じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2004年01月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

 感想など、メール掲示板の方にいただけると、非常に嬉しいです。メールは送信する前に、こちらを御一読下さいませ。
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2004年01月のバックナンバー

あけまして(2004年01月03日-00:24)
初夢(2004年01月03日-12:50)
本日より仕事はじめ(2004年01月05日-15:00)
さんかくじめ(2004年01月06日-22:31)
初出勤(2004年01月07日-23:18)
僕一人じゃないはず。(2004年01月10日-01:19)
トイレ その前に。(2004年01月13日-03:31)
久しぶりに風邪。(2004年01月14日-15:18)
PPPP(Penis and Piss Put into a Pet-bottle)(2004年01月15日-12:59)
初詣と夢と援助とモテモテ(2004年01月16日-14:44)
歳の差なんてLaLaLa(2004年01月18日-16:48)
料理のお話(2004年01月19日-12:48)
マン喫にて。(2004年01月21日-12:21)
大盛りの誘惑(2004年01月23日-18:14)
ケータイ事情。(2004年01月27日-02:06)
ケータイ買っちゃった(2004年01月28日-22:45)
挙動不審な写メラー(2004年01月30日-22:08)


あけまして


謹賀新年。あけましておめでとうございます。というか、あけましておめでとうございました。本年もよろしくお願いいたします。

それにしても気がつけば2004年ももう2日ですよ。はやいですねー。あっという間に松の内があけてしまって、次は

大晦日の格闘技イベントですが、ゴタゴタに巻き込まれなかったDynamite!が一番よかったですね。猪木祭りはいわずもがな、PRIDEもなんだかなぁって感じで。


まぁそれはともかく山から帰ってきたわけですが、どうなのよコレは。

ずるい、ずるいよ智史君。自分だけ年内の内に汚れて、新年を綺麗な身体で迎えるなんて。そんなのずるいよ。ひどいよ。いくら友達の友達の話っつっても、載せれば汚れるしさぁ!年始一発目がそれってのはどうかと思うわけですよ僕も!

この企画を始めたときには「こりゃ冒険だなぁ」と思ったんですけど、年内に終わらせてしまえば忘れられるだろうと思っていたのに。2004年はそういうのはナシという方向で考えていたのに。長い長い夏休みの終わりがこんな結末だなんて、ひどいよー。

…こうなったらアレだ、もう話すしかないね。語るしかない。例のアレとかを。



というわけで、新年一発目の長文更新
友達の友達の話[春九堂の場合]
ラストエピソード

どうぞお楽しみに。
(いや、あんま期待しないでいいッス。ほんとに)



[ 2004年01月03日-00:24 ]  



初夢


今朝もあけました(挨拶)。

さて、新年そして2日の夜から3日の朝といえば、日本人の文化には根強い初夢という儀式(?)があります。

元来「初夢」とは年の最初に見る夢を指すわけですから、大晦日から元旦とか、元旦の夜から2日も候補なのですが、一応旧来に云われているとおり2日夜〜3日朝をここでは採用したいと思います。

初夢はその年の吉兆を占うモノであって、夢に見たから叶うというような「正夢」といったようなものではなく、あくまでも「めでたいしらせ」を夢に見ると、今年一年はめでたいことがあるかもねーといったものです。

「占う」といっている上に、夢というモノはそうそうコントロールがきくものではないわけなのですが、江戸時代には「なかきよの とおのねぶりのみなめざめ なみのりぶねの おとのよきかな」という回文歌(逆さから読んでも同じ短歌)を記した宝船(七福神の乗り物)の絵を枕の下に敷いて寝るという風習があったりしたようです。

また「一富士、二鷹、三茄子」という云い方がありますが、これらは古くから「めでたきもの」として扱われていて、これらを夢にみると、非常によい初夢であるともいわれています。それぞれ蓄財、出世、子孫繁栄といった暗示でしょうか。確かにめでたいですね。


まぁこんなところが初夢というものの説明になるわけなのですが、皆さんはどんな初夢をみましたか?


ちなみに僕は現実には一度も観たことがない『実写版セー○ームーン』のDVDを観ながら、「俺……いい歳して、なんでこんなもん観てるんだろう……_| ̄|○ 」と鬱になっている夢でした。しかもなんか仕事でやってるっぽかったです。



僕の初夢返して。
(素でわけわからん)



[ 2004年01月03日-12:50 ]  



本日より仕事はじめ


職場または学校などからしか当サイトを閲覧していない皆様、あけましておめでとうございます。本日より仕事はじめですね。今年一年も頑張っていきましょう。

当サイトも業務や授業の合間の息抜き程度になれば、という感じで今後も運営して参りますので、よろしくお願いいたします。

ちなみに僕は〆切が5・6・7日と続くので、仕事はじめとかいってらんない状態で今も座椅子の上で気絶しておりました。へっくし。うー身体冷えた。


あ、さて。挨拶にも書いたように本日より仕事はじめということでして、早ければ年末26日あたりから、または31日あたりから当サイトを閲覧していない方達が、久しぶりにこの笹なページを目にしていることと思います。

また当サイトはおそらく全読者さんの約2割程度は会社・学校からのアクセスと予想される、ある意味不思議なサイトでして、特にお昼休み時間のアクセス集中はちょっとしたものがあります。

そういうデータを考えると、ああ忙しい仕事の合間に、息抜きに見てくれているのだなぁと思いますし、やりがいとかも出てくるわけですよね。本当にありがたいと思っております。


でも。

こんなのとか
こんなのとか。


あまつさえ

こんなのとか
こんなので検索されて
閲覧されているかと思うと



我が国の将来が
ちょっとだけ不安になったりもします。

こんなので飛んできている方も……なにがしたいんだ)



[ 2004年01月05日-15:00 ]  



さんかくじめ


これは「友達の友達の話」ではなく、正真正銘の「友達の話」です。というか昔道場の後輩だったヤツなんですけどね。

先日、1月4日に新日本プロレスの新春恒例の東京ドーム大会があって、深夜にその放送をやっていたんですよ。その放送を録画しておいて先日、友人のT(格闘技経験者)とM(プロレスファン初心者)が、酒を飲みながら見ていたらしいんです。

メインの試合は23歳で最年少IWGPチャンピオンになった中邑真輔選手と、2003年プロレス大賞を見事獲得したNWF王者の高山善廣選手のIWGP・NWF統一選手権試合。

試合は中邑が一方的に責め立てられる展開でしたが、最後に高山の一瞬の隙をついてチキンウイングアームロックで捕獲し、勝利するというなかなかにヒートする展開でした。


さて、問題なのは試合後の観戦者の2人。両者共に高山ファンなので中邑の勝利には納得行かなかったそうで。話は中邑叩きの方向に。

M「一体中邑ってのはなんなんだよ。確かに総合とかには出たりしてるけどプロレスの実績なんかないじゃんかよ」

T「ルックスは悪くないし、度胸もあるけど、キメ技とかないし。説得力に欠けるんだよなぁ。看板背負わせるには、ちょっと辛いだろう」

M「あ、でもなんかキメ技はあるみたいだぜ」

T「シャイニングトライアングルだっけ?シャイニングウイザード式の飛びつき三角絞めだろ?」

M「飛びつき三角絞めってどうやんの?」

T「巻き込み式とかビクトル式ではなくて、膝立ちの相手の膝をステップにしてマキ足を後ろに回して、カケ足で挟み込むようにして、あとはそのまま倒れ込むってとこかな」

M「イマイチわかんねーな……」


ちなみに読者の皆様に解説しますと三角絞めとはこういう技()でして、白の道着のほうが「かけている方」で、青の道着のほうが「かけられている方」です。マキ足というのはこの場合の右足(首に巻き付けている)。カケ足というのは左足(右足首に膝裏をカケている)になります。

三角絞めというのは、基本的には柔道・柔術の技でして、この状態でカケ足のフックをきつくしたり、手で相手の後頭部を自分の方に抑えつけたりすることで、マキ足が頸動脈に食い込み、場合によってはオチ(失神すること)たり、窒息させたり、また賭けられているほうの左腕を伸ばして、マキ足やカケ足の腿部分を支点にして手前に引っ張ることで肘関節を極めたりすることもできるという技です。

この画像は下三角ですが、他に上三角、横三角などがあります。三角というのは自分の足の空間を三角形にして締め付けるところに由来するらしいです。

通常は下三角は、相手の下になった状態からじわりじわりと相手を挟み込んで極めるパターンが多いのですが、中邑選手のシャイニングトライアングルは、膝立ちの相手に走っていって、相手の頭を抱え込むように飛びついて、マキ足をからみつけてカケ足でフックし、瞬時にこの下三角の体勢になるという技です。


M「よし、イマイチわかんないからさ、T、俺にかけてよ」

T「えー?酔ってるし、部屋狭いし無理だよ」

M「大丈夫だって、スローモーションで解説してくれればいいから」


少々酔っぱらっているMは、結構無茶な注文をしていますが、まぁそれでもしぶしぶTも了承したそうです。無論汚く狭い男の一人住まいですから、飛びつく程のスペースがあるわけもないので、クロスガード()の姿勢から下三角をMにしかけることにしました。


T「よいしょっと……で、ここで膝を曲げると」

M「あ、苦しい苦しい。なるほどねー」

T「で、腕を伸ばすと」

M「あ、痛い痛い痛い!わかったわかった!」

T「というわけで、三角絞め自体はかなり効く技なんだよ」

M「わかったわかった。わかったけど」

T「ん?」

「気持ち悪くなってきた」

「おいっ!!!」

M「だって絞めるんだもん!」

T「お前がやれっつったんじゃん!解くから、すこし身体前に倒せよ」

M「あ、だめ。動くと出そう

「おーーーいっ!!!!狭いし、膝ががっちりかかっちゃってるから、お前が前のめりになってくんないとほどけないんだってば」

M「う。やばい、マジ動けない。待って待って、しばらくこのまま……」

T「マジ頼むよ……この状態で吐かれたりしたら、お前絶対許さないかんな」

M「うう、やばい……」


とまぁ、こんな感じで、この体勢()のまま、しばらく過ごしたそうです。「今来客があったりしたら俺の人生終わるかも」とか思いながら。このおバカ。

まぁなんにせよ、プロレス技も格闘技の技も素人がやっては危険ということです。今回のケースは特殊といえば特殊なわけですが(笑)。


そんな話をTの方から僕は電話で聞いていた訳なんですが、野郎、シメにこんな事を言いやがりました。


「正月草々、ヒメハジメならぬサンカクジメでしたよ。しかも野郎と。あははははは」


この底抜けのおバカめ。
(でも楽しそうで、ちょっと羨ましかったり)



[ 2004年01月06日-22:31 ]  



初出勤


本日は「学校へGO!」の〆切日です。いわば、僕の国語の先生としての初出勤日みたいなもんですね。

まるで先生スイッチが入りません。


やばいやばい。本気でやばいですよ奥さん。新年早々登校拒否ってやつですよ。おまけに先生側のくせに。本までだしてもらっちゃったのに。こんなんじゃいけません。

仕事はじめから既に3日。社会人の方でも長ければ9連休だった昨年末から年明けというスケジュールだったわけですが、休みボケもいい加減にしておかないと、大変なことになります。

そこで気分を新たにする為に、今年の抱負を発表する場を設けました。

【言戯道場 其ノ六】御題『新年の誓い』です。


これまでと違って、定型文の募集になりますが、創作・ネタ・ガチンコなんでもありですので、どんどん書いてみちゃってください。

優秀作は『学GO!』で採用されたりします。現在相談中ですが、簡単な景品とかだせるかもしれないので、お楽しみに。

さてさて、そんな感じで「先生」やってきますです。わたわた。さしたるオチもなくスマン。


[ 2004年01月07日-23:18 ]  



僕一人じゃないはず。


息をほんの少し荒げながら

人波をかき分けて急ぐ、朝の駅。


辿り着いたのは、ちょっとした人の列。

どうしてこんなに切なくなるんだろう。

間に合わないんじゃないかと、少し不安がよぎる。


この不安感は、いくつ歳を重ねてもかわらない。

もう大人なのになぁ、と、ほんの少し自嘲。


列は少しずつ少なくなっていった。


あと少し。

あと少しで僕の番だ。



場所が


空いた。


ちょっと早足になりながら、そこに辿り着いた僕は、かじかむ手を擦りあわせてから一気にジッパーを引き下げ、パンツの『社会の窓』をまさぐないッッッ?!『窓』がないッッ?!?!待て待て待て待て待て待て!!なんでないんだよ?!まさか女物履いて来ちゃった?!いや持ってねぇよ!!あれだ、えーと落ち着け。手がかじかんでるから感覚がないだけできっとやっぱりない。ひょっとして……ひょっとして……俺、今朝シャワー浴びた後に「うしろまえ」にパンツ履きやがった?!寝ぼけていたとはいえなんだよそれ、うわマジありえねぇって出そう。出る。マジ出る。もう出る今出る出る出る出るうわあああああああああ!!!!



間に合いましたよ?
(でも、あのとき「大」が空いてなかったら……)



[ 2004年01月10日-01:19 ]  



トイレ その前に。


女性ものの下着なんてもってませんってば。

持ってました。(1月14日訂正)
(学GO!本サイン会でもらってました……いや使ったことはないっすよ!?)


というわけで、先日の記事に随分と反響がありました。皆さんギリギリの体験をしているようで、「共感しました、あれは辛いですよねー」というものが殆どでしたが、他に「こういうやり方をすればよかったのでは?」という、ハウトゥ・ヲティムの出し方を懇切丁寧に指導してくれた方もいらっしゃいました。いや、ありがたいやらありがた迷惑やら。

曰く、
・パンツのスソをズリあげて、横からヲティムを出す。
・パンツをズリさげて、上から全体的にヲティムを出す。
等というものでした。

中には「普段からズボンごと降ろしている僕には、そういうピンチは無縁です」という剛の者もいました。それは、エビタイ(every time)お尻まるだしってことですよね。実に豪快ですな。


さて先日の記事の少し補足をしますと、僕は基本的にブリーフorボクサーパンツを愛用しているのですが、たまたま洗濯物が乾いておらず、トランクスを着用していたんですよね。まずは、そこ(履き慣れないトランクスで前後を間違えた)で失敗をしていたわけです。

しかもその日履いていたズボンは、ベルト位置が結構低いタイプのものでしたので、トランクスのウエストラインがベルトに重なってしまっているような状態になっていまして、ズリ下げることは不可能だったんですよね。無論試しましたともさ。一番最初にそれは考えましたよう。

さらにスソをズリあげて横から出すという技についてですが、ブリーフやボクサーパンツなどのストレッチ素材ならともかく、トランクスだとまくり上げるにはスソに到達せねばならず、ただでさえ、ややぴっちりしているチノパンの社会の窓に手を突っ込むわけで、間に合わなかったりした日にゃアナタ、手もパンツもズボンもオールレッドというアンビリーバボーなことになってしまいます。というわけで却下。


まぁ色々言い訳してみてもアレなんですけれど、なんといってもそれこそトイレットトレーニングが終わって、自立・習慣化してから二十数年間慣れ親しんだ方法が一番的確かつ素早いですし、その過程でトラブルがあったときに、冷静に他の方法を考えて実践なんてこたぁやってらんないんですよ、ホントに。とにかく無事に済んでよかったってことですよ。


ちなみに、じちゃんねる(掲示板)の方にも、色々な意見が寄せられていました。皆さん色々あるんですなぁ(笑)。でも……


>502 名前:からし:2004/01/10 22:25 ID:UjnnkAZg
>でも太めの人ってアレが肉に埋もれてて取り出しにくいとか何とか・・・
>家元のは「小太刀風情が何を小癪な!」って言われてるくらいだし



ビッグなお世話だチクショウ。
(それとパンツ後ろ前はかんけーねーもんよ!もんよ!)



[ 2004年01月13日-03:31 ]  



久しぶりに風邪。


どうも糸の切れた操り人形っぽい春九堂です。カクカクカクカク。

いやー膝が笑っちゃって笑っちゃって、昨晩遅くから一人でヘラヘラしちゃっております。なんなんでしょうね、コレ。膝がダルくなるというか、力が入らなくなるというか、そういう感覚なんですけれども、それが続いていると

「あっあっ。ダメ。ダメ。かなり猛烈にダメ。喩えるならば『ダメ』の『ダ』の濁点を増やしてしまいたくなるくらいダメ。ダ゙゙゙゙゙メ!」

という感じになって、顔までヘラヘラしちゃうんですよね。というか、むしろ全身ヘラヘラ状態。まるで力が入りません。

なんとかその状態を脱出しようと、第一話でガンダムのコクピットに乗り込んだはいいけど、動かせなくてキレたアムロのように「動け!動けってば!!動けよ!!」と、膝を叩いたりしております。あーだりぃ。だるいよー。


ちなみに僕は椎間板ヘルニアを患っておりまして、現在治療中だったりするのですが、症状の一つとして、背骨からはみ出した椎間板(背骨と背骨の間のクッションになる軟骨のようなもの)が、神経を圧迫したりすることがあるんですよ。これを神経根症状といいまして、そこの神経が司っている筋肉が麻痺したような感覚になってしまうことがあるんですよね。

痺れたような感覚というよりは、単純に力が入らなくなってしまうんですけれども、その感覚が、なんともこー……やるせないというか、切ないというか、「やってらんねーよPeッ!!」というような感じなんです。

その感覚というか症状が、すっかり日常的なものになってしまっているものですから、今の状態も、それだと思っていたんですけれど、どうもちょっと違うんですよね。

膝とか太腿もだるいんですけれど、それ以上に全身がだるくて視界はぼやけるし、頭は痛くなってくるし呼吸をすると息が熱いんです。


……風邪?



気づいたのは、妙に喉が渇いている割りには食欲が全くなく、呼吸をする度に咳き込むようになってからでした。アホか。


そういうわけで慌てて体温計で熱を計ってみたら見事に38.3℃。まぁ普通に熱出てるって感じですね。出まくってますね。

ここんとこ全く風邪とかに縁がなく、軽い症状ならほっときゃ治ると誤魔化してきたんですけれども、どうやら『深夜に原稿書きながらうたた寝してしまった』&『徹夜で打ち合わせにバイクで行ったら思ったより寒くてガクガクブルブル震えながら帰ってきた』というダブルパンチで、すっかりやられてしまったようです。

久しぶりに風邪を引き込んだということで、卵酒を飲んでみたり、ビタミンCたっぷりの100%ジュースを飲んでみたり、水で薄めて吸収しやすくしたスポーツドリンクやらを飲んで、発汗と代謝を促しているんですが、どうにも件の神経根症状も一緒に出ているらしく、膝に力が入らないんです。つまり立ち上がったり歩いたりするのが非常に億劫というか辛いんですよ。

そんな状態にも関わらず、水分補給を欠かさないモノですから、当然トイレも近くなりますよね。そこでまたパニックですよ。

もうね、尿意が近づいてくるたびに、脳内ではハイジとペーターが僕を励ますわけです。挙げ句「ばかっ!」とかいいながらビンタですよ。アントニオ猪木ばりの闘魂注入ってやつです。まぁ注入された闘魂の分、膀胱から尿道に尿が押し出されきてしまい、さらにピンチになってしまうわけですが。

なんとか膝を叩いたり揉みほぐしたりしてダルさをおっぱらい、立ち上がろうとするわけなんですが、下半身に刺激を与えることになるわけですから、それもまた非常に危険だったりするんですよね。

まぁそんなこんなで、ひぃひぃいいながら階段を上り下りして、ガクガクブルブルしながら用をたしたりしているんですが、リトルジョーを放出した後って体温奪われるから瞬間的に震えが来るじゃないですか。あれと膝のガクブルがダブルで来たりすると、本当に大変なんです。もうそのまま崩れ落ちそうになります。

今はパジャマ代わりのスエットの上下にパーカーを着込んでいるんですけれども、面倒くさいのでズボンごとパンツを降ろして用をたしてるんですよ。つまり下腹部だけ大開放状態なわけですね。これでパーカーのフードを被れば、まさに「頭隠して尻隠さず」状態です。かなりどうでもいいですけど。

まぁそんな状態でリトルジョーを放出しているわけですが、仮に尿後のブルブルと、神経根症状の膝ガクと、風邪のガクブルのトリプルジェットストリームアタックが来てしまい、なおかつ心が折れてしまったら、用をたしたばかりの洋式便器に、下半身丸出しの巨体の男がつっぷす事になります。これは、なかなかに酷い絵面です。僕がプロデューサーなら間違いなくモザイク処理しますね。

おまけに倒れた瞬間に打ち所が悪かったりして、そのまま気絶してしまったとしたらどうでしょう。我が家にはトイレ用暖房なんてものは入っておりませんので、そのまま下半身が冷やされて行き、しまいには全身が冷たくなること請け合いです。大変です。これは人間の尊厳の危機、いや生命の危機ですらあります。「助けてパーマン!とりあえずズボンとパンツをずりあげて!」って感じです。


まぁそんなこんなで、たかだかトイレに行くのも、命がけのちょっとしたアドベンチャーになっておりまして、そんなんだったらこんな駄文書いてないで寝てろよと、自分でも思う次第なんですが、これを書き始めてから中途半端に尿意が迫ってきておりまして、このままベッドに入ろうモノなら、また苦労して起きあがったりせねばならないわけで、それだったら尿意が完全体(?)になるまで待とうという算段なんですが、実は数段落前からとっくの昔に完全体になっているところか、とっくの昔にヤバイ状態になっているわけでして、ああでも書き始めたら止まらないというか、さしたるオチもついてないし、このまま止めると絶対にこの文章はアップしないだろうし、熱で朦朧としているもんだから、まるでまとまらないし、でもかといってアップしないと書いた意味がないしアップするアップすればアップするときアップあっぷあっぷああっあっあっあぷあぷあぷあぷあぷあああああトイレいってきます!!!


[ 2004年01月14日-15:18 ]  



PPPP(Penis and Piss Put into a Pet-bottle)


どうやら熱が下がってきたような気がする春九堂です。押忍。

「どうやら」ってなんだよって話ですが、ベッドの枕元においてあった体温計がベッドの下に落ちてしまいまして、それを取り出すにはベッドを動かさなくちゃいけないというか、むしろ一度ベッドを分解する必要すら出て来るという状態なんですな。

そういうわけで熱を計っていないんですよ、はっはっは。まぁ具合が良くなったらガムテープかなんかでくっつけて引っ張り上げます。まぁ昨日よりは膝が笑ったりしていないので、多分下がってきているんだと思います。

ああ、ちなみにトイレは間に合いましたよ?超余裕ですよ?便器の前でパーカーのスソをまくり上げるのに手間取って、はんはん云いながらタップダンス踊ったりもしていませんよ?やだなぁ、病人とはいえ、そこまで我慢するわけないじゃないですか。しかも理由が「テキスト書いてた」とかって、もう真性のアホかと。そこまで身体張ったギリギリのタイトロープダンサーなマネは出来ませんよ。

まぁ、「一度トイレに行ってから戻ってきて続き書けばよかったんじゃないんですか?」という至極もっともな意見は、他人に云われるまで気がつかなかったワケですが。



自分、アホ野郎です。
_| ̄|○





ところで。


皆さん、どうしてそんなに『おもらしネタ』が好きですか。


あと、ペットボトルを尿瓶代わりにするの、やめようよ。


それと、人にオムツ勧めるのも、よそうよ。



いただいたメールにビックリ凝固ですよ。なんなんですか、このメールの量は。まぁウチみたいなサイトを見に来ている人は、結構色々な意味で偏った方が多いとは思うのですけれども、それでも多いでしょう、おもらしネタに31通ってのは。

統計的に考えると、やはり男性はペットボトル、女性はオムツを勧める傾向が強いようですね。やはりこれは男女の身体構造上の問題が反映さrって、かなりどうでもいいです、そんなのは。

なんなんですか、この生々しい使用体験は。なんなんですか、このハウトゥ・リトルジョー・トゥ・ザ・ペットボトルは。いいから、手順とか書かなくていいから。コツとかワンポイントアドバイスとかいらないから。あまつさえ図解とか、全然もしなくていいから!「部屋にそのまま放置しておいて、あやうく飲みそうになりました」とか、ホントどうでもいいですから!!

しかし、実に多かったですね。ペットボトルにおしっこをためる人。あと、どうして皆さん、お茶のペットボトルを選ぶんでしょうか。色?色なの?色が似てるからなの?!「隣にお茶の入ったペットボトルをおいて、両方を振ったりすると、もうどっちがどっちだかわかりませんよ!」とか、本当にどうでもいいんですけど。メーラーのサイト用フォルダからアンモニア臭が漂ってきそうで、そろそろ泣きそうなんですけどッッ!!


……ちょっとまた熱が上がってきてしまったようですが、女性読者の方の質問で「ペットボトルの口に入るんですか?」というものがありましたので、その点についてだけ補足を。

一般的な清涼飲料水のペットボトルの口径は直径28mmだそうです。対してウィキペディアによりますと、ペニィーの直径は約3cmとのこと。つまり、少々小ぶりであれば「みっしり」と入りますし、小ぶりであれば余裕といっても差し支えないでしょう。あー……すげぇどうでもいい。

しかしながら、手元の資料によりますと「入れる」人はかなり少ないようです。基本的には噴出口をペットボトルにがっちりとあてがい、その後に発射するようです。体験談としては「この時の緊張感がたまりません」とか「少しでもズレたりすると部屋が大惨事になるので素人にはお勧めできない」などがありました。えーと。うん。君ら、おかしいから。

また、人によってはペットボトルの口径を器具を使って拡張し、挿入後に発射というステキガイもおりました。はい、よい子の皆さんはスとテを省いてチをどこかに入れてくださいね。ちなみにこの人は「拡張した飲み口の表面が荒削り状態だったので、ペニィーにダメージを負ってしまい、そのショックで放射してしまいましたが、ギリギリセーフでした」とのこと。そのまま傷から何かの菌が入って、腐れ落ちてしまえばよかったのに。

まぁペットボトルの方はこんなもんです。疑問をお寄せ下さった女性読者の方(敢えて匿名とさせていただきます)、疑問は解消されましたでしょうか?されましたよね?もうこんな内容で更新するのイヤですよ?


まぁメールを下さった皆さんは、僕の体調とか頭の具合とかをおもんばかって下さっているわけですので、お気持ちは本当に嬉しく思います。一通一通ツッコミ御礼のお返事をしたいところなのですが、数が数ですので、ご容赦下さいませ。ごめんなさい。



あ、最後に一つ確認したいんですけれど



なんで皆さん
「家元なら御存知のことと思いますが」と前置きしてから
ペットボトル式放尿の解説をするんですかッッ?!

(尿瓶の使用経験ならあるけど、ペットボトルはないよッ!!)



[ 2004年01月15日-12:59 ]  



初詣と夢と援助とモテモテ


はい、どーも太々でーす。
黒々でーす。
2人あわせてー
黒くて太ーい

あげさげチャッカーズでーす。
年明け一発目ということで、遅くなりましたけど、明けましておめでとうございます。
はい(チャックさげて)開けましておめでとうございます。
いやいやいや!そんなとこ開けなくていいから!
まぁまぁ遠慮せずに。ずいっと奥まで。年明け限定の御開帳ですから。
いらないってば!寄るなって、寄るなってば!!
今年もよろしくねー♪ちらっちらっちらん♪
なんか見えてる!なんか見えてる!!
はい、ここまでねー。こっから先は拝観料もらうよー。
誰が払うか!!こっちが慰謝料欲しいよ!
あー、慰謝料で思い出したんだけど。
なにを思い出したんだよ。そんな物騒な単語で。
ちがった、拝観料の方で思い出したんだけど。
ああ、そっちね。で?
初詣いった?
ああ、一応行ってきたよ。浅草の浅草寺に。
あー煙浴びてきたんだ。
そうそう、御手水使って煙かぶってね。御賽銭入れて拝んできましたよ。
うんうん。ところで、あそこの煙って、どんな御利益があるの?
うーむ、頭に御利益……頭がよくなるとか?
あーシラミとかノミが出ていったりするんだ。
消毒?!
GHQがよくやってたよね。懐かしいなぁDDT。
キミいくつだよ?!
まぁ、それはともかく。御賽銭いれて、なにお願いしたの?
まぁ願掛けとはいうけど、新年の抱負みたいなもんだからねぇ。
まぁいいじゃん。で、なにを?
家内安全とか。その……良縁祈願とか……。
ぷっ。
なんだよっ!!
ちいさいなー。そんなんじゃ21世紀はやっていけないよキミィ。
余計なお世話だよ!それに21世紀になって、もう3年目だよ!じゃ、じゃあお前は、なに願掛けしたんだよ。いってみろよー!
た か ら く じ が あ た り ま す よ う に 。
よっぽど小さいじゃねーかよ!!しかもなんで平仮名なんだよ!
かわいさをアピール。
いやいや、そんなの通用しないし。そもそも神様に媚びてどうすんだよ。
使えるモノはなんでも使わないと。
無意味だって。で、当たったらどうすんの?
まぁ、あれだ。モテるね。
はあっ?!
賞金で豪遊すんの。真っ赤なポルシェのコンパチに、金髪の美女達とか乗せて、札束の風呂にはいったりするわけ。
お前、それ、変な開運アイテムの広告じゃないんだからさー。
そんで、ゆっくりとチャックをおろしてだね。
おいおい、何言い出すんだ?
その金髪の美女達に……。
待った待った、これ結構小学生とかも読んでるんだからな!?
おろしたチャックに手を伸ばさせて……。
やばいやばい!!
チャックを上げてもらう。
なんか意味あんのそれ?!
ふっ……ボウヤにはわからんよ。
いやいやいや!!大人になってもわかんないと思うよ?!
アレだね、餅つきの様に、下げては上げてもらって、下げては上げてもらってと、繰り返すね!リズミカルに!!いやーゴージャスだ!!
いやいや「ゴージャス」って!まるで意味がわからないよ?!
ゴージャーース!!
(チャック上げたり下げたり上げたり下げたり)
わかんないから!!まるでわかんないから!!
でもさー。
なんだよ。
そう簡単に宝くじなんか当たらないよねー。
急に現実的だなぁ。まぁいいじゃん。夢を買ってるんだよ、夢を。
夢ねぇ……。僕の夢っつったら、やっぱ『モテモテ』かなぁ……。
まぁその夢が悪いとはいわないけれどさー。キミのさっきのだと、モテモテというよりは「お金で解決」って感じじゃん。
いいじゃん、それが夢。マイドリーム。
最低だな、おい。
いいじゃん!夢に向かって地道に働くね!!稼ぐね!!
んでも、稼ぐにしたって、「お金で解決」って結構かかると思うよ?
いいよ、30年くらい真面目に働くから。
そりゃー確かに真面目だなー。
もうね、脇目もふらずに働くよ?遊びとか結婚とか、まるで考えないの。生活費以外は全額貯金。
そりゃあ結構凄そうだな。
で、貯めに貯め込んで、そこから一気にぶわーって遣うわけですよ!
おおー!
でもさー……30年後っつったら、相当な中年じゃん?
あーそうね。
しかも、全然遊び方わかんないから、ひどいことになりそう。
例えば?キャバクラ通い詰めちゃったりとか?
そうそう。他にも女子高生援助しちゃったり。
こらこら。
さらに女子中学生援助しちゃったり。
こらこらこらこら!
それでも飽き足りなくって海外援助しちゃったり。
え?それはいいんじゃないの?
まぁロクなことしないだろうね。最後のなんか特にヒドイ。
ヒドイの?いいことなんじゃないの?
なにいってんだよ!学校作ったり、井戸掘ったりしちゃって、喜ばれるんだぜ?!「水だー!」とかいって!
いや喜ばれてるじゃん?!
感謝状とか贈られたりすんの!うわ、もう見てらんない!!
いやいやいや!普通に感謝の気持ちじゃん?!
辿々しい日本語で「アリガタウ」とかいわれたりするんだぜ?!
凄く感謝されてるじゃん?!それ普通に、いい人じゃん!!
ああ、そうさ!どうせ俺はいつでも「いい人」どまりなんだよ!!
いやいや、それ意味違うから!
ちっくしょー!!グレてやるー!!
意味わかんないし!しかもグレるって今更!!
おじちゃんアタシを買って!!
待て待て待て!!そもそも何売るつもりなんだよ!!
んー……毛皮?
あーなるほど……って、どっかの協会に怒られるから!!
大丈夫だって、チャックの下は中身なんだから。
あーそれなら……って、中身になってどうする気だよ!
裸一貫で、やり直します。
いーかげんにしなさい。





どうも、ありがとうございましたー。




※友人との実際の会話をもとにしています。※
※どっちが春九堂かは気にしないこと。※



[ 2004年01月16日-14:44 ]  



歳の差なんてLaLaLa


はい、どーも太々でーす。
黒々でーす。
2人あわせてー
黒くて太ーい

あげさげチャッカーズでーす。
いやー新年早々まいっちゃったよ。
なに、どーしたの。
面倒な恋愛の相談事もちかけられてねぇ。
へぇ。どんなの?ヘビがカエルに恋でもした?
いやいや、人間人間。しかもよりによって禍々しいイキモノ並べるなよ。
食べちゃいたーい!とかそんな感じで。
それ普通の食欲じゃん!リアルに「食べる」だろ!!そーじゃなくって、普通に人間のお話だってば。
へぇ。で、どんなの?
簡単にいうと、歳の差カップルかなぁ。いや、カップルでもないのかもしれないけれどもー…。
なんかハッキリしないね。話しにくいことなの?
んー。まぁやっぱ人の話だからねぇ。
下手に話すと「消される」とか?
どんな相手だよ!!
やんごとnわーわーわー!!違うから!!
なんだよー。
違うから!全然違うから!!プライバシーのこと考えただけだから!!
じゃあまぁ、支障ない範囲で。
うーむ。えーとAさんという男性がいてだね。三十代半ばの人なんだけど。
ふんふん。
今まで女っ気ゼロだったんだけど、出会い系で知り合ったえらい年下の女の子にメロメロらしいのよ。
はぁん。どれくらい離れてるの?
倍くらい?
えーと、1……1……(電話をプッシュしながら)わーわーわー!!
なんだよ、デリバリー頼もうとしたのにー。
なんのだよ!!
えーと……犬?
よくわからないっていうか、ギリギリな事いうなよ!
いやほら、迷子の迷子の子猫ちゃん♪って歌で、「おまわりさん」だったじゃん。
あーそういうことか……って、いやいや、それでもギリギリなことには変わらないよ!っていうか呼ぶな!
まぁじゃあ通報はやめといて。そんで、その歳の差カップルがどうしたのよ。
あーなんか、会話が続かないとか、こっちは結構真剣なんだけど、向こうは援助交際と思ってるんじゃないかとか。そんな感じ?
んだよそれ、だらしねーな。女っ気ないからそんなことになるんだよ。
キツいこというなー。そんなこといって、第一キミは彼女とかいるのかよ?
今は特定の子はいないけどねー。まぁ、こういっちゃなんだけど、女の子相手には百戦錬磨よ?
……初耳だぞ?
まぁゲームの中でだけどね。
ギャルゲーかよ!!
いや、「本番」もある方だよ?!
下品なこというなよ!ていうか、聞いてないよ、そんなこと!!
会話は簡単な選択式だし。楽だよね。
誰もセリフ用意してくれたりしないから!
イベントはカレンダーでチェック。好感度はグラフで確認。
見えないから!!カレンダーはともかく、グラフないから!
グラフィックの頬が赤くなったり目が潤んできたら、もうOK。
なにがOKなんだよ!!
卒業式に、伝説の樹の下で待つね。チャック全開で。
いまさら「ときメモ」なのかよ!!ていうか、「ときメモ」そんなゲームじゃないだろ!チャックは閉じておけよ!!
なんだかんだいって知ってるんじゃーん♪
いや……まぁ……ねぇ。そ、それはともかく!
照ーれーるーなーよーー♪(チャック上げたり下げたり上げたり下げたり)
うっさいうっさい!!っていうかしまえ!!大体そんな参考にならないことばっかいって、キミに話したのが間違いだったよ!
おー?いったね?いっちゃったね?まったく、キミは甘いなー。
なにがだよ!!
ギャルゲー甘く見ちゃいけないよ。様々な恋愛パターンをバーチャルとはいえ経験してるんだよ?歳の差カップルの話だって、いくらだってあるさ。
……で?
そもそも実際の恋愛にしたってなんだって、映画とかドラマとか小説とかマンガとか他人の経験だんとかさ、そういうところから学習していった情報が反映されるわけじゃん。
……まぁ確かに。
そういうことで、ギャルゲーだって立派な情報材料なわけだよ。わかる?
……うまく丸め込まれたような気がするけど……。なんとなく納得したような気がする……じゃ、じゃあ、キミならなんてアドバイスするんだよ?
うん?そーだなぁ、まずそのAさんだっけ?その人はちゃんと働いてるの?
ああ、うん。普通のサラリーマンだよ。大卒で普通に働いてる。男子中高の上に大学は国立理系だったから、女性と接触がなかったらしいんだよね。で、研究職についてからは男ばっかだし、余計に……みたいな。
はぁん。典型的といえば典型的だねぇ。で、なんでそんなカタそうな人が出会い系なんかやってんのよ?
うーん、ホントにたまたまみたいよ?
ふうん。まぁそこはつっこまないことにしておいて。じゃあまぁ普通にお金はあるわけだ。年相応に。
うん。趣味もコレといってお金つぎ込むようなモノはないみたいだしね。
……ヒキコモリか……。
勝手に決めるなよ!
まぁまぁ。で、状況を整理すると、だ。
うん?
Aさんは30代半ばで、今まで恋愛経験もそんなになくて、お金はそこそこ持ってると。で、出会い系で知り合った半分くらいの歳の子にめろめろで、会話が続かないだの、なんだのいってるわけね。
身も蓋もないけど、そういうことだね。
話、簡単じゃん。
お?
金で解決。
最低だなオイ!!
いやいや、やっぱさ財力は強いよ?会話が続かないとかいって、そんなこといってないで、どんどん大人パワーで連れ回せばいいじゃん。大人の世界を一足先に味わせてあげればいいんだよ。
うーむ、一理あるよーな、ないよーな……。
ほら、あれだ。映画の「プリティ・ウーマン」とか。
あれそんな映画か?!
金の権化リチャード・ギア。
そうなの?!でもさー、そんな風にしてたらますます援助交際みたいじゃん。
うーむ、それは確かに。
それに、そんな風に貢がれたり?みたいな感じにされたら、相手の子もいやがるんじゃないの?
むう。
「やだキモーイ」とかいわれたりして。うわ、傷つくだろうなー。
まぁそれは解決できるよ。
どうやって?
「キモイ?ごめんね。はい、キモイ代っつって何枚か握らせる。これで解決。
また金で解決かよ!!しかもキモイ代って!!
しかし、やなヤツだなー。僕なら刺すね!腹立たしすぎてチャック全開!
自分でいっといてなんだよ!!あとチャックしめろよ!
まぁなんだかんだいってもね。歳の差もなにも、関係ないよ。
ほお?
恋愛関係にしても他のどんな人間関係にしても、初めての相手とは誰だってゼロからのスタートじゃん。話が合う合わないは確かにあるかもしれないけれど、お互いに真剣ならば、ゼロから「2人の世界」を作り上げていけばいいんだからさ。
おおー。なに、どうしたのいいこといっちゃって。
失敬だなー。僕だって、考えるときは考えるよ。
こりゃー失礼しました。
うむ。不安になったり衝突したりってのも、恋愛の醍醐味だと思うしね。いいんじゃないの?「失敗したらやりなおせばいい」んだから。トライあるのみだよね。
おおー!すごいね!キレイにまとめたね!
だからセーブはこまめにしないとね!
結局ギャルゲーかよ!いーかげんにしなさい。





どうも、ありがとうございましたー。




※友人との実際の会話をもとにしています。※
※どっちが春九堂かは気にしないこと。※



[ 2004年01月18日-16:48 ]  



料理のお話


今年度(?)は、どうやら季節が一ヶ月ズレこんでいるらしい。一月なのに暖かい日があったり、昨年は雪が降るところでも降っていなかったり。そもそも夏自体が冷夏で、九月の方が暑かったりした。というわけで、冒頭のように勝手に解釈している。

で、冬が長引きそうだからか、大根が非常に美味しい。特に今出回っている大根が美味い。農家の皆さんの努力によって、美味しい大根が一年中食べられるようになったものの、やはり大根の旬は冬。

炊き込んだり、煮込んだり、湯がいたり、サラダにしたり、漬け物にしたり、どんな形にしても美味い。また、飽きが来ないのも大根ならではだ。いや、単純に僕が好きなだけなのだろうけれども。


そんな大根だけど、僕が特に好きなのが大根おろしだ。鍋の薬味に使うも好し、みぞれ鍋にするも好し、じゃことあわせてそのまま食べるも好し、唐揚げや天ぷらにのせるも好し、正月の残りの餅でカラミ餅にするのも好い。

中でも最近のお気に入りは、うどんに絡めることだ。ゆであげたうどんを冷たい水で洗い、引き締める。よく水を切ったら、用意しておいた大根おろしを絡めて食べる。味付けは味ぽんでも好いし柚子ぽんでも好い。醤油だけでもいい。

大根おろしには、適当に鰹節を混ぜたり一味を混ぜたりしてひと味加えると尚好い。田舎の親戚から送られてきた自家製の野沢菜の茎の部分を微塵切りにして醤油と一味で和えたものを、トッピングしてよくかきまぜて食べると、最高だ。

大根のカラミと甘み、独特の旨味。そして鰹節の旨味に野沢菜の味が加わる。シャクシャクとした大根おろしと、つるつるとした冷やしうどんの食感の合間に、野沢菜の微塵切りのカリコリとした食感が嬉しい。繰り返すが、実に最高なのだ。

例えば野沢菜を白菜キムチに変えたりしても美味いだろう。柴漬けなんかもいいかもしれない。焼き鮭の残りがあればフレークにしていれてもいいだろう。バリエーションは尽きない。いずれにしても、大根おろしがキモであることはいうまでもなく、これが実に病みつきになるのだ。


大根おろしは、おろしたてであればあるほどいいらしい。時間が経つとせっかくの大根の栄養素が飛んでしまうらしいのだ。主にビタミンCとジアスターゼ(消化酵素)が豊富に含まれており、無論のこと食物繊維も豊富。となると、消化が始まって、すぐにお通じが来てしまいそうな感じである。荒れた胃にもいいらしい。

カラミが苦手な人はおろしてから10分くらいおいておくと、カラミが抜けるらしいのだが、僕にとっては大根の甘さとカラミのコンビネーションこそが重要事であるので、とにかくおろしたての大根おろしが好い。

基本的な事だが、大根は「葉の方」が甘く、「根の方」が辛い。そしておろし方にもコツがある。甘い大根おろしを作る場合は、葉の方を使い、繊維方向に垂直に大根をあてて、優しく円を描くように繊維を細かくする感じですりおろす。そして辛い大根おろしを作る場合は、根の方を使い、力強く直線的に勢いよくおろすのだ。

まぁ僕の場合は、小ぶりの青首大根を殆どまるまる一本使ってしまうので、普通のおろし金で普通にすりおろしてしまう。早く食べたいので、どちらかといえば速度優先といったところだ。


ところで。あんまりにも今年の大根がうまく。そして夏あたりから大根おろしにハマりきってしまっている僕は、一つ直面した問題があった。実に単純な事なのだが、大根おろしを作るのは、結構大変なのだ。

そんなある日。たまたまつけていたTV画面から、朗報が送り出された。それがコレである。

電動スライサーというものは、今までも色々な商品があったし、大根おろしが出来るモノもあったが、入れ口の直径が8cmという大口径のものはなかったし、氷をも砕くパワーというのはなかなかお目にかかれなかった。

これは好さそうだ。そう思ってから数時間後には、ネット上で一番安く買えるところを探していた。結果的には7980円でオンライン購入。消費税と送料を併せると9000円にギリギリで満たない程度の価格だった。

「好い買い物」といえるかどうかは、到着後使用してみないとわからないが、角氷をかき氷にして敷き詰めた器に、日本酒を瓶ごと差して日本酒を冷やし、大根おろしづくしの料理に舌鼓をうつ、というのが今のところの理想型だ。

様々なスライスもできるらしいが、今のところあまりレシピは考えていない。千切りにした新鮮な白菜を、梅ペーストをカツオ出汁でといたソースに、油を使わずにそれ自体の油でカリカリにした微塵切りのベーコンをあわせた和風(?)ドレッシングで食べるのが好きなので、それを作るときにも重宝するかなぁという程度である。

他にもタマネギサラダなども考えられるが、いずれにしても生野菜を食べる機会が増えることにはなりそうだ。


高い勉強代と思うか、食生活がもう少し豊かになるか、もう少しでわかりそうだ。サイト上で使用レポートも書くので、乞うご期待。


[ 2004年01月19日-12:48 ]  



マン喫にて。


先日、とある個室マンガ喫茶に入ったときのお話。

徹夜気味の頭で打ち合わせをこなした半端な空き時間に、途中まで出来上がっていた、その日〆切の原稿を書き上げて、編集さんに送信しようという算段でマンガ喫茶に入ったわけですが、そこでの出来事です。

個室は一畳もないようなパーテーションスペースなわけですが、壁にはメニューやら、利用の手引きやらが貼ってあるわけです。「みだらな行為を発見した場合、利用料をお支払いの上、今後の出入り禁止」とか「ケータイ電話のご利用は他のお客様の迷惑になりますので、ご遠慮下さい」とかですね。

で、僕はその日は「垂直落下式」の原稿を書いていたワケでして、ブラウザで次々と資料ページを開いて、メモ帳でゴリゴリと原稿を書き進めていたわけですな。

マンガ喫茶のパーテーションスペースなんてのは防音設備とかがあるわけではないので、結構色々な物音が聞こえてくるわけです。で、不意に響くのがケータイの着信音だったりするんですよ。

図書館とまではいかなくても、「お静かに」が原則のマンガ喫茶ですから、そうするともうブチギレですよ。あ、どっかの誰かが。着信音に引き続き話し声なんかが聞こえたりし出すと、色々なパーテーションから、次々とタバコの着火音が聞こえたりします。これはちょっと面白かった(笑)。

大体の人はそこで「あ、やべぇ」と思うかなんかして、次回以降はバイブ音が聞こえるだけになったりするのですが、さらに繰り返しで鳴らすような、お馬鹿もいるわけでして。同じ着信音だったりするものですから、今度は次々と咳払いが各パーテーションから聞こえてきます。さながら咳払いとライターの音の混声合唱。

この瞬間、咳払いをしたりライターでタバコをつけたりする各パーテーションの中の人々の間には、明らかに連帯感があったりします。おそらく外から見てたりしたら、ちょっとしたコントのような人間模様ですよ。


まぁそんなことが繰り返し何度かありつつも、僕は原稿を書き進めていたわけですが、かなり近い位置のパーテーションから、女性の話し声が聞こえ出しました。どうやらお電話中の様子。声の方向からして僕のいるパーテーションの右正面あたりです。

原稿に集中していた内は、声がしているなーという程度だったんですが、何分か経ってもまだ話している様子。さすがにどういう神経してんだコラ!ナニコラ!タココラー!と思いまして、ちょっと小休止と思いつつ、タバコに火をつけて抗議行動第一弾の深い溜息音で攻撃をしてみました。すると続々と着火音が周囲からも聞こえます。気分的には「友軍確認!我意気軒昂!」といった感じです。

さて一方。テキの様子はといえば、声からして、中年の女性であることがわかります。声の質からして、やや太り気味のような印象を受けます。話してる内容は、というと……。


「だから、なんであなたは、そうやっていつもあたしをほっとくの?」

「あたしだって逢いたいんだよ!こうやってメールしても返事はないしさぁ!」



修羅場のようです。




なるほど。修羅場ですか、それは周りが見えなくなってもある意味当然ですね。しかし会話の内容を聞くにつけ、言葉遣いや声からも「大人の恋愛」といっていいような御年齢の様子。よし、テキはダメな人と認識です。もちろん色々な意味で。

再び原稿に向かうも、まだ会話は続いています。一端気になり出すと、なかなかに離れられないのが僕の情けない性分。集中力がすっかり途切れてしまいました。半ば呆れつつ諦めつつ、タバコを一服しようとしたとき。


「もういいよ!そうやって彼女のことだけ大事にしていればいいじゃない!」



ラ・マン(愛人)かよ。(;´Д`)




このとんでもない一言に気圧されてしまい、思わずタバコを箱に戻してしまう僕。しかし、我が友軍には強者がいました。



「んっ!ゴフンゲフン!」



咳払い攻撃です。抗議行動の第2段階。これを超えてしまうと後は、つぶやき程度に「うるせぇなぁ」と発言する手段になります。そして次はカウンターに出向いて「店員さんに注意をお願いする」という手段。最終手段には「直接抗議」という手段も用意されているのですが、下手をすると刺されたりボコられたりされかねないという諸刃の剣。素人にはお勧めできません。本気で。

さて、僕のパーテーションから見て14時方向の友軍機から「咳払い攻撃」が放たれたのですが、それに続くように3時方向、12時方向、8時方向からも、咳払いの援護射撃が放たれました。勿論僕も痰が絡んだかのような咳払いで援護します。

ですが、テキはまるで意に介していない様子で会話を続けております。というか野郎、むしろヒートアップ気味です。しばらくハイスパートなやりとりが続いたと思ったら、一瞬の静寂の後に



「いいわよ!逢わないなら死んでやるから!!」



最終兵器発動。( ゚д゚)




正直ひきました。いやその、そこまでの修羅場をわざわざマンガ喫茶の個室で展開しなくてもいいじゃない。BGMに流れている有線の曲が「モルダウ」だったりして、プチ昼のメロドラマ状態ですよ。「愛の嵐」とか「華の嵐」みたいな状態ですよ。

なんで原稿書きに入ったマンガ喫茶で、こんな面白トーク聞かされなきゃならないんだよ!と憤りたくもなったのですが、あまりの面白さに思わずドリンクをお代わりしにいってしまいました。するとドリンクコーナーには、他のパーテーションからも出てきたのでしょう、7・8人の列が出来ていました。

皆、目を合わせることもなく一様に押し黙ってドリンクの順番待ちをしているのですが、このタイミングで出てきてしまうあたり、友軍達に間違いありません。そんなことを考えながら内心ニヤニヤしていると、レジの方から店員が来るではありませんか。

店員はそのままパーテーションのコーナーの方に行ったのですが、それを見送ると、並んでいた我々も、急いで自分のパーテーションに戻りました。まさに「散れ!」といわんばかりのタイミングです。僕自身、平静を装って歩いてはいるモノの、気持ち的にはグラスからドリンクが零れ落ちんばかりのダッシュですよ。

そしてパーテーションに戻って耳を澄ませます。まるでアクティブソナーを打った潜水艦通信士のような気分です。



「お客様、申し訳ありません。他のお客様の迷惑になりますので、携帯電話の方は……」


来ました。おそらく誰か勇者がいたのでしょう。最後から2番目の手段「店員さんに注意をお願いする」が実施されています。


「ちょっ……え?アタシ?今取り込み中なの、後にしてよ!」
「申し訳ありません、レジの方まで聞こえておりますので……」
「え?なにアタシ?そんな大声で話してないわよ!」
「申し訳ありませんが……よろしくお願いいたします」



店員敗北。(;´Д`)




無念。つか、心折れるの早すぎ。アレか、あんた高田延彦か。「泣き虫」なのか。

ここは毅然とした態度で挑まないと、マンガ喫茶の風紀が乱れてしまいますよ?このままじゃアレですよホラ、奥の方のパーテーションなんかでは、「いかがわしい行為」とか「みだらな行為」なんて言葉の許容量を超えて第七銀河の彼方にいってしまうような感じで、スラムとかハーレム状態になってしまったりしますよ。ランコーですよランコー。「ふしだらな行為」ですよ?

とまぁ、そんな風に取り乱してしまうほどのことではないのですが、このババァ(勝手に決めつけ。なぜなら、そろそろ僕もキレそうだったから)本気で腹が立ちます。まだくっちゃべってやがります。そして僕はといえば、原稿がまるで進みません。

「死ね。今すぐ死ね。5秒で死ね」などと怒鳴りたくなる気持ちを、ぐっと抑えていると、友軍の方でも、さすがに業を煮やした人がいたのでしょう。かなりドスの効いた声で、「ぅぅうるせえなあッッ!!」という声が響き渡りました。

ヤンキー評論家、いわばヤンキーソムリエの僕の耳が確かならば、少なくとも板橋6年モノっくらいのドスの利きっぷりです。喩えるならばビーバップハイスクール映画版で「ボンタン狩りじゃああああ!」と叫んだワキ役っくらいの利きっぷりです。ひょっとしたら、二十代前半で、そろそろ3人目のお子さんが、つたい歩き出来るくらいの感じでしょうか。

とにもかくにも、その一言でマンガ喫茶の中は異様に静かになりました。そして静かに押し寄せる殺伐とした雰囲気。吉野家じゃないんだからとツッコミをいれたくなりますが、ここは静かに展開を待った方がよさそうです。と、動きがありました。どうやらババァがパーテーションから出る感じです。荷物をまとめる音、パーテーションの扉を開ける音、そしてレジの方へ歩き去る音――。

そうしてマンガ喫茶に平和が戻り、僕の原稿も無事入稿できました。功労者は名も顔も知らぬヤンキー。彼がしたことは決して誉められる事ではないのかも知れませんが、彼が吠え、そしてババァが消えた瞬間、マンガ喫茶の小市民的住人達は「よくやった!!」と心の底から彼を褒め称えと思います。無論心の中で、ですが。


と、この更新文章自体、実はマンガ喫茶で書いていたりするのですが、どうも前のパーテーションで、おねーちゃん(若そう)の話し声が延々続いております。既に場内の友軍達の結束は高まっており、「咳払い攻撃」段階まで来ている次第。しかし店員に頼む者もおらず、勇者待望の機運が高まっている次第。



……勇者になるチャンス?
(まぁ、この更新終わったら、すぐ出ちゃいますけれども)



[ 2004年01月21日-12:21 ]  



大盛りの誘惑


ラーメン屋や定食屋さんにいくと、メニューには「大盛り」という文字があることが多い。ファミレスなんかだと、ライス程度にしかない、こういう店ならではのオプションメニューだ。

味に保証のあるところならば、大盛りは是非お願いしたいところ。だが中にはトラップを用意している店もある。

先日食べた寿司屋は、鉄火丼の大盛りを注文したところ、酢飯のみ大盛りというダイナマイトな事をかましてくれたのだ。ちなみに普通盛りの鉄火丼と刺身の数は同じであった。酢飯が好きな僕だから食べ切れたものの、大半の人は残すだろう。

他にもパスタ専門店においてパスタのみ大盛りというシュートをしかけられたりもした。いくらデュラム・セモリナ種の小麦を使った美味しいパスタとはいえ、上にかかっているソースが普通盛りと大差なく、パスタのみ三倍くらいとなると、苦しくなってくる。最終的にはテーブルソルトに手を伸ばしたのはいうまでもない。薄味ソースの塩パスタである。僕が空条承太郎だったら、いわゆる不良のレッテルをはられても、料金を払わないことだったろう、あ〜〜〜ん?!である。


そういう不正直な大盛りに遭遇することはあっても、やはり「大盛りの誘惑」には抗いきれないものがあるのだ。

しかし、今よりも食べることに積極的であった若い頃ならば、メニューに「大盛り」の表示があれば、餓えた狼――餓狼のように、必ず噛みついて(注文して)いたが、今はさすがにできなくなってしまった。

なによりも、そうした挑戦の中で前述のような敗北(失敗)を重ねて、警戒することを覚えてしまったことが、その最大の理由であり、また、あまり好ましい表現ではないが、舌が肥えて来たことも、その理由だろう。

だから最近では、あまり大盛りの注文をすることがなくなってしまった。


思えばココイチの1300グラムカレーもなくなり、すき家の牛皿1キロもなくなってしまったと聞く。かつて常連だった下北沢の「下北野郎」のジャンボお好み焼きもメニューから姿を消し、時代は大盛りを欲さなくなってきたのではないかと、うなだれる思いであった。

だが、先日。特に意識もせずに入った初見の定食屋で、ふと大盛りを注文したところ、とんでもない量の飯がでてきた。おかずも大盛りだ。頼んだものは肉豆腐定食だったのだが、肉肉肉豆腐豆腐豆腐定食定食定食定食定食ゥゥーーーッッ!!というくらいの勢いと大盛りっぷりであった。

おそるおそる箸をのばすと、味は悪くない。いやそれどころか美味かった。飯の炊き加減も好みだ。油揚げと大根のみそ汁の味も好い。親戚のお手伝いかアルバイトらしき女の子が、お茶を持ってきた。礼をいい、受け取ると一口飲み込む。出がらしではない緑茶の味が口を引き締める……よし……だったら……イケるぜッッ!!

それから後の記憶はあまり定かではない。とにかく嵐のような勢いで、食べに食べまくった。食べて食べて、何度も女の子にお茶を頼んで呼びつけてしまったりした。たぶん5回か6回頼んだ。決してその子が好みのタイプだったからではない(いや可愛かったんだけど、好みだったんだけど、まぁアレだソレはまた別のアレだから)。運ばれてくる、お茶はだんだんと出がらしになっていった。仕方あるまい。だが僕は気にせず食べ続けた。

そして十数分の後。僕の前には空の丼と器と椀が並んでいた。どれも綺麗さっぱり搭載物がなくなっている。俗に言う完食であった。

食後の一服をつけながら、僕は自分にまだこれほどの大盛りに対するポテンシャルが残っていたことに、密かに驚愕していた。

確かに今でも馴染みの飲茶食べ放題にいけば、半端ない量を食う。馴染みのハンバーグ専門店では一人で突然300グラム2枚をオーダーする。馴染みのステーキ屋ではダブル&ダブル(4枚)が当たり前である。だがそれらの店に頻度は低いし、味の保証があるからこそだと思っていた。「味に対する安心や好み」があるからこそ、平らげられるのだと。

しかし初見の店であっても、今回のようにハズレをひかなければ、完食を達成できる――これは、今一度考えを改める必要があるのではないだろうか。馴染みの店で大盛りが美味いのは当たり前だ。だが新しい店を今こそ開拓すべきではないのだろうか……そんな考えが僕の頭をよぎり、次第に思考の大半を支配しはじめていた。

消化のために胃に血がいってしまっている状態で、深く考えても結論はでないだろう。そう思って思考を中断し、店を出る。バイクにまたがり振り返った僕の視界に入った、店の陳列ケースには「大盛り」の文字。僕はそれを敢えて無視しようとした。

to be or not to be......僕は今、まるでハムレットの様に悩んでいる。体の事を考えると、これ以上大盛りだなんて、どうかしていると思うのだ。だが、誘惑は激しい。――もし、もし仮にだ。読者の皆さんから、掲示板やメールで、素敵な大盛り情報が多く寄せられたりしたら……僕は大盛りの誘惑に、堕ちてしまうかもしれない……。(敢えてメールや掲示板にリンクをはらないのは、本当に迷っているからだったりします(笑))


[ 2004年01月23日-18:14 ]  



ケータイ事情。


僕はケータイをあまり大事にしていない。

といっても特に理由があるわけではないんですけどね。連絡するのには重宝しているし、なければ困る。でも、あまり大事にしていないんですよ。扱いも、あんまり丁寧ではないし、定期的に番号ごとないしはキャリアごと変えてしまったりしているんですね。

ちなみに、その場合はアドレス帳も消えてしまうので、再登録が非常に面倒くさいことになってしまうんですよ。一応長い付き合いの連中の番号は暗記していたり、手書きの方のアドレス帳に記載してあるので、それを再登録すれば済むんですけどね。あとは本人に会ったときに改めて教えてもらったり。他にもインターネットの方のメールもあるので、連絡手段にはさほど問題がないんですよ。でも、そういう機会のない人の番号は、再登録されないまま過ぎてしまうんです。でもまぁ、それはそれで別にいいか、と思っているんです。


僕の大好きな漫画家に、麻生みことさんという方がいまして、その方の作品に「BELL」という作品があるんです。で、その中にケータイをなくした女子高生が、非常に大きな喪失感に襲われる……という描写があんですよね。まぁそこまでのことはなくても、ケータイをなくしたりすると不安になったり、自分が「つながり」から阻害されているような気がしてイヤだという人は結構多いと聞いています。

で、僕には、どうやらそういう感性がまるでないのかなーとか思うんですよね。ケータイ番号やメールアドレスがわからなくなったくらいで、疎遠になってしまう程度の間柄なら、疎遠になっても別にかまわないと思いますし、さっきも書いたとおり大事な情報なら別の形でバックアップをとってありますしね。

そういう意味でも僕はケータイを大事にしていないんです。言い方を変えれば「ケータイに頼るところが少ない」といったほうが正確なのかもしれないですね。ちなみにケータイに登録云々より、友達自体が少ないから、なくしたところであんまり問題がないというような、真実からは目を背けていることはいうまでもないんですが(笑)。


そんな僕なんですが、現在ケータイはauを使用しています。ところが最近、カメラ付きケータイにひどく魅せられてしまっていまして、機種変更を考えているんですよ。そこで知人友人を巻き込んで、さまざまなケータイを調べたりしているんですけど、これがとにかく大変なんです。

確かに、ここ一年半ばかりケータイを変えていなかったし、全く興味のない世界だったので、全てが新鮮なんですけれど、いやはやなんとも種類の多さにびっくりしちゃいましたね。デジカメ付きだけに留まらず、動画も撮れるし、ラジオが聞けるわ、テレビが見られるわ、テレビ電話ができるわ、ナビになるわと、とにもかくにも凄まじい世界です。

これはもう子供の頃に見たヒーロー戦隊もののアイテムとか、スパイ映画のアイテムの世界ですよ。あとは爆破スイッチや飛び道具、変身機能がついていないくらいのもので、大概の「夢の機能」は実装されちゃってますから。


で、結局のところ今はauであるものの、価格の高さと選択範囲の狭さに辟易としてきてしまったので、ボーダフォンの筐体に目をつけ始めているんです。やはりカメラ付きケータイの先駆けであっただけのことはあって、ラインナップも機能も充実していますしね。あとは実用性の面でも、一日の長があるといったところです。そしてなにより新規登録なので値段の安さが注目です(auでも新規にすりゃ安いけど、ボーダフォンはさらに安いのよ)

というわけで、その内、ここの更新に画像が多用されるようになったら、カメラ付きケータイをゲットしたものと思ってください。そして特に何もかわらなかった場合は「ああ、いろいろありすぎて迷った挙げ句に買わなかったんだな」と思ってください。年寄りにゃ新しいモンはわからんのじゃよ……ヨボヨボ。


[ 2004年01月27日-02:06 ]  



ケータイ買っちゃった


というわけで買っちゃいました。しかもauは解約してしまいました。

今回購入したのは一部マニアの間では『味ポン』の名前で親しまれている、DDIのエアーエッジフォン(AH−J3002V)と、vodafoneの200万画素機V601SHです。ついでにSDメモリも256MBのを一枚買ってしまいました。

いやー今回は迷いに迷いましたが、元携帯電話販売をしていたという方からもオススメメールをいただきまして(リカさんありがとうございました!)、地元の家電量販店に行ったところ、2年契約縛りがあるとはいえ、なかなかのお値段(9800円)で入手出来るとのことだったので、一発で決めてしまいました。

これで、ばしばしと撮影して小ネタを作れるってもんです。いやー思い切ったけれど、いい買い物をしたなぁと、満足しておりますです。



ところで。




先日は「大事な情報ならバックアップとってあるから、再入力も簡単さー」なんて云っていたんですが、一年半以上番号を変更していなかったものですから、あれあれびっくり。かなりの量になってしまっているんです。

そしてそれを一個一個再入力しているわけですが。なんつーか、広告メールを避けるために皆さんすごい長いメアドになっているものだから、入力が一苦労でして三人分入力したところで、あっさり心が折れました。


キツい。これはキツいっすよ。ただでさえケータイの文字入力がかったるくってやってらんないのに、その上こんな風にそんなことされちゃったら、ああんもうやってらんねーってなりますですよ。っていうか指が太いから入力しにくいんすよ!!(真相)

というわけで、知人・友人から、仕事関係の方まで読んでくださっているのをいいことに、横着をかましたいと思います(ぉぃ)。そういうわけでして大変申訳ないのですが、春九堂と携帯メールアドレス・電話番号を交換した覚えのある方は、コチラから、お名前とメアドと電話番号をお書き添えの上、送信してやってください。お願いします。お願いします。お願いします。ホントにお願いしますもうカチカチカチカチカチカチカチカチちまちまちまちまちまちまやってるのいやなんですよ気が狂いそうなんですようわああたすけてええぇぇぇええ!!!


[ 2004年01月28日-22:45 ]  



挙動不審な写メラー


ケータイにデータを写し終わりました。いやー大変でしたよホントに。あ、連絡先メールくれた方、本当にありがとうございました。助かりました!

で、最終的にはSDメモリに写したデータを編集できるソフトがあったので、それを使って、キーボードからの手打ちで編集したりしました(ソフトの情報を教えてくださった皆さん、本当にありがとうございます)。イヤーそれでもかなり大変だったッスよ。何度心が折れそうになったことか。


さて、こうしてようやく実用化してきた新・携帯電話なんですが、カメラ付きな上に、エアーエッジフォンと二つ持つことになりましたので、問題がいくつか発生してるんです。

というのも僕は基本的に携帯電話のたぐいは、胸ポケットのあたりに入れておくのが常なんですよね。でも、それだと何かを撮影しようとしたときに、すぐに取り出せないという問題が一つ。そして胸ポケットには二つも入らないという、至極当たり前の問題が一つなんですね。

というわけで試行錯誤した結果、エアーエッジフォンは普通のストラップをつけて胸ポケットに。そしてカメラ付き携帯の方は、ネックストラップを購入したので、それにくくりつけて首からぶら下げるという事にしました。うーん、鉄板でどっちかなくしそうですね(笑)


さてまぁ、そんな調子で二つの携帯電話を装備して、本日早速出かけてみたのですが……いやアレっすね。胸ポケットはともかく、ネックストラップってつけなれてないと、かなり気になるモンなんですね。

ていうか、これかなり失敗っぽいです。首が太いもんですから、自由になる分のヒモが短いんですよ。これは困りました。「おっ?」とか思って、いざや早撃ちのガンマンの如く新ケータイを取り出して撮影しようとしたら、ケータイがえらい至近距離ですよ。

おまけに可動範囲も狭いもんですから、自由に撮影なんかとてもじゃないけどできません。短いストラップに首が引っ張られるような感じになりますので、妙に動きもカクカクしちゃいますし、撮る方向を身体全体で向かなくてはならず、かなり挙動不審です。イロイロな画像を、怪しまれずにさささっと撮るはずが、超絶挙動不審。これじゃどうしようもありません。

勿論スイッチ一つでストラップからは取り外し可能なんですけれども、撮影したいと思った瞬間が撮り時なわけですから、そんなことをやってる暇はありません。

結局のところ日常的にはあんまり使わないエアエッジフォンは、どこかにしまっておいて、新ケータイを胸ポケットにいれるということになりそうなんですが、それもまた微妙といえば微妙なんですよね。なにしろメールは基本的にエアエッジでやりとりすることになる予定なので。

で、なんかいい方法ないかなーと友人と電話をしていたときに聞いてみたところ、「バックかなんかに入れとけばいいじゃん」といわれたのですが、出歩くときは常時マナーモードにしておかなくては気が済まない僕。バックなんかに入れておいたら着信がわからなくて困りますし、かといって音を出すなんて論外です。

そういうわけで、他に案はないかと聞いたのですが、ズボンのポケットにいれろだの(太股にかたいものが当たるのはイヤです)、ケツポケットにいれろだの(一発で壊れます)、専用のホルダーを買えだの(バイブわからんやん)と、どれもこれもボツ。

それでも「うーんなんかないかなぁ」とボヤいている僕に、友人はシビレを切らしてしまったらしく、吐き捨てるように一言


「あれだ。もうパンツにつっこんどけ」



と、のたまいやがりました。

確かにブリーフ派の僕には、その技が可能です。それならば太股には(「には」ね)カタいものがあたりませんし、踏んづけて一発で昇天させる事もないでしょう。さらに振動はこれ以上ないくらいダイレクトに伝わってきますから、マナーモードでも安心でって、誰がやるかコラ。


まぁそういうわけでして、結局のところ妙案は出てきていない訳なんですが、まぁ使っていく内に次第次第に慣れるだろうし、いい方法も思いつくだろう、ということで。ええ。



まぁそういうわけでして



エアーエッジフォンの方におかけの際は
呼び出し音が長く続くかもしれませんが
お気になさらず、しばらくお待ち下さい。

(いや、パンツにはいれないよ?!入れてないってば!)



[ 2004年01月30日-22:08 ]