じーらぼ!言戯道場 (G-LABO Gengi-DOJO) 管理人:みやもと春九堂(しゅんきゅうどう)


【過去のつぶやき】
 2018年10月の【家元のつぶやき】のバックナンバーです。

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2018年10月のバックナンバー

【20周年記念連続更新1/20】眠れない夜を越えて(2018年10月17日-23:54)
【20周年記念連続更新2/20】ぼくのしごとはどれいしょうにん(2018年10月18日-18:19)
【20周年記念連続更新3/20】このかいしゃにはふしんしゃがいる(2018年10月19日-18:28)
【20周年記念連続更新4/20】Dゾーン、異変アリ(2018年10月21日-00:45)
【20周年記念連続更新5/20】文化祭プロレス(2018年10月22日-01:26)
【20周年記念連続更新6/20】いつから印刷ができる――と思いこんでいた?(2018年10月22日-23:48)
【20周年記念連続更新7/20】ゆゆゆゆゆゆゆーえすえー!(2018年10月24日-00:01)
【20周年記念連続更新8/20】てのひらに過剰戦力(2018年10月25日-00:54)
【20周年記念連続更新9/20】右折・左折指示のアームシグナルとか車の人がしらないよね。(2018年10月26日-00:20)
【20周年記念連続更新10/20】こいつ数年前に「天ぷらに岩塩、とか云い出すヤツなんなの?」とか云ってました!(2018年10月27日-01:44)
【20周年記念連続更新11/20】今やりたいコスプレは「食べログに接客態度で低評価つけられて炎上、夜逃げ二日前の頑固系ラーメン店主」です。(2018年10月28日-03:18)
【20周年記念連続更新12/20】世の中には涙腺を刺激するものがあふれている(2018年10月29日-01:22)
【20周年記念連続更新13/20】かわるもの、かわらないもの(2018年10月29日-23:44)
【20周年記念連続更新14/20】投げるでも飛ばすでもなく「刺す」。(2018年10月30日-23:59)


【20周年記念連続更新1/20】眠れない夜を越えて


四十も過ぎれば色々病む。そうでなくとも事故喰らって以来ぽんこつなのだから、どうしようもないのですが。そんなわけで紳士淑女の皆さんこんばんは、日に飲む薬が余裕で二桁の春九堂です。押忍。

そんなわけで、色々飲んでいるわけですよ、クスリ。もうガンギマリです。本当に色々な種類の薬を飲んでいるのですが、中でも多いのが不眠対策の薬。やばいですね。本気で眠れない日々を過ごしています。ここ十年くらい。

睡眠を薬に頼り始めたら人生末期とかいいますけどね、眠れない苦しみに比べたら屁でもないですよ。ちょっくらザラザラっと飲んで、時間見計らって、その間に出すもの出して(睡眠の導入に半端な尿意は本気で敵です)、あとは布団に入ればいいわけですから。それでぐっすりとまではいかなくとも、安定した睡眠をとれるなら、それに越したことはないです。そりゃ減らしたいとは思いますが、そこいらはお医者さんと相談ですね。

さて、話は変わって、春前から外に働きに出ているんですよ僕。びっくりですよ。事故喰らって以来、10年間引きこもって在宅仕事と書き物仕事で糊口を凌いでいたんですが、たまたま物凄い近所で条件のいい求人があったので、ほうほうと応募してみたわけです。

なお、ここでいう『条件のいい』というのは、福利厚生がしっかりしているとか、給与がいいとか、そういうことでは一切なくてですね。

・職場がめちゃくちゃ近所である。
・そこそこスキルが活かせそう。
服装自由。
髪型、ヒゲ自由。

特に後半2つですね。というのもここ2年くらい不審者を極めていましてですね。ヒゲは前から伸ばしたり剃ったりしていたのですが、ここ3年くらいは伸ばしっぱなしでたまに手入れするくらい。頭はというと基本的にはボウズかスキンヘッド服装はヤカラジャージ一択という、通報待ったなしの不審者スタイルだったわけです。

なんぞ自由の意味をはき違えている気がしましたが、それでも採用されるならもうけもんだと履歴書を送って面接、採用となってしまったわけです。わー、世の中なにがあるか本当にわかりませんね。採用した人、何考えていたんでしょうね。会社の中に不審者招き入れるとか。もう少し常識と良識を確保した方がいいんじゃないでしょうか(どの口が云うか)。


ともあれ、そんなわけで普通の勤め人として、倉庫のあるオフィスにこもっては日々奴隷を売りさばく商売をしているのですが、朝しっかり起きて行動するっていうのがなかなか難しくて、そりゃ普通に緊張もするわけで、薬飲んでいようが睡眠のコントロールが難しかったんですよね。

で、病院で相談。

「先生、なんか明日も早いしさっさと眠ろうと薬飲んでトイレいって速効布団に潜っているんですが、そうすると余計に眠れなくなる感じがあるんですよね」

割と切実な訴えです。

「んー。みやもとさん、それね、布団の中に入って『眠らなきゃ眠らなきゃ』って考えていたら、緊張しちゃうので眠れなくなりますよ。で、その繰り返しをしていくと睡眠をとるはずの布団の中が『安心して眠れる場所』じゃなくて『緊張してしまう場所』になっちゃうんですよね。今、そうなりかけているところなんだと思いますよ」

と、さらっと解決。なるほど云われてみれば確かにその通りです。『MASTERキートン』の誘拐犯との交渉をキートンが任されたときの「捜査官は八時間眠ることを義務とする、とね」というセリフの如き睡眠への責任感が、どうにも緊張を生み出していたようです。

「え、じゃあどうすればいいんですかね?」

という疑問に対して先生曰く

「薬飲んだら眠くなるまで普通に過ごしていていいと思いますよ」
「でもそれじゃ睡眠時間の確保が……」
「眠れないで緊張したりストレス溜めるよりマシですよ」

なるほどなにも言えなくて……夏、でした。綺麗な指していたんだね、知らなかったよ。

そんなわけで、明日も出勤で奴隷達を出荷しなければならないのですが、薬はとっくの昔に服用しているものの眠気が来る気配がないので、久しぶりに日記なんか書いてしまいました。


で、せっかくなんで20周年企画として、20連続更新でもやろうかと思います。ネタ切れになったら「かゆ うま」しか書かなくなると思いますが、それもご愛敬ということで。

なんぞネタの提供やリクエストなんぞありましたらTwitterのDMにおくってくださいまし。あとはげましのおっぱいとかもうけつけておりますので是非是非是非是非よろしくお願いいたします。


ぼく、いつまでこの芸風でやるんだろう。
(このスタイルになってからも10年選手だよなあ……)



[ 2018年10月17日-23:54 ]  



【20周年記念連続更新2/20】ぼくのしごとはどれいしょうにん


 社会に貢献どころか会社に貢献することすら忌避する不審者です。こんにちは春九堂でございます。

さて、前回もお話ししましたが、不審者のくせに外で雇われています。職種は奴隷商人です。今週からは毎朝おにゅーの自転車に乗って通勤しております。近所過ぎます。ところで「おにゅー」って書き起こし方、なんかあざといですよね。「おニュー」ならまだしも。古くさいのは気にしない。

そんなぼくですが、基本的にお給料以上の仕事はしたくない目したくない科したくない属したくない系不審者です。自分の仕事が積み上がっているのに、それ以外のお手伝いごとなんかしたくないのであります。

「いやいや、そうはいってもだよ。そうやってちょいちょいお手伝いするくらいのことで職場が円滑に動くんだったら、ちょっとくらいの労はいいじゃあないか」という考えも頭をよぎりますが、大半がオフィスにオンリーミー状態で仕事しているので、円滑も円楽も円安もないんですよね。基本的に咳をしても一人、です。


ま、それはそれとして。そんな非協力的不審者なぼくではありますが、どうしてもしなければならないことはやります。やりたかないが仕方がありません。この歳になってパシりかよと自嘲気味にもなりますが、仕方がないじゃないですか。トイレの紙が切れそうだったんですから。ポリシーもクソもないですよ。クソが拭けないですよ。キレちゃいないですよ。紙はキレそうですよ。

さすがにいくらぼくが非協力的不審者だとしても、次に用便するときに紙がないかもしれないトラップを他のスタッフ(オンリーミーなオフィスとは別に奴隷倉庫があるのでそちらで働いているスタッフさんは結構います)さん達に仕掛けるほど鬼じゃないですし、これまでの人生における自分自身のバッドラック具合を考えると、そのトラップに引っかかるのがぼく自身のような気がしたので、仕方なしに会社に貢献してしまったわけです。ドラッグストアまでパシリですよ。トイレットペーパー6個パックに領収書を発行してもらいましたよ。


本当に大したことじゃあないのですが、なにしろ十年以上ぶりに会社/職場という共同空間で仕事をしているので、この程度のことですら、なにかしら新しい刺激になっています。今の職場に入って半年を超えましたが、毎日なかなかに楽しいです。



ちなみに職場関係で一番仲が良いのは
じゃぱん亭の配達のおねえさんです。

(下手すると一日で唯一の会話相手です)



[ 2018年10月18日-18:19 ]  



【20周年記念連続更新3/20】このかいしゃにはふしんしゃがいる


存在も言動も行動も不審者です。こんにちは春九堂です。

基本的にはぼっちで作業しているわけなんですが、一応同僚がいるにはいます。とはいうものの交流はほぼありませんし、業務以外の会話もありません。

ぼくが働いている部署は今年の2月に開設された専門の支社みたいなもんでして、本来はぼくを採用した人と、もう一人同じ職種で採用された人との3人構成でやっていく予定だったのですが、同じ時期に採用された人がまず2ヶ月でバックれ(告知も連絡もなく出社しなくなる)、そして採用してくれた人も体調不良で退職、とまぁ踏んだり蹴ったりな状況で、一人でやっているんですよね。

まぁそれでも困らないのでどうということもないのですが、本社の方で事務をやっている女の子が週何度かこっちのオフィスに来るようになって、あとは上長が同じ頻度くらいで来て全体を見渡して手伝ったり口出ししたりってな具合です。

一応履歴書には目を通しているでしょうが、面接して採用して最初から一緒に働いていた人がいなくなってしまったので、ぼくの立場や存在はよくわからないことになっています。指示系統もどうなっているのやら。面接では今までの職歴やら、事故喰らってぶっ倒れていたことやらも話したのですが、伝わっているのかいないのかわかりません。

説明するのも面倒ですし、別に会社で人間関係築きたいとも思っていないので、雑談することもなく不審者が不審者のまま仕事をしているという感じです。「気楽なおしゃべりをしながら楽しくお仕事!」とか不要です。無駄口叩いている暇があったら手を動かせ。いつまでお嬢さん気取りでいるんだ、もっと気合いをいれろ。ここは軍隊だぞってヤツですよ(軍隊ではない)。


しかし、その唯一の同僚といっても過言ではない本社から来ている事務の子からしたらどうでしょうか。

眉間に皺をつくって不機嫌な貌をしたヒゲハゲデブの不審者が、時々不慣れなMacOSの仕様への罵倒を独り言ちつつ、換気用のサーキュレーターを持ち込んでぶん回しながらVAPE(電子タバコ)の煙をもうもうと吐き出して、マウスもキーボードも自前で持ち込んでバチバチとキータイプも音高く、アニソンかメタルかアイドル曲をかけながら仕事をしているわけです。

……うん、多分話しかけにくいとかそういうレベルじゃないですね。自分で書き並べておいてアレですが、どう見てもヤベーヤツです。本当にありがとうございました。

昼食休憩の時も基本無言ですし、彼女とは雑談らしい雑談をしたことがありません。他のスタッフとも「休日なにしているんですか」とか「趣味とかありますか」とかいう会話すらしたことがありません。

数少ない雑談の記憶としては、彼女や他のスタッフは昼休憩を外食したりしているのですが、ぼくが毎回飽きずにじゃぱん亭の出前弁当を頼んでいるのを見て「みやもとさん(ずっとじゃぱん亭で)飽きないんですか?」と訊かれて

「飽きないですよ。シャバの飯はなんでも美味いですから」

って応えたくらいですかね。

ええ、会話、続きませんでした。



……ふふっ……たーのしー……。
(ニタァ……ッ)



[ 2018年10月19日-18:28 ]  



【20周年記念連続更新4/20】Dゾーン、異変アリ


いくつになっても身体の悩みはつきないもので。押忍、春九堂です。押忍。

実はぼく、生来あんまり皮膚が強くないんですよね。強いアレルギー性皮膚炎にはあまり縁がない程度なんですが、インナーの材質はしっかりチェックしないと化繊アレルギーで真っ赤になったりかゆくなったりします。それでも強い軟膏などには頼らずに済む程度なんですけどね。

さて、話は変わって、何年か前に「アレルギー」とか「皮膚が弱い」とか全く別のアレで、若干デリケートなところがデリケートなことになってしまいまして。当然病院に行ったわけなんですが、そこで出されたのがステロイド系の塗り薬だったんです。しかし塗り続けてもあまり芳しくなく、結局別の病院に行って、別の薬を処方されて、それでようやく緩解にいたりました。

んで、最近になって再発。しゃあなし病院に行ったわけなんですが、またしてもステロイド系の軟膏を処方されまして。今度は塗布していたところなんとか症状は緩解したんですが、その後どうしたもんかデリケートなところのデリケートな皮膚が引き攣ったような感じになってしまいまして……。

こりゃあかんと色々調べたわけですが、ステロイド軟膏の使いすぎで起こる症状ではないだろうかという疑惑が。

しかし、セカンドオピニオンにかかるほどの症状でもない感じですので、とりあえず軟膏は捨てて、別の方向でという感じで対応を模索しているわけなんですが、とりあえず現在「皮膚を柔らかくして伸ばすクリーム」とかを探しているわけなんですが、色々天然由来成分のを探してみたらなぜか犬の肉球を柔らかくするクリームとかばっかり出てきて困惑しています。



……使ってみようかな……。
(人体実験感)




[ 2018年10月21日-00:45 ]  



【20周年記念連続更新5/20】文化祭プロレス


相も変わらずプロレスが大好きです。自称「拗らせプヲタ」です。押忍。春九堂です。押忍。

さて、日付変わってしまいましたが、10/21はDDTの年間最大のビッグマッチ『両国ピーターパン』の開催日でした。興行名にも書かれているように、場所は両国国技館。後楽園ホールを埋めるのにもヒィヒィ状態だったDDTが両国興行を普通に行うようになり、紆余曲折はありましたが、いまやサイバーエージェントの子会社で、AbemaTVでは週一で大会を生放送しているという、未だ割と順調なサクセスストーリーの途上です。

まぁ色々意見はあると思います。主要大会を自社のストリーミング配信サービスで視聴できるようになって会場に足を運ぶ人が減ったとか、さらには今大会でもそうですがAbemaTVでも視聴できるようになったので、さらに会場に足を運ぶ人が減ったとか、新世代の台頭がなく、マンネリ化してきているとか。

そんな意見も各所で見かけたりはしますが、国内では間違いなく第一位、世界でも第二位くらいのの新日本プロレス、世代交代にしっかり成功して復興目覚ましい全日本プロレス、このあたりにはさすがに並ばないものの、独自路線で確実なファン層を獲得しているドラゴンゲートあたりに続く感じにはDDTはしっかりとしたファンを掴んでいると思います。

で、今日の両国大会。実に6時間に及ぶロング興行でしたが、大会名に「文化祭」とうっているだけあって、さすがの大ボリュームでした。他団体の選手参戦も勿論ありましたし、今回は対抗戦的な試合も組まれていましたが、プロレスは個人競技ではないので、試合が成立する対戦相手がいなければいけないので、それだけでもDDTがどれだけ分厚い選手層になっているかがわかります。ほんととんでもねぇな。

試合内容に関しては、多分「これもプロレス」と云ったら「プロレスファン」には確実に袋だたきにされるであろうものが多かったわけですが(笑)。興行内容的には「これぞDDT」と云おうものなら、今度は「DDTファン」にぶっ殺されそうですが、「DDTにしかできない興行だった」というくらいなら許されるんじゃないかな、と。面白かったです。本当にびっくり箱でしたね。

しかし、メインイベントではDDTのアイコン(象徴)・男色ディーノvsカリスマ・佐々木大輔のタイトルマッチだったわけですが、試合の序盤・中盤・終盤・盤外に至るまで終始「(よくもわるくも)あれ、ぼく今夢を見ているのかな?」というのが感想でした。後日確実にサイバーエージェントに怒られるヤツでしたね(笑)。


それにしても男色ディーノ選手。学生プロレス時代からずーっと一貫してこの男色スタイルを続けてきたわけですが、今大会両国のメインイベントで、なんというか全てを出し切ったというか、メーター振り切ったというか。そんな感じがありました。最後は自らが入場時の演出で持ち込んだ棺桶に放り込まれた上、鎖で縛られ南京錠で施錠され、フィナーレが終わった後も放置されていました。

うーむ。ひょっとしたら、キャラ変もあるかもしれませんね……。かつてWWF(WWE)のスーパースター(今でもですが)「地獄の墓掘り人」ことジ・アンダーテイカー選手が、負傷欠場で長期離脱した後、唐突にグレて復帰したことがありました。通称アメリカン・バッド・アス。単語だけ訳するとメリケン人の悪いケツですが、Google翻訳に放り込むとアメリカの悪漢と出てきます。ケツどこいった。

今日の大会でも試合前の煽りVTRが完全にアンダーテイカーをモチーフにしたものでしたし、入場もお馴染みの布袋さんの「スリル」がかかる前に葬送曲を流してからという形(これはかつてWWEで行われたHHHvsアンダーテイカーのオマージュっぽかったですね)

と、ここまでの共通点から男色先生がキャラクター変更するとなると……ジャパニーズ・バッド・アスに。日本人の悪いケツ。いや、日本の悪

……うーん、ケツも今の男色先生からあまり遠からずのような(笑)。


とりあえず次回大会にグラサン革コートジーパン姿で
アメリカンバイクは無理なので台車での入場を期待しましょう。

(どの程度ひねってくれるか、本当に期待)



[ 2018年10月22日-01:26 ]  



【20周年記念連続更新6/20】いつから印刷ができる――と思いこんでいた?


まぁよくもこんなにぽんぽんと色々起こるもんだなぁと首を傾げる今日この頃です。押忍、春九堂です。押忍。

つくづくネタ体質というかトラブル体質というか、自分がそういうものだとは自覚していましたが、この歳になって20周年記念連続更新なんてのをやっている間にも、よくもまぁこんなにぽんぽん色々な出来事がおこるもんだと我がことながら感心してしまいます。

なにが起こったかといいますとプリンターがぶっ壊れました。それもまさかの在宅仕事の方でおちんぎんの請求書を印刷しなければならないというものすごいタイミングでですよ。確かに相当長い間だましだまし使っていたプリンターなのですが、それでも先々週くらいに印刷したときにはまだ大丈夫だったんですけどねぇ……。一体何がおこったのやらさっぱりわかりません。

まぁそれだけなら「その先々週だかに最後に印刷したところから今日までの間のどこかで寿命が途切れたのであろうよ」という話になるんですが、実は今朝新しいプリンターをAmazonで注文したばっかりなんですよ。本当にびっくりです。



ね、さすがにビビりますよ。しかもこれ自室におくプリンターとして買ったんじゃないんですよね。リビングのFAX&電話がぶっ壊れて、ナンバーディスプレイの液晶がノーナンバーディスプレイになってしまい、家人が不便で仕方が無いというので、じゃあせっかくなんで

・FAXが使える複合機プリンター。
・電話が使えるもはやキメラ化しているものがよい。
・ついでにハガキ印刷ができる程度の性能は欲しい。
・電話機能は子機がついていて当然。
・ナンバーディスプレイ対応も当然。
・迷惑電話対応機能がついていればなおよし。
・印刷コストは低い方がいいなー。

などというワガママのすたみな太郎食べ放題2時間コースみたいな感じのものを探して、みつけたものなんですよね。それにしても、さすがのブラザー。よくこんなキメラマシンつくったな。

で、今朝というか昼ですね。会社の休憩中にブラザーのサポートに電話して、いくつか懸念事項を確認して、購入しても問題ないという結論がでたので、その場でスマホのAmazonアプリから購入したってわけです。便利。Alexa、マンション買って♡(艶めいた甘え声で)(そういうものじゃない)

そんで会社から帰ってきたら今まで使っていたプリンターがご臨終という……。まぁ画像の通り明日には新しいプリンターが届きますし、3Fの自室からWi-Fi接続で2Fのリビングにも繋げるように中継器もつけてあるので、明日中には問題なく請求書は印刷できると思うのですが、本当にタイミング的にびっくりです。



これが若い時分のネタ体質全盛期だったら
「届いたプリンターが即日ぶっ壊れる」くらいにはなるんですが
年寄りにはさすがにキツいので、勘弁してください神様。

(貴重な休日がプリンターセットアップだけで終わる気配は既にありますが……)



[ 2018年10月22日-23:48 ]  



【20周年記念連続更新7/20】ゆゆゆゆゆゆゆーえすえー!


プリンターは無事にセットアップできました。押忍、春九堂です。押忍。

本日は短めに。

先日更新した際に報告したデリケートな部分がデリケートなことになっている案件ですが、色々探したところ「デリケートな皮膚がひび割れたりしたところに塗る専用のクリームが存在する(in メリケン)」ということがわかりました。

「ほうほう、それは如何様なものか、どうなんだいメリケン人」と色々探していたところAmazon.comで3種類ほど販売しているのを確認。レビューにも様々なコメントが書かれていますが、予想以上にデリケートな部分のデリケートな皮膚がデリケートなことになっている男性諸氏が多いことがわかりました。なんだよ、みんな隠すなよ。こういう悩みは分かち合おうぜ。

そんなわけで、速攻でAmazon.comアカウントを作成。

まず第一候補のクリームをカートイン。レジへGO。

「すまねぇなジャップ、こいつはお前んとこには送れねぇんだわ、HA-HA」

すかさず第二候補のクリームをカートイン。レジへGO。

「ジャァアップ! お前んとこには送れねぇよジャアァアップ! lololololol」

なんやメリケン人。ケンカ売ってんのか。竹やりくらすぞコラ。

仕方なく第三候補のクリームをカートイン。レジへGO。

お、大丈夫そうです。早く人体じっけ……試用してみたいので、やや早い便を選択して決済。通過。


そして三日後……。


届きました。
塗ってきました。
今のところ無事です。

(使用感などはまた次回)



[ 2018年10月24日-00:01 ]  



【20周年記念連続更新8/20】てのひらに過剰戦力


届いたものをそのまま紹介しちゃうとステマになりかねないし、使用感には個人差があると思うので、Amazon.comで「penile health cream」あたりで検索してみてください。購入できるヤツがソレです。

この説明をしたせいで、今まで「デリケートな部分がデリケートなことに!」とか濁していたのに、台無しだよコンチクショウ。


さて、そんなわけで使用感です。効くかどうかはわかりませんが、今のところしみたり、激痛がはしったり、かゆくなったり、好奇心とノリと勢いにまけてタイガー○ームを塗布したときのように「あッ?! 熱いよ?! おにんにんが熱い! 熱い熱い熱い熱い熱い!!!」と七転八倒したり七孔憤血したりするようなことにはなっていません。いや、タイガーバー○塗っても七孔憤血したりしませんが。決して真似するんじゃあないぞグリーンボーイ。

特に使用説明書などがついているわけではなく、パッケージに書いてあることが全てというのがメリケンらしいワイルドな感じです。成分的には「ビタミンとか色々放り込んでおいたから、これ塗りゃ皮膚が栄養吸収してそのうち治るさボーイ」という感じです。なんだろうメリケン人のビタミン信仰が強すぎる。練習・ビタミン・神への祈り、みたいな。byハルク・ホーガン。

ぼくのポンコツエンゲレッシュで判読する程度では「1〜2プッシュを掌に出して塗りたくるんだ。一日2回くらいやるといいぜ。シャワー後にやるとよりベストだな。幸運を祈るぜガイズ」って感じのことが書いてあるので、なるほどと掌に2プッシュしてみたのですが……多くね? 明らかに多いよねこれ。塗布する大き……エリアに対して明らかに過剰戦力なんですけど。

あと指示に従って掌に出したら、塗りにくいことこの上ない。右手でデリケートをおさえて、左の指で塗りたくる、もしくは逆ならいいんでしょうけど、掌に出しちまったから右手でデリケートをおさえて、過剰戦力のクリームを掌にのせたまま思考停止しちゃいましたよ。なんだこれ。浴室の鏡に映っている自分の間抜けな姿に絶望ですよ絶望。

乳液塗るみたいに両掌を擦り合わせて伸ばしてから塗布ってみたわけですが、なんか違う。それなら最初から揃えた指先エリアにクリームをプッシュして出した方がええやないか。メリケン人の言葉を真に受けて大失敗ですわコンチクショウ。それともナニか、メリケン人のデリケートはビッグサイズだから掌に出してもそのまま掌で鷲づかみして塗布できるってかか。ケンカ売ってんのかコンチクショウ。


そんなわけで、その後はそのようにして塗り塗りしております。なにやらしっかり擦り込んでマッサージした方がいいっくらいのことも書いてあるので、もぞもぞぐにゅぐにゅぬるぬるしたりもしたわけですが、なんだろうか。これ。新手のプレイかなんかか。



とりあえず現状では期待した効果とは
なんか別の効果が出てしまいそうです。

(ちょっと気持ちいいです……ちょ、ちょっとだぞ! ホットウだぞ!)



[ 2018年10月25日-00:54 ]  



【20周年記念連続更新9/20】右折・左折指示のアームシグナルとか車の人がしらないよね。


押忍。どんなに漕いでも進まないチャリなら一日40km分くらい漕いでリハビリしたりしていました。春九堂です。押忍。

ご存知の方はご存知の通りぼくはバイク乗りなんですが、その前は自転車乗りでした。自転車乗りといっても、ちょっと前に爆発的に流行った後、爆発的に衰退していったロードバイクやスポーツ自転車ではなく、ママチャリです。今から20年以上前の話になりますね。バイクの免許とる前ですから。

自転車の補助輪を外したのは小学校に上がる前。その時は姉のおさがりの自転車、若干ファンシー気味なカラーリングの自転車に乗っていました。その後小学校4年生かそこいらで誕生日プレゼントにじいちゃんがめちゃくちゃかっこいいキッズサイズの自転車を購入してくれまして。そのあたりからですかね、どこか頭のネジが緩んだのは。

どのくらい緩んだかというと「自転車に乗って移動していいのは学区内まで」という、今思えば「徘徊老人ならぬ徘徊学童を出さない為のルール」を、問答無用で無視して、隣の市まで普通に遠征していました。だって駄菓子屋めぐるの楽しかったんですもの。

その後、中学にあがってもその自転車を愛用していたのですが、学区外や隣の市レベルではなく、浦和市(現・さいたま市浦和地区/埼玉県南部)-熊谷市(埼玉県北部)まで、およそ45kmほどを何度も往復したりしていました。なお熊谷市はじいちゃんばあちゃんの家があり、そこに遊びに行っていたわけですね。冒険半分、孫に甘いじいちゃんばあちゃんからの小遣い稼ぎ半分。

そして高校にあがると往復15kmほどの自転車通学になりますので、さすがに大人サイズ……というか26インチサイズでタイヤがぶっとくてフレームもがっちりしている「カマキリブル」なるゴツいママチャリを購入するにいたり、今度はそれで浦和市-熊谷市-秩父王国(秘境)まで遠征したりしていました。秋葉原までもよく行きましたねえ。怖れ知らずですよ。ノーフィアー。


さて、そんなぼくですが、最初は原付の免許、そしてすぐに中免を取得するに至り、自転車から卒業。どこへ行くにもバイクという生活になりました。それこそバイクではデイリー最大移動距離としては東北道を青森IC-岩槻ICノンストップとか、そのくらいの感じくらいの冒険をしてきたわけですが、自宅からほど近い場所に勤めはじめたので、暑い夏の盛りもすぎ、日々自転車で通勤するくらいなら問題なさそうな気候になったので、ちょっと奮発して自転車を買っちゃいました。ブリヂストンのステップクルーズという自転車です。お値段、諭吉さん4人とちょっと。

まだ乗り始めて2週間目ですが、非常によいです。やっぱりママチャリなんですが、なにしろフレームがガッチリしているし、タイヤが太いし、見た目は昔から憧れていたスタイリッシュなクラシックスタイルですし、本当にいうことなしです。なんというかカンタが三角漕ぎしてきそうな感じです。おまえんちおばけやしきー!(回想すべきシーンはそこではない)

購入にあたって、ぼくのような巨デブが乗るということで色々下調べをしてから自転車屋さんで相談した上で決めたんですが、本当に間違いのない買い物だったな、と満足しています。

まぁ調べるっつっても「デブ 自転車」とかで検索すると、質問掲示板に「体重100キロあるんですが、乗っても大丈夫な自転車を教えてください」という「お、これこれ! やっぱ気になるよね〜」と同意しかない質問に対して「自転車が可哀想だから、まずは20キロくらい痩せてから乗れデブ」という国士無双なクソレスが出てきた時点で心折れかけましたけどね。ナメてんのか頸椎捻り切るぞ。

失礼、少々取り乱しました。まぁそんなこんなで快適な自転車ライフを過ごしています。どれだけ漕いでも進まない自転車なら、一時期リハビリのためにアホほど漕いでいましたけどね。結果的には膝壊しましたが。今はそんな無茶はしないですけどね。冒険もしません。さすがにね。

しかしアレですな。大分感覚は戻ってきましたが、バイクに乗っていた時間の方が長いので、しみついたバイクでの運転感覚が抜けきらず、ウインカーがなかったりブレーキランプがなかったりミラーがなかったりすることに、いちいちびくびくしています。気をつけて運転することに繋がるので、悪いことじゃないんでしょうけどね。

しかし右側だけでもミラーは欲しいですね……。お、普通に自転車用のハンドルミラーもあるし、振動感知で自動で点灯するテールライトとかもあるんか……ほうほう……。こっちはクルクルピカピカしてよく目立つ、と。なるほどなるほど……。



……なんか完成予想図がデコチャリみたいになりそうで悩みますね。
(というか小学生が乗りそうな、わんぱく欲張りセットな自転車になりそう)



[ 2018年10月26日-00:20 ]  



【20周年記念連続更新10/20】こいつ数年前に「天ぷらに岩塩、とか云い出すヤツなんなの?」とか云ってました!


プレミアムフライデーなので、晩飯は天ぷらを食べました。まさかの和っ! 押忍、春九堂です。押忍。フライデーっつったってもう土曜の明け方の方が近いよォ!

さて、天ぷらではちくわの磯辺揚げが一番好きです。のり弁に入っているアレです。ソースでいただきます。うまいよね。『孤独のグルメ』風に云うと、「ソースって男の子の味だよね」って感じです。男の子食べたことないからよくわからないけれど(そういう意味の表現ではない)

最近は、揚げたての天ぷらに塩をつけて食べるという贅沢をおぼえてしまいました。おおっ、なんか中年らしくていい感じじゃないですかと自画自賛。おっさんらしくあることになんとなく誇らしさを感じますね。ちょっとなにいってるかよくわかんないですけど、同年代の人だったらなんとなくシンパシー感じてもらえるはず。

なんですかね、そもそも天ぷらに醤油ってそんなに好きな組み合わせではなかったんですよね。嫌いってわけでもないですし、当たり前に受け入れてきていた組み合わせなんですが、小皿に醤油だして、ちょいつけして食べても、ころもに醤油が染みるんで、なんとなく部分的にしょっぱい部分と、天ぷらの味のまんま(つまり油ところもと素材)の部分ってのが出てきてしまって、なんとなく据わりの悪い食い物だったんですよね。ぼくにとっての話ですが。

お醤油さしの空気孔を片方ふさいで、ちょびちょびっと点で振りかけるように醤油を使うという方法もあるわけですが、これも一個一個食べる前にやっていくんじゃどうにも据わりが悪い。

だったらいっそ市販のでもいいですし、醤油とみりんと水と少量の砂糖と顆粒出汁でガッっと煮立てただけの簡易なものでもいいんで、めんつゆ的なものを作って、それにひたして食べた方が、収まりが良いんですよね。不思議なもんです。

他には天ぷらの見た目って基本が白なんで、そこに醤油ってのは黒茶色い醤油がしみつくという感じがして、なんとなーくダメだったのかもしれません。まぁ色々理由は考えようと思えば考えられますし、こじつけようと思えばこじつけられますんで、そこはどうでもよろしいんですけどね。大体「天ぷらの素材の味が醤油に負ける」とか云いだしたら磯辺揚げをソースで喰うとか明らかに矛盾じゃないですか。

かといって別段「○○の天ぷらは抹茶塩でいただくのが最良」だとか「塩でも○○の天ぷらなら海水を海草にかけて天日でつくった○○塩」だとか「○○山脈の岩塩が至高」とか云い出すわけでも云いたいわけでもございません。そういう食の意識高い方々はそういうお仲間と楽しんでいただければ。ええ。

なんでぼくが「天ぷらに塩」となったのかというと、そのようなグルメ的なものではまったくなく、じゃがいもの天ぷらを揚げながら鼻歌交じりに「……これって実質フライドポテトやんな。揚げたてに塩かけて喰ったら、確実にフライドポテトなんじゃね? あ、フライドポテト食べたい!」と思い、実際に試してみたところ、予想以上にフライドポテトだったというところがスタートラインなものなので。この子だいじょうぶかな。ばかなのかな。

それがきっかけで「おれ、てんぷらにしお、うまい、いろいろ、ためす」的な発想で、天ぷら食うときには醤油皿と塩皿と磯辺揚げも揚げればソース皿、麺つゆのストックがあれば麺つゆ器まで用意して食べています。ウッホ。

色々な味で色々楽しむ。ちょいと洗い物増やす程度の小手先でなんとなく食事が豊かになるような気がするので、最近は何を食べるにしても手元調味料で味を微量に変化させて楽しんでいます。


まぁ、いつだってシャバの飯は美味いですが。
(だいじょうぶですよ。もうきれいなからだですから)



[ 2018年10月27日-01:44 ]  



【20周年記念連続更新11/20】今やりたいコスプレは「食べログに接客態度で低評価つけられて炎上、夜逃げ二日前の頑固系ラーメン店主」です。


ハロウイン(10月31日)前最後の週末ということで、今週の土日はなにやらどこもかしこもハロウインや仮装というかコスプレで盛り上がっているようで。楽しそうでなによりです。押忍、春九堂です。押忍。

さて、ここまで短期間でハロウインが遊園地的テーマパークの商業イベントから「割と若い衆から中年まで色々な場所で楽しめる」お祭りになるとは思いませんでした。うーむ、みんなコスプレしたいのんかな。

ぼくは「別に起源とかどうでもええやんけ」派の人間なので、度が過ぎない程度にお祭り騒ぎをするのであれば、ケルトが発祥だろうがメリケンさんが変質させたものであろうが、なんだって構わないと思っています。楽しそうじゃん。

仮装して迷惑にならない程度に騒いで日頃の憂さ晴らしって、近代の庶民の祭りの本質の一つだと思うんですよね。普段着ない浴衣着るのだって「夏祭り」にあわせた仮装だし、お面だってかぶりますしね。歌と踊りの奉納はないですし、起源からは外れてなにかを崇めているわけでも祈りを捧げているわけでもないのでアニミズムは動かないとは思いますが、それだってお祭りはお祭りです。あくまでも迷惑にならない程度にね。


さて、そんなハロウインの仮装ですが、もとはハロウインに死者の霊やら魔女やら精霊がやってきて、場合によっては魂をもっていく的なことをするので、それらから身を護る的な感じで仮面を被ったり仮装をしたりする、つまり自分達も死者や魔女や精霊の格好をして「おれにんげんじゃない」アピールをする……というもんだそうで。

それが時代がうつっていく過程で、ありきたりな死者メイクや仮面やら仮装よりは、ホラー映画よりのゾンビになったり、ホラーヒーローや、悪役のコスプレになったりという感じになっていった、と。なるほどこのあたりの変遷は、映画やドラマというメディアを使って流行を作っていくという手法を生み出したメリケンらしいな、と。

でも、こういう背景を知っていたら、ローカルアレンジで日本独自の伝統怪談ヒロインとか伝統怨霊の仮装をしそうな気配もなくなさそうですが、そういうことが話題にならないあたりに、まだ日本人の祟りへの畏怖が感じられるなーと思ったりもしますね。お岩さんモチーフのかぶり物ラバーマスクとかはありますが、こういうシリーズは別にハロウインの前からありますし。

三大怪談ですと、お岩さんはわかりやすすぎるビジュアルですが、お菊さんやらお露さんになるとモチーフとしてわかりにくすぎますしね。全身ぐしょ濡れで割れてない皿9枚もって陽気に練り歩くのも難しいですし、下げ灯籠を持った妖艶な美女のコスプレで練り歩くのも難易度他界です。というか前提要求が美女って段階で色々問題があるか。今のご時世、どこに地雷が埋まっているかわかりません。

三大怨霊の方も、ズタボロの平安装束で指の爪をはがし顔を青く塗ってボサボサのロンゲで血文字で書いた経典を振り回しながら練り歩くとかレベル高過ぎですし、放電・帯電しながら練り歩くとか、首だけで練り歩くとか不可能ですから、そういうのはできないしやらないって感じなんですかね。

まぁもっとも今時の若い衆には馴染みがなさすぎる日本のオカルトヒロイン・ヒーローだということが一番大きいんでしょうが。


さて、そんなハロウインの仮装くらい別にええやんけ派のぼくですが、まだこれほどハロウインイベントが盛大でなかった二十年以上前に、イベントがあるので仮装をしないかとお誘いをうけたことがあります。コスプレイベントというわけではなく、ハロウインのイベントですね。大学がキリスト教系だったもので、それもあったのかなーという感じです。

で、ざっくりと「ハロウインで仮装するんですが、みやもとさんもどうですか?」って感じで誘われたんです。そこそこ知識はあった方だったので「なるほどガタイのいいキャラクターの仮装要員だな!」光の速さで勘違い「となるとフランケンかレザーフェイスかジェイソンかな……」と考え難易度的に「フランケンはタッパがあるだけでデブではない、却下。レザーフェイスはまぁいけないことはないだろうが人皮マスクとカツラが面倒だしチェーンソー用意できない、却下。となると自前で持っているホッケーマスク(ハンズのオモチャ)で対応できるジェイソンだが……」とあっという間にはじき出し、このように応えました。

「いいですよー。しかし手持ちのアイテムで仮装ってなると、ホッケーマスクのオモチャくらいしかないんでジェイソンモチーフですかね。でもボロボロのツナギはもっていないんで、使い古した柔道着でいいですか。血のりとかつけてもいいようなボロボロのがあるんで。あと手斧も持っていないですしオモチャ買うのも面倒なんで安全性も考えて糸鋸もって『ヴーッ! ン゛ーッ!』っていいながら参加する感じくらいしか出来ないと思いますが」

って。丁寧にお断りされました。解せぬ。

でも、大学構内のイベントとはいえ、そんな不審者がいたら通報待ったなしですしね。悪霊はこないけどおまわりさんはくる、みたいな結果になったら大学卒業できなくなっていたかもしれないので結果オーライなのかもしれません。

なお、このイベント。あとで聞いたところ大学の系列幼稚舎にも出向く予定だったそうです。うん、断られて正解だよ。


あやうくなんの罪もない園児達にトラウマうえつけるところだったよ。
(懐かしいなあ……)



[ 2018年10月28日-03:18 ]  



【20周年記念連続更新12/20】世の中には涙腺を刺激するものがあふれている


おっと、ちょっくら疲れたようです。押忍、春九堂です。押忍。

キーボードに向かってもなんも思い浮かびません。こういうときは過去ネタでもなんでも引っ張ってくれば、あとは勝手にキーボードを叩いているもんなんですけど、さすがのブランクですな。本当になんも思いつきません。やっぱ歳ですなあ。

さて、加齢というと「やだねぇ歳はとりたくねぇもんだ。近頃じゃすっかり涙もろくなっちまってよう……」などという常套文句がありますが、元から割と涙もろい方だったぼくは、最近では何かにつけて涙こぼし過ぎではなかろうかと「メンタルやべーのかな」と心配になるほどです。

アニメ以外全くテレビだのなんだのを見ないので(しかも基本録画再生で済ませる派)、ドラマやらなんやらでということはないのですが、小説を読んでいてがっつり泣きまくることがあります。どうした。

最近ではあれですね。小学生が最高な将棋ライトノベルの『りゅうおうのおしごと!』で、毎巻毎巻涙腺大決壊させられています。色々要素はあるのですが、根底に描かれているのが「人情」なので、本当にズタボロになるまで泣いています。

ぼくは、将棋のルールはすこしは理解しているけれど全く打てない人間なので、知らない世界のリズムに呼び込まれて、さらに女子小学生が最高だったり、女子中学生が最高だったりする紛らせ方の中で、不意打ちのように人情に響かせられてくるので、「あ」と思った次の瞬間にはぐあーっとこみ上げてきてボロボロボローって感じですね。

アニメ化もされて、こちらは色々とぶつ切りな感じではありましたが、原作小説やコミカライズのプロモーションとしては極上の仕上がりだったと思っています。いいもんですなあ、好きな作品がぽんぽこアニメ化されるというのは……。声がついて音楽がついて動くんやで……。


ここのところ土日は出かける予定がなければ読書に費やしているのですが、『りゅうおうのおしごと!』をはじめとして、大半がライトノベルですね。最近では『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』などもオススメで読んでいます。他にもハイファンタジー/異世界系が好きで色々読み漁っています。

タブレットと電子書籍のおかげで、気になったらすぐ読み漁れるのはありがたいもんですね。ハイファンタジー/異世界系は、コミカライズから読み始めて、原作小説を読んで、原作小説でもたりなければ、Web連載分っまで読み漁っています。うーん、楽しい。

ぼくの世代はD&DやT&Tなどの輸入TRPGから、ソードワールド、ロードス島戦記などの国産TRPGなどで、ソードアンドソーサリーの世界に触れていましたが、さほど大きな市民権を手に入れていたジャンルではなかったので、作品数が少なかったんですよね。

今はそうした世代の人がアマチュアで書き手になって、商業に拾われて書籍化されるという流れができているので、この流れは非常にありがたいです。すぐそこに異世界があるわけですからね。書き方も千差万別で、ベースとなっている世界構成にふれたりすると「あ、作者さん絶対同世代やな」などと思ったりしています(笑)。

とにかく活字を読むのが楽しいです。それが良質であれば良質であるほど、という感じですね。


なお、スマホでも読めるように設定しているのですが
昼休みに弁当つつきながら読んでいて
うっかり涙しそうになったりもしています。

(さすがに不審が過ぎる……)



[ 2018年10月29日-01:22 ]  



【20周年記念連続更新13/20】かわるもの、かわらないもの


もう折り返しを過ぎているんですね。毎日更新していたとかわけわかんねぇなあ。どんだけ情熱的だったんだろうか。押忍、春九堂です。押忍。

さて、十年一昔、といいますが二十年ともなれば二昔です。自分でもちょっとなにいってんのかよくわかりませんが、サイト開設した年に生まれたお子さんがいたらもう成人しているわけですよ。すげーな。なにやってんだぼく。

20年前というと1998年。ノストラダムスの大予言まであとわずかというリアル世紀末でした。当時のぼくは大学生。そして2018年現在のぼくは奴隷商人。うーむ、人生どこでなにを踏み外すかよくわかりませんね。大学では児童心理学とか児童文化とかそういうのを専攻していたはずなんですが、なぜ奴隷商人に。踏み外したどころの騒ぎじゃない気がします。

しかし20年経っても、実はあんまり変わっていないんですよねえ。マンガが好き、アニメが好き、本が好き、ホラーが好き、オカルトが好き、料理が好き、お酒が好き、格闘技が好き、プロレスが好き、人妻が好き。何も足さない、何も引かない――。そんなシングルモルトウイスキー山崎のような趣味嗜好です。平穏平穏。いや最後のは若干(?)ヤバいですか。

アレですよ、大学生だった当時に「やっぱ人妻が一番素敵じゃあないですか! 同年代の連中なんか視界にも入りませんよ!」とか云ってると、人妻の皆さんが可愛がってくれるかもしれないという淡い期待もありますし、基本的に年上好みだったということもあったわけですし、CSに加入してアダルトチャンネルが見られるともなれば「ウッヒョォー! 人妻チャンネル! 人妻チャンネル!」とかやっていたわけですがが、四十も過ぎて「自分、人妻が好きで」ってそれただの不倫願望ですからね。普通にあぶねえ。それに人妻といっても普通に歳下も多いわけですしね……。うっぷ、年齢を感じる……!!

しかし何も足さないってのはないですかね。この20年間でダーツに出会いましたし、事故くらってダーツを失いましたし、事故から10年経ってダーツを取り戻しました。未だに結構しっかり練習しています。ゲーム形式ではほとんどやらないですけれどね。あ、CPU戦は時々やっています。エンジョイダーツ勢です。

そして何も引かないってのもないですね。あんまり日本酒を飲まなくなりました。というかお酒自体をあまり飲まなくなりましたね。飲んで月に一度くらい、友人らと飲みに行くくらいのもんです。あとタバコ。一日2箱くらいだったんですが、去年の中頃にVAPE(電子タバコ)に変更して以来、一箱も買っていません。

たまーに紙巻き吸っている友人から一本もらったりすることもありますが、それで「紙巻きに戻りたい!」と思うことはまるでありません。まさかこんなにすっぱりやめられるとはおもいませんでしたねえ。VAPEの方は色々なテイストのをぶかぶかやっていますが。まさかといえば、こんなことこんなことになって自分がプロデュースしたリキッドが市販されることになるとは思ってもみませんでした。人生なにがあるかわかりませんね。

あとは……そうだな、20年前から比べると、自動車が追加されたくらいですかね。事故でダメになったのもあわせて、今では3台目です。軽ですけどね。それなりに乗り回しています。圧倒的にバイクの方が多いですが(笑)。で、あとは自転車が戻ったとか。そのくらいですかねー。


ところでなにも変わらないといえば、今回の20周年記念連続更新開始の際に「応援メール欲しいなー!」とかアッピールしたわけですが、誰一人として励ましのえっちらほいメールを送ってくれないのってどういうことですかね?


連続更新も残すところあと7回。
お待ちしておりますよ……?

(め、めいるみー!)



[ 2018年10月29日-23:44 ]  



【20周年記念連続更新14/20】投げるでも飛ばすでもなく「刺す」。


今日は多分相当数の人をおいてけぼりにします。押忍、春九堂です。押忍。

ぼくはダーツに出会い、一気にハマっていき、そこそこうまくなったなーってところで交通事故で腕は動かねぇわ立ってらんねぇわ指先の感覚は鈍磨しているわ細かい動きはできねぇわで、ダーツから距離をおきました。

んで、なんかしらんですが事故から10年して、唐突に指が動くようになりましてね。まぁそのあたりの顛末は以前このあたりに書いた通りなんですが、それからもそこそこ練習はし続けています。といっても、ゲーム方式はあんまりやらないで、ひたすらブルに投げ続けるという方針ですね。

ダーツというスポーツ。1Rに3本の矢を狙ったところに刺して、その時によって最上のスコアを目指すゲーム。その根本を全く無視した練習方法をしています。さぁここから相当数の人を置いてけぼりにしますよー。

まず第一に、ぼくがダーツをはじめたころは、ソフトダーツがまだ黎明期で、上手い人達はハードダーツでも上手い人達。そして既にある程度以上完成されている方々ばかりでした。となると、ある程度のセオリーがあったわけなんですが、ぼくなんかはそうした情報に惑わされまくりの人でして、上手い人達のプレイDVDなんかを見ては動作分析をして色々試行錯誤し、今考えると本当にばかばかしいレベルというか「宗教かよ」っていうような、なんだかよくわからない理論に騙されたりしていました。ほんとクソですわ。

そのナンチャラ理論が完成されていて、アプローチもセオリーも正解であるならば、それを提唱した人はとっくの昔にとんでもないトッププレイヤーになっているはずですし、薫陶を受けたプレイヤーもトッププレイヤーになっているはずです。そして現状、なっていません。というわけでクソだったということですね。ハハハ。


話は変わって、ぼくは一応学問の単位として解剖学と運動生理学を修めています。理学療法士の専門校に通っていた賜というかなんというか、そんなもんですね。なので、「どうしたらどう動く」というものが根本として叩き込まれています。あとは自身の経験してきた武道の術理を心得ています。今はそこから導き出されているものに基づいてダーツの練習をしています。

ダーツは投擲競技ですが、正確には精密さを競う競技です。というわけで「精密に投擲するという」ことが目標になるわけですが、こう考えると唐突に難しくなります。やること、考えることが多くなりすぎるんですよね。

そもそも「投擲」は「投げる」「飛ばす」ですが、ダーツの結論は「矢を精密にターゲットに刺す」です。というわけで「投げる」も「飛ばす」も不正解ということにしています。

つまり「狙ったところに精密に刺す」これが唯一の正解ということです。

これを行う為には「近くにあるものに精密に刺す」ことをまずしなければならないわけですが、これがそもそも難しいんです。多分一番身近な精密動作は「針の穴に糸を通す」なんですが、これは「片手で針を調整し」「片手で糸を調整し」「合わせる」ということで達成が可能になります。

これが「固定されている針の穴に向けて」「片手で糸を調整して」「穴に通す」だと、物凄く難しくなるんですよね。でもダーツに求められていることってこういうことなんです。「投げる」でも「飛ばす」でもないんです。

さすがに糸だと糸先がヘタってしまって難易度が高まってしまうので、「針の穴に針を通す」にグレードを落とすとしましょう。こうなると「針をつまむ指先」は、強く握りすぎてプルってもダメですね。んで、針の穴と針先の位置関係を「よく見て」、丁寧に刺す。

これがぼくがやっている練習の基本中の基本になります。

これを「立ってやる」さらに「針の穴を目の高さより上に設定」して、距離を「腕が伸びきる距離」までに少しずつ伸ばして行ければレベルアップです。

準備はこれが全てです。


「刺しに行くときに身体が動く」と、まず針の穴に針を通すのは無理です。


見えている針の穴に真っ直ぐ針を進めないと針の穴に針を通すのは無理です。


で、この動作とイメージを徹底的に身体に叩き込みます。


スローラインからボードまでは大体240cm。


スローラインから上腕前腕は出ていますので、実際はそれ以下です。


さて、ここで少し話は変わります。人間は動物ですが、四足方向の動物、ナックルウォークが主体の類人猿、それらと人間が大きく違うのは「2足歩行であること」、そして「本能の中に投擲能力」があるということです。人間の基本スペックスゲーって感じですね。

一説によれば「ものを使ってものを作る」ところから始まったようなのですが(ex:打製石器を作る工程)、そこからさらに「狙ったところにものを投げる」動作になり、「狙ったところに銛を刺す」動作、「狙ったところに槍を刺す」動作へとなっていったという話です。すごいね、人類♡


というわけで前述の「針穴に針を通す」という「狙ったところにものを刺す」ことにまずは大きくリソースを費やし、そこからさきの「たかだか2mちょい」の距離は「人間が基本的に持っている投擲能力」で距離を潰す。「飛ばす・投げる」に自発的なリソースを一切割かない。これが今のぼくの基本思考です。


その上のステップは「刺す」ことに「力」を与えます。この思考方法は「殺傷能力を上げる」です。これは武道経験者でないと若干わかりにくいかもしれませんが「皮膚に刺さる」程度ではなく「急所に一寸刺し込む」という物騒なことを基本思考としています。これはちょっと特殊な筋肉と関節の使い方をするので、少し解説が難しいですね……。また機会があったら解説したいと思います。慣れればすぐなんですけどね。粘土にダーツ刺せば一発です。


そんなわけで、こうした思考方法と練習方法でやっている結果がコチラです。










なお、ゲームの練習にはあんまりなりません。
(これは曲芸のウチね)



[ 2018年10月30日-23:59 ]