

【過去のつぶやき】
2009年05月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。
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2003年
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● どうにもブッスリと(2009年05月11日-20:21)
● 野球嫌いに拍車がかかった日(2009年05月26日-19:34)
    
忌野清志郎さんが逝かれて数日。先日はロック葬も行われたわけで、いつまでも魂が抜かれたような気分になっている場合じゃないわけでして、ええ。
そんな中で何故僕が更新もせんと黙りかえっていたかといいますと、ぶっちゃけぶっ倒れていました。はっはっは。しかも、原因はおそらく虫さされで。
まぁそんなわけで、見てやってくださいよコレ。

左足なんですけどね。真っ赤っかでしょ。んで、パンパンに腫れ上がってる。この時は触っても痛いし、酷く熱いような状態でしたねえ。おまけに化膿したのか毒が回ったのか(?)、発熱は全身に及びましてね、38.5℃という余裕のK点越えをマーク。
で、とにかく痛い。立とうとして体重をかけてもビリビリと熱い痛みが走るような感じなんですよね。火傷みたいな。あんまり皮膚に無理かけると裂けてなんかなっちゃう、そんな妄想ができるような感じだったんですよ。
当然のこと病院に走り込みたかったんですが、世間は折しもゴールデンウイーク。救急事前センターに問い合わせてみたりもしたんですが「まぁ皮膚科か外科に行ってください。やってるとこないけどね!もう大爆笑!」とか言われたりしましてね(※一部フィクションです)。
そんなわけで、どうしたものかもわからず、とりあえず熱でギチギチガクガクと震え上がっている身体を堪えてドラッグストアに飛び込み、薬剤師さんに相談してみたんですが、こちらでも「あーもーこれはダメ!俺には無理!どの薬とかいえない!だってなんかおかしいもんもう!まーなんだ、冷やせば?でも冷やしてもよくなるかわからないし、悪化するかもしれないけどね!あーっはっはっは!」とか言われたりしまして(※一部フィクションです)。
結局のところ、消毒用エタノールで全体を拭いて消毒してオロナインを塗り「古の万病の神オロナインよ。その力を顕現させ給え」と祈りつつ、なんとか寝たんですよ。
で、翌朝速効で皮膚科に特攻をかけたところ、アラフォーな女医さんに「んー。原因不明?みたいな?薬?塗っとけば?」みたいな、曖昧3cmそりゃプニってことかいなみたいな診断を下され(※一部フィクションです)、抗生剤やら解熱剤やらを処方されて、足には薬を塗られて包帯グルグルのミイラ男のような状態にされたわけですよフンガー(それはフランケン)。

正味な話、あまりにも腫れすぎていて原因がわからないし、なにかに刺されたりしたのだとしても、その刺し口さえもわからないから、とにかく先ずは腫れを抑えて、まぁ抗生剤と解熱剤で身体の熱も取って、中と外から実験的に治してみてどうか、ということなわけだったんですけどね。
で、明けて朝。

こんな感じになったわけですよ。ええ、身体の熱も下がりまして、患部の大分腫れもひいたんですが、今度は「悪いところ」が、ドスンとアピールされた状態になりまして。一番色が濃い丸いポチっとしたのが、多分刺し傷なんじゃねえかってかんじですけど、もう一目で「うわ、すんげー化膿してるー」ってのが解るような状態ですよね。
で、結局、これを診た女医さんは「ブヨ?かな?」(※ノンフィクションです)という、やはり曖昧な診断を出してくださいまして、まぁ薬が効いてるなら、そのまま続けてみましょうということで、現在に至る――というわけです。
しかしブヨ。山林などに生息するヤブ蚊みたいなもんですが、掻きむしったかアレルギー反応が出たかすると、こんなことにもなるそーで、いやはやあなどれないです。連休中に栃木県は那須温泉の方にちょいと出かけていたんですが、その時にやられたんでしょうねえ。
で、コレは余談なんですが、この事を親父殿でケータイメールで報告したところ「ああ、私もブヨに刺されたのを掻きかじったら化膿して、病院に担ぎ込まれて切開手術で膿を絞り出したことがあったよ」と返信が。
どうやら二代続けてブヨに祟られたようです。 (それにしても切開って。俺もそうなるところだったのか……)
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2009年05月11日-20:21
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僕が大の野球嫌いだということは、常々書き続けて来ていることだと思うんですけど、そんな僕の野球嫌いに、さらに拍車をかけるような出来事がありまして。ええ。
いや別に、草野球のボールが脳天を直撃し、当たり所が悪くて5針縫うような怪我になった挙げ句、当てた連中がクソ野球勘違い体育会系の態度の悪さで「ぅぃやせんっした(日本語訳:すいませんでした)」とか云ってきた――とか、そんなことじゃないんですけどね。
僕は数年前から『隔月刊コードフリークAR』という雑誌で、ゲームのレビュアーライターをやっているんですが、この雑誌、いわゆるチート(※ゲームの内容を改造すること)プレイを紹介するものなんですよ。自分でも改造コードを作っていた時期があったりした御縁もあって、今はライターをやらせていただいているんですけどね。
ま、それはともかく。そんな中で、誌面で紹介するゲームをレビュアーは選ぶ事が出来るんですね。ある程度は。ま、最終的には編集部の振り分けになるんですけれども。で、世の中には野球ゲームってもんが腐るほど出てるじゃないですか。ほら、シーズン毎にデータとか違うからとかいって、毎年毎年日本のとかメジャーのとか、選手になるのとか、監督になるのとか、もー有象無象の如く沸いて出てるじゃないですか(我ながらヒドイ言い様だな)。全く何が面白くて、あんなに出してんだかわかんないんですが、まぁそれはさておき。
先ほども書きましたが、掲載ゲームリストの中から「これがやりたい」と希望は出せども、最終的には編集部が割り振るわけでして、リストの中に野球ゲームがあれば、当然のこと野球ゲームが僕に割り振られてしまうこともあるわけなんですよ。で、どういうわけか知らねども、これが結構な割合なんですよね。
担当編集さんとは数年来の付き合いですし、やりとりの中で「野球嫌いです!」とも云ってるんですけど、どうも割り振られる率が高い。これはなにか嫌がらせ的なモノなのかとか、他のライターさん達の方の野球嫌いレベルの方が高いのかなどと考えたりするわけですが、そんな中、また出番が回ってきたんですよ。野球ゲームの。
なんですかねー、それこそ湯水の如くシリーズ作品を死ぬほど出してるヤツですよ。ほら、『パワプロ』。それの新作が出たんで、それを掲載する――ってなわけで、その担当を僕がやることになっちゃったんですよね。『実況パワフルメジャーリーグ2009』ってヤツを。
いやいや、そりゃあ、お仕事ですから、担当になれば当たり前にやりますし『野球嫌いフィルター』というものがあれば、それをカットして公平な目で「ゲームとしてどうか」という採点をしつつ記事を書くわけです。
で、早速ソフトが送られてきたので、掲載するチートコードが開発されるまでの間は、それをノーマル状態でプレイするわけですよ。それで「なるほど、これこれこうだから、ここがこういう風になるコードがあればいいなぁ」などと考えたりするわけなんですよ。
さてさて、〆切も押し迫ってきた中、編集部からようやく「コードが開発できました」とメールが届きまして、どれどれと見てみれば、なかなか使えそうなヤツがあるじゃないですか。早速チートプレイを試してみるべし、とツールを使ってプレイしてみたわけなんですが、どうにもコードの効果が出ていない。
おかしいおかしいと思って、散々色々調べまくったりしたんですが、どうにも原因がわからない。実機のシリアルの問題なのかなのかとか色々考えて、編集部に問い合わせのメールを送ったりしたところで、ふ、とソフトのパッケージを見直してみたんですよ。本当に、ふ、と。で、そこに書いてあるタイトルを見て、思考すること数秒。理解するまでにさらに数秒。それが怒りの叫びに変わるまでは、ほんの数瞬でした。
「違うじゃねえかあぁぁぁああぁぁぁああぁぁッッ!!!」
もうね。マジでソフトを床に叩きつけるまで五秒前状態でしたよ。略して【MSYT5】ですよ。略語復元ジェネレーターにかけてみたら『すみません。その略語は判断できませんでした。』と云われるぐらいの、所謂超ブチギレ金剛発動状態ですよ。
なんでそんなことになったのか。なぜそんな叫び声をあげたのか。その理由は簡単です。僕が今回担当することになったのは『実況パワフルメジャーリーグ2009』、しかし編集部から送られてきていたソフトは『実況パワフルメジャーリーグ3』だったんです。そりゃゲームが違えば、コードの効果が出るわけもありません。
いやねぇ……そりゃあ届いた時点で気づかなかった僕も悪い。もちろん悪いんです。そもそもの野球嫌いが禍して「けっ、どーせ年度データが変わっただけだろ」とか思って、ほいほい受け取ってしまったり、ツナギの似合うイイ男に誘われて公園のトイレについて行ってしまったりしたのがいけないんです(※後者は経験ありません)。でも、送る側もこの間違いはねえだろ、と。しかも〆切ケツカッチンな状態で気づくのもナシだろ、と。
しかも、その事に気づいたの夜中の二時ですからね。どうにもならないですよ。まだ校了前ってわけじゃないですから、編集部にはもう誰もいませんし、よしんば朝に対応してもらって再度ゲームを送ってもらったとしても、手元に届くのはさらにその翌日、つまり丸々一日半の遅滞と拘束が生まれてしまうわけです。
いくら仕事とはいえ、このミスで、この〆切間際の一日半以上のロスはデカ過ぎます。オマケに〆切までが本当に時間がなくなってしまう。そんなわけで、結局編集さんに「こっちでソフトを代理購入するってのはどうですか」と提案し、その提案が通る結果になったんですけどね。
よもや、一時的にとはいえ自分の金で野球ゲームなんざを買うハメになるとは思いませんでしたよ。仕事とはいえ、なんというかこう、レジで精算するときに自分の財布から金を出すことに、これ以上無い屈辱と疑問と苛立ちを感じましたからねえ……。
そんなこんなで、なんとか事なきを得つつ、無駄な時間のロスもなく本来の仕事の予定通りに進行できるようになったわけなんですが、いやー……なんですかね、このなんともいえない敗北感と虚脱感は。先だってのWBCで、若干ではありますが「ああ、野球もこういう緊迫した試合なら面白いし応援する気になるなぁ」なんて思った記憶も消し飛ぶほどショッキングな出来事でしたね。
そんなわけでして、今の僕に野球の話をすると 噛みつくかも知れないので超要注意です。 (気の立ったクマが町に降りてきている状態です)
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2009年05月26日-19:34
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