じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 
【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

 感想など、メール掲示板の方にいただけると、非常に嬉しいです。メールは送信する前に、こちらを御一読下さいませ。
2003年
  06月 07月 08月
09月 10月 11月 12月







2010年
03月 06月 08月


2012年
01月 06月 08月


2014年
02月 08月

2015年
12月


2017年
03月 04月

2018年
10月 11月  





最新のバックナンバー

【20周年記念連続更新15/20】書いていて「あ、自分おかしいな」と気づく程度にはおかしいです。(2018年11月01日-00:17)
【20周年記念連続更新16/20】おすすめの作品があったら紹介してね!(2018年11月01日-23:28)
【20周年記念連続更新17/20】「これ誰の曲ですか?」って訊かれないぐらいには無表情で仕事しています(2018年11月03日-00:20)
【20周年記念連続更新18/20】本記事はそう遠くない未来、本人から「消して」といわれたら消します(落涙)。(2018年11月04日-01:17)
【20周年記念連続更新19/20】姫の親衛隊仲間に読まれたらぼくは随分と恨まれることであろうよ。(2018年11月05日-00:04)
【20周年記念連続更新20/20】ぼくは『誰でもない誰か』になりたかった。(2018年11月05日-20:33)


【20周年記念連続更新15/20】書いていて「あ、自分おかしいな」と気づく程度にはおかしいです。


ねぇ、メール一通もこないってどういうこと?ねぇなんで? なんなの?なんでなの? いたずらがいいの?それとももっとはげしいいたずらがいいの?お菓子はお菓子でお菓子ってそういうお菓子なの? そういうお菓子ってどういうお菓子なの? えっそうなの?! 押忍、春九堂です。押忍。だいじょうぶかぼく。

本日10月31日はハロウインナイトということで、本日の晩餐は土鍋に豚骨醤油の鍋の素をどばっといれて、切ったキャベツを1玉、もやしを4袋、ナスを1本、ぶたさんの切り落としを500gぶちこんで、フタして満足して放置しといたらそのまま冷たくなっていたものでした。

火、つけわすれてました。

まぁ、その後頭にきて1時間くらい煮立てましたけどね。地獄の業火(家庭用LPガスコンロ)に焼かれる土鍋に向かって「このろくでなし! おまえはいつだってそうだ! だれもおまえをあいさない!」と罵声を浴びせながら1時間ぐらぐら煮立ててやりましたけどね。うまかったですよ。ええ。


昨日の話に少し続くんですが、ちょいとダーツについて質問をいただきまして。「実際、立ち方とか姿勢ってどうしているの?」という話なんですが、立ち方というかぼくの考え方だと「構え」なんですけど、これも分解していけば非常に理にかなっているんですが、あんまり分解しても意味がないんですよね。

というのも、「学ぶは真似るから」という話もあるように、色々なプレイヤーさんからの情報を得て「こういうことかな?」とモーションや構えを真似することは決して間違いではないんですが、問題は「視力や筋力のレベルではなく、人間は骨の数すら違うことさえある」というくらい個々が別物なので、もし仮に上手い人のモーションを完璧にトレスできたとしても、出力される結論は全然違うものになるんです。

つまり、「狙った的に精密に矢を刺す」という結論を導き出すのに、誰かの真似をするということはまず決定的に間違っているとぼくは考えています。さらに云うと同一人物ですら「その場所にその威力で矢が正確に刺さる」結論を出す方法は、毎回毎回違うものですらありますので絶対解はないと考えています。なので反復で「成功体験」を積み重ねていってブレを少しずつ脳と身体に「正しい結果が出る方法」を刻み込んでいくしかないんですね。

前置きが長くなりました。それでも珍奇過ぎる構え方でダーツという競技に向かう人はいませんし、基本フォームはある程度以上の「理にかなっている」ところがありますので、それをおさらいしていきましょう。

ぼくの基本思想は「投げる」でも「飛ばす」でもなく、「片手を使って持った針を、立ててある針穴に通す」です。そして「刺す」です。

・まず最短距離を直線で通す為に利き手利き足を前に出す。
・上下にぶれることがないように前足の膝関節はロック、足首もロック。
・前後にぶれることがないように頸椎・脊椎・腰椎をロック。
・前手を前方に伸ばすと、体幹を支点に前下方向に不可がかかるので後足を後方に少し伸ばしてバランスを取る。
・体重は前足の足底から真っ直ぐ地面に穿つ。強く踏み込んで構えるくらいでいい。


こんな感じでしょうか。あとは「刺す」わけですから前方方向からの「戻り」があるものと考えることです。「戻り」に対して後ろに揺れず、刺し損ねて前に揺れるようなことがないように常に心がける。なにしろ小さい矢です。一刺必殺は不可能ですので、その場で幾度も繰り返し刺して「至らしめる」くらいのつもりでやりましょう。

明らかにダーツという競技からは離れていますが追求すると実際には2m以上の距離があるのに「手応え」を感じることもできますよ!

とはいっても、これもぼくが言語化&出力したものですので、正解でもなんでもないです。ただ、ダーツの基本フォームを考えた時に「なぜそうする必要があるのか」を自分なりの解釈で言語化して理解するよう努めることで、漫然と繰り返すよりは身になる練習になるのではないかと考えています。その程度のもんですね。


で、練習の反省の仕方は「狙ったところに刺さらなかった以上、スローラインに構えたところから既に不正解」なので「グリップがどうだった・ストロークがどうだった・リリースがどうだった・テイクバックがどうだった・セットアップがどうだった」とか一切考えないことです。

構えた時点で成っていなければならないですし、外れた時点で全部間違っているんです。「どこどこはよかったが、どこどこでしくじった」とかいう分裂/分割した微細極まりない成功体験は全く上達には縁がないものと考えています。

鍛練だぞ。程度の低い細けぇ成功体験で満足してんじゃねえ、いつまでお嬢さん気取りでいやがる。いいから刺して殺せ! という心づもりです。押忍。



もうダーツでもなんでもないですね。これ。
(ヒューッ! サイコパァス!!)



[ 2018年11月01日-00:17 ]  



【20周年記念連続更新16/20】おすすめの作品があったら紹介してね!


朝、チャリこいで会社に着いたら涙がとまらなくなって、「お、お、メンブレきましたか!? やったー! ア、其レ! シャ・チ・ク! シャ・チ・ク!脳内拗らせプロレスヲタクが後楽園ホールズンドコ入り・ひろしすずなり万雷の社畜コールを煽りはじめたところで鼻水も止まらなくなったので「かふんだ……」と季節の移ろいを感じた春九堂です。メンタル関係なかった。押忍。好きな花粉はブタクサです。ウソ。好きじゃない。こんなの恋だなんて認めない。もう恋なんてしないなんていわないよ絶対。



さて、ちょっとちょい前に現在の読書傾向を晒したわけなんですが、異世界がテーマになっている作品を読み漁っています。転生・転移なんでもごっそうです。このジャンルに手を出したのは相当遅い方でして



ゲート→オーバーロード→幼女戦記



このあたりがアニメから入った感じですね。で、本腰入れて読み漁り始めたのがアニメ化から入った「異世界食堂」。そもそも料理を主題においた作品が好きなもので、これはHDDレコーダーがぶち壊れそうなくらいの勢いでリピートしまくりました。コミカライズと原作小説も読んだわけですが、食い足りなくて、コミカライズしている作品を片っ端から読みましたね。



当たり引いたなーと思ったのをどかどか羅列していくと



無職転生→蜘蛛ですがなにか→転生したらスライムだった件→デスマーチからはじまる→異世界薬局→異世界転生騒動記って感じでしょうか。読んでるはしからアニメ化していったので嬉しいですねえ。今季は転スラですしね。騒動記はアニメ化して欲しいですねえ。すごく好きな作品なんで。



別格として大当たりというか、Web連載分だけでも文章のレベルが高すぎてびっくりしたのが



『異世界料理道』

『本好きの下剋上』

『異世界のんびり農家』




ですね。



下剋上は最近読了したのですが、世界観がガッチリしていたので、その日読み終える度に気持ちを離して持って帰ってくるのが大変でした。あれだけ広げた物語を見事にすべてを収束させてハッピーエンドに着陸させるの、本当にすごいです。Web掲載分がとんでもないクオリティで完結しているんですよ。本当にすごい。



料理道も森辺の世界から気持ちを戻してくるのがしんどくて、Web連載分読了するだけでも大変でした。主役のカップルは末永く爆発してくれるとよいと思います。感情を揺さぶる表現がとても上質で、主人公アスタの語り口調がくどく感じること以外はなーんも考えずに読みふけっていられました。ぼろぼろ泣けるのでオススメです。



そしてのんびり農家は、最初から最後まで仕掛けにもっていかれた感がすごいです。短文改行を駆使した簡潔な書き方の中にどれだけの情報が詰め込まれているかわかったもんじゃないです。読んでいて「ハメられたわ……」って思った人はかなり多いと思います。書き慣れてるなんてレベルじゃないですよコレ。今一番続きを楽しみにしている作品かもしれません。





書籍化されたものを読み終えてしまうと、Web連載分を電書化して読み進めてしまうわけですが、こちらは作家さんの自力がよくわかります。誤脱レベルじゃねーぞってのもありますし、編集が入らない/リライトしないだけでもこれだけ書けるのか、この時点でアマチュアじゃねーぞってのも相当あります。



で、コミカライズから入ったりすると、何人ものプロの手が入って物語自体がブラッシュアップされているので、原形であるWeb掲載分とはとんでもなくかけ離れたりしているものもあるんですよね。なので、コミカライズ→続き気になる→原作書籍→続き気になる→Web掲載分と先祖返りしていくと「あるぇ?!」となって読むのを中断してしまうものも多くあったりします。書籍化リライトで話が大きく変わっているものも多いのですが、そういうレベルではない作品もあるので……そういう場合は書籍化の続刊待ちですね(笑)。無論ずばりと読むのを諦めた作品も数多くあります(苦笑)。



ちなみに今読んでいるのは、Web掲載分を電書化したもので『異世界建国記』です。誤脱というか誤変換やてにおはがぶっとんでいるところが結構目に飛び込んでくるのですが、それ以上に話の作り方が面白く、導き方が巧みなので、ぐいぐい読み進めています。まさか開拓や成り上がりから、文字通り建国史をリアルタイムでおいかけることになるとは。戦記物としてもなかなか読み応えがありますね。



で、肩が凝ったら『くま クマ 熊 ベアー』読んだりしています。あと転生・転移ものではないですが『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』や『望まぬ不死の冒険者』も読み進めていますね。転生モノじゃないWeb小説といえば『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』は完結しているのですが、とんでもないハイクオリティなのでオススメです。今コミカライズが連載中ですで、娘が可愛すぎてはげそうです。



他にも「コミカライズだけ」を購読している作品も沢山あるのですが、本当にどれも面白いです。書き手の世代で傾向が大きく別れるのも面白いですね。



文章の巧さと軽妙さなら『田中のアトリエ/田中 〜年齢イコール彼女いない歴の魔法使い〜』も相当なもので、表現の多様さと語彙力と圧倒的な発想力に楽しませていただいているのですが、内容が内容過ぎて、好きとは公言しにくいですね(笑)。めちゃくちゃ面白いですが。



結構手堅いラインナップ晒しておいて最後に爆弾みたいな出し方しましたが面白いんですよ、田中。いや、本当に。







数ある異世界作品の中でも異様なまでに

ものすごいおげれつなだけで(笑)。

(9巻が待ち遠しいです!)



[ 2018年11月01日-23:28 ]  



【20周年記念連続更新17/20】「これ誰の曲ですか?」って訊かれないぐらいには無表情で仕事しています


そろそろ息切れしてきた感が否めないですが、なんとか続いているのでこのまま完走を目指したいと思います。職場では一人で作業していることが圧倒的に多いので、タブレットを持ち込んで好き勝手にガンガン音楽流しながら作業しています。

かけているのは主にアニソンです。今朝は放課後ティータイムの楽曲で仕事を開始しました。ふわふわたーいむ。来年でアニメ「けいおん!」10周年とかウソだろ。やめてくれよ。時間流れるの早すぎだよ。P-MODELの平沢進御大のフォロワーが爆発的に増えて「わたしは平沢唯ではないぞ」と困惑ツイートした爆笑事件からもう10年なのか。唖然としながらも次の曲はカレーのちライスです。なのに昼のじゃぱん亭弁当はカレーにはしませんでした。このいくぢなしが。押忍、春九堂です。押忍。

おととい寝ぼけながらプレイリストをいじくっていたら、ドラマCDまではいっちゃっていて、職場でやばいものが流れるところでしたっていうか流れました。一人の時でよかった。危ないところでした。危機感と背徳感やばかったです。おいおいよせよくせになったらどうしてくれるんだ。そしてなぜよりによって『きゃんきゃんバニーエクストラ』のドラマCDをプレイリストに混ぜ込んだ。テロが過ぎる。スワティは椎名へきるさんです。


さて、ありがたいことに何通かメールをいただきました。えっちなのではありません。オウケイ、落ち着くんだガイズ。クールにいこうぜ。

なんつーか、すごいなって思いましたね……。20年だもんなぁ。そりゃ大学生だったぼくも中年真っ盛りになるわけですわ。メールをくださった方々が、口を揃えて「当時○歳でした」と書いてくださっているのですが、最年少で「当時小学生6年生で、親のPCから読んでいました」ですよ。おいおい、小学生が読んで大丈夫だったのかなウチ。

あとね、今回の10周年より前にいただいたメッセージですし、ここ読んでくれているかわからないですが、ぼくが事故って死んだときに経済的にやばいことになったので、うちに残っていた最後のぱもら達の里親を募集したんですよ。で、その里親さんのお一人にお子さんが生まれたという報告もいただきました。これは本当に嬉しかったな。なんかぼくの作ったもんがぼくを知らない世代に受け継がれたんだなーというすごい感慨がありました。おめでとうさんね。おこさんもママさんも元気に過ごしてください。


また数々のサイトが閉鎖していってしまう中で、まだ残してくれているだけでも嬉しいという言葉が多かったですね。うん。大丈夫、サーバー代とドメイン代はちゃんと更新しつづけているから、消えることはないからね。閉鎖する理由もないし。ぼくのクレジットカードか口座が凍結でもされないかぎりとまらないから安心してくれていいぜベイブ。

ただ、なんとなくリニューアルはしたいなーとは思っています。バックアップもとってあるから、なんと1998年に書いた文章を読むこともできるよ! 歴史が黒過ぎて死にたくなるから読まないけどね! そして芸風はそんなに変わっていないよ!

人はそれを成長がないとも云う。

うう。

まぁアレだ。20周年っつっても、うち10年は事故くらって死んでいたようなもんなのでね、他の皆さまの10年の歩みとは違うかなーという感じもあったりしますね。

まだ連続更新終わっていないのでシメみたいなことを書くのもアレなんですが、ここを閉鎖するつもりはないです。Twitterとnoteという媒体ももっていますが、「文章」を書くほどの気力がないことも事実なんですよね。Twitter楽、圧倒的に楽。でも140文字でツリーに繋げていくネタがあるくらいなら、ここに書くのもいいんじゃねえかなとも思います。

あとnoteの方には商業誌で連載していたエッセイを、バックアップのつもりで時々アップしていこうと思いますので、そちらもよろしければ読んでやってください。担当編集さんの、時には編集長のNGが出たネタとかもあるので(笑)。連載誌はもう廃刊になっちゃったんで、読みようがないですからねー。


さて、明日は友人らに声をかけて自宅で飲み会でございます。なお11月5日は誕生日ですので、実質ばーすでーぱーちーです。やったぜ。


こんな自作自演のジャイアンリサイタルに
参加してくれる友人達には感謝しかないです。

(ボエーって歌いながら昼から飲みます!)



[ 2018年11月03日-00:20 ]  



【20周年記念連続更新18/20】本記事はそう遠くない未来、本人から「消して」といわれたら消します(落涙)。


今日は午前中に髪を切りにいって、そのまま宅飲みの買い出しに。青森・北海道水揚げの刺身にできる生秋刀魚が売り場に出ていたので、何本か選んで鮮魚加工コーナーにお刺身にしてもらったのですが、なにがどうなっているのか待たされまくりました。その間に友人達が自宅前に集合、どえらい待たせてしまいましたよ。申し訳ない。とまぁそんなこんなで昼から飲み始めて、休み休みではありますが未だに飲んでいます。うーむ、まだ随分若いな。一番の懸念は翌日どころか翌々日くらいに疲れがきたりしないかどうかですが。押忍、春九堂です。押忍。

毎回、基本持ち寄りで飲んでいるのですが、何故か今日は成城石井の食品群がめちゃくちゃ多かったです。キミタチそんなに高級志向だったっけ。いつのまに……。まぁこれも年を重ねた結果なんでしょうな。元は「家飲みの方が安くすんでダラダラしていられるし、ええやんけ」という発想だったのが、なんとなく買って持ち寄るものも、少しお金をかけるようになる、みたいな。

今日集まったメンバーは、高校時代から付き合いのあるメンバーが基本ですが、このサイトを介して出会った友人もいます。でも改めて振り返ってみたら、そうした友人らももう十何年の付き合いになっていたりという。不思議な縁ですなあ。

そりゃ20年もサイトを運営して、色々イベントやったりしていれば、色々な人と出会うわけですが、それだけの繋がりで終わるか、その先に行くかどうかは自分でもどう縁(えにし)を結んできたのかわかりません。このサイトでこの文章を書いている『みやもと春九堂』というハンドルネームはともかく、『家元』という呼ばれ方は定着している人には定着していますね。未だにそう呼ばれます(笑)。今更本名で呼ばれるのも奇妙なもんなんで、そのままにしてもらっていますけどね。

ただ、なんだろうな。そのように結んだ縁の拠点としても、この場所は残しておきたいなと思う次第です。もちろん無くなっても関係が変わることはないんでしょうけどね。あーこんなこと書いてるのも筒抜けなのか。こっぱずかしいですね。


しかしアレですよ。昨日書いた「はじめて親のパソコンから、じーらぼ!を読んだ当時は小学生でした」じゃないですけど、付き合いが長くなった「ここを介して縁を結んだ友人」らの間には娘さんが生まれたりして、その子がもう小学5年生ですからね……。「当時小学生」どころか「当時存在すらしていない」ですから。いやーびっくりびっくり

しかもそんな小学5年生の娘さんが、「両親とどういう関係なのかよくわからないけれど、お友達のヒゲハゲデブのおっさんと時々会って、そこそこ楽しく遊んでいる」という実にわけのわからん関係になっているのがまたね。なお、当方「くまさん」と呼ばれています。きゅんきゅんするわ。

娘さんもぼくの本名を知っているわけですが、両親が「家元」と呼んでいるので、もう少し知識がついてきたら「自分がくまさんと呼んでいるあのヒゲハゲデブは、一体なんの家元なのか」とか不審がったりするんでしょうね。怖い。色々終わる未来が見える。

先のこととかあんまり考えないぼくですが、少なくとも再来年には中学に上がって制服を着るわけで、その頃には一緒に遊んだりはできないだろうなとは覚悟を決めています。うう、切ない。ぼくが「姫」と呼び、姫が「くまさん」と呼んでくれるような蜜月は今が限界なんだろうなあ。


なお、姫とぼくの昨年春の花見での様子がこちらになります。






おっと早まるな紳士淑女の諸兄諸姉。ご両親に許可は得ている。
見た目完全に不審事案だが通報はノーセンキューでお願いします。

(お気に入りの一枚です)



[ 2018年11月04日-01:17 ]  



【20周年記念連続更新19/20】姫の親衛隊仲間に読まれたらぼくは随分と恨まれることであろうよ。


昨日あんな記事を書いたばっかりですが、今日は本当に突然サプライズをかまされました。人を驚かせることは大好きですし何度もやってきましたが、まさか自分がその側に回るとは。ビックリ凝固とはまさにこのこと。「えっ」と固まってしまいました。押忍、春九堂です。押忍。頭真っ白になって、理解した瞬間には「あ、ダメだ。これ泣くからストップストップ」とATフィールドを展開しようとして失敗しました。ダメだったよ父さん。

さて、そんなこんなで宴会から明けて今朝。夕べ集まった中の宿泊組に「これから薬をキメて就寝する為、その時に意識あるかないかわからんが、見送り&戸締まり対応はするので、帰る準備ができたら直前にケータイ鳴らして起こしてくれ。それ以外では命に関わるような緊急案件以外、我が眠りを妨げるものにはファラオの呪いが訪れるであろう」と申し送りをしておいて、予想通り全く記憶にないのですがなんとか送り出して鍵をしめて再度寝て起きて再度寝て起きてを繰り返したら昼を過ぎていました。

それからは、昨日のどんちゃん騒ぎの後片付けをしていたわけですが、酒菜の差し入れの残り以外の食べ物がなく、腹減りモードに。「うーん、これは一旦小休止が必要だな」と、Twitterに「寝る」と書き残してベッドにこもろうとしたところに、昨日遊びにきてくれていた友人からLINEが。なんでもVAPEリキッドに混ぜる飽和メンソールが欲しかったのだけれど、昨日頼み損ねたので、今出先だからこれからもらいに行ってもいいかというので、快諾。渡せる容器がないので100均で適当なちっこいガラス瓶でも買ってきてねーと申し送りました。

車でなら1時間もかからないような距離なんで、その後ぼくの方は「待機になるなら、ついでだしパシってもらおう」と図々しくも、嫁さんの方にLINEを送り「なんかこっちにくるって話になってるけど、一緒だよね?んじゃ申し訳ないんだけれど、ぼくの晩飯適当に買ってきてくれる?」とお願いして快諾してもらいました。

これで今日の晩飯は楽ができるわー。片づけ疲れしたし、横になって待つべー、待つことしばし、到着したのは友人一家御一行。前回の記事で紹介した、姫とパパとママです。まぁ玄関先で済ますのもアレだし、ガラス瓶買ってきたなら洗ってアルコール噴霧して消毒して乾かしてから飽和メンソール受け渡しだねーとサクサクとリビングにあげて、ぼくはそのままシンクに溜まっていた夕べの洗い物をガンガン食洗機に放り込みつつ、入りきらない分は手洗いして、シンクでガラス瓶を洗えるように準備を……とやっていたら、姫に「くまさんちょっときてー」と呼ばれまして。

もう少しで洗い物が片付くところだったので「もう少しで終わるから、それからでいいかい」と返すと「いますぐー」と下命を受けたので「はいよー!」と手をぬぐってリビングに行きますと――。

小さいホールケーキにロウソクがともされていて、姫とパパとママが「ハッピバースデーディアくまさん」と歌ってくれました。

完璧にやられました。頭真っ白ですわ。促されるままにロウソクの火を吹き消して、拍手されて祝福されて、せっかくなのでと姫パパが撮影した写真がこちらです。













一枚目は完全に動揺していて表情作れていないし、姫と一緒に撮ったやつはどう見ても涙目です。ぼく以外誰も得しない写真ですなコレ。ただ不審者の貴重な涙目シーンではあるかもしれません(笑)。

まんまとやられましたよこんちくしょう。年寄りを泣かせるもんじゃあないですよ本当に。もうね、隣の市に在住なんでご近所だからってのもあり、付き合いが長く続いているってのもあるんでしょうけど、なんなんだかなぁ。ありがた過ぎてうまいこといえませんわ。本当にありがとう。



ちなみに晩飯は一緒に鍋つついていました。
「適当に晩飯みつくろって買ってきてー」というパシりへのアンサーが
「磯野ー鍋やろうぜ」だったのはさすがのセンスですね。

(そりゃ付き合いも長くなるわ)



[ 2018年11月05日-00:04 ]  



【20周年記念連続更新20/20】ぼくは『誰でもない誰か』になりたかった。


さて、20周年20回連続更新も今回でラストです。押忍、春九堂です。押忍。

最初はね、「最終回だし、まぁ軽く笑い取りに行って終わらせるか。penile health creamの顛末が気になっているという希有な人もいるかもしれないし」とか考えていたんですよ。まぁ、多分そんな人はいないと思いますが、いたらTwitterのDMか、メールをください。別途penileのhealthについて語り合おうじゃないですか。

さて、そんなわけで一昨日昨日とちょいと色々ガツンとやられちゃいまして、しかもなんにも考えないで始めた20回連続更新企画の最終日が自分の誕生日当日だったりもして(無計画)、なんとなーく「そういう雰囲気じゃねえな」ってことで、なんとなくだらだらと書きたいことだけを書こうかと思うに至りました。

あんまり小難しいことを書くつもりはないですが、よろしければお付き合いくださいませ。


このサイト『じーらぼ! 言戯道場』は、その前身を1998年に開設しました。当時はダイヤルアップ通信のテレホーダイタイムのみですし、レンタルサーバーどころか、ホームページサービスみたいなもんではじめましたし、まぁなんでしょうね、自分でもよくわからないままはじめました。恐るべし若さ故の過ち。

元から文章を書くのは好きだったんですよね。それこそ低学年の頃から。それが高校時代に小論文書きなんかで拍車がかかったり、当時アマチュア無線を使ってのパソコン通信(パケット通信)で色々なRBBSに参加して、それこそ色々な年代の方達と知り合うことができて、「文章を使ったコミュニケーション」というものに魅せられていったんだと思います。

そうした場がなければ、ぼくの高校時代までの人間関係というものは、例えば同級生であったり、道場や学習塾で顔を合わせる程度の人達であったりというくらいの非常に狭い世界だったと思います。

ですが、そうした場を得ることで、それこそ親子ほど歳の離れた大先輩や、全く住む世界の違うような方達と縁を結ぶことが出来、また幸いにもそういう方々に可愛がっていただいたこともあって、ぼくの世界は大きく広がりました。


そんな中、ぼくは大学に進学した先で、こんなことを考えていました。

「誰かにとっての『誰でもない誰か』になりたい」

何云ってんのか自分でもちょっとよくわかんないですが、それがぼくの人生にとっての一つの目標になりました。『誰でもない誰か』ってのを、ものすごく簡単にかみ砕くと「名前のない人間関係」という感じです。

親兄弟でも血縁でも縁戚でもなく、教師と生徒でもなければ、先輩後輩でもなく、ともすれば友人とかそういうものでもないかもしれない。それでもなんとなく「そこに行けばいる」「話をすれば聞いてくれる」「話をしてくれる」、そんな存在ですかね。

ぼくにとって、アマチュア無線時代や、niftyや東京BBS・草の根BBS時代、そしてサイトを持つ前や、他にも学生ボランティアで色々な場所の色々な世代の人達と結んできた縁は、なんとなくそんな『誰でもない誰か』だったんです。

そしてぼくにとって、その『誰でもない誰か』達は、ぼくの人生をとてもにぎやかなものにしてくれました。

だから自分もそうなれたらいいなー、なんて気持ちが、このサイトが少しずつ続いていって、「モニターの向こうにいる誰か」達と繋がっていくたびに、段々大きくなっていきました。縁が繋がった人達の『誰でもない誰か』になれたらいいなーと。我ながら随分と青くさいもんです。


当サイトは、特に読み物サイトというわけではないんですよね。日記やらテキストやらの読み物はあくまでもコンテンツの一つ。「なんかみんなでわちゃわちゃとバカなことをやりましょうや」ってのが根底にあって、色々なイベントをやっているサイトってのがココです。

オフイベントに関しては、当時から「会ったこともない人と会うとか怖くねーの?」とか色々心配されたりもしていましたが、それなりの青くささと勢いで、なんか色々やってきました(笑)。

それが20年。

まぁ実働していない期間が相当あるので、実質は12・3年くらいのもんかもしれませんが(笑)、なんとはなしに続いているし、残っています。そして相も変わらず日々バカをやっています。


ぼくが、このサイトの管理人(この表現も懐かしすぎですね)であり、書き手であり、言戯道場の家元である「みやもと春九堂」なる人格を作り出していなかったら、ぼくにとっても、ぼくと縁を結んでくれた方々にとっても、それらは全部なかったことになります。

「でもしかたられば」ではありますが、そう考えると人の縁ってヤツは本当に奇妙なもんだなぁと思うわけです。


この文章を書いているのはハンドルネーム「みやもと春九堂」であり、まぁ一応普通(?)の社会生活を営んでいる本名のぼくとは違う人格ではあるのですが、それほど乖離しているわけではありません。そうでなきゃ20年も続けられないですしね。

ですが、その「20年も続けられた」というエネルギーには、このサイトを通じて縁を結んだ誰かにとっての『誰でもない誰か』になれたという手応えがあったからこそかもしれません。

そしてこっちの方がものすごく大事なことなんですが、他でもなくここを読んでくださっている皆さんが、ぼくにとっての『誰でもない誰か』であったからこそ、ここを維持し続けられたと思っています。本当にありがとうございます。


さすがにもう四十路のおっさんですから、今もまだそんな青くさい情熱を燃やせるほどのエネルギーはありませんが、それでもなお「ぼくが誰かにとっての『誰でもない誰か』になった記念碑」みたいなものとして、ここはのこしておきたいな、というのが今の心境です。



よかったら、また、たまにのぞきにきてください。

疲れたら「バカやってるなぁ」と苦笑いしにきてください。

しんどかった一日の終わりに飲む

カップ一杯のインスタントみそ汁のような

そんな『誰でもない誰か』になりたがっている輩が

いつでもここにおりますので







どーんときなさい!





20周年企画はこれにて閉幕!

お付き合いありがとうございました!


これからもどうぞご贔屓に。



平成三十年十一月五日
じーらぼ!言戯道場 家元 みやもと春九堂 拝



[ 2018年11月05日-20:33 ]