じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2005年12月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2005年12月のバックナンバー

ハリー!(2005年12月05日-14:14)
すごいなハリー。(2005年12月07日-02:56)
ハリー!?(2005年12月09日-18:42)
言戯してみませうか。(2005年12月13日-03:18)
ワーズ!ワーズ!!○ン○レ!〜宇呂田勝男の世界〜(2005年12月16日-14:59)
別冊付録:宇呂田勝男の世界 −○ン○レ全投稿作品−(2005年12月22日-06:21)
それはもう萌えではなく。(2005年12月22日-07:53)
覚悟の出来た人々へ。(2005年12月24日-21:38)
で、ケーキは食いましたか。(2005年12月26日-01:09)
実際には売ってなかったなぁ。(2005年12月29日-08:10)


ハリー!


現在最新作の映画も公開されている「ハリー・ポッター」シリーズですが、書籍の方の新作も予約が始まりました。

【予約】

タイトルは『ハリー・ポッターと混血のプリンス(仮)』。ちなみに原題は『Harry Potter and the Half−Blood Prince 』です。(仮)となっているわけですが、おそらくは「混血」という言葉が問題になっているものと思われます。

放送禁止や差別用語というわけではないのですが「不快感を与える用語」として放送での使用は控えられている言葉ですから、致し方ない事なのかもしれませんね。しかし、かといって原題がコレですから、問題視されることになったとしても、どういう風に変えるのやらといったところではありますね。


それにしても早いもので、ハリー・ポッターシリーズも6作目です。一応進行ペースは1年1作で、ホグワーツ魔法魔術学校は7年制ということですので、おそらく7作目で最終巻となるのではないかと思われます。

先日友人と「どんな最終回になるのか?」ということを予想していたのですが、おそらくはまあ普通に卒業はするだろうということになり、そこから先のことを考えてみることにしました。つまり卒業後のハリー・ポッターの進路です。

魔法使いの進路というのがどうなっているのかわかりませんが、スター的な進路としてはクディッチの選手、そしてエリートとしては魔法省の官僚という方向性もあるでしょう。またはダイアゴン横丁やらホグズミード村などに存在する各種商店という開業の方向性、また魔法具などの開発の方向性もあるかもしれません。

ですがハリー・ポッター自体は正直成績がよいわけでもなく、親の七光りでメジャーな存在になっただけの凡人ですし、唯一と言っていい特技のクィディッチも現段階ではプロで通用する腕前かといえば首を傾げたくなるところです。

まぁ親の遺産は相当にあるようなので、暮らすのには不自由しなさそうですが、かといって卒業後即ニートというのも受け入れられるのは日本だけっぽいくらいダメな感じです。『ハリー・ポッターと独りの部屋』とか、かなり寂しげですし。

そんなこんなを考えてみると、なかなか進路は定まりませんが、やはりご都合主義的に考えればクィディッチの選手といったところでどうでしょうか。チームがどこのチームになるかはわかりませんが、名シーカーとして大活躍して欲しいところです。


そして最終巻エピローグは、こんな感じになるのではないでしょうか。舞台は数十年後に移り、三つ子がいるにぎやかな魔法使いの家庭の朝からはじまります。ちょっと口うるさいけど素敵なママと、のんびり屋だけれども、マグルと魔法使いとの間で架け橋となるべく努力している魔法省に勤めている立派なパパに送り出されて、蜂蜜色の髪の兄弟と赤毛の妹という三つ子がホグワーツに向かうわけです。もちろん新入生として入学式を行うために。

列車の中、そしてホグワーツではどこかで見たことがあるような印象をもった子供達が登場し、さまざまなやりとりが行われます。そして新入生や同級生達の間で新しい「闇の魔術に対する防衛術」に「有名なあの人」が就任するのではないかという噂が広がっています。

そんな中で三つ子はそんな噂を聞いて、それぞれに少し得意そうに微笑むんですよ。みんなが「有名なあの人」と呼ぶ「ポッターおじさん」が夕べ家に来て、パパとママとみんなで夕飯を食べた後で『それじゃ明日ホグワーツで会おう』と三人の頭を撫でてくれたことを思い出して。でもそれは秘密なんです。

そして数年前に逝去したダンブルドア校長の後を受けたマクゴナガル校長が、新入生を歓迎する祝辞を述べ、次々と先生達を紹介します。そして新しい「闇の魔術に対する防衛術」の先生を紹介する段になると、「皆さんの間にも噂が流れているようですが」と前置きしてから、クィディッチでの素晴らしい数々の功績を読み上げ、そして最強の闇の魔法使いヴォルデモートをも倒した英雄と讃えて、ハリー・ポッターを呼び込むわけです。ちなみにヴォルデモートは完全に封印されたので「例のあの人・名前を呼んではいけないあの人」なんていう代名詞は最早使われなくなっています。

生徒達は皆大はしゃぎで拍手をして歓迎し、それをセブルス・スネイプ副校長は少し複雑な表情をしながらも拍手を送ります、三つ子達も大歓声を上げます。そんな中、少し照れくさそうに壇上に上がったハリーは、自分もホグワーツの卒業生であったこと、そして大変ではあったけれども素晴らしい7年間を過ごせたこと、ここで育ったからこそ今の自分があることなどを述べて、皆さんも素晴らしい7年間を過ごしてくださいとユーモアを交えて挨拶すると、会場はさらなる大きな拍手に包まれ、花火は上がるわ料理は出るわ幽霊は飛び交うわの大騒ぎになって大団円――。

とまぁ、こんな感じなのではなかろうかと、そんな話をしたわけです。手前みそではありますが、まぁまぁありそうな話じゃないかなーと思うんですがいかがでしょう。

いい歳した大人が、こんな風に最終話まで思いを馳せることが出来るというのも作品に魅力があるからでして、児童向けとして出された本ではあるものの、世界規模の社会現象を起こすだけのことはあるなぁと改めて認識させられましたね。うん。


まぁこの最終回予想に至るまでに

「『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、そして『ハリー・ポッターと混血のプリンス』と続いてきたわけだが、この後ドラゴンボール式に無理矢理続けるとなったらどんなタイトルが出てくるだろうか。むろんハリーが大人になっていくと想定して」
「『ハリー・ポッターと○○の○○』という構成が続くならば…うーん」

「ハリー・ポッターと昼下がりの団地妻」
「ずいぶんアダルトな内容だな!ラドクリフ君なにやっちゃってんの?!」

「じゃあ、ハリー・ポッターと白昼の痴漢電車」
「路線かわってないよ?!ハリー疲れちゃったの?!魔がさしちゃったりしてんの?!」

「ぼそぼそっとウィンガーディアム・レヴィオーサっつって、うっかりミニスカまくっちゃったりするわけですよ」
「そんなところで魔法使っちゃうの?!」

「もちろん姿を消したりもする」
「悪用しすぎだから!」

「じゃあ、ハリー・ポッターと13日の金曜日」
「突然ホラー路線?!」

「ハリー・ポッターと13日の金曜日8 ハリーNYへ」
「そんなに続いてんの?!」

「ハリー・ポッターとエルム街の悪夢」
「ホラー路線続きすぎだから!」

「んじゃ、ハリー・ポッターと世界の中心で愛を叫ぶ」
「なんかイベント旅行ツアーのタイトルみたいだよ?」

「じゃあ、ハリー・ポッターと世界の中心で愛を叫ぶツアー3日間の旅」
「いやいや、それじゃ完全に旅行になっちゃってるから!」

「えーとじゃあ、13日の金曜日まで戻って、と」
「そこまでしか戻さないの!?」

「えーと…NYでハリー・ポッターで…」
「しかも8まではイキなのかよ!」

「よし、思い切ってもう『○○の○○』はやめよう」
「随分思い切った勝手っぷりだなーオイ」

「うん、これだ。『ダーティーハリー・ポッター』」
「マグナム撃ちまくりの荒くれ刑事なの?!魔法は?!」

「中年になってマグルに戻った」
「ひでえ!あとそっちのハリーはサンフランシスコだぞ?」

「魔法でNYから移動」
「魔法なくなったんじゃないのかよ!」

とかいう馬鹿話を繰り広げていた事はナイショの中の秘密です。


ちなみに映画版の方でハリー・ポッターを演じているダニエル・ラドクリフ君には、現在、英国諜報部M16のスーパーエージェントを描いた人気シリーズ「007」の新作で若き日のジェームズ・ボンド役(14歳当時)の候補に挙がっているとの噂もあるそうなので、このシリーズがハマり役になった場合は、その後アクション映画の路線も開けてくるでしょうから「ダーティーハリー・ポッター」も可能性がないわけではないのかもしれませんね。



いや、全然ねーよ。
(皆さんもありそうで絶対ないハリポタタイトルを考えたら教えてください(笑))



[ 2005年12月05日-14:14 ]  



すごいなハリー。


先日こんな記事と、こんな記事を書いて投稿募集をあおってみたところ、色々投稿がありました。皆さんありがとうございます。そして、見事意地を見せてくれましたね(笑)。挑発した甲斐があったというものです(なんでそんなえらそうなんだ)(一応「家元」だから)。というわけで優秀な作品を紹介しましょう。まずはハンドルネーム:miyaさんからの投稿。

『ハリー・ポッターと他人の空似』

「最早、本人ですらない」とのこと(笑)。慣用句から持ってくるアイデアは割と珍しかったし、チョイスもナイスです。パンチ力あるなあ(笑)。もうまるで冒険する気ないですよね。魔法もまるで関係ないし、さらに本人ですらない(笑)。怒濤の脱力感です。

続いてハンドルネーム:ヒロトさんからの投稿。

『ハリー・ポッターとこんなのいつものお父さんじゃない!』

どんなシーンを想像するかは人それぞれですが、パンチ力を加えるならば『ハリー・ポッターとやめて!こ・こんなのいつものお父さんじゃない!』くらいまでやっちゃってもよかったかもしれません(笑)。意図するモノが違うかもしれませんが、不思議なことにこれだけでピンクがかったタブー系になるのがミソです。言葉って面白いですねえ。


また記事本文を応用してくれた方もいました。ハンドルネーム:akebonoさんからの投稿。あら!言戯道場の常連じゃないですか。ご無沙汰してますー。おっと肝心の作品を。

『ハリー・ポッターと殺しの番号』

ラドクリフ君の007出演の噂という記事本文文末部分を上手いこと持ってきてくれましたね。「殺しの番号」よりも「殺しのライセンス」の方がよかったかなという感じはしますが、どちらもありでしょう。さすがの応用投稿。素晴らしい。

あとは人名やコンビ名などを持ってきた人が多かったですね。でも、これはありきたり『ハリー・ポッターと坂上田村麻呂』くらいまでかましてくれないと、脱力や前の言葉との無関係さや、どこの引き出し開けて持ってきたんだよというギャップなどに繋がらないので微妙です。

特にタレントさんの名前とかだと難しいですね。坂上田村麻呂に関しては日本史で絶対に出てくる名前なので、ひっかかりもあるというかなんというか。同じようなものとしては、ハンドルネーム:kazebitoさんからの投稿で『ハリー・ポッターと小野妹子』というのもありました(笑)。この微妙なメジャーさ加減がたまらないですね(笑)。


他にも多かったのは、アリモノの映画タイトルとくっつけてみたもの。例えば宮崎駿監督作品は「○○の○○」という体裁をとっているタイトルのモノばかりですから非常に使いやすい。またドラえもん映画も「ドラえもんのび太の○○」となっているので非常に使いやすいわけですが、「使いやすい=ありきたり」なわけで、紹介するに相応しい作品はありませんでしたね。

そもそもが本文記事内で「他の映画のタイトル(しかも対局にあるような作品)とくっつける」という手法のお手本的なものも出ている訳なので、他のモノは二番煎じになってしまいますから。


序盤に送られてきた作品がハイレベルだっただけに、実にハードル高いですよー。えらそうですいません(笑)。他にも『ハリー・ポッターと突撃!となりの晩ご飯』『ハリー・ポッターとひとつ上野男』は同案多数。このあたりの「誰でも思いつく」ものはなかなか採用されにくいです。

アンチメジャーというわけではないですが、みんな理解出来るし知っているけれども流行ものやメジャーではない意外なものと強引に結びつけたりするというのが、言戯的トンチというか頭の使い方なのです。

一見して「くっつけただけじゃん」では流されてしまうわけです。一見した瞬間に想像が広がるような「ふくらみ」こそが重要。インパクトであったりボケ過ぎだろ!であったり、見た人のリアクションを引き出すパワーが欲しいところですね。


そういう意味ではハンドルネーム:simatakeさんの

『ハリー・ポッターとハーマイオニーのオーマイハニー』

は云ったもん勝ちというか、無欲の勝利的なボケ切りのボケ逃げという感じです。もう頭の中では、さまぁ〜ず三村先生が「ダジャレでボケっぱなしかよ!」とツッコみたい放題にツッコむ声があからさまに聞こえてきますから。こういうのもアリといえばアリです。

また『ハリー・ポッターと○○の○○』という文型を逆手にとって考えるのもあり。例えば『ハリー・ポッターというかあーそのー(ボケ逃げ系)とか『ハリー・ポッターと(情緒系?)なんていうのも、一応フォーマットには従っているわけです。こういう反則的なものでも面白ければOKです。読み手のリアクションを引き出すインパクトを重視したいと思っていますので。


さてさて、久しぶりに頭の体操というかなんというかが出来ている感じですし、投稿も熱い感じですので、もう少し募集してみましょうか(笑)。ハードルの高さと求められる方向性は大体見えてきたと思いますので、勇気ある挑戦者は是非投稿してください!投稿の際は、ハンドルネームを必ず明記してくださいねー(記載のない人は今回もメールアドレスのアカウント部分を代用させてもらいました)

ちなみに現状トップは、やはりmiyaさんの『ハリー・ポッターと他人の空似』と、simatakeさんの『ハリー・ポッターとハーマイオニーのオーマイハニー』ですかね。別の方向性を持った2作ですが、これらのハードルを見事に飛び越えてみてください!

オチの付けようもないので、最後は「こういうのもアリだよ」という僕なりのお手本を一つだけ。



『ハリー・ポッターとトイレの紙が?!』



さんざん偉そうなこと云いましたが
今のでハードルが劇的に崩れ下がった
滅びの歌が、確実に聞こえたと思います。

(家元名乗っててもこの程度ですよ…)



[ 2005年12月07日-02:56 ]  



ハリー!?


ハリーったらいったいどこに行くつもりなのかしら。

というわけで、皆さんの素晴らしき発想に爆笑したり唸らされたりしている春九堂でございます。なんつーか皆さんハリー・ポッターがあらゆる意味で大好きですね。ここまで広がるとは思いませんでしたよ(笑)。

まぁ、これだけ盛り上がっても、全世界のポッタリアンの皆さまには本当に顔向け出来ないような盛り上がり方というところが、さすがというかなんというか(笑)。ここまでひねくれた盛り上がり方もないんじゃないでしょうか。

そんなわけで、優秀な投稿作品をズバズバっと紹介していきましょう。まずは、HN:ほち。さんからの投稿作品。


『ハリー・ポッターと亀の子たわし』


なんでしょう、この生活感溢れまくりなタイトルは(笑)。亀の子たわしという言葉のチョイスだけで、なんとなく持って行かれてしまいました。こういうのはセンスだなぁ。

そんな言葉のチョイスで、なんとなくしみじみさせられたかと思いきや、HN:かずひれさんからの投稿ではこんなことになっちゃってます。


『ハリー・ポッターとバールのようなもの』


明らかに事件性アリアリなんですが。ハリーったら一体なにやらかしたんでしょうか。あんなに遺産もあるのにATM破壊ですか?ひょっとして自販機強盗の方でしょうか。いずれにしても妙にバイオレンシブです(笑)。さらにかずひれさんは


『ハリー・ポッターと酢の物』


なんてのも送ってきてくれました。酢の物て(笑)。魔法ファンタジーな物語である上にイギリスが舞台になっているにも関わらず、酢の物という和食のお総菜と組み合わせてしまうところにセンスがありますねー。亀の子たわしと同じ路線といえばそうかもしれません。

食べ物と合わせた人は結構多かったのですが、どれも同案多数。微妙なチョイスなんですよね。ただ「シェフの気まぐれサラダ」だとか「洋風ホニャララのスープ」だとかにつなげても「だからなに?」になってしまう。その「だからなに?」という返しを突き抜けて向こう側にいってしまうくらいのパンチ力がないと、難しいわけです。レベル高いなあ。

さて、多いかと思いきやさほど多くなかったのがアダルト系(?)。このあたりも非常にさじ加減が難しいところなのですが、いやいや当サイトの読者諸兄諸姉の皆さんはレベルが高かったですよ。ずらっと一気にいってみましょう。


『ハリー・ポッターとベッドの中へ』
 HN:えんたる


『ハリー・ポッターとゆうべは おたのしみでしたね』
 HN:TOMY


『ハリー・ポッターとその気はなかったのに…』
 HN:をさむらい


『ハリー・ポッターとあなたの子よ!』
 HN:SENNA


『ハリー・ポッターと私と、一体どっちが大事なのよ!?』
 HN:皿子


御覧の通り全て別々の投稿者の皆さんからなんですが、並べるとなんかスゴいドロドロしいハリー・ポッターが出来てきてしまっています(笑)。皆さんがハリー・ポッターにどんなイメージを持っているのか、なんとなく見えてくるような気がしますね(笑)。


長文をくっつけて見た人も、割と多かったですが、これは採用が難しいところ。そんな難しいハードルを跳び越えてくれたのが、まずはHN:トリスキーさんからの投稿。


『ハリー・ポッターと本日のパーティーバーレル販売は終了致しました。ありがとうございました。』


「去年のクリスマスのちょっぴりほろ苦いおもひで」とのことですが、切なさ炸裂気味ですね(笑)。ちょうどシーズンということもあって採用となりました。文章的には「ありがとうございました」はいらないかなとも思いますけどもね。

また、長文系でもボケっぱなしを炸裂させてくれたのが、HN:洋一さんからの投稿作品。


『ハリー・ポッターとカラオケ行ったのそしたら尾崎豊しか歌わないもんだからテンションだだ下がり』


ハリーってば盗んだバイクで17才の地図を見ながら走り出して、たどり着いた先の校舎の窓ガラスを割りまくりなんでしょうか。しかしラドクリフ君が辿々しい英語で「卒業」を熱唱しているシーンが少し頭に浮かんでしまって思わず吹き出してしまいました。ボケっぱなしな勢いの勝ちってところですね(笑)。


もうここまでくると、ハリー・ポッターそのものに対するイメージとかは度外視というかなんというか(笑)。明らかに「ハリー・ポッターと」というタームの重みが軽んぜられているように感じます。皆さんハリー・ポッターの事、実は嫌いなんでしょ(笑)?

なんとなーく、そんな黒さを感じさせるのが、HN:刺身醤油さんからの投稿作品。。


『ハリー・ポッターと名乗る男の足取りを追っています』


遂に確定的に犯罪者扱いですよ。絶対になんか事件起こしちゃってますよ。いや、もちろん「名乗る男」なので別人なのかもしれませんが、究極までにドス黒いイメージがありますね。魔法詐欺とかやったんでしょうか(笑)。

「ハリー・ポッターと○○の○○」というレギュレーションは満たしていますが、「と」が「and」の意味ではなく、文意としてはまるで違う使い方になっているわけで、こういう作品は他にもあるにはあったのですが、このセンスはさすがとしか言い様がありません。

しかしながら「黒いの」ではもっとスゴいのが来ました。これも投稿者は別々の方なんですが、並べるとちょっと酷いことになるので並べますね。


『ハリー・ポッターとあげくの果て』
 HN:abebe



『ハリー・ポッターとかそんなのはどうでもいい』
 HN:oide


もう大爆笑ですよ。特にHN:oideさんのが非道い。非道さもここに極まれりって感じです。なんかもう、投稿してくれた皆さんの気持ちを、直球MAXで代弁してくれたといったところではないでしょうか。

いやいや、「と」と「○○の○○」の使い方も上手く変えちゃって使っていますし、これはなかなか出来る芸当じゃないですよ。黒く、そして頭が柔らかくないと出来ない発想です。oideさん、非道くて素晴らしい作品を本当にありがとうございました。


さてさて、こんなところで一端投稿は締め切らせていただきます。新しい読者さんは知らないと思いますが、本来当サイトはこうした言葉遊びを「言戯」と称して行っていたサイトなんです(笑)。だからサイト名も『じーらぼ!言戯道場』なんですけどねー。

言戯道場もおやすみして随分経ちましたが、サイト移転も果たして、なんと今度はデータベースが使えるようになりましたので、なんとかシステムを完成させて、速報性ある企画として復活させたいと思います。やっぱり投稿数が多くなってくると管理が大変なんですよね。ま、なんとかぼちぼちやっていきたいと思いますので、その際は皆さん投稿よろしくお願いします!


それにしても、これだけ「ハリー・ポッター」という単語が並んでいるのに、まるでリスペクトが感じられない内容の記事に、今更ながら愕然としています。ポッタリアンな人々は世界中にいるわけでして、一部の狂信的なファンに「ふざけんな!馬鹿にしてんのか!」とか怒鳴り込まれたりしないとも限りませんねー。云われてること、まるで否定できませんし。


『ハリー・ポッターと突然の閉鎖』
なんて事にならないように
皆さんも祈ってください。

(いや、僕はハリポタ大好きですよ?全巻揃ってますよ??)



[ 2005年12月09日-18:42 ]  



言戯してみませうか。


ツンデレ。

ツンデレ大全
いまやこんな本まで出てしまっているこの言葉は、かの『現代用語の基礎知識』にも掲載されてしまったりと、今やネット界隈に通じるだけの言葉ではなくなってきている気配すらあるようです。

何分オタ文化方面の最前線からは離れて久しいものですから、僕の知っている「ツンデレ」の解釈は、又聞きの又聞きの意訳的なものでしかないので、めったやたらと調べてみたのですが、まぁ「好意はあれどもそれをむき出しにするのを潔しとせず、意地をはってしまう心理から攻撃的言動・行動に出つつも、好意を隠しきれずに表出してしまう」的な性格であるという事はわかりました。

いってしまえばそれってただの「天の邪鬼」的な性格なんではなかろうかとか「好きな子についつい意地悪」的幼稚性なだけなんではなどなど様々思うところもあるのですが、ツンツン時期からデレデレ時期に至る時間的環境的変化をもったキャラクターや、外ではツンツン、二人きりになるとデレデレという極端な二面性をもったキャラクターをしても「ツンデレ」という言葉を使うようですので、一概にはいえないということなのでしょう。

まぁ詳しくはこのあたりを読んでいただければわかりやすいかと思うのですが、非常にわかりやすいモノとしては、こんな会話文でどんなもんでしょうか。

―――――――――――――――――――――――――
男「あのさー、お前俺のことどう思ってるの?」
女「はぁ?あんたのことなんてなんとも思ってないわよ」
男「そんなこと言って実は好きだったりとかー(笑)」
女「ばっ、ばっかじゃないの!あんたなんて全然好きなんかじゃないんだからね!」
男「そっか…」
女「ちょ、ちょっと自分で変なこと聞いてきたくせに、なに落ち込んでるのよ!」
男「だってさぁ…」
女「も、もう!…き…キラいじゃないわよ!でもつけあがらないでよね!す、す、好きとか、そんなんじゃないんだから!絶対違うんだから!ちょっと!なにニヤニヤしてんのよ!人の話聞いてんの!?」
―――――――――――――――――――――――――

とまぁこんな具合です。既存の文章への加筆修正ですが、大体まぁ即効性ツンデレだとこんなもんだと思ってくだされば結構よろしいかと思われます。

ただ、これだけだと「デレ」に乏しいわけですし、また時間的環境的要因による変化をもたらす遅効性ツンデレや、ツンからデレへの変異が激しい群発性ツンデレだとまたかわるのでしょうが、まぁ大体こんな感じで間違ってはいないかな、と思うわけです。

おそらくは「ツンデレ」という言葉の意味もまたこの短い期間で多くのモノを含むようになったり、多様化したりしているんでしょうね。まさに「言葉の成長/進化」の真っ最中といったところではないでしょうか。

また有名な怪談をいじったツンデレな文章で、こんな感じのものもあります。

―――――――――――――――――――――――――
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんです。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ! と思って、慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。
ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。
トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いた。
「…死ねばよかったのに」

「いや、でもホント助かったよ。ありがと」
「ば…ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。また来週きてもいいかな」
「ダ、ダメっ! また落ちそうになったら危ないわっ!!!」
翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。
作りすぎただけで、決して僕のために用意したんじゃないそうです。
―――――――――――――――――――――――――

ちなみにコレは巨大掲示板『2ちゃんねる』で流れた文章なのですが、なんともわかりやすいというかなんというか(笑)。さすがどんな職種の人間が書き込んでいるかわからない2ちゃんだけのことはあります。発想が冴えまくりですよね。


さて、そんなこんなで「ツンデレ」という言葉と概念とを解説してきたわけですが、ここまでがネタ振りの準備です。言戯道場の本格的再開までのウォーミングアップとして、「ハリー・ポッターと○○の○○」に続くフリースタイル投稿を募集したいと思います。

というわけでして、御題。

『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』

です。投稿のレギュレーションは「○ン○レ(4文字)」、もしくは「○ン○ラ行ワイルド(4文字)」の、そのジャンル名。そしてそれにその解説を加えてもらいます。上記のような会話例や、こんなシチュエイションでこんなセリフをいう的なもので結構ですし、ずばりツンデレ風なセリフをアレンジして書いてもらってもかまいません。

つまり「ツンデレに似た」というのはダブルミーニングなわけですね。一つには「語感として」似ていなければならず、もう一つには「内容的に」似ていなければならないという形になります。

参考までに思考方法を模索してみますと…「○ン○ラ行(4文字)」の言葉で、実際に既にある言葉をまずは列挙してみるなんていう方法が簡単だと思います。インドラ、コントラ、サントラ、パンチラ、モンゴル、ドングリ、サンダル…そうするとかなりの数が出て来ると思います。

で、今度はそれを「ツンデレ」という語感風にアレンジしてみたり、そのまま使ってみたりしつつ、内容を膨らませていけばいいわけです。例えば「サントラ」だったら「べ、別にあんたのために全使用曲収録した訳じゃないんだからね!ボーナストラックだって、ついでよ!つ、ついでに入れただけなんだから!」なんて風にしちゃえば、一個出来上がりというわけです。


ぶっちゃけ、正直ちょっと…いや、かなり難しいと思います(笑)。言葉を考えるだけならば瞬発力でも十分だと思いますが、それに色(イメージ)を着けて膨らませるとなると、割と瞬発力や勢いだけでは乗り切れないところもあるかもしれませんからね。でもまぁ、頭の体操には、これくらい難しくてもよいのではなかろうかと。

例によって友人とくっちゃべってる時に、はたと浮かんだだけで見切り発車しちゃっている御題なんですが、その時にも10や20は出ましたので、読者の皆さんの言戯能力にも大いに期待していますよ!



さぁ、考えがまとまったら
コチラからガンガン投稿!
レッツエンジョイ!言戯シンキーング!!




ちなみに僕が考えたのは他では
『ガンタレ』とか非常にアレなものばかりでした。

「べ、べつにあんたのことなんか睨んでないんだからね!
ケンカなんか売らないんだから!」

(超凶悪な目つきで睨みながら)




最早「萌え」でもなんでもないわけで。
(思いっきりハードル下がったでしょ(苦笑)?)



[ 2005年12月13日-03:18 ]  



ワーズ!ワーズ!!○ン○レ!〜宇呂田勝男の世界〜


というわけで、御題『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』に多数の投稿をありがとうございました。今回はかなりハードルが高めだったのですが、それでも皆さんかなり健闘してくれたと思います。

さて、そんな健闘してくれた投稿の中でも、ひたすら僕のツボをえぐり続けてくれたのが、過去の言戯道場時代からの採用常連だったHN:宇呂田勝男さん。大体1本のメールに5作くらいをズラっと書いて送ってきてくれるのですが、どれもこれもなかなかのセンス。

もちろんボツなものもありますが、全体的にクオリティが高いんですよね。こういう分野が得意なんでしょーか(笑)。宇呂田さんってばそっち系?(どっち系だよ)

とまぁ、そんなわけで、今回は特別に宇呂田勝男特集といってみたいと思います。「数打ちゃ当たる」の精神で大量投稿するのもアリですが、一発一発の精度と威力がある程度高くなければ意味がない。そんな「一撃必殺」ならぬ「多撃必倒」型の、よいお手本となってくれるかと思います。それでは早速いってみましょー。


―――――――――――――――
『インテリ』
「べ、別に君のために作ってきたわけでは無いのだ。料理とういうものは同時に大量の食材を扱うことで旨味成分の向上、味の均一化が量れるという推測が成り立ったので、過剰に作っただけだ。だが、食事は調理後即時に接種しないと味が劣化する上に、冷蔵庫の空間配置にも問題が生じる。よって、君にこの弁当を渡すだけなのだ。な、なんだそのニヤけ顔は!い、いいから直ちに食べたまえ!就業時間まで時間が無いぞ!」

寸評:イメージ的には明らかに眼鏡っ子しか浮かばなかったわけですが、かなりツボでした(笑)。就業時間というあたりでまたこれが。OLさんなのね。そんなツンデレ気味なOLさんなのですね。もう色々たまんない(笑)。
―――――――――――――――
『モンゴル』
「し、視力なんてほめられても何にも出ないんだから!わ、私はフビライの子孫よっ!?そ、その程度の賞賛で喜ぶわけないじゃない!バカッ!」

寸評:ボケきられました。モンゴルというキーワードにあえて乗馬だとか相撲だとかを持ってこないで「視力のよさ」。しかも返しがフビライって(笑)。様々な分野で登場するチンギス・ハーンではなく、日本史でしか習わない孫のフビライを持ってくるあたりがセンスですよね。なんというか「元寇少女」とかそんな感じ(笑)。
―――――――――――――――
『インテル』
「私が入ってないと何にもできないんだから…ほんっとに、ちょっとは感謝ぐらいしたらどう?え?…バ、バカ!何もそこまで宣伝しなくても…も、もういいから!分かったから!ほんっとにバカなんだから!!」

寸評:ウチのPCもインテル入ってるんですが、こんな子なのかしらん(笑)。
―――――――――――――――
『テンパリ』
「か、かかかかかかかかかか勘違いしないでででよねねねねねねねねね、わ、わたわたわたわたしはそんなつもりじゃじゃywせdrftgyふ(気絶)」

寸評:表題先行ボケ逃げって感じですな。赤面しちゃって何も言えなくなってとか萌えシチュエーション的なモノはいくらでも膨らませられるであろうモノに対して、思い切りボケ逃げ、このあたりがセンス。ツンデレのセリフ基準として「言い始めをどもる」というのがあるわけですが、それを上手いこと毒パロディにしたのかなとも思われる次第。上手いなあ。
―――――――――――――――
『ダンマリ』
「…(無言で弁当差し出す)
 …(勝手に真っ赤になる)
 …(何故かビンタをする)
 …(そっぽ向いて走り出す)」


寸評:誰もが思いつくであろう表題に対しては、どうやってシチュエーションを作り上げるかがキモになるわけですが、これは本当に上手かったです。ダンマリ自体は、他にも同案が6件ほど。同案多数ランキングだと5位っくらいになるんですが、これを超えるシチュエーション部分はありませんでした。キャラクターを動かすチカラがあるんでしょうね。本当に得意分野なんだろうなあ(笑)。
―――――――――――――――
『シンバル』
「…ふぁー…ほんっと暇ねぇ、オーケストラって…あんたもよっぽどの変人ねぇ、こんな暇な時間を私と過ごすなんて…彼女いないでしょ?やっぱりねー、バカだもんね、アンタ。まったく、黙ってればいい男なんだしさー…って、勘違いしないでよねっ!わ、私はアンタなんかこれっぽっちも意識なんかしてないんだからねっ!あなたがシンバル奏者だから嫌々つきあってあげてるんだからねっ!勘違いしないでよ、バカッ!!(最後の「バカッ!!」でジャーンと鳴らして演奏終了)

寸評:シンバルパートがヒマだとは思いませんが(笑)。○ン○ラ行ワイルドというレギュレーションの中で、コツコツと言葉を探していって出てきた言葉を、大事に考えぬいた苦労のあとが見られます(笑)。まぁそれだけでは採用にはならないわけなんですが、キモはやっぱり最後の鳴り物オチですね。これだけで「この子」のキャラが立ってくる。初登場としてはこれで十分ですが、シンバルなツンデレとして今後様々なシチュエーションで、オチにシンバルを鳴らす子としてコントの登場人物的な活かし方が出来るんじゃないかなぁと。ほら、宇呂田さんの言戯で勝手に想像膨らませられちゃってるでしょ?こういうのがスゴイわけです。
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『オンボロ』
「もう捨てちゃえばいいじゃない、私なんて!どーせアンタは新しい娘の方が好きなんでしょ!私みたいなオンボロとっとと捨てちゃって忘れちゃいなさいよ!…き、機械に感情なんてあるわけないでしょ!これは機械としてのしごく当然のエラーメッセージなんだから!な、泣いてなんかいないわよ!こ、これは眼球機構の故障なのよ!…ば、バカそんな貧乏性だから人間の彼女なんてできないんだから!あ、アンタなんか、私と一緒に朽ち果てなさいよ!…あ、こ、これは一生アンタに面倒見てもらいたいとかそんな意味なんかじゃないんだからね!勘違いしないでよね!」

寸評:300文字未満のセリフだけで、ストーリーがしっかりと出来上がっているのが素晴らしい。深く掘り下げると、ロボットやアンドロイドとの恋というライトSFな世界の定番テーマにさえ関わってくるような。非常に上手いです。個人的には天才・椎名高志の短編『電化製品(アンドロイド)に乾杯!』に登場した「ミソッカス90F」のツンデレバージョンを見た思いです(笑)。
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『マンマル』
「ちょ、ちょっと、転がさないでよ!ボールみたいだからって転がったりしないんだからね!や、やめてよ、可愛らしい形だなんて、そんなっ…あ、あんたなんかサンカクと一緒にいればいいじゃない!」

寸評:仲間内でも大好評だった作品(笑)。「まんまるかわいいよまんまる」としばし盛り上がりましたね。他にもこのあとに続くセリフやシチュエーションを勝手に考えちゃったりしたわけで、コレは本当に素晴らしい。「相手のリアクションを引っ張り出す」という言戯の基本をしっかり押さえてくれています。ただの「まんまる」だと、デブ系を考えやすいところなんですが、「あんたなんかサンカクと一緒に」のところで、図形・形状そのもののキャラクターなのだというフォローになっているわけです。こういうところも上手い。
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『シンプル』
「ばか、勘違いするな、ゴメン嘘、好き」

寸評:個人的には一番好きです。本当にシンプルにツンデレ的なものを描ききっています。一見一部で新しいジャンルとしての確立を見せ始めている「素直クール」にも似ますが、どっこいそうじゃないというところも、またポイント。四つのタームが、しっかり起承転結しているのも素晴らしいですね。こういうところにセンスが出るんだなあ。
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とまぁ、ずらずらっと紹介してきたわけですが、これで全体の1/3くらいってところなんじゃないでしょうか。まだまだ紹介したい宇呂田作品はあるんですが、本当にどれも落とせないのばっかりです。機会があれば全作品を晒しちゃいたいくらいですね(笑)。

しかも、ここで紹介したのも宇呂田作品群の中でズバ抜けていいとかそういうわけではないんだから困っちゃいますよね。まず採用基準に満たないモノはカットして、その中から軽くひっかかったのだけ出しただけなんですから。いやいや大したもんです。

宇呂田さんの特徴というか「○ン○レ(ラ行ワイルド)」4文字の方はありきたりであっても、そこから先の膨らませ方、味付けの仕方が絶妙なんですよね。さらに云うと、この「言葉(4文字の方)なら、こういうのになるだろうな」という、そっちの「ありきたり」も上手いこと独自のセンスでヒネってくる。

いわゆる「お約束」を踏まえながらも、独自の世界を広げるというのは、もっとも受け入れられ易い手法だと思います。いや実に素晴らしいです。そういうわけで、宇呂田さんは、これからもバシバシ素敵な投稿をしてやってくださいね!


さて、御題『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』ですが、強烈なお手本を並べたところで、もう少し投稿募集を続けてみたいと思います。

宇呂田さんのように言葉とストーリーで攻めて来るもよし、ムスメロのろりーさんのように、イラストをつけてみたりするのも全然アリです。一つ思いっきり突き抜けたヤツを期待したいです。皆さん頑張ってください!(私信:ろりーさん、もしよろしければ優秀作品なり採用作品なりをイラスト化してやってくれたりしませんか(笑)?)


ちなみに先日友人に「○ン○レ」でなんかないか?と話していたところ。

「うーむ…ガンギレ」
「意味は?」

「ガンガンにキレてんの」
「それ萌えか?!」

「じゃあ、ドンギレ」
「意味は?」

「ドンドンにキレてんの」
「いやキレに拘りすぎだし萌え要素カケラもないけど?」

「じゃあゼンギレ!」
「意味は?!」

「全開にキレてんの!」
「だからー!なんだよキレてんのかよ!」

「キレてないれすよ。ぉん。俺のことキレさしたら大したもんれすよ。ぉん」
「お前それやりたかっただけだろ」

「ゼンバレ(全開にバレてんの)」
「上手いこと云った気になってんじゃねええええええええええ!!!!」

という、まさに具にもつかない会話が繰り広げられました。



まぁなんというか、アレだよ、ウン。なぁ金沢?
(どっちが僕だかゼンバレですな(笑))



[ 2005年12月16日-14:59 ]  



別冊付録:宇呂田勝男の世界 −○ン○レ全投稿作品−


というわけで今回の御題『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』で大活躍というか大爆発というか大暴走というか、まぁそんな感じの投稿をしてくれた宇呂田勝男君の作品を、良作・駄作・なんじゃそりゃ含めて全て公開しちゃいます。

彼はメールの中で「こういうのは得意分野なんです」と云っていましたが、そのクオリティには本当に凄まじいものがあります。残念ながら、同案多数作品の中では彼のクオリティを超越するモノは非常に少なかったです。

しかしながら、それは他の投稿作品のクオリティが低かったと云うことではなく、彼のクオリティが尋常じゃなかったというだけの事です。正直ここまで特化しているというのは、いい意味で「おかしい人」です。もちろん褒め言葉ですぞ(笑)。

他の御題で宇呂田君が同じように彼が大爆発するかどうかはわかりませんが、とにもかくにも期待大。そんな彼の世界をご堪能下さい。


「オンドレ」
「か、勘違いしぃなや、わしゃオンドレのために動くんちゃうねん。あ、あくまでもウチのシマのために動くんやからなっ!」


「カンテレ(関西TV:フジ系列の大阪支部)」
「ほ…他に好きなチャンネルでもできたん?…ちゃ、ちゃうよ!?別にアンタが見てくれへんで寂しかったとか、見てくれて嬉しいとかそんなんちゃうか らなっ!?」


「インテリ」
「べ、別に君のために作ってきたわけでは無いのだ。料理とういうものは同時に大量の食材を扱うことで旨味成分の向上、味の均一化が量れるという推測が成 り立ったので、過剰に作っただけだ。だが、食事は調理後即時に接種しないと味が劣化する上に、冷蔵庫の空間配置にも問題が生じる。よって、君にこの弁当 を渡すだけなのだ。な、なんだそのニヤけ顔は!い、いいから直ちに食べたまえ!就業時間まで時間が無いぞ!」


「キントレ」
「あんたバカ?上腕二頭筋ばっかり鍛えてどーするつもりよ?そんなことじゃ今度のボディービルコンテスト一緒に出れないじゃないの…え、べ、別に私一人 で出てもいいのよ!ライバルが一人減るわけだし…そ、そんな顔しないでよっ!腹筋?はいはい、私がおさえてあげるわよ、全く、一人じゃ簡単なトレーニン グもできないんだから…」


「シンミリ」
「…な、何しに来たのよ…べ、別に寂しいわけじゃ無いわよ、た、ただのペットじゃない…な、泣いてなんか無いわよ…こ、これはほら、さっきにわか雨が… なぐさめなんていらないわよっ!あんたのなんか…あんたのなんか………ゴメン、今日…一緒にいてもいい?」


「ミンゴル(「みんなのゴルフ」の略称)」
「ふ、ふーん…や、やるようになったじゃない、このコースでイーグルなんて…ついこの間までティーショットもできないバカだったのにさぁ…せ、先生が良 かった!?な、何当たり前のこと言ってるの!?うるさい!顔なんか真っ赤になってない!ドライバーで打つわよ!?」


「モンゴル」
「し、視力なんてほめられても何にも出ないんだから!わ、私はフビライの子孫よっ!?そ、その程度の賞賛で喜ぶわけないじゃない!バカッ!」


「インテル」
「私が入ってないと何にもできないんだから…ほんっとに、ちょっとは感謝ぐらいしたらどう?え?…バ、バカ!何もそこまで宣伝しなくても…も、もういい から!分かったから!ほんっとにバカなんだから!!」


「コンピラ」
「こ、こんな階段なんて…屁でも無いきに…そ、そーゆーあんたかて、もう汗だくじゃがね…な、何しよーん!?せ、背負わんでもいいきっ!う、ウチ自分で 歩け、ちょ、お、おろせー!…あ、ありがとう…」(四国人じゃないんで結構適当ですorz)


「アンポリ(安保理)」
昔からの強国が集まったお嬢様連合。日本なんか仲間に入れてあげないとか言ってる割には日本の公的資金を期待している。そしてそれは当たり前であると いった顔をしている。


「テンパリ」
「か、かかかかかかかかかか勘違いしないでででよねねねねねねねねね、わ、わたわたわたわたしはそんなつもりじゃじゃywせdrftgyふ(気絶)」


「メンドリ」
「あ、あんたのためなんかに卵生んだわけじゃないからねっ!しゅ、習性なのよ、習性!ほ、ほら、さっさと台所に持っていったらどう!?美味しく食べなさ いよね、バカッ!」


「ダンマリ」
「…(無言で弁当差し出す)…(勝手に真っ赤になる)…(何故かビンタをする)…(そっぽ向いて走り出す)」


「ハンナリ」
「そ、そんなん違いおすー、別にあんさんのためや思うて作ってきた弁当やおわしまへんえ。少しばかり作りすぎてしもうただけなんどすー。勘違いしはった らあかしまへんえー。ま、まぁせっかく作ってしまったもんはもったいあらしまへんし、食べたかはりますかー?せ、せやから勘違いしはったらあかしまへん 言うてとりますやろー?も、もー…ぶぶ漬けでも食べたかはりますかー!?」(京都弁いい加減ですいませんorz)


「マンマル」
「ちょ、ちょっと、転がさないでよ!ボールみたいだからって転がったりしないんだからね!や、やめてよ、可愛らしい形だなんて、そんなっ…あ、あんたな んかサンカクと一緒にいればいいじゃない!」


「ダンジリ」
「男が足らん言うさけ来たったんじゃい!だ、大体だんじり言うたら男の祭りやんっ!な、何でウチなんかが好き好んで来たらなアカンのんじゃい!に、似合う!?アホぉっ!誰がこんなもん褒められて喜ぶんじゃぁっ!アホボケカスゥっ!み、見んなやぁっ!はずいやんっ…」(河内弁は分からないとですorz)


「ドンジリ(関西弁?ドンケツとも言う。圧倒的最下位のこと)」
「ハァハァ…あ、あんたの応援なんかいらないわよ…だ、大体マラソン大会なんてやる方がおかしいのよ…ハァハァ…一緒に走るぅ?バカじゃない…女子の後男子でしょ?今から走ったら後で泣くわよ…?ハァハァ…か、勝手にしなさいよっ…くぁ…そんなにペースあげないでよ、ついていけないでしょ、バカーッ…」


「ハングル」
「か、勘違いするんじゃないニダ!全てのイルボンの文化はウリたちが期限ニダっ!泥棒王国のチョッパリどもは謝罪と賠償だけしてればいいニダッ!け、経済援助なんて別の話ニダよっ!!バカーっ!」


「トンズラ」
逃げる様。転じて、逃げる際に「ふ、ふん覚えてなさーいっ!」と叫びながら逃走する悪役のお姉さんを指す。古くはタイムボカンシリーズのドロンジョさまなど。なお、多少、敗北により衣服がはだけていることが望ましい。


「シンプル」
「ばか、勘違いするな、ゴメン嘘、好き」


「モンシロ」
「私なんて捕まえてどこが楽しいのよ?アゲハ捕まえてればいいじゃない、私なんてただ真っ白なだけよ?…ば、バカッ!綺麗だなんて言われても何も出ないんだからっ!ふ、ふんっ!あんたなんて…あんたなんて菜の花畑で埋もれちゃいなさいよっ!バカーッ」


「サンサロ(三叉路)」
「はぁ?東京行きたいけどどっちに行ったらいいか分からない?あんたバカじゃないの、この私の前にまで来てそんなこと言い出すなんて…わ、ちょ、ちょっと、泣かないでよ、迷子になったぐらいで…ほら、左よ、左、左にまっすぐ行けばいいの…な、何よ旧に感謝しちゃって…べ、別にあんたがちょっとだけかわいそうって思っただけなんだからねっ!次迷っても埼玉に誘導しちゃうんだからっ!」


「ギンギラ」
ド派手な見た目とは裏腹にさりげない優しさがキラリと光るツンデレ。


「ベンガル(虎)」
「大事にされて当たり前でしょ?私は絶滅危惧種よ?仲間も少ないんだから、大事にされてとーぜんじゃない!…な、何よ、その目は!さ、寂しくなんか無いわよっ!私は一人でも生きていけるの!…ぇ…ちょ、ちょっとやだ、何よ、保護だなんて…か、噛み付いちゃうわよ!?…バカッ…」


「エンゼル」
「なーに喜んじゃってるのよ、バカ。オモチャの缶詰ぐらいで喜ばないでよ、もういい歳なんでしょ?あら、私が5枚たまったのね。じゃぁ交換しちゃったらどう?え、何よ、記念って…私が大事だから取っておく?…ば、バカじゃないの!私なんてずっととっておいてもなんの役にも立たないわよ!そんなことも分からないほどバカなの!?バーカバーカバーカ!…バカー…」


「オンボロ」
「もう捨てちゃえばいいじゃない、私なんて!どーせアンタは新しい娘の方が好きなんでしょ!私みたいなオンボロとっとと捨てちゃって忘れちゃいなさいよ!…き、機械に感情なんてあるわけないでしょ!これは機械としてのしごく当然のエラーメッセージなんだから!な、泣いてなんかいないわよ!こ、これは眼球機構の故障なのよ!…ば、バカそんな貧乏性だから人間の彼女なんてできないんだから!あ、アンタなんか、私と一緒に朽ち果てなさいよ!…あ、こ、これは一生アンタに面倒見てもらいたいとかそんな意味なんかじゃないんだからね!勘違いしないでよね!」


「トントロ」
「な、何よ、わ、私が一番好きだなんて、そ、そんなこと大声で叫ばないでよっ!ばっかじゃない!?アンタどーせBSEとかで牛が食べられないからって私を頼んでるだけなんでしょっ!?分かってるんだから、牛肉輸入再開すれば私なんて忘れるくせにっ!…あ、そんなに、焼かないで…あぁ…溶けちゃう…いや、恥ずかしい…」


「シンガリ」
「あ、あんたのことなんかどうだっていいんだから!ほ、ほら、前から来る敵の盾ぐらいにしかアンタなんか思ってないんだから!そ、そうよ、頼りないアン タじゃ後ろから来る敵に対処なんかできるわけ無いでしょ!?…べ、別にアンタの背中を見ていたかったとか、アンタなら一緒についてってもいいとか、そん な感情、これっぽっちも無いんだからねっ!!さっさと前進みなさいよ!後がつかえてんのよっ!!」


「トンガリ」
「スネ夫なんかと一緒にしないでっ!わ、私には私の良さがあるんだからねっ!…わ、分かったフリなんかしないでよ、バカッ!」


「サンプル」
「お試し品なんだからさ、さっさと商品買ってっちゃえばいいじゃない、私なんかに構ってないでさ、他に用事あるんでしょ?ほんっとバカなんだから…」


「ペンパル」
「前略この間のお手紙、大変驚きました。そして確信いたしました。あなたが大変バカだということです。私はあなたのことなどこれっぽっちも思っておりません。あなたのことなんて顔も見たことが無いし、いきなり恋人になれるわけがありません。あなたのことなんか少しも思ってもいません。この文通が習慣となってるからしかたなくこうして手紙を書いているだけです。勘違いしないでくださいませ。 お元気で。あなたのペンパルより。

追伸、お友達からなら、考えてあげても構いませんが、一度お会いする必要がありそうです。いつ会えますか。早急にお返事をくださいませ。」


「シンバル」
「…ふぁー…ほんっと暇ねぇ、オーケストラって…あんたもよっぽどの変人ねぇ、こんな暇な時間を私と過ごすなんて…彼女いないでしょ?やっぱりねー、バ カだもんね、アンタ。まったく、黙ってればいい男なんだしさー…って、勘違いしないでよねっ!わ、私はアンタなんかこれっぽっちも意識なんかしてないん だからねっ!あなたがシンバル奏者だから嫌々つきあってあげてるんだからねっ!勘違いしないでよ、バカッ!!(最後の「バカッ!!」でジャーンと鳴らし て演奏終了)」


「ハンソロ(スターウォーズ登場人物)」
「ば、ばっかじゃないの!わ、私は銀河の運命だとかアンタのためとかそんなことはどうでもいいのっ!お金のためにやっているだけなんだからねっ!勘違い しないでよっ!チューバッカも笑ってないで仕事しなさいよっ!も、もー!みんなバカばっかりなんだからっ!」


「ゲンシロ(原子炉)」
「ふ、ふざけないでよね!私はアンタに守られる必要なんか全然無いんだからね!安全神話があるから大丈夫よ、アンタたち警備員なんていなくたって!… ちょ、な、何
「お前は俺たちの国のために必要なんだ」とかこぱっずかしいこと言ってるわけ!?やめてよね!は、恥ずかしくて臨界しちゃうじゃない!」


「ザンギリ」
「ど、どう?に、似合う?…か、可愛いとかそんなのは聞いてないんだからっ!!だ、大体アンタに似合うなんて言われてもうれしいわけないでしょ、このチョンマゲッ!!あ、ちょ、ちょっと、叩かないでよ、ぶ、文明開化の音なんてしないんだからねっ!!…どうせなら優しくなでてくれればいいのに…っ!!い、今のは何でもないんだからねっ!」


「ウンザリ」
「…えー…バカじゃない?か、勘違いしないでよね、別にあんたのことなんか好きでも何でも無いんだからー。(棒読み)…どーせアンタも最近のツンデレブームで目覚めたクチでしょ?私にこんなセリフ言わせないで彼女でも作ればー?…え…わ、私に言って欲しいって、ど、どういう意味よ…べ、別にアンタのことなんて…あ、ちょ、ちょっと泣かないでよ!こ、この本のセリフ言うぐらいならいくらでもやってあげるから…あ、あんたが泣くと鬱陶しいからイヤイヤやってるんだからね!勘違いしないでよ!」


「ダンドリ」
1:とりあえず相手を罵倒してください
  ↓
2:相手がこちらを褒めてきたらあからさまに照れているのに罵倒し続けてください
  ↓
3:相手がしゅんとなったところで慰めに入ってください
  ↓
4:相手がそれで元気になったところで「勘違いしないでよ!」「つけあがらないでね!」などと言い、相手に釘を刺してください。
  ↓
5:後日、弁当を「作りすぎたんだから、あんたのためじゃないんだから」と言いつつ持って行ってください。この際、多少、気合の入ったものを作るとよりよいツンデレに仕上がります。


「テンザル」
「あら、久しぶりじゃない…いつもザルソバばっかり頼んでたのに、貧乏暇なしのアンタがどーゆー風の吹き回し?え?栄転?…ふ、ふーん、よ、良かったじゃない…わ、私だってアンタの顔を見なくなると思うと胸がスッとするわよ…な、泣くんじゃないわよ!む、向こうでも美味しいもの食べれるって…わ、私が一番だなんてそんなバカなこと言ってるんじゃないのっ!ほ、ほら、伸びる前にさっさと食べちゃいなさいよっ!!!」


「パンチラ」
「キャッ!?…・ちょ…ちょっと、今…み、見たでしょ!!こ、このバカーッ!な、なんで後ろにいるのよっ!い、いいもの見れたとか言ってるんじゃないわよっ!!あ、あんたになんか、見せてもしょうがないじゃないっ!!…み、見られたってかまわないんだし…ってい、今の無し!?今の無しだって!!か、勘違いしないで!!い、イチゴだったとか大声で言うなこのスケベーーっ!!!」


「ガングロ」
「バ、バカじゃないー?ちょームカつくんだけどー?別にー、アンタのことなんてー、鬼シカトだしー?き、嫌いってわけじゃ無いんだけどー?そ、そーゆー顔マジキモいから泣かないでよー?…う…な、何つけあがってんのーっ!?MK5っ!!い、いっぺんs死んでこいよばーかっ!!」


「ナンクロ」
「あーあ、そこは「モ」じゃ無いでしょ?4番でもう使ってるじゃない、「モ」は…ほんっと、バカみたいに私をやってるクセに、いつまで立っても進歩が無いんだから、アンタみたいなバカはクロスワードの方がお似合いよ。どーせ懸賞目当てなんd…え…ちょ、わ、私のことが好きだからって、ば、バッカじゃない!?あ、あんたのことなんてどーだっていいんだからっ!!あ、アンタなんて応募締め切りまで悩んで苦しんでればいいのよっ!も、もうっ!ば、バカなことばっかり言って無いで、さっさと3番と15番埋めたら!?」


「ボンゴレ」
「な、ナポリタンのことなんかこれっぽっちも意識してないんだからね!く、悔しくなんか無いんだから!あっちのほうが売れ筋だからって、べ、別にどーだっていいんだからねっ…や、やめてよ、な、慰めなんていらないわよ!あ、あんたなんかだいっきらいよカルボナーラ!!」」


「ノンビリ」
「あ〜…今日もいい天気よね〜…アンタみたいな引きこもりにはもったいない天気よね〜…ぇ、ちょ、だ、だからってべ、別にアンタとどっか行きたいとか 思ってるわけじゃないからねっ!?わ、私は別にこのままこうしてても…だ、だからってアンタと一緒に日曜日過ごせるからそれだけでいいなんてことなんか じゃないんだから!!つけあがらないでよねっ!も…もう…お、お昼ご飯どうする?」


「カンキリ」
「…やっと見つけたのね…ばっかじゃない?私も無しにキャンプ行こうとする?はいはい、忘れられた女ですよ、私は……き、君がいなきゃダメとか、そ、そ んな台詞聞きたく無いわよっ!ど、どーせ今はプルタブで私なんか必要ないで…!!や、やだ、ぽ、ポケットなんかに入れないで…あ、あなたの…ぬくもりが …」


「メンタル」
ツンデレにおける精神状態、すなわち「ツン度」「デレ度」を示す指標のこと。一般的に、普段は「ツン2デレ8」前後の八方美人的性質をとるが、意中の男性が近くに現れることで「ツン9デレ1」前後となる。ここで意中の男性に恥ずかしい台詞を言われることで「氷解現象」が発生し、一気に「ツン0デレ10」まで下がり、外部に出る言動と、内部の感情との不一致が起こる。このことを「ツンデレ表面赤色化現象」と言う。


「ユンケル」
「あら、元気無いじゃない?元気だけが取り得のくせに、どーしたのー?ハハーン、さてはまた部長に怒られたんでしょ?図星?やっぱりねー、あんた仕事できないしねー…ちょ、ちょっと何凹んでるのよっ!?ほ、ほら、アンタは元気だけが取り得なんだからさ!笑いなさいよ!ほら、いつもみたいにさ!?これでも飲んで…え、いつも…あ、ちょ、勘違いしないでよね!?いつも見てるとかそういうことなんかじゃないんだから!ほら、さっさとこれ飲んで仕事戻る!ほんっと使えないんだから!」


「アンドラ」
「べ、別にフランスとスペインにはさまれてるからって何とも思わないんだから!ま、マイナーで悪かったわね!あ、あんたなんかピレネー山脈で遭難しちゃいなさいよっ!」


「カンブリ」
「しゅ、旬だからってそんなにがっつかないでよ、浅ましいわねっ!そ、そんなに美味しいの?…ま、まぁね、これでもワカナ、ハマチ、メジロと出世してきたんだし、美味しくて当然じゃない…ちょ、ちょっと、美味しさのあまり感涙してるんじゃないわよっ!ほ、ほんとバカじゃないっ!?あ、味音痴のアンタなんかにブリ大根まで食べられてなるものですかっ!バーカッ!」


「メンデル」
「だ、だから何回も言ってるじゃない!遺伝子というのは、親から受け継がれていて、優性遺伝の方が出やすいから3代目では1:3の割合でって…本当に私の話聞いてたの?バカなんだから…っ!?い、遺伝子だからって何想像してるのよっ!!わ、わたしは何アンタなんかとの子供なんて考えて無いんだからねっ!ばかっ!この劣性遺伝子!」


「シンクロ」
姉「わ、私はアンタのことなんか知らないんだからね!」
妹「わ、私だってお姉ちゃんのこと嫌いなんだからね!」
男「…二人とも、仲いいね(ニコッ)」
二人『仲よくない!!!』『真似するなっ!!』
男「二人ともいいお嫁さんに…ゴフッ!?」
二人『あ、あんたなんかのお嫁さんなんかに誰がなるかっ!バカっ!そして真似するなっ!』


「アンカラ」
「な、なめんじゃないわよっ!私は首都よ!トルコ共和国の首都なのっ!!あんたみたいな極東の片田舎の位置都市に気安く話しかけられたく無いわねっ!…な、何よ…う、うるさいわねっ!べ、別にイスタンブールとか意識してないんだからっ!何よ、あ、あんな子、飛んでっちゃえばいいじゃないっ!」


「トンネル」
「『抜けると雪国』とかどーせ言うんでしょ?ほんっといっつも同じことばっかり言うんだから…ほら、とっとと抜けたら?私なんかただの通過点でしょ?…え、な、何感謝してんのよ…あ、あたりまえでしょ!山道より近くて!な、何バカなこと言ってるの!さ、さっさと通り抜けちゃいなさいよっ!」


「ボンクラ」
「な、何よ、ば、バカにしないでよね!い、因数分解なんて社会に出て使うわけないじゃない!計算しかできないバカにはなりたくないのっ!…け、『計算もできないバカに言われたくない』ですって!?は、腹立つーっ!そ、そんなこと言うなら、あ、アンタが教えてくれればいいじゃないっ!…っ!か、勘違いしないでよね!わ、私はバカなんかじゃないんだから!た、タダちょっと色々聞きたいこともあったり…な、何でも無いんだから!あ、またバカにしたぁっ!?」


「アントレ」
「な、何感動しちゃってるわけ?フランス料理は初めて?そりゃそうよねー、そんな貧乏ったらしい服装でフルコースなんて頼むんじゃないわよ…わ、な、何感動してるわけ!?…今までこんな美味しいもの食べたことが無い…?ふ、ふんっ、どーせそんなこと言って、帰ってお茶漬け食べて同じこと言うんでしょっ!ばーかっ!ほら、二度と食べられないんだろうからよく味わいなさいよ、まったく…」


「ランドリ(乱取り)」
「い、今技かけようとしたところなのっ!うるさいっ!ここをこーひねれば…キャッ!?か、カウンター狙わないでよっ!な、何笑ってんのよっ!お、男なんだからちょっとは手加減したらどうっ!?…ついこの間まで私の方が強かったのに…う…あ、頭なんてなでるなーっ!く、悔しくなんか無いんだから!…アンタになら、負けても…っと隙ありっ!ほーら、まだまだよね、アンタも、ふふっ」


「レンドラ(連ドラ、連続ドラマ)」
「あら、アンタまた見てるの?どーせ結末読めてるのに、アンタも好きねぇ…べ、別に構成とか褒められてもうれしく無いんだからっ!わ、私は視聴率のために放映してるだけでアンタに見られてうれしいとか無いんだからねっ!…も、もー!恥ずかしいから録画しないでよーっ!じゅ、10年後とかに笑いものにする気でしょっ!?ばかーっ!あ、あんたなんか野球中継が延長して録画できずに泣いちゃえーっ!」


「カンフル」
「…あ、気がつかれました?まったく、心臓が弱いのですから気をつけないといけませんよー…べ、別に当然のことをしただけですっ!あ、あなたがどうなっても構わないですけど、ナースとしては放っておけなかっただけですって!も、もう!こ、今度はもっと太い針で注射いたしますよ!!」


「シンイリ」
「あ、は、はい!わ、分かってますよ、そのぐらいっ!ば、バカにしないでくださいっ!毎日毎日怒られていれば仕事ぐらい覚えます!だ、大丈夫ですってば!心配しないでくださいっ!わ、私はいつまでも子供じゃありません!あ…だ、誰も手伝って欲しいなんて頼んでないじゃないですかっ!?も、もうっ!二人っきりで残業だなんて…そんな…うー…すいません…」


「チンマリ」
「ち、ちっさいとか言うなーっ!あ、アンタがバカみたいにでっかいだけでしょ!?な、なでるなっ、わ、私はアンタより年上よっ!?か…可愛いとか言ってんじゃないわよ、このウドの大木っ!熊ぁっ!!」


[ 2005年12月22日-06:21 ]  



それはもう萌えではなく。


『ビンキリ』
「べ、別にあんたと一緒にいるために道場に来てるわけじゃないんだからね!勘違いしないでよ!なによ、からっきし弱いクセに暗くなったから送るとかって…大体あんたまだ茶帯じゃないのよ。あたしより弱いクセに何言ってんの?そうよ、そもそもセンスがないのよ。…な、なによ。なに落ち込んでるのよ…わかったわよ!送られてあげればいいんでしょ!まったくもう…ええ?!う、嬉しそうになんてしてないわよ!ち、痴漢なんか出てきたら、あたし一人だってこうしてやるんだから!!ちぇりァあァぁアッッ!!!(ベキン!←手刀でビール瓶切断)


たぶん彼女の名前は「独歩ちゃん」。というわけで言戯道場・家元の春九堂です。いやはや師走ですね。年末ですね。皆さん討ち入ったり討ち入られたりしましたか?

さてはて、そんなわけでして御題『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』に、多くの投稿をありがとうございました。一人飛び抜けていた宇呂田勝男君の投稿作品は、コチラの方に隔離しましたので(隔離って)、ここでは他の皆様の投稿作品を紹介していきましょう。

それでは早速、HN:えふいーさんからの投稿。


『コンダラ』
「べ、別にあんたなんかに引いてもらわなくたっていいんだからね!」
「わ、私、重いよ? …バカ」


「コンダラ」はかなり同案多数でしたが、会話を短くまとめた女子側のセリフが秀逸でしたので採用となりました。ちなみにコンダラとは、テニスコートやグラウンドなどの地ならしローラーの誤称でして、アニメ版『巨人の星』のオープニングで「思いこんだら試練の道を」という歌詞のところで、これを飛雄馬が引っ張っていたところから、このローラーを「重いコンダラ」だと思っている人が多数いたという話から来ています。なんでそんなもん僕が説明しなきゃいけないんだよッ!!(帽子を地面に叩きつけながら唐突にキレ)

失礼、取り乱しました。それでは次いってみましょう。HN:ルークさんからの投稿。


『アンドレ』
「べ、別にジャイアント馬場とタッグを組むために大きくなったんじゃないんだからね!18文キックだって・・・ぐ、偶然なんだから!」(トップロープをまたぎながら)


稀代のプロレスラー、世界第八の不思議と呼ばれた大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントネタですね(笑)。プロレスファンなのでどうにもツボを刺激されてしまいました。ちなみに同案多数で他にも「アンドレ」は30通ほど来ていますね。また『ベルサイユの薔薇』の方の「アンドレ」も来ましたが、採用のハードルを越えたモノはありませんでした。

さて続いてはHN:Mistyさんからの投稿作品。


『ハンクラ』
「優しくしてくれないんなら、動いてあげないんだからっ!」


ちょっとセリフはツンデレ的ではありませんが、萌え要素はふくんでいるかなというところでギリギリセーフ。「ハンクラ」はちょっと前まで教習所に通っていた僕としては微妙にツボでしたね(笑)。その上で「ああ、確かに動かないわ」と納得してしまったところが言葉のチョイスとしても上手かったです。そう、クラッチもアクセルもブレーキも基本は優しくなんですよね。忘れちゃいけない大事な運転マナーです(笑)。


『ツンドラ』
「べ、別にあなたに逢いたくて永久凍土に埋まってたわけじゃないんだからねッ!」(マンモス)


は、HN:しんやばすさんの投稿作品。ツンドラは同案多数ですが、マンモスのセリフとして考えるとおかしくなってきますね。うまいなあ。未来に恋したツンデレなマンモス。愛・地球博でこんな会話が交わされたのかもしれませんね。いや、ねーよ(ツッコミセルフサービス)


HN:ADDMANさんからはこんな投稿が。


『レンドラ』
「な、何ビデオの準備してんのよ!わ、わざわざ標準録画したりなんてしないでよ!最終回2時間半スペシャルだからって150分テープなんて買って…!…もう、馬鹿なんだから…」


「最終回2時間半スペシャル」とか「150分テープ」とかの細かいタームが凄くツボですねー。HDDレコーダーやDVDが主流になっても頑張っているVHSビデオ。それもわざわざ標準録画というところが思い入れっぷり満載で微笑ましいです(笑)。僕自身HDDレコーダーを購入してからはビデオテープは全て処分してしまったので、なんか懐かしい感じさえありましたね。思わぬ隙間からの投稿でした。

思わぬ隙間といえば、文字自体で言戯してしまった強者がHN:刺身醤油さん。


  广 <…なによ

 「いや、おまえってさあ、ショートカットの方が似合うんじゃねぇ?」

  广 <な…、いきなり何よ!?アンタの好みなんて知らないわよ!

         後日

  厂 <お、おはよ… べ、別にアンタの趣味に合わせたわけじゃないんだからね!


                             ―――ガンダレ


なかなかに上手い。ですがショートカット云々よりは「广」に最初に話しかけるときに、「どうしたんだよその前髪〜。寝癖か〜?」とか、少しおしゃれをしてイメチェンしようとした幼馴染みをついついからかってしまうような展開から入った方がよかったですね。でも、こういう発想は大好きです(笑)。

こういう亜流もあれば正統派もあったのが今回の投稿数に比例した幅の広さ。HN:matudaさんからの投稿を3連発で紹介してみましょう。


『ロンデレ(論デレ)』
私は1人でいる際に君に会いたくなる事が多々あり、ここで一つ仮説を立てると
(中略)結論として私が君に対して抱いている感情は親しみと愛情、つまりは親
愛ということになるわけだが、これで説明になっているだろうか。


『ブンデレ(文学デレ→文デレ)』
嗚呼、貴方の顔を思い浮かべるだけで私の心は千々に乱れ、胸の内がきゆうと締
め付けられるやうにおもはれるのです。


『ドンデレ(鈍くさいデレ→鈍デレ)』
あ、あのっ、わ…わたしっ、うんと、あの、えーっと、す、す、す、すきやきじゃ
なくって、あの、その…(以下略)


うんうん。どれもかなりしっかりとした正統派ですね。音や文字だけを追いかけてしまいがちな「○ン○レorラ行4文字」というレギュレーションの中で、「○ンデレ」という基本中の基本をしっかり追いかけた上で膨らませるというのは、実はあまり多くはなかったのです。こういう左脳的な考え方も手法としてはもちろんありですし、むしろ大歓迎なんですよ。といっても理に走りすぎても面白くないわけですけどね。


さてさて、これで大体紹介は終わったかなっと…おっとメールの山の隅っこに、本業が多忙の極みで暇を取っている番頭さんことHN:R・Wさんからの投稿が紛れ込んでいましたぞ。


『トンガリ』
「べ、べつにブタゴリラのためにお父ちゃんの入れ歯探してるんじゃないんだからっ!」

ぶははははは!!「意外と奴はツンデレ」とかコメントつけてる場合じゃないって(笑)。いわずとしれた藤子不二雄先生の名作『キテレツ大百科』のキャラクターであり、「お父ちゃんの入れ歯みつかった?」はお馴染みのセリフでもあるわけですが、いやはやこれはヤラレましたね(笑)。読んだ瞬間、声優の三ツ矢雄二さんの声で脳内再生してしまって大爆笑してしまいました(笑)。なるほど、トンガリはツンデレだったのか(笑)。さすがに番頭さんはやるもんですな。


といったところで、今回の採用作品発表はおしまいです。同時に御題『ツンデレに似た言葉で、ツンデレに続く新しい萌えジャンルを考えてみよう』への投稿も終了とさせていただきます。いやーそれにしても様々な投稿を本当にありがとうございました。

さてさて、今回のMVPはもちろん質・量ともに凄まじいクオリティを見せてくれた宇呂田勝男君に捧げたいと思うのですが、さんざん作品を晒された上に褒めるだけでは可愛そうなので、特別にご褒美を進呈したいと思います。

実は第一回目の発表更新の際に、私信で「ムスメロ」のろりーさんに「イラストにしていただけませんかー?」とお願いしたところ、なんと快諾いただけたりしたんですよ(ろりーさん本当にありがとうございます!)

ですので、宇呂田君には自分が投稿した作品の中で「これ!」と思うモノを3点選んでもらい、その中から僕とろりーさんが「これならイラストに出来そうだ」というものを選んで、それをろりーさんにイラストに起こしてもらう権利(長い)をプレゼントします。そういうわけで、宇呂田君は早急に選んで僕までメールするように(笑)。



さーて、予想以上に長引いてしまった今回の言戯道場でしたがいかがでしたでしょうか。たまにはこういう頭の体操もいいもんでしょ。でも今回は題材が題材だけに、女性読者さんからの投稿が少なかったのが残念でしたねー。

そんなわけで、次の御題はこんな感じで行きましょうか。
――――――――――――――――――――
もういくつ寝るとクリスマス。ローマ法王が「クリスマスの精神を忘れている」と嘆くような昨今ではありますが、日本では相も変わらず毎年ケンタッキーフライドチキンのパーティーバーレルや、クリスマスケーキがバカ売れします。

ところが長引く不景気の影響で、今年はどうもケーキの売れ行きがよろしくない。まさに不ケーキ(氷点下ジョーク)です。とある製菓会社では、目算を誤って大量のケーキが売れ残ってしまいました。

賞味期限の問題もありますし、なんとかして売り出そうにも、サンタの砂糖菓子人形は載っているわヒイラギのロウソクは刺さっているわと、クリスマス用デコレーションが施されています。しかも今日は既にクリスマス当日の25日。28日は仕事納めなので、最低限28日までに売りさばかなくてはなりません。

そこで皆さんは、この売れ残ったクリスマスケーキを売りさばけるようなキャッチコピーを考えてください。また売りさばく方法や、クリスマスケーキにまつわるネタならなんでもOKという事にします。
――――――――――――――――――――
といったところです。


例)
 キバヤシ「俺たちは大変なミスをしていた…本当のクリスマスは26日だったんだ!!」
 MMR「な、なんだってーーー??!!」

 ――真実のクリスマスを貴方に――


例)
 完熟クリスマスケーキあります。


例)
 東海岸では、まだイブです。


例としてはこんなところでいかがでしょうか。ま、さほど難しく考えず、いっちょ頭の体操をしてみてください!皆さんの言戯能力に期待していますぞ!!投稿メールにはハンドルネームの記載をお忘れなく!



さぁ、考えがまとまったら
コチラからガンガン投稿!
レッツエンジョイ!言戯シンキーング!!




ところで、女性読者の皆様の中に
僕に手作りのクリスマスケーキを恵んでくださる
奇特な女神さまはいらっしゃいませんか?

(いねーよ)



[ 2005年12月22日-07:53 ]  



覚悟の出来た人々へ。


というわけでAM5:00あたりをもって、一旦チャットの方やリアルタイム進行は終了となりました。アップローダーはそのままになっていますし、データもそのまま残っています。追加で参加するもよし、聞いてただならぬ世界に驚くもよし。

ただ一つだけ、世の中にはこんなクリスマスイブもあったということだけは覚えておいて下さい。
「ヒトコトなつぶやき」の記事を必ず読むこと。その上で準備が出来たならば、この門をくぐりたまえ。
(※チャットは終了しました)


そして聞け!!

本日はクリスマスイブ。そして時刻は22:00を回った。世間ではカップルと称する輩がそろそろとベッドとか布団とか車内とかホテルとか屋外とかで、合体したり合体しなかったりしたりしなかったりするのかしないのかはっきりしろ!!といった盛り上がりを見せたりし始める頃だと思われる。

だがしかし、現在進行形でこのサイトを見てしまっている人達がいる。なんという対比だろう。

諸君聞いてくれ。僕はおっぱいが好きだ。大好きだ。しかしながら、この聖なる夜に一方では幸せな顔でおっぱいを揉んだり揉まれたりする連中がいるというのに、僕はこうしてキーボードを叩いている。傍らにはスリーエフで購入した100円のフライドチキンだ。

なんだろうこの対比は。そう考えたときに僕の心にイヤな火がついた。30歳を超えたからといって別におとなしくなる必要はないのだ。いやさ大人になったからこそ自己主張をするべきなのだ。勘違いかもしれないけれどそうなのだ。

だから僕は叫ぶことにした。クリスマスにプレゼントを欲しがる子供のように叫ぶことにした。欲しいものを。一心不乱に欲しいものの名を。

だから叫んだ。諸君らも続いて欲しい。さぁいざや諸君!時は来た!!



覚悟が決まったら録音ソフトを起動せよ!



マイクに向かって叫べ!!



男も女も関係ない!!今日だけは叫べ!!




この言葉を!!
※リンク先は音声ファイルです。音が出ます※



そして録ったら
アップしちゃえばいいじゃない!!

※ファイル形式はwavでお願いします※
※「おっぱい」の回数は大体4〜8回にて※
※匿名アップでもコメントにHN記載でもOKです※

※出来るだけ上のサンプルのリズムでお願いします※
※情熱がほとばしり過ぎちゃっている人は別にOK(笑)※
※一人何作でもいいぞっ!※

※Macな人はaiffファイルでもOK!※




目指すは100人分の
「おっぱい」コールだ!!



考えるな!!感じろ!!



我々はキミの暴走を
待っている!!!



[ 2005年12月24日-21:38 ]  



で、ケーキは食いましたか。


メリークリスマした!

というわけで24・25と、世間ではクリスマスとかいうイベントだったらしいんですが、皆さんはどう過ごされましたでしょうか。ちなみに僕はマイクに向かって「おっぱい!おっぱい!」と本気で叫んでいました。バッチリ両親同居です。押忍。

というわけで、御題『売れ残ってしまった大量のクリスマスケーキを28日までに売りさばくキャッチコピー&ハウトゥ』に投稿して頂いた作品の暫定発表をしてみたいと思います。全国のケーキを大量に抱えてしまっている製菓関係者の皆さんはある意味必見かもしれませんぞ。

まず一発目HN:胴長熊猫さんからの投稿。


一年後の12月24日から販売。
売り文句は「ヴィンテージものです!」



うんうん。このあたりから攻めてくるのはセオリー通りですね。「難点:やや緑色になるところ。」とありますが、まぁ緑じゃ済まないでしょう。これはもう「ケーキは生もので時間が過ぎれば悪くなる」という当たり前の前提を当たり前のまま出しちゃってるという感じですね。まずはこの発想を飛び越えないと難しいわけです。

HN:えふいーさんはボケ売りをしてくれました。


「今年還暦の方へ、心を込めて…い、いや?その砂糖細工はサンタなんかじゃないで
すよ?」



赤い上下のサンタクロースを還暦の赤いちゃんちゃんこに見立てて還暦祝いケーキにしてしまうという発想ですね。これはなかなか目の付け所がナイスです。しかしながらどうせなら「おじいちゃん、還暦おめでとう!」と前後なしに直球でボケてしまった方がインパクトがあるかな、と思います。いいわけは見苦しいのでボケるなら直球でいきましょう(笑)。

ボケ逃げをもうちょっと紹介してみますと


来年まで待てない


いっこく堂出演で店頭パフォーマンス
(パクパク)「あれ、声が…」
(パクパク)「遅れて、聞こえてくるよ」
(パクパク)「ついでに、クリスマスも、遅れるよ」



ケーキって、一年寝かせるとすごくおいしくなるんだよね


以上三作はHN:うめちきさんの投稿作品。さすが以前の言戯道場でも上級にいただけのことはありますね。どれもこれも秀逸なボケ逃げで頑張ってくれました(笑)。「来年のを」という売り方の中でも、ネットならではの見せ方をしたのがHN:debuchiさん。


「 ★発売日前に手に入りました★2006年版クリスマスケーキ★30000円即決★ 30000 円 - 7 日 」


ヤフオク風にして、敢えてプレミアをつけてしまったかのような素晴らしいボケ逃げな売り方です(笑)。それにしても凄まじい「発売日前」ですな。360日以上前に先行販売ですよ(笑)。そりゃプレミアもつきますよねぇ、いやまぁ誰も入札しないでしょうけれども(笑)。


続いては今回もなかなか気合いが入っているHN:宇呂田勝男くん。


「地球のみんな、どうかオラのケーキを買ってくれ!」


「アリバイ、言い訳、仲直り用にいかがですか?」



なかなかに実用的。特に後者はかなり好みの売り方ですね。でもどうせなら「アリバイ工作用クリスマスケーキ有マス」とかで、決め打ちにプッシュしちゃった方が強かったかもしれません。まぁどんなアリバイを作るのかは微妙ですが(笑)。キャッチコピーでもなんでもそうですが「お伺い」するのではなく自信を持って売りさばいてみて下さい。その方がパンチ力が出ると思いますよ。


またクリスマスケーキは、そのシーズンからも雪をイメージした生クリーム系デコレーションのケーキであるのが一般的です。その「白さ」にかけて出してきた人はかなりの数がいました。例のホワイトバンドのパロディですね。


ほっとけない世界の貧しさキャンペーン

ホワイトケーキをたべよう

 (HN:TONERIKO)


「ほっとけない 我が社のまずしさ」

世界では3秒に1つの失われてゆく命があります。
そしてこのケーキの売り上げの44%は…利益です。

 (HN:Misty)


同案多数の中を勝ち抜いたのは上記2作。解説とかは抜きにしてあっさりズッパリと「ホワイトケーキキャンペーン *** ほっとけない 我が社のまずしさ」とかにまとめちゃった方がよかったかなとも思います。今一歩。

他、同案多数は「おせちもいいけど、ケーキもね」というもの。数十通来ています。「カレーもね」という有名なコピーのパロディなんですけれども、28日までに売りさばかなくてはいけないといっているのに、なぜ正月のおせちなのだ、と。レギュレーションを全く満たしていないので、あえなく全て却下となりました。南無。


といったところで、今回はここまで。とりあえずもう少し、御題『売れ残ってしまった大量のクリスマスケーキを28日までに売りさばくキャッチコピー&ハウトゥ』は募集してみたいと思います。御題としては少々難しいかもしれませんが、頑張ってみて下さい。皆さんの言戯能力に期待していますぞ!!投稿メールにはハンドルネームの記載をお忘れなく!



さぁ、考えがまとまったら
コチラからガンガン投稿!
レッツエンジョイ!言戯シンキーング!!

(発想のヒントキーワード:別サービス/抱き合わせ/ツンデレ(笑))



[ 2005年12月26日-01:09 ]  



実際には売ってなかったなぁ。


 24・25日とお仕事だった皆さん、本当にお疲れさま。
 頑張った貴方の為に、ちょっと遅めのメリークリスマス。


ぶっちゃけた話、こんな程度の文章を皆口裕子さんに読んでもらったナレーションテープをエンドレスで流し続けて、萌え絵の一枚二枚描いてミニスカサンタの女性バイトに売らせりゃあ大体ハケんじゃねえの?(安易さMAX&暴言MAX)


というわけで言戯道場家元の春九堂でございます。さてさて、御題『売れ残ってしまった大量のクリスマスケーキを28日までに売りさばくキャッチコピー&ハウトゥ』に多数の投稿ありがとうございました。

日付も29日になってしまったわけですが、早速優秀な投稿作品を紹介していってみましょう!ヒヤウィゴー!っと、その前にボツネタなお断りを一つ。「パイ投げならぬケーキ投げを開催」「女性も25を過ぎたら売れ残りですが云々」「モテない男がひがみでカップルに対して攻撃するための武器に云々」は全てボツです。どれも異常に多かったんですが、まるで発想の飛躍が足りないし、その割には現実的でもなければコピーも実用的ではなかったのですよ。非常に残念です。

適齢期云々に関しては何十年前の話だって感じですし、ケーキ投げに使う云々というのは「賞味期限のウチに売る為の」という条件を満たしていません。それなら悪くなってから売ったって同じだし、そもそも食べ物を粗末にするようなモノは却下。カップルに対しての攻撃云々なんてのは実行出来るわけもなく現実感がゼロですからね。このあたり難しいかもしれませんが、発想を思い切り飛躍させて欲しかったです。

また「ボーナスの現物支給」「ケーキ一気食い/大食い」系も総じてボツ。理由はネタの方向としては悪くはないんですが、ひねりを加えた良作がなかったというところです。大食いを誘うにしても「その体脂肪で、この厳冬を乗り切れますか?」というようなアオリの変化球で攻めて欲しかったなーと思うわけです。HN:ろりーさんが「今年の冬は寒いから、ケーキで脂肪をつけようよ。」という作品を投稿してくれているのですが、これはその類似系ですね。ただ呼びかけになっちゃっているのが残念。

加えて旧暦で云々とかの日程をズラす系も微妙でしたね。例えばクリスマスの時期をずらして云々とかそういう方向性ならば「裏クリスマスケーキあります」とか「遅れてきた白くて甘いヤツ」とか、そういう「ん?」と思わせるようなヒッカカリを作ることで興味を引いたりとかいう事も出来るわけです。そこまでどうも発想が伸びなかったのかなーと。うーん難しかったですかねえ。


まぁそんなこんなでかなり厳しいハードルになってしまったんですが、そんなハードルをクリアーしてくれた素晴らしい作品達を紹介していきましょう。


聴け、これが世に言う「洋風鏡餅」!
白い奇跡と人は呼ぶ!!



HN:R・Wさんからの投稿でした…って番頭さんじゃないですかいな(笑)。年始飾りの鏡餅ですから厳密に言えばレギュレーション違反なんですけど、落とせませんでした(笑)。言い切りまくったトボケ売りですが、叩き売りの物売り口上風にしても面白かったかもしれませんね。

「ちょっとそこいくお兄さんお姉さんお坊ちゃんお嬢ちゃん、ついでに父ちゃん母ちゃんも。聞いてちょうだい見てちょうだい。これが世に云う『洋風鏡餅』!綺麗な真ん丸のやわらかーいお餅だ。洋風ってからにはわけがある、なんと餅米使わず小麦と卵で作ったスポンジに、真っ白なクリームを塗って挟んで丁寧に仕上げた逸品だ。それだけじゃない、なんと中には切った苺まで入っちゃってるからおったまげ。21世紀にミカンを乗せてるようじゃあいけません。上にも真っ赤で甘酸っぱーい苺を、ひのふの8個も乗っけちゃう。おまけにおめでたい赤いおべべを着た舶来の神さまも乗っけちゃう。これがめでたくなくって何がめでたい。今日しか売れない限定品!「白い奇跡」と人の呼ぶ!さーさー買ってちょうだい!今だけなんと半額大奉仕だ!」

即興で書いたので七五調になりきっていませんが、こんな感じですね(笑)。でも、投稿作品をキャッチコピーにしたその下で「こんな風に売っていそう」と考えさせられるあたりがさすがです。ハードルクリア、お見事です。


こんなトボケ売りもあれば、HN:ようさんは、さまざまな角度から売れ残ったクリスマスケーキの美徳を考えてくれました。どれも落とせないので一挙公開です。


・ケーキと女房は古い方がいい


・熟れ熟れの純白の乙女を貴方の手でめちゃくちゃにする、この快感


・流行に、とらわれない。〜これからは個性の時代です〜


・「発酵食品のススメ」
 巷では健康食品ブームに沸きかえっています。
 でも、ちょっと待ってください。本当に効果がある食品に巡り会えましたか?
 どれもいまいちだった…そんな貴方に朗報です!!
 発酵食品は古来より人類が生み出した自然で優しい健康食品です。
 お年を召された方も、小さなお子様も安心して召し上がることができます。


・なぜ、人はクリスマスにケーキを食べるのでしょう。
 なぜ、クリスマスの後ではいけないのでしょう。
 そんな疑問を持ったことはありませんか?
 そんな貴方にオススメの品、あります。



ね?ヒネリが効いてるでしょ。どれもなかなか完成度が高いです。惜しむらくは語彙の選択が微妙に安易だったのと、ヒトコトフタコト足されていた方がキレイにまとまったんじゃないかなってところがあることですね。

例えば一番最初のは「コイツと女房は古い方がイイ」と、敢えて「ケーキ」という言葉を外すことでヒッカカリがつくれますしね。2番目も「熟れた白い柔肌を今夜貴方の手でメチャクチャにしてください」でもよかったかもしれませんし、短くするなら「白肌の甘い誘惑 〜熟れてます〜」なんてまとめちゃってもよかったかもしれません。でもどれも非常に上手いです。一番好みなのは5番目かな(笑)。


HN:じゅんさんの作品は、同案多数ながら短くまとめたところで深読み的想像を刺激してくれました。


2006年、本番の年のために。


来年の練習用に。



どちらもありがちなんですけれども「なんの練習なのか」「なんの本番なのか」を考えたときに浮かんだのが「来年は作る」という観点です。店売りなわけですから、どんなケーキであれプロの製菓職人さん達が作ったものであるという点があるわけです。

それを活かして「来年はプロ並みのケーキを! 解剖用クリスマスケーキ マル秘レシピ付き(※本日中なら試食も可能です)」なんてのもありかなーと想像が膨らみました。同案多数なネタではありますが、その点を考慮して採用です。

短くまとめる事で「読み手の受け取り方に幅が出る」という利点がうまれます。場合によってはまるで作り手の意識しないような形に受け取ってもらえることもあるので、その分ヒッカカリが作れるわけですね。


キレイな作品もあります。HN:netarouさんの作品


「あなたのためのお取り置きしておきました ちょっぴり遅れたメリークリスマス」


うん、キレイキレイ。でも「お取り置き」という言葉が字面的にも少し重いですね。このあたり何か別の言葉にかえてもよかったかもしれません。

HN:めいさんの作品もキレイですね。


『25日までサンタだった貴方のクリスマス、とっておきました。』


この2作はコンセプトは同じですが、作品としてのキレイ度やターゲットの絞り込み具合は、めいさんの方が一枚上かなという感じです。二つの作品をあわせたら、非常にいい作品に仕上がりそうですね。


そしてさらにキレイなのがHN:Mr.DBさんの作品。


「伝えたいことがあったんだ。何も無い今日だから」


誰も知らない特別な日に特別な物を



これはキレイですねー。売れ残りのクリスマスケーキを売り捌く為のコピーには勿体ないくらいですよ(笑)。素晴らしい作品でした。


一気にボケ系いってみましょうかね。


「ちょい不良オヤジのクリスマステクニック!あえて時期をはずすのがLEON流!」
 (HN:akebono)

雑誌の見出し風というかそのものズバリですな(笑)。「ちょいワルオヤジ」というタームだけで持って行かれちゃいました(笑)。お見事。


毎月、28日はニワトリの日。卵をふんだんに使ったケーキはいかがですか。
 (HN:風車)

クリスマストッピングやデコレーションは外して、黙って売りさばくって感じですな。本当にニワトリの日があるのかどうかはわかりませんが、それなら鶏肉の方だし、卵の日ってのの方が説得力はありそうなんだけど、なんとなーく説得力があるような感じで採用しちゃいました(笑)。見事なトボケ売りだなぁ(笑)。

よし、連続でいこう。


誕生日を祝うチャンスは±3日まで。
我が社はイエス様を祝うお手伝いをします。

 (HN:type_hero)

 ±の使い方がよかった。


「大丈夫、まだ喰える!! (苺ぐらいなら……多分)」
 (HN:もつ)

 カッコ書きは余計だなー。


ごめん、ちょっと遅れる。

  クリスマスより

 (HN:ヒロト)

 「差出人:」とかを使ってメール風文面にするか、「より」はいらなかったかな。


最後に紹介するのは、ボケというかトボケというか、スットボケというかスットコドッコイというか(笑)。相変わらずなHN:宇呂田勝男くんからの投稿作品。前回の採用作品から追加で複数送ってきた中では


「わー、ケーキの上がデザートの宝石箱やー」


という彦麻呂グルメリポート風のが一個採用程度かなーと油断していたら、まんまとカマしてくれました。


「諦めたらそこでクリスマス終了ですよ」


この人の脳みそはどうなってるんでしょうねえ(笑)。ご存じ名作バスケ漫画「スラムダンク」の非常に有名なシーンとセリフのパロディなんですが、こんなところに持ってくるとは(笑)。しかもしっかり売るためのコピーになっているのがすごい。本当にこの人のセンスには脱帽です。いやー笑った笑った(笑)。


というわけで、今回はこんなところでおしまい。投稿も〆切とさせていただきます。さて次回ですが、御題を二つ用意しました。一つはフリースタイル投稿で『正月』。特にテーマはありません。正月にまつわる面白いエピソードでもよし、お正月を楽しくするようなコピーでもよし、自由に言戯してください。

ちなみにどんなモノがよいかという参考に、過去の遺産を引っ張って来ました。なんと2001年第一回の言戯道場の総評です。読んでみてもいい…かもしれません。でもあまり読み過ぎると良くないかもしれません。今読んでも相当クオリティが高いので「これ以上」というハードルが高くなりすぎるかもしれませんので。

そしてもう一つは『初詣に行った神社で見かけた強烈な絵馬』です。こちらはレギュレーションを設けまして「絵馬に書かれていた内容」「誰が書いたものか」を書いて下さい。書いた人は芸能人やら政治家やらの名前でも職種でもなんでもOKです。「この人がそんな事祈願しちゃうの?!」的なモノを考えて見て下さい。もちろん自分のオリジナルな祈願でもOKです。皆さんの言戯能力に期待していますぞ!!投稿メールにはハンドルネームの記載をお忘れなく!



さぁ、考えがまとまったら
コチラからガンガン投稿!
レッツエンジョイ!言戯シンキーング!!

(発表は年明けです!皆さん良いお年を!(念のため)



[ 2005年12月29日-08:10 ]