じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2004年10月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2004年10月のバックナンバー

視線。(2004年10月02日-20:31)
S・N・S! S・N・S!(2004年10月03日-22:10)
疲れを感じる瞬間。(2004年10月05日-03:12)
地味痛。(2004年10月06日-16:59)
早朝のビクトリャー(リャー?)(2004年10月07日-22:09)
またかよ。(2004年10月09日-01:04)
あきやすみのおもいで。(2004年10月11日-23:22)
秋の髪切り地獄キャンペーン。(2004年10月14日-14:52)
匂。(2004年10月16日-18:35)
船出の日。(2004年10月17日-21:30)
待つしかないから。(2004年10月19日-00:47)
嵐のリニューアル。(2004年10月20日-12:10)
【急募】バナナ。(2004年10月21日-14:23)
想いごと届きますように。(2004年10月23日-14:59)
天中殺!(2004年10月25日-01:36)
新潟中越地震被害に遭われた方に(2004年10月25日-19:46)
オークションはじめます!(2004年10月26日-22:42)
まず6930枚!(2004年10月28日-23:17)
対策と対応と転倒とパンツ。(2004年10月30日-04:14)


視線。


どういうわけか、僕はよく通りすがりの人にジロジロと見られる。

そりゃあ確かにこれほどのデブはなかなかいないだろう。身体がデカイということは、身につけているモノも必然デカイわけで、そうすると色々な規格からはみだしているわけで、目立つだろう。だからジロジロ見られたりするというのはわからないでもない。

正直、それはあんまり感じの好いモノではないのだ。通りすがりの見知らぬ人からジロジロみられる。それも眼があうわけでもなく、まんべんなく見られているのだ。なんというか「観察」されているのだ。

人間の視線というものには、ある程度の意思が込められ、そして人間はその「視線にこめられた意思」を感じることが出来ると僕は思っている。自意識過剰ではなく、目には見えないモノだけれども、視線にはそういう性質があると思うのだ。

そして僕が通りすがりの人の「ジロジロ」に感じるのは「好奇心」なのだ。


人間の好奇心の源は「自分とは違う」ということ、また「自分の知っているモノとは違うこと」だと思う。

そういう観点から考えても「規格外」である僕は、人の好奇心をかき立てやすいのだと思う。で、だからやっぱりジロジロ見られる。で、それはやっぱり感じの好いモノではないのだ。

しかも、その顔は大概にして「驚愕」という感情を、表情のどこかにちらつかせているものだから、なおさらやりきれないところがある。まぁ珍しいほどのデブということなので、仕方のないことなのかもしれないけれども、やっぱり感じの好いモノではないのだ。

自分や自分の知っているモノとは違うという「好奇心故の観察」、そしてその観察が高じて自分の中に一つの感情が芽生える。それはその対象を「異質」だと認識するところから始まる「差別」だ。

眼の色、肌の色、体型、髪の色、髪型、身体的な異常や欠損、動作の異常、服装。それらが「異質」だからこそ「好奇心」をかきたてる。そして観察して受け入れられなければ排斥しようとする。それが差別だ。

でも、ニワトリタマゴの話になってしまうけれども「異質」であると認識された段階で、既に「差別」は始まっているのかも知れない。

人と違うことが「イケナイ」とされるきらいのある、僕らの住む世界のいかんともしがたい部分を、そんな些細なところから微妙に感じ取ってしまうと、なんとなくではあるけれど、ちょっと憂鬱な気分になる――。


と、そんな事を知人の女性に話したら「そんなに難しく考えないでも、人間って大きなモノには自然に眼がいっちゃうものだから、それだけでしょ」と、軽く云われました。

で、そう云われた僕はというと、先ほどまで交わしていた別の話題(その女性が新しく買ったと自慢していた『なんとかかんとかブラ』というシロモノの話。こんな話されるあたりナイスなまでに男扱いされてない)のモノで、見事に作り上げられたナイスバッティング!やったぜホームランだ!級のボリュームな胸に、視線が釘付けになったりしておりまして、ええ。

反論などする必要もそれ以上の思考も必要なく、ただ肯くだけだったという、限りなくお馬鹿な話でした。



いやー、大きいモノは視線をひきつけますなー!
人間心理の真理ですな、これはッ!!

(セクハラです。しかし女性の胸って変幻自在なのねー)



[ 2004年10月02日-20:31 ]  



S・N・S! S・N・S!


ソーシャルネットワークサービヌ!(舌噛んだ)

というわけで、SNSと呼ばれるモノにしばらく前から手を出しております。なにやらgreeだのキヌガサだのorkutだの、色々あるようなのですが、僕が手を出しているのはmixiというヤツです。

SNSってのは基本的には既に会員になっている方からの紹介がなければはじめられないものだそうで、つまりは知り合いの知り合いとか、友達の友達とか、必ずどこかで繋がっている人が連鎖的に会員になっているようです。

んで、基本はその「友達の友達」を辿っていって興味のある人とコンタクトを取ったりするらしいのですが、まー実に色々な人が会員になってらっしゃいまして、非常に面白いものです。

「えーこの人とこの人繋がってたんかい!」とか「うわ、この人もmixiやってんだ?!」と驚いたりすることもしばしば。

さらに「知人の知人」とかでなくても、検索システムから興味のある人を捜したり、コミュニティから探したり、新着日記から探したりと、実に色々なきっかけを用意してくれています。これもなかなかに面白い。

プロフィールの公開や、日記の公開レベルも制限出来ますし、興味をもった相手が日記の公開を「友達(相互登録者)まで」に制限している場合は、相互登録の申請が通らない限りは読めないという事も出来るわけです。


で、僕もプロフィールやらなんやらを登録して、写真も登録してみたのですが、そういう作業が一段落してから、他の方の写真やらプロフィールやらを確認したりしてみたのですが、その後で自分のプロフィール写真を改めて見て、思わず笑ってしまいました。

いやーなんつーか、なんだコイツは(自分で云うな)

他の方々はそれぞれ自分自身の写真ではなく、イメージ画像やらなんやらでお茶を濁したり、よしんば自分の写真を使ったとしても、ベストショット写真を選んだりしているんだろうなあというのが感じられるんですよね。

で、僕はというと、メインの写真は怪しげなマスクを被って奇人ポーズ(古のヒールレスラーがやっておりましたのよ、こういうポーズをね)をとっていますし、モノクロの写真はハゲでヒゲでグラサンで、挙げ句背中に鬼を背負っています。

で、唯一それでも「まともかなー」と思われるカラー写真は迷彩のバンダナにを被っており、コートのフードについているゴッツいフェイクファーが鬣(タテガミ)のようになっている上に、眉毛がえっらい角度になっています。


で、mixiのシステムですと、このプロフィール写真は、mixiに会員登録している人全員が見る事ができるんですよね。確かに、これ以上ないくらい特徴的で、明らかに同一人物だとわかる3枚の写真ではあれども、どこまでも凶悪なイロモノ写真です

イロモノというのは、演芸場の番組表で落語や伝統芸能以外の出し物は赤文字で書かれたというところから「色物」というわけなのですが、色物はイロモノでも、僕の場合のイロモノのイロは、赤と云うよりはドドメ色とか濁ったドブ色とか、そんな感じに間違いありません。

まぁそんな写真でも「自分の写真の中からまともな方のモノを選んだんだよ!」とか、そういうオチがつくわけなのですが、何をどう云おうが、モトが酷いのだから仕方ないということで諦めてください(誰に云ってるんだ)





 

これらの顔が目印です。
(三枚並べると、さらに凶悪だな…)



[ 2004年10月03日-22:10 ]  



疲れを感じる瞬間。


皆さんはどのようなときに「疲れ」を感じますか?

人間は、単純に肉体を酷使すれば筋肉が疲労し、全身の倦怠などの疲れを感じます。また身体を動かす燃料源となる栄養が枯渇してくると、これもまた疲れを感じます。

ですが、身体を動かしてはいない場合の疲れというのは、なかなか意識しにくいものです。正確にいえば、身体を随意的に動かしていなくても、人間の身体が生命活動を続けている限り、エネルギーを消費します。

また、身体を起こして生活しているだけで1Gの重力と体重に耐えなければなりませんから、それだけでも筋肉を収縮させることになり、エネルギーを消費します。そして結果として「疲れる」わけです。

また思考や学習などによっても人間はエネルギーを消耗しますし、喜怒哀楽やストレスといった精神活動でも消耗するのです。

このように「疲労」というものには実に色々な形があります。また一般的には「身体を動かした」という意識がない活動ほど、疲労を認識しにくいという傾向もあるようです。


さて、僕の日常というのは、そう言い切ってしまうには些か恥ずかしいのですが、一応「頭脳労働」でして、疲れを認識しにくい活動ということになります。

適当に食事さえしていれば、座りっぱなしでひたすらキーボードとマウスを動かしているだけですから、確かにわかりやすい肉体的な「疲労」とは無縁ですし、「疲労」自体が認識しにくいわけです。

しかし当たり前のことですが、認識しにくいからといって、疲労しないわけではありません。自覚症状が無い分、静かに、ですが確実に、仕事の効率が落ちてきたり、おかしな行動に出てみたり、と「歪み」が出てくるのです。

そして、そうした行動のおかしさやクオリティの低下などから「あれ?今自分おかしくないか?」と認識したときに、ようやく「疲労」を認識する、というわけです。


先日のことです。天候不順で腰が絶不調な為、買い物に出かける気にもなれず、さりとて家の中にはロクに食べ物というか食材も無く、僕はただただ〆切に追い立てられていました。

その上、睡眠もまばらで、主に椅子に座ったまま気絶する、というような滅多にない忙しさの中、僕は、ふと独り言を漏らしたのです。


「おなかすいたなぁ…」


と。

デブの面目躍如といった発言ではありますが、独り言など滅多に言わないものですから、自分で自分の発言を耳にしたときに、その言葉があまりにも重々しく、なおかつ溜め息混じりだったので、笑いが込み上げてくる…はずが、なぜか込み上げてきたのは涙でした。

「おなかがすいた」と独りごちながら涙を流す、もうすぐ29歳のデブです。これ以上情けないというか笑える存在もなかろうと、その後しばらくヘラヘラと笑いながら脱力してしまったのですが、この時ほど「ああ、今自分疲れてるんだなぁ」と痛感したことはありませんでした。




※画像は著しく好意的にディフォルメされたイメージです※




ちなみに、DTPの仕事をしている最中に煮詰まって、手慰みに上の画像を作ってしまったという今現在の状況も、かなり疲れてるんだろうなぁと、今ここまで書いていて初めて認識したのですが



また泣いたりしないうちに
今日はベッドに入って寝ようと思います。

(現在時刻AM3:00か…おなかすい…(うるるっ)あわわ)



[ 2004年10月05日-03:12 ]  



地味痛。


地味に痛かった。

さて、ちょっと昔の事ですが掲示板のスレッドを使って、『地味に痛かったこと』を広く募集したことがありました。いわゆるネタ投稿なわけなのですが、面白い作品がいくつも来て、非常に楽しかったです。

その中でも僕的に最も面白かったのは

会社で取引先の電話に応対しているときに、『失礼いたします』と言おうとして『失礼いたす』と言ってしまった。地味に痛かった。

というものだったのですが(うろ覚えでごめんなさい)、先日数年来の友人(♀)から久しぶりに連絡があり、その時に似たようなことがありました。


僕と彼女はしばらく昔話やら近況報告やらに花を咲かせていたのですが、実は僕の方は彼女から久しぶりに電話をかけてきた本題の見当がついていました。

というのも、先日、僕と彼女の共通の友人から、彼女が来月末に結婚するということを聞かされていたんです。で、僕はまだその話を本人から聞いていなかったので、おそらくはその報告だろう、とこういうわけです。

ですが、無駄話と馬鹿話ばかりで、なかなか本題に入りません。「ネタはあがっとんのや!さっさとゲロせえ!」とカツ丼をとったり投げつけたり食べたりしながら問いつめたくなったのですが、まぁそこは一応穏便に「そういや、なんか俺に報告すべき事があるんじゃねーの?」と、少々意地悪っぽくつついてみました。

すると彼女は「いやそのー、なんか恥ずかしくってさあ」と、バツが悪そうにイイワケをしつつも、電話の向こうで少しかしこまるかのようにわざとらしい咳払いなどをしました。

思えば、彼女とは十年には足りないものの、そこそこ長い付き合いで、四つ年下なこともあってか、彼女は僕にとって妹のような娘のような、僕は彼女にとっての兄のような保護者のような、そんなちょっと特殊な関係でした。

ですから、そんな相手からいよいよ大事な話を切り出されるとなると、報告を受ける僕もかしこまらざるを得ません。電話越しにちょっとした緊張が伝わってきて、彼女が咳払いをしてから、数秒にも満たない瞬間で、過去の映像が頭をよぎったり、そのBGMが山口百恵の『秋桜』だったりして、僕も覚悟完了しました。


「ええとね…」
「はいはい」

「今月末にね…」
「はい」


――息を呑む、ほんの少しの空白。それから…


「入籍することになりもうした



いやもう二人して大爆笑ですよ。盛り上がったムードなんか秒殺で消し去られましたね。普段なら「左様でござるか」ぐらいのリアクションはとれるはずなのに、天然の不意打ちですから、それさえも出来ずにただただ大爆笑してしまいました。

皆さんにも是非試して欲しいのですが、緊張して口の中が乾いたり唇が乾いたりして、それを湿らせつつ「ま行」を発音しようとすると、時々唇同士がはりついてしまって「ま」「もあ」という様になってしまうんですよね。

彼女にも同じ事が起こったようでして、タネをあかせば単純にそれだけのことなのですが、腹筋が痙攣して苦しくなるほど笑ってしまいました。

そして笑いながらラーメンズ公演「atom」の父さんとアトムのコントよろしく「なんだよ『もうす』って、江戸か!江戸か!!」と散々ツッコんでいじめて、肝心の「おめでとう」を云ったのは、それからしばらく後になってからでした。

なにはともあれ、そんなめでたい報告だったのですが、色々な意味でメデタク、そして極めて台無しな感じでもありました。

ところで、先日記事に書いた「おなかすいたなぁ…(落涙)」事件は、この出来事の数時間後に起きたものでして。



後輩が嬉し泣きの婚約報告をしてきた後で
「おなかがすいた」と独り言を言いながら
一人涙する自分がいた。地味に痛かった。

(…「地味に」じゃないかも…)



[ 2004年10月06日-16:59 ]  



早朝のビクトリャー(リャー?)


月木は燃えるゴミと生ゴミ。粗大ゴミの回収は要連絡。燃えないゴミは水曜日。

今朝の話です。ちょいとばかり早起きした僕は散歩がてらゴミ出しに出かけました。というのも先日現実逃避を兼ねて部屋を掃除したので、燃えるゴミが大量発生しておりまして、はい。

まぁそれを捨ててしまわないことには「掃除した」というよりは「部屋のゴミを袋に入れた」だけで、部屋が広くなったりとか居住の快適さが増えるとかそういうメリットがゼロですからね。滅多に起きない時間に起きて、いそいそとジャージに着替えて捨てに行ったと、そういうわけです。


さて、ゴミ捨て場までは歩いて五分ほど。そこまでゴミ袋3つをぶら下げて歩いていき、既に堆く積まれたゴミの山に、丁寧に自分のゴミを積み重ねました。すると、通りの向こう側から一匹の雑種犬(だと思う)がトコトコとやってきたんです。

見ればリードを引きずっているので、散歩の途中で飼い主とはぐれたか、はたまた繋がれているところからリードを外してきたかといった感じだと思うのですが、いずれにしても単体の犬というのは、ちょっと色々な問題があります。

当たりをキョロキョロと見回したり犬の来た方向を眺めてみたりとしたのですが、飼い主の姿は見えず、はてどうしたもんか追いかけられたり噛まれたりしたらやだなあ、でもやるならやるかんね、こっちだって覚悟があるんだかんな、などと微妙に注意をしつつ見ていると、犬はトコトコとゴミの山までやって来て、しきりと生ゴミの臭いを嗅いだりしながら辺りを見回したりしはじめました。


そしてひとしきりキョロキョロフンフンとすると、僕の方を向いて突然思い切り威嚇の吠え声を発したんです。「アヴォンッ!ヴォンッ!」ってな感じで。なんつーかVの発音で威嚇ですよ。ロシア系なんでしょうか(なんでロシアだ)

まぁそんなボケはおいといて、どうもこのお犬さまに、僕は「先客」と思われたらしいのです。

「いや、その、そんなに吠えられましても。えーと、ある意味ではそれは正確なのだけれども、僕の方は生ゴミをあさるつもりはなく、捨てに来ただけでして…」と後ずさってみたりしたのですが、怯んだと思ったのか、吠え声はヴォリュームアップするばかりです。

そりゃ確かに近所の衛生事情としては、荒らされたりしちゃあ困るっちゃ困るんですが、別に僕は漁りたいわけじゃないので、やるならどうぞどうぞ!と云いたいところなのですが、残念なことに言葉は通じません。

そんな風に逡巡している間にも向こうはすっかり興奮して「これボクの!これボクの!クマは去れ!山に帰れ!」といった感じで吠えてるわけです。

いわば完全にライバル視されている、否、後ずさったこともあってか「脅しときゃ逃げ帰るだろ」ぐらいに、くみやすしと思われているっぽいのです。


まぁ向こうの望むとおりにそこで引き下がればいいのですが、そんなことでは人里におりてきて長いとはいえクマの名が廃ります。犬如きには負けられません。生ゴミを漁る権利は要らないけれども、負けるわけにはいかないのです。ヒトとして、クマとして!

というわけで、いざとなったらプロレスの神様カール・ゴッチが、ドレッシングルームで鉄人ルー・テーズに延々と解説したという「犬の殺し方(ニーオンザチェスト)でタコにしたんぞコラーと大人気なく覚悟を決めると(本当に大人気ないな)、身体をやや前屈させて、足を肩幅に開き、胸筋と三角筋に一瞬力を入れた後に脱力させ、広背筋を意識して、全身を引き絞って身構えました。

いわゆる中国拳法でいうところの「猫足立ちの構え」です。瞬発的な移動や動作に優れた構えで、動作的には身体を小さく絞るのですが、その実相手には正面から覆いこまれるような圧迫感を与えます。野生の熊の二足立ちの構えもこんな感じです。

さて構えながらも、未だ吠え続ける犬の眼を油断無く凝っと睨め付けます。すると一瞬、犬が吠え止みました。好機!とばかりに、すかさず僕は行動にうつりました。



猫足立ちから身体を瞬間的に広げて身体を大きく見せつつ
「ごあぁーっ!!」と吠えたんです。




犬は、文字通り尻尾まいて退散しました。




勝利です。完全勝利。素晴らしい勝利です。頭の中にはロッキーのエンディング間際の勝利のテーマが鳴り響きます。そのまま両手を上げて「エイジョリゥヲアェァーーンヌ!!」と叫びだしたいくらいの勝利です。動物としての勝利、朝っぱらからの勝利です。アイアムビクトリャー!!



まぁ勝利と引き替えに人間としてのプライドとかが削れたり、立ち去る前の犬の表情が「うわ、こいつバカだ。おかしいんと違うか。ありえん。こわっ、逃げよ」という感じだったような気がしたのは、僕の被害妄想ということで気にしないことにします。



勝利の後はいつも虚しい…。
(…疲れてるのかな…)



[ 2004年10月07日-22:09 ]  



またかよ。


山に秋刀魚を食べに行こう!

というツアーやらデイキャンプやらを秋に恒例でやっているんです。

といっても山に秋刀魚はいないので、秋刀魚を大量に購入して、山のキャンプ場で誰に文句を言われることなく直火なり炭火なりで焼いてむさぼり食う、という行事なんですけどね。


で、今年は日程を調整した結果、この三連休で決行することになっていました。場所は前回房総半島に出向いたときに見つけたエリアのキャンプ場。

別に直火が出来れば海であろうが山であろうがかまいやしないぜベイベーって感じなので、今回は山ではなく海になったわけです。

が。

なんスか。また台風ですか。しかもここ十年で最大規模って、どういうことですか。嫌われてますか、呪われてますか、ひょっとして僕、雨男ですか。アメグマですか。


さすがに今回は大所帯で行くこともあって、様子を見ます。明日の午前七時半くらいの時間で、高速道路が封鎖されていたり、房総半島が消滅していたら、さすがに中止・順延となります。

ただ台風一過の抜けるように青い秋空を、どうしても期待してしまうところもあるので、ちょっと無理してでも房総に辿り着きたいなあと思っています(房総半島の台風一過は土曜深夜〜早朝予定らしい)



土日に、ココが普通に更新されていたら
そっとしておいてやってください。

(一ヶ月近く前から予定していたのに…また台風…)



[ 2004年10月09日-01:04 ]  



あきやすみのおもいで。


【10月9日】
前日から天気図とにらめっこをしていたのですが、それで台風が移動してくれるわけもなく、案の定の雨。

順延決定の報告も兼ねつつ、早朝から今回の秋刀魚大会のメンバーに召集をかけて、メッセンジャーで打ち合わせ。結果として正午から集合して『台風迎撃宴会』をはじめることに(半ばヤケクソ)

真っ昼間だというのに「外(台風の影響で薄暗い雲が広がっていて)暗いから、もう呑んでもええねん」と、とち狂ったこじつけに基づいて、飲めや歌えや喰えやの大騒ぎ。

結局そのまま12時間ぶっ通しで夜0時まで騒ぎ続け。秋刀魚大会順延の憂さを晴らし過ぎるほどに晴らして、倒れ込むように眠る。


【10月10日】
早朝より起床。台風一過の快晴…とはならず、あいにくの曇天。まぁ曇ってはいるものの、雨は大丈夫そうということで、これ以上降らない事を祈りつつの出発。

高速道路は途中渋滞がありながらも、そこそこの時間に最寄りICに到着。しかし高速下車後、現地へ行く道の一部が崖崩れを起こしており、全面通行止め

しかし、一部のバカが「よおし、いけるところまで行ってみようぜ!」などと云い出し、結局まんまとUターンする羽目になったりしつつも、なんとか無事に目的地に到着。

目的地到着後は、すぐに食事の支度。キャンプ場は貸し切り状態で、僕は主に指示を出したりするだけで、火をおこしたり火をキープしたりという火焚き熊状態に(ラクし過ぎ)

とにもかくにも次々と秋刀魚を焼いたり肉やら他の魚やらも焼きまくって喰いまくり、特に秋刀魚は飽きが来るほどに食べつくして目的を達成。実に大満足。

入浴時には、何故か妙に黄色い(しかも実に微妙な黄色具合)の浴槽のお湯を巡り、男4人で熾烈な譲り合いとネタの振りあいが繰り広げられる『第一回リアクション王決定戦』が開催され、結果として全員がその浴槽のお湯を飲んで真偽を確認するという珍事も発生。

そんなこんなの疲労もあって、日が変わる前に床に着き、ちょいと湿った布団ではありましたが、潮騒の音を子守歌にゆっくりと就寝。


【10月11日】
早朝、雨の音で起床。結局晴れ間は見えず終いかと、いささかゲンナリしながらも一番に寝床から抜け出し、ブリーフ刑事(武器は「男の臭いが染みついた布団」攻撃)と化し、まだ寝ている人を起こしてまわる。

その後は、まんまと雨に濡れてしまった薪を必死になって乾燥させつつ、再び火起こし&火焚きクマとなって竈に張りつきに。

朝食と昼食兼用の食事は、持ってきた食材を全て消費しようというコンセプトの元に調理された豪快な内容ではあれども、全ての食材が美味く、これまた大満足。

天気は晴れたり降ったり曇ったりではあるものの、それで困るようなことはなく、陽の出たタイミングを見計らってキャンプ場から歩いて行ける目の前の砂浜で、海遊びをしたり、いつぞやのように取り返しのつかないことをしてみたり

その後は現地解散で、それぞれの進路にあわせた車に乗り込んで、さすがの連休最終日という渋滞を通り抜けつつ帰宅。しかし自宅が近くになるにつれ体調悪化。気のせいだといいきかせつつも、ファミレスで軽食を放り込んだところで限界。

トイレでたっぷりと空えづきをかまし、目の前が揺れる。あーやばいなんやねんこれなんやねんと、原因になりそうな事を思い返そうとするが、風呂のお湯を飲んだり、取り返しのつかないことをしたりと、思い当たることが多すぎて困惑

なんとかファミレスを出て車に乗り込むも体調戻らず、ふと同じような症状に憶えがあって考えると一酸化炭素中毒になったときの症状に酷似していると発覚。

単純に疲労&火焚きのしすぎで煙もたっぷり吸い込んでおり(おそらく口腔から奥の消化器系・呼吸器系は煤だらけ)、そのせいではないかと思い至る。原因がわかったので安心しつつ帰宅(根が単純なので、これで随分復調)。すぐに風呂に入って全ての煤を流し、現在に至る。


というわけで、無事に帰ってきました。淡々と綴るとこんな感じの三連休だったわけですが、まぁ百聞は一見に如かずということで。




もはや恒例のダニエル立ち。見ての通り安定感がありません。






数分後。安定感を鍛え直す為、水中稽古で足腰を鍛えます。






さらに数分後。浮きました。





10月の海って意外と冷たいんですね。
(特殊なデブを使っています。くれぐれも真似しないようにしてください)



[ 2004年10月11日-23:22 ]  



秋の髪切り地獄キャンペーン。


また髪が伸びてきた。伸びてきてしまった。

御存知の通り、散髪に行くたびに非道いめに遭っている僕。とはいうものの、そんな事を語るより前に「そもそもデブに似合う髪型なんてないんだから満足する髪型なんて土台無理な話なんだよ」という根本的なところからスタートしなければならないのかもしれない。

しかしながら心証的にはやっぱり非道い目にあっているのだ。特に前回9月に散髪したときは非道かった(詳しくはコチラを)

しかし、そんな日常にも終わりを告げる日が来たのかも知れない。というのも、前述の9月の散髪顛末を書いた記事に、現役の理・美容師さん(メール原文ママ/ダブルで資格持ってるってコトだよね?)から反応が来たのだ。

しかもその方の勤めるお店は、さいたま市内にあるというではないか。しかし市内といっても、さいたま市は何気に広い。僕が住んでいるエリアは旧大宮市なのだが、人形の町・岩槻市に隣接するハズレもハズレ。そして、お店があるのは旧浦和市の限りなく蕨市よりの武蔵浦和近辺。

つまり、そのお店までは20km以上の距離があったりするわけだ。さいたま市になる前だの地名でいうならば、大宮・与野・浦和市を超えてようやく辿り着くといった感じなのだ。

さて、そんなローカルな話はともかく、お店の場所的にはわかりやすいところにあるし、バイクで二・三十分くらいかければ辿り着く。もちろん行けない距離ではない。さらに云うならば通えない距離でもないのだ。


そしてなによりも、このメールをくれた方は、「今回の記事はお客様に接するときやヘアスタイルカウンセリングをするときの勉強になりました」としつつも(あんな記事で勉強になるのかどうかはこの際気にしないことにする)「是非一度お店に来てください。カットモデルも募集していますので、いかがですか?」とまで書いてきているのだ。

カットモデル。ブサイクなデブには第七銀河の彼方ほどに縁遠い言葉だ。雑誌でいえば『egg』や『Cawaii!』と『週刊プロレス』、『アイアンマン』くらいかけ離れた存在なのだ。

カットモデル。これは簡単に読み解けば、「タダでもいいぜ」という実に挑戦的な態度なのだ。これはよほど腕に自信があるに違いない。


僕は考え、そして結論を出した。


――挑まれたならば往かねばなるまい。


というわけで敵地に乗り込むにあたって、敵を知り己を知らば百戦危うからずという故事に則り、まずは己を知ってみることにした。

そもそも美容院でカットして貰ったヘアスタイルというのは、基本的に「その時だけ」仕様なので、数日のウチにヘアスタイルは見る影もなくなる。

短髪の場合はなおさらだ。素人考えではあるが、左右対称とか伸びてきたときの事とかを、あまり考えずに切っているような気がする。

結果として、そのヘアスタイルから髪が伸びてくると妙にバランスの悪い髪型になり、異様な風体になってくる。そして現段階では「異様な風体」の「異様な風て」まで来ている具合。まさに、ここ一週間程度が散髪のタイミングだろう。当方ニ開戦ノ準備アリ、といった感じである。

ここ数日は、行きずりの国分太一クンと入水したくなるほど忙しいので行けないのだが、タイミングを見計らってメールの返信をしたりしつつ、早めに決戦の日を決めようと思う。つまり近日中に結果公開ということだ。


仮にこの件に関して何事もなかったかのように、全く触れずに更新が続いた場合は、是非そっとしておいてやって欲しい




繰り返すが、深く追求されると
入水したくなってしまうと思うので
是非、そっとしておいてやって欲しい。

(まぁ長くなってきたといっても5cm程度なので、髪型も限られるけどね)



[ 2004年10月14日-14:52 ]  



匂。


香水は

貴女を抱きしめたとき

僕の顔を押しつけた首筋から
ほのかに立ち上るだけでいい。



香水は

貴女と別れた夜

貴女の華奢な手首を掴んだ
僕の掌から不意に香るだけでいい。



香水は

貴女が立ち去ったベッドが
あの夜と同じくらいに熱くなったとき

僕をかすかに包み込んで、苦しめるだけでいい。




あのですね、香水ってつけすぎるとくさいんです。いい匂いするとかしないとかじゃなくて、もう強烈な臭気なんですよ。わかりますか?

香水ってアルコールだから揮発性でしょ?空気に触れるだけでもどんどん蒸発して匂いを発生させるんです。だから身体につければ体温でより蒸発が活発になる、つまり匂いが強くなるんですよ。それはわかりますよね。

ええ、今日は午前中からいいお天気でしたよ。でも秋ですからね、夕方も近くなれば冷え込むんです。だからこのお店も暖房が入っているんですよ。だから、あなたも上着着てきたんでしょう?それで今脱いだわけですよね。

着ている間は寒いしある程度覆われているからわからないでしょうけどね、上着に覆われていた部分は体温以上に温かくなっているわけですよ。しかも匂いは籠もっていると考えてもらっても間違いじゃあないんです。

だからあなたが上着を脱いだ瞬間、こっちにまで匂いが及んできているわけですよ。物凄い勢いで半径5mくらいはあなたの匂いで満たされてしまっているわけですよ。


それでね、食事っていうのは味覚だけの問題じゃないんです。見て美味しそうだなっておもうでしょ、それは視覚刺激ですよね。それから匂いでも食欲が刺激されるでしょ。これは嗅覚刺激なんです。他にも場合によっては触覚も刺激されますし、つまりはそうやって様々な感覚に刺激を受けるのが食事なんですよ。

それでね、嗅覚ってのは結構大事な部分なんです。昔あったでしょ?『うんにょ味のカレーと、カレー味のうんにょならどっち食べる?』っていう究極の選択シリーズが。

まぁどっちも喰うかボケ!って話なんですけど、どんなにカレー味だってうんにょはうんにょなんですよ。うんにょの味は知らないのでどうでもいいんですが、あーなんか話がズレてきた。ええっと、そうではなくてですね、どんなに美味しいモノでも匂いがうんにょだと、やっぱり美味しくないと思うわけなんですよ。納豆やらクサヤやらチーズやらを食べられない人も多いでしょ?そう、これだ、うんにょどうでもよかった。

えーと、それでアレですよ。なんだっけ。そうだ、ここはね、そりゃあ場末の百円寿司ですよ。お皿が廻っているようなところですよ。

でもね生魚って、においいが命なんですよ。しかも強いにおいってしないでしょう?生臭いったって鼻を近づけなきゃわからないようなもんなんですよ。そしてそれもあわせて寿司なんですよ。

どんなに廻っていようが場末だろうが、寿司ってのは刺身ってのはそういうもんなんですよ。


それがね、さっきからあなたの匂いのせいで、まったく味がわかんないの。なんなのこの甘い匂いは。つけすぎ、明らかにつけすぎ、匂わせ過ぎ。アジもイワシもマグロもウニもナニ喰ってもあなたの匂いしかしないの。どうなのよそれ。別にあなたを食べに来たわけじゃないし、食べたくもないの。

ああもう、くさい。くさいくさいくさいくさいくさい。あーもーイライライライライラ刺シマスヨッ?!(異人アクセントで)



とまぁ、こんな感じの出来事(上記は全て心の中の独り言です)があったんですけれどもね。さすがに限界に来たんで、席を立ちましてね、ツカツカと歩み寄って云ってやりましたよ。

ええ、こういうところは断固とした態度をとらないとね!デブにとって食事は一大事ですから!!云ったさ!!ああ云ってやったさ!!



「すみません席かえてください」
って店員さんにな!!

(弱。でも女性も男性も気をつけようね…ホントに…)



[ 2004年10月16日-18:35 ]  



船出の日。


ハッピバースデートゥーユー。


ハッピバースデートゥーユー。



ハッピバースデーディア“じーらぼ!”〜。



ハッピバースデートゥーユー。







祝・6周年!!



今年は崩れなかったし
名前も間違っていないので
無事に7年目に突入できそうです。

(ちなみに去年。非道すぎ)



[ 2004年10月17日-21:30 ]  



待つしかないから。


実はコッソリと、こんなモノをはじめていたりします。

サイトで紹介するつもりはなかったのですが、今日の記事を是非読んで欲しかったので、サイトでも紹介しました。

星川選手。頑張って生き抜いてください。僕は、まだまだあなたのファイトが見たいんです。

膝がダメになっても片足だけでブリッジを堪えて、ジャーマンスープレックスをきめたじゃないですか。

星川選手。頑張ってください。そのまま逝かないでください。待っていますから。

きっと帰ってきてください。


[ 2004年10月19日-00:47 ]  



嵐のリニューアル。


リニューアル終了と同時に台風上陸。

なんか嵐を呼んでいますが、なんとかリニューアルを進行させておりますです。カムバック竹林。カムバックグリーンという感じで、ポケモンエメラルドも出たことですので、およそ一年半ぶりに緑に戻ってみました。

まぁそれはともかく、台風ですよ。ほんともう今年は台風が大豊作という感じで、出かけたりするたびに台風に遭遇していたわけなんですが、今回は絶賛引きこもり中です。

ホントはここのところろ喉に違和感を感じていまして、自分で喉の奥をデジカメで撮影したら妙な具合に腫れ上がっていたので耳鼻咽喉科に行きたかったんですけど、さいたまもなかなかに雨がヒドイので、原稿仕事も一段落したし、今日ぐらいはぐったりとしておこうって感じです。

風邪をひいたのかどうなのかもわからないような状態で喉に痛みがっている感じなんですが、こう台風も多かったりすると気温や湿度も急激に変化しますので、なにかと体調を崩しやすい時期。皆さんも気をつけてくださいね。


で、台風といえば大雨・強風だけではなく気圧の変化なども見逃せません。しとしとと降る雨はただただ陰鬱になったりしがちですが、台風までのいわゆる嵐になってくると、ちょっとした爽快感すらあります。

ですが、そう感じるのはどうやら男性の方が多いようなんですよね。では女性はといいますと、ここ二ヶ月ほどの台風大豊作で、そのたびに多くの女性の書き手さん達がハテナやらmixiやら御自身のサイトやらblogなどで、程度は違えど一様に情緒不安定を訴えているのです。

で、その情緒不安定っぷりったるや、ちょっとセクシーなモノが多いんですよね。曰く「何故か泣きたくなる」、「愛しているという言葉だけが欲しい」、「誰かに抱きしめられていたい、そのまま眠りたい」、「一晩中抱かれていれば楽になるはずなのに」などなど。

まぁこれをセクシーと感じるかどうかは人それぞれだとは思いますし、「台風による気圧変化が情緒不安定を呼び起こす」というパターンが、僕の知らないところでメジャーな定型になっていて、皆さんもそれに影響を受けていらっしゃるのかも知れません。

ですが、それでも多くの女性の方がそう書いてらっしゃるのは事実ですし、僕はそうした皆さんの文章から、女性が女性たる女性的な部分で情緒不安定になっているように、僕は強く感じたりするわけなんです。


そもそも心理学では水に関するイメージは、全て性的な意味合いを含むということはあまりにも有名ですし、雨も例外ではないわけです。

そして嵐やスコールなどの激しい雨となりますと、そりゃあもうハードなえっちらほいな意味合いを持ったりするわけですよ。んもう、えっちらほいほいほいほいほいほいほいほいほいほいほいっくらいの感じです。しかも極めて早口で読んでください。

強い風を伴う大雨から想起される性的イメージ、そして多くの女性の方が仰る「気圧による女性的な情緒不安定」。特に後者はどんな理論づけがあるのかはわかりませんが、なんにせよ、こうした条件が揃うと男性にとってはチャンスなのでは!?なんて思ってしまいます。

考えてみれば「嵐を呼ぶ男」こと石原裕次郎さんはモテモテの代表のようなものでしたし、三島由紀夫の手になる「潮騒」の嵐の夜に燃え上がるような愛を交わす情熱的でエロティックなワンシーンはあまりにも有名です。

そう考えると、ますます「チャンスなのでは?!」という考えは間違いではないような気がします。

そうか「空気読みなさいよ」とか「タイミング悪い」とか「縁がなかったと思って」とか「そういう気分になれないから」と、これまでバランバランに斬り捨てられて来たのは、嵐の夜じゃなかったからか!!

もうアレですよ、気づいたならばもう百戦危うからずですよ。嵐の夜に颯爽と現れて「寂しかったかい、もう大丈夫だよ仔猫ちゃん(ポロレーン←ギターは引けないのでウクレレ)とかいえばいいわけですね!?そしたら相手も「待ってたわ、もう情緒不安定でムラムラまくりなの!さあその火を飛び越して!(床に灯油をばらまいてマッチを擦りながら←情緒不安定過ぎ)とかなるわけですね!そしてそのまま文字通り燃え上がるような愛に!!

なんだこんな簡単なことだったのか!!なんでこんな簡単な事に気づかなかったんだ!!おお…おお…ユリイカ!ユリイカーー!!(台風の中を全裸で飛び出さんばかりの勢いで)



行く必要があるのは耳鼻咽喉科ではなく
山の上にある隔離病棟か警察のようです。

(まぁ…ほら…台風だから…さ…)



[ 2004年10月20日-12:10 ]  



【急募】バナナ。


バナナが欲しい。欲しいのだ。あの黄色くてニクいアイツが、たまらなく欲しいのだ。

というわけで先月から引き続きなのですが、バナナを取り扱っている業者さんなどを大募集しています。

といっても日本でバナナの栽培をしているのは、奄美大島やら沖縄諸島やらのエリアと、静岡は熱川バナナワニ園っくらいのもんだと思いますので、バナナ農家の皆さんというよりは、バナナや青果の輸入や仲卸しや取り扱いをしている店舗さんということになりますね。


募集した先の肝心の活動内容は僕へのバナナの定期的な安定供給です。期間は一年間。バナナという食物の品質面から考えて、大体2週間分のバナナを、定期的に当方まで送付販売して下されば…という感じです。

企画内容の詳細は、まだ公には出来ないのですが、バナナの地位復興及び栄養面での素晴らしさを世間に広める、極めて真面目な企画です。いや、真面目な企画だと思います

また定期販売をしてくださる業者さまには、少なからずパブリシティに貢献させていただけるかとも思います。


というわけでして、この記事をお読みいただきました、青果販売や、青果の仲卸をしていらっしゃる方でバナナを取り扱っている方、またはそういう方が知人や友人にいらっしゃる方は是非御紹介または御連絡いただけますようお願いいたします。

企画を発動させたい時期が迫っているので、少々焦っております。なかなかいないものですねぇ……普通の通信販売でもいいのですが、コスト的な面も考えて年間契約で定期販売というのがありがたいのです(つまり、それで少しでも割引してもらえたらとか考えているわけです!貧乏バンザイ!)


というわけで、お申込・お問い合わせはコチラから!



ちなみに最後の手段は
バナナ大学に直訴です。

(でも個人だと対応してくれないだろうなあ…どうか皆さん!ご協力お願いします!)



[ 2004年10月21日-14:23 ]  



想いごと届きますように。



やあやあ皆さんごぶさたぱも。ぱもらぱも。
そろそろ早い人のところにはボクの仲間達が届いているはずぱも。
届いたら仲良くして欲しいぱも。

ちなみにボクがマントみたいにはおっているのは
ボク専用の持ち運び巾着ポリバッグぱも。




こうやって入るぱも。頭から入れるよりは入りやすいぱも。
袋はショルダー型だから持ち運びは楽ぱも。




ちゃんと潜り込むと、かなりみっしりになるぱも。
こんなの背負ってたらえらい目立つぱも。
街の視線はアナタに針付けぱも。あ、釘付けぱも。

あと、ボクと一緒にボクの説明書が入っているぱも。
説明書…せつめ…む、むー!出られないぱも!


(こそこそ)世話がやけるねげ。先に袋にはいったら当たり前ねげ!
もうしわけないぱも…。




こほんぱも。
というわけで、洗い方についての説明なんかが
書かれた説明書が一緒にはいっているぱも。

最初はちょっとビーズがにおうから
お日様にさらして干すか、いっぺん洗うといいぱも。
えーと他に反対側には……ひ、ひっくりかえしてほしいぱも!


(こそこそ)まったくもう、なにやってるねげ!プロ意識が足りないねげ!
ご、ごめんなさいぱもー。





ええっと、こういう風に反対側にはボクの特徴やら
材質やらが書いてあるぱも。

このペーパーは最初白黒になる予定だったぱも。
でも一部でカラーのままがイイという意見があって
なにやらどっかのデブが真っ赤になりながら刷ったらしいぱも。




そんな舞台裏はいわなくていいねげ!
お、おもいぱもー!それにキミは写っちゃいけないぱもー!

段取り悪くってこれ以上見ていられないねげ!
この取り扱い説明書には材質・特徴の他に
制作元の連絡先も記載してあるねげ。

ナカミがへたり出したら、そこに連絡すれば詰替ビーズも
買うことが出来るねげ。つまりアフターケアも万全ねげ。

ちなみにボクの名前は「ねげら」ねげ。
ぱもらの仲間だけどもこの世に数体しかいないねげ。

もしみんなのぱもらの口の中に、金の太々君ポストカードが
入っていたら、どっかのデブがボクを持って届けにいくねげ。
そうしたらぱもらと一緒に可愛がって欲しいねげ。
仲良くするねげ。ガングロだけども悪い子ではないねげ。





一気に喋ったらすっきりしたねげ。
といったところでそろそろ時間ねげ。

さ、待ってる人のところに行くねげ!
なにか言い残したいことがあったらさっさというねげ!


え、えーっと。そ、そういうわけで
ボクが届いた人は仲良くしてくださいぱもー!

すっかりケツカッチンねげ!急ぐねげよー!



これらを撮影・編集、文章作成した
どっかのデブの存在は忘却してお読み下さい。

(云うのおせーよ)



[ 2004年10月23日-14:59 ]  



天中殺!


新日本プロレスの次期エース候補“新闘魂三銃士”の一人に中邑真輔というプロレスラーがいます。

アントニオ猪木の肝いりということもあって、ついた二つ名が“神の子”というちょっとアレな感じだったりもするのですが、デビューから1年4ヶ月でIWGPチャンピオンになってみたり、K−1のアレクセイ・イグナショフと対戦したり(2戦1勝1無効試合2グダグダ)、新日本のロス道場で修行してみたり、ジャングル・ファイトで戦ってみたり、ボブ・サップと対戦したりとなかなかに注目の選手です。

また新日本プロレスが総合格闘技に眼を真っ直ぐ向けていた時期にデビューした選手であり、新日本の道場で他の若手達と一緒に練習を積んでのデビューというわけではなく、アマの頃からコンバットレスリングなど総合格闘技を経験し、メインの練習はロス道場で、という事もあって、純プロレスラーというよりは対総合格闘技用に育てられた選手といっても過言ではないような印象がある選手でした。


しかしながら、因縁のアレクセイ・イグナショフとのリターンマッチを終えてからは新日本プロレス自体が総合格闘技路線を一旦停止したこともあって、純プロレスラーに転化。

ロス道場にいた頃から発言がちょっとアレではありましたが、玄米食と自然食系での栄養にこだわる一風変わったナチュラルなレスラーという感じで活躍(?)をするようになりました。

どのくらい変わったかといいいますと、以前は総合格闘技系の技である飛びつき三角絞めをどうにかプロレスらしくしようと「シャイニングトライアングル」というくるしい名前をつけてみたりしていたところから、G1クライマックス出場前に山籠もりを敢行。

「山で、鬼と言われる知人の体術を学び、自然の力をいただくトレーニングをしてきた」「新技を開発した、名付けてエルニーニョ(意訳すると幼子イエス/神の子)というようなマスコミアピールをするほどのチェンジっぷりです。


さて、そんな中邑選手なんですが、個人的には総合に特化していた頃はまだ若いし可能性もあるので「頑張れ頑張れ、プロレスラーとは呼べないが、期待してるぞ」と思っていたモノの、純プロ方面に転がりはじめてからは、あんまり好きなタイプではなかったんですよね。

他の新闘魂三銃士が柴田がワルっぽいケンカファイトでイメージを作っており、棚橋が軽いノリの天真爛漫な純プロでイメージが出来上がっているという中で、中邑はというと総合で培った技術や実績というのも微妙に生きていない上に、純プロレスとなるとまだちょっと不慣れなところが見られたりプロレス的説得力に欠けたりと、なんとも微妙だったからなんですよね。

そもそも総合格闘技色のつよい関節技や絞め技をフィニッシュに使っているのに、突然跳び技(エルニーニョ)というのもわかりません。

ただ跳び技といえばプロレス技の代名詞的存在でもありますから、今、懸命に自分のプロレスのスタイルを完成させようとあがいているのだなということは伝わって来るというような感じではあります。


そんな中邑選手ですが、最近は自身がIWGPベルトを奪った相手でもある、先輩の天山広吉選手とタッグを結成、新しい道を模索しはじめています。

純プロレスならば会場人気も非常に高く、なにげに器用であり受け身も上手い天山選手ですから、スマートな中邑選手とのタッグはちょっとデコボコな印象があるものの、二人とも昨年から今年のIWGP王者(しかも短命政権)でもあり、先が期待出来るタッグです。



さて、ここからがようやく本題なのですが、プロレスでは正式タッグとして発動すると、大体の場合はそのタッグ独特の連係プレーや合体技をマスコミ公開するのが慣例となっているんです。話題作りの為ですね。

で、この天山中邑タッグも例に漏れず合体技を公開しました。といってもマスコミ発表だけで実際に道場などでみせたわけではありません。

「これこれこうやってこうする技ですよ」という感じで、集めたマスコミに説明&アピールするだけだったのですが、こういうやり方も試合に先駆けてのPRとしてはアリです。「実現したらどんな技なんだろう」と想像がふくらみますからね。

そしてその場合は技の名前や説明でどれだけインパクトと期待感を与えられるかということが肝心なのですが、天山中邑タッグが公開した合体技は『天中殺』というちょっとアレな名前

山と邑の必技』ということなのでしょうが、どっかで聞いたことのあるこの言葉、実は古来からの占いの一つ算命学の言葉で、12年間のうち2年間必ず訪れる不運の時のことだったりするのです。なんかもうタッグの先行きが見えてしまったような気がするのは僕の気のせいでしょうか。


さてさて、アレな名前も相まってどんな技なのか気になったので記事をイロイロ探してみますと、該当する記事を発見しました。

天山中邑タッグ正式発動となるタッグトーナメントで、全日本プロレスの三冠王者・川田利明選手のタッグチームと対戦することもあって、川田選手を意識しつつのコメントが載っていたわけなのですが

天中殺はTTDとカカト落としの合体技だ。天山が逆さに抱え上げた相手の股間に、中邑がカカト落とし。相手は男にしか分からない痛みを感じた瞬間、天山のTTDで脳天からマットに叩きつけられるという恐ろしい技だ。

 脳天から股間を結んだ線は「正中線」と呼ばれ、急所が集中。そこに上下からダメージを与える天中殺を食らえば、さすがの川田も男だけに無事では済まない。股間へのカカト落としは一見反則だが、中邑は「TTDはボディースラムの要領で持ち上げる。股間には天山さんの手があるから、カカトは直接股間に当たっていない」と“反論材料”も用意している。
デイリースポーツより引用)
とのこと。

どこからツッコミいれたらいいのかわからないのですが、どんな技かはわかりました。しかし最大のツッコミどころは記事本文ではなく、掲載されていた写真でした。



その日の東京スポーツの紙面にはページ1/4程を使って
私服でダニエル立ちをする中邑選手の姿が。

参考。東スポはモノクロでした)



カカト落としをした直後の写真なので、膝の角度が浅く足首も反っていますが、これは紛れもないダニエル立ちです。肘の角度、腕の上げ具合、腰の引けっぷり、伸びきった指先、そして何よりも重要な手首の角度。どこをどうとってもこれはダニエル立ち。それもなかなかのマスターっぷりです。

本家ダニエルさん(映画『ベストキッド』)を100ダニエル(単位)とした場合、68ダニエルといったところでしょうか。本家はダニエル立ちから似非っぽい二段蹴りでしたが、中邑カカト落としということで難易度は中邑選手の方が上。その分ボーナス加点をして80ダニエルをつけてもいいと思うほどです。

ダニエル立ちを追いかけはじめて4ヶ月。海に行けば必ず敢行し撮影するなど、普及に努めてきたわけですが、遂にプロレス界未来のエース候補という存在にまで普及したのかと感動すらしました。さすがは超新星(本来は使い方を間違っているけど!)!!選ばれし神の子!!!目の付け所がSHARPだね!!(SHARP?)


無論のこと、この写真をみて僕は中邑選手に対するそれまでのイメージを全て捨て去り、一気にファンになってしまいました。だって、もしかしたら新日本プロレスのあのセルリアンブルーのマット上でダニエル立ちが見られるかも知れないんですから!!応援しないわけがありません!!

そしてこの記事の後の大会で天山中邑組が天中殺を初公開したという記事を確認。勢い込んで資料を探してみますと…

天山広吉(33)&中邑真輔(24)が、山口大会で新合体技「天中殺」を試し切りした。鈴木&ドラゴンとのタッグ戦でその技を披露。ドラゴンを天山が水車落としの要領で抱え上げたところに中邑がコーナートップから飛びつき式DDT。あまりの衝撃に会場がどよめいた。スポーツナビより引用)
とのこと。



なんだコリャ?!ちくしょうッ!!
話が違うじゃないか!!

(マジギレ)



なんですかこれは!!スカイハイ式の飛びつきDDTですって?!それじゃただのカッコイイ技じゃないですか!!年末にかけてダニエル立ちがプロレス界を席巻するかと思っていたのに!!中邑の裏切り者!!!鼻デカ!!!玄米!!!(玄米?)

もう予告とは全く違う仕様変更に正直ガッカリですよ。タッグトーナメントに優勝しようがなんだろうが知ったこっちゃありません。僕の見たい天中殺はこんな技じゃないんですよ!!くそーくそくそくそー!!!



悔しまぎれに自室で ダニエル立ち&キック
繰り返しましたが、家人が「また余震?」と呟くばかりで
得るものがなかったのは云うまでもありません。

(天中殺パート2とかそんな感じでやってくれないかなぁ…)
※地震被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます※



[ 2004年10月25日-01:36 ]  



新潟中越地震被害に遭われた方に


【義援金も各所で募集しています】
 ・日本赤十字
 ・日本郵政公社
 ・赤い羽根募金

 ・電話で課金募金ができる『ドラえもん募金』
  0990-53-5000
  ※時間帯によってはつながりにくい様です。
  ※通話料込み約130円が課金され
   うち情報料100円がテレビ朝日を通じて募金されます。
  ※一般加入電話以外(ケータイ/公衆電話)からは繋がりません。



【コンビニでも義援金募金が出来ます】
 ・セブンイレブン/イトーヨーカ堂
 ・ローソン
 ・ファミリーマート
 ・サークルKサンクス
  (26日現在ampmは記事なし)


【ネット上でも出来ること】
 ・ebankで義援金を送金
 ・募金PARK 1クリック1円募金
 ・「はてな」ハテナポイントを義援金募金

 例えば「はてな」に登録して、この手順から「はてなポイント」を購入すれば、クレジットカードやebank口座などでの購入の場合、オンライン処理のみで義援金募金をすることが出来ます。「銀行や郵便局に出かけているヒマが」という方にも出来る方法です。


 ちなみに大手ショッピングポータル「楽天」さんに、楽天ポイントを義援金に回すことは出来ないのか、ということを10/25早朝に質問メールをだしたのですが、残念なことに応答も反応もまるでありませんでした(一部配慮の足りない文章がありましたので削除しました)。

 しかし、楽天ポイントが溜まっていて使っていないと云う方も有効活用する方法があります。コチラのショッピングサイトでは、送料手数料無料で使い捨てカイロを購入できます。

 現地は非常に寒く、避難生活をされている方にとって、その寒さは相当に厳しいモノです。避難生活でのそうした状況が体力を消耗させ、今以上に心を萎えさせてしまう事も十分考えられます。

 不足物品にも、使い捨てカイロは含まれておりますので、お手持ちの楽天ポイントを利用してこうしたモノを購入し現地へ救援物資として送るのも、一つの手段だと思います。ただし救援物資として送る場合は現場の混乱を避ける為にも、必ずコチラの指示手順に従って送って下さいますよう注意いただくとともに、お願いします。

 しかし小さいのがちまちま送られても、災害対策本部の方で困るかも知れないので、出来れば宛先を統一して、どこかに一度集積してから被災地の災害対策本部に出す方が効率的かもしれませんね。

 というわけで、新潟県内の非被災地で大学や高校、他組織などで集積管理を引き受けてくださる有志の方がいらっしゃいましたら、是非当方まで御連絡いただければ幸いです。


 なお、このショッピングサイトの使い捨てカイロ「ぬくっ子」はメーカー直送販売ということでしたので、製造会社の(株)ニッテツ・ファイン・プロダクツ様に問い合わせたところ、既にこの商品などを救援物資として送ったりもされているそうでした。

 また本日救援物資及び「ぬくっ子」担当の方とお話しをさせていただく予定になっていますので、当サイトとも協力体制をとっていただける事になるかもしれません。随時情報整いましたら公開させていただきます。

 頑張れ新潟!(10/26早朝追記)


毛布と使い捨てカイロを送ろうと思います。お金も勿論必要でしょうが、現地に問い合わせてみたところ「寒さ」が今は一番の問題のようですので、救援物資にすることにしました。

朝から問い合わせしまくって、幸いにも両物品ともに業者さんは確保出来そうなのですが、輸送ルートが問題です。

カイロは東北に工場がある業者さんなので、北回りルートで長岡までは到達出来そうなのですが、そこから先が問題だとか。毛布は大阪の業者さんなので、南回りのルートになるのですが現地までは配送が難しそうです。

現地では集まった物資の大半は新潟空港に集積して、そこから孤立地帯へはヘリコプターなりなんなりで輸送しているそうです。

発送する地域によってルートや集荷集積しやすい地点があると思いますので、急を要する救援物資はどこに送ればよいのかということを、災害対策本部などに問い合わせしています。


さてここからが問題です。具体的な送料や価格帯は明朝にもわかってくるのですが、当たり前のこと個人で出せる金額なんてたかが知れています。僕も一介のビンボーフリーライターに過ぎませんし。

しかしなんとかしたいしいてもたってもいられない、さてどうしようと考えたのですが、これまでに作ってきた「じーらぼ!アイテム倶楽部」のグッズの余剰品や自分で持っている分のサンプルというのがいくつかあるので、それをオークションにかけて、資金を集めようと思います。

個人で募金を集めるというのは非常に危険がありますし、いろいろ面倒なことを仰られる方もいらっしゃるでしょうから、ちょっと難しいのです。

どんなに配慮しようが、ネットでお金を集めるという事には不透明さがつきまといます。ですので、僕を信用してくれて、その上で当サイトのグッズをお買いあげ下さるという方にだけお願いをしたいと思います。

只今準備をしております。今夜か明日には公開出来ると思いますので、今しばらくお待ち下さい。


個人で出来ることなんかたかがしれてるかもしれないけれど、やらないよりやった方がましだと思う。賛同してくれる方、よろしくお願いいたします。


水害被害地震被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げると共に、一日も早い復興をお祈りいたします。


[ 2004年10月25日-19:46 ]  



オークションはじめます!


【10/27 朝:追記】

おはようございます。また強い揺れがありました。中越では震度6だそうです。被災地の皆さまの安全をお祈りいたします。

さて、オークションの方に沢山の入札をいただいております。ありがとうございます。オークションは引き続き開催し続けますが、既に入札いただいている金額を見込みとしまして、一部を義援金として送金させていただきました。

また同時にトップページ左の巨大バナーにありますクリック募金の募金パークさまに、協力募金をさせていただきました。無論直接の義援金も重要ですが、クリック募金が続き広まることによって、被災地救援支援活動が続く事にもつながると思い、協力募金をさせていただきました(協力者名簿には有志一同となっておりますが、オークション入札者の皆さまや普段からの読者の皆さまがあってこそ募金が可能だと思っておりますので、このようにさせていただきました)


さらに、先日から記事に書いてきましたが救援物資として使い捨てカイロを送付することにしました。計画通り「楽天」を使っての物資購入・集積になります。詳細は下記リンクから記事をお読み下さい。

今回は取り急ぎということで集積はと物資の被災地への送付は僕の方でとりまとめます。ですが、本来は利便性からも新潟県内の非被災地の方(住所公開のリスクから、法人・組織などが望ましいです)に集積とりまとめをしていただく方が現地に届くまでのタイムラグが解消できますので、引き続き有志を募集したいと思います。

この「じーらぼ!楽天プロジェクト(仮題)」に協力していただけるという方は、コチラを熟読の上、手順に従いご協力をお願いいたします。




というわけで、在庫をひっくり返しまして、オークション用に整理しましたので開始させていただきます。

入札するには、まずこちらでユーザー登録をしてください。その後パスワードが送られますので、それから入札が可能になります。

※ユーザー登録時のメールアドレスの誤入力が非常に多いです。パスワード発送のメールがDAEMONで戻って来ている方がいますが、特に申請がない限り再送は行いませんので(むしろ出来ない)御了承下さい。情報の入力は絶対に間違えないようにお願いいたします。

・tom2004さんメールアドレスが不正です。
・rika9221さんメールアドレスが不正です。
・densukeさんメールアドレスが不正です。



さて肝心のオークションは第1弾として(第2弾あるのかなあ)Tシャツ、パーカー、バスタオルに加えて、トートバッグも追加。合計34品目を放出することにしました。


皆さんよろしくお願いいたします!!


オークション会場入口



[ 2004年10月26日-22:42 ]  



まず6930枚!


なんだか私事もたてこんで来ているわ、今日の教習所の教官はハズレだったわ、震災前に注文しておいた模様替え用の家具がガンガン届くわ、普通に仕事はあるわで、そろそろ

「あんな、あそこの天井のシミが気になるねん」
「…シミなんてないで?」
「なんや見えへんのか?…あるやろ、あそこやって…気になんねんてッ!!
「〜〜ッッ??!!…わ、わかったから、わかったからッ!!落ち着けッ!!落ち着けって!!」
「あのシミが…って放せ!放さんかボケ!お前がつけたんか!!お前もシミか!シミなんかッッ!!

というような、錯乱コントをなぜか似非関西弁でしたくなってきたので「今日は一回休み〜」と思っていたのですが、報告したい事がありまして、こうして記事を書いております。


さて報告といいますのは、云うまでもなく先日発動した『じーらぼ!楽天プロジェクト(仮)』なのですが、第1弾として明日、長岡市へ使い捨てカイロ6930枚を発送することになりました。

発動から2日にして、ここまでの成果があがるとは思いませんでした。本当に嬉しく思います。皆さん本当にありがとう。


ちなみにこれはあくまでも現状までの数字ですので、これ以降も、参加者の皆さまに楽天で購入していただいた使い捨てカイロが、順次僕のところに届く予定です。

本日郵便局から支援物資送付用の送料免除送り状も大量にいただいてきましたので、これで準備は万端です。

楽天アフィリエイトでのポイントも1000ポイント以上が確定しましたので、これでまた支援物資を楽天で購入することが出来ます。現状実に上手く回転しているといった感じですね。


ところで、今イチ『楽天プロジェクト(仮)』の流れやメリットがよくわからないという方も多いようですので、下に非常に簡単なフローを作ってみました。

これで、少しでも皆さんがこのプロジェクトに興味をもっていただけたならば、本当にありがたいです。


さて、今日の処はそんな感じの報告だけでして、また明日発送前に物資の写真なども撮影して公開したいと思います。



といったところで、天井のシミが
本気で気になりだして来ましたので
今日こそベッドに入って寝ますグー。

(ここ数日座椅子に仰け反って気絶してたので首が痛い…)

じーらぼ!楽天プロジェクト(仮)
〜楽天市場から新潟に支援物資を送ろう!〜

被災地の各市区町村が在庫管理を超える物資供給の為、現在救援物資の一時停止を求めています。従って、本プロジェクトも一旦休止とさせていただきます。しかし各市区町村に問い合わせたところ、消耗品に限っては経過と共に今後も物資不足が見込まれる為、必要に応じて再開いたします。(10月29日 金)


【物資購入から被災地発送までの流れ】
楽天の非会員は、楽天会員に登録して購入する。
既に楽天会員の方は、ポイントを使用して購入する。
指定された楽天アフィリエイトリンクから、指定する業者のショッピングサイトへ。
購入する品目を指定することで、支援物資の内容を一本化できる。
楽天アフィリエイトリンクからアフィリエイトリンクのオーナーにポイントが貯まる。
楽天会員として購入することによってポイントが貯まる。
相互に貯まったポイントで、次の支援物資購入時の金銭負担が減る。
ポイントが既にある場合は使用して購入することで、購入者の金銭負担が減る。
ここの送料が業者によっては、または交渉次第で無料に。
宛先と着時を指定して一本化すれば数量や梱包なども業者に整理してもらえる。
この時点で「少量小口の個人支援物資」から「大量小口1品目」の支援物資になる。
着時指定をすることで、仕分けや被災地への発送の作業量が軽減。
業者でとりまとめられた貨物の内容を確認。
郵便局に連絡し、集荷してもらい、被災地へ送付。
ここの送料は支援物資に限り、現在免除されている。
支援物資の内容及び品目が整理されているので、整理配布がしやすい。
※この流れで実際に行い、呼びかけから被災地への発送までにかかった時間は、3日間でした。
第1回支援物資発送:使い捨てカイロ−6930枚分
【メリットのまとめ】

 ・少量支援で尻込みしてしまう人も参加することが出来る。
 ・参加者の金銭的負担が軽減出来る。
 ・クレジットカード決済ならば、全てオンライン作業で済む。
 ・オンライン作業で参加出来るので、集まりがはやい。
 ・買い集めた物資を持ち寄って、まとめて送付するよりも効率的である。
 ・中間送料がかからない(業者次第、または交渉次第)。
 ・業者に依頼することで、項目や梱包内容を整理してもらえる。
 ・物資の品目が統一されているので、現地での整理配布がしやすい。
 ・業者によっては市場価格より安価である。
 ・ポイントによって、次の支援物資購入が可能となる。



[ 2004年10月28日-23:17 ]  



対策と対応と転倒とパンツ。


今後しばらくは(週明けくらいまでは)、まだ僕の方にはこれからも既にオーダーされたものが送られてくるわけなのですが、新潟県の各市町村に問い合わせたところ「当面の物資は確保できたので、一時受付を停止していただいている。既に送っていただいた分の在庫管理や内容確認もままならない状況で、置く場所がないんです」というお返事でした。


当たり前のことですが、使い捨てカイロは消耗品です。そして日用品の殆どが食料も含めて消耗品です。現状も10万人の方が避難しており、数千人以上の方が救護・救援活動や支援活動をされています。

季節はどんどんと寒くなる一方ですし、中越地方で被害多大であったところは新潟、いやさ日本でも有数の豪雪地帯です。余震が止まったとしても、今後雨も降れば緩んだ地盤から土砂崩れが起きたり、崩落事故がおきたりもするでしょう。

仮設住宅の設営などもはじまりつつあるようですが、一週間二週間の避難生活で済むわけもなく、これから被災地の皆さんは数ヶ月、場合によっては年単位で雪も降りそうな寒い中、不便な生活を強いられることになります。そして現地で支援活動をされる方々も同じことです。


さて、話を戻しまして、10万人の以上の方々一人一人に使い捨てカイロを使っていただいたとしても、カイロの持続時間から考えて日に2枚使えば、一週間で140万枚を消費してしまう計算になります。

仮に現状1000万枚以上のカイロが現場にあったとしても7週間前後つまり1ヶ月強の期間で、避難生活をされている方々が暖をとれる生活に戻り、全てのライフラインが復旧し流通も完全に戻るかといえば、残念ながらそうは思えません。

ですから「現状は/当面は」確保出来ていても、後にすぐ必要になるという可能性が強いのです。しかも今の過熱的な全国の支援体勢が一段落した頃に、そうなる可能性もあります。


また、問い合わせた災害対策本部では「道路の状況もあるが、一部報道のいうように被災地へと物資が配給されていないということもありません」とお応えいただいていたものの、連絡のとれた被災地付近の方からは「まだ届いていないモノがかなり多い」というコメントもあり、情報がかなり錯綜している様子です。

そこで、当プロジェクトとしてはこうした現地の状況に即時対応出来るように、新潟県内に在住の当プロジェクトを支援してくださる方々にお願いして、まとまった数を数カ所に分散させて一時待機という体勢を作ることにしました。

そして必要に応じて(災対本から連絡が入るように登録もしました)指定された市町村集積所に送っていただいたり、プロジェクトの新潟拠点の方が被災地に入る際に配布していただいたりという形で支援させていただくことになります。

同県内にあることによって、少なくとも埼玉県から発送するよりは迅速に必要とされるエリアに送ることが出来ますし、この提案を災害対策本部に伝えたところ是非その方針で、というお返事もいただいておりますので、この方針をもって決定としたいと思います。

当プロジェクトでは、当初よりこのカイロを『避難されている方も、被害に遭った方も、救助・救護・救援・支援活動をされている方も御自由にお使い下さい』と大書きして発送する事にしておりましたが、あくまでも「避難されている方に渡して欲しい、救助・救護・支援活動スタッフに渡るのは話が違う」という方がいらっしゃいましたら、恐縮ですが早急に僕まで御連絡いただけますようお願いいたします。

また、被災地支援を考えておられる方々におかれましては、今回の一時の「物資のオーバーフロー」を「ああもう余るくらいにあるんだったら大丈夫」と誤解されぬよう、併せてお願いいたします。



さて、話は物凄い勢いで冒頭の一言まで戻るのですが、本日もオークションに出品させていただけるモノなど、色々な荷物が我が家に届きました。

ところが、ここのところすっかり忙殺されておりまして、アゴヒゲは伸ばしているから好いとしても、普段は剃っているモミアゲやらクチヒゲやらホオヒゲやらが大変なことになっておりまして、まさに「絶賛身だしなみレスキャンペーン実施中!」という風体なんです。

おまけに、夜の間中メールを処理したり、スケジュールを組み直したり、現地と連絡を取ったり、仕事をしたりしていまして、ようやく昼近くになってから布団に潜り込んだのですが、潜り込むたびに荷物到着のチャイムで起こされるという状態だったんです。


ようやく眠れるーという心づもりで、部屋着の短パンを脱ぎ捨て、Tシャツにパンツ一丁という、ワイルド&そのまま人前に出たら速攻逮捕ムード満点な格好でいたのですが、印鑑押して荷物を受け取るだけとはいえ、そのままの格好では出られません。

そこで短パンを用意しまして、チャイムが鳴って浅い眠りから目を覚ますたびに、それを履いては受け取りに出て、脱いではベッドに潜り込むということを繰り返していたんです(ちなみに僕は下半身はパンツ一丁でないと落ち着いて眠れないという奇妙な習慣(?)を持っています)


そしてその日三度目のチャイムが鳴らされたときに、事件は起こりました――。

チャイムが鳴ったので自宅三階にある自室のベッドから、寝ぼけ眼のまま飛び出し、寝ぼけ眼のまま短パンを履いて、寝ぼけ眼のまま階段を駆け下りていったのですが、階段を駆け下りた衝撃で、いい加減に履いた短パンが徐々にズリおちてきまして…。

1Fに着いた頃には一昔前の若い衆がやっていた「腰履き&パンツ見せ」というスタイルのK点をあっさり通過。玄関先に着いた頃には膝丈の短パンのはずなのに、スソが足首にまで達しており、なおかつスリッパとカカトの間にスソを挟み込んで見事にバランスを崩し、それはそれはは見事にコケてしまいました。

オマケに現在みやもと家の玄関先は先日から書いておりますように、震災前に頼んでおいた、自室模様替え用の家具(作業テーブルとガスチェア)が、そのまま放置してありまして、さらに出荷待ちの使い捨てカイロやらもあり、玄関がまさに物資洪水状態という有様。

「いかんコケる!」と思い床に手をついて身体をかばおうとした瞬間、否、「いかんコ」まで思い両手を出そうとした瞬間には既にガスチェアのダンボールに思い切り額をぶつけておりました。そして転倒と激突の衝撃で、容赦なく倒れてくる作業机の天板の入った150cm以上ある薄い梱包箱。


結果はちょっとした打撲と擦り傷っくらいで済んだのですが、問題は玄関の扉の向こうで待機していた佐○急便のお兄さんですよ。

巨大なイキモノがドタバタと階段を降りてくる音が聞こえたと思ったら、次いで野太い悲鳴と衝撃音。しばらくの沈黙の後、開いた扉の向こうに現れたのは、右手で額を押さえ、左手でズボンをズリ上げようとしている、半端な無精ヒゲにボサボサの髪&目の下に隈を作った人相の悪いデブです。しかもズボンをズリ上げそこなってブリーフ丸出しです。

僕が佐○急便のお兄さんならば、「貰うのはサインや印鑑ではなく貴様の命じゃー!届けるのは自己防衛の弾丸じゃー!」本宮ひろ志ヅラで叫んで即発砲します。しかる後に猟友会に連絡し、包囲してからトドメを刺します。いや佐○急便のお兄さんは別に銃装備していませんけれども。


まぁそんなこんなで、あまり無事にではなく(佐○急便の人は顔が引きつっていました)全ての荷物を受け取ることが出来ましたので、明日以降オークションが、少し賑わってくるかと思います。

きっかけとなった事態が事態だけに不謹慎かもしれませんが、どうせオークションをやるならば入札で参加する方も、出品して作業をしたりする方も楽しめるようにしたいと思いますので、皆さんお楽しみに!



出品されるのは僕がパンツ一丁で
受け取って開封したモノなんですけどね。

(入札する気無くさせてどうするんだ)



[ 2004年10月30日-04:14 ]