
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【B&K 圧縮分割人生相談室】


愛知県にお住まいのおばあちゃんさん(20代女学生の方)からの御相談
今、付き合って5ヶ月の彼氏がいます。
いつも私のことじっと見つめてくるのでよっぽど好きなんだろうなと思っていたら、鼻の毛穴に詰まった脂を一生懸命取ろうとするのです。
それも毛抜きで抜き取るのです。
毛抜きは彼の家、学校の机の中、鞄の中、私の部屋など、なぜか至るところに常備されています。
毎日脂を取られていて、鼻に毛抜きの先が当たると痛くてたまりません。
やめてと言ってもやめてくれないんですが、どうしたらいいでしょうか。

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
やられたらやりかえせ。
人には様々な愛情表現がある。髪を撫でる者、口づけをする者、頬を寄せる者、手を繋ぐ者、指を絡める者、実に様々だ。君の恋人は、君の鼻の毛穴から脂を抜き取ることが愛情表現なのだろう。それはそれでよい。

サルはグルーミング(のみ取り)で愛情表現を表すというから、サルから進化したとされる人間が、鼻の脂取りをしたところで何もおかしくはない。毛抜きという道具を扱うあたりは、ホモサピエンスであり、ホイジンガ学説のいうところのホモルーデンスであるところの「人間の証明」にすらなるだろう。大した進化ではないか。

だがその道具を使うことで君に痛痒が生じているということは大きな問題だ。これも人間が進化した弊害の一つなのだろう。道具を使うことを覚え火を扱うことを覚えた人間は、木々を切り倒し、大気を汚して、地球環境を痛めつけてきた。君の鼻の痛痒もこれに類するものだ。

話が少々大仰になってしまったがどうすればいいかというのは簡単だ。愛情は一方通行であってはならない。その上の行為にあっても全ては相互に行わなくてはならない。つまり愛情表現には相応の愛情表現をもって応えねばならんだろう。

しかも君の場合、恋人がこれまで君に与えてきた分の愛情を利息を付けて返さなければならない。毛抜きで鼻の脂を抜かれてきたのであるならば、こちらはペンチで恋人の歯を抜くというのはどうだろうか。歯には限りがあるので過激に過ぎるというならば、爪を抜くのもよいだろう。こちらならば再生能力もある。

もしそれでも過激だというならば、最低限髪の毛くらいは抜いて欲しい。愛とは喜びだけでなく痛みさえも分かち合うものなのだから。だがいたずらに道具には道具で対応するのは、あまり好ましい愛情表現とはいえないのも真実だ。よってあまりオススメは出来ない。行き過ぎた文明は身を滅ぼすだけなのだ。

余談だが、君のような例は古今東西珍しいものではない。昔から愛が深まるということは何かを抜きあうことなのだ。かつて絶大なる繁栄を誇った古代帝国では、愛する者の肋骨を素手で抜き取り、常に肌身離さず持ち歩いたという。

この伝説がアダムの肋骨から生まれたイブ、またイブの肋骨から生まれたアダムという聖書のエピソードに残されていることは、我々の業界ではあまりにも有名だ。我が国にも、愛深まり陶然となる事象をして「骨抜きにされる」という表現があるが、これもまたこの伝説に由来することはいうまでもない。

この事からもわかるように「素手で相手の肋骨を抜く」これが君に課せられた愛情表現の最終段階だ。

まずは砂に貫手を打ち込み、次は玉砂利へと打ち込むことによって貫手を鍛える。次は熱した砂に火傷をせぬよう素早く貫手を打ち込み、次いで熱湯へ、そして熱した油へと段階を経て、最終的には燃えさかる杉板の向こうにある奥義を記した巻物を、火傷をせず杉板を貫手で突き破り手に取ることによって準備完了となる。愛の道はかくも険しいのだ。

いずれにせよ、抜きつ抜かれつの素敵な関係を築けることを心より祈る。以上。


大阪府にお住まいのコロンボvo/Gさん(10代女学生の方)からの御相談
初めまして。バットマン先生&カリコ姉さん。私は吉本と日本一汚いといわれる川(大和川)がある大阪府に住む19歳です。

私はバンドのギタリストをやってるんですが、私のバンドのボーカル(男)はかなり問題があるんです。
そいつは自己中な上、かなりのいいかっこしいで、弾けないくせにライブではギターを持ち、しかも私のソロのところであろうことかギターを弾いているフリをして、あたかも「このソロは俺が弾いてるんだぜ〜〜フンフン」みたいな顔をするんです。
この悪癖をなんとかやめさせたいんで、弟に相談してみたら、

「圧縮ギターで怒突きまわしたれ」

私は名案だと思うのですが、私ははっきりいって力のあるほうではないですし、体も小さいです・・・・もし失敗したら身が危険だし・・・・確実にこのボケナスボーカルを懲らしめるにはどうすればいいんでしょうか?

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
弦を咬み切れ。
世の中には「エアギター」という立派なパフォーマンスがあり、世界大会まで開催されているという。

そしてヴォーカルであるならば、決してギターを弾けないことを恥じる必要もなく、歌唱一本に全精力を注ぎ込めばにもよいにも関わらず、わざわざそのように自分のテクニック不足を誤魔化すとは実に情けない。

そのような卑劣漢に対して、非力な相談者でも出来る天誅方法とのことであるが、相談者もギタリストならば、ギターの神の一人であるジミ・ヘンドリックスは知っているであろう。

彼の独特のプレイスタイルの一つに「歯で弾く」という奇抜ではあるが、パフォーマンスとしては素晴らしいモノがあったということはあまりにも有名だ。

そこで提案なのだが、私としては相談者にも是非この技をマスターし、その上でジミ・ヘンを越えてもらいたい。どう越えるかに関してだが簡単である、表題にもあるとおり弦を咬み切ればよいのだ。

無論咬み切るのは自分のギターではなく、その卑劣漢ヴォーカリストのギターである。演奏のソロ部分になったところで奴が間合いを詰め始めたら、おもむろに上体を伏せ、相手のギターの前にかがみ込み、弦に喰らいつく

そして自分は普通に演奏しながら弦を咬みきるのだ。咬み切ってしまえば、奴は演奏も出来ないし出来るフリをする事も出来ない。弦が切れているのにそれまでのソロとかわらなければ、奴がギターを弾いていなかったことは衆目にも明らかになるであろう。

その上、弦を咬み切ったその瞬間、キミはジミ・ヘンをある意味で超越し、ギタリストとして第七銀河の彼方に飛び立てるはずだ。まさに一石二鳥である。


なお、成人男子の第一大臼歯の咬合力は60kg程度であるので、これならば非力な相談者でも理論上は達成出来るはず。だが念には念を入れて、前準備としてこのように歯を鋭利にしておくことも重要であると思われる。相談者のギタリストとしての一層の精進とミッションの達成を心より祈る。以上。


北海道にお住まいのみやもとさん大好きです!さん(10代女学生の方)からの御相談
友人達にどうしたらそんなに胸でかくなるの!?と真剣に聞かれます。別にこれといって理由がないのですが友人達はしつこく聞いてくるのですが…どう答えたらいいのでしょうか?

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
中身を答えろ。
まず相談者の名前がどうかと思われる。ヤツは大の豊満乳大好き男だ。くれぐれも山には近づかぬよう注意を呼びかけたい。

さて、投稿者は胸が豊かであり、それを羨む友人達から、その豊かさの原因を尋ねられているとのことだが、別にこれといって理由がないのであれば、その胸に詰まっている中身を教えればよい。

みやもと氏はかつて、各地の胸の豊かな女性に「その胸には何が入っているんだー!」と半狂乱になって訊ね廻ったことがあるそうだが、いずれもその解答は実に様々であったという。

東北の女性は「りんご」と応え、酒好きの女性は「ウォッカ」と応え、他にも「右が夢で左が希望」「自由」「はっさく」「牛乳とみせかけて豆乳」と応えたモノなどもいたそうだ。

特に印象深かったのは北海道の女性の「うに」瀬戸内の女性の「はっさく」という回答であったという。

それほどまでにしつこく訊ねられるならば、相談者も相当の胸の持ち主と思われる。ここは一つひねりの利いた回答を期待したいところだ。しかし、応えたが最後、その後相談者の呼び名がソレになる可能性が強いことは否定できないが、それもまた宿命と諦めるように。以上。


北海道にお住まいの水飴になりたいさん(20代女学生の方)からの御相談
現在アパートに一人暮らしですが、毎日定時に上の階がうるさいです。深夜です。「ぎしぎし」です。「あんあん」です。壁が薄いので丸聴こえです。どうにかなりませんか?

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
本を勧めろ。
秋深し隣は何をする人ぞとは古くから云われている事だが、知りたくもないことを防ぎようもなく知らされるのは少々厄介な事だ。

上の住人であるというからには、正確には上であるので「壁が薄い」ではなく「床が薄い」となるわけだが、如何様にせよ声が聞こえるというのは悩みどころではある。

「ぎしぎし」で「あんあん」というからには『魏志倭人伝』『暗夜行路』の朗読及び復唱ということなのだろうが、毎夜毎夜同じ題材の繰り返しでは少々飽きる。

そこで隣人とのコミュニケイション向上ということも併せて、他の素材を勧めてみてはどうだろうか。おりしも読書の秋、図書推薦もまた一興だ。キミ自身もなにか本を朗読するのもよいだろう。

参考までに勧めるモノとしては『幾千の夜を超えて現代教養文庫』や、『デルの革命 -...日経ビジネス人文庫』などが好いかも知れない。そしてキミ自身が朗読するものとしては『思考は現実化する』などが好いだろう。

いずれも私自身は読んだことがない書籍だが、決して表題の頭二文字だけで決めているわけではないので、その点のみ留意して欲しい。以上。


東京都にお住まいのもきょもきょさん(100代女学生の方)からの御相談
近頃、ただでさえ少ない友人たちがマルチ商法にはまったり、鬱病にかかったりで縁を切りたくて仕方がありません。

【マナーアップバットマン先生からのお応え】
切りたければ切れ。
マルチ商法にハマるのは心の弱さ。そして鬱病は周囲の人間が見守ることこそが重要な心の病。いずれにせよ、その窮地より脱出するには「友人」という存在が必要不可欠だ。にも関わらず、キミは縁を切りたいと云う。ならば存分に切ればよかろう。

だが、キミは「ただでさえ少ない友人たち」としているが、なぜ少ないのか、己の行動言動を顧みるべきだろう。

まぁ所詮キミにとっては友人など既に必要ないのかも知れぬな。100歳代まで生きれば友人の数も必然少なくなろう。だがその歳で「女学生」とは解せぬところだ。新手の妖怪であろうか。

なにはともあれ、己を正しく語らぬ者にはこの程度でよかろう。せいぜい長生きするがよかろう。以上。


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