じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2008年06月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2008年06月のバックナンバー

タイトル未定な新企画第一回目の発表。(2008年06月22日-08:31)
振り返らずには難しい。(2008年06月26日-22:27)


タイトル未定な新企画第一回目の発表。


そんなわけでして、こちらの試験的企画に多数の投稿ありがとうございました。言戯道場初期から投稿をしてくれていた職人さん達やら、言葉遊びをするのに慣れた友人達も、今回の企画は一様に『難しい』といっていたので、相当ハードルは高かったと思います。

んが、それを乗り越えてよく投稿してくださった、と拍手喝采を送りたいと思います。投稿してくださった皆さんに感謝でありますですよ。パチパチパチパチパチパチパチパチパチ。コピペじゃなくて手打ちですぜ?

さて、そんなこんなで早速投稿作品の発表にいきたいと思います。

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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「試験開始まで10分だぞ!」
B「やべえ、今日か!」

 俺は教室を飛び出した。
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どう考えてもアウト (よっぱwさん)
【寸】普通に間に合ってないですな(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「それじゃミサ子…いやお母さんも心配するだろ」
B「なんで母さんを呼び捨てに…、まさか、やっぱり!」

 俺は教室を飛び出した。
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来週は「インモラル団地妻 最終話」をお送りいたします (おはらさん)
【寸】最終回前にして急転直下の暴露展開。主役が未登場の母ってのも(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「それにしても優秀なお前が何で急にこんな成績になっちまったんだ?」
B「そ、それは…(ピピ!ピピ!)はっ!ちぃ、よりによってこんな時に!」

 俺は教室を飛び出した。
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行け!ボクらのウルティマン!平和のシンボル!ウルティマン! (おはらさん)
【寸】副業の方がメインですね。わかります。奇面組のワルトラマン思い出した(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「大体500万円ぐらいだろうな。金、あるか?」
B「……」

 俺は教室を飛び出した。
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相場は知りませんが。 (ぴこっとさん)
【寸】汚い!大人って汚い!リアルすぎて汚い!

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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「じゃあこれかかかかピピピピガガーガガガー」
B「わっ!先生が…爆発する!!」

 俺は教室を飛び出した。
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汚くないのを頑張って考えました。 (ぴこっとさん)
【寸】先生故障及び実はロボ系という超展開ですな。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「じゃぁお前、今から補修するからな」
B「ちょっと用事思い出しました!」

 俺は教室を飛び出した。
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わかってねぇじゃん。 (matudaさん)
【寸】ナイス。詰め襟を後ろから掴まれている姿が目に浮かびますな。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「ふふ…、しかし、狂った狂犬と呼ばれたお前とこんな話をする様になるなんてなぁ」(窓から遠くを見つめて)
B「狂った狂犬って普通の犬じゃねぇかよっ!チクショー!」

 俺は教室を飛び出した。
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BGM「HERO」 (かずひれさん)
【寸】的確なツッコミをいれながら去っていく生徒がナイス。っつーか、この教師明らかにダメだな(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「俺のこと嫌いか?」
B「ハイ。その通りです」

 俺は教室を飛び出した。
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(アツシさん)
【寸】テンプレを巧いこと使って先生を飛び出させましたな。先生傷つきやすすぎ(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「とりあえず、服を着ろ」
B「それだけはできません」

 俺は教室を飛び出した。
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(アツシさん)
【寸】着ろよ!飛び出すなよ!個人的にナイスなアイデアだっただけに最後のBのセリフをもっと超テンションにしちゃってもよかったかなと。
B「それだけはできません。イァッフー!フッルィィイィィダァアァァム!!」
とかで。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「ところで、そろそろ縄をほどいてくれないか?」
B「嫌です」

 俺は教室を飛び出した。
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(アツシさん)
【寸】すっごい放置プレイですな。教室を飛び出す、に繋がりにくいので
B「嫌です駄目です却下します。それでは失礼します。バイバイキーン!」
B「嫌です。それじゃアバヨ!」(柳沢慎吾の微妙なモノマネをしながら)
とかでシュールな方向に持っていくのもありかなと思います。
やっぱり「飛び出す」という激しい動きがハードルを上げていますな。
「教室を後にした/教室を出た」なら、このままの方が凄くイイですしね。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「ところでトペ・スイシーダってどんな技だっけ」
B「ハイ。こんな感じです」

 俺は教室を飛び出した。
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(moshさん)
【寸】リアルスイシーダ(笑)。これは激しい。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「俺みたいに身代わり受験なんてするなよ」
B「みんななんとなく分かってたけど今カミングアウトすんなよ!」

 俺は教室を飛び出した。
----------
(シュウさん)
【寸】ダメ教師見参(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「……だめ。先生おなかすいた。購買部でヤキソバパン買ってきて。」
B「ハイ。わかりました。」

 俺は教室を飛び出した。
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(ヤマスケさん)
【寸】別の意味でダメ教師。イメージ的には女性教師になるわけなんですが、こういう前半での性別的存在感を逆転させるツンデレ的な動きはシモネタ系なみに同案多数でした。なかでも先生の豹変ぶりが可愛かったので採用。
読み方によっては「わかってます」を全否定して、ただのパシリに使ってるという風にも見えるんですけどね(笑)。どっちなんだろ?


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「…ところで、気づいてるか?『もう一人』に…」(ちらっと掃除用具入れの方を見る)
B「えぇ…コソコソ隠れているネズミ、ですね…」(釘バットを引きずりつつ掃除用具入れに近づく)

 俺は教室を飛び出した。
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「3人目が飛び出した」って案はあったんですけど消化しきれてないっすねぇ…(宇呂田勝男さん)
【寸】今回大苦戦の宇呂田くんですが、まさに「この発想はなかった」ですな。
セリフを練り込めばト書きも要らなくなると思います。ちょっと惜しい。でも発想力はさすが。苦心した成果がでてますね。私信ですが。研究頑張りやー。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「じゃ、分数の足し算から俺に教えてくれ。俺が理解できなかったら…お仕置きだからな。」
B「ヒィィ…そこまで面倒見きれませんご主人さまぁァァァ」

 俺は教室を飛び出した。
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A=ご主人様的な生徒 B=奴隷的な教師 (かんたさん)
【寸】これも「この発想はなかった」ですね。ネタとしてはご主人様と奴隷っていうのはいらなかったかも。読み手側に難解になっちゃいますので。
「大学にいけない」から逆引きすれば、成績が悪くて大学にいけないというのは先生の独白になるわけですから、Aの「分数の足し算から〜」を活かして、Bを「お前が大学いくのかよ!っつーか分数って!そもそも大学行ってないのになんで教師になれてんだよ! むしろ、お前誰だよ?!」とか長セリフでつっこませて「飛び出す」って感じでグッドだったかもしれませんね。


----------
A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「しょうがないな。俺が嫁に貰ってやる。」
B「ハイ。お断りします。」

 俺は教室を飛び出した。
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(Largendさん)
【寸】これも「この発想はなかった」ですね。まさかの俺っ娘ちゃんに(笑)。いや、まぁ同性同士というのもアリですが(笑)。


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A「お前この成績じゃ、どこの大学もいけんぞ」
B「ハイ。頑張ります」
A「口だけじゃダメだぞ」
B「ハイ。わかってます」
A「で、次はどの穴に刺すんだ?」
B「じゃあ、この辺りに・・・・サクッとn」

 俺は教室を飛び出した。
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黒ヒゲ危機一髪。 (彩色彩組遊楽さん)
【寸】俺=海賊黒ヒゲなんですな。それにしても進路相談でナニやってんだコイツらは(笑)。


とまぁ、ピックアップされたのはこんな感じですね。紹介された皆さん、おめでとうございます。別に何かが出るわけじゃないですが(笑)。

やっぱり読んだ瞬間に「お!」と思うのは、前半と設定で固定化された場面を、如何にして壊しているかっていうところに尽きると思います。

設定としては進路面談であり、口調と、最後のモノローグから「男性教師と男子生徒」となっているわけですが、それさえも壊すこと、あとは教室という舞台装置を如何にして利用するかだと思います。でも、なんにしても試験的な内容にしちゃ、ハードルが高すぎましたね(笑)。

笑いをとることを目指すのであれば、後半のABをボケとツッコミにするか、突然シュールにするか、ハイテンションにするかの3択ですね。そして、そこにも意外性を持ってくることができれば、ベリーベストだと思います。


さて、そんな講釈はともかく。新しい御題を出してみましょう。なお、出題時の【場面設定】や【登場人物設定】は、初期イメージを作るためのものとしてのみ考えていただければと思います。

でも、企画の本懐としてはこれを如何にして壊すか、また利用するか、キレイにまとめるか、その思考方法でOKであって、そこに縛られる必要はありませんから。今回は書きますが、多分次回出題時には書かないと思います。

【場面設定】心霊スポット
【登場人物】A=女性、Bの恋人 B=男性、Aの恋人
 ※諸設定は無視して構わないものとする。
----------
A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「(問題1)」
B「(問題2)」

 私達は(問題3)ました。決して振り返らずに……。
----------

来るべき夏に向けてホラー調の会話テンプレです。大オチは罫線下のコメント部分に書いてくださってもOKです。むしろそれを推奨します(笑)。

投稿時には上下の罫線を含めてコピーして下さいね。僕の編集作業がラクになりますので、限りなく推奨します(笑)。投稿はメールリンクからフォームで送信してくださいませ。

ハードルがまた上がっているようですが「問題3」がありますので、自由度は格段に向上しているはずです。モノローグの一人称も「私」という感じでどちらにでも取れるようにしてありますので。

改変もなにもなく基本通りに行けば
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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「ウソじゃないわよ…後ろからなんか声が聞こえる…やだ!やだやだ!もう帰ろう!怖い!」
B「おい!待てよ!危ないぞ!」

 私達は走り出しました。決して振り返らずに……。
----------
って感じになるのかな。改変例は出しません。投稿者のネタ潰しになっちゃいますからね(苦笑)。

では、想像の翼を羽ばたかせて見てください! 楽しみにしてます!


[ 2008年06月22日-08:31 ]  



振り返らずには難しい。


はいどーも。雨と気圧変化で死にかけてる春九堂でございますよ。痛いっていうかもう、なんつーか動けないよね。買い物しようと街まででかけられないから財布を忘れる心配もない。そんなネガティブサザエさんです。押忍。

あ、さて。前回の御題に引き続き試験運用的な言葉遊び企画をやっているわけですが、今回はシバリが少し緩くなったこともあって、前回以上の投稿をいただきました。ありがとうございます。

ちなみに御題は
【場面設定】心霊スポット
【登場人物】A=女性、Bの恋人 B=男性、Aの恋人
 ※諸設定は無視して構わないものとする。
----------
A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「(問題1)」
B「(問題2)」

 私達は(問題3)ました。決して振り返らずに……。
----------
って感じだったんですけどね。

んが。やはり最後のモノローグが難しいんですよね。やっぱりここがネックになったかーと思います。「決して振り返らずに……」という固定された動作の前に、相応しい動作を入れなければ物語として成立しないのがハードルを上げちゃってますね。

実際数ある投稿作品の中でも、この「決して振り返らずに……」を巧く使えている人は少なかったなぁという印象です。その前までは面白いのが多いんですけどねー。今回は前提である「心霊スポットに訪れた二人」という設定を、逆に「壊そう壊そう」とした結果、残念になっちゃった方が多かった気がします。

最後のタームが自由になっているだけに、どうしてもそこだけを重視しちゃうって感じですかね。別に心霊スポットで怪奇現象に遭遇しても「走り出す」とか「逃げ出す」とか「お経を唱える」とかそんなことだけに縛られる必要はないんです。

パニックに陥ったABがどんな行動をするか。「決して振り返らずに……」、つまり後ろにナニかがある前提で、どんな奇行をしてしまうかということに持っていっても十分面白さがあるわけです。夫婦漫才をやってもよし、スクワットをやってもよし、持参した肉まんをやけ食いしてもいいわけです。

今回はそういう「前提や舞台装置を活かす」という意味ではかなりラクになるかと思ったんですが、出題時に「前提を壊す」ということを強調し過ぎた僕のミスですね。申し訳ないです。

さて、なにはともあれ、そんではざっと今回の良作を並べてみましょう。

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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「…な〜んてやり取りして、ビクビクしとったのが、もう50年程前の事かのぉ〜? なあ爺さんや。」
B「そうじゃのぉ。あの頃が懐かしいわい。」

 私達は長年二人寄り添って生きて来ました。決して振り返らずに……。
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(彩色彩組遊楽さん)
【寸】五行目から突然の時間が変わってるのが凄く楽しいです。この発想はなかったなあ。振り返らずに幸せにそのまま過ごしてください。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「だって、もうこの国の食べ物を食べてしまったんだもの」
B「だからって、そんなにヒドイ姿になっているとは思わないだろう、イザナミ」

 私達は黄泉比良坂で別れました。決して振り返らずに……。
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髪飾り・櫛・桃を投げながら…(windyさん)
【寸】日本神話を巧いこと持ってきましたね。知的です。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「あの子!まさか…私達の…」
B「長い間待たせたな。さぁ、一緒に」

 私達は三途の川を渡りました。決して振り返らずに……。
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賽の河原での待ち合わせ(windyさん)
【寸】オカルト的要素ですが、これも素直に受け入れられますね。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「やっぱり鳴ってるわ、ブーブーゲート…」
B「機内ペーパークイズ、難しかったもんなぁ…」

 私達は大地に降り立つことも無く、グアムを後にしました。決して振り返らずに……。
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(ブラックフレームさん)
【寸】アメリカ横断ウルトラクイズネタは同案多数でしたが、キレイにまとまっていたので採用しました。


----------
A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「…やだ、私もうやだよぅ…ひっく…ぐすっ」
B「いいか、1・2の3で走るぞ。手は絶対に離さないから…車まで頑張るんだ。」(小声で)

 私達は彼の合図で脱兎の如く駆け出しました。決して振り返らずに……。
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後ろから少しだけ寂しそうなトーンで聞こえる、
「そうです、ワタシが変なオジサンです」
と言う台詞を聞きながら。(壱さん)
【寸】昭和生まれにしかわからないようなのを持ってきましたな(笑)。レペゼン東村山の巨匠も逃げられちゃ形無しですねえ(笑)。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「これ、Cの声じゃない?」
B「あいつ、『なんでそっちに行くんだよ』って泣いてるな」

 私達はだるまさんが転んだを続けました。決して振り返らずに……。
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(大玉さん)
【寸】いじめじゃないか(笑)。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「わぁ!やっぱりチャルメラの音だ!」
B「お前っ!ダイエット中って言ってただろ!待てよ!」

 私達はトラックに向かって走りました。決して振り返らずに……。
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(ピコットさん)
【寸】ダイエット失敗確定ですね。というか一緒に走ってる時点でB止めてない(笑)。

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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「!子供の泣き声聞こえるよ!私霊感強いの知ってるでしょ!?絶対なんかいるよここ!」
B「俺の実家でそんなこと言われても…」

 私達は結納を諦めて家を出ました。決して振り返らずに……。
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(moshさん)
【寸】オカネタはウエルカムです。しかし実家がスポットってのはキツいなあ(笑)。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「…ウソ。だってこうでもしないと腕組んでくれないんだモン…。普段あんまり会えないから…傍にいるときぐらい…くっついていたいモン…」
B「…ハハっ!なに言ってんだよそんな事ぐらい!言わないからだろ?腕くらい…いつだって組んでやるし…その…お前さえよければ…いつまでだって傍にいてやるよ」

 私達は月明かりに照らされた池の畔をただ歩き続けました。決して振り返らずに……。
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(moshさん)
【寸】なにこのバカップル(笑)。池の畔、絶対なんかいるって(笑)。気づけって、放置すんなって(笑)!


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「いや、そんなことより問題は…この強烈な下痢よ」
B「二人してなにかにあたったな…山の中でトイレもなし、まぁ仕方ない、お互い背を向け合って…な」

 私達はしました。決して振り返らずに……。
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(アツシさん)
【寸】ビロウネタですが、これはアリですな。このあと紙の件で一悶着、と。緊急事態とはいえ軽犯罪ですよ(笑)?


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「こんな部屋で独りで寝れるわけないじゃない!だ…だから…あ、あんたもこっちの部屋で寝なさい!あ、ちょ、ちょっと!なに勘違いしてるのよ!べ、別に一緒に寝たいわけじゃないんだからね!絶対この線からこっちに入っちゃダメよ!あとこっちを向くのも禁止!あんたなんかずっと壁を見てればいいんだから!」
B「はいはい…わかったよ」

 私達は初めて同じ部屋で寝ました。決して振り返らずに……。
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流行りは終われどツンデレは死なぬ。ツンデレは死なぬ!(アツシさん)
【寸】なにこのバカップルPart2(笑)。いや、そこは振り向くべきだろうよ! 最近『涼宮ハルヒの憂鬱』にハマり気味のダメな家元的には、脳内でハルヒとキョンに置換されて再生されました(笑)。ツンデレ上等。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「ウソじゃないわよ!ほら、関西弁で『メガネメガネ、メガネメガネ』って!」
B「恐くねぇよ!むしろ楽しくなるよ!あとその声のヤツ、姿見えないけどそれ十中八九おでこにメガネのってるから!おでこに手をかざせばメガネ見つかるから!やってみて!」

 私達はリハーサルを終え、M-1決勝の舞台へ向かいました。決して振り返らずに……。
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(アツシさん)
【寸】ショートコントのリハだったんですな。振り返ると次のコンビが待ってるしね。想像しやすかったんで○です。巧いね。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「ホントよ…聞こえるで…っっ!!!ダ、ダンサーよ!!フッワッフッワって言って踊ってるわ!!!!!」
B「待て!ダンサーを見るなよ!!…と、とりあえず俺たちも踊ろうぜ!!!一緒に踊れば仲間だと思って危害は加えないだろうし…」

 私達は乱舞しました。決して振り返らずに……。
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(ヤマスケさん)
【寸】こういうのを待ってた(笑)! ナイスシュール! フッワッフッワッ!


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「いいえ…ウソじゃないわ。いや別に命がけで勝負するのが嫌で適当なことを言ってるわけじゃないですよ?」
B「いやいやわかってるけどねそれは。まぁあまりにもおかしいと思ったら勝負を中止せざるを得ないかもしれないけどね。まぁとにかく、十歩進んで振り返ってBANG!でいいよね?まぁ場合によっては中止せざるを得ないかもしれないけど」

 私達はそのまま真直ぐ進みました。決して振り返らずに……。
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(アツシさん)
【寸】これはなんというドリフ(笑)。実に巧いです。気弱過ぎるガンマン同士の決闘シーン。公会堂のカキワリセット前でのコントが思い浮かびますな。難しい難しいといいながらも、大健闘のアツシさん。ナイスです。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「わーーーーーっ!・・・・ってびっくりした?あはははは・・・・・は?」
B「あばばばっばっばばっばっばばあおぼぼb・・ママーっ」

 私達は別れました。決して振り返らずに……。
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無理して心霊スポットにいくとたいていこうなりません?
男だって怖いものは怖い。(かんたさん)
【寸】決して振り返らずに、が少々残念ですが、パニックなB氏が面白かったのでOK(笑)。「ですよねー」って感じです。


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A「なんでこんなとこに連れてきたのよ…!」
B「お前だって行きたいって言ったじゃないか!」
A「そんなこと言ったって…ねぇ…なんか聞こえない?」
B「…お、おい…やめろよ、ウソだろ…?」
A「もうやだあ!帰るううう!」
B「お前の墓すぐそこだろ!俺なんか隣町まで一人で帰らないといけないんだぞ!」

 私達は全力で逃げ出しました。決して振り返らずに……。
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…肝試し?(えふいーさん)
【寸】ABの方が幽霊という逆転の発想シリーズはいくつもありましたが、最後のBのセリフが凄くよかったので採用。上手だなあ。


とまぁ今回はこんなところです。不採用だった皆さんごめんなさい。しかし出題もこりゃなかなか難しいですね。シバリがきつければラクはラクだけど、逆に世界が狭まる。かといって緩くし過ぎても、最後の最後でシバリが入ると活かし切れなくなる。

むむむむ……もう少し出題の方を精進してみたいと思います。雨続きの気圧変化でのっしりと身体が辛いので、本日の出題はナシ。少し考えて後日「ヒトコト」の方で出題しますねー。


[ 2008年06月26日-22:27 ]