じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2005年04月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2005年04月のバックナンバー

或る4月バカの覚え書き。(2005年04月02日-02:05)
関西ダーツ事情(2005年04月04日-18:57)
ダーツ野郎の暴走。(2005年04月06日-07:49)
春九堂的ダーツ用語集 -1-(2005年04月08日-14:55)
憩いと美酒の空間。(2005年04月10日-20:55)
みずぬるむはる。(2005年04月11日-22:31)
プロレスファンとしてッ!(2005年04月13日-02:00)
小太刀です…。(2005年04月14日-07:29)
春。(2005年04月15日-11:55)
再会の「はじめまして」。(2005年04月19日-06:16)
知られざる伝説。(2005年04月20日-16:10)
日曜の夜。押入の中。僕は彼女の声に耳を傾けていた。(2005年04月22日-10:04)
GOGOイケブクロ!(2005年04月23日-02:38)
ただいま好調中、その銘は『鬼六』。(2005年04月24日-09:37)
告知すること火の如し。(2005年04月27日-12:31)
あげさげチャッカーズのレッツゲッツガッツダーツ大作戦 -1-(2005年04月28日-15:54)


或る4月バカの覚え書き。


彼女とは、気のおけない友人同士、そのはずだった。

言い方は悪いけれど、こうみえて結構女好きな僕だから「性別を意識しない友人」なんてのは出来ないと思っていた。けれども彼女とはそういう関係だった。

かといって彼女が女性らしくないかといえばそんなことはない。どちらかといえば極めて女性らしい柔らかなラインをしているし、造形も性格も男勝りとかそういうわけでもないのだ。現に何度か僕の友人に彼女を紹介してくれ、なんて頼まれたこともある。

僕はそんな頼まれ事をされても断る理由もなかったし、彼女がフリーであることも知っていたから、彼女の了解をとっては紹介していた。そのうちの何人かとはデートをしたこともあるようなのだが、結局誰とも付き合うにはいたらなかったらしい。

彼女ももちろんそうだが、紹介した男の友人達も、僕にとっては大事な友達だ。紹介する、ということは男性としても、まぁそこそこ魅力的だろうと思っているからなのだけれども、それでも誰ともくっつかないというのは不思議といえば不思議だった。

「デートどうだったんだよ?」

そんなことを聞いてみたりもするのだけれど、誰もが苦笑いをして「あーダメだったわー」とだけしか応えない。僕なんかでも気兼ねなく付き合えているのに、あいつらがダメだなんて。「男女」を意識した途端になにかダメなことでもあるのかなぁなんて考えたりもしたものだ。


でもそんなことを何回か繰り返している内に、一人の友人とどうもうまくいきそうだということを彼女から伝えられた。

「最近彼の事が気になるんだよねー。いい人だし」なんて、少しはにかんだような顔で云う彼女を見て、僕は「そうかそうか、まぁ俺のダチだからな。ようやくヒットしたかぁ」なんて軽口を叩いてはみたものの、心の中はどういうわけか複雑だった。

自分で紹介した友人同士がカップルになるかもしれない。それは望んだことだし、いいことなのだろう。僕は彼女に対して恋愛感情を持っているわけではないのだし。

でも現実問題、彼女のはにかんだ笑顔を見て僕は胸が少し痛んだのだ。いや少しなんてもんじゃなかった。ギクっとなったような感じだったのだ。それは僕が今まで見たことのない彼女の“女”の顔だったから。


その日彼女と別れてから僕は何度も自問自答を繰り返した。一人会議といっても、あながち間違いではないほどに。

彼女が誰かのものになってしまうことが残念だったり悔しいのか?

彼女のことを今は女性として意識しているのか?

彼女のことを好きなのか?


最後の議題には、結局その日は答えはでなかった。その次の日も。そのまた次の日も。


結局何日も考え続けたけれど疑問に結論は出なかった。でも僕は一つの解決策――それは多分自分のその疑問に答えを出す為だけの、非道く自分勝手な――を考え出して、その日の夜、実行することにした。

年に一回だけ使えるエクスキューズを利用しての、それは最後の審判だった。いや、そんな恰好いいもんじゃあない。随分と後ろ向きで、バカバカしくなるほどに情けない臆病さをむき出しにした自己満足の行為。ただそれだけのことだ。


いつものバーに呼び出した彼女と、いつものようにバカ話をする。それはいつもの会話ペースだったし、何も代わりはしなかった。だけど店をでて終電の駅へと向かう道すがら、まだ少し吐息を白く染める彼女が、件の友人のことを口に出した時、僕は少し小走りに彼女の前に回り込むと、彼女を足止めするように真っ正面から見つめて、云った。


「紹介しておいて勝手だけど。やめろよ」

「お前が誰かと付き合うとか考えられないよ」

「俺と」


――飲み下した唾液が、バカみたいな音を喉で鳴らす。


「俺と付き合おうよ。俺、お前のこと、好きなんだよ」


最後の一言を云った時には、彼女の両肩を掴んでいた。逃がさないように。真っ正面から本気をぶつけた。年に一度のエクスキューズを利用した分、言葉には本気をのせたかった。


彼女は文字通りびっくりした顔で僕を見つめている。こんな表情も、正直今まで見たことがなかった。掴んでいた強張った肩から、ふと力が抜ける。それと同時に彼女は一つ息を吐くと、ゆっくり瞼を閉じて、再びゆっくりと今度は瞼を開けると、僕の目を真っ直ぐ見つめた。

その瞳の表情は「わかりきっていた結末」を読み取るには十分だったし、僕は彼女の言葉を待つまでもなかった。だから僕は彼女の肩を掴んでいた手を、ぱっと離すと、おどけたような表情を取り繕って彼女の肩を掌で、ぽんぽん、と二回叩いた。

途端に怪訝そうな表情を浮かべる彼女。僕はこの結末を怖れるだけだった自分の心を封じ込めて、用意していたセリフと芝居をすることにした。


「なんてな!」

「騙されんなよー。お前今日4月1日だぞ?」

「エイプリルフールだよ。エイプリルフール。まだギリギリ4月1日だよな?最後の最後でやってやったよ。絶対ひっかかると思ったんだ」

「ちょっと今マジに受け取ったろ?甘いよ甘い。こんな日に俺が何かしないわけないじゃん!」


上滑りはしなかった、そう思う。当たり前だけど予想は出来ていたことだし、だからこその“決行”だったのだから。準備していたセリフと芝居は、ちゃんとその場を繕うことが出来た。いや、そう思いこむことにした。だから彼女の瞳の表情の変化も見なかったことにした。

それは怒ったようなというよりは呆れたような――いや、今までの付き合いでは見たことがない、哀しさや他の色々な感情が入り交じったような、そんな表情だった。


その後のことは、実はよく覚えていない。これを書いている今もよくは思い出せない。ただ酔っていると云うことにして、非道く饒舌だったように思う。お互いの駅へと向かうホームへの分かれ道で、僕に手を振る彼女が、“あの時”に見せた表情を一瞬浮かべたような、そんな気もする。だけど僕はそれら全てを“忘れたこと”にした。それが一番楽で、一番臆病な解決法だった。


2005年4月1日、エイプリルフール。僕はいくつかの嘘をついた。一つは彼女に、一つは自分の気持ちに。

「騙しきれないウソならば、つくもんじゃない」昔誰かに云われたか、どこかで読んだかセリフ。その言葉の意味を噛み締めながら、僕は騙しきれなかった自分の気持ちに、今も躍起になってウソを塗り重ねている。





なんてことをやりたかったのですが
そんな相手がいないので出来ませんでした。

(ウソ1個も着けなかったよ…それどころか寝てないよ…)



[ 2005年04月02日-02:05 ]  



関西ダーツ事情


先日、ちょっくら関西まで足を伸ばしてきました。

といっても神戸と大阪だけなんですが、同所の繁華街をぽてぽて歩き回ってみたのだけれども、ソフトダーツはまだあまり流行ってないみたいでした。

現地の友人にも聞いてみたのですが、ダーツバーやプールバー自体の絶対数が少ないし、ゲーセンやまんが喫茶関係のところにもない。カラオケチェーンにもない感じです。ネットで見る限りダーツ熱は低いわけではないのだろうけれども、中央の繁華街は競争率が高いから場所にあまり恵まれてないのかな、とも思ったり。

そんな中、神戸で紹介してもらった北野のダーツバーは見たことのないマシン。効果音なんかの音響関係はスペクトラムと同じなんだけど黒い筐体に蜘蛛のイラスト。これがアラクニドってやつなんでしょうか?

早速投げ始めたんですが、もうバー自体の証明が暗くて暗くて非常にダメダメムード満点。オマケに睡眠不足が祟って腕の振りも定まらない感じがソーバッド&トゥーバッド。何度かプレイしたのですがカウントアップでは500を越えるのがやっとというていたらく。


そして深夜帯にさしかかったころ、店員に勝負を挑まれまして。人生初の辻斬りダーツを体験してきました。これが本当の意味でのデビュー戦です。

ルールは501。しかしながら、ただでさえスランプで20に投げ込むのがやっとの状態なのに相手になるわけもなく、8Rかからずボコられました。ボコ負けもいいところです。終わった時点での自分の残点は150くらいでしたからねぇ。本当にひでえ。

その日はそれきりダーツは終えてしまったわけですが、正直悔しくなかったかと云えばウソになるわけでして、ええ。この悔しさが原動力になって明日への活力に…つながらないのがスランプなんですよねー。げっそりげっそり。

ハットトリック連発もカウントアップ600も全ては過去の栄光(しかも栄光でもない)。今の僕はグリップから見直している最中なのだ。げっそり。


で、翌日、大阪はなんばのAMZA前でダーツイベントをやっていたんですよ。といってもイベントブースで、妙に低いところに設置されたボードに向かって1スローするだけ。合計点数が高いとそれに応じて景品がもらえるというわけです。折角なのでここはチャレンジ。

結果20ダブル・20・20の80点で、鐘がならされまして。なんぞサービスチケットを全種類とキャッチャー用かなんかのぬいぐるみをもらいました。

並んで見ている間からの最高スコアではあったけれども、距離も近かったので、こんくらいは出来て当たり前。最近ほとんど飛行機を飛ばせない(TONを出せない)自分を恥じ入るばかり。悲しいやら笑えるやら。複雑な心境でその場を後にしました。

関西遠征のダーツは以上。実に心許ない結果。早くスランプを抜け出したい。というかグリップを早く安定させたい。もうわけわかんないっすよ。大変じゃー。



やはりここは原点に返って
sureのマスターに手取り足取り腰取り
手ほどきを受けねばならないでしょうか。

(最近行ってないんですよねー…)



[ 2005年04月04日-18:57 ]  



ダーツ野郎の暴走。


ダーツの話ばかりで正直申し訳ないのですが。

絶賛スランプ中の僕がなにを云うかと、自分でも思わないではないのですが、今懸命になって周囲にダーツの面白さを布教しています。

もちろん人それぞれに趣味の嗜好というモノがありますから、僕がどんなに「面白いんだぜー。最高だぜー」と耳元で囁き続けても、ダメな人はダメなわけですが(そもそもそのやり方がダメだろう)、それでも何人かの友人がダーツにハマっています。

現在の布教活動の目安としては、第1段階をダーツバーやダーツ設置店への誘導としていまして、第2段階が実際にプレイするところまで。実はこの段階がなにげに難しい。バーがメインのお店なら問題はないのですが、ダーツがメインのダーツバーだと、この入信ライン(笑)を越えてくれないと、面白くもなんともない時間を過ごすことになるわけです。

どういうことかといいますと、ダーツはやらない、かといってカウンターでカクテルを楽しむ風情でもない、周りの人間はダーツに集中してしまっていて、自分は観ていてもわからないし興味もないから、非常に退屈。しかも時々クマがやって来ては「やろうよー投げようよー」と誘ってくる――というような状況ですね。

まぁそんなに意固地になってまでやらないで退屈するくらいなら、ダーツバーに誘った時点で来んな!と思ったりもするわけですが、宗教の勧誘には根気が必要ですから、そんなことでめげてもいられません(さぁ発言が危険になってきましたよ!)


しかしここのラインを踏み越えてくれると、僕もヘタなりに投げ方やルールやらを説明しますし教えます。的に当たれば大げさなまでに誉めますし、ダメでも「オッケードンマイ!方向はいいよ!」などと励まします。ここで楽しげな笑顔の一つでも出れば、最早落ちたも同然です。

ですが、ここから先がさらに難しいところ。お店にはハウスダーツといって、ちゃっちいモノではありますが、客用のダーツがおいてあります。最初は誰しもコレを使ってゲームを行うわけですが、正直出来も良くないですし、軽い分飛ばないという困ったモノでもあるのです。そしてここで入信レベルは第3段階へと進みます。そう、マイダーツの購入です。


市販されているダーツは16gから20gとなっているわけですが、ティップ(刺さる部分)、バレル(グリップする部分)、シャフト(フライトを着ける部分)、フライト(いわゆる矢羽根)の組み合わせは自由自在なんです。

そしてマイダーツの購入は、まず自分の気に入った重さと刻み(形状)のバレルを選ぶところから始まります。もちろんその人の指の長さや形によって相性の良い刻みや形状は違いますから、僕は形状の異なる4セットのダーツを普段から持ち歩いているのです。

もちろん最初は自分用に購入したモノだったわけですが、相性が合わなくなってからは使わなくなりましたので、布教相手に貸し与えては、どの形が良いかを試させて、その上で「どうよ、マイダーツ買おうよ。買っちゃおうよ。ハウスじゃ飛ばないでしょ?ほーらこんなのもこんなのもあるんだぜ?」などと、かなり怪しく勧誘するわけです。

大概のダーツバーには基本的なダーツセットは売っていますから、場合によってはその場で思い切りその気にさせて購入させてしまうという荒技もありますが、基本的には別の機会に色々な種類が選べるショップなどに誘い込んで購入、もしくは最近魂を売り渡しまくりな楽天で購入させたりもしています。


マイダーツを買うという第3段階を越えてしまえば、ダーツにハマったかといえば実はそうでもないのが実情。ダーツバーはなかなか一人では行きにくい場所ですから、せっかくのマイダーツもホコリをかぶってしまったりすることもあります。なにしろ的がなければダーツは打てません。飛べない豚がただの豚であるように、飛ばせない矢はただの矢なのです(云いたいことはわかるが意味不明)

というわけでなるべく頻繁にダーツバーに誘います。さらに勧誘対象の人の地元にダーツバーがないか検索をしたり教えてあげたり、そう遠くなければそこに一緒に遠征したりもするわけです。ここまでくるとだんだん後に退けなくなってきます。するともう第4段階のダーツバー単独デビューまでまっしぐらになるわけです。

一人で行ってしまえば、今度は店員が声をかけてくるはずです。その中で教えてもらったり対戦相手になってもらったりすれば、自然常連客の中に溶け込むことも、そう難しくはありません。自分の拠点(練習場所)を確保してしまった今、あとは「上達したい」という意志が宿れば、最早「趣味・ダーツ」まであと一歩です。

そして第5段階として、最近流行している「ダーツライブ」というシステムのカードを購入して、自分の上達の記録を確認してしまったりしはじめたら「後に退けない」率はうなぎ登りにになります。ここまでくれば「趣味ですか?最近はダーツにハマってますねー」という状態になったといっても過言ではないでしょう。


しかし、さらにその先の第6段階があります。で、ここのあたりが今僕がいるところです。僕は最近ダーツライブをはじめたばかりですので、到達する順番は少々違ったのですが、ここがある意味で「趣味・ダーツ」というか「ダーツ中毒」です。「後に退けない」というよりは「最早手遅れ」といった方が正解なほどのハマりっぷりです。

その条件とは、ご想像の通り「マイボードの購入・設置」です。正直ダーツボードは決して安くありません。マイダーツが入門用ならば2000円程度で購入できるのに比べ、ある程度の機能があるEボード(電子ボード)ですと、5000円以上。刺さった時の衝撃音が気になるという人にオススメな、ハードダーツとの兼用も出来るブリッスルボードは10000円近くするのです。

さらに設置場所も選びます。ソフトダーツはボードの盤面直下の床下から2m44cm離れたところから投げねばならず、なおかつブルというボードの中心は床面から173cmのところに設置しなければなりません。それだけのスペースと設置する壁面が必要になるのです。

しかし賃貸住宅などで壁に穴をあけるわけにはいかない人の方が世の中には多いわけでして、マイボードの設置はかなり高いハードルです。しかし突っ張り間仕切りや突っ張り棒などのアイデア収納グッズを使って、このようにボードを設置することも出来ますし、実際多くの方がこの方法でマイボードを設置しています。

この突っ張り間仕切りなどは大体4000〜7000円前後で購入出来るわけですが、ホームセンターなどでは持ち帰りが大変ですので、そうなると通販を利用せざるを得なくなります。そうすると、突っ張り間仕切り+ダーツボード+送料などで10000〜20000円前後の出費になるわけです。ここまで投資してしまうハマリっぷり。まさに「中毒」といえるでしょう。


で・す・が。突っ張り間仕切りでは10キロ近いブリッスルボードが不安であったり、後ろが金網ですから設置がぐらついたりと、あまり満足できない人も多いようです。さらに突っ張り棒が設置できない屋根形状の部屋の人や、勢い余って突っ張り棒で天井を貫通させてしまう人もいたりします(これは困る)。加えて一度設置してしまったら、突っ張り間仕切りでは移動も出来ません。

そんな困った状況をなんとかして打破し、簡易に組み立てられるダーツ設置方法はないかと考えた末に、実際に作ってしまうようなダーツバカが第6段階を越えた第7段階の人です。











うん。それ僕。




これはイレクターという鉄パイプとジョイントを使って組み立てたモノで、接着はしていないのでいつでも分解可能です。材料は2mパイプ2本と60mが6本。30cmが4本にあとは各種ジョイントとなっています。接着を必要としないボルトタイプもあるのですが、そちらは予算の都合で見送りました。

総予算は板も含めて6000円前後といったところ。組み立ては15分もあれば終わりました。接着していないので少々グラつきますが、現状でも十分に実用に耐えうる機能を持ち合わせています。なにより、これなら壁に穴を開ける必要も、天井に穴を開けることもありません。

耐荷重量にも問題ありませんし、場所の移動も出来ます。そして邪魔な時はバラしてしまえば簡単に収納もできます。このような市販のダーツスタンドもあるにはあるのですが、驚きの63000円という高価格。どこの誰が買うんだと、心から叫びたい気持ちにしてくれる逸品です。

設置板に色生地を貼り付ければ見た目の悪さも解消出来ますし、イレクターではなくスペーシアを使えば、仮組み機構でぐらつきもなくなるでしょう。

そしてもう一つポイントがありまして、これらの機材は全て楽天とスペーシア通販サイトで揃えることが出来てしまうのです。つまりホームセンターに車で出向いて長いパイプやら板などを買ってきたりする必要がなく、オーダーすれば長くとも一週間以内にダーツスタンド組み立てキットが届いてしまうわけです。DIYというにはあまりにもお手軽です。


というわけで、長々と書いてきましたが、人は如何にしてダーツにハマっていくか、そして取り返しのつかないレベルまで来ると、どんなことをやらかしてしまうか、ということを皆さんにも少なからず理解して頂けたと思います。

そしてここまで書き終えた今、僕には一つの確信があります。それは今日のこの記事を読んで「写真のダーツスタンドの作り方を詳しく教えて下さい」というメールが何通かは舞い込んでくるであろうこと。そしてもう一つ――。



「家元の部屋、なんで鏡台があるんですか?」
「右にある鏡台は春子さん仕様ですか?」
というツッコミが来ることです。

(ちなみに嫁に行った姉貴の部屋です。あと春子は死にました)

※春子…2002年のクリスマスイブに誕生した春九堂のカマキャラ。なんか辛いこととか沢山あったんだと思う。多分ゲイバーのママ。写真はヒドイのでで勘弁。(提供:クサレ団地妻


[ 2005年04月06日-07:49 ]  



春九堂的ダーツ用語集 -1-


本日は、仲間内でダーツをプレイするときに発生する独特の用語(勝手に作った)を紹介。決して普通のダーツプレイ時には通用しないので、ご注意を。


・ニート投げ
ダーツの基本であるブルを狙わず、20ゾーンばかりめがけて投げること。入れば1R60とそこそこ安定した数字になるが、外れるとクソの役にも立たない1と5になる。安定を求めつつも冒険出来ない弱さ、上ばかり見上げるも大人になりきれないスタンスから命名。二十なので(に・とう)でニートとも云う。

備考:「ブルを狙ったら負けかな、と思っている」



・ブルバリヤー
1〜3ドット差くらいでブルに入らないこと。単純にいってしまえば単なるヘタクソなのだが、ここは被害者ぶることが重要。なにか超越者的な存在がブルに、ガシャポンの透明なプラスチックカプセル状のモノを被せていると妄想する。

備考:「誰だよバリヤーはったの!陰謀だ!」



・終わらない旅
ヘタクソ同士のクリケットの事。クリケットとは20Rで15〜20+ブルのいずれかを狙い、先に3本入れた方が以降そこに投げ込むと点数になるというゲーム。ちなみにその後から対戦相手が3本投げ込むと(つまり両者がそこに3本投げ込むと)、以降は点数にならなくなる。先に陣地を作り、出来るだけ早く点数を稼ぐというゲーム。

上手い人同士だと、さっくりと全てのゾーンを閉める(点数を入らなくする)のだが、ヘタクソ同士はいつまでたっても陣地すら作れず、20R終えても陣地が空いていたりする。そうすると1ゲームが異様に長く感じるところに由来。

備考:「よし、最後に終わらない旅に出よう。窓を出来るだけ閉めて」



・空気読めよ
ヘタクソ同士の01ゲームで出る言葉。501というゲームは15Rかけて、取得した点数分が501点から引かれていき、先に最終的にピッタリ0点にすることで勝利出来るゲームなのだが、上手い人ならば5R6Rで0点に出来ても、ヘタクソだとその時点では100点200点以上が残る。

しかしフロック(まぐれ)で点数を取れたりすると、8R9Rあたりでは、残点1ケタに対して、まだ100点台の者がいることもある。この場合先行しているプレイヤーは、空気を読んで、対戦相手が点数を減らすところまで1ゾーンに投げ込むなどの工夫で待機しなければならない。BUST(点数オーバー)にしないところに意地を感じる、ヘタクソ同士の譲り合いの精神。初心者同士では勝つことは重要ではないので、遠慮なく空気読めコールをしよう。

備考:「おい、俺まだ151点も残ってるんだし。空気読めよー」



・神降臨
別段ハットトリック連発やハイトン(1R151点以上)連発というわけではない。上記の「空気読めよ」の項にある01ゲームで、他プレイヤーの追い上げ待ちの間に、残点数を1点ピッタリにすること。滅多に出来ないし出来たところで意味もなく、ハードルを上げまくっているだけなのだが、それでも神は神(笑)。

備考:モニター表示がジャスト1になっている時に云う。



・うっかりトリプル
某有名ダーツショップではない。狙ったわけではないのに、偶然にトリプルゾーンに投げ込んでしまうこと。カウントアップや高得点を目指すゲームではOKだが、得てして01ゲームで残り18点の時に18のゾーンをめがけてなげると、18トリプル(=54点)などになってしまいBUST(点数オーバー)してしまう事をいう。またバラバラに矢が飛ぶ程度のレベルなのにトリプルに入ることも指す。

備考:「よし、ここでアウトだぜ!(投げ)うっかりだぁあぁ!!!」


[ 2005年04月08日-14:55 ]  



憩いと美酒の空間。


ようやく常連…になってきたのでしょうか。

僕の行きつけのBARである池袋北口の『レストランバー sure(シュール)』ですが、何人かここを読んで行かれている方もいらっしゃるようで、何人かの方からもメールをいただいたりもしています(めぇさん、大槻さん、メールありがとうございます!お返事なかなか出来ずごめんなさい)

マスターには何回か前に名刺を渡したりしているので、僕の一応の素性はわかってくれているようなのですが、いかんせん自分でも自分の立場を説明するのが難しいような状態。マスターの中では、僕は「時々やってきては大勢引き連れてくる謎のデブ」という扱いになっているようです。

まぁ別にそれは構わないというか事実その通りですし、シュールに来るお客さん達の中で僕が一番のデブであることは譲れない事実ですので、かなり正鵠を射た認識だとも思うわけです。


現に先日は待ち合わせをしていた友人が、マスターに「お一人ですか?」と聞かれたか何かして、「いえ、この後連れが来るんです。えーと、このお店によく来てると思うんですけど、みやもとさんという方なんですが」と説明したところ、首を傾げられ、ついで本名の方で説明しても理解してもらえない。

最終的に「えーとダーツやったりしてる、春九堂さんです。こんなで(髪型のジェスチャー)、こんなの(巨体ジェスチャー)」とやったところ、ようやく「ああ!」と理解されたとかなんだとか。なんともヒドイ話です。

ま、そんなこんなでようやくマスターの中でも顔と名前が一致してくれた事とは思うわけですが、他にもここを読んで行かれた方が、僕について色々お話ししたりもしたようで、マスターの中ではどうにもこうにも余計に理解不能なイキモノになってしまっているようです。


行けば必ず5・6人かそこいらの人数ですし、連れてくるメンツの顔も違う。そうかと思えば連れてこられたメンバーも個人的に常連になったりする。で、そうかと思えば全く関係のない一見のお客さんが、こういう人が時々来ていると思うんですけど、なんて話をする。しかもその人は直接の知り合いではないという――。

確かに、こんな条件を並べられたら本人である僕も自分がどんなイキモノであるのか、ワケがわからなくなります。まぁそんな僕でも行けば丁寧に接客してくれるマスターは本当にあらゆる意味でいい男なわけですよ。ウホッ!ウホウホ!(くどいようですが僕ノンケです)

最近はようやくダーツをプレイされている他の常連のお客さんとも少し会話をすることが出来たりして、これまたなかなかに楽しい。ダーツのコツや、どんなグリップ、どんなエイミング、どんなスローイングなのか、なんて会話も出来るようになった自分も、少し嬉しかったりします(ちなみにマスターのマイダーツは全て自作!)


ま、そんなこんなで、初めて「sure(シュール)」に入ったのが4年前。そして1年間が空いて2年ほどそこそこのペースで通って、ようやく常連らしくなってきたようです。そもそもダーツにハマったのもこの店ならば、今のダーツの目標も、この店のマスターとなんとかタメ張れる様になる為。今の僕のダーツ狂いな日々のきっかけは、すべてこのお店にあるのです。

ダーツダーツというだけではなく、このお店の本懐はあくまでもBARとしての存在。限定何食かしかありませんが、マスターの作るピザやパスタも実に満足できる味わいです。カクテルも充実、頼めばどんなカクテルでも作ってくれますし、難しいオーダーでもこなしてくれます。マスターはバーテンダー/バーメンとしても一流なのです。

マンガ「BARレモンハート」に憧れた身としては、こうしたBARの常連として酒や会話が楽しめることはそれだけで嬉しい限り。同マンガのメインキャラクターであるフリーライターの松っちゃんのような愛嬌も素敵な知識もない僕ですが、一応は同じ職業(苦笑)。

「sure(シュール)」のマスターは「レモンハート」のマスターほどお歳でもないですし、いつでもトレンチコートにソフト帽子なクールガイのメガネさんもいるわけではないのですが、なんとなはなしに、僕は「sure(シュール)」で時間を過ごす度にレモンハート気分を味わっているのです。


ところで。この間「sure(シュール)」に行った時に、どういうわけかマスターが僕のことを「春九堂さん」と呼んだんですよね。いや確かにキープダーツにも「春九堂」と書いてありますし、記録スコアにも「春九堂」と書いてあります。だから別に不思議ではないのですが、読み方に苦労するのがこの名前。

ああ、おそらくここに来た読者さんから聞いたのだろうなぁと思ったわけですが、どういうわけか二度ほど呼ばれた「しゅんきゅうどうさん」という声が、どうも「しゅんきゅう(ど)う」という感じなんですね。

はてなんでだろうと思っていたのですが、それはチェック(精算)するときの伝票を見てわかりました。カクテル4杯+チャージ代の合計値段の上に書かれた「春九郎」の文字。ほっほー…僕は歌舞伎役者か、人気の新進脚本家かなんかですか(それはカンクロウ)

っつーかマスターよ、マスターさんよ(大仁田厚風)。コルクボードの写真にもダーツケースにも(×2)「春九堂」って(×5)書いてあるじゃろうがー!!きさーん!!なんばいいよっとかねー!!タケシー!!ハンガーーー!!!木のヤツーーーーーーッッ!!!!(ひどく錯乱しています)


どうやらダーツでタメはるだのなんだのの前に
名前を覚えてもらう方が先のようです。

(いや、マスターがそう呼ぶならそのままでも…)



[ 2005年04月10日-20:55 ]  



みずぬるむはる。


ペットボトラーって書くと、なんかペットボトルでポコポコと殴り合う新手のスポーツチャンバラのような光景を頭に思い浮かべませんか。浮かべませんね、僕だけですね。ごめんなさい。

というわけで勝手ながら、主に清涼飲料水をペットボトルから直飲みする人のことを、僕はこのように呼称しています。そしていわずもがな僕もペットボトラーの一人でして、家に常備しているアミノダイエット2リットルペットボトルを部屋においておき、それで喉を潤しながら作業をしています。

飲み物は短時間で飲みきれないものはグラスに移して飲む。保管はきっちりと蓋をして冷蔵庫で行う。これは誰でも理解しているであろうセオリーです。

理由としては一度開封した飲料は、極めていたみやすいということ、そして口の中は基本的に雑菌だらけなので、直接飲むことで飲料に雑菌が入り、それが繁殖してちょっと大変なことになってしまったりする可能性があることなどがあげられるでしょう。

とはいうものの僕のような、自室ペットボトラーであっても、基本的に寒い時期はどうということもなく、何事も問題はありません。暖房を入れなければ部屋は冷蔵庫並みに寒いですし、2リットルペットボトルも一日あれば飲み干してしまいますから。


ですが先週末は4月頭の春の陽射しにしては暖かすぎる日々が続きました。おかげで関東では桜も満開になり、お花見にも2件ほど参加。非常に楽しい時間を過ごしました。

花より団子とはよく言ったもので、桜の下でたっぷりご飯を食べ、肴をつまみ、もちろんたっぷりとお酒も飲みました。ご存知の通り、酒を飲んでしばらくした後というのは非常に喉が渇くものです。

上機嫌で部屋に帰ってきた僕は、部屋の微妙な温度――急いで出て行ったのでパソコンをつけっぱなしにしていってしまったり、換気用に窓を開け損なって西日でぬくまった上にパソコンの排熱で、明らかに20度より上にキープされていた――に少々違和感を感じました。

それでもアルコールのもたらす酩酊がまさり、どっかとパソコンの前に腰をおろすと、ぷはーっと息を吐き、そしておもむろに机の上においてあったアミノダイエット2リットルペットボトルに手を伸ばすと、蓋を開けて一気に煽りました。



ぐぃっ。



ごくっ。





味、違う。



それは明らかに今まで味わったことのない不思議な味覚刺激でした。しかもそれでいながら「あ、これダメですよお客さん。飲んだらダメになっちゃう。ダメダメ。ほんとダメ」と身体の細胞が全面的に拒否権を発動するような味です。

でも手遅れ。思いっきり手遅れです。だって思い切り飲んじゃいましたもの。喉が渇いていたので思い切り大口で喉を鳴らして。しかも煽っているものですから、口の中には次に飲み下すべき分も既にスライディングしてきています。

そこで吹き出したりペットボトルの中に逆流させて防げばいいのに、まだ酔いの覚めていない僕は、こんなことを考えていました。


「あーやべえ、これいたんでるわ。とりあえず口の中の分飲み干して、あとは捨てるか」


バカ発見。結局僕は2口のいたんだアミノダイエットを飲み干してしまい、その後地獄を見ました。なんていうんですかね、普通水分って吸収されて吸収された分が尿や汗として排出されるわけじゃないですか。

でもいたんでるヤツって吸収してもらえないんですよね。だからそのまま尿にならず、おしりの方から出る次第。もうね、もの凄いですよ。飲んだ分だけきっちり出ちゃう感じです。効果覿面過ぎです。

そして勘弁して欲しいのが、いたんだ分だけではなくそれまでに摂取した食事&その後の食事にまで影響が出ること。まぁ、それが俗に云う下痢というやつなんですけどね。もうおなか痛いわ*も痛いわ、ヒドイ状態です。


で、そのまま兄貴氏とダーツに行ったりしたわけなのですが、そんな日に限ってなぜか絶好調。というのも気が緩むと*も緩んでしまうので、ひょっとしたら投げる時に思わず脱ぷ(検閲)なんてこともあるかもしれません。

よって気を引き締めると同時に*も引き締める。そして*に意識を集中することによって、脱ぷ(検閲)を防ぐわけですが、きっちり*を締めることでお尻もしまり、そうすることで上半身の力みが抜けて、下半身は安定するわけなのです。するとダーツも自然に飛んでいくので、実にいいスコアがでます。

それにしてもブルに入った時の「ピキューン」だとか「チュイーン」だとかいう効果音がいちいち腹に響きます。ロートン(1Rに101点以上)出した時の「ブオーーン」という効果音など以ての外です。でも、そんな時に限ってそれらを連発。そしてその度にゴルゴ13面で難しい顔をしつつ*を引き締める僕。

なんかダーツのコツを掴んだような気がしないでもないのですが



「*とかケツとかを意識し、引き締めて投げる」
っていうのはあんまりではないかと。

(女の子に教える時とか説明できないしね…)



[ 2005年04月11日-22:31 ]  



プロレスファンとしてッ!


僕だってオトコなのでありますッッ!(なぜか直立不動で)

というわけで、エロビデオやらエロDVDやらのお世話にならず、「アレをソレしてナニしたりするときに、そんなモノは必要ない!!コレを頼むのみよッ!!!」と人差し指で側頭部を指しながら叫ぶような剛の者(意訳:バカ)である僕ですが、とうとうその手のDVDを購入するに至ってしまいました。

これまで購入したDVDといえば映画作品ばかり。ちなみに一番最近に購入したDVDはコレ。僕の大好きな映画監督『周防正行 DVD BOX』でした。なにしろ「Shall we ダンス?」「シコふんじゃった。」「ファンシイダンス」の三本立てですからね。どれもこれも大好きな映画ですので、これは買わねばならんでしょう。

で、そんな硬派な(?)DVDしかこれまでの購入していなかったのですが、ここに来て遂に「そういう」DVDを購入する運びになってしまったのです。

とはいうもののダイレクトに18禁でX指定で、あはんあはんでいやんいやんで、もうあんなことやそんなことや「ええっ?!こ、こんなことまでぇ?!」というような、ある意味で激烈硬派なモノではなく、いわゆるイメージDVDとか、そんな風に称されるモノです。


僕はこれまで好きなタレントさんや女優さんがいないという、おおよそ若者らしからぬ人生を送ってきましたし、アイドルなどという存在には微塵も興味を持たず、ましてやグラビアアイドルなんていわれても、まるで興味がないという生活をしてきました。

ですからイメージDVDやら写真集というものをしても、「それは一体なんの為に買うのだ。何につかうというのだ。よしんば使うあてがあったとしても実用性に耐えうるのか、結局は想像力で補完するのではないのか。ヌードならまだわかるが、セミってなんだセミって!!」と意味不明のキレ方をする始末だったのです。

その僕がイメージDVDを購入。一体コレはどういうことなんだと正直自分でも考え込んでしまっています。でも予約しちまったものは仕方ありません。そうだ仕方ないんだー。諦めるんだー。新しい世界へ旅立つんだー。ゴーゴー!ゴーゴゴー!!(何故か一生懸命正当化しようとしています)


さて、その肝心のDVDなんですが、誰のどんなDVDなのかという話になるとですね。これがまた非常に説明しづらい。なにしろまずアイドルではないのです。グラビアアイドルでもなければ、女優さんでも、その他タレントさんでもありません。お笑い芸人さんでもないのです。

では一体何者かといいますと、この人のイメージDVDなんです。



そう、プロレスラー。



しかもマスクウーマンです。




待て、待ってくれ。お願いだからひかないで。えーっと、この選手はですね、KAIENTAI-DOJOという元みちのくプロレスで、元WWEスーパースターでもあったTAKAみちのくという選手が主催する団体の選手なんですよね。

K-DOJOは、女子レスラーが他にもいるのですが、特徴として女子は女子だけで試合をするという発想が全くない団体でして、このお船ちゃんも勿論男子に混じって試合をしています。それも自団体だけではなく、他団体のリングにも積極的に上がっているのです。

デビュー時から、ピンクのマスクにセーラー服というコスチュームでして、なんというかえらく偏って歪んだ男性ファンの何かを刺激しまくったわけなのですが、試合自体は至ってオーソドックス。セクハラ攻撃をされるようなことも滅多になく、なかなかに伸び伸びとしたファイトを展開してくれるレスラーです。

156cm/51kgの身体は、正直女子プロレスラーとしても小さい方。ましてや男子の中に入ってしまえば、その小ささはかなり際だちます。それでも頑張るお船ちゃん。目標はどうあがいても辿り着けないであろう程の肉体を誇るNOAHの小橋建太選手。無茶をいうのも大概にしなさいと思いますが、そんな小さな身体でも夢一杯に頑張るお船ちゃんを、僕は非常に応援しているわけなのです。


あまりメジャーではないプロレスというエンターテイメントスポーツの中でも、さらにメジャーではないKAIENTAI-DOJOという団体。その中でもさらに小さいお船という選手。

そんな彼女がイメージDVDを出すということは、ここ二十年ほどのプロレス界の最大目標である『対世間』というフィールドに踏み出したということなわけですよ!これはファンとしては応援しなくちゃおかしいじゃないですか!

そういうわけで、4月22日発売のKAIENTAI-DOJO所属レスラー・お船ちゃん初のイメージDVD『HAPPY SHIP』を僕は買います!!買うったら買うんです!!でもヨコシマな気持ちなんてこれっぽっちもありません!!



お船/「HAPPY
コレです!コレを買います!!



繰り返しますが、ヨコシマな気持ちなんて全くないんd『【内容】マスク女子プロレスラーとして人気のお船のファーストDVDは、彼女の武器のひとつ、Iカップの巨乳とハードに鍛練されたボディを余すところなく大胆に披露!』…ないんで…ない…な……




うん、ウソ。おっぱいが大好きです。
(ま、まぁ記念にね…?(なんのだよ)



[ 2005年04月13日-02:00 ]  



小太刀です…。


某所で、ついついカッとなって作ってしまったコミュニティ。その名も小太刀です…。』底抜けにバカで、底抜けに切なくて、底抜けに悲哀に満ちた、そんな小太刀衆の哀愁告白を一挙公開。コチラの曲をリピートでかけながら、御笑覧下さい(注意:音が出ます)。いや、笑うな!笑うなぁッ!!(どっちだよ)



小太刀です…。

チャックをおろしても、小太刀が見つからなくて出すまでに時間がかかるとです…。



小太刀です…。

よく鞘にチヂレ毛が巻き込まれとるとです…。



小太刀です…。

男性用トイレでは必ず一番奥まで行って隠れるように、隠すようにするとです…。



小太刀です…。

悔しくて泣きながら小太刀の束を引っ張ったことがあるとです…。
皮が伸びただけでした…。



小太刀です…。

ジャージのズボンで鍔鳴りしても、一人用テントも張らんとです…。



小太刀です…。

立ちション出来るほど立派なもんではなかとです…。



小太刀です…。

徹夜で「長茎術」でググったことがあるとです…。



小太刀です…。

本当は小「太」刀ではなく小刀レベルです…。



小太刀です…。

小さいからって硬いとは限らんとです…。



小太刀です…。

「太ってるから埋もれてるんだよ」っていいますが、痩せてた頃から小太刀だったとです…。



小太刀です…。

小学校の同窓会で「かわってないねー」っていわれたとです…。
小太刀も変わっておらんとです…。



小太刀です…。

小用の時に、つまみ損ねて撒き散らしたことがあるとです…。
スプリンクラーみたいでした…。



小太刀です…。

移植手術ってないのかなぁ…って真剣に考えたことがあるとです…。



小太刀です…。

寒くなると彫刻刀になるとです…。



小太刀です…。



小太刀です…。



小太刀です…。







小太刀です…ッッッ!!!
(号泣しながら)



[ 2005年04月14日-07:29 ]  



春。


春、なんである。

これを書いている4月半ばの今は、まだ時折肌寒い日が続くこともあるが、それでも春は春なんである。

日本には四季というものがある。ご存知の通りの春夏秋冬だが、それぞれ天体の動きによって、カレンダー上には春分・夏至・秋分・冬至といった季節の区分があり、そこを基点に季節をわけている。

とはいっても、あくまでもカレンダー上でのこと。夏らしい強い陽射しと蒸し暑さ、秋の肌寒さと木々の色づき、冬の痛いほどの冷たい風と舞い散る雪。これらのものなどがあって、はじめて季節を体感することが出来る。

では、春はどうかと考えると、うららかな陽射しのもとで草木が芽吹き、梅桃桜が咲き乱れ、そして散る――そんな風景を思い浮かべる。これが日本の春だ。

駅のホームでは、駅員の真似をして一人で構内アナウンスをしてみたり、彼にしか見えない列車を誘導したりする人が現れ、路上では彼にしか見えない討論相手に神や政治について熱弁をふるい、勢い余って全裸で走り出すものも現れ、深夜の路上ではトレンチコートをムササビの如くはためかせる怪人(コートの下は裸)なども現れる。これもニッポンの春だ。

前者はともかく後者のような現象で春を体感したくはないものだが、春先にはどうにもこうした人が多い。ここまで極端ではなくとも、ぶつぶつと独り言をいいながら歩いたり、無機物…例えば電柱や郵便ポスト、自動販売機などに話しかけている人が多いような気がする。そして僕はそういう人達を見る度に、「ああ、春なのだなぁ」と思うのだ。

しかしこうした人々が特殊極まりない存在かといえば、そんなこともない。デザイン会社に勤めていた折、僕の周りは独り言の多い人が満載だった。そしてもちろん僕も例外ではなかったのだが。

そのオフィスには何台かの最新型のパソコンと「かろうじて生きてます。半分化石になりかけてます。えーと、その、無理させると死に(壊れ)ますよ?」という旧式のパソコンが一台あった。その会社で僕は広告のデザインなどをしていたのだが、普段は最新型でサクサクと作業をするものの、〆切間際の緊急時には人手を増やして作業を行い、割り当て上、くだんの旧式パソコンを使うこともあった。

そもそもパソコンで作業をする人間は独り言が多い。作業中に「あー違うって」「こうじゃないなあ…」「えーと、ここが○○文字だから…」「やっべ!間違えた…なにやってんだよ…」と試行錯誤や小さな失敗などをブツブツと独りごちるのだ。これは決して珍しいことではないし、それを気にする事もない。

独り言の多さは作業の多さ・忙しさに比例するといっても過言ではないだろう。作業が増えれば試行錯誤も増え、その過程でミスも増えるからだ。そしてそれらが煮詰まってくるほどに、独り言もエスカレートしていく。「あー!もう!なんだこれ!!」「だめだー!間に合わねえー!!」と独り言なのか絶叫なのかわからないモノが増えてくるのだ。

そうした絶叫系独り言の引き金となるのは、多くは自分の起こしたミスだ。些細な操作ミスであったり、文字の打ち間違いであったりと、自分の行動によるものである。つまり怒りの矛先は自分にしか向けられず、結果独り言になるしかない。しかし、これがパソコンのマシントラブルなどが原因になったりすると、話が変わってくる。

例えば数時間かけて完成間際まで行ったデザインを保存しようと思ったら、マシンがフリーズ(機能停止)した――というような場合である。いや普通の状態ならば、それも「作業を進める毎にこまめに保存しておかなかった自分のミス」として扱うのだろうが、〆切間際の追い詰められた人間にはそんな正論は通じない。

当然のようにマシンを責め立てる。烈火の如く怒り、ブツブツと悪口雑言を並べ、場合によっては顔面パンチならぬ画面パンチで体罰(?)を加えることもある。傍目から見たら「機械相手になにを…」と思うだろうが、ぼくのいたオフィスでは、それがわりあい日常的な光景だった。そして、この状態になった同僚達を咎めてはいけない。それどころか触れてもいけない。ツッコむなんて以ての外だ。それが暗黙の了解だった。

そして数年前の春先のある日、事件は起きた。デザインの作業というのは結構マシンパワーを使う。スクーターに喩えるならば最新型パソコンはスカイウエーヴ400、対して旧式パソコンは懐かしのボーカルやミントといったところだ。そしてデザイン作業は搭乗者、体重120キロ超の、ぼくみたいなのが乗ると考えてもらいたい。

つまり「動かないことはないが、無理をさせればイカレる」、そんな状態なのだ。しかし〆切間際でデザイナーはおろか、パソコンを使える人間全てを動員しての作業中のことだ。使えるならば使った方がいい。無理をさせないコツを掴んでいれば、なんとかなる――科学技術の最先端であるはずのパソコンを使うのに“コツ”なんていうアナログな単語が出てくること自体が不思議ではあるが、事実そうだったのだ。

その日、旧式パソコンを割り当てられたのは、ベテランデザイナーの同僚Kだった。彼は旧パソを扱うコツを体得しており、午前中は問題なく作業は進められた。工程を二・三進めては保存、無茶な作業はしない。静かに、穏やかに、時折旧パソをなだめたりおだてたりしつつ、彼は着実に作業を進めていっていた。

しかし午後に入って強大な作業の波がやってきてから状況は変わったようだった。いちいちちまちまと保存していてはラチがあかないと思ったのだろう。ひょっとしたら、午前中を上手くやりすごしたことで、過信があったのかもしれない。力作とも呼べるであろう求人広告のデザイン作業を進めている時に、それは起こった。

「あッ!」というKの声に、彼の前にある旧パソを覗き込むと、画面が停止していた。マウスをカチカチとクリックしたり、四方八方に動かしたりするも、全く変化はない。そう、旧パソが機能停止したのだ。Kはそれまでのデータを保存していなかった為、作業進捗は全て水の泡となった。

周囲のスタッフも事件に気づき、フロアに緊張が走った。Kさんがキレる――誰しもがそう思ったが、彼は椅子の背もたれに体重を預けると、落ち着いた表情で手元の缶コーヒーを飲み干し、深いため息をついた。

さすがベテラン、落ち着いたもんだよ――誰もがそう思い、フロアの緊張が解けた次の瞬間だった。Kさんは勢いよく椅子から立ち上がった。その勢いで彼の座っていたガスチェアはウイリーしながら、数メートルバックして仰向けに倒れる。そしてそれと同時に、彼は掴み掛からんばかりの勢いで旧パソを怒鳴りつけた。

「てめぇ!何止まってんだよ!!全部無駄か!全部無駄かよ!!どんだけだ!どんだけだよオイ!!ちょっ…ちょっとお前、そこ座れッッ!!!

設置されているパソコンに向かって、座れもなにもあったものではないのだが、“暗黙の了解”が発動して、敢えて誰もツッコまなかった。Kは既に言語をなしていない様な悪口雑言を旧パソに浴びせ続けている。

やがてKは旧パソに縋り付くようにしゃがみ込み、しばらくして立ち上がると、着いてもいないホコリをズボンから払ってガスチェアを戻し、何事もなかったかのように作業を再開した。周囲を見渡してみると、オフィスの奥の方で、所長が目を丸くしたまま固まっているのが見えたが、気にしないことにした。バイク乗りにしかわからないことがあるように、パソコン使いにしかわからないことがある。ぼくらに出来ることは、Kをそっとしておいてやることだけだった。

この事件と関係あるかどうかはわからないが、しばらくして、春の人事異動でKさんは栄転した。そして旧パソは廃棄され、最新型のパソコンが数台導入された。これは、ひょっとしたらKの置き土産だったのかもしれない。そしてもう一つ、置き土産があった。それは彼がキレた時のセリフ。

どうにも、そのフレーズが魂に響いたらしく、その後しばらく、マシントラブルでフリーズした時や、なにかの時に、このセリフが多用された。もちろんぼくも例外ではなく、会社を退職して数年が経った今も、時々このフレーズが口をつく。そしてその度に、ぼくは「あの春」を思い出すのである。

ちなみに、先月のこと。既に売り払ってしまった旧愛車はバッテリーがヘタれてきていて、それでもだましだまし乗っていたのだが、寒い日が続いて乗らなかったこともあり、遂に完全に沈黙。

よりによって急いで出かけなければならない朝にエンジンがかからなくなった愛車を前に、ぼくはそのセリフを言い放った。

「ちょっ…ちょっとお前、そこ座れッ!!」

春、なんである。
4月15日の記事:表題『てれびっこ』は個人情報の問題からも配慮の足りない不適切な表現が多くありましたので、削除しました。本件につきまして掲示板でご指摘いただきました「春日」さんに御礼申し上げます。


[ 2005年04月15日-11:55 ]  



再会の「はじめまして」。


先日、おにゅうのバイクでの初高速走行を行った。いやーこれまで乗っていたスカイウエーブが400ccクラスまでのビッグスクーターでは最大の大きさのだったこともあって、その大きさの差がもたらす感覚の違いが怖い怖い。

僕は、こんなバイクに乗って青森−岩槻を六時間でぶっとばしたのか。アホか。死ぬぞ(一応今現在生きてます)


ちなみに新しいバイクはホンダのフォーサイト250。97年式だからそろそろ10年選手になるバイクだ。世で云うところの「ビッグスクーター」というヤツの中では、もっとも地味なタイプ。人気も正直ない。しかも実はコレに乗るのは2回目だったりもする。だけどコレが僕には一番よかったのだ。


思い起こせば最初のバイクはホンダのボーカルという非常に古いスクーターだった。一番最初のパートナー。コイツはスクーターのくせにカブと同じエンジンを搭載しているという、みかけによらぬ硬派なスクーターで、コイツで実に色々なところに行ったものだ。

10年近く乗っていなかったバイクを譲り受けたモノで、年上の姉さん女房といったところだったと思う。最後は友人の家まで僕を送り届けて停止。オイルとか漏れていたからもう完全に寿命だったのだと思う。

次に乗ったバイクはホンダのDIO。しかもビジネス仕様だった。コイツは実によく走ってくれた。ベルトがヘタってダメになったところをキタコかなんかのハイスピードプーリーと、デイトナの強化ベルトとかも入れて乗った覚えがある。2年か3年乗って、友人の彼女に売却された。


その次は250ccだ。ホンダのフリーウエイ。元祖にして本家と言っていいビッグサイズスクーター。なんとフットブレーキ仕様だった。メットインなんてものはない。工事車両のようなゴツいボディに皮のシート。オマケに車体カラーはゴールド(笑)。

シートの直下はなんとエンジンが縦置きというからスゴい。つまりはエンジンのトルクがプーリーに直接伝わるのだ。馬力が凄まじいじゃじゃ馬だった。残念なことにもらい事故で転倒し、廃車となった。

保険と賠償金を手にした僕はマジェスティを購入した。ヤマハの超人気ビッグスクーターだ。しかしながらコイツが実に走らない。図体だけのクソみたいなスクーターだった。フリーウエイの馬力を知っていたからか、もしくはホンダエンジンに慣れていたからだろう。

オマケにバッテリーのヘタりがひどく、冬場はエンジンがかかりづらくなり、遂には完全に沈黙した。一番愛着のないバイクだったと思う。保険の更新が来る段階で手放し、そのまま新車のグランドアクシスを購入した。


グランドアクシスは100ccのスクーターだ。高速は走れない。オマケにヤマハのエンジンだったから正直大した走りはしないものだった。でもコイツとは結構楽しくやったと思う。なにしろこれで北海道を走ったのだ。といっても往復フェリーだが。

100ccのバイクにまたがり、荷物を背負って防水仕様に着込んで夕方の埼玉を飛び出した。目指すは百キロ先の茨城県大洗港。大雨が降る中の移動。我ながらバカだと思った。フェリーに乗り込み、ロープでバイクを固定する作業員のあんちゃんが「兄ちゃんこれで北海道いくんかい。度胸あんねえ」といったのが印象的だった。

心細いヒトケタリッターのガスタンクだったので、予備のガソリンタンクを購入していった。平日の昼間に完全武装(しかし街乗り仕様)の大宮(さいたま)ナンバーのバイクに大通り公園でガソリンを補給している僕を、多くの道産子達が奇異の目で見ていたことをよく覚えている。ライダーズハウスでも当たり前だが異端だった。

残念なことに燃費もあまりよくなかったし、馬力も足りなかった。端的に言えば僕の身体に見合っていなかったというわけだ。アップダウンの激しい積丹半島沿岸を走っているウチに見る見る速度が出なくなったこともあった。なんのことはないオーバーヒートだったのだが。


北海道から帰ってしばらくした頃だろうか、どうしても大きなバイクが欲しくなりホンダフォーサイトを購入した。コイツが初代フォーサイトというわけだ。コイツとは実に色々なところに行った。名古屋、新潟、東北は六県を全て周り、神奈川は鎌倉、静岡もくるくる回ったし、北海道にもいった。今度は青森−函館のフェリー以外は路上オンリーだ。

足回りをいじったりもした。イタリアのスクーターパーツメーカー・マロッシから、わざわざプーリーと強化ベルトとクラッチスプリングを取り寄せたのだ。組み付けは勿論自分ではやらなかったのだが、随分と楽しませてもらった。

コイツとは最後まで添い遂げるつもりだったのだけれども、悲運な事に何故かオイルゲージ(オイルのフタに着いている棒)が折れるというワケのわからん自体が発生し、そのオイルゲージがエンジン内に混入。当たり前ながら不動車になってしまい、泣く泣く別れを告げた。


次に乗ったバイクは友人から借りた代車だった。バイクがなければ生きられない生活をしていたので、どうしても必要だった期間だけ借りたバイクはホンダのフュージョン。街乗りビッグスクーターライラーズが目茶苦茶にいじくってるバイクだ。

これがまたひどかった。本当にホンダ車?と思うほど燃費が悪い。シートが低すぎて運転しにくい、そのワリに足場は狭く速度も出ない。荷物も詰めない。なんだこりゃといった感じだった。まぁ借りておいてなんなのだが(笑)。

そして先代の愛車になる。初めての400ccバイク。スズキのスカイウエーブだ。コイツは実に手こずらせてくれたバイクだった。何度修理に出したかわからない。そのたびに業者とバトったりしたものだ。結局コイツで遠征したのは熱海と房総半島までだった。それでも走行距離は尋常じゃなく伸びていたのだが。残念なことに、最後まであまり愛着がわかないバイクだった。


ヤマハを図書委員長タイプの大人しい三つ編みお下げかショートカットのメガネっことするならば、ホンダは幼なじみのスポーツ万能タイプ。一人称は「ボク」だ。胸も大きいが、割とそれをコンプレックスにしている。そんなタイプだ。

で、スズキ車はロングでストレートヘア、ちょっとキツめの造形をしているお嬢様タイプだ。趣味は乗馬とバイオリン。語尾が「ですわ」でSだけどやり方次第ではM全開の強がりなくせに内面は寂しがり屋タイプ。

そんなエロゲーギャルゲー的診断からいくと、僕にとって相性が良いのはやはりホンダ車なのだ(それは相性というか単なる好み)。ホンダのビッグサイズスクーターには、四種類の「F」なバイクがある。フリーウエイ、フュージョン、フォーサイト、フォルツァだ。

その中で僕が選んだのは最新型のフォルツァではなく、人気もなければ年代も古いフォーサイトだった。理由はカンタンで、フォルツァは人気車種なので盗まれやすいから、そして後は値段の問題もある。しかし一番の要因は、最も乗り慣れていたし相性が良かったからということに尽きるだろう。

それに四輪持ちになった今「気軽に乗れて気軽に止められる」という二輪のメインコンセプトを重視した結果でもある。フォーサイトは他のビッグサイズスクーターに比べて15cm程小さいのだ。これは意外と大きな違いだ。そういうわけで一番相性もよく、慣れ親しんだパートナーと寄りを戻したというわけだ。


今度はオイルゲージが折れるなんていうファニーな出来事は起こって欲しくない。仮にそうなる可能性があるならば、今のうちにオイルゲージを新品に変えるとか、そういうことで対策をしたいと思う。今のところまだ予定にはないが、大きな収入があったら少しずついじっていきたい。ワイドスクリーンにして、足回りも今一度マロッシパーツをぶち込む。十万くらいかかるんだろうなあ。

それと一つ考えていることがある。これをもう完全オリジナルカラーに塗装してしまいたいのだ。しかもサイトで塗装をやってくれる方やお店を募集してみたい。今年は「ねげらお届けプロジェクト」があるので、コイツで全国各地を回ることになる。で、塗装の段階で、お店の名前とか屋号とかも入れてもらっちゃう。つまり「走る広告」になるわけだ。

僕はどういうわけか現在バイク雑誌に連載も持っているので、塗装してもらった事自体を店名も出して記事にすることも出来る。というか、もし実現したらもちろん記事にする予定だ。そうしたら結構そこそこの宣伝にはなるんじゃなかろうか。募集してみる価値はあると思う。

というわけで、埼玉県近郊で、97年式シルバーのフォーサイトを全塗装してくれる職人さんを大募集。お、お値段は相談させてください。可能な限り安くして頂けると嬉しいです。お申し込み・お問い合わせ・情報などはコチラからお願いします。


そんなこんなで、今のバイクは不運な事がないように気をつけつつ乗り回していきたいと思う。夢や企画も色々満載だ。ちなみに先代のフォーサイトには、その「foresight」という単語の「先見の明、前途を見る」という意味合いから「奈辺を観る」で「観奈(かんな)」と名付けていた。スカイウエーブは「空・波」なので、音をとって「空美(そらみ)」とあてていた。

ちなみにバイクや車は女性に喩えるのが英国流とチキチキバンバンにあったので、女性名で通しているのだ。で、今回はどんな名前にしようか考えているのだが、フォーサイト(foresight)には「(銃の)照星」という意味合いもあるので、そこから「照美(てるみ)」とすることにした。愛称は無論「てるりん」だ。

既に名前の時点でピンと来た人もいるかもしれないが、この名には前述したような、このバイクに対する僕の熱い想いがあらわれている。そう「ヤル気マンマン」なのだ。

仲良くやっていこうな、てるりん。


[ 2005年04月19日-06:16 ]  



知られざる伝説。


僕は埼玉県のさいたま市に住んでいます。

三市合併前の名称でいえば大宮市で、その前は浦和市。さらにその前は草加市に住んでおり、生まれたのは浦和市でした。つまり、生粋の埼玉県人です。でも本籍は長野県。

ま、それはともかく。昨年にはめでたく政令指定都市となった我が町さいたま市なわけなんですが、さいたま市はさいたま市でも、僕はさいたま市のかなり外れの方に住んでいるんです。

どれくらい外れかといいますと、隣の市まで徒歩でいける程度。そりゃ近い。正直さいたま市民を名乗るのが恥ずかしいくらいです。浦和市に住んでいた頃も、浦和市の相当外れの方でして、こちらも隣の市まで歩いていける程度でした。なにやら市境に縁でもあるんでしょうか。


さて、そんなさいたま市ですが、一応税金も納めている真っ当な市民のハズの僕が、全く知らないところで、その領土を拡大していたようです。いやもう、本当に知りませんでした。何事だ。

新しくさいたま市に吸収合併されたのは岩槻市。そう、僕の家から徒歩で辿り着ける隣の市です。この岩槻市はひな人形や五月人形の産地として、割と全国的に有名らしいのですが、なんでそんなもんが有名なのか、近所のくせによく知りません。

しかしながら国道沿いには、それをアッピールする看板が立ち並びまくり、市内に入ればいたるところに「これでもか!これでもか!人形を、人形を喰らいやがれッ!!」とでも云うような、怒濤の迫力で人形の町をアッピールしています。

そんな岩槻市には、近所と云うこともあって時々遊びにも行きますし、学生時代のバイト先のいくつかもそっち側にあったりもして、いわば一応は地元テリトリーの一部ではあるのです。

しかし、その町が唐突に同じ市になったというのは意外というかなんというか、本当に驚きました。大体、そんなに領土を拡大してどうするつもりなんでしょうか。東京23区と戦争でも起こす気か。だとしたら間に挟まれた蕨市・川口市・戸田市の扱いはどうするつもりなんだ。非武装地帯か。


まぁそんなくだらない会話を地元の友人達と交わしていたわけなのですが、岩槻市が合併された事も知りませんでしたが、いつのまにかさいたま市各区のイメージカラーが決まったという事も知りませんでした。

慌てて市のホームページをチェックしてみると、なるほどトップページに「さいたまし10区のイメージカラーが決まりました」というお知らせがあります。イメージカラーの選定をしたのは、さいたま市の未来を担う市内各区110の小中学校の生徒。応募総数は1457件だったそうです。

で、そのアイデアから人気の色を組み合わせた4案から市民投票で決定したとのこと。えーと、僕は一応市民なのですが、そんな投票があった事実すら知りません。どういうことだろう、それは。

ま、まぁそれはともかく、決定した区ごとの色と、子ども達がその色を選んだ理由が書かれているわけですよ。

西区  あお 川がたくさんあるから
北区  ふかみどり 盆栽のまちとして有名だから
大宮区 オレンジ 大宮アルディージャのチームカラーだから
見沼区 そらいろ 自然が豊かで澄んだ空が広がっているから
中央区 バラ色 バラの花のまちとして有名だから
桜区  さくら色 区の名前にふさわしく、サクラソウの自生地もあるから
浦和区 あか 浦和レッズのチームカラーだから
南区  レモン色 区の若々しいイメージに合っているから
緑区  みどり 区の名前にふさわしく、緑もたくさんあるから
岩槻区 やまぶき色 「やまぶきの花」にまつわる伝説があるから

と、こんな感じです。

なるほど、地元のことを勉強しただけあって、なかなかにわかりやすい理由付けです。レッズとアルディージャという、さいたま市の抱える2大サッカーチームが理由に挙がっているところも、それはそれ、子どもらしく実にいいではないですか。

気になるのは中央区の『バラ色』と、南区の『レモン色』でしょうか。バラにも色々あるわけですし、まぁ一般的に「バラ色」とした場合は白の光沢を持ったピンクとなるわけなのですが、微妙ですし、南区の「レモン色」に至っては、若々しい区ってどういう区だよと首を傾げたくなります。

そしてさらに気になるのが、件の岩槻市が合併された岩槻区の『やまぶき色』、理由としては『「やまぶきの花」にまつわる伝説があるから』となっているのですが、岩槻市の隣接エリアに住んで12年。そんな伝説聞いたことがありません。

気になったので、早速調べてみることにしました。といってもグーグル先生にお伺いをたてただけなのですが、検索結果は0件

おいおいおい。さいたま市の小中学生の皆さんよ。どこでその伝説仕入れたんだよ。それ、どえらいマイナーなんと違うんか。旧市民・現区民の皆さんは、その伝説を知っていて納得しているのか。どうなんだコラ。やんのか!やれるのか!!(なにをだ)


いやまぁ興奮しても仕方ないわけで、さらに調べてみたわけなのですが、岩槻市と山吹の花に関係ある伝説としては、太田道灌の話っくらいしかインターネットの世界にはありませんでした。

このエピソードは割と有名らしく、ある日遠乗りして鷹狩りに出かけた太田道灌が大雨に見舞われ、これはたまらんと近所の見窄らしい農家に駆け込み、蓑(みの/わら作りの雨合羽みたいなもん)を借りようと頼んだところ、応対したその農家の少女は、外に出ると山吹の花をとってきて、道灌に差し出したんですね。

「いや、俺が欲しいのは箕であって花じゃねーよ!」とツッコミを入れたかどうかはわかりませんが、とりあえず蓑を貸して貰えそうにないということで、プンプン怒りながらも仕方なく、ずぶ濡れで帰宅したわけです。

で、後日その事を部下に話すと、部下の一人が「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさを山吹に例えたのではないでしょうか」と進言。なるほどと道灌は恥じ入って、以来歌道に邁進したとかなんだとか、そんな話です。

ちなみに、なんであんな山奥の農家に、そんな風雅な事をする子どもがいるものかと思いつつも、自らの不明を恥じ入った道灌は、部下に蓑を持たせて農家に行かせたそうですが、そこは既に誰も住んでおらず、空き家になっていた、なんていう少々怪談風味な後日談もあるそうです。

太田道灌といえば江戸城を築城した人として有名なわけですが、埼玉県川越市の川越城、そして岩槻の岩槻城を作ったのも彼ですので、この道灌と山吹の花のエピソードが、岩槻にも残っているのかも知れませんね。いやひょっとしたら、全然違う「やまぶきの花」伝説があるのかもしれませんが。


ちなみにこの山吹の花伝説の大本は江戸時代の湯浅常山著「常山紀談 巻之一」にある「太田持資歌道に志す事」の段だそうです。しかし舞台とされる場所は岩槻ではなく、同じ埼玉県ですが入間郡越生町で、この伝説をモチーフにした「山吹の里公園」なるスポットもあるそうです。

んが。さすが伝説だけあって、その舞台は奪い合いになっているのか、都内の高田馬場最寄りにも、同じエピソードを元にした同名の公園があったりもします。実際はどっちだったんでしょうねえ。しかし、いずれにしても岩槻には全く関係なさそうな気がしてきました。っつーか場所的にはまるで関係ないんじゃないでしょうか、これ。

もしこれが当該の「やまぶきの花」伝説だとしたら、なにかの間違いで、さいたま市がさらに領土を拡大して入間郡まで組み込まれた場合、イメージカラーの奪い合いが起きそうです。さらに新宿区も参戦とか。うわー負けそー。


まぁもし仮にこれが岩槻区のカラーを決める決定打となった伝説ならば、正体不明の少女が道灌に差し出したのが山吹の花で本当に良かったと思います。何かの手違いで、みのもんたでも差しだそうモノなら、



岩槻区のカラーは「浅黒い肌色」
なっていたかもしれませんから。

(いや、そもそも江戸時代にみのもんたはいねーよ)



[ 2005年04月20日-16:10 ]  



日曜の夜。押入の中。僕は彼女の声に耳を傾けていた。


僕はオタクだった。

いや今でもオタクだと思うのだけど、現在進行形の彼らがこぞって肯定する「げんしけん」や「NHKへようこそ!」あたりが全く理解できない上に吐き気がするほどつまらなく感じるので、多分そう自称するには無理があるのだと思う。

ヤンキーを少々経験し、親を泣かせ、先輩の言葉に感化されて受験期を乗り越え、普通の県立進学高校に進学した僕は、入学にあわせてボンタンやドカンを脱ぎ捨てた。そしてオタクの道へ堕ちた。

まぁどれくらいのオタクだったかというと、所持するエロゲーは軽く3桁後半から4桁に入るくらいになり、家はバックアップのFDで溢れかえった程度。アニメなら気に入ったアニメもそうでないアニメも友人達と分担してとりあえず全録。その為にデッキは2台、しかもS-VHSを用意する程度。ラジオなら毎週バイト中の店内ですら流し、イベントには必ず応募、声優ライブにもあしげく通う程度――という感じだったのだ。


で、話はラジオに戻る。オタクのラジオといえばAMなのだが、時にはFMも聞くことがあった。一応音楽の方もチェックしていたのだ。そして出会ったのがBayFMの「エナジーカッツ」。そしてそのパーソナリティ、TAMTAMのMariさんだった。

声優オタでもあった僕は、彼女の声の可愛さにまず脳天をぶち抜かれた。声優じゃないことが信じられなかったくらいだ(オタ的発想)。そして彼女の歌声にも惹かれた。

ドラマ「南くんの恋人」主題歌に使われた高橋由美子の「友達でいいから」という曲。それを提供したのがTAMTAMだと知ってからは、完全に傾いた。気が付けばファーストアルバムを購入するほどに。

ほどなく「エナジーカッツ」は放送を終了してしまうが、手元には彼女の歌声が詰まったCDが残った。最終回の彼女の挨拶は心に染みて、押入を寝床にしていた僕は一人で涙を流したりもしたモノだ。我ながら若かった。


先日アクダマのアジさんとメッセンジャーで他愛もない話をしていたところ、唐突にこのTAMTAMのことを思い出した。そして無性にMariさんの歌声を聞きたくなった。しかし、なにしろ10年以上前のCDだ。引っ越しもしたわけで、どこにあるかはわからない。その時は結局聞けずじまいだった。

そして翌日、別の用事で押入を漁っていたところ、TAMTAMのファーストアルバムが出てきた。しかしケースだけ(笑)。喜びから崩れ落ちる瞬間、人間は見境をなくす。数分後、気が付けば楽天フリマで同アルバムを購入している僕がいた。


というわけで、現在僕の手元にはTAMTAMのファーストアルバム「とわとわ」がある。さっきから聴き狂っているわけだが、青春時代の思い出がさまざま甦って、実に不思議な気分だ。押入を寝床にしていた時代の記憶。まどろみのような温もりと、エロ本を枕の下に敷いていた青臭い記憶。


というわけで、突然ですが「とわとわ」をレビューです。全曲レビューすると膨大な文字数になるので、ピックアップね。


1.恋人じゃない
TAMTAMの曲はポップビートに乗せてパーカッションが実に効果的に使われていることだ。とにかく普通のドラムやらシンセサイザーやらを使わない。パーカッションでの生音録音にここまでこだわっていたアーティストはJ-POPでは他に見あたらないほどだ。

「恋人じゃない」は、男女の微妙な距離に差し掛かった、幼なじみの男女の想いを、女の子側の視点から切々と歌い上げた曲だ。歌い出しの「マブダチだぜ、俺たちは」という男の子のセリフフレーズが、既に“90年代している”感じで、実に好ましい。

独白だけあって、かなり大胆な表現が多いのだが、それを大らかに切なく、それでいてポップに歌い上げるのはMariの声質によるところが大きいだろう。中盤の「彼女にだけする私の知らない特別なことをして欲しい。今すぐ」という歌詞は、かなり来ている。Mariの歌詞は割と倒置法が多用されているのも特徴だ。アルバムのオープニングに持ってくるにはベストの曲だと思う。


2.うっふっふ
打って変わって、少々オリエンタルチックなスロウポップ。「可愛らしい歌」とはこういう曲をいうのだろう。これもまたパーカッションが効いている。うきうきとした恋をしている自分を歌い上げる。音節毎に表情をつけたりする遊びが楽しい。Mariの“声芸”が活かされた曲。恋愛中に聞いて欲しい。


5.でもさ
アコースティックライブで聞きたい曲。デートの待ち合わせで時計とにらめっこする恋愛初心者の「ぼく」を歌った曲。パーカッションがとにかくあたたかい。春の陽気に誘われてデートするときのBGM。

歌詞が背伸びしているのがまたいい。「日帰り出来ない、ちょっと遠目のデート。頷いた時から冒険ははじまってる」なんて、大人からはちょっと書けないフレーズだ。待ち合わせに彼女は来たのかな…最後の「来る来ない・来る来ない・来る来ない…?」っていう声の表情が、なんとも可愛らしい。

恋愛している時の男の子は、こんなにも可愛らしいんだぜ。


6.友達でいいから
高橋由美子は頑張って歌ったと思う。だけどこの曲はTAMTAMのMariが歌ってこそホンモノだと思わされる。Mariの歌い描く「ぼく」は、限りなく優しく、あたたかく、そして泣き虫だ。伸びた時の涙を堪えるようなMariのビブラートが涙を誘う。

道化でいい、友達でいい。君がそばにいてくれるだけで。勇気を出せずに、ただ見守るだけでいい。それでもそばにいたい。踏み出せなかった一歩。だけど彼女にとって必要な存在であればいい。そんな臆病で優しくて切ない恋心が、この歌にはある。

「君にしてあげられること、指折り数えてみた。けれどまだ片手にさえ足りないくらい」なんて切ない歌詞だ。

秋から本格的な冬に差し掛かる頃、白い息を弾ませて、電話の向こうの彼女の泣き声を助けに行く。それは「ぼく」にしか出来ないこと。彼女がぼくを望んでくれるなら、凍てつく真夜中の空気の中を、自転車をこぎ続ける。そんなシーンが頭に浮かぶ。まだ学生服が似合うような恋愛の歌。


ぬぬぬ。結局全曲書きかねないので、とりあえずこれで終わり。まぁ機会があったら聞いて下さい。多分レンタルCDとかにはおいてあるとおもう。純愛過ぎるほど純愛な音楽もたまにはいいもんだ。青臭すぎる曲がまたよいのですよ。

ちなみにTAMTAMは今も活動中らしい。2003年のワンマンライブレポートをブログに書いている人がいた。なんかそれ(今も活動していること)を知って昔の恋人に再会したような不思議な気持ちになったのだが、さりとてライブに行きたいとは思わないから、それはそれで不思議。

それにしても、改めてレビュー文章にして思い返したのだけれど、こんな音楽を聴いていた時期もあったのだなぁと、当時の自分を思って、少し苦笑いしてしまった。

まぁ音楽には色々な聴き方、受け入れ方というものがあって、多くの人は曲や歌詞の内容に自分を投影するのだろうけれど



僕の場合は主にエロゲーに登場する
女の子達のイメージ曲として
聴いていたことは、ナイショの方向で。

(台無し)



[ 2005年04月22日-10:04 ]  



GOGOイケブクロ!


グーグル先生から支払がありました。

ご存知の通り、当サイトにはグーグルアドセンスというグーグル先生の広告が貼ってあります。これは記事の内容からキーワードを抽出し、それに該当する広告を表示してくれるというスグレモノです。

例えばプロレスの話題を書けば、プロレスのDVDやグッズショップの広告が入ったりしますし、ダーツの話題を書けばダーツショップの広告が入ります。これはなかなかに広告としては優秀なシステムです。


さて、ご存知の通りネットの広告システムというものは、大概のシステムが表示された広告がクリックされ、リンク先のサイトを閲覧してもらえると報酬が発生するというものです。そしてグーグルアドセンスも例外ではないのですが、報酬がドル仕立てという面白い点があります。

といってもドルをレートで円に換算して指定口座に入金してくれるという親切なシステムではなく、ドルの小切手がズバっと国際郵便で送りつけられてくるのです。

まぁそこまでは別にいいっちゃいいんですが、唐突に白い封筒に英文タイプで宛名書きされた手紙が届くのはちょっと驚きです。しかも封筒を開いてみても、中身は勿論英文だけ。何月分の報酬で、いくらですという表示と、小切手が入っているだけです。


正直軽い気持ちで審査申請を出したら審査を通ってしまったので、貼り付けたグーグルアドセンス。成果もあまり期待していなかったのですが、支払のことなどまるで調べていませんでしたし、ましてや小切手なんて初めて受け取るものです。しかもドル仕立てだし。

で、報酬小切手が届いた時に早速調べてみたのですが、なるほど何処の銀行でも取り立ては出来るし、日本円への換金(?)も出来るのですが、手数料がとんでもないことになっていることに気づきました。なんと小切手一枚あたりにつき1000円とか2000円とかかかるんです。

100ドル以上になった時点で小切手が発行されるわけなのですが、100ドルといえば大体1万円です。そこに2000円の手数料ということは、およそ1/5が手数料として持って行かれてしまう計算になります。いくらなんでもそりゃあヒドイ。


そこでさらに調べてみたのですが、どうやらグーグルアドセンスの小切手はシティバンク銀行の小切手でして、シティバンク銀行で取り立て(小切手の現金化)をすれば、手数料はかからないということでした。

おお、それじゃあシティバンク銀行に口座を作ればよいのではないか、という事になるのですが、このシティバンク銀行というのがクセモノでして、口座維持手数料が月額2100円かかるというのです。それじゃ取り立て手数料がかかってるのと変わらない、というか場合によっては、そっちの方が高くつきます。

てなわけで今度は口座維持手数料をなんとか軽減することは出来ないかと調べてみたのですが、一ヶ月の口座残高が50万円以上なら無料とあります。…えーと、そんなに気軽に出す金額か、それ。どこの金持ちが使ってんだ、この銀行。貧乏人をナメんな!!

というわけで怒りを全身に漲らせて振り上げた拳をワナワナと震わせたりしていたわけなのですが、さらに調べると外貨仕立ての預金ならば20万円相当で口座維持手数料が無料という表示を発見。

もちろん20万円だって相当キツいわけですが、郵便貯金と銀行口座を並べてにらめっこして、諸々計算してみたところ、まぁなんとかならないでもなさそうだということで、外貨仕立てで預金をする事にしました。


しかしここで問題が発生。世界各国に支店があるというのが売りのシティバンク銀行ですが、日本国内にはそんなにないようで、ぶっちゃけ埼玉県にはありません。もっとも近いところで池袋支店があったのですが、銀行の通常業務は平日15:00まで。僕のような在宅で仕事が出来るような職業の人間は、平日の昼間に都内に出るということは、まずありません。

しかし小切手の取り立て有効期間は半年で、最初の報酬小切手は既に5ヶ月が経過。いつまでも放置しておくわけにもいきません。百数十ドルの報酬がムダになってしまいます。それだけは避けたい。サーバースペースが圧迫されて、増設するにも費用の問題から難しく、掲示板を撤去するような事になっている今ならばこそ、余計に絶対に避けなければなりません。


というわけで今日は万難を排して池袋支店を目指す!と鼻息もあらく作業をしていたのですが、こんな時に限って、段取りが悪い上に作業進捗もイマイチどころの騒ぎではなく、おまけに出がけに電話がかかってきたりと、あらゆるものが僕の池袋行きを阻むように立ちふさがり、ようやく出かける準備が整ったのは14:10をまわったところ。

徒歩移動も考えると池袋駅前に14:40にはついていなければならないわけで、この時点で既に電車移動は考えられなくなりました。しかしながらバイクで移動するにしても平日の昼下がりなど渋滞真っ盛り。絶対に到着できません。

そこで地元から即高速道路に飛び込み、そのまま首都高速にジョイントして池袋を目指すことに。んが、強風に煽られて車体が揺れたりブレたりといった状況で、そうそうスピードも出せない上に、途中まではいいペースで来たものの、あと10キロ!といったあたりで首都高速もいつも通りの渋滞に。

「あーもう絶対に間に合わん!高速代1100円返せー!もどせー!どこが高速じゃー!!」と喚いてみたりしたものの状況は変わらず。脳内ではバズーカー砲やら対戦車砲やらをダラダラと進む車の列に撃ち込んだりするのですが、当たり前に状況は変わりません。

14:45をまわって、本格的に泣きが入りそうになったところでようやく東池袋ランプに到着。一気にシティバンク銀行池袋支店がある、西口メトロポリタンプラザを目指し、すまぬすまぬすまぬーッと謝りながらバイクを自転車置き場に無理矢理停めて(よい子はマネしないように!)、ヘルメットを被ったままメトロポリタンプラザに突入。

しかし今度はエレベーターが8Fまでというメトロポリタントラップに引っかかり、「設計者は泥に埋まれ!埋まって二度と出てくるな!!」と口の中でモゴモゴと毒づきながらエスカレーターを探し、なんとか14:50過ぎに飛び込むことに成功しました。

しかし、今度は別の敵がいました。一気に窓口で受付番号票を取ってしまえば、営業時間を過ぎようが大丈夫だろうと受付を目指したのですが、その前に受付嬢に立ちふさがれてしまったんです。それも妙に無愛想な女性が「うわ、なんかクマ来た」みたいな感じで、割とクールというかおざなりというか、そんな感じで応対をしてくれまして、実にスロウリイに進行。

これで「本日営業時間を過ぎましたのでお口座の方は次回ご来店時に…」なんて云われたら、明日の朝刊の片隅に「クマ、銀行で暴れる。警官隊と猟友会のコンビネーションで射殺」なんて記事が入るところでしたが、なんとか受付番号票を貰えて、待機することを許可されました。



ちなみにコレがその受付番号票の現物です。











営業終了2分前。





シティバンク銀行池袋支店の皆さん。
業務時間を延長させてしまって、ごめんなさい。

(小切手取立は基本的には午後イチまでだそうです、いや…面目ない…)



[ 2005年04月23日-02:38 ]  



ただいま好調中、その銘は『鬼六』。


今日の記事は、思いっきり私事です。

いや私事でないことなんか書かないわけなんですけどね。

さて、昨夜は友人達と池袋にて飲み食いしてきました。しかし前日の仕事が長引いたりして、帰宅したのが朝の7時過ぎ。それからポツポツと睡眠を取ったものの昼には起きて、残務処理をしていたりしたので、結局かなり中途半端な睡眠コンディションでの参加でした。

そもそも僕の家から最寄りJR駅までは、バスで20〜30分くらいで、そこから池袋までは、また30分前後がかかるのですが、そんな半端な時間では車内で眠るわけにもいかないんですよね。うっかり寝過ごそうモノなら「気がつけば平塚」なんてことも十二分にあり得ますので。


そんなわけで池袋で下車した後は、目的地までの足取りも既にフラフラという状況。半分眠った頭で、それでも手羽先やらなんやらを存分に喰らった後は、いつものBAR「sure」へと移動しました。

昨夜の参加人数は11人という大所帯だったのですが、最近はマスターの名刺を入手したものですから、お店に行く前に電話をして、状況を聴いてから移動という手順でなんとか全員が入店出来ました。なにしろ小さなBARですから、行ってはみたものの満席で何度か門前払いされたこともあるので、かなりラッキーです。


早速お気に入りのカクテルをオーダーすると、早々にダーツセットを広げて、マイダーツを組み立てる僕。もうすっかり中毒です。そして、いつの間にか仲間の間で着実に増えているマイダーツプレイヤー達もそれにならうわけで、普段はカクテルとお通しが並ぶはずのカウンターは、すっかりダーツショップのような風情に。さぁ、この時点でようやく覚醒です。寝不足も、食事の時に飲んだ軽いアルコールの酔いも全て吹っ飛びました。

軽く乾杯をした後、速攻でプレイを開始したわけなんですが、カウントアップは前回来店時に出した526の記録を2点だけ塗り替えて528で記録更新。ちなみにsureにおいてあるTAURUSはファットブル(シングルもダブルも50点)仕様ではないので、ブル狙いで投げている割には、そこそこの高得点…だと思います。いやあくまでも僕のレベルでの話ですが。

で、マスターからマジックペンを受け取って、ランキングボードに貼ってある自分のポラロイド写真にスコアを書き足したりしたわけです。つい2週間前までは、ものすごいスランプにうちひしがれていたので、スランプからの脱却と新しいマイダーツの投げやすさに、すっかり浮かれモードになりました。


ちなみに一昨日はファットブル仕様のスペクトラムで650を出したりもしたので、この数字もフロックではなく、明らかにスランプは抜けたなという感じです。ちなみに新しいマイダーツは少々マニアックでして、DART WORLD製のSNAKE SKINというモノ。僕の野太い指にあわせた、黒くて太くて長い上にヘビの皮をイメージさせるテクスチャ加工が指になじむ逸品です。

コレのバレルに、僕が愛用している同じくDART WORLD製のこの薔薇フライトを装着しているわけなのですが、組み合わせ的には「薔薇と蛇革」。しかも黒くて太くて長い上に逞しく、さらに基本色が全て黒という、なんとも微妙な組み合わせになるわけです。

このなんとも微妙なマイダーツのセッティング「薔薇と蛇革」。つまり云い方を変えれば「花と蛇」。そう、あのSM小説の大家、団鬼六大先生と杉本彩のスーパーコラボレーションが生み出した異色の映画作品のタイトルです。そこで僕は新しいマイダーツに『鬼六』という銘を着けることにしました(同作品の公式サイトにリンクしたかったのですが、あまりにもハードな内容なので日和ってしまい、リンクは避けました(笑))

『薔薇の暗殺者』ことAssAssInは、スランプ絶頂期に「どうにもやっぱり相性が悪い…」と、泣く泣く決別してしまったのですが、買い換えたら買い換えたで、そんな組み合わせに、そんな銘。我ながら、なにかダーツというスポーツを根本から捉え間違っているような気さえします。


いずれにせよ『鬼六』と僕は、かなり相性が良いみたいでして、先日からの好調ぶりはsureのタウロスでも変わらず、なかなかの好調ぶりをキープ。sureのランキングボードの2位の座には、僕のダーツのお師匠のポラロイドが貼ってあることもあり、背中に師匠の視線を受けながらのプレイです。

同じ時期にダーツにハマりこんだ、ACT-9のフジイさんと一緒にクリケット01ゲームをやったりしたのですが、そこそこ思うとおりに矢を飛ばせるおかげで、なんとかかんとか勝てる感じ。特にクリケットが好調だったんです。

と、そこにsureの古参常連客の男性からお誘いが来まして、人生三度目の辻斬り体験をしました。しかも僕にとってのホームであるsureの先輩客からの挑戦です。交流戦として軽く遊んでもらえればいいやーと思ったのですが、どこかで見たことのある顔…と思ったら、ランキングボードの1位の座に君臨している人だったのです。

いやもう普通にやろうものなら、確実に負けます。いや勝敗はともかくとしても、交流戦どころか試合の形にすらならず、一方的にボッコンボッコンのケッチョンケチョンのクシャクシャのボロボロにされた挙げ句にトラウマになって、二度とsureに足を踏み入れられないかも知れません。神戸の悪夢が頭をよぎります。

というわけで、我ながらチキン野郎だとは思ったのですが、先方にはダブルイン・ダブルアウトのハンデをつけてもらって、501で試合をしました。しかしハンデのダブルインは6ダブルにストーンと放り込まれて1R2投目で秒殺。つまりハンデは2投のみ。

かなり危険な状態ではあったものの、僕自身のかなりの好調っぷりと、相手の不調もあって(7トリプルに3本とか)、自己新記録の11投でフィニッシュ。しかも最後は20ダブルでダブルアウトするという快挙を成し遂げて、なんとか勝利することが出来たわけです。ここでまずは人生初辻斬りダーツ1勝目を上げることが出来ました。

その後も身内でのクリケットや01ゲームは順調に勝利を重ね、カンバン後に、思い切ってマスターに「一回クリケで揉んでやってくれませんか」とお願いしたんです。明らかに、良い意味でも悪い意味でも調子に乗ってました。正直な話、口からセリフを吐き出した直後から、極度の胃痛に襲われた程です。


しかしなにしろsureのマスターは、ダーツは自作、お店のマシンに入っている各種デイリーハイスコアは全てマスターの記録という強者なので、勿論ハンデをつけてもらうつもりだったんですが、僕の好調ぶりから「スコアハンデはなし」ということで、先行ハンデだけをもらいました。

で、かなりの接戦の末、12R(35投目)に、ブルに2本連続でぶち込んで、ブルをクローズして僕が勝利したんです!いやもう嬉しいのなんのって、思わず失禁してしまいそうでした。

ですが、マスターは金曜日から土曜日の4時閉店を乗り越えた上にゴルフに出かけて徹夜状態。しかもカンバン後ですから、もはやかなりヘロヘロ。おまけにその日の僕は好調をキープしたまま、数時間投げ込んだ後でのプレイですし、マスターは僕との試合開始が多分その日一投目です。

つまり、スコアハンデこそつきませんでしたが、体力的精神的消耗という大きなハンデがついていたわけです。実際、以前見た投げ方に比べて、試合中のマスターのスローイングには力みがありましたし、マスターのミスに救われまくった結果の勝利です。素直には喜べないといえば喜べない結果であり、試合内容。

ですが、それでも勝ちは勝ちですし、それ以上に、僕がダーツを初めて、そしてハマったきっかけを作ってくれた場所(sure)で、そこのマスターと「プレイする・プレイ出来るくらいまで腕を上げる」というのは一つの大きな目標でしたから、ダーツを初めて3ヶ月にして、ようやくそこまで辿り着けたのだと、やっぱり非常に感慨深いわけですよ。

一ヶ月くらいの間続いたスランプからもようやくの脱却。生涯をともにすると決めた『薔薇の暗殺者(AssAssIn)』との涙の決別を経ての、新ダーツ『鬼六(Snake Skin)』との出会い。そして古参常連との交流戦に、マスターとのプレイ。本当に「ようやく成果が見えてきた」といったところです。


そんなわけでして、昨夜の結果を受けて、少し調子に乗ったというかなんというかですが、古参常連さん達からもマスターからも結構熱心なお誘いを受けたので、次回sureカップ(sureでのダーツ大会)に参加することにしました。

試合方式は301&クリケットで2本先取。終わった時点で1-1ドローの場合は301で再戦とのこと。これで新しい目標が出来ました。これまで以上に気合い入れて練習したいと思います!押忍!



ダーツ最高!!鬼六最高!!
SM小説最高ーーーッッ!!!

(ズレてるズレてる)

さてさて、そんなこんなで相当ダーツに熱をあげている僕ですが、ダーツ関連のアイテムを購入するにあたって楽天市場に思い切り魂を売り飛ばしまくり、また、皆さんがアフィリエイトに協力してくれたおかげで、ある程度まとまった楽天スーパーポイントがアフィリエイト報酬として毎月半ば頃にもらえるようになりました。

そこで、そんなに高いモノは難しいですが、楽天市場で楽天スーパーポイントを使って購入できる商品、それも出来ればダーツ関連のグッズ、マイダーツやフライト・シャフト・チップなどを、収入ポイントに応じて、読者様還元企画として抽選で毎月1名もしくは複数名の方にプレゼントさせていただきたいと思います。

抽選とはいうものの、ダーツ初心者の方、まだマイダーツを買おうかどうか悩んでいる方、興味はあるけれど全くやったことがない方などを優先させていただく形になるかと思いますので、その点はご了承下さい。詳細は後日発表します。お楽しみにー!


[ 2005年04月24日-09:37 ]  



告知すること火の如し。


ぶっばーーん!!!
(火だるまになりながらドアをぶち破ってくる勢いで)



アーーーーーーーーオッッッ!!!
(全身火だるま状態でダニエル立ち&フェニックスのポーズ)



マイケルッッ!!??

というわけで、のっけからハイテンションでお送りしまくります、今回の「家元のつぶやき」ですが、ようやくなんとか修羅場を乗り越えて、もう一つ先の修羅場に乗りかかったので、その前に色々告知です!!

まずはお仕事の話からっ!本日4月27日に全国コンビニエンスストアの書籍コーナーに、僕が関わった本が出ます!っつーか出てます!出てました!!(買ってきた)




ブツはこれっ!!




タイトルは「全国フードテーマパークガイドブック」!東京では池袋ナンジャタウンや自由が丘のスイーツフォレスト、横濱カレーミュージアムなどで有名なチームナンジャの手による全国各地のフードテーマパークの各種情報やメニューなどを完全ガイドした一冊!ゴールデンウイークに向けて、また夏休みの企画・計画にももってこいの一冊に仕上がっています!

価格は税込780円で、全国ファミリーマート、am/pm、サークルKサンクスなどの全国コンビニエンスストアを中心に販売展開されています。A5判サイズなので、普通の雑誌サイズより二回り小さい形。真っ赤な表紙が目印です。

ちなみに僕は、内部のラーメン系フードテーマパークの記事と、80p−81p見開きの「全国 すごくおいしい!方言学」というコラムを担当しました。その節はありがとうございました!!>全国各地の友人達


巻末には93p−97pには、ダンコン…もといダンカンのよしたにさんの手になるマンガも掲載。他にもコトウユウキさんがスイーツ部分を担当したりと、かなりの勢いで個人サイト界隈パワー漲る一冊になっています。

なにしろ発売元のブッキングさんといえば、僕が薔薇族編集部に出向いて原本をお借りしたり、しまいにゃ書籍タイトルの名付け親になってしまったという因縁浅からぬ『ウホッ!!いい男たち ヤマジュン・パーフェクト』を出したという根性ある会社。よもやあの時はゲイコミックスの次に、フード系の仕事をいただくとは思いませんでした。

そんなわけで、この後のお昼休みにでも、「全国フードテーマパークガイドブック」をお近くのコンビニで見かけましたら、是非手にとってそのままレジへとお願いいたします!!



んで、告知第2弾!!モジョモジョしててもしゃあないんで、しばらく温めていた読者様参加新企画をズバっとやっちゃいます!参加資格はマイクなどでPCに自分の音声を録音出来る設備をお持ちの方で、なおかつ音声ファイルを保存して送ることが出来る方。なおかつちょびっとマイクから離れて、そこそこ大きな声で音声を録音できる環境のある方ですね(笑)。

といっても、なにも難しいセリフを喋ってもらうわけではありませんので、ご安心を。気軽に参加申し込みをしてください!詳細は申し込みメールをいただいた後に、メーリングリストをたちあげますので、そこでお知らせしますっ。てなわけで、お申し込みはコチラからッ!!迷わず参加だ!ジョイナス!ジョイーン・アース!!!ジョイ・イン・アーッス!!(最後は違う)



さらに告知告知告知ー!!来るゴールデンウイーク真っ盛りの5月4日(水)!!東京はJR水道橋最寄りの後楽園ホールにてDDTプロレスリングのビッグマッチがあります!!なにしろ別サイトまで起ち上げて応援している団体ですから、僕ももちろんのこと行きます!!

てなわけで、こちらも観戦オフというか観戦ツアーを行うことになりました。イエイイエイ!!いやーもー応募フォームの設置にえっらい手間取って地獄を見たりしましたが、なんとかかんとか設置完了。テストも出来ましたので、ガンガン申し込んで下さい!!

ちなみに今大会の目玉は、5/7−8開催の第二回ディファカップに出場が決定した、飯伏&KUDOしかり、DDTのトップである高木三四郎vs現・KO−D無差別級王者のディック東郷2度目のタイトルマッチ。しかもこれがノーDQ(反則裁定なし)マッチだというのだからどうなることやら。レフェリーを巡っても色々問題が発生したりと、見逃せませんぞ。

そして団体内宗教組織・蛇光の教祖ポイズン澤田ジュリーvs我らが男色ディーノ様が、真人間になることをかけて闘う「ヘビトラ・コントラ・ホモトラ」という、まさにファンタジーを超越したシュール・ファンタズムな対決もあり、MIKAMIの復帰戦として、ユニバ・みちのく時代の大先輩であり、プエルトリコ遠征時代の恩人でもあるTAKAみちのく戦がマッチメイクされたりと、まさに注目カードが目白押し!!

これまでの流れに関しては『プロレス会場へ行こう!』の各大会試合速報を読んでいただければ、大体は掴めると思います!予習素材も今回はバッチリ用意しますので、ガンガン申し込んで下さい!お申し込みはコチラからっ!!



さらにさらにさーーらーーにーーー!!先日告知した『楽天スーパーポイントでダーツを布教する為にも読者様に還元するよ企画』、略して『楽ポインダー!』ですが(その略称はどうかと思う)、一発目は5月半ばの発送になりますので、早速募集したいと思います!

ちなみに基本はエントリーモデルのマイダーツ1セットですが、スーパーポイント獲得数によっては、唐突にボード+ダーツ+ティップ+フライト+シャフトというワケのわからんセットになるかもしれません!!てなわけで皆さん、お買い物の際はどんどん楽天市場を使ってくれると嬉しいです!みんなダーツやろうぜダーツ!!というわけで読者様還元企画『楽ポインダー!』のお申し込みはコチラからッ!!



新年度のじーらぼ!は企画盛り沢山!!
全身火だるまになる勢いでお届けします!!

(アーオ!!…って大丈夫か自分)



[ 2005年04月27日-12:31 ]  



あげさげチャッカーズのレッツゲッツガッツダーツ大作戦 -1-


太々&黒々
あげさげチャッカーズの
レッツゲッツガッツダーツ大作戦

太々でーす。
黒々でーす。
二人合わせて、太くて黒いあげさげチャッカーズでーす。
というわけで随分ご無沙汰の登場ですねー。
管理人、ぼくらの存在忘れてたんじゃねえの?
滅多なこというなよ!こうやってドット絵からリニューアルしてもらったじゃないか!
なんかまー丸くなっちゃって…これ走れないよ?
いや、前の身体でも走れないけどね?
そういう問題じゃないよ。どうすんだよ、こんな身体じゃチャックおろしたまま走れないじゃないか!
いやいやいや!そもそもチャック降ろして走るっていう行為自体がわかんないから!なんでそんなスレスレっていうか直球ど真ん中な犯罪行為をするんだよ!
春だからー!!(チャックをあげたりさげたりしながら)
意味わかんないよ!大体この身体の何処にチャックがついてるんだよ!
あ、そんなこといって…「ここかナァ〜」とかいって、なんかヘンなことする気でしょー!やーらしー!(クネクネしながら)
…埋まれ。泥に埋まってしまえ。そのまま出てくるな。
ご、ごめん、ちょっとテンション上げすぎた…。
ったく…話は変わってですね、最近ダーツが流行ってるみたいだねえ。
あー、うちの管理人もすっかりハマってるみたいだしねえ。まぁダーツバーも色々なところに出来てるし、確かに流行ってはいるみたいだねー。
んで、ぼくも興味あるんだけど、イマイチダーツってわかんないんだよね。黒々はわかる?
んー。まぁ一通りはね。
お、意外。
そうでもないよ。行きつけのBARに、結構前からおいてあってね。腕はそんなにアレじゃないけど、まぁ嗜む程度には。一通りルールも把握してるしねー。
おーすごいすごい。んじゃあさ、悪いんだけど一通り教えてくれないかな。
かまわないけど、教えることなんかほとんどないよ。
え?そうなの?
うん。まず矢をもつ。
う、うん。
で、構える。
うん。
投げる。
うんうん。
で、刺さったら喜ぶ。
うん…え?
ヒャッホー!!って喜ぶ。
ヒャッホー?!
イエーイ!!でも可。
忠夫?!
イエーーーイ!!
本人?!って、コラコラコラ!!それ全ッッッ然解説になってないし、教えてもいないよ!
うるさいなあ。そしたらアレだ、イチからダーツのイロハってのを徹頭徹尾ケツの穴から手ぇつっこんで奥歯ガタガタいわせるくらい教えてやンよゴルァ!!
なんで途中からケンカ腰なんだよ!
今夜は“狂乱麗舞”だぜ…!?
ぶっこみ
特攻?!いや、普通でいいんだけど…。
じゃあ、とりあえずボードもナニもないんじゃ説明のしようもないし、行くとこ行こうか。
え、どこ?ダーツバー?
まっさか、いきなり連れて行きませんよ、そんなとこ。
えー。じゃあ何処だよ?
まぁまぁグダグダいわんと着いて来たらええんや!
う、うん…(なんで関西弁だ…)。



(移動中)



おっし、ここだここ。 (ぎぃー…ばたん) お、やってるねー。











…えーっと…。
ご無沙汰ー。どうよ調子は?っと、電気ぐらいつければいいのに…。えーとスイッチスイッチ。
…えーっと…どこからつっこめばいいのかな?
お、これだこれだ。よいしょっと。(ぱちっ)
…えーっと。黒々くん?黒々くん?人の話聞いてる?
なあんだよ、うるさいなあ。
うん、あのね、どこからツッコンでいいのかわかんないんだけどね。とりあえずね。なんであの人裸で投げてんの?!











そりゃあきみ、ダーツは紳士のスポーツだからだよ。
紳士?!紳士って裸なの?!
まぁ、英国では基本的にそうだね。
いやいやいやいやいやいやいやイギリスの方々から怒られるから!!!
まぁまぁ、彼はね、この地下室に閉じこもっててダーツを投げ続けているんだよ?そんじょそこいらの全裸人と一括りにして欲しくないね。
えーっと…閉じこもる事とダーツと全裸とがまるで結びつかない上に、全裸人っていうくくりもまるでわからないんですが。
そこが素人の浅はかさってヤツさ。まぁ彼のプレイを見ながらダーツの解説をしていこう。
解説は嬉しいんだけど、この現場がすごくイヤなんですが。
細かいことを気にしちゃいけない。説明は一度ずつしかしないから、目に焼き付けるには丁度いいだろ?
焼き付き過ぎて網膜が爛れそうなんですが。
それくらいでいいんだよ。それじゃ解説本編は次回ってことで!
次回まであの裸の人と一緒に、この地下室に放置なの?!
というわけで次回、太々&黒々あげさげチャッカーズのレッツゲッツガッツダーツ大作戦、『秘密の地下室 ドキドキ★裸ブダーツ!! 〜刺されるのはだぁれ?〜』お楽しみに!!
楽しめない!まるで楽しみに出来ないよ?!刺されるのイヤだよ?!
ダーツだけに、ブルブル震えて次回を待て!!
うまくもなんともないよ!いー加減にしなさい。
どーもありがとうございましたー!



<つづく>



[ 2005年04月28日-15:54 ]