じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2004年05月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2004年05月のバックナンバー

友達の友達の話[春九堂の場合#5:最終話 第2章](2004年05月04日-11:35)
ツバサガオレタ。 -1-(2004年05月06日-08:48)
ツバサガオレタ。 -2-(2004年05月07日-21:13)
ツバサガオレタ。 -3-(2004年05月08日-13:37)
番組の途中ですがコラムです。(2004年05月10日-10:41)
トーテムポール(2004年05月12日-02:33)
ギヴミィディクショナリィ(2004年05月13日-22:38)
癒しのとき。 -Returns-(2004年05月15日-03:12)
言戯道場総評 御題:新入部員の勧誘(2004年05月17日-20:40)
探していたモノ(2004年05月19日-18:11)
念力で放送したかった。(2004年05月20日-22:55)
寝ぼけ野郎の憂鬱。(2004年05月22日-01:28)
告知ー!(2004年05月24日-16:55)
2番が気になる。(2004年05月25日-15:27)
番組名は「真夜中のコダマ」とかで(2004年05月26日-18:27)
寝返り熊。(2004年05月28日-23:24)
まぁ一服しよう。(2004年05月31日-22:03)


友達の友達の話[春九堂の場合#5:最終話 第2章]


間合い。

間合いが重要だ。

人間関係においても、人と人との間合いが重要だ。

姿勢、話し方、目線、態度、その全ては「間合い」なのだ。


だが今の「間合い」は、もっと具体的なもの。単純に云えば彼我の距離だ。



昔の師匠に云われた言葉を思い出す。


「一足一拳の間合いを掴みなさい」


すなわち、自分の蹴りと拳が容易に当てられる間合い。そして相手の「それ」を掴むということ。



格闘技の対面における初手は、必ずと言っていいほど、間合いの取り合いになる。


そして今の状況が、まさにそれであった。



――これは「あの日」の復讐戦(リベンジ)だ。

そう彼は云った。

しかし、その彼もまた、熾烈な闘いの末に相打ちとなり。今、先日と同じように青畳の上で呻いている。先陣を切った後輩もだ。

倒れ伏している者は、皆一様に道着のズボンの股間を、ぐっしょりと濡らしていた。


蝉の鳴き声が止む。一瞬の、凪。


刹那、ヤツが素早く動いた。



その右手に氷の詰まった袋を握りしめたまま――。





――その日、最初の犠牲者はH先輩だった。

遅れてきた後輩Dが加わって5人になった我々は、順調に練習内容を消化していった。


そしてK先輩と後輩D、H先輩と後輩Mという組み合わせで行っていた寝技乱取りの最中に、第一の悲劇が起きた。

先に倒されながらも、下の体勢から長い足を巧みに使い、後輩Mを寄せ付けずにいたH先輩。

俗に「オープンガード」と呼ばれる、その体勢から、後輩DがH先輩の両足をうまく捌き、H先輩に密着することに成功。また同時に、H先輩がセオリー通り両足で後輩Dを挟み込む「クローズガード」に移行しようとした、その瞬間の事である。





オープンガード
(仰向けに寝ている下側がH先輩のポジション)





クローズガード
(下から両足で挟み込んでいる側がH先輩のポジション)




「んゴふッッ!」


道場に響き渡った、鈍い悲鳴

数秒の硬直の後、仰向けからうつぶせになり、股間を押さえて悶絶するH先輩の姿、そして、そんなH先輩の腰を叩く後輩Mの姿があった。

タイムを計っていたSが、慌てて近寄ると声をかける。


「M、Hさんどうしたよ?」

「あー…自分がHさんのガード越えようとしたら、勢いでヒザが金的にはいっちゃったみたいで……」

「あー、まぁよくあるわな。Hさん大丈夫っすか。大きいのも苦労ですよね(笑)」


未だ悶絶しているH先輩に軽口を叩くS。

寝技の練習の最中に、こうしたハプニングがおこることは決して珍しくはない。よくあるといえば、よくあることなのである。

しかも、Hさんといえば「ライカホースH(馬のようなH)」「ガマカツH」「ビッグマグナム黒岩H」などの異名を取る、お宝の持ち主である。やはり大きい分当たりやすいのかも知れない。

ストップウォッチが2分間のアラームを鳴らしたので、スイッチを切る。


「おーい、どうしたよH」

と、既に汗だくになっているK先輩がやってきて、H先輩に声を掛ける。相変わらずH先輩はうずくまったままだ。

「えーと、金的にヒザはいっちゃったんですよ」


「なにッ???!!!それはいかん!!!!!」


と、妙に劇画チックなまでにオーバーリアクションなK先輩を、Sも後輩Mも後輩Dも、そろってややキョトン面で見上げる。しかし、そんな彼らを全く気にすることなく、K先輩は汗をダラダラかき続けながら、続けた。

「痛いか?!辛いかH?!しかし大丈夫だ、安心しろ」


「こんなこともあろうかと思って、アイシングバッグを持ってきているんだからな!!」






?(゚Д゚)?





S、後輩M、後輩D、キョトン面の三重奏である。

確かに打撲傷はアイシングすべきだ。そして金的の場合も、変形が認められるような場合は即座にアイシングをする必要性がある。

しかし今は、金的に鈍く衝撃が伝わったという感じ、これは打撲というよりは、自転車のサドルに跨り損なったり、柵を跨ごうとして金的をプチ圧迫してしまったというような感じである。別段冷やす必要は感じられない。


しかしK先輩は「オレには根拠と自信がある!そしてコレをどうにか出来るのはオレだけだ!というわけで冷やす!オレが冷やす!!」という断固とした態度である。その目には地球を救う使命を背負った戦士の如き輝きすらある。

「M!」

「は、はひっ」

「奥の冷蔵庫に氷が入っている!大至急もってこい!」

「はいっ!」

命じられるままの後輩Mは、ロッカールームの冷蔵庫(普段は飲み物を冷やしたりしている)から、ブロックアイス(かち割り氷)を袋ごと持ってくる。そしてK先輩は自分の荷物からアイシングバッグを取り出すと、ブロックアイスのパッケージを豪快に破って開けた。

その衝撃で、細かい氷が道場に舞い、Sや後輩D、そしてH先輩にふりかかる。その冷たい感触に、Sらは思わず顔をしかめた。

だが、こんなものは序章でしかなかったのだ。


アイシングバッグの投入口をあけると、そこに氷を詰め込み始めるK先輩。そして蓋を閉める。

こうして文章に起こすと、数分の出来事のように感じるが、わずか数十秒の出来事であった。つまり、H先輩に逃げる余地はなかったのだ――。

「よし、H。今助けてやるからな」

「ああもう大丈夫」――多分Hさんはそういいたかったのだろう。だが「ああも」まで云ったところで、Hさんは絶叫した。Kさんが、うつぶせで亀の状態になっているH先輩の尻側から、股間めがけてアイスシングバッグを押しつけたのだ。


「つめたあああああ!!!」

「どうだ?!効いてるか?!冷えてるか?!」

「つめてえ!つめてえぇえ!あとゴリゴリしてる!!氷が痛いってば!!」

股間の痛みより冷感感覚が先行したのか、H先輩ははいずってアイシングバッグから逃れた。否、逃れようとした。しかし、Kさんは素早くHさんの道着の帯を左手で掴む。

リンゴを軽々と粉砕する(潰す、ではなく砕ける)握力と、30kgのダンベルを易々とカールする上腕二頭筋が、Hさんを捕らえた。そして引き続き、股間にアイシングバッグを押しつける。

ちなみにアイシングバッグの正しい使い方としては、細かく砕いた氷と、適量の水をバッグ内にいれるのだ。そうでないとバッグが患部にまんべんなく当たらない上に、氷の硬さ自体が患部を痛めるからだ。


なお、アイシングバッグは「あてがう」ものであって、「おしつける」ものではない。


「おいおい、冷やさないと、せっかく両親にいただいたマグナムが、使い物にならなくなるぞ。動くんじゃあない!」

「つめたっ!!つめたっ!!」

「暴れるなよ、あてがえないじゃないか。あと手どかせ。手の甲冷やしても意味ないだろ!」

既に、ちょっとした暴行だ。半分動揺、半分爆笑寸前で見ているS達の前で、Hさんは、Kさんに蹂躙されていった。

「くそ、人が好意でやってるのに!おい、お前ら、こいつ抑えつけろ






?(゚Д゚)?





なんで?

イヤ別に押さえつけたりしなくてもHさん平気だって云ってるs「速く!Hは痛みで錯乱してるんだ!」

逆らえない。

なぜか頭の中には米国の医療ドラマ「E.R.緊急救命室」のテーマが鳴り響いてしまう程、Kさんは真剣な顔をしていた。だが、Hさんを「真剣にHさんを心配している」わけではない。それは

Kさんは、「真剣にアイシングバッグを使ってみたくて仕方ない」のだ。

いち早く空気を読んだSが「Hさん!!落ち着いて!!すぐにすみますから!!と云うや、体重差(Hさん65キロ。S100キロ)にものをいわせて、覚えたてのアマレスのテクニックで、Hさんを仰向けにすると、エビ固めから上四方固めに移行し、がっちりと抑え込んだ。

続いて後輩Mが、「Hさんスンマセン!」。そして後輩Dも「スンマセン!失礼しまス!!」。そしてMとDは、それぞれ足を抑える。

少なくとも負傷した人間にすることではない。




エビ固め(赤:受)




上四方固め(下:受)



さすがに道場内で準最強を誇るHさんも、3人がかりで押さえ込まれては、なにもできない。

「お前らーー!!」

というHさんの絶叫は、またも途中で「ああああ冷たああああああい!!!いだーーーーーーー!!!つべだーーーーー!!!」という絶叫というか断末魔に変わった。

遂にKさんが、フロントからアイシングバッグをHさんの股間に押さえつけたからである。


「大丈夫だからな!H!!」←アイシングバッグをおしつけながら

「Hさん!すんません!ガンバです!!←右足を抑えつけながら

「Hさん、ほんとすんません!ガンバです!!←左足を抑えつけながら

「Hさん!どおっスか!冷たいっスか!?ネバギバっス!!←上半身を押さえ込みながら


道場に響き渡るHさんの叫び声と、何故か謝りながらHさんを、必死に励ますS達の声。

蝉の声、Hさんが、Sの脇腹を必死にタップ(ギブアップの意思表示/掌で相手の身体を2回以上叩く)する音。

ゴリゴリガシャガシャという、KさんがHさんの股間に、アイシングバッグを押しつけるたびに、氷同志がぶつかりあう音。



数分後――。

道場の青畳の上には、道着のズボンの股間を、ぐっしょりと濡らしたまま、ぐったりと横たわるHさんの姿があった。

そしてそれを無言で囲む、息を荒げた4人の男達。その顔は心なしか「やり遂げた」表情であった。


道場、午後。夏。蝉の声。


しかし、この出来事が、後日さらなる悲劇を生んだのである――。





<続く>




[ 2004年05月04日-11:35 ]  



ツバサガオレタ。 -1-


番組の途中ですが、訃報です。



またバイクがイカれました。





本気で鬱です。





絶対に何かに祟られている。間違いない。
ようやく1年以上乗ったところだったのに、なんでですかね。
購入先が悪いんですかね。赤ヒゲ男爵が悪いんですかね。


本気でキレそうなんですけどね。


ていうかプロレスオフ当日に壊れたんですけどね。
仕方ないから業者に引き取りに来てもらったんですけどね。


しかしそれが3日の事で、地元のチェーン店に届くのが
来週月曜日ってどういうことだよ。



200km無料サービスとか余裕で適用範囲じゃねーかって思うんですけどね。
それがなんで5日もかかるわけ?ナメてんのか?って感じなんですけどね。


巫山戯るなマジで、と、本社に苦情メールとか
叩きつけるつもrうわ、宛先用意してねぇ!やるな赤ヒゲ男爵!!



ああ、ちなみに症状なんですけどね。
なんかですねアクセルを開け始めた
低回転領域でエンジンが突然止まるんですよね。

バックファイヤーしてるパンパンパンって音が
聞こえてプスンって感じなんですよね。

もちろんセル入れればすぐにエンジンはかかるんですけどね。
エンジン止めない為にはアクセルを大きく開けなきゃいけないんですよね。
停車中も無意味にバボンバボンとエンジン鳴らすことになるんですよね。


珍走団かなんかか俺は。


でも、そんな努力も虚しくてですね。
赤信号とかで減速していくじゃないですか、止まらないと死にますからね。
で、そうすると余裕で止まるんですよね。プスンってね。
わあ、アイドリングストップ機能!って感じですよね。


そんな機能いらない。心底いらない。


ちなみにですね前にも同じ症状が出ましてですね。
本体解体&エンジンを外して分解清掃したらしいんですよね。
修理費バッチリ取られてるんですよね。
しかもそれ二ヶ月前かそこいらなんですよね。


手抜き修理か?


それ以前に手抜き整備での出荷か?


ちなみに中古で買ったんですが、これでココの店で買うの3台目なんですよね。
フリーウエイ→マジェスティ→グランドアクシス→フォーサイト(これだけ別の店)
→スカイウエーブ400(現行)なんですけどね。


ええ暴露しますよ。暴露。


タイヤの中はパンク防止剤が
腐食したまま入っていました。



しかも、それを新オーナーである
俺にはいわなかったしね。


他店にタイヤ交換をしにいって
初めて知った事実ってヤツですよ。



ちなみに、それは出荷前整備を万全にしましたってことには
ならないんじゃねーの?





おい赤ヒゲ男爵。






翼の折れた鬱パンダを
ナメてると、火傷するぞ。

(移動手段を奪われて極度の鬱で膝を抱えて半泣きになりながら)


本社に問い合わせてみたりしました

ちなみにこれまでの故障歴

僕の署名記事では店名の明記は避けていますが、このバイク屋さん、自社Webサイトに「ポリシー」として、凄いこと書いています。
要約すると『ネット上での記事で、店名とか出さずに、いつどこで起こった事かも曖昧にしているような、署名すらない、悪意のある記事は、損害賠償請求などで訴えるよ?っていうか今までも実際にやってるし、いくつかこれからもやる予定があるよ?全ての記事をチェックしてるよ?悪くいったりすると、マジで訴えるよ?でも、ちゃんとした情報が揃っている場合は、具体的に対策するけどね(対処法は書かれていない)』とのこと。
ええ、そういうわけでして、具体的な対応がないようでしたら、こちらも名指しさせていただきます。事実だしね。僕のような思いは、他の方にはして欲しくないですから。



[ 2004年05月06日-08:48 ]  



ツバサガオレタ。 -2-


まぁパンダに翼が生えているワケはないのですが、バイクという翼を折られて以来、激しく落ち込んでいます。ぶっちゃけてしまえば限りなく鬱。


バイクは僕にとって日常の足。さいたま市という「新都心」をもつ政令指定都市ながら、その端っこ住まいの僕にとっては、バイクはまさに欠かせない生活の足なんです。

ちなみにチャリという手段はない。っていうか、ウチにはないんですよ、チャリ。それにここ最近のように寒暖差が激しかったり雨が降りそうな日は、腰が大激痛を催してしまうので、歩くとかまず無理。家庭内の動きですら億劫なのですよ。

まぁ、それはおいといてバイクですね。掲示板にも書きましたが、今のスカイウエーブ400が故障するのは、今回で5回目。修理も5回目。購入してわずか1年でこれです。どういうことなのだと罵りたい。激しく罵りたい。

それにしても、掲示板でも、いただいたメールでも、購入先の赤ヒゲ男爵の評判はヒドイ。一体どういう事なんでしょうねぇ。


本社に電話で問い合わせをしたところ、クレーム処理のような感じで営業担当さんかなんかに電話が繋がりまして、その顛末はコチラに書いたのですが、まーなんというか、いわゆる「大企業」な対応をされました。

といっても、それしきの事で心を折るほど、僕の怒りは小さくないんですよね。バイクの整備というのは、命に関わること。そして個人では出来ないことだからこそ、購入店と懇意にして、チェックしてもらい整備をしてもらうわけです。

サービスや整備費用云々だけで云っているわけではなく、これまでの故障歴などもトータルで考えて、こういうバイクを『中古車も万全な整備をして販売』という企業ポリシーで出荷していること、今回のような対応について正式な見解が欲しいところです。っていうか1〜3は初期整備不良ですよ。


そして顧客に対してのサポートの駄目さと、報告の遅滞。引き上げと修理に一週間以上かかるということを、事前に伝えないという点が、まずおかしいです。本社のサポートの見解は、整備スタッフに、そういうスケジュールが伝わっていなかったという事でしたが、本当にそれはありえてはいけないこと。

回収に来てくれた足立店のスタッフの人は、バイクのトランクにコートを詰めて、ヘルメットを持てあましている僕に「それもおもちしますよ」と云ったんですよね。「一緒にすぐにお届けしますから」と。

これは先日本社に問い合わせた時にはいわなかったことですが、貴重品が入っているか等の確認含めて、、どれくらいかかるかということも事前にはいわれていませんでした。「一週間かかる」ということも、まるで連絡がないので、こちらから問い合わせて、ようやくわかったこと。これも随分おかしな話ですよね。


さらに、本社に電話で問い合わせた当日には、最寄り店からも本社からも、その後の連絡がまるでナシ。これもおかしい。あきれ果てて翌朝(今朝ですね)10:30くらいに最寄り店に電話をしたところ

「実は代車を昨日取りに行きまして、今整備中なんです。出来上がりましたら、すぐにご連絡しますので。本部の方にもお問い合わせいただきましたようで、ありがとうございます」

とのこと。へぇ、本社から云われればそういう対応はするんですね。っていうか、それ以前に「即時代車の準備をさせていただきますので」と、昨日の段階で連絡してくるのが当たり前の事だと思うのは、僕の常識がズレているのでしょうかね?

まぁそんな態度で、全てを許すと思ったら大間違いでして、ええ。僕は、これまでの整備表を、全てコピーして出して貰えるように依頼しました。なにをどう整備したのか、チェックしたいと思います。

ついでに僕に対しての出荷前の整備記録も出してもらう予定です。それまでの走行距離と、故障時の走行距離なども資料として、その上で、ここまでの故障の多さを、どう思うか見解を出してもらうつもりです。「走ればいい」というような状況で出荷しているとしか思えませんので。

ああ、そういえば21時前現在、代車の整備が出来上がったという連絡は来ていません。「すぐに」っていうのは、どういう対応を指して云うんでしょうね?

ともあれ、現状はこんなところです。どういう対応をしてくれるのか非常に楽しみなわけです。


しかしまーグダグダとした愚痴更新で、楽しい更新を楽しみにして閲覧してくれている方々には大変申し訳ないです。でも「こういう事があった」ということを記しておくのも、1消費者、1ユーザーとして大事な事だと思いますので、解決まで今しばらくお付き合いください。

掲示板・メールなどで励ましのお言葉を寄せてくれた皆さん、本当にありがとうございます。掲示板の方は順次レスをつけられるモノはつけていきますが、メールの方はレスがたまっておりまして、なかなかお返事が出来ません事、お詫び申し上げます。
さて。メールや掲示板でも「どうして悪評高い赤ヒゲ男爵なんかで?」という意見が寄せられた。僕も第三者の立場なら、そう思う。何故ならば悪評のことは知っていたからだ。

では何故そんなところで?それは少なくとも「近いから」という理由だけではなかったことが確かだ。

実は、この赤ヒゲ男爵には、メカニックスタッフの方に僕の高校時代の同級生が入社している。そいつとは直接的な繋がりはなかったが、拳法部員で、卒業後の仲間との格闘技の自主トレに彼も何度か参加した事があるのだ。

そいつは僕の親友(拳法部副主将)を介してとはいえ、かつては拳を交えた仲。赤ヒゲ男爵は、そいつが一浪して受かった大学を中退して、専門学校に入り直し、整備士の資格を取って就職した会社だった。

別にそいつが入社した会社だからといって、そこの会社を贔屓にする必要はない。そもそも、そいつが整備するわけでも購入交渉をするわけでもないのだから。

それでも敢えて赤ヒゲ男爵にしていた理由は、極めて単純だ。そこに僕自身が「縁」を感じたからだ。

センチメンタルだと嘲笑われても、僕はそういう「縁」は大事にしたいと思っている。その上での、こういう不始末だから、余計に辛いのだ。余計に憤るのは、つまりはそういうことなのだ。



[ 2004年05月07日-21:13 ]  



ツバサガオレタ。 -3-


えー。色々アレですが。とりあえず今日までのやりとりをまとめてみました。

5/8 16:15に最寄り店より連絡。代車到着とのこと、その際に確認したところ、どうやら事実誤認があったようですので、部分的に改訂しました。

5/8 17:00頃 代車受け取り完了。整備資料確保。今後の展開などについて追記。/整備記録の一部画像をアップ。

5/10 11:00以降 SUZUKIサポートに電話。対応などについて意見集める。

5/10 15:40頃 自車スカイウエーブ400引き取り完了。今後の対応についても話し合いが終了。



5/3
バイク不調を確認。
5/3
16:00頃
水道橋近辺より、最寄り店に引き上げを依頼。
5/3
17:00頃
足立店スタッフが引き上げ(搬送スケジュールの確認無し)。

(以降連絡無し)

5/4
19:35
最寄り店に、こちらから問い合わせ。未着であると応対。確認を待つ。
5/4
19:51
既に流通に出ており、正確には確認が出来ないが、大体一週間ほどかかると応対。この時初めて知らされる。
5/5
10:35
最寄り店から報告。月曜日に最寄り店着になると確認報告。代車は現状100ccしかないといわれるが、高速に乗れないと日常に支障を来す為、無意味であると告げる。別車では、土曜日以降に250ccが入ると連絡。
5/6
15:00頃
本社代表・総務部に電話問い合わせ。代車問題についてのみ、対応を最寄り店に促すとの応対。

※応対詳細

【パンク防止剤の腐食について】
前のオーナーさんが、そういう処理をしたのであるならば、整備の段階で全てをバラしたりしてチェックするわけではないので、「わからない」ので新オーナーである僕には伝えようがない。

#まぁそれは納得といえば納得…できるかッ!! タイヤの圧とかでわかるだろうに!あと前のオーナーからそういう整備や処理の情報は当たり前に聞いておくべきだろうが!!


【転送が一週間もかかる理由】
引き上げたのは足立店で、搬送先は最寄り店。一端足立店から倉庫に持っていって倉庫から最寄り店に搬送する。その便が週に2度3度あるわけではないので、週をまたいでしまうことはある。

#これはまぁ納得といえば納得。

「でも、そういうことは引き上げ依頼の段階で教えてくれるべきですよね」と云うと、引き上げは整備のスタッフが行うので、そうした搬送状況屋日程を把握していないこともあると思います。内部的な事なので、こうしたお返事しか出来ない次第なんですが…とのこと(それって明らかな社内不備ですな)。


【同じ故障の症状について】
故障しているとおぼしき箇所を確認して行うのだが、例えばガソリンタンクに異物混入があって、キャブレターまわりがイカれた場合などでは、ゴミが取り切れていなくて、再発する可能性はある(それって修理・整備の不備では?)。

故障原因と思われる箇所のチェックでは、チェックしきれておらず、複合的な要因の場合は再発する可能性がある(だからそれは整備になっていないのでは?)。

他の原因が考えられる場合は、メーカーに報告して対処方法を乞う(投げてます)。


と、まぁこんなお返事でした。なんつーか、えーと…「大企業なんですねぇ」っていう感想でしょうか。対応は丁寧でしたけど、内容は「どうにもできない」というような事の一点張り。

「最寄り店の方にすぐ連絡いれて詳細聞いておきます」というシメで終わったものの、僕の連絡先とか聞いていません。サポートとしては最悪ですね。ええ。

最寄り店のスタッフさんは明るくて接客もよく、数年来のお付き合いでもあるのですが、「バッチリなおしておきましたんで!」のセリフが、かなり白々しく聞こえるわけですよ。信頼を失うとはこういうことなのだなぁ、と。

とりあえず対応を待ちたいと思います、ええ。

(以降連絡無し)

5/7
10:30頃
最寄り店に、こちらから連絡。「本部からの連絡を受け、代車自車のスカイウエーブ400を昨日取りに引き上げに行った。現在整備中なので、出来上がり次第連絡する」との応対。

(以降連絡無し)

5/8
10:00頃
本社代表・総務部に電話問い合わせ。

※応対詳細

9:55 電話をかける。
転送で営業部O氏に回る(前回の人と同じ)。


★先日の相談以来どのような対応をしたか
・すぐに代車を手配出来るように最寄り店に指示。
・お客様に、そういう面で迷惑をかけるのはいかんだろうと指示。
(その後連絡はこちらからしなければ来ていないが)
・またですか!どうしようもないなぁ……(嘆息)
(整備記録などそういうデータは来ているか?)
・そうしたものは来ていない。代車の手配を急ぐように指示をした。


★故障回数一年間に5回について
・一年間に5回というのは明らかに多い。
・走行距離比もとしても異常ではない(多い)。
・しかし故障の予測は困難なので対処的に整備するしかない。


★ここまで故障が多いのは出荷前の初期整備不良ではないか?
・出荷前整備の不備ではない。
・出荷時には「問題なく走るようにして」整備していますので、それは違う。
・故障の予測は出来ないので、それは違う。
(故障歴と整備歴をSUZUKIに持っていって確認してもよいか?)
・構いません。


★バイクの引き上げについて
・引き上げルートやスケジュールをスタッフは把握していない(これは社内事情)。
・引き上げをした時点、その前で説明しなかった最寄り店が悪い。
・その後の連絡不備も、最寄り店が悪い。
(ヘルメットや荷物まで回収されたが。「すぐにお届けする」といわれたが)
・ヘルメットはお貸ししますので大丈夫です。
・「すぐにお届けします」というのは、引き上げスタッフは把握していない為です。


★こうした相談についての窓口は?
・相談窓口として本社営業本部:O氏が対応
・直通番号を伝えられる(対応窓口としては公開されていません)。


★ホームページにインターネットにメールアドレスの記載などがないのは何故?
・一方的なやりとりになってしまうので、それは出来ない。
・相談窓口は代表/総務から電話を入れて対応してもらうと、こちらに回る。


★また相談してもよいか、相談窓口はこちらで確定か。
・相談は構わないし、相談窓口はこちらになる。


10:08
終電
5/8
10:44
最寄り店より入電
・「代車の方は、お客様に確認して、夕方には準備できます。整備は出来上がったら、また連絡します」
(昨日と云っていることが違うような気がしますが。気のせいでしょうか?)コンセンサス不足による事実誤認。代車は、以前に云われていたとおりの期日(土日)に来た。自車の引き上げは早まっていた、ということになる。
5/8
16:13
最寄り店より、代車到着の入電。
5/8
17:00頃
代車受け取り完了。ヘルメットは宅急便で配送されてきたらしかった。料金は請求されていない。

担当メカニックより「スカイウエーブなんですけど、やっぱりキャブレターまわりに異常が出てまして、ピストンとか動きが鈍くなっていたんですよね。キャブレターとか交換ということになるんですが、前回もやってるところなんで、今回は無償で交換させていただきますんで」との発言。

「そういう話は全部出来上がってから聞かせてもらいますんで」と、保留にする。

依頼していた、僕が購入してから今までのスカイウエーブ400の整備表の写しを受け取る。内容確認。字が汚く判読できない、また専門用語が多くて理解できないところもあるが、知人にざっと話しただけでも、冷却系・燃焼系・動力系に異常が出ているとのこと。内容については後日確認する事に。

ちなみに、今までの修理は4回ではなく、5回。今回で6回目でした。忘れていたのではなくパーツの取り寄せ待ちで整備を行ったものがある為にカウントし損ねていました。

2003/4/2…1回目 走行8444km
2003/4/13…2回目 走行記述ナシ(これもどうなのよ…?)
2003/9/18…3回目 走行12981km
2003/12/11…4回目 走行13659km
2004/3/21…5回目 走行15113km
2004/5/3…6回目 走行戻ってこないと不明
(※リンクをクリックすると、整備記録の一部が画像で表示されます)

納車日と納車時点での走行距離は、書類がスカイウエーブ400の中なので、確認出来ず。3/20が先代のフォーサイトの命日なので、3/20〜4/2の間に購入していることは確か。
5/10
11:00頃
SUZUKIの「お客様相談室」に電話。状況を伝えたところ、バイク整備について詳しいものから折り返させるとのこと。
5/10
11:42
SUZUKI本社のメカニックの方から折り返し電話があり、車体情報・走行距離情報・修理履歴の詳細を伝える。販売店や保証状況なども細かに聞かれる。メカニックの方談「症状は同じでも、バラバラに修理をしているというイメージ。実車をみてみないと、整備不良かどうか等の断定は出来ない」。

実際の整備などに関しては、埼玉県内のものは、日高市の「スズキ二輪日高サービスセンター」に情報なども集まっているので、まずは、そちらに今回の情報を回して(僕がスカイウエーブ400を購入した赤ヒゲ男爵最寄り)店に確認の電話を入れて、症状や整備状況を確認する。折り返し連絡をさせるとのこと。
5/10
13:38
赤ヒゲ男爵最寄り店より入電。
「キャブレターの交換が完了して、試乗しているところです。完全に終わりましたら、またご連絡しますので」とのこと。
個人的感想:どうして、こういう連絡が最初から出来なかったのだろうか……。
5/10
13:42
スズキ二輪日高サービスセンターのスタッフさんより入電。状況等は正確に伝わっており、全てはバラバラの箇所が修理されているので、統一的な問題があるかは、実車を確認しないと詳細はわからない。

前回は洗浄・調整しただけで治ると思ったモノが再発したということだったが、今回のキャブレター全交換で、ほぼ確実に治るだろうと思われるとのこと。それは信頼しても大丈夫だと、思うとのこと。

しかし全体的には、情報だけではわからず、中古として手を入れられているので、どこがどうなっているかは実車を確認しないとわからない。近所にスズキの認定工場の店舗があるので、今後、なにかあったら、そこに持ち込んで対処出来るように根回ししてくれるとのこと。そこから、SUZUKIのサポートに引き上げて、総点検するのも請け合う、とのこと。

赤ヒゲ男爵に関しては、最寄り店も埼玉県内にある他11店舗に関しても、こういう悪い話はきかないし、サポート&サービスも決して問題のある店舗ではないと思う。しかし、実際にこうして今回のような問題が発生しているので、こうして同じところが再発というのは、おかしいといえばおかしいと思うとのこと。

今回は無償整備といわれたが、これは整備ミスを認めたということなのではないだろうかという質問に対しては、前回の修理で、交換せず「洗浄整備」で済ませ、再発を招いた判断ミスと、僕に対して迷惑をかけたという考えで、今回は無償で新品にパーツ交換ということにしたのではないか、とのこと。
5/10
15:40頃
赤ヒゲ男爵最寄り店に、スカイウエーブ400を受け取りに行く。
確認事項。

★年6回の故障は多くないか
・中古車を扱う以上、安全に出荷するのは当たり前だが、完璧ということはない。こういうケース含めて対応していくことで善処するしかない(同じような症状だが、原因は複合的でバラバラだから、初期整備不良とは一概に言い切れないというのはSUZUKIとの見解と同じ為、一応解決。納得は出来ないけれど、メーカー側も同じ見解ならば仕方ないか、とも)。

★前回修理したところが再度故障するのは整備ミスではないか。
・洗浄で済ませられる程度と見込んでいた。同じ症状が出るのは、はじめてのケースだったので、SUZUKIのサービスと連携して交換するという方法をチョイスした。同じ症状が出るとは思わなかったが、修理費用をあまりかけないように(僕の負担にならないように)ということでやったことが、帰ってアダになってしまい、申し訳ないと思っている(明快な謝罪を得られた。修理の方針にしても、SUZUKIのサービスと連携するというところで、SUZUKIサポート側の話とも整合性がとれている為、一応解決)。

★無償で修理というのはどういうことか。
・一度修理して技術料をもらっているのに、同じところに故障が出てしまったという、整備側の処理の見込み違いであり、そういうところで再度オーナーに迷惑をかけてしまったということで当然のこと無償で交換させていただいた。ケースとしては、整備をした人間としての、個別の対応ということになる(「なあなあ」で済ませるのではなく、責任の所在と、理由を明確にした上での処理なので、これは解決)。

★今後について
・パーツの点検、及び今後のサポートも是非やらせて欲しいとのこと。今後、問題がある場合はSUZUKIの認定工場に持ち込む事を伝えると、信用を失うような事になってしまい、大変申し訳なかったと謝罪。
※青文字部分が追記したところです。打ち消し線は、最初の記述。


結論。店舗側の対応としては、解決。これ以上望みようもないというところが正直なところ。非を認め、勝手な見込みでの整備を行わずにメーカー側と連携して、しっかりとした整備をしたという対応には、ある程度納得も出来る。

故障歴に関しては、乗ってみないとわからないところもあるというバイクの性質上、仕方のない点もあると、メーカーサポート側との話で、納得した部分もある。だが故障の多さに関しても謝罪を得られたので、一応解決としたい。今後のサポートに関しても、体制がしっかり構築されたということもあり、一応安心と思う。

しかしながら、今後また同じような故障が発生した場合は、再追求するつもりでいる。顧客への連絡の不足、店舗間の連絡連携の不足や、スケジューリングの不徹底も、今回のことで改めて浮き彫りになったとのこと、今後の対応改善を望みたいと思う。

全ての整備資料と記録が揃ったが、本社相談窓口への質問状の送付は、次回の故障が起こった時に、SUZUKIへの整備を依頼し、全ての点検をしてもらった後で、どのような整備及び変更が行われているかということを確認、整備書面を用意してもらい、その上で本社に書面対応を希望する予定でいる。

正直、不安を感じつつ、おっかなびっくりでの乗車になるが、気を付けて乗るに越したことはないので、一応現段階では対応を完了とする。

以上。
今回のトラブルにあたり、多くの方に相談させていただき、また多くの御意見、励ましのお言葉などをいただきました。責任の所在が明確になり、今後の対応方針も明らかになりましたので、これをもって一応の解決とさせていただきます。

中古バイク業界の杜撰さ、また赤ヒゲ男爵内での連絡の不備などが、今回のトラブルの大きな原因でしたが、こうした危険性が明らかになったこと、ユーザーとしての対応のありかたの意味でも、経過を記したことは有用であったと思います。


今回、整備対応してくれたメカニックさんは20年以上のベテランで、それでもこうした事態が起こりうるということは、非常に危険ではあるものの、「ありうる」と認識することが重要。メーカー評としても、サポート体制がしっかりしており、悪評の立たない店舗であっても、こうした事態が起こりうるということ。定期的な整備及び、その内容についてしっかりとユーザー側も理解し、疑問点や不満点は明確に伝え、対応を望むことを一番に考えるべきだということを再認識しました。

つまりは油断大敵ということ。「中古バイクはギャンブル」といわれるような業界の体質は絶対に許してはならないことですが、購入店がどんな店であろうとも「絶対に安全」ということはないということです。いただいたメールにも多くあったことですが、信頼できる店で購入すること、メカニックさんともしっかりとしたコミュニケイションをして、信頼関係を気づけるようにすべきかなということです。

SUZUKI認定工場にも持ち込みますし、SUZUKIサポート側からもネゴシエートしてくれるということでしたが、今回のような一件があったからこそ、今後の対応がしっかり改善されるだろうという点からも、赤ヒゲ男爵に委ねても悪くはないかとも思ったりしています。それはやはり数年来のお付き合いのある店舗であり、メカニックさんであるからという点に尽きるのかな、とも思います。


が、大事なのはそこで任せっきりにせず、非常識極まりない杜撰な対応をされたら、それはそれでしっかりと問題点を提起することかと。繰り返しになりますが、つまりは、どちらも「なあなあ」に終わらせてしまうような体質は絶対に認めてはならないということです。

今回の一連のトラブルを、多くのバイク乗りの皆さんに知ってもらいたいと思っています。バイクは「二輪は一歩間違えると自分も他人をも傷付けてしまう、場合によっては簡単に命も奪える取り扱いの難しい商品」。その認識をメカニック側、販売店側のみならず、ユーザーの皆さんにもよく考えて欲しいと思います。


ちなみに、全面的に和解したように思える文面かもしれませんが、赤ヒゲ男爵に対して「こういうトラブルを起こした会社」という見方は、一切変わっていません。本社側、支店側の対応、および連絡の不備、含め、ベテランのメカニックさんが整備したということも含め、その後のトラブル収束の対応含め、赤ヒゲ男爵は「そういう会社」であるということを、改めて付記しておきたいと思います。


楽しい更新を楽しみに閲覧訪問して下さった皆様には申し訳ありませんでした。また、長々とお付き合いありがとうございました。



まぁ、また問題が起こったら起こったで、今度は企業名・支店名まで明らかにして事態を追求するんですけどね。っつーか、まだかなり怒りのマグマがたぎりまくりだったりするんで、ええ。


[ 2004年05月08日-13:37 ]  



番組の途中ですがコラムです。


なにやら「しりとりリレーコラム」なるものが回ってきた。回してきたのは、『汁』こと、おはらモンスター軍総統の荒井氏(汁野郎のコラムはコチラ

こっちはバイク屋赤ヒゲ男爵とのバトルにハッスル中だというのに、なかなか面白そうなモノを送ってくれるじゃねーか。それに「チッソ」→「ソバット」とは面白い。ひょっとして「しりとりを回す」と、ソバットの「ボディを回す」をカケているのか? いずれにしても、なかなか面白くなってきた。受けて立ってやるよ。



さて、突然だが余談である。『ソバット』はU(UWF)系レスラーのの持ち物というだけではなく、やはり佐山タイガーの影響でか、「プロレス技」として定着している。現・NOAHのGHCヘビー級チャンピオンである、小橋健太(現・建太)も若手時代から使っている。

スネや足の甲で蹴るいわゆる「回し蹴り」形体の技というのは、古き良き時代のトラディショナルスタイルを主体としているプロレス、例えば小橋がかつて所属していた、全日本プロレスなどでは嫌われた。時代によっては反則ですらあったのだ。

「キック」とはプロレスルールにおいては「足の裏で蹴るモノ」。だからこそストンピングや馬場さんの16文キックを代表とするフロントキック(アメプロではブートという)、ヤクザキック、木戸蹴り(フロントキック)や、ドロップキックという見た目にもわかりやすく、派手な技がプロレス技の汎用として広まったのだ。

加えて、その裏では、顔面にシューズのヒモの痕が残るような、天龍の顔面蹴りや、ハンセンらも使うようになったサッカーボールキックが、驚異的な技、またヒール色を強く出すような技として定着したわけだ。

そこに来て、ソバットは足の裏を使って蹴る。腹部を狙う為、負傷の危険性も低く、クイックな逆転技にも使うことが可能であり、決まった瞬間相手が「くの字」に身体を折るリアクションは、決して見た目に鈍い技ではない。そうしたところからキック主体ではない選手も使うようになったと考えるべきだろう。


現在のプロレスでは、回し蹴りの形体のキックも決して反則ではない。だがその際にはレガース(キックパッド)の着用が求められる。これを着けない場合の蹴りは、微妙に反則となるのだ。

ところで、このレガースを開発したのは初代タイガーの佐山サトルであるという。プロレスの、より高度なスポーツ化を目指した「UWF」の時代に、打つ側・受ける側の負傷を軽減する為に開発された。

今ではプロレスの世界では、すっかり世界的になったレガースの装着だが、これは早すぎた天才・佐山サトルがプロレス界に残した、初代タイガーマスクの伝説と共に、受け継がれているものなのである。ちなみにPRIDEとかで使われているオープンフィンガーグローブも、UWFを脱退した後、佐山サトルが起こした格闘技「シューティング(修斗)」の開発であるという説もある(原型はブルース・リー主演映画「燃えよドラゴン」のオープニングシーンで着用している、小手型グローブ)


余談中の余談を戻して「ソバット」だが、現在の使い手としては、佐野巧真(NOAH)、村浜武洋(大阪プロレス)などが、多用する選手としてあげられる。そしてソバットとプロレスの橋渡しをした人といえば、やはりベニー・ユキーデを忘れるわけにはいかないだろう。また現在の立ち技ムーブメントにあっては、トルコのセルカン・イルマッツ選手のボディソバットが鮮やかである。

また、ボディソバットは「中段後ろ回し蹴り」という名で空手にもある技だ。そして、その使い手として、僕の記憶に鮮烈に焼き付いているのが、マイケル・トンプソンという選手だ。


87年の極真世界大会第四位、91年極真ヨーロッパ選手権優勝(準優勝はアンディ・フグ)の実績をもってK−1のリングに上がった彼は、93年初のグランプリの翌年に開催された、K−1リベンジにて、伝説のムエタイ王者・ムエタイの巨象/超象とも呼ばれていた、チャンプア・ゲッソンリット選手と対戦。極真時代から得意にしていた中段後ろ回し蹴りが、チャンプアの腹部にクリーンヒットし、KOを奪った。

しかも、なんとチャンプアは、この打撃で腸を断裂するという重傷を負ったのだ。さらに驚嘆すべきは、この重傷をチャンプアが驚異的な精神力で我慢しており、周囲にそれと気づかせなかったことだ(後に緊急入院)

僕の記憶が正しければ、チャンプアとトンプソンの間には20kg近くの体重差があったはずだ。チャンプアは「強すぎて同じ階級に戦う相手がおらず、ミドル級の体格でありながらヘビー級相手に戦う」というファイターであり、無差別級という、初期K−1のリングコンセプトで「通用していた」選手であった。

格闘技の要素において、体重は大きくモノをいう。しかし問題なのは、そこではなく、20キロ近くの体重差がある選手に対して、衝撃と体重差で相手を吹っ飛ばしてしまうことなく、全ての衝撃を腹部に「刺す」というのは、とんでもない技量であるといえるだろう。

今でも鮮やかに脳裏に焼き付いている、あの戦慄のボディソバット。その後のK−1シーンではトンプソンはあまり頭角を現すことなく、表舞台からは消えていってしまったが、現在41歳のトンプソンは、現在故アンディ・フグのジムでコーチを勤めていると聞く。正式な引退の報こそないが、年齢から考えて、さすがにリタイヤしていると考えていいだろう。

イギリス出身ながら、混血の浅黒い肌。しなやかな筋肉から繰り出される華麗な足技。戦慄のボディソバット。そのスタイルから、かつての立ち技格闘技界で「黒豹」の異名をとった男。

そんな格闘家の弟子が、いつの日か、あのボディソバットを継承して立ち技のリングに戻ってくることを、僕は密かに期待している。



…って、これじゃ『ソバット』のコラムじゃねーか。
(【ト】から始まるテーマタイトルのコラムも、ちゃんと書きますので…。あ、密かに御題募集…




[ 2004年05月10日-10:41 ]  



トーテムポール


『しりとりリレーコラム』 御題:トーテムポール

小学校の頃、校庭の隅っこに謎の柱が立っていたのを覚えている人は、決して少なくないと思う。

木の柱には様々な「モノ」が彫り込まれていた。主だたるものは「動物」。しかも、おおよそ二頭身にディフォルメされているのだが、可愛くない。決定的なまでに可愛くないのだ。

その動物の特徴を、目鼻の大きさや形状で強調した、その風貌は、どこかしら呪術的なモノすら感じさせた。子どもながらに夕闇に佇む、その柱を見て、ちょっとした恐怖を感じたものだ。

この柱、名前を「トーテムポール」という。少なくとも新設ではない小学校に通学していた、昭和50年前後以前に生まれた人々にとっては、以外と知られている「モノ」である。


さて、「トーテムポール」は、そのまま「トーテム」と「ポール」という言葉に分割される。

「ポール(pole)」は、そのまま「棒状のモノ/柱」という意味であり、「トーテム」とは北米太平洋よりのネイティブアメリカンの間に継承されてきた、伝統的な信仰の対象である。

上記の解説は、実はあまり正確ではないかも知れない。彼らにとって「トーテム」とは、我々日本人にとっての一般的な「信仰」という意味などより、よほど根深い存在なのだ。

彼らにとっての「トーテム」とは、自らのルーツであり守護者であり、タブーであり、先祖から受け継いだヒストリーでもある。「トーテムポール」とは、その「トーテム」を記した柱であり、一説によると、文字を持たなかった彼ら民族が、子孫にルーツを継承する為の物語を彫り込んだアイテムであるという。

動物がルーツ、というのは、いささか奇妙に感じられるかも知れないが、彼らそれぞれの部族の始祖が、それぞれ様々な「動物」を先祖としているものだと伝えられている、ということである。

ある部族は狼、ある部族は鷲、ある部族は熊、ある部族は梟といったところだ。そしてそれら「トーテム」の動物を殺す事はタブーとされていた。こうした動物は「神」であり、あるいは「敵/悪魔」であり、自然を崇拝し自然と共に生きた文化にあっては、決して珍しいことではなく、顕著な例としては古代エジプトの神々などがわかりやすいだろうか。

さらにトーテムポールに並べられた動物たちは、それぞれの部族に伝わるルーツを、その「トーテム」の並び順に示すことで物語を紡いでいるという。つまり「狼を祖とする部族が、梟を祖とする部族と合一し、鷲を部族とする部族を滅ぼして、今があるのだ」というような感じである。

余談ではあるが、一説には日本列島の広域原住民族であったともされている、アイヌ族にもトーテム信仰がある。彼らにとってのトーテムは熊。熊は「キムンカムイ」といって、毛皮や肉や薬ともなる内臓などの恵みをもって、おりてきた神様とされていた。このあたりの考え方も、北米のネイティブアメリカン達の考え方に似るし、生活様式も類似点がある。

北海道の緯度は、ほぼ北米のニューヨークと同じ。また狼神(フェンリル)などの神話があるドイツも、ほぼ同緯度であり、鷹・狼などを崇める騎馬民族のモンゴルも、それに並ぶ。あまりにも茫漠としてはいるが、こうした緯度のラインにならぶ民族文化というものを比較考察するのも面白そうだ。他にも狼/山犬を大神(オオカミ)とするような、日本の古代信仰も見逃せないだろう。


閑話休題。さて、このような北米の原住民族に伝わる文化物が、何故各地の小学校の校庭に置かれていたのだろうか。第一、こうした「トーテムポール」の意味を、小学校で習ったりした覚えはないのだ。「教材」とするには、あまりにも不可思議な存在である。

これには諸説あるが、トーテムポールの出現時期は、おおよそ1970年代ということから、次のような仮説が有力である。


1970年代といえば、日本は高度経済成長期の真っ直中である。そして1970年には、実に6400万人を動員した大阪万国博覧会が開催された。この二つがキーワードである。

万博では、世界の国々の文化をそれぞれテーマとしたパビリオンが設置された。その中に勿論アメリカ館もあったわけだが、それの中に「トーテムポール」も設置・紹介されていたのだ。

この一見奇妙な造形物が、大阪万博のシンボルでもあった、故・岡本太郎氏の手になる『太陽の塔』の存在も相まって、日本人にウケた事は容易に想像できないだろうか。


そして、もう一方のキーワード。高度経済成長期である。この頃より各地で都市計画が推進されはじめ、道路の整備や公共施設の改修・新設などが、それこそ凄まじい速度で実施されていった。

その中で、当然取り壊されたり除去されたりした建造物や建材というものがあった。リサイクルという概念が、あまり発達していなかった頃の話である、多くはそのまま廃棄されたりしたが、一部の例外もあった。それが「木製の電信柱」である。

現在ではコンクリート製のモノが標準となっており、それどころか電気・通信系統の回線は全て地下に埋めるという都市景観計画も実施されているが、往事の「電柱」といえば、全て木製であった。

今でこそ、環境破壊や木材不足などの観点、そして耐用性の問題からも木製電柱は殆ど見られなくなってしまったが「トタン塀の曲がり角に木製電柱、そしてそこに据え付けられた鉄傘付きの街灯」というのは、まごうことなき「昭和の夕暮れ」の原風景であった。


さて、ここでこの二つのキーワードが重ねられる。つまり万博の影響で広まった「トーテムポール」を、撤去され、払い下げられた木製電柱や木製建材という素材を使って、学童達の美術・造形、いや「図工」の製作教材に使ったのではないかということだ。

無論これは、仮説の一つに過ぎない。だが各地の小学校などで「トーテムポール」のルーツを辿ってみると「木製電柱が寄贈された、校内に設置されていた木製電柱を使った」などの証言があがってくることも確かなのである。


そうすると、なるほど仮説ではあるものの納得出来るといえば納得出来る。しかし、この「トーテムポール」。当時これを作った学童達は、トーテムポールのなんたるかを理解していたのかといえば、その下の世代に「トーテムポール」の意味などが伝わっていないあたりからも、少々疑問であると云わざるを得ないだろう。

そして「どういうもの」で「何故作られたのか」もわからず、「どうしてここにあるのか」ということも不明快なまま、トーテムポール達は、今も各地の学校の片隅に、ひっそりと佇んでいる。遊具としてでもなく。信仰の対象としてでもなく。

時代の移ろいを眺めながら。それでも、そこにいる子ども達を見守りながら――。





これは余談だが、空手バカの道に入り込みかけていた十代後半の僕は、最寄りの小学校の校庭に自転車で乗り付け、校庭に忍び込んでは、通信販売で購入した簡易マキワラや、ミットを巻き付けたトーテムポールを、思い切り蹴飛ばしたり殴ったりして、拳足を鍛えていた。

超絶罰当たりである上に、ちょっとした犯罪行為であることは云うまでもないので、よい子も悪い子も、頭の悪い大人も決して真似しないように。

っていうか、しばらくやっていたら「みしっ」とかいうアレな音が根本からアレしたので、以来行かなくなったとか、そういう話はアレなので、母校のU和市立T盤小学校の皆さん、ごめんなさいとか、そういう気持ちはアレなんですよ。うん。


というわけで、ある意味無難に、しりとりコラム終了。御題は投稿していただいたネタから、多かったモノを選びました。「トーテムポール」で寄せていただきました、かいゆうみさん、孔明さん、はづきさん、メテオさん、ありがとうございました。

さて、【ト】ーテムポー【ル】ということで、次は【ル】でござるよ。同世代が続いたし懐古的な視点も続いてしまったで、突然U20世代に回してみる。よし、頑張れ岡山在住のスケベムスメ。




[ 2004年05月12日-02:33 ]  



ギヴミィディクショナリィ


絶賛〆切オンパレード中につき、友達の友達の話の続きは一時中断。

で、普通の「つぶやき」なんですが、最近辞書が欲しくて仕方ありません。それも、出来ればCDROMの辞書がいい。検索とか便利そうだし。

特に何が欲しいかと云えば、やはりまずは百科事典。それもちゃんと情報がアップデートされるヤツがいいんです。となるとマイクロソフトの『エンカルタ』になるっぽいのですけど、試用してみたところ、あんまりよろしくない。アップデートがどうなのかはわからないのですが、平凡社の世界大百科事典第二版CD−ROMが、先日発売されたようで、こちらも試用してみたいなーと思っています。

そして、百科事典に続いて欲しいのが、漢字の意味や成り立ちを掲載した辞書。漢字辞典や漢和辞典では追いつかなさそうな内容を求めているので、何辞書なのだろうかと、ちょっとクビを傾げてしまっています。

漢字の意味だけを追うならば、間違いなく各社の漢字辞典で十分なのでしょうけれども、僕が欲しいのは漢字を旧字体に戻して、それを偏と旁以上に分解して、象形文字のレベルから漢字を解析出来るような辞書なのです。

簡単なところでは、例えば「足」という漢字。これは人間の身体を象形していて、頭(口)の下ということで、残るのは「止」という部分。



これが、基本的には「足」を意味する事になるわけですね。で、「足」に関わる文字には「止」が含まれるモノが、必然的に多くなるわけです。例えば「歩」「走」。ダイレクトになると「跳」などもそうなりますよね。

  


「跳」という文字の場合は、音読みは「チョウ」、訓読みは「跳(と)ぶ」「跳(は)ねる」です。こうした複雑な文字は、会意文字(意味を表す文字)と形声文字(読み方を現す文字)に分かれたりするのですが、まぁそれはおいといてですね、これは「兆」という音符が入っていますので、音読みは「兆」に従って「チョウ」となる、とまぁそんな感じなわけです。

他にも例えば、「危険」の「危」という文字。これは分解すると下図のようになりますが。






このパーツは、そもそもが断崖絶壁を表すモノだそうです。で、



は、崖の上から人間が、崖下をおそるおそる覗き込んでいる様子を表していて、だから「危(あぶ)ない」になるわけです。



で、この部分は「キ」という音読みを表す音符なわけですね。


何気なく使っている「危ない」という言葉一つとっても、こんな成り立ちがあるわけなんですよ。ちょっと面白いというか、ハマりこんでしまった日には、相当面白そうじゃないですか。使っている言葉の成り立ちを知らないなんていうのも、ちょっと悲しいですしねぇ。

しかしまぁ、解説してみたものの、これは昔読んだ本の記憶からのものなので、かなり曖昧なのですよ。で、こういうのをしっかりと解説してくれている辞書が欲しいなぁと思っているわけです。書籍でなら白川静先生の「字統」「字通」などもあるようなのですが、こりゃもう専門的な世界なので、追いつけません。「漢字源」という漢字辞典の電子版もあるようですが、マイナー過ぎてなんともかんとも。

やっぱり買ってみるしかないのかなぁ、と思いつつも、まずは学生用に抜き出され、わかりやすくされたという白川静先生の「常用字解」を、まずは購入してみようと思っています。読み物としても面白そう。

しかしまぁ、CDROMの辞典も色々なモノが出ているんですねぇ。こうなると全部欲しくなってきちゃいますね(笑)。あ、漢字源が収録されているスーパー統合辞書なんてのもあるのかー。悩むなあ。皆さんのオススメの辞書とかありましたら、是非是非教えてくださいね。



あと、辞書の内容を脳にインストールする
ウル技も激しく募集しています。

(はやくそういう時代にならないかなー…)




[ 2004年05月13日-22:38 ]  



癒しのとき。 -Returns-


『家元様

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。先日の日記に登場したぬいぐるみ『まったりくん』達、すごくかわいいですね!私も一つ買おうかと思っているのですが、大きさがよくわからないんです。

家元様の腕がすっぽり入っている、というのはわかるのですが、どうも家元様の腕は、尋常じゃないサイズのようですので……。

バイリンガル(しかもスペイン語!)な、「カーガミーモチー」の、お兄さんがとっても気に入ったので、欲しいのですが、お兄さんの大きさはどのくらいなのですか?

癒され過ぎて意識飛びかけた(広く一般には、それを窒息という)。

と、ありますが、おおきな家元さまのこと、あたまも相当大きいのではないかなぁと思うのですが……。

お気にさわったようでしたら、ごめんなさい。出来たら、具体的なお兄さんの大きさを教えてくださると嬉しいです。』

※一部編集を加えてあります。愛知県のKanaさん、メール公開の快諾ありがとうございました。


「まったりくん」達の紹介以後、こんなメールを何通かもらいました。といっても、これは非常に丁寧かつ、優しいものです。中には「大きさ知っているのですが、あの中に家元の頭が入るなんて信じられません」という、ダイレクトなものまでありました。ちくしょう無礼者め。

えーと、こういう質問には身体を張って応えるのが、小規模エンターテイメントサイトの心意気というモノです。



というわけで、まったりくん&エルダーブラダーカモーン。





「よんだー?」
『カーガミーモチー』

なにやらこういうメールが来ていてだね、
君らの大きさを知りたいというのだよ。
「物好きだねぇ」
『モーノラーイカー』

まるで英語じゃないな、それは。
「しかも混ざってるし、ライカーっておかしいから」


まぁなにはともあれ、協力しておくれよ。
「しかたないなー」
『おーけーべあーぼーい』

熊呼ばわりか。
「仕方ないでしょ」


というわけで、まずは「まったりくん」だ。キミはMサイズなんだよね。
「そうそう。そんで、僕の口には、家元の手がちょうどすっぽりおさまる感じだね」




「あんがー」

おおおおお癒されるー。
「相変わらず太い上に、微妙に毛深いなぁ」
うるさいよ。

『おー・いっつ・くまー。ゲーイジーツカー』
そのクマじゃないよ。
「レオナルドさんでもないぞ」


んで、エルダーブラダーはっていうと……どうしようか?手?足?
「わかりやすくするなら手かなー」
『のーぅ』
「え?ちがうの?」


『あいる・いーとゆー』
喰うの?!
「喰うの?!」




『マールーノーミー』

「うわ、なんかちょっとグロいー」
んむーんむー!(なんかいい匂いしてるけど苦しい!)

「どおー?癒されるー?」
んむむー!んむむむー!(微妙ーっていうか苦しいー!)

「その内慣れるよ。だいじょーぶだいじょーぶ」
んむむむむー?(そういうもんかあ?)

『マールーノーミー』
「英語じゃないけど正解だね」




『マルマルーノミノミー』

んむむー…(あーなんか…癒されてきた…)
「なんかもう、そういうイキモノみたいになってるよね」
んむー…(もうどうでもいいやー)

『マスクメーン』
「複数形おかしいから」
んむー…(おかしいよね)





大体の大きさ、わかりましたでしょうか?
(Don't try this at home.…撮影終わった後、死にたくなるから…)




[ 2004年05月15日-03:12 ]  



言戯道場総評 御題:新入部員の勧誘


★今月の御題は『新入部員の勧誘』



パードン?

というわけで、私が当道場の家元、春九堂である。無意味に聞き返してみたのだが、ナニを思ったか英検の会話テストで、このように聞き返そうとして「リピートアフターミー?」と聞き返したヤツがいたりするので、世の中というものは侮れないのだ。

「その時の試験官の方の表情が気になりますね。アシスタントの番頭、R・Wでございます」

というわけで、心機一転はじまった言戯道場も2回目の総評になる。今回は学GOからの投稿も含めて、912通もの投稿数になったりした。ちょっとびっくりだ。とりあえず、道場のシステムについての詳細はコチラを読んだりすると好いと思う。

「ちなみに採用数は、106通でございますから、おおよそ1/9ということになりますねぇ」

前回の倍以上ってことだね。御題が投稿しやすかったということもあるのかな。それにしても今回もレベル高かった。初のアレが出たりしたしね。5年以上やってて奇跡に近いかも。

「左様でございますねぇ」

それじゃ早速いってみましょうかね。「効果」からいきましょう。

「効果は一点。なお、学GOマークのついているものは、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』にも掲載された作品でございまして、ボーナスポイントが一点加算されます」


★今月の『効果』



キミガハイレバボクガヤメラレル
(投稿者名:天雲)
家元:偽らざる本音っぽくってよいですな。カタカナ句読点ナシは、感情をおし殺した/消したモノローグっぽくてよいです。

「漫画研究部とイラスト研究部ってドコがちがうんですかぁ」
「主にカップリングね」
(投稿者名:天雲)
家元:先輩のクールなプロフェッショナルさがいいね(笑)。
番頭:♂×♀か、それとも♂×♂か、と言うだけの違いにございます。表記上は。

射抜いたり射抜かれたりしよう。
(投稿者名:豪)
家元:弓道部のこういうネタは同案多数。…まさか実話混じりじゃないだろうなぁ…(笑)。
番頭:合コン部という案もございますよ?

なにもいらない ただマネージャーを
(投稿者名:アツシ)
家元:切実だね(笑)。
番頭:その上『かわいい』となると、これはもう名監督よりもはるかにレア物にございます。

頑張れば頑張るほど人が引く漫研
(投稿者名:アツシ)
家元:よくわかる。
番頭:そもそも自分が好きなものほど、意外と他人に論理的に説明するのは難しいですからね。「好きだから好き」ってどうやったらストレートに伝えられるんでしょうか。

あんなに笑顔で誘ってくれたのに、今じゃ目も合わせてくれない。
(投稿者名:AS)
家元:まぁそういうもんだ。入ってからは自分次第。
番頭:では代わりに手を合わせてあげましょう。南無。

私は見た、神隠しの瞬間を!!
(投稿者名:azu)
家元:うまいことトボけましたな。
番頭:ラグビー、アメフトなど、運動部系には本当に人攫いとしか言いようのない部も多うございます。

エサは ミニスカート。
(投稿者名:びぃ)
家元:うん。正直誘われたい(笑)。

無駄にハイテンションな上級生。
リアクションに困っている新入生。
(投稿者名:バグ)
家元:目に浮かぶよね。
番頭:弱小部にとっては一年に一度のお祭りにございますからねえ。

君が入れといったから
4月15日は入部記念日。
(投稿者名:氏)
家元:まぁステキ。
番頭:キレイ系に弱く、イチャツキ系に極めて冷淡な家元でございます。なんて分かりやすい。

ワガブ キトク スグ ハイレ −−−ブチョウヨリ
(投稿者名:ブラックフレーム)
家元:同案多数。電文にしたのはよかったね。
番頭:実はどんなお題でも対応可能な形式でございます。よって、よほどひねらない限りギリギリ採用といった評価になりますのでご注意下さいますよう。

「マネージャー超かわいいってのは言いすぎやった?」
「・・・絶句したよ。」
(投稿者名:あば)
家元:どんなマネージャーなんだろう。
番頭:「蝶」の字の方だったのではないのでしょうか。パピ・ヨン!

熱心なのはわかるけど、つば飛びすぎ
(投稿者名:あば)
家元:気持ちはわかるんだが、ってやつだね(笑)。
番頭:用心のためマスクを付けて話しかけてみる。まるきり変質者ここに爆誕。

まーた近所の中学生がキャンパスに入り込んでるよー。………と思って勧誘をスルーしたその少年が、実はしっかり新入生だったことに気付いたのは新勧コンパでした。
勧誘した部員は一躍勇者に。
勧誘された少年は部のマスコットに。
そして彼のニックネームは少年に。
ちなみに彼のニックネームは、
30才を越した今も少年のままである(実話)
(投稿者名:chate)
家元:外見もそのままだったら、ちょっと問題です。今すぐ妖怪ポストに鬼太郎宛の信(てがみ、中国ではこう書く)を!
番頭:ちなみに中国では「手紙」はトイレットペーパーの意になるのでございます。

ナンパじゃないです、いや、ホント。
(投稿者名:ヨン)
家元:かえってあやしい。
番頭:ただの山椒大夫。

「部長!!落とし穴に獲物が3匹入ってます」
「腐らないうちに早く処理するんだ!!」
(投稿者名:はりぃ)
家元:そんなにすぐ腐るものなのか、新入部員って(笑)。
番頭:普通、入ってから腐るものですけれどね。

うちの部は
俳句を詠む会
そのはずが
まとめられずに
短歌ばっかり
(投稿者名:はりぃ)
家元:それもまた いいんじゃないかと 思いけり。
番頭:て けり り。

2月から勧誘する手芸部
(投稿者名:歐陽菲菲)
家元:編むからか(笑)。
番頭:初代部員からずっと編み続けられている伝家のリリアンとかありそうでございますね。

サッカーで良いかこう!!
(投稿者名:あぶらむ)
家元:汗−汁ネタは同案多数。一番ボケがシャープだったってところで採用。

まだネガが残ってたなんて・・・・・・
(投稿者名:しんご)
家元:何を撮られたんだ15歳男子。
番頭:幼児期の写真は結構人に見られたくないものが多うございます。やたらヌードというか裸が多いし。

「おーにさーんこーちら、手ーのなーるほーおへー♪」
そんな言葉につられて入部した、若きあの日の午後。
僕は今、あの日のあの歌に、感謝している。
(投稿者名:リョオ)
家元:歌の前の「目かくしプレイ」が気になる次第。
番頭:本当に甘い水であったようにございますね。チッ!

美人マネージャーにいじめてもらえるぞ??
(投稿者名:とも)
家元:これは入りたくなるねー(笑)。
番頭:もはやクラブというか「倶楽部」。

ぢにはボラギノール
クラブは映画研究会
(投稿者名:じゅうべえ)
家元:読んだ時の音に紛れて、無関係なモノを並べて誘っちゃうのは、さすがの妙手。こういうナンセンス系広告、最近みなくなったなあ。

部室有鉄コン築28年3F東南角部屋校門歩3分学食至近
(投稿者名:じゅうべえ)
家元:上手い。投稿者は41歳の男性。さすがにシブい。ナイス。
番頭:詳細なのは良うございますが、これでは部じゃなくて物件です。

褒め殺し初体験
(投稿者名:シンヤ)
家元:褒め殺し、は勧誘の時のアレとは、ちょっと違うかも。最終的におとしめるのが目的だからね、褒め殺し、は。
番頭:どのみち打算に満ちたヨイショでございますねえ・・・

いろんな はぢめて をうしないました
(投稿者名:かさ)
家元:を の後にもスペース欲しかったかな。発想はいいんだけどね。
番頭:全字ひらがなにする場合、内容もさることながらパッと見たときの字面が評価の決め手となります。気取らずに「あたまわるい」感じのほうがいっそ楽しいかもしれませんよ。

両足は肩よりやや開き
右半身を一歩前へ
右腕陽気にサムアップ
勧誘人は歯が命
溢れる笑顔をたやさずに
獲物に狙いを定めたら
勝負の一言解き放て
「ねえ、ファイアーダンスに興味ない?」
(投稿者名:ひろゆき)
家元:七五調。「勧誘人は歯が命」だけでも使えるなぁ。オチがちょっと弱いかも。ファイヤーダンスなら、衣装まで書くべきかな。「フォークダンス」とか、意外なようで意外じゃないようで、やっぱりドコかヘンってのがよかったかもね。
番頭:「右腕陽気にサムアップ」のリズムがお気に入りです。投稿人さんの次回投稿に大いに期待していますよ。

活動内容「仮面ライダー」
(投稿者名:ONE EYE)
家元:わかりやすいが、なにをするんだ。改造バイクの運転か?(笑)
番頭:やはり見ず知らずの戦闘員に殴りかかるのでしょうかねえ・・・?

きれいなお姉さんがいるよ。
やさしいお兄さんがいるよ。
(投稿者名:ketamoto)
家元:誘い文句としては男女両者にサポートが効いていて、ヨイですな(笑)。
番頭:「きっと」とか「多分」とかが省略されているに違いない。

あんなに優しいセンパイを見たのは、後にも先にもこの時だけでした。
(投稿者名:きくぞう)
家元:同案多数。ということは、やっぱり事実なんだろうなあ。
番頭:釣ってきた魚には、餌などやらないのでございますよ。

スイマセン、ウチの部一見さんお断りなんで。
(投稿者名:きくぞう)
家元:逆パターン来たね。こういうのだと、興味ひかれちゃうよなー。
番頭:つまり「もう帰さねーぞ」、と。

上級生による新入生綱引きの会場はこちらです。
(投稿者名:きくぞう)
家元:キレイにトボけられました。校内アナウンスとか、立て看板風に文句をまとめると、なおよかった。
番頭:人気者は綱引きどころか「牛裂き」の刑に。

君が入ってくれないと、この部は創設できません。
(投稿者名:ヤス)
家元:できてないのか…。どこぞのスポ根マンガみたいだな(笑)。

君の言葉 嘘だと分かっているけれど 騙されたい僕がいる
(投稿者名:ヤス)
家元:そういうもんだ(笑)。
番頭:なにやら演歌調でございますね。

勧誘してくれるのは嬉しいのですが、今日は娘の付き添いで来ただけなんですのよ。
(投稿者名:ヤス)
家元:保護者の方でしたか!いやーコレは失礼いたしました…と、そこから人妻ナンパストリート開催。
番頭:むしろ本命。

マネージャー次第
(投稿者名:セバスチャン)
家元:同案多数。実際どうなんだろうねぇ。
番頭:熾烈な「キャプテンの座」争奪戦開始の予感、でございますな。

一般人お断り。
(投稿者名:小鳥遊)
家元:何部だ(笑)。
番頭:「社会の暗」部

合言葉は?
(投稿者名:タカハシ)
家元:Bee…って、それはいったいどうなのよ!(笑)
番頭:ワタクシハ ソノヨウナアイコトバ ゾンジアゲマセン カクカク・・・

君も学生時代を人より長く満喫しないか?
(投稿者名:不思議ちゃん)
家元:部活やサークルにかまけて留年というのは同案多数だったね。
番頭:公然たる現実でございますしね。

セーラー服を着よ!さぁ、ヨット部へ来たれ!
(投稿者名:虎寅トラ)
家元:セーラー服、そうか、そうだよな。うん。
番頭:マッチョ in セーラー服。この上なく正しく、そしてこの上なく許せない。

勧誘も
芝居だったさ
演劇部
(投稿者名:パンタクル)
家元:上手い。でも演劇部は、それくらいやってナンボだよね。
番頭:「狼少年」というお話はご存知でございますか?

本命がいても、いいから・・・
(投稿者名:パンタクル)
家元:切実。
番頭:平たく言えば「兼部も可」。

女子が練習しているだけで
見学者が3倍に増えるという現実。
(投稿者名:釘頭)
家元:まぁ部活内容にもよるわけだが(笑)。
番頭:ではユニフォームを赤色に。

「キミいい体してるねー」
この言葉にこめられた本当の意味を、後に彼は知ることになる。
(投稿者名:うめちき)
家元:続報が非常に気になります。何されたんだ。
番頭:ナニされた、と。

君には副部長のポストを用意しよう。
場合によっては専属の女子マネージャーをつけることも検討する。
どうかね?悪い話ではないと思うんだが。
(投稿者名:うめちき)
家元:異例の好待遇。つまりなにかある、と(笑)。
番頭:なんと マネージャー は スパイ だった!

高木部
(投稿者名:出てきた)
家元:バカモノ(笑)。落とせないじゃないか。
番頭:私の大学にはさだまさし研究会、通称「さだ研」がありましたっけ。

新人狩り
(投稿者名:oide)
家元:わかりやすいな(笑)。
番頭:狩リ ノ 季節ダ・・・・

あの人がわが部の顧問だ。チョッとむかつくが多分いい人だ。あれは顧問が使っているコップだ。あれでしか飲まないこだわり派だ。ちなみに内の学校には理科室に青酸カリがある。
(投稿者名:Ω)
家元:勧誘と云うより殺人教唆じゃないかコレ(笑)。

ぜひ弓道部にきてください。ああ、安心してください。
たとえば、例えばですよ。たとえ顧問にあたったとしても
事故として処理されます。
(投稿者名:Ω)
家元:怖いよ弓道部(笑)。
番頭:壁に並ぶ歴代顧問の写真の群れ。

そこのキミ、ビーカーでお茶しないか?
(投稿者名:Masato)
家元:特権のようであって、ちょっと怖い。薬品残留してそう(笑)。
番頭:紅茶にクエン酸は基本でございます。

君と僕とは同じにおい。
(投稿者名:ROS)
家元:ここまで言い切られると納得しちゃうよね。ボソって感じで。

少なくとも新入生の口に白米を詰め込む行為は部員勧誘ではないと思うんです。
(投稿者名:てこ)
家元:何部だそりゃ(笑)。
番頭:口に塩を詰めて縫う・・・・・・

来年は先輩だぜ?
(投稿者名:鉄)
家元:うん、そりゃそうだろう(笑)。

嘘、大げさ、まぎらわしい
(投稿者名:たちばな)
家元:JAROだな(笑)。同案多数と思いきや、意外と少なかった。

「バレー部でーす、お願いしま・・・・消えた?!」
「フッ・・・・残像だ!
(投稿者名:久保田)
家元:随分とドラゴンボールチックな新入生ですな(笑)。
番頭:期待の新人ゲットだぜ!

赤ずきんや、もっとお食べ。
赤ずきんや、もっとお飲み。
赤ずきんや、おうちはどこだい?
「狼さんはどうしてそんなにやさしいの?」
(投稿者名:風まかせ)
家元:うーん端的。いろいろな事を思い浮かべてしまったね。新歓コンパで、新入部員の女の子をアレやコレやしようとしているのか、それとも入部届けに勝手に書こうとしているのか(笑)。それにしても、狼さんなんだな、誘う側は(笑)。
番頭:「それはね・・・・・・」でしめた方が読者への提言がより強調されるため、こちらの想像がさらにたくましくなりますよ。またその場合狼さんの台詞にカッコの方が「赤ずきん=読者」の図式がはっきりすると思います。

と、こんな感じですな。まー有効に足らずというのもあるけれども、効果らしい効果というのも多いね。効果は一番採用されやすいところなので、効果だけで点数を稼いでいく、というのも全然ありだからね。

「効果戦士…テントリオン…」

ボツ。

「さ、左様でございますよね…」

んじゃあ次いってみよう。有効だね。有効は2点。学GOマークがついているのは1点加算ね。


★今月の『有効』



うちの部活は楽しいぞ。あんまり楽しくて、1年余計に通ってる先輩もいるぐらいにな。
(投稿者名:天雲)
家元:1年で済むとよいのですが。
番頭:部室に『帰宅』する方々ですね。

野球部のユニフォームが一年で一番キレイな日
(投稿者名:アツシ)
家元:みんな洗濯してもってくるんだ。でもかえって練習してないと思われそうでもあるような気がしないでもないかなぁ。うーん?
番頭:「ユニフォームは戦闘服ですから。星野仙一」(どうしてシーズン前の記者会見に背広姿で現れたのかという問いに対して)

クラブジャージを着せてもらった。
少し、大きかった。
1年後。
同じ格好で、俺はそこに立っていた。
(投稿者名:バグ)
家元:いいストーリーだね。「同じ格好」が、何と同じなのかを記述して欲しかったかな。先輩っていうタームをいれるだけで、ぐっと変わってくるよ。
番頭:同じ格好。変わったところと言えば、今ではちょうどいい大きさになったユニフォーム。青春期における、「成長」という名の変化を捉えた良い作品でございますね。

君も、青春の熱い血潮をぶつけ合ってみないか?
                 献血同好会
(投稿者名:Nekomata)
家元:ぶつけるなんてもったいないことをしてはいけません(笑)。視点は面白いので、今一歩かな。「青春の熱き血潮に針を刺そう!」とかそんな感じで。
番頭:献血同好会たるもの、やはり最高の血液を提供するために、日々ハードなトレーニングに励んでいるんでございましょうか。「ヘモグロビン体操」とか。「輸血されるは士道不覚後にて切腹」とか色々な決まりごとも多そうにござますね。

勧誘マダム
(投稿者名:ヨン)
家元:有閑マダムの駄洒落なんだけど、妙に印象に残ってしまった。ヤラレマシタ。
番頭:本日の「倶楽部」二号。美人マネージャーよりこちらの方が倶楽部度数はたこうございますね。最早インモラルなかほりすら致します。

ビキニの水泳部員
(投稿者名:歐陽菲菲)
家元:男子、な(笑)。
番頭:あの股間の隆起は陸上だと限りなく猥褻な服装に当たると思うのですが、如何なものでありましょうか?

Q:合気道部入部のきっかけは?
A:校門の所で、関節をとられたもので。
(投稿者名:筆怪)
家元:意外と珍しい入部後の視点から。非常にツボでした。
番頭:タップが許されなかった模様にございます。

「お兄さん、新入生?」
「新入生だけどお姉さんです。」
(投稿者名:みやもん)
家元:冷静な切り返しがイイねー。こんな女性とお友達になりたいです(笑)。
番頭:お姉さんと言うより「姐さん」と呼ばれそうな方ですね(笑)

先輩が僕を取り合って争うんだ。
バレ―部「絶対ウチに入るんだ!」
テニス部「違う!私達とテニスをするんだ!」
柔道部「何を言っている。こいつはおいどんの物でごわす!」
僕は照れながら柔道部に入った。
(投稿者名:ヒロト)
家元:三段オチの向こうに、さらに用意された大オチ。凄いぞ15歳高校生。面白すぎだ。期待の超新星あらわる?
番頭:最初の「バレー部」「テニス部」「柔道部」は無いほうが、オチの「おいどん&ごわすでしかも柔道?!」という破壊力が増すかと存じます。それにしてもお見事!

「先輩。どうして女の子ばっかり勧誘するんですか?」
「動きが鈍いからだ。」
(投稿者名:しお)
家元:「女子どもをよく殺せるな」というやりとりのアレですな。黒いぞ16歳男子高校生(笑)。
番頭:そう言っておきながら、実は相撲部の勧誘員であったりするのでございましょうか(苦笑)

そう、分かってたのだ。
――水泳部にグラビアの水着撮影会なんて無いことぐらい。
(投稿者名:新道 誠治)
家元:ない、ないね。ちなみに「グラビアの」では文意がおかしくなっちゃうよ。削ってもよかったと思う。
番頭:理性では分かっていても夢を追い求めてしまう、哀しき男の性(サガ)にございますねえ・・・・・・

新入部員諸君!我が水泳部に必要なモノは健全な肉体と水を怖がらない心、そして少しの胸毛だ
(投稿者名:きくぞう)
家元:いいねー(笑)。暴走しちゃって「今の諸君にはないかもしれないが、今後の活躍次第では存分に生え揃うだろう!目指せフサフサァーーーッ!」『フサフサァーーー!』とかまでもっていっちゃってもOKかも。
番頭:先輩の、なんて立派なんだろうって思っていたのに、付け毛だったなんて!!み、見損ないましたっ!(泣)

幕府の為に入部しました
(投稿者名:厚木麻子)
家元:鎌倉?江戸?
番頭:そして「攘夷の為に入部しました」という強敵(とも)に出会うとみた。

本年度より文芸部はサッカ部に改名いたしました。類似部にご注意ください。
(投稿者名:ヤムイモ)
家元:トボケていれちゃう発想がシブイ。でも投稿者は18歳なのね。
番頭:意外とサッカーとも作家ともすぐには考え付かない不思議な響きにございますね、サッカ部。

夢中になれる 君がいる。
―安眠研究会―
(投稿者名:ヤス)
家元:あったらはいりたいなぁ。
番頭:ここはやはり寝るまでに0.93秒しかかからないノビタ先生に名誉顧問を。

に・・・兄さん!?
兄さんなんだろ!?
(投稿者名:セバスチャン)
家元:新入部員なのに「兄さん」とは、これ如何に(笑)。誘い口上のキッカケとしては面白いやね(笑)。
番頭:やはり演劇部の勧誘なのでしょうか。ボディビル愛好会とかであったなら、かなり怖いものがございますが。

奴隷歓迎。
(投稿者名:麻木)
家元:素直すぎだろ、いくらなんでも(笑)。
番頭:声をかける方次第でございますね。ふらふら・・・・・・。

♪こんにちは〜(ベース)♪
♪こんにちは〜(アルト)♪
♪こんにちは〜(テナー)♪
♪こんにちは〜(ソプラノ)♪
♪♪♪♪こ〜ん〜に〜ち〜は〜(カルテット)♪♪♪♪
一斉に目をそらす新入生・・・。
(投稿者名:mion)
家元:想像できちゃうね(笑)。取り囲んで咳払いしてから、やりはじめたんだろうなーと(笑)。で、終わった後に何故か「バドミントン部です。体験入部してみない?」とかコーラス関係ないとかね(笑)。
番頭:取り囲んだ後、唄いながらおもむろに廻り出す部員。そして回転の速度が激しくなるにつれて目線が虚ろになってゆく新入生。やがて回転は止まり、次の標的(ターゲット)にむけて移動を開始する彼ら全員。嗚呼、みんな仲間だ、仲良しなんだ。

男の袴姿ってのも悪くないぜ。
(投稿者名:釘頭)
家元:う、うん…。
番頭:悪くはないですが、見たくはないです。

ルールが解るようになります。ラグビー部
(投稿者名:BUSAKU)
家元:毒があるけど、こういう発想はアリだね。アメフトなんかを引き合いに出しても好かったかも。
番頭:これが相撲部だと別のルールについて色々と教えてくれそうでありますね。「注射」の仕方とか。

なんで顔赤くなってんだよ!!勘違いすんじゃねーよ!
(投稿者名:うめちき)
家元:嬉しかったんだよ。誘ってもらって。そういうことにしておこうよ。
番頭:そこから始まる愛もある。・・・訳もなし、でございます。ああ無常。

「今年から男子と女子の水着が統一になったんだけど、水泳部入らない?」
(投稿者名:D-boy)
家元:男子もワンピースのスク水ってことだよね……。
番頭:番頭さんは水から上がったばかりのスク水特有のあの茄子っぽい輝きがお気に入りなのでございます。つるつる。つやつや。

「あっ!あそこにあるのはあややの生写真ッ!」
「バカッ!行くな!」
 ガコンッ 「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「クソッ!奴らには血も涙もないのかッ!」
(投稿者名:激しく仕様)
家元:腹抱えて笑っちゃったよ。なんで落とし穴だ(笑)。っていうか、何部だよ、そこ(笑)。
番頭:今回のお題の「拉致系勧誘」一等賞。話し合おうという気がまるでない、というより勧誘する気があるのかどうかすら分からない姿がナイスでございます。

声かけられたとき第一声が「チェケラー」割と素で引いた。
(投稿者名:すずめ)
家元:実話っぽくていいね(笑)。確かにひくよ。うん。
番頭:有無を言わせず119番にダイヤルを。車体は白で無く黄色い方で。

そんなに、むっむねをうでにおしつけないでくださっ、こっことわれなくなっちゃぅぅぁぁぁあああああ
(投稿者名:琢)
家元:バカモノメ(笑)。「GS美神」の横島を思いだしてしまったぞ(笑)。
番頭:気がついたら入部以外の書類にまでハンコを押していそうでございますね。

あの時、トイレにさえ行かなければ……
(投稿者名:つるつる)
家元:よし、詳しく。
番頭:「個室のドアを開けたら、そこに先輩が待っていて・・・・・・」といった感じでございましょうか。

机の上にはビラ
廊下にはポスター
下駄箱には先輩
(投稿者名:きんぴら)
家元:そういう意図ではないと思うのだけど、下駄箱前で待ち伏せているのではなく、下駄箱をカパっと開けたら、先輩が「みっしり」詰まっているのを想像してしまった。こえーよ(笑)。
番頭:箱の中にはたくましい身体つきの先輩がみっしりと収まつてゐた。
いや、あの下駄箱に人間が収まるはずが無い。人形の胸から上か何かが入つているのだらう。

と、先輩がゆつくりと目を開けた。目が合つた。
先輩は「ほう」とだけ言つた。

相変わらず有効の判定は難しいね。

「基本を外さず、しかし基本の中に納まってしまっている、といったところでございますか」

そうかもね。いずれにしても今回の有効は、御題を真っ正面からとらえているモノが多かったね。

「そういう取り組み方は間違いでございますか?」

それはないよ。ただ、正面から向かい合うだけでは、見えないモノもあるってところかな。

「おお、ちょっとソレっぽいアドバイスでございますね」

いや、一応アレだから。ま、次いこうか。

「『技有』、一つの項目につき三点でございます。学GOマーク付きは4点でございますね」


★今月の『技有』



部内恋愛体験フェアー実施中です。
(投稿者名:彬)
家元:デート商法じゃないんだから(笑)。美人の先輩やマネージャーというのは同案多数だったけれども、ここまでサラっと書かれちゃうと、やられたってなるねー。さすが二十代女性は、オトナですな(笑)。
番頭:あくまで体験フェアーにございますからねえ。高い授業料を払うことになりそうでございますよ。

あのぅ…アヤトリ、しませんか?
(投稿者名:朔)
家元:ナニ部なんだって感じだけど、こんな風に誘われたら、どうにもこうにもタマらんではないですか。
番頭:「お願いします・・・ここの糸を引っ張ってもらえませんか・・・・・・?」なんて言われた日には、問答無用で相手の小指を赤い糸でぐるぐる巻きにしてしまいます。ええもう、ものすごい勢いで。

体育倉庫の中で勧誘するのはダメ
(投稿者名:ヒロト)
家元:15歳男子高校生。なにがあったんだ(笑)。
番頭:誰も来ないのであきらめて出ようとしたら、外から鍵が。

よし、2割引きだ!
(投稿者名:血塗れのショベルカー)
家元:勢いだけで技有もっていかれちゃったよ。なにが2割引なんだよ(笑)。投稿者は16歳男子高校生。若さ故の勢いかー?
番頭:コントの新聞勧誘員みたいな強引グマイウェイっぷりにございますね。

サッカー部入部申し込み用紙の記載事項
「クラス名、氏名、身長、体重、サッカー歴、希望するポジション、所持している必殺シュート名
(投稿者名:もぅ)
家元:見事なオチだね。でも実際にありそうで笑う。キャプテン翼世代には必殺シュートは基本中の基本だもんな。
番頭:「スカイラブツインシュート(カタパルト)」〜次藤 洋〜

「TOKYO WALKER」4月号に掲載されました。
(投稿者名:室蔵)
家元:いやー!いいね、わかりやすくって!実用性も高いかも。笑いに走るなら、「TOKYO」ではなく、微妙な他の雑誌や地域のモノにしても面白かったかも。
番頭:これが「アサヒ芸能」とかだとアレがソレな部紹介になる訳でございますね。

脱がされた。
(投稿者名:むっちん)
家元:16歳男子高校生。家元はキミの将来が心配だ(笑)。
番頭:来年は脱がす方ですよ。それとも来年も自主的に脱ぎたい人になってしまいましたか。

Q: 何がきっかけで入部しましたか?
・以前から興味があったので---12%
・先輩に勧誘されたので---8%
・友達が入部したので---4%
・保健室の先生に耳元で囁かれたので---76%
(投稿者名:うめちき)
家元:保健室の先生は、顧問なのか傭兵なのか、それともナニかアレなのか、すごく気になる。
番頭:「美人な先輩」より「きれいな保健のおねいさん」。入部届けだろうが生命保険だろうが、ガンガン印鑑押しまくってやりますよッ!!

問答無用 剣道部
(投稿者名:うめちき)
家元:墨痕鮮やかに大書されたら、逆らえない雰囲気があるね。
番頭:今回唯一の四文字熟語系でございますね。ミスマッチを狙ったのではなく、文字のとおりのイメージを組み合わせたオーソドックスなタイプと言えるでしょうか。ある種武道らしいとも言える傲慢なほどの力強さが感じられる投稿でございますね。

お嬢さん、それ以上近づかないほうがいい。
火傷するぜ。
陶芸同好会
(投稿者名:うめちき)
家元:巧い。ひとしきり笑った後で「そうだよなー火傷するよなー」とか思ってしまった。陶芸部とか美術創作系はあんまりこなかったんだよね。それだけに余計に面白かったな。
番頭:最近では陶芸の道に入る若人が増えてきているそうにございますね。若人と言うには今回のものはかなり渋すぎるフレーズにございますけれども(苦笑)しかしこの投稿を見て久しぶりに「おしょうさん、はなれててくだちい。これから真っ赤な皿が・・・」というフレーズを思い出しました。ああ、懐かしい(笑)

Let's 談志ing!   RAKUGO研究会
(投稿者名:うめちき)
家元:実用性大というか、実際にありそうなコピーだね。でも立川さんとこの芸風オンリーになっちゃうわけですが(笑)。
番頭:その年の活動方針も決まってしまうわけですね。あえて「RAKUGO」の字体にしたのもよい感じにございます。

「上手な単位の取り方も教えるよ」そういうあいつは七年目
(投稿者名:びば)
家元:そういうもんだよね。うん(笑)。
番頭:理論と実践は違うと言うよき例にございますな。

テニス部への登竜門
      〜 卓球部 〜
(投稿者名:D-boy)
家元:あーなるほどね、って思ってしまうあたりがいいね(笑)。自分たちをよくわかっているというかなんというか(笑)。
番頭:野球部とソフトボール部との関係等にございますね。いや、どっちも素晴らしい競技ですけれど。

僕には帰る家がある。
(投稿者名:satan_angel)
家元:帰宅部を勧める作品は同案多数だったけれども、これくらいまでトボけられたら巧いよね。実際には「ない」帰宅部という存在のコピーを、積極的かつ消極的な微妙なバランスでコピーにしてありますよ、これは。実に巧い。ちなみに投稿者は最年少12歳男子。すごいな。
番頭:「お題:部活勧誘」というのを知っていなければ、なにやら二時間ドラマのラストにおける主人公のモノローグっぽい響きにございますね(苦笑)世の帰宅部員達に己の部活動に対する自信と誇りを取り戻させるようなステキなキャッチーフレーズにに仕上がりましてございます。

どうも俺の逞しい体が目的らしい。
(投稿者名:激しく仕様)
家元:21歳男子大学生。ここまで吹っ切れてしまえば最高だ(笑)。
番頭:思わず「勧誘合戦でごった返す中、何故かそこだけぽっかり開いた空間。その真ん中でポージングする上半身裸の彼」というシチュエーションが浮かんでしまいました。紅い薔薇なぞを咥えていそうにございます。

新歓コンパはエロマンガ島でやります。
(投稿者名:トト)
家元:別に何がどうというわけではない島なのだが、島の名前だけで妙にひっかかってしまうね(笑)。考えてみれば海外旅行なんで、それはそれでスゴイんだけどさ(笑)。
番頭:南方バヌアツの美しい島にございますね。「ど〜こにあ〜るか〜は知〜らないけれど、(男子学生の)誰もがみ〜んな知っ〜ている♪」

花粉症で朦朧としていた時、気付くと明らかに五十代のおじさんが部室で俺と見詰め合っていた。
(投稿者名:てこ)
家元:花粉症のくだりはいらなかったなー。「〜時、」とタームを区切ってしまうと、後に続く不自然な状況と、まくしたてるような句読点無し&「見つめ合う」という能動的な言葉を受動している混乱した状況が死んじゃう。コンセプトが面白かっただけに、惜しかったなぁ。
番頭:で、結局そのおじさんはどなただったのでございましょうか。実はカーネルおじさんだった、などは深酒ゆえの過ちでよく聞く話しでございますけれど。

「ねえキミキミ!そこのキミ!」
新手のキミキミ詐欺か。
(投稿者名:より)
家元:新発想(笑)。キミキミ詐欺なんてないのに(あるのか?)、それを新手と惚けるあたりが、さすがの妙手だね。
番頭:流石は過去の言戯道場における大常連。誰もが思い浮かべるシチュエーションを、誰もが考え付かない発想で調理するその切れ味は相変わらずお見事にございます。

青春を楽しく謳歌する部です
活動内容
異星の侵略
(投稿者名:久保田)
家元:どんだけの科学力なんだよ(笑)。
番頭:打ち上げ花火と言うより、文字通りの鉄砲玉のような人生と申しましょうか。どちらにせよ太く短い青春になること間違いなしでございましょうね。

今週は技有り多かった!うまいなーって思うのが多かったのよね。

「ええ、特にすごかったのが、うめちき殿でございますね」

ほんとそう。彼はいつも上手いの書いてくるんだけど、今回の採用のうち、殆どが技有りだった。数多く投稿しているのもそうだけど、「うめちき視点」とでもいうような、独自の完成と言葉のリズムを持っているよね。そこがすごい。

「そういえば家元、同一者からの投稿は採用に制限がかかるのですか?」

ううん。採用する時は、名前とか見ないで、内容と職業・性別・年齢だけで選んでるから、採用作品を編集して、はじめて同じ人だったというのがわかるんだ。だから、同一投稿者でも全く差別なく、面白ければ何本でも採用されるということだね。

「なるほどなるほど」

というわけで、次いってみようか。今月はありましたよ!

「というわけで、今月の一本でございます。一本は5点。学GO採用は6点でございます」


★今月の『一本』




初心者、経験者大歓迎!

毛並みのいい女の子揃ってます!

調教OK!も使えます!


〜馬術部〜

(投稿者名:水月)
家元:牝馬ね、牝馬(笑)。いやーもう、ここまであっけらかんと書かれてしまうと、頭を下げるしかないです。これは経験者でないと書けない視点だね。調教とか鞭とか(笑)。もーすっかりオチにヤラれてしまいましたよ。お見事。
番頭:どれも嘘を言ってないし、むしろよく考えてみれば馬術部では当たり前なのかもしれない勧誘文句。なのにこのヤラレた感はお見事にございます。スポーツ新聞の広告欄に実際に出すと面白いかもしれませんね(笑)


ぶんすうおしえます。

(投稿者名:メントス味噌味)
家元:何部なのかわからねども、バカにされてるのかと思いつつも、ついつい見学とかしにいってしまいたくなりますな。平仮名の使い方のマジックというか、トボケの妙技というか。いやはや脱帽です。
番頭:平仮名投稿系の味はボケなのか素なのかはっきりとしないその曖昧さ故に、思わず突っ込みたくなってしまうところにあります。「おい本気で分数教える気か、っつ−かそもそもナニ部?」と突っ込んでしまった時点で私の負け。そしてこの敗北感が実に楽しいのでございますよ。


次の月9相撲らしいぜ。

(投稿者名:kacky)
家元:トボケて誘うのは、普通なのだけれども、最近斜陽な月9ドラマをもってくるあたりがナイス。トボケきれていないというかなんというかね(笑)。でも映画「シコふんじゃった」なんかもあったりするので、あながちナイとも言い切れない。実用と「イヤ、それはねーだろ」の狭間に揺れる、ナイスなコピーです。これで見学にいったら、相撲全く関係ない活動してたりとかね(笑)。
番頭:ふと思いましたが、いきなり相撲部に勧誘されるのって「お前デブ。お前仲間。」と言われたようなもので、相撲部の方には申し訳ありませんが私だったらあんまりうれしくないかなあ、と(苦笑)。
勢いに飲まれて入部したものの、深く考えるほどに疑惑と不安が押し寄せてくるような投稿にございますね。

どれもこれもすごい!毒・色・艶の三位一体のココロだ。まさに横綱級の出来だった。今回一本に選出された三人はイバってもイイ、と思う。まぁ慢心はダメだけれども。

「また今回の一本の皆様は、過去の言戯道場のときにはいらっしゃらなかった新人さんなのでございますよね」

そうそう。水月さんは、元馬術部というキャリアを活かしての、ナイスコピーだった。実用度も大だね(笑)。というかむしろ使ったんじゃないかと勘ぐってみたり(笑)。メントス味噌味さんは、ひらがなの使い方がうまかった。kackyさんは「月9」という、ややイマサラ感のあるところを風刺にも加えて相撲という破壊力のある言葉と掛け合わせたのはセンスだね。

ポイントは全員が全員色が違うところ。これは面白かったなぁ。

「第二回目にして、素晴らしい成果でございますね」

うん、もちろんそうなんだけど、今回はさらにその上がいたね。5年間やってて、「松」の上、「一本」の上は初めて。でも、ソレくらいインパクトがありました。


★今月の『抜群』




珈琲始めました。 茶道部

(投稿者名:かずひれ)
家元:言戯道場という企画が5年前に始まって以来、初の最高評価です。読んだ瞬間、ポスターの写真、構図、コピーの配置まで、いっぺんに浮かびました。トボケと実用性とが完璧にバランスとれています。これぞ言戯の神髄といったところ。

とにかくベタ褒めしてしまいます。「コーヒー」ではなく、「珈琲」としたところも最高。短くまとめて部名まで一行に入れても大丈夫という、この字面のバランス感覚。文句なしの抜群、です。おめでとうございます。いやはやシャッポを脱ぎますよ。



番頭:最早完璧と言ってよいかと。このカタチからいじるのは、もう蛇足以外の何者でもありません。「珈琲始めました。」と「茶道部」は、単体ではなんと言うことも無い一文に過ぎません。しかしこの二つが組み合わさったときに初めて生まれるカタルシス。

日本ショートショートの神様、故星新一氏は「アイデアとは異質なものを結びつけるところから発生する」とおっしゃっています。普通に考えて茶道部とコーヒーでは一見なんの繋がり、も無さそうに見えます。しかしそこに微かに存在する、飲み物繋がりで「もしかして・・・?」という消せない疑念。そこから発展させたこの投稿は「単なる異質なものの結びつけ」を超えた発想の理想形と言えるでしょう。お見事にございます。

いやいや、まさに神の所行です。

「思わずコメント欄が長くなってしまいました」

それくらい凄かったってことだね。ただ、かずひれさんは、今回の抜群をとったということで、プレッシャーに負けずに、どんどん投稿して欲しいってところかな。

さて、次回の御題だけど、既に募集しているとおり『旅に出る 〜そうだ○○に行こう〜』です。今回採用されなかった諸君も、是非是非頑張って下され。精進精進。

「左様でございますね。御題の詳細はコチラのページも、あわせてご覧下さいませ」

今回はこんなところかな。というわけで、では家元は帰るぞ。

「お疲れさまでございました」

あ、言い忘れてた。この読者参加型企画は、雑誌界華やかなりし1980年代に『週刊文春』誌上で連載されていた、『糸井重里の萬流コピー塾』の勝手なオマージュでありパクリでありパロディだったりします。以上。


★今月の番頭さんコーナー



というわけで、家元も帰りましたところで、今週の採用者及び、得点累計の番付でございます。

投稿者名総合番付
RAY0.5白帯(無級)
yas-e0.5白帯(無級)
うみ0.5白帯(無級)
エイひと0.5白帯(無級)
カスミソウ0.5白帯(無級)
シン0.5白帯(無級)
つの0.5白帯(無級)
とのさまがえる0.5白帯(無級)
ひでじ0.5白帯(無級)
ポチ川0.5白帯(無級)
まーくはんと0.5白帯(無級)
みぽ0.5白帯(無級)
もも0.5白帯(無級)
れいざっく0.5白帯(無級)
0.5白帯(無級)
赤青黄緑!!!!0.5白帯(無級)
AS1白帯(無級)
azu1白帯(無級)
chate1白帯(無級)
ku-rem1白帯(無級)
oide1白帯(無級)
ONE EYE1白帯(無級)
かさ1白帯(無級)
かめきちさん1白帯(無級)
しんご1白帯(無級)
シンヤ1白帯(無級)
たいちょ1白帯(無級)
とも1白帯(無級)
ブラックフレーム1白帯(無級)
リョオ1白帯(無級)
黄狼1白帯(無級)
宮っこ1白帯(無級)
虎寅トラ1白帯(無級)
1白帯(無級)
1白帯(無級)
出てきた1白帯(無級)
小鳥遊1白帯(無級)
蔵付1白帯(無級)
不思議ちゃん1白帯(無級)
風まかせ1白帯(無級)
HAKUMU1.5白帯(無級)
miu1.5白帯(無級)
air2白帯(無級)
ketamoto2白帯(無級)
Masato2白帯(無級)
mion2白帯(無級)
Nekomata2白帯(無級)
ROS2白帯(無級)
あば2白帯(無級)
あぶらむ2白帯(無級)
いっぺぃ2白帯(無級)
かずみず2白帯(無級)
きんぴら2白帯(無級)
サクラチル2白帯(無級)
しお2白帯(無級)
すずめ2白帯(無級)
トマト2白帯(無級)
びぃ2白帯(無級)
もうすぐ高校生2白帯(無級)
ヤムイモ2白帯(無級)
厚木麻子2白帯(無級)
2白帯(無級)
新道 誠治2白帯(無級)
2白帯(無級)
鉄井欽也2白帯(無級)
麻木2白帯(無級)
BUSAKU2.5白帯(無級)
魚の目2.5白帯(無級)
BIT3白帯(無級)
satan_angel3白帯(無級)
T・T3白帯(無級)
Ω3白帯(無級)
じゅうべえ3白帯(無級)
セバスチャン3白帯(無級)
タカハシ3白帯(無級)
つるつる3白帯(無級)
ともか3白帯(無級)
ねこみそじ3白帯(無級)
バグ3白帯(無級)
はりぃ3白帯(無級)
みやもん3白帯(無級)
もぅ3白帯(無級)
ヨン3白帯(無級)
血塗れのショベルカー3白帯(無級)
室蔵3白帯(無級)
釘頭3白帯(無級)
筆怪3白帯(無級)
麻木3白帯(無級)
びば3.5白帯(無級)
より3.5白帯(無級)
suica4白帯(無級)
アツシ4白帯(無級)
つの4白帯(無級)
ひろゆき4白帯(無級)
むっちん4白帯(無級)
4白帯(無級)
4白帯(無級)
歐陽菲菲4白帯(無級)
てこ4.5白帯(無級)
D-boy5緑帯(五級)
水月5緑帯(五級)
天雲5緑帯(五級)
たちばな5.5緑帯(五級)
kacky6緑帯(五級)
メントス味噌味6緑帯(五級)
ヤス6緑帯(五級)
激しく仕様6緑帯(五級)
トト7緑帯(五級)
パンタクル8緑帯(五級)
ヒロト9緑帯(五級)
9緑帯(五級)
久保田10緑帯(四級)
かずひれ11緑帯(四級)
きくぞう20茶帯(三級)
うめちき30茶帯(二級)

うめちき殿、きくぞう殿は、茶帯になりました。おめでとうございます。他にも昇級された方も多くいらっしゃいますが、とかく新人の活躍目覚ましいといった感もあります。また以前の御稽古の常連の皆様が復活されている由、非常に面白い具合になっておりますね。

他採用された皆様方、まことにおめでとうございます。残念ながら採用されなかった皆様方も、これで諦めず、次回の総評に向けて精進なさってくださいませ。

さて、当道場の次回の総評は6月11日前後を予定しておりますが、いち早く投稿状況の速報をお知りになりたい方もいらっしゃるかと存じます。

といったところで、当道場と連動しておりますTAITOのケータイコンテンツ『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』内の投稿コーナー『ことばのば<言戯道場>』において、週刊速報として採用作品の一部から、特にお手本となるような作品を掲載しております。

こちらでは評価の方は、ついておりませんが、家元が独自に総評をしてらっしゃいます。私、出演しておりませんが。

いえ、別に憤ったりしてはおりません。ええ。私、冷静でございます。はい。

とまれ、そうしたわけでございまして、自分の作品が採用されているか早く知りたい!他の方の投稿も具合が知りたい!という方は、下記バナーから、御自身のケータイメールアドレスにアクセスURLを送信し、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』の方にアクセスしてくださいますよう、お願いいたします。

なお、『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』月額210円
(税込み)で、自由に閲覧できるようになっております。また、家元のコーナーは毎週木曜日に更新となっておりますので、よろしくお願いいたします。


←auの方はコチラ。

←vodafoneの方はコチラ。


なお、docomoユーザーの皆様は、コチラから『学校へGO!〜学生@らぶライフ〜』事務局の方へ、対応要望などを出しますと、願いがかなうやもしれませんね。


長々と、宣伝でおめよごしでございました。それでは、また来月の次回総評にて、お会いいたしましょう。


★今月の『佳作』



番頭さんの挨拶も終わったところで、今週今一歩だった人の「佳作」を発表します。コメントとか小さいけれども、とりあえず読んで参考にして、次回の励みにしてくださいな。んで、佳作は一本0.5点です。



ポロリも居るよ! [エイひと]
家元:誤解を招く紛らわしい一言だな(笑)。ちなみに「も」ってことは、じゃじゃまる先生や、ぴっころ女史もいるということだな?
ケネディ暗殺事件の真相知りたくない? [魚の目]
家元:そう云われると、知りたくなるじゃないか。
実は体育館で貴方を見て決めたんですよ。 [れいざっく]
家元:スカウト的な口説き文句だね。「いつ」が入っていると、もう少し臨場感がでるかなぁ。
ウチの部室、個室が沢山あるのよ。・・・ねえ、よかったら、来ない?(上目遣いで。) [みぽ]
家元:投稿者は17歳女子。入部したいので詳細教えてください。それも大至急気味に。さあさあ!
おねぇさんが教えてアゲル…
その一言に抗えるやつなんていなかったんだ。
 [miu]
家元:24歳女性。体験談であって欲しい。そう、切に、願います。
「3年前からあなたがいらっしゃるのを待ち望んでおりました。さあこちらへ。」 [赤青黄緑!!!!]
家元:まさに誘(いざな)われるって感じね(笑)。
私の連れは「面で顔を隠した方がいいよ」と言われて
剣道部に入りました。
 [BUSAKU]
家元:キツいなぁ。
しょうがないなぁ〜、じゃあ3ヶ月だけですよ。 [うめちき]
家元:新聞勧誘ネタは同案多数。ギリギリの採用かな。
「えーと、ごめん、キミ誰だっけ?」
僕を熱心に誘ってくれた先輩が、入部後最初にくれた言葉です。
 [うめちき]
家元:そんなもんだよね…。
1回だまされ3回だます@大学 [まーくはんと]
家元:なるほど、うまかった。
ま、やさしいのは今だけなんだけどね〜。 [うみ]
家元:正直すぎる。
気をつけろ お前の後ろに 勧誘員
ー日本標語同好会ー
 [ポチ川]
家元:標語にするなら「お前」はダメ。「あなた」ですね。
あ、売約済みなんで。 [RAY]
家元:左様ですか(笑)。いい断り方だ。
来年は
俺たちが
しごくんだ
 [とのさまがえる]
家元:「しごく」という言葉が、妙に可愛く思えてしまうから不思議。
ウチの部の小手はフローラルミントのかほり! [びば]
家元:剣道部の小手はクサイというアレですね。威勢よく言い切るよりは、「我が剣道部の小手は、白百合のかほりが自慢です」くらいに、静かにトボケた方が面白いかな。
さぁ、行きますか。 [もも]
家元:思わずついていってしまいそう。
今部員が4人なんだ・・・君を入れて [カスミソウ]
家元:勝手に入れられてます(笑)。
一年分の愛想。 [ひでじ]
家元:来年もまた勧誘しなきゃだしね(笑)。
今年の香道部のテーマ、それは「白い粉」です。 [HAKUMU]
家元:アブナイなー。
放課後繁華街へ繰り出すやつを帰宅部とは言わない。 [HAKUMU]
家元:その通りだ(笑)。「帰宅」してないもんね(笑)。
テニス部とアマチュア無線部の確執。 [HAKUMU]
家元:なにがあったんだ?
どうせなら,かわいい子がいいな。 [健]
家元:素直だね。ところでなんで「,」なの?
あの時、彼女と廊下でぶつからなければ、演劇とも出会えなかったわけだ。 まさに、運命だよね。
(作戦B被害者談)
 [琢]
家元:演劇部は、随分黒い扱いを受けています(笑)。
勧誘の場で、かわいい女の子に片っ端から告白していくあいつは、ある意味、漢だ。 
「え?勧誘に決まってんじゃん、そんなの・・・」
声が震えているのは、気づかなかったことにしておくよ、親友。
 [琢]
家元:そうだね。ナイス友情。
友人が神輿のように運ばれていくのを、ただ見守ることしかできませんでした。 [てこ]
家元:わっしょいわしょい、か。拉致ネタは同案多数。ダイレクトに拉致とか誘拐とかの言葉を入れているようでは、突破できない。せめてこれくらいはボケてみよう。
ひたすら竹刀を振りながら誰かを追いかけている剣道着の集団。
「ごっちゃんです」としか言わない相撲部の勧誘。
 [つの]
家元:まとめて一つにして採用。最後に一行、「そしてそれらを遠くにみながら、畳に押さえ込まれている僕。…おうちにかえりたい」とかにすると、異様な情景が浮かびやすいよね。
学校の隣にある
陸自の勧誘が
紛れ込んでる。
 [yas-e]
家元:トリビアっぽい書き方だな(笑)。どうせなら「○○(学校名)の新入部員勧誘期間には」から始めた方が好かったかも?
部名と活動内容に食い違いがあるのは仕様ですので、御了承下さい。 [たちばな]
家元:仕様じゃしかたねぇな。
キミほどの逸材は見た事がない!
是非私と一緒に「ジャガイモの皮をむく係」になってくれ!
 [黄狼]
家元:何部だ。
キミ、いい目をしている。
是非うちの部に入らないか?
安心したまえ、うちでは新入部員だろうとなんだろうと、全員にドリルが支給される。
 [黄狼]
家元:安心もなにも、まず何部なのか説明をしてください(笑)。
目が覚めるとそこは部室だった。 [より]
家元:何部の部室だったのかを書くのが、一捻り。部名を出さず、何部かを想像させるタームだけで描写して、二捻りってとこかな。惜しいね。
ほら!そこ!今日くらいはテンション上げるっ!! [シン]
家元:「する側」も諸事情あるわけですね(笑)。
いえ、あのボク、胸毛とか生えてませんから、、、 [久保田]
家元:何部に誘われたんだろう(笑)。他の投稿者の作品に、水泳部の胸毛ネタがあったから、思わず結びつけちゃうな(笑)。
「先輩!先パァァイ!」
「グハッ・・・・肋骨が折れて肺に刺さってる・・・・もうダメだな・・・」
「なんで・・・僕なんかをかばって・・・」
「・・・この部活にお前を勧誘したときさ・・・お前の目を見てわかったんだよ・・・こいつが入れば・・・俺はこいつをかばって死ぬだろうってな・・・」
「そんな・・・」
「だからって気にするんじゃねぇ・・・コレは俺の・・・自己満・・足・・・・・」
「ああ・・・先輩・・・」
そのとき僕は、マネージャーがかわいかったからという過去を捨てた。
 [久保田]
家元:今回割と珍しかった、ショートコント風。それにしても何部でこんな危険な目に。最後のモノローグがすごくヨイですね。先輩の「死ぬ」っていう言葉が強すぎて、嘘くささが押し出されちゃうのが、ちょっと残念かな。
若気の至りの意味がわかるよ [かめきちさん]
家元:あんまりわかりたくはないけどな(笑)。
はじめのうちはやさしくするから! [かめきちさん]
家元:正直すぎるだろう(笑)。



[ 2004年05月17日-20:40 ]  



探していたモノ


インターネットすごいね。春九堂です。

僕は、子どもの頃気管支が弱くてですね、ぶっ倒れては高熱を出して「ぜひぜひ」いいながら、かかりつけの町医者のところに行ってたんですよ。

で、待合室で順番待ちしている間、暇なので本とか読むわけですよ。ところがたまたま持っていかない時もあったりするんですが、その時はおいてある雑誌とかを読んでいたんですよね。

雑誌といっても、これがまた当時の僕にちょうどイイモノが無かったりしたわけですよ。例えば「週刊少年ジャンプ」でも、「コロコロコミックス」でもいいわけなんですが、そういうのがナイ。あるのは何故か「なかよし」とか「りぼん」。

おそらくは院長先生の娘か孫かのを持ってきているのでしょうけど、おおよそ「少年」が読むラインナップではなかったわけです。


そこで手を出してしまったのが、大人向け週刊誌。でも表紙からスキャンダラス気味な本は、なんとなく手に取りづらくて、選んだのが「週刊文春」だったんですね。ちなみに当時9歳とか。

そして、難しい記事はすっ飛ばして、マンガを探したりしつつページをめくっていき、出会ったのが「糸萬ピ」こと、「糸井重里の萬流コピー塾」だったんです。

当時、広告業界だけではなく、様々なメディアの旋風を起こしていた「時の人」、コピーライターの糸井重里氏を「家元」に据え、毎週出される御題に対して、読者がコピーを作って投稿する、そんな企画でした。

多い時には一万通近く、少ない時でも3000通を集め、雨後の竹の子の如く類似企画が他誌にも登場するという、とにかく大変な人気企画だったわけです。


ガキなりに、すっかりその面白さに魅せられてしまった僕は、あしげく病院に通いました(健康になれよ(笑))。そして毎週木曜日を楽しみにするようになったのです。

ところが次第に体の調子もよくなってきて、通院が必要なくなり、週刊文春との、いや糸萬ピとのカンケイも断たれてしまい、正直、文春を毎週購読するには早すぎる年齢だったということもあって、糸萬ピからは離れてしまったわけです。


しかし、その数年後。バイト先の古本屋で一冊の本に出会いました。それは糸萬ピ傑作選ともいえる、単行本。その2冊目で「糸井重里の萬流コピー塾 U.S.A」でした。

蘇る少年の頃の思い出に、その本を店頭からコッソリ隠して購入し、すり切れるまで読み返したことはいうまでもありません。いくつかリアルタイムで読んだ覚えのある御題もあって、とにかく楽しい一冊でした。

それから再び時代は流れて、インターネット時代に入り、僕もホームページを持つこととなって「この企画をサイトを通してやってみよう」とはじめたのが、言戯道場の前身である「Gの辞苑」でした。

投稿常連も集まり、レベルも向上し、今ではサイト持ちになっている方、古参のサイト管理人さんからも投稿があるなど、なかなかの盛況ぶりでしたが、CGI登録型にしていた為、投稿者数の増加と共に、維持が困難となり(データがよく消えたなぁ、あの頃は…)、残念なことに企画終了となりました。

その後「言戯道場」としてリニューアル復活するも、これまたCGI負荷が高すぎて終了。ついでスレッド型掲示板「じちゃんねる」にて行ったモノの、投稿ルールが飲み込めていない方も多く、書式がまとまらない為、編集が困難となり、これをプロトタイプとして、現在の「言戯道場」にいたったわけです。

こう整理してみると、当道場も非常に長い歴史とルーツを持つわけなのですが、そのルーツの原点に、先日ようやく巡り会うことが出来ました。

インターネット古書店検索で引っかかった書籍、それは一冊目の単行本「糸井重里の萬流コピー塾」と「糸井重里の萬流コピー塾0880」でした。しかも両方とも初版でゲットできたのです。

先人達の素晴らしい足跡をぺージで辿り、いまやふつふつと僕の中にヤル気が漲っております。

他にも「ワニ版」「基本篇」「天然の」「85点の言葉(知的で口べたなあなたに)」「ぶんこ版」とあるので、まだまだ探し続けなければならないのですが、いつか全てを手に入れたい、そう考えています(あ、お持ちの方や古書店経営・勤務の方などからの、ご連絡など随時おまちしております)


まぁ特にオチがあったりするわけではないのですが、先人の塾生の皆様の作品に対して、当道場の門下生諸君の言語センスも負けていないぞ、と、ヤル気&自信を改めたといったところです。

それにしても、出会ったのが1983年だか1984年だかなので、実に二十年越しなんだなぁ。そりゃ、歳とるわけだよね(笑)。


[ 2004年05月19日-18:11 ]  



念力で放送したかった。



でも無理なので、ダラダラしゃべるだけ。


てなわけで、ねとらじさんでネットラジオやってます。


【じーらじ!テスト放送】
(要Winampとか)


放送は終了しました。
聴いてくれた皆様、ありがとう!



[ 2004年05月20日-22:55 ]  



寝ぼけ野郎の憂鬱。


誤嚥性肺炎という疾病がある。

さて、人間の口腔から先の器官というのは、気道と食道に別れている。食道はそのまま消化器に、気道は呼吸器に繋がるルートだ。

当然ながら、咀嚼した食料は、嚥下すると食道に入り、胃に到達する。呼気した空気は気管を通じて肺に至る。食道に空気が入ってもさほど問題にはならないが(空えづきやゲップで排出される)、食料などが気道の方に入ってしまうと、ちょっとというか、かなり大変なことになる。

よく、咽せかえった人が、「気管にはいった」と目に涙をためて訴えることがあるが、その状態が、それなのである。大変なのである。

ちなみに咽せかえるのは、気管に異物が入った為、身体が本能的に、呼吸を妨げるであろう、それを排除しようとする作用だったりする。つまり、意識的に止めようとしても、少々難しいのだ。

そして、その咳が続いて、気管が荒れたり、さらに肺が炎症を起こしたりすると、件の誤嚥性肺炎になってしまうのだ。ちなみにこれは、摂食機能の衰えてしまった、お年寄りに多い疾病である。


さて。ここに一人の馬鹿がいる。

云うまでもなく、僕のことだ。


先日、僕は久しぶりの熟睡の、その温みがかった泥濘から抜け出すように、目覚ましのスイッチを切った。

それから、意識朦朧としながら時間を確認し、意識朦朧としながら起きあがり、意識朦朧としながら尿意を感じて、意識朦朧としながらトイレに向かった。

トイレで小用を済ませると、台所に向かう。すると母上がいたので、意識朦朧としたまま挨拶をすると、母上は「ナニ寝ぼけてるんだか、もうお昼よ?」とお応えになった。そう目覚ましに叩き起こされたものの、僕が起きたのは昼過ぎのことだったのである。

まぁ寝たのが午前何時とかだから――とかなんとかいいながら、鼻をヒクつかせる。食卓から、なじみ深いいい匂いがしているのだ。見れば、そこにはマクドナルドの袋が。

無論のこと飛びついて袋を開ける僕。そしてむさぼる様に喰いつかんとする僕。その前に深呼吸しようとする僕。しかし身体はその命令に反して、テリヤキハンバーガーに喰いつく。同時に深呼吸。同時に咀嚼。アンド嚥下。


当たり前のように咽せる僕。

食卓に飛び散る、かつてテリヤキハンバーガーであったナニか。

「なにやってんのあんた」と冷静なツッコミを入れる母。

涙も鼻水も出まくりで咽せかえり続ける僕。

気管から出てこない一部の肉片かなんか。

パニックに陥る僕。

心配するよりも呆れて、しかも飽きて放置する母。

一人で地獄を見続ける僕。

吸水すれば治まるだろうとペットボトルのダイエットコークに手を伸ばして煽る僕。

炭酸に刺激されて、さらに悪化する僕。

大噴出するダイエットペプシツイスト(最後の一本)

地獄絵図のような食卓の上。

地獄の3丁目の曲がり角のポストあたりに到達している僕(白目)

BGMは母上が見ている『徹子の部屋』のオープニングテーマ。

まるでクエンティン・タランティーノの描きそうな、クレイジーに穏やかな午後――。
(多分、僕がかぶりついたあたりからスローモーション)


というわけで、昨晩のラジオをお聞きになった方は御存知かもしれませんが、未だに咳が続いています。気管に入ったモノが出てきた気配はありません。

とはいうものの、ピークだったのは、その日一日と翌日一日。その翌日には咳は納まって来たものの、胸と背中が、激しい痛みに襲われっぱなしで、さらに地獄を見ておりました。あのまま納まらなければ、危うく病院のご厄介になっていたかもしれません。

そして、厄介になった病院では先生にきっといわれるのでしょう。「そんなにお腹空いてたの?」とか、「慌てて食べると太るんだよねぇー」とか。そしてきっと僕は何も言い返せず、ひとりせきをするだけ、なのでしょう。ガッデム。

まぁそういう事態には陥らなかったので、ヨシとしているわけですが、現状、今度は喉が荒れたせいで、咳が続いております。いい加減にしてくれい、ゲフゴフガフ。





教訓:ものを食べる時に深呼吸をしてはいけない。





多分、ウチの甥っ子(2歳)でも知っている
真実に、28歳にして辿り着きました。

(いや…わかってたけど…バカだな…)



[ 2004年05月22日-01:28 ]  



告知ー!



【 概 要 】
じーらぼ!アイテム倶楽部は、当サイトのオリジナルキャラクター「アフロパンダの太々君」(左)をデザインしたグッズを作成。

このキャラクターを気に入ってくださった皆様に「カタチ」になったものをお届けすることで感謝を還元し、またインターネット個人サイト発のキャラクターグッズで世間を埋め尽くし、密かなブームをなし、
「いつか太々君の市民権を得よう!」という、遠大な世界征服計画です。
【これまでの制作実績とラインナップ】



好評につき追加制作決定!

じーらぼ!アイテム倶楽部 第6弾追加企画!
『うっかり太々君のトートバッグ』




Yahoo! Internet Guide誌に掲載…はされていません。
大きさの対比サンプルということで。
あ、この号に、僕が書いた記事載ってます(笑)。

(Sample Body…ナチュラルホワイト)


  
夕暮れ時の撮影だったので、発色が微妙…。
(Sample Body…左ライトグレイ/右ネイビーブルー)



中はこんな感じです。
プリント面と逆側に内ポケット付き。

(Sample Body…ナチュラルホワイト)



  
HN:おかめさん提供。Tシャツまで、太々君だ!
右写真はコーンフレークが4箱入った状態。おなかいっぱいです(笑)。

(Sample Body…ブラック)



  
HN:辻さん提供。左写真はデザイン本(A4変形)の入った状態。
右写真は龍口春雨が13個箱入った状態。これもまたおなかいっぱいです(笑)。

(Sample Body…オリーブグリーン)



申し込みはコチラから!





[ 2004年05月24日-16:55 ]  



2番が気になる。


書き出しの一言に悩みます。


基本的に僕は、時間を見つけてテキストエディターを起動するまで、つぶやきに書くことを決めていません。

まぁよっぽどの出来事があったときやら、リアルタイムなときは別ですが、普段はこれといって書くことを決めず、そのとき頭にある、書き出しの一言で内容を決めたりしています。

で、その一言を説明しながら話して聞いて感じでキーボードを叩くだけというわけですね。ちなみにタイトルは、全文書き上がった後に適当に考えてつけています。


あ、さて。今日も今日とて息抜きついでに、エディターを起動して、なんぞ書こうかと考え出した次第ですが、書き出しの一言に詰まってしまいました。

正確には、つまったのではなく、多数出てきてしまったので、どれを書いたモノかと考え込んでしまったわけなんですけどね。

というわけで、本日の書き出しの一言を、ズラっと列挙。


せきとくしゃみとが一度に出て、地獄を見てきました。


迂闊に昼下がりのスーパーに行けない、人妻好きです。


山田う○んのクセに生意気だと思います。


ザ・ベスト・オブ・ねり梅。結果が出ました。


トイレに間に合ってよかった。心底そう思っています。


だいえっとぺぷしついすとがきれてしまいそうです。



かいていてきづいたのですが、だいえっとぺぷしついすとが、よんけーすもあったのに、きれてしまいました。だいたいにかげつほどもったことになりますが、そのあいだにかいたせよと、こころからおもいます。でも、あのおもいけーすはばいくじゃはこべないし、よしんばはこべたとしても、じこをおこしてしまいそうでこわいのです。えきたいをはこぶのは、ことのほかばらんすをとるのが、むずかしいものなのですから。ああだいえっとぺぷしついすとがのみたいです。ちなみに、どうこうのしのあいだでは、でぃーぴぃーてぃーとよばれているのです。ああもうなにもかんがえられない。でぃーぴぃーてぃーがのみたい。えっちらほいがぞうがほしい。のどいたい。あたまもいたい。ひびやこうえんのおむらいすたべたい。くまくま。


[ 2004年05月25日-15:27 ]  



番組名は「真夜中のコダマ」とかで


500mlのdPTをゲットしてきて、それでなんとか難をしのぎ、なんとかかんとかまともな日本語っぽいものが一応書けるようになりました。というか漢字変換機能が戻ったというだけなんですけどね。というか、平仮名オンリーの文章で言葉が幼稚化していく手法は、随分前からやっていますが(参照:ネットラヴァーズ愛の交換日記、その度に「アルジャーノン、アルジャーノン」云われるの、飽きましたね(苦笑)。最初に僕が意識して、この手法のモチーフにしたのは「アルジャーノンに花束を」ではなく、島田荘司先生の「眩暈」、それと和訳版のスティーブン・キングの「ミザリー」です。まー、それだけ「アルジャーノン」が有名ってことなんでしょう。というか僕は、アルジャーノンを人から借りて斜め読みしかしていないんで、参考にしようもないというかなんというかなんですけどね。と、そんな感じで「500ml程度のdPTじゃ、焼け石に水だっつーんだよ。Peッ!やってらんねーよ!」という殺伐とした精神状態でお届けしております。本日のつぶやき、それではどーぞ。


と、そんな感じで日々を過ごしつつ、突然考えたのですが「トリビアの泉」って番組あるじゃないですか。なんか「ヘぇーヘぇー」やるやつ。あれの話題最近聞かないですね。

そもそも地上波バラエティーは国分太一君をみる為だけに、時々「鉄腕DASH!」を観る程度なんで、そこかしこで目にする情報でしか知らないのですが、あの「へぇーボタン」も商品化されているんですよね。最近全く話題に出ませんが。オーバーサプライで、えらい勢いで余ってるんじゃないかなぁとか思うわけです。


そういえば、随分前に、朝のニュースバラエティかなんかで、発売直後のそのボタンを使って「会社の会議を円滑に進める」とかいうバカな事をやっている会社がありましたが、きっと倒産したと思いますよ。

あと、小学校の発表形式の授業で使っているところもありましたね。今頃担任の先生は、どうやって、この教材扱いで購入したボタンを始末しようかと、頭を抱えている頃ではないでしょうか。アイデアは悪くなかったんですけどね。

生茶パンダのマペットのレプリカに、「へぇー」機構を組み込んだグッズも見かけましたが、あれとかもどうなっちゃったのかなぁと。


番組の衰退と共に、忘れ去られていくのは当たり前なんですけれど、モノがモノだけに用途が限定されますし、購入しちゃったが最後、別の形での再利用も難しいよなー、在庫抱えたら、結構無駄に大きいから場所も取るだろうしなー、などと考えたりしていました。

さて、そこで、ふ、と思いついたのが、音声チップの交換とパーツのカラーチェンジによる、再利用です。ついでに新番組も考えてみました。

「へぇー」ではなく、「はぁはぁ」という荒い息づかいの音声チップに交換。ボタンを叩くたびに「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」と、最大40「はぁ」、ないし20「はぁはぁ」までをカウント出来るようにします。

これを男女ボイス別に用意するのもいいでしょう。塗装はチープなスカイブルーなんてやめて、勢い余ってパッションピンクです。

そして、番組案としては、これを使って「はぁはぁ」してしまいそうな、画像や動画やアトラクションを、素人なりタレントなりにやらせて、それをカウント方式で採点するわけです。

持ち寄るモノやアトラクションは自由ですが、制限としては放送コードに引っかかってしまうようなモノは避けます。これは当たり前ですね。局部とか、オケケは禁止です。時間帯によっては乳頭や乳輪もダメです。ですから、出来れば是非、深夜番組にしていただきたい。

司会やメインパーソナリティには、相手の光を消すことしか考えていないお笑い芸人とかはダメです。素人に素人っぽさを出させないような、ツッコミもボケも毒舌もオチもサービスしてしまうような人はいりません。

さらに幅広い「はぁはぁ」を持っている人でなければなりません。そこで出したいのが、みうらじゅん先生。この方には、やはり審査委員長になってもらわなくてはいけません。なにしろ「崖や仏像をオカズに出来る」と豪語するほどの振り幅の持ち主。その存在は、希有としかいいようがありません。

さらに、司会には関口宏を抜擢。そして毎回の特別審査委員(ゲスト)には、硬派でならしている司会者や、ニュースを担当しているキャスターなどを呼びます。ちなみに僕の中で、第一回のメインゲストは、「筋肉の量で人格を推し量るマチョニズムな漢」こと、草野仁さんに決定しています。


番組のコンセプトとしては、様々な「はぁはぁ」するようなモノを世に紹介するという以上に、ゲストを如何に「はぁはぁ」させるかという、日本の伝統の「こころ」である「もてなし」の精神をアピールします。

つまり、ゲストの嗜好を調査し、それに沿った応募者の選定を行うということ。一期一会の精神で、最大限のもてなしをするということです。この「和」のココロは、視聴者のココロを打ち、やがて「はぁはぁ道」という道が出来ることも疑いありません。人気爆発は間違いなしです。

「はぁはぁ」ボタンも番組開始からすぐに発売します。「へぇー」ボタンの不良在庫の回収及び改良で済みますから、市場に回すのも、そう時間はかからないはずです。

そして各地の歓楽街では、この「はぁはぁ」ボタンを使ったショウが爆発的な人気になります。風俗な姫達の評価も「○月○日の出勤日に、なんと合計530はぁはぁを獲得!」などとなること間違いナシです。

有効活用マニュアルもすぐに発売され、夜の夫婦生活にも活用されます。ベッドインして電灯が消された後に響き渡る「はぁはぁ」の音と、赤く薄ぼんやり光る、デジタル数字のカウント。達する時は思わず連打です(数字を20以上に設定出来るように改造が必要かな)

これで、なかなか言葉には出来ない夫婦生活の悩みも、コミュニケイションツールとしての「はぁはぁ」ボタンを媒介に、一気に解消。マンネリ化も防げますし、ED防止にもなるわけです。もちろん評価意見の相違で、ケンカにもつながる可能性もありますが、それはまた別の話です。

しかし、それさえも話題になって、ハンズや王様のアイデア、LOFT、ドンキホーテ、それに加えて大人のおもちゃ屋にまで市場拡大です!(大人のおもちゃ屋バージョンは、コンドームの収納スペースもついていますよ!)



なんか本気で出来そうな気がしてきました。
(つーか、はぁはぁボタンってありそうだよな…Flashとかで)



[ 2004年05月26日-18:27 ]  



寝返り熊。


ちょっと所用で、仙台まで行って参りました。

まぁオシゴトだったわけなんですが、移動は新幹線!駅からタクシー!夜は御飯とお酒付き!そしてホテルに宿泊!と、「貴様どこのオエライさんだ」というようなアレでございまして。はい。

なんか場違い感たっぷりで仙台一泊二日を過ごして参りましたですよ。

んで夜は、折角なのでということで、コチラの姐さんも合流して、保健室の先生と国語担当で、ちょいと楽しく過ごしたりもしてきました。

ええ、楽しかったですよ?まぁメインの話題が、尿道結石の話だったのは、忘れたフリをすることにすれば、ですが。


まぁそれはヨイとして。

問題はホテル。といってもいわゆる「簡保の宿」だったわけなんですが、どういうわけか、先方が予約してくれたお部屋がツインルーム。これは、夜の仙台に繰り出して、適当に連れ込んでこいという指令でしょうか。

さらに、部屋に備え付けられている、ビジネスデスクと鏡台が一緒になったようなアレの上には、何故か体脂肪計が。


これはどういうことでしょう。まず部屋がデカいのは、アレでしょうか。昔ビックリ人間大賞かなんかで、世界一背の高い人が来日して、宿泊先のホテルが「サイズのあうベッドがない」ということで、苦肉の策で、ダブルベッドを横に3連結して、一つのベッドを作る、という荒技をやっていたのですが、ソレと同じようなもんなんでしょうか。

そして、さらに謎なのが体脂肪計。測定してみたところ29%(極度のデブ)だったわけですが、それは別にアレとしても、その存在意義がわからない。なんの為に、ここに体脂肪計があるのかってことですよ。

やっぱアレでしょうか。この体脂肪計とフロントは連動していて、一定数の体脂肪率を抱えている人間の部屋には、フロントの裏から簡保特殊部隊がやってきて、強制的に簡易保険に加入させられたり、人間ドッグを受けさせられたりするんでしょうか。勿論そうなったら、食事は一切ヌキとかそういうアレなんでしょうか。

それとも一定数以上の体重&体脂肪率の人間が寝ると壊れるようなベッドなんでしょうか。まさか、二つあるのは片方が予備ってことか?!


まぁそんな感じで、相も変わらずのアホな妄想を繰り広げてしまった次第ですが、なんのことはなく、普段屋根裏のような部屋で寝ているモノですから、妙に広い部屋に落ち着かずに、なかなか寝付けなかったという程度のオチしかなかったんですけどね。

ちなみに、寝付けない間、無意味に二つのベッドを行ったり来たりして、一人しかいないのに二つのベッドを使用済みにした理由は、



なんとはなく、ではありますが
男としてのプライドでした。

(だって…無意味に挑発的だったんだもん…空のベッドが…)



[ 2004年05月28日-23:24 ]  



まぁ一服しよう。


世の中、色々あるんだよ。

ぼくだって、ここまで来るのに随分かかった。

時間も労力もね。


まぁ、忙しい世の中だけれども

たまには


ゆっくり

ゆったり

ぐったり

まったり


行きましょうよ。



ね?











とりあえずは、一服一服。
(これが例のアレがナニです。ンムフフフフ)



[ 2004年05月31日-22:03 ]