相談室バックナンバー
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【圧縮分割人生相談室】
マナーアップバットマン先生と、クリーンナップカリコ嬢による、よろず人生相談コーナーです。専用フォームから投稿された相談に、二人が不定期にお応えします。最新のお応えはトップページにも表示されます。
【使用上のご注意】
マナーアップバットマン先生およびクリーンナップカリコ嬢へ多くの御相談を寄せて頂き、誠にありがとうございます。先生本人も大変お喜びですが、先生の御意見は非常に偏っている為、実行してしまうと一般社会では常識や法律に抵触どころか、ノーガードで体当たりしてしまう可能性もあります。
あくまでも先生の御私見(ネタ)であることを御理解の上、用法用量をよく守って、良い子もクソガキも精神年齢の若い大人も決してマネすることのないよう御注意の上、お読み下さいますよう、お願いいたします。
なお、バットマン先生からのお応えに関する全てのトラブルに、みやもと春九堂および「じーらぼ!(G−LABO【言戯道場】)」は一切責任を持ちません。
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初期圧縮相談室
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【B&K 圧縮分割人生相談室】
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【マナーアップバットマン先生からのお応え】 |
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命をかけろ。 |
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こうした相談をよせる輩は、告白告白と云うが、一体なにをどう告白するのか明らかにせよ。好きな相手とはいっても「好き」も人によって千差万別。一概には出来ぬではないか。
相談に応える以上、戦術を提案するのが私の役目と思っているが、相手の素性もわからずに戦術を立てるなど、伍長の戦術にも満たぬ、ただの吶喊ではないか。補給と情報の不足こそが敗北を招く最大の要因であることを、諸君らは歴史から学び直して欲しい。
一応恋愛沙汰ということで相談に応える。その場合相手に対する自分の「愛を告白」することになるわけだ。だが「交尾したい」という程度の想いならば、これから私の云う戦術の採用はせぬように。
古来より「愛は命を賭すもの」とされている。ならば告白の際にも、その覚悟を相手に示すべきだ。
かつてヌンチャクハンガーの達人・武田鉄也氏は、星野達郎の名で愛する者に愛を告げる際、自らの身を走行中のトラックに晒した。
これは突進してくる猛牛を全身で受け止め、自身の不死性をアピールするという古代ムー帝国に伝わる戦士の愛の告白の仕方を、達人のレベルに合わせた方法である。
私としては、この方法を進めたいのだが、未だ告白の経験がないというキミには厳しいだろう。達人・鉄也氏だからこそトラック、戦士であるからこその猛牛。キミのような初心者には、昼下がりのスーパーマーケットの入口で奥様が押すショッピングカート程度が妥当だろう。
そこから少しずつレベルを向上させ、最終的には750cc(ナナハン)のバイクをつっこまされても大丈夫なくらいの頑健な身体を手に入れて欲しい。そうすればカワイイあの子もキミにメロメロになる、かもしれない。
まぁそれはともかく「だったらイケるぜ!!」という確信と自信を持って臨んで欲しいというところだ。健闘を祈る。以上。 |
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【マナーアップバットマン先生からのお応え】 |
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「意」を消し去れ。 |
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好きな相手を忘れられない。それは至極当たり前のことだ。忘れようとしているからこそ忘れられない。それも当たり前の事なのだ。
人間の自発的行動は、全て本人の意識がつきまとう。この意識、つまり「意」こそが、行動の全てを司る。キミの場合「忘れたいと強く望み、そうしようとすればするほど」、その相手のことを考えてしまうのだ。
そしてそれを繰り返せば繰り返すほど、自発的行動の記憶として、その「意」ごと刷り込まれる。これでは忘れられるわけがない。「考えないようにする」のも同じ事だ。そう望めば望むほどそれは叶わない。
達人に相対した時、顔面を打とうと身構えれば、そのフォームから「意」を見抜かれ、当たり前のことかわされてしまうのと同じ事だ。「意」を消した攻撃のみが、達人の顔面をとらえることが出来る。
こうした人間のシステムは、なかなかに乗り越えることが出来ない。全ての「意」を消す、つまり「無心」になることが唯一の対策といえるだろう。もしくは逆に己と徹底的に向かい合い内観するという方法もあるが、素人にはあまりお勧め出来ない。
一番簡単なのは人間のシステムにエラーを起こすこと。他の事で頭も身体も一杯にしてしまい、その「意」を発生させるスキマさえもなくしてしまうことだ。
絶え間なく刺激を与え続けることによって「考えること」を放棄させ、「無心」を獲得する。「滝打たれの水行」などが、その最たる例であろう。
だが滝などなかなかないし、これもまた素人にはお勧め出来ない。といったところで代替案を提示しよう。まずはクタクタになるまで単純な運動をするのだ。素振りや正拳突きなどを推奨したい。
その上で、滝のかわりにシャワーを浴びる。疲れ切った身体に水性の刺激と癒しを与える。汗とともに老廃物と「意」を流しきった後で鏡に向かい、己を見つめ一言、最大の言霊をこめて唱えよ。
「絶対キレイになってやる」
と。男女ともに、これで多くの場合は乗り越えてきている。自らの闘志を呼び覚まし、アドレナリンを分泌させよ。
新しき「意」とともに新しき生を歩め。時の流れるに任せるなどと受動的な事は云わず、アクティブに乗り越えよ。頑張れ。以上。 |
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埼玉県にお住まいの佐野哲也さん(20代男性の方)からの御相談 |
前略 当方明後日就職試験な訳でして、教養試験と論文試験が控えております。 教養試験はなんとかなりそうなのですが論文試験の過去テーマを見る限り 『自分の殻を破る』といった要旨のものが出ると考えられます。 殻などといった閉鎖的なものとは無縁なバットマン先生!無力な私に自分の殻を打ち破る術を御教授してください。 (また素晴らしくかつ無茶な企画をなさいますねw様々な意味でご自愛を) |
【マナーアップバットマン先生からのお応え】 |
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殻を作れ。 |
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明後日就職試験とは、また切羽詰まった状況であるな。気合を入れて望んで欲しい。
さて相談の方だが、これはまた随分と優しい論題を出すものであるな。この程度のこと、現役格闘家でもある佐野君であるならば、敢えて私に相談する必要もなかろう。
さて、『自分の殻を破る』とのことだが、殻を破る為には、まず殻を作る必要があるだろう。そもそも人間は甲殻類ではないので、殻を持たないイキモノなのだからな。
殻を作る為には、何が必要か。材質選びがキモだ。オススメなのは、やはり若者に不足がちなカルシウムやキチン質であろうか。
次に作成業者だが、手近なところで最近レトロブームで一時期の勢力を取り戻しつつあるという手頃な秘密結社に出向くのが妥当だと思われる。このあたりのデザインを参考に、意匠を施してもらうとよいだろう。
また、一転ファンシー路線でこのようなデザインもいいだろう。また、この偉大なる先人はファンシーな見かけによらず、「自分の殻を破りつつも、その殻を意識し、それを持ち続けるが故にさらなる高みを目指す」という、素晴らしい生き方を示してくれている。
いずれにせよ、殻と一口にいっても、さまざまな殻があるのは理解していただけたであろう。
まずは自分の殻自体の存在を認識し、そしてそれを破る為にはどうすればよいのかという発展が肝要である。まずは、現状の自分を認識するところからチョイスがはじまるといっても過言ではないだろう。
禅語に『脚下照顧』とある。また、おすぎ老師も『おしゃれは足下から』とかつて仰っていた。つまりはそういうことなのだ。そこから先はキミ自身が自分なりの答えを導き出して欲しい。健闘を祈るぞ。以上。 |
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【マナーアップバットマン先生からのお応え】 |
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こちらも作れ。 |
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告白しようとしたのはいいのだが、「何を」告白しようとしたのだ。自分の過去の過ちか、現在の体調か、下着の色か、恥ずかしい性癖か。日本語の文章を正確に書かねば、伝わるものも伝わらないぞ。会話もまたしかりだ。
まぁ説教はともかく。相手に他に好いた相手がおり、あまつさえ「彼氏ができた」というならば、祝福すればいい。
そしてその上で、負けずに幸せになれ。相手の幸せに対抗し、それを越えるのだ。この場合は同じようにまず「彼氏を作る」ことから始めよう。
だが問題は「彼氏」の3Cだ。つまり「カット・カラー・クリアランス」である。これはプロの彼氏鑑定家に頼んで鑑定書を着けてもらうのがいいのだが、個人の好みというものもある。そこでここは数で攻めるべきだろう。
つまりは「彼氏が二つも出来ちゃった」と幸せをアピールするのが妥当であろう。場合によっては三つでも四つでもかまわん。好きなだけ作れ。
なに?いい加減だと?「☆」マークなどつけているあたり、大して落ち込んでいるわけでもなかろう。その程度には、その程度で応じるものだ。健闘を祈る。以上。 |
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【マナーアップバットマン先生からのお応え】 |
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工作員を叩け。 |
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別れた前カレというのがどのような存在であるかはわからぬし、耳張りスキルのレベルがどの程度のものかわからぬが、公共の場以外で見張られる方がよっぽど不安ではないだろうか。
そもそも「ヤバくなってきたぞ」というもののレベルもわからんし、見張られる程度で神聖なる圧縮バットでの直接攻撃に頼ろうなどという性根もけしからん。ここはもっと深読みしてかかるべきだ。
元より周りの友人達もはやしたてるだけで、キミの不安を煽り、具体的な方策一つ、また協力一つしていないように見える。それは本当に友達なのだろうか?
潜伏情報戦においては、相手を「包囲している」というプレッシャーを与えるだけではなく、情報操作で相手に不安を与え、心胆さむからしめるという戦術と併用するところに意義がある。
公共の場で見張り行為をするというのは、デモンストレーションに過ぎないのだ。キミを不安がらせたキミが友達と思いこんでいる連中こそが、敵作戦の工作員であると、疑ってかかりたい。
この相談結果を敵の目に触れぬよう細心の注意を払い、まずは圧縮バットの柄部分で威嚇射撃をしつつ工作員を尋問せよ。油断及び同情は禁物だ。自白打撃の使用すら許容だ。健闘を祈る。以上。 |
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